😼中東情勢:無条件降伏とパキスタン2025年06月18日 22:09

中東情勢:無条件降伏とパキスタン
中東情勢:無条件降伏とパキスタン


(トランプ氏、パキスタン軍トップと異例の会談へ-イラン情勢協議か)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-18/SY1LFXDWRGG000

「大統領の公務予定によると、トランプ氏は米東部時間午後1時にホワイトハウスのワシントンで、パキスタンのムニール元帥と昼食会を開く。」

「パキスタン軍および政府は、トランプ氏との会合を確認していない。両国のこうした会談は異例。」

「ムニール元帥はまた、訪米中にルビオ国務長官やヘグセス国防長官とも会談する。」

イランとの仲介に期待がかかるが、直接の事実は以上だ。

先日、インドとのドンパチで、米国に停戦を仲介してもらっているからな。

そのお礼だけかもしれない(そうなのかあ?)。

今のところ、ブルームバーグだけが報じているようだ(未確認)。

トランプは、SNSへの投稿でイランに「無条件降伏」を求めたと言われている。

ハメネイ師はこれを蹴ったと見られているが、どうなるかは分からない。

イランは、軍事的には追い込まれているからな。

(イランの報復攻撃はどんどん強度が低下し、イスラエルの空爆はどんどん大胆に)
https://grandfleet.info/middle-east-afria-related/irans-retaliatory-attacks-have-become-less-and-less-intense-while-israels-airstrikes-have-become-more-and-more-bold/

「17日夜~18日朝までに発射された弾道ミサイルは17発に過ぎず、逆にイスラエル空軍の戦闘機50機以上がテヘランの軍事目標を攻撃」

やれやれ・・・。

制空権を握られ、殆ど一方的に爆撃されている状況だ。

「トランプ大統領は安全保障チームと協議したもののイランを直接攻撃するかどうか決断を下していない」「米軍による武力行使は選択肢の1つに過ぎない」「これまでトランプ大統領は話し合いによる問題解決を支持してきたが、米国が望むような結果は得られないと失望してネタニヤフ首相の主張=武力による核開発計画の阻止に寄り添うようになった」「国防総省の元高官は『欧州や中東地域の戦力強化は譲歩を引き出すための交渉材料としても機能する』『それでもイランが無条件降伏を受け入れる可能性は相当低い』という」(WSJ)

パキスタンに関する記述もある。

「隣国のパキスタンはイランに同情的でも「我々はイスラエルとイランの衝突後、テヘランと如何なる軍事協力も行ってない」「深刻化する中東情勢について米国とも具体的な協議は行っていない」と表明」

ワシントンでのムニール元帥との昼食会は、逆に、手出し無用の封印かも知れないな(未確認)。

「ロシアもイスラエルとイランの両方と関係があるため一方の肩をもつような立場を取っておらず「両国が望めば停戦の仲介を行うと用意があるが、まだイスラエルは停戦を望んでいるようには見えない」と述べて状況の推移を静観」

(「無条件降伏を」イランに圧力強めるアメリカ 軍事作戦参加は)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250618/k10014837991000.html 
 
「イラン当局者は、アメリカがイランに対する攻撃に加われば、最初にイラクにあるアメリカ軍基地を攻撃すると明らかにした」(NYT)

米国も、そう簡単に参戦することは出来ない。

「アメリカの国防当局者は16日、NHKの取材に対し、ヘグセス長官が原子力空母「ニミッツ」を中東を管轄するアメリカ中央軍の管轄地域に派遣するよう指示したことを明らかにし、イランへの圧力をかけるとともにイランからの攻撃に警戒」

(米空母、南シナ海から西進 中東情勢緊迫化)
https://jp.reuters.com/world/us/BOPUNNSNMBOSREGKWYJVFW7ZIQ-2025-06-16/

「 米軍空母「ニミッツ」は16日午前、中東情勢が緊迫する中、南シナ海から西方に向けて航行を開始」

緊迫する中東情勢。

が、浮沈子はあまり気にしていない。

米国が本格的に中東情勢に絡む(直接手を出す)心配はない。

情勢の拡大を押さえ、イランの核開発を断念させることに注力すると見ている。

トランプ政権は、その発足時にイスラエルにバンカーバスターを輸出しているからな。

(米国製「大型」爆弾のイスラエルへの出荷)
https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_141447/

「イスラエル国防省は日曜日、マルコ・ルビオ氏がワシントンの外交トップとして同国を初めて訪問したのに合わせて、米国製の「大型」爆弾の輸送機がイスラエルに到着したと発表した。」

「民間人の死に対する懸念を受けて、ジョー・バイデン前米大統領の政権はイスラエルへの2000ポンド爆弾の出荷を阻止していたが、トランプ大統領は就任後に承認したと伝えられている」

掲載されている写真を見ると、今回話題のものとは大きさが異なるようだ。

(「バンカーバスター」焦点に、トランプ大統領の対イラン戦略で選択肢)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-18/SY0NAYDWLU6800

「介入決めた場合、ウラン濃縮施設の破壊にバンカーバスター必要
バンカーバスター使用はトランプ氏の最も重要な決断の一つになる」

「トランプ氏がイスラエル支援に向け、より直接的な介入を決断した場合は、長距離ステルス爆撃機や空母打撃群、強力な爆弾、部隊などを活用した複数の軍事手段が選択肢となる。B2爆撃機などは現在、米国本土に配備されているが、他の軍事資産は中東地域にすでに展開しているか移動中だ。」

米国大統領が持っている軍事力は巨大だ。

それだけに、その行使には慎重な判断を有する。

イスラエルの求めに応じて介入すれば、交渉による解決の道は閉ざされる。

トランプ政権のスタイルじゃないからな。

それとも、これは例外なのか。

一寸先は闇の中東情勢(まあ、ここはいつもそうですけど)。

ニミッツの火力が使われることがないことを祈ろう・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(深さ60mの地下施設を破壊!バンカーバスターの威力と仕組み。ウクライナでも使用か?)
https://military-channel.site/bunker-buster/

「「地下を破壊」という意味のバンカーバスター「GBU57 MOP」はその名の通り、壮絶な力を持つ。」

うーん、バンカーバスターにも種類があるようだ。

「MOPは長さ6.2m、直径80㎝、重量13トンの巨大な爆弾で、この驚異的な爆弾には2.7トンの強力な爆薬が詰め込まれている。」

「爆弾の全重量に占める爆薬の量は、通常の爆弾の約20%しかない。」

うーん、全重量の20パーセントの間違いだろう。

「爆弾が衝突した際に破壊・変形しない様、肉厚に作られているため」

「ロケットブースターのようなもので落下速度を増加させることで衝撃を強化することも可能」

ブログ記事の画像は、どうやらこいつのようだな。

「この爆弾は、B-52やB-2ステルス戦略爆撃機に搭載される。」

「さらにアメリカは、破壊力の強い「B61 Mod11」という貫通型の戦術核爆弾を持つ。」

いくらなんでも、こいつを使うことはないだろう。

まあ、どうでもいいんですが。

つまり、3月にイスラエルが手にした2000ポンド爆弾程度では、イランの地下核施設を破壊することが出来ないというわけだ。

モサドの特殊作戦とかに期待するしかない。

地上の関連施設だけでは、軍事的に核開発を壊滅させることは出来ないからな。

トランプ政権が、そっちの方策で介入するとなると、中東情勢は不安定さを増すことになるだろう。

力による平和は、力による戦争を招く(まあ、戦争は概ね「力」ですが)。

イスラエルは、そっちを選んだけどな。

米国もつられちゃうかもな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(パキスタン陸軍参謀長、元帥昇格へ インド軍「撃退」を評価)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025052100214&g=int

「元帥は陸軍最高位の名誉称号。1959年に同称号を得た軍事政権のアユブ・カーン大統領(当時)以来、ムニール氏で2人目」

大変な名誉だな・・・。

ムニール元帥の訪米やトランプとの会談を報じている日本語メディアは、やっぱブルームバーグだけだ。

やっぱ、お礼だけかもな・・・。

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