官能の極み2012年08月04日 08:19

官能の極み
官能の極み


エンジンの話である。

(AMGの真価がここに。ツインターボチャージャー付6.0L V型12気筒エンジン)
http://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/s-class/amg/

「静粛にしてなめらかなパワーフィールと、想像を絶するパフォーマンス。」、相反する要求を高い次元で実現する。技術の勝利を高らかに謳い上げる。

コピーライターの面目躍如ですな(そうじゃないって!)。

「1,000N・m<102.0kg・m>の最大トルクと、実に463kW<629PS>という驚異的な最高出力を発生。」

500EのM119エンジンの約2倍の性能である。

おまけに、あのゲレンデヴァーゲンにこいつを押し込んで、世界最強のオフロード車を発表した。

(Gクラスカタログ)
http://www.mercedes-benz.co.jp/catalog/g-class/ebook/main/#page=35

宣伝文句はSクラスと同じなのだが、このクルマで官能の極みに達していたら、崖から転げ落ちてしまうことだろう。

究極のロードカーである636馬力のマクラーレンF1とほぼ同じパワー、1.5倍のトルクである。

こんなエンジンを搭載したクルマが、普通に買えて普通に乗れる(3千万以上ですが)。初心者マークでも枯葉マーク(最近はクローバーに変わったようですが)でも、同じように乗れる。限定モデルでもなければ、少量生産でもない(結果的にそうなることはあるかもしれない)。

壮大な無駄、過剰性能、二酸化炭素発生器、ガソリン燃焼釜、夏の焚き火、冬の雪見大福(これは、合ってる?)である。

人間は、罪な存在である。

こんなものを作って、官能の極みなどといっていると、モーゼの十戒に追加されちゃうぞ!。

「汝、隣人のAMGを欲することなかれ」・・・。

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