CCRとヘリウム2011年10月20日 23:21

CCRとヘリウム


CCRでは、ディリュエントガスにヘリウムの混合されたトライミックスを使うことがある。

宇宙では水素に次いで2番目に多い元素でありながら(ちなみに、3番目は酸素)、我が国では(フィリピンでも)値段が高いガスである(フィリピンでは、1リットル30セントで詰めてくれる→ちょっと高すぎない?)。

オープンサーキットでは、ドハデに水中にぶちまけてしまう(あーっ、もったいない!)ので、100mに潜ったりしたら、10万円位のガス代は覚悟しておく必要がある。

そこへいくと、CCRはディリュエントガスを循環させてくれるので、1万円位でも十分お釣りがくる(シリンダーに詰めなきゃいけないので)。ガスの消費量としては100分の1位で済むだろう。

この差は大きい。これだけでも、CCRで潜る価値があるというものだ(といっても、ベイルアウトで吸えば、アッという間になくなりますが)。

レジャーダイビングでは、高圧神経症候群のことはあまり気にしなくてもいいのだが(200m潜るなら別ですが)、ヘリウムも万能ではない。熱伝導率が高いため、体温を奪われていくというありがたくない特性がある。CCRの場合は、まだいいのかも知れない。呼気を循環させているのでそれほど気にしなくてもいいかも知れない(まだ、そんなに長時間吸った経験はないので・・・)。

例によって、ヘリウムについてはこのページが詳しい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0

この記事によると、「将来は深刻なヘリウム不足と価格高騰が予測される」そうだから、トライミックスでディープダイビングを楽しむなら、今のうちにせっせと潜っておくに限るようだ。

ちなみに、こんなページもありました。

(ヘリウムがなくなる?)
http://ytsumura.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-095c.html

これは困ったことになりそうですね。まあ、しばらくは大丈夫そうですが。

ヘリウムの採掘地域については、こんなページも。

(ヘリウム資源)
http://research.kek.jp/people/wake/cryo/ss/He-resources.html

またまた、ヘリウムの不足についてのページ。

(最新型飛行船はヘリウム不足で浮かべない)
http://news.livedoor.com/article/detail/5901138/

なんか、心配になってきました。今日はこの辺で。

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