イカタコ兵器 ― 2012年08月13日 01:07
イカタコ兵器
「プロメテウス」というリドリー・スコット監督の映画を観て来た(ネタバレ注意!)。
(プロメテウス (映画))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%86%E3%82%A6%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
(オフィシャルサイト)
http://www.foxmovies.jp/prometheus/
画像は、とあるサイトに掲載されている「人類の起源」である。というか、エイリアンの起源といってもいいだろう。
人類は、火星人だったというヨタ話を書いたばかりだが、無論、この映画のことは知らなかった(ホントですよ)。
(故郷の風景? )
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/08/07/6535161
まあ、誰でも考えていることは大差ないということか。
ネタばれサイトを読み漁って、あらすじを頭に入れて、日本語吹き替えで観たので、わかり辛いことはないはずなのだが、良く分からなかった。この映画の言わんとするところを理解するためには、想像力をフル稼動させなければならない。
生命を作ることなど、簡単なことで、神に成り代わって簡単に作れてしまいそうな雰囲気といい、どうみても異種の交配なのに、イカタコができたりエイリアンができちゃうところが、もう、たまらない。
そんなに、簡単にハイブリッドな高等生物が出来るのなら、生物学者は苦労しないだろう。
「エンジニア」という存在が、象徴的な意味で使われている。創造者とか、造物主と同じ意味なのだろうが、イカタコ兵器で人類を滅ぼそうとしている(って、なぜ分かるんだろう?)ところをみると、破壊者としての性格も与えられているのだろう。
映画としては、三流だが、映像は一流だ。
ただ、我々は、もう、CG画像を見慣れてしまっている。3Dにも驚かない(3Dで観ました)。
この手の映画に我々が求めているのは、優れた物語と、綾なす人間模様、そして、困難に打ち勝つ勇気や使命感(科学的な興味とかじゃなくって)、さらには、「我々はどこからきたのか」という根源的な問いへの、真摯な回答(別にエイリアンと兄弟でなくてもいいんですけど)である。
もうちょっと、違う映画に出来たんじゃないか。リドリー・スコットものにしては、期待はずれである。
ブレードランナーの、心臓を鷲掴みにされるような、恐怖と緊張、レプリカントの存在を通して描かれる支配される(殺される)側の不条理、登場する役者たちの骨太の確かな演技。
少し、刃が鈍ったような気がする。
というか、いっぱい詰め込みすぎたようだ。もう少し、深く掘り下げて、一つのテーマを彼らしく描いて欲しかった。
どうやら、続編が出るらしいが、そちらに期待しよう。
「プロメテウス」というリドリー・スコット監督の映画を観て来た(ネタバレ注意!)。
(プロメテウス (映画))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%86%E3%82%A6%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
(オフィシャルサイト)
http://www.foxmovies.jp/prometheus/
画像は、とあるサイトに掲載されている「人類の起源」である。というか、エイリアンの起源といってもいいだろう。
人類は、火星人だったというヨタ話を書いたばかりだが、無論、この映画のことは知らなかった(ホントですよ)。
(故郷の風景? )
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/08/07/6535161
まあ、誰でも考えていることは大差ないということか。
ネタばれサイトを読み漁って、あらすじを頭に入れて、日本語吹き替えで観たので、わかり辛いことはないはずなのだが、良く分からなかった。この映画の言わんとするところを理解するためには、想像力をフル稼動させなければならない。
生命を作ることなど、簡単なことで、神に成り代わって簡単に作れてしまいそうな雰囲気といい、どうみても異種の交配なのに、イカタコができたりエイリアンができちゃうところが、もう、たまらない。
そんなに、簡単にハイブリッドな高等生物が出来るのなら、生物学者は苦労しないだろう。
「エンジニア」という存在が、象徴的な意味で使われている。創造者とか、造物主と同じ意味なのだろうが、イカタコ兵器で人類を滅ぼそうとしている(って、なぜ分かるんだろう?)ところをみると、破壊者としての性格も与えられているのだろう。
映画としては、三流だが、映像は一流だ。
ただ、我々は、もう、CG画像を見慣れてしまっている。3Dにも驚かない(3Dで観ました)。
この手の映画に我々が求めているのは、優れた物語と、綾なす人間模様、そして、困難に打ち勝つ勇気や使命感(科学的な興味とかじゃなくって)、さらには、「我々はどこからきたのか」という根源的な問いへの、真摯な回答(別にエイリアンと兄弟でなくてもいいんですけど)である。
もうちょっと、違う映画に出来たんじゃないか。リドリー・スコットものにしては、期待はずれである。
ブレードランナーの、心臓を鷲掴みにされるような、恐怖と緊張、レプリカントの存在を通して描かれる支配される(殺される)側の不条理、登場する役者たちの骨太の確かな演技。
少し、刃が鈍ったような気がする。
というか、いっぱい詰め込みすぎたようだ。もう少し、深く掘り下げて、一つのテーマを彼らしく描いて欲しかった。
どうやら、続編が出るらしいが、そちらに期待しよう。
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