CCRと携帯電話2011年10月27日 20:59

CCRと携帯電話


世の中には携帯電話が溢れている。

人と人とが電波を通じて繋がりあい、意思疎通を図る。

結構なことだ。

最近は「スマホ」とかいう携帯電話もあって、人気である。電車の中でも歩きながらでも、暇さえあればどこでもいじっている。

何をしているのだか、私にはよくわからないが、ゲームとかメールとか、ニュースのチェックなどをしていると思われる。

ツイッターやフェイスブックなども流行っているようだ。

コミュニケーションツールとしての携帯電話は定着して、生活になくてはならないものになっている。

まあ、私の携帯電話は、オーソドックスなやつだが。

CCRはコミュニケーションツールではない。ダイビングツールである。ゲームもできなければインターネットにも接続できない。

定着していないし、流行ってもいない。

陸上では漬物石の代わりくらいにしかならない。

しかし、CCRは人を水中に誘う。目にしたことのない風景や、色とりどりの魚達、見上げる水面の輝きや、青く、どこまでも青い水中の光を見せてくれる。

テレビやパソコン、携帯電話やゲーム機では体験することのない「本物の出会い」を与えてくれる。

便利さや、手軽さとは無縁だが、唯一無二の感動がそこにはある。

ひょっとしたら、その感動を共有する人々の繋がりが生まれるかもしれない。

限りある一度だけの人生。携帯電話もCCRも、私にはどちらも必要だ。

だが、どちらかを選ばなくてはならないのなら、私はCCRの方を選ぶだろう。