😼欧州大戦争:停戦協議:ロシアの出方2025年05月13日 07:34

欧州大戦争:停戦協議:ロシアの出方
欧州大戦争:停戦協議:ロシアの出方


(ロシアとウクライナ 今月15日の直接協議 実現は不透明な情勢)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250513/k10014803941000.html

「プーチン氏は自身の出席を想定していないとみられ、ロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、定例のブリーフィングの中ではこれに反応しませんでした。」

「木曜日の協議でよい結果が出てくるかもしれない。両首脳が行くと信じている」(アメリカのトランプ大統領)

「私は木曜日に中東のどこかにいる。もし役立つと考えればトルコに飛ぶつもりだ」

うーん、サプライズを期待しているんだろうが、プーチンは肩透かしを食らわすだろう。

ロシアは、外相クラスも出さないに違いない(そうなのかあ?)。

「ロシア外務省は12日、ラブロフ外相がトルコのフィダン外相と電話会談を行ったと発表」

「プーチン大統領が今月15日にトルコのイスタンブールでウクライナとの直接協議を行うことを提案したことをめぐって議論した」

怪しい動きがないわけじゃないようだが、これがプーチン自身の行動に繋がる話かどうかは分からない。

ロシアの提案としては、3年前にうち切られたイスタンブール合意の続きをやろうというわけだから、まずは実務者同士で問題のすり合わせから始めるだろう。

「直接協議」は、ロシアとウクライナ「だけ」で行うところに意義があり、お邪魔虫トランプの出る幕はない。

もし、中東に同じタイミングで行くとしても、招かれざる客なわけだ。

表面上、順当な動きとしては以上な感じになるけど、もちろん、一寸先は闇だ。

N社は、ラブロフとフィダン両外相の電話会談について、プーチンの動きと絡めて報じているし、それっぽい話も出ている。

(プーチン氏、ウクライナとの和平交渉に真剣=クレムリン)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/TMKKFR4ZIBJIFNODZL6TDRRL5Q-2025-05-12/

「ウクライナのゼレンスキー大統領がプーチン氏との直接会談を求めたことを受け、現時点ではこれ以上発言できないとした。」(ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官)

プーチン自身によるオーバーコールがかかる可能性を考慮したともとれる(そうなのかあ?)。

ロイターも、そもそもは実務者協議の再開と捉えているからな。

「ウクライナ当局に15日にイスタンブールでの交渉再開を提案する」

ゼレンスキーやトランプの動きは、それを逆手にとって政治的パフォーマンスを演じているだけに見える。

無益だ・・・。

(ロシア、ウクライナ全土にドローン108機発射 欧州の停戦要求直後)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/T7AONNCZNNP4VI7GGQ26JP7V4A-2025-05-12/

「ロシアがウクライナ全土に108機の無人機(ドローン)を発射」

「防空部隊が55機を破壊」

「30機の模擬ドローンも含まれていたが、これらは目標に命中せず、途中で消失」

差し引き20機は目標に命中したことになる。

「ドローンは東部、北部、南部、および中央部で撃墜された。」

「停戦提案は無視され、鉄道インフラへの敵対的な攻撃が続いている」

攻撃が比較的小規模に留まったことも、トルコでの交渉を意識したものかもしれない。

全土に飛ばしたということは、メッセージ的な意味合いも感じられる。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子は正義派じゃない。

ウクライナにおける統治がどうなろうと知ったことではない。

とっととドンパチ止めて、平和に暮らすのが一番だ。

プーチンが出てくるかどうかは最大の関心事だが、ロシアのこれまでの対応を見る限り、その可能性はゼロだろう。

西側には、停戦の提案を無視され、イスタンブールで待ちぼうけを食らわされ、中東まで出向いて待機した無駄足を踏ませられたマイナスだけが残る。

プーチンは、また逃げたと言い募っても、それは遠吠えにしか聞こえない。

プーチンは、この事態の得失を冷静に見極めるだろう。

停戦を焦る米国、他に手がないウクライナ、当事者能力が怪しい欧州。

いや、米国は既に関心を失いつつある。

少なくとも、主導権を発揮して和平を仲介する気は失せた(そうなのかあ?)。

そもそもこれ(ウクライナ紛争)は欧州マターだし、米国はその欧州自身からさえ手を引こうとしている。

時間軸のズレは多少あったとしても、方向性は変わらない。

まあいい。

ひょっとしたら、サプライズが起こらないとも限らない。

が、それは西側にとって好ましいものとは限らんだろうな・・・。