ナマケモノ2012年08月09日 21:15

ナマケモノ
ナマケモノ


雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

宮澤賢治(ペンネームは宮沢賢治)の遺作、雨ニモマケズのほぼ全文である。

この後に、お経の文句が書いてあるそうだが、余り知られてはいない。

南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼仏
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩

詳しくないので、後で調べておこう(気が向いたら)。

(雨ニモマケズ)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/45630_23908.html

ここで出てくるワタシは、決してナマケモノではない。東奔西走、八面六臂の大活躍である。デクノボーなど、とんでもない。

注目すべきは、その食生活である。

玄米四合は、「小食」のことなのだという。ほんとかなあ?。結構なボリュームがある。しかし、副食物が悲惨だ。味噌と少しの野菜では、力が出ない(賢治自身も菜食であった)。

稲の束を減らしてもらわないと。

戦時中は、「三合」に改竄されていたというから、文学も時の政権の操りものになってしまうということだ。

(雨ニモマケズ:玄米四合)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A8%E3%83%8B%E3%83%A2%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%82%BA#.E7.8E.84.E7.B1.B3.E5.9B.9B.E5.90.88

悲しく、しかし、力強く、自省と理想を綴ったこの書き付けを残して37歳の若さで世を去る。

本題に入る前に、紙数を重ねてしまった。

まあ、いい。

表題に掲げたとおり、ナマケモノという動物がいる。

(ナマケモノ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%8E

この動物が、実にユニークである。

哺乳類のくせに変温動物である。ヘビ、ワニ、カメと同じく、まわりの気温に体温が同調する(というか、発熱量が少ない)。基本的に、動かないわけだ。すぐに猛禽類の餌になってしまう(味はどうなのか)。

成獣でも、1日の食事は8グラムの葉っぱである(排泄は、週に1回)。

年齢を重ねた個体は苔が生えることも!。

ここまでとなると、ハンパではない・・・。

まわりに合わせて、無駄なエネルギーを使わない。流れに身を任せて、逆らわない。考えさせられる処世術である(ちょっと、違うんじゃない?)。

(ナマケモノに会ってきました!)
http://www.magazine9.jp/costarica/100901/

寿命が40歳というのは、すごい!。よく眠ることも大切なことのようだ(見習わなくっちゃ!)。しかし、起きてる時間が半分になると、寿命も半分に換算しなくてはならないのではないか?。

(寝過ぎは早死にの原因となるか 後編)
http://www.hozugawa.net/eukaryota/longsleep2.html

この中に、「Table. E-1 動物の1日当りの推定睡眠量(出典:Meddis,R,"Sleep Instinct" R.K.paul,London (1977))」という表がある。

「哺乳動物は一生で体重1kgあたり30億Jのエネルギーを消費する」とか、興味深い記述もある。

今更、睡眠時間を調節しても、大した影響はないだろう。

ただ、代謝が少ない時は、時間の経過も遅く感じるというので、嫌なことはさっさと済ませて(ストレス溜まりそうです)、デレーッとしている時間を長く取ったほうがいいことになる。

ただ、人間の場合、デブは良く寝るそうだ。悪いやつが多いのだろうか。

今日は、デレデレと色々なことを書いた。楽しい時間は、すぐ過ぎるような気がする。代謝のせいなのかなあ?。

iPhone52012年08月09日 22:54

iPhone5
iPhone5


(iPhone 5の行方はいかに? 成功 or 失敗)
http://www.teach-me.biz/iphone/iphone5/news/120804.html

今年の9月頃に発売されそうだ。専門家(つまり、スクープの)でなくても、予想できるデータが出てきた。

(スマートフォン出荷台数、第2四半期はAndroidがさらに増加)
http://www.rbbtoday.com/article/2012/08/09/92884.html

画像は、ここに掲載されているグラフである。昨年の第3四半期にiOSのシェアが低下しているが、第4四半期では逆に増えている。もちろん、iPhone 4Sの発売があったわけだ。

ネットで確認すると、2011年10月14日発売とある。

画像のグラフは、このときの状況に酷似している。第3四半期のシェアが落ちることは確実な情勢となった。

しかし、問題は、ウインドウズフォンの体たらくである。鳴かず飛ばずどころか、シンビアンOSとの合計のシェアを落としている。乗り換えに失敗しているとしか思えない。

そして、留まるところを知らないアンドロイドOSの躍進!。破竹の勢いというか、向かうところ敵無しというか、かつてのガラケーにおける、iトロンのような状況である。

ということは、いつかアンドロイドも市場からひっそりと消えてなくなる日が来るのか。

検索エンジンには、毎日お世話になっているのだが、本当に欲しいのは、シリのような人間の情報生活をサポートしてくれるアシスタントである。その機能の一つに、検索エンジンがあるわけだ。

アンドロイドが消えてなくなるのは、優れたアシスタント機能をサポートできなくなる時だろう。OSとしての限界が来るのか、アプリケーションの開発がスタックするのか、ハードウェアが見限るのか。

意外に、ウインドウズが支えるようになる可能性もある。高機能OSの方が、アプリの開発期間が短くなる。それだけ、高度なアプリの開発もできる。

問題は、端末ではなくて、サービスを提供するサーバ群の能力と、大量の情報の中から、必要なものを的確に探し出すノウハウだろうな。

今は、コンテンツオリエンテッドな状況になっているが、そのうち、アプリケーションがものをいう時代になるだろう。そのサービスを展開する基盤は、既にインフラとして定着しているからだ(パッケージソフトを売る時代は終わった)。

人間とのインターフェースを司る端末は、持ちやすさ、扱いやすさ、電池寿命、色、薄さ、画面の大きさ、美しさ、軽さといった、「持ち物」としての価値となり、機能自体は、単体では差はなくなるのではないか(オジサンには、スマートフォンは全部同じに見える)。

ネットワーク越しに、どれだけのサービスを提供できるかが勝負である。

だから、大どんでん返しは、いつでも、あっという間に訪れる。今はショボイシェアしかないウインドウズが、その財力に物をいわせて、トップシェアを獲得する事だって十分ありうる。

ただし、鳴かず飛ばずのまま、消えていってしまう事だって、十二分にあり得る。一寸先は闇である。その闇の中に、早ければ来月当たり、iPhone5が忽然と現れるのである。

今日の火星2012年08月09日 23:56

今日の火星
今日の火星


息を呑む鮮明さ。フルサイズの画像を貼り付けてみました。

(Curiosity Looks Away from the Sun)
http://www.nasa.gov/mission_pages/msl/multimedia/pia16010.html

キュリオシティの文字が書いてある板が、前方になる。つまりは、画面上方が前ということ。

以前に掲出した画像でいうと、左上隅の辺りが写っていることになる。

(原子力電池)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/08/07/6533777

この画像は、Navigation camerasで撮影されたとある。

この先、メインのカメラが稼動した時に、どんな画像が見られるか、本当に楽しみである。