電子制御 ― 2013年10月03日 00:26
電子制御
いい記事を読んだ。
(<大谷達也「クルマ新談義」>新型ポルシェ911、“新頭脳”で思いっきり&快適を実現 <7>)
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/motorsports/news/201310/CK2013100102100023.html
浮沈子のように、電子制御は物理の法則に従わないからイヤだとか、安上がりにそれなりの性能を実現するための手抜きだなどと、情緒的発言を繰り返すのではなく、電子制御の利点と限界、何が出来て何が出来ないかを丁寧に説明し、ポルシェというメーカーがフィジカルでも、エレクトロニクスでも一流の素材を使って一流の仕上げをしてくるところを、ズバリと突いている。
サスガだ!。
「電子の頭脳を活用して、従来はどちらか1つしか選べなかったいくつかの性能を同時に達成するもの」が電子制御だという。
様々なアクチュエイターを制御して、柔らかさや硬さを1000分の1秒単位でコントロールする。
しかし、そこには限界があるのだ。
「多くの場合、電子制御にできるのは状況に合わせて機械の状態を最適化するだけで、もともと機械が持っている性能を大きく高められるわけではありません。」
魔法の杖ではないのである。
「ポルシェは「最高の機械を作る」ことにかけては世界でトップクラスの自動車メーカーです。」
「たしかにポルシェの製品はどれも高価ですが、彼らの製品がどれだけしっかりと作り込まれているか、機械として高精度に作り込まれているかを知れば、むしろ安いとさえ思えるほどです。」
まあ、浮沈子の感覚から言うと、「安い」とは言えんな。
せいぜい、高すぎるということはないかも知れない、位か。
二千万円は、決して安い買い物ではない。
「その、もともと優れた機械にさまざまな電子制御を盛り込んでいる。だから本当にいいクルマが出来上がるのです。しかも、いい機械と電子制御をただ組み合わせるだけでなく、その両方が最高の性能を発揮できるように、細かな調整も怠らない。」
まさに、鬼に金棒である。
ドイツ人の性格はともかく、ポルシェのクルマ作りに卒がない点については、同感である。
少なくとも、許されたコストの中で、最善を尽くそうとしている。
昔のベンツの方が、その点では徹底していたかもしれない。
技術者が、好きなように設計して、コストを弾き、それに利益を乗せて売値を付け、それでも飛ぶように売れたわけだ。
今のベンツ(ダイムラー社)は、そんなことはしない。
普通の自動車会社である。
コストを削減し、市場を読み、需要に応じたクルマを作って売っている。
ポルシェだって、同じだ。
ボクスターは、オプション無しで600万円弱からラインアップがあるが、同じエンジンを載せた911は、1200万円のクルマである。
何がどう違うのか、浮沈子には分からないが、乗車定員が2倍だから、倍の値付けをしているわけはなかろう。
ロードスターとクーペの違いはあれど、設計の根幹は同じである。
市場を睨んで、バリエーションを展開しているわけだ。
カイエンと、今度出るマカンも、大きさは違っても、同じようなクルマだが、明確に顧客層の違いを意識している。
パナメーラは、大成功というわけにはいかなかったが、とりあえず、スポーツセダンというか、4ドアスポーツカーというか、フル4シーターのスポーツカーという市場があることを証明して見せたわけだ。
500Eが、20年前に証明済みなのだが。
まあいい。
電子制御のエンジン、足回り、エンジンマウントからハンドルまで、どんなシチュエーションでも最適化された特性を発揮する。
ハイブリッドも、その意味ではエンジン特性を走行速度や加速によって最適に保つ電子制御の一つといえるかもしれない。
モーターやバッテリーは、アクチュエイターというわけだな。
それでも、物理の法則を超えて作動させるわけには行かない。
リニアな特性を発揮させても、その先にはデバイスの限界があるのだ。
電子制御の内燃機関が、カルノー効率を超えて回ることはないし、空飛ぶ絨毯のような、一切の摺動抵抗や、慣性運動を示さないサスペンションを実現できるわけでもない。
単なる電気信号を伝達するスイッチとなってしまったステアリングホイールにしても、アクセルペダルにしても、その先にあるエンジンなり、ホイールには、質量や摩擦が存在し、その実在のデバイスの作動特性を超えた性能を発揮させることが出来るわけではないのだ。
当たり前といえば当たり前である。
ただ、その操作を理想的にコントロールすることにより、デバイスの特性を最大限に引き出すことができるわけだな。
ABSがいい例かもしれない。
アイルトン・セナは、1秒間に7回だかブレーキを踏んでいたそうだが、ABSは、同じような動作を、誰でも単に「踏むだけ」で実現できるわけだ。
(ポルシェ 911 ターボ 試乗レポート/大谷達也)
http://autoc-one.jp/porsche/911/report-1465078/
こちらの記事でも、乗り心地の良さに感心している。
スポーツセダンのようだ、と書いている。
そこまでいわれると、ちょとね・・・。
500Eに乗せてあげたくなる。
「“911ターボ”のスポーツ性に不満を覚える向きがそうそういるとは思えない。しかも、こちらは快適性だって確保されているし、発進加速だってGT3より一枚上手。おまけに4WDがもたらす安心感までついてくる。」
全部盛りの911ターボだが、失ったものもある。
「Porsche 911 Turbo|ポルシェ 911 ターボ
重量|1,595 kg」
「Porsche 911 Turbo S|ポルシェ 911 ターボS
重量|1,605 kg」
およそ1.6トンの車両重量が持つ慣性質量は、どんな電子制御技術をもってしても、補償することはできない。
(911 ターボ & ターボ S公開)
http://openers.jp/car/exclusive_auto_collection/porsche/news_911_turbo_turbo_s_991_35925.html
この車を、このままハイブリッドにでもしようものなら、トラック並みの重さになってしまうだろう(電池積めないし)。
一番重いモデルでも、600kgを切っているスーパーセブンと比べてはいけないのだろうが、軽さを失ったボディこそが、はっきりいってGTカーになったポルシェターボの最大の弱点である。
(CSR300 スペック)
http://www.caterham-cars.jp/lineup/csr300/spec.html
「車両重量 kg 575(!)」
しかし、なんだな、このクルマ、ここで出すのは、反則であるな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
電子制御で武装しても、全てに万能になるわけではない。
そんなことは、分かりきった話だ。
排ガスデバイスくらいしか、電子制御の恩恵に預かっていない83タルガは、完全に物理の法則で走っている。
だから、ハンドルやブレーキの不具合は、機械的な要素を詰めていけば、必ず解決する道理である。
「なせばなる なさねばならぬ 何事も ならぬは人の なさぬなけり」
上杉鷹山の名言をもってしても、ならぬものはならないのだが・・・。
いい記事を読んだ。
(<大谷達也「クルマ新談義」>新型ポルシェ911、“新頭脳”で思いっきり&快適を実現 <7>)
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/motorsports/news/201310/CK2013100102100023.html
浮沈子のように、電子制御は物理の法則に従わないからイヤだとか、安上がりにそれなりの性能を実現するための手抜きだなどと、情緒的発言を繰り返すのではなく、電子制御の利点と限界、何が出来て何が出来ないかを丁寧に説明し、ポルシェというメーカーがフィジカルでも、エレクトロニクスでも一流の素材を使って一流の仕上げをしてくるところを、ズバリと突いている。
サスガだ!。
「電子の頭脳を活用して、従来はどちらか1つしか選べなかったいくつかの性能を同時に達成するもの」が電子制御だという。
様々なアクチュエイターを制御して、柔らかさや硬さを1000分の1秒単位でコントロールする。
しかし、そこには限界があるのだ。
「多くの場合、電子制御にできるのは状況に合わせて機械の状態を最適化するだけで、もともと機械が持っている性能を大きく高められるわけではありません。」
魔法の杖ではないのである。
「ポルシェは「最高の機械を作る」ことにかけては世界でトップクラスの自動車メーカーです。」
「たしかにポルシェの製品はどれも高価ですが、彼らの製品がどれだけしっかりと作り込まれているか、機械として高精度に作り込まれているかを知れば、むしろ安いとさえ思えるほどです。」
まあ、浮沈子の感覚から言うと、「安い」とは言えんな。
せいぜい、高すぎるということはないかも知れない、位か。
二千万円は、決して安い買い物ではない。
「その、もともと優れた機械にさまざまな電子制御を盛り込んでいる。だから本当にいいクルマが出来上がるのです。しかも、いい機械と電子制御をただ組み合わせるだけでなく、その両方が最高の性能を発揮できるように、細かな調整も怠らない。」
まさに、鬼に金棒である。
ドイツ人の性格はともかく、ポルシェのクルマ作りに卒がない点については、同感である。
少なくとも、許されたコストの中で、最善を尽くそうとしている。
昔のベンツの方が、その点では徹底していたかもしれない。
技術者が、好きなように設計して、コストを弾き、それに利益を乗せて売値を付け、それでも飛ぶように売れたわけだ。
今のベンツ(ダイムラー社)は、そんなことはしない。
普通の自動車会社である。
コストを削減し、市場を読み、需要に応じたクルマを作って売っている。
ポルシェだって、同じだ。
ボクスターは、オプション無しで600万円弱からラインアップがあるが、同じエンジンを載せた911は、1200万円のクルマである。
何がどう違うのか、浮沈子には分からないが、乗車定員が2倍だから、倍の値付けをしているわけはなかろう。
ロードスターとクーペの違いはあれど、設計の根幹は同じである。
市場を睨んで、バリエーションを展開しているわけだ。
カイエンと、今度出るマカンも、大きさは違っても、同じようなクルマだが、明確に顧客層の違いを意識している。
パナメーラは、大成功というわけにはいかなかったが、とりあえず、スポーツセダンというか、4ドアスポーツカーというか、フル4シーターのスポーツカーという市場があることを証明して見せたわけだ。
500Eが、20年前に証明済みなのだが。
まあいい。
電子制御のエンジン、足回り、エンジンマウントからハンドルまで、どんなシチュエーションでも最適化された特性を発揮する。
ハイブリッドも、その意味ではエンジン特性を走行速度や加速によって最適に保つ電子制御の一つといえるかもしれない。
モーターやバッテリーは、アクチュエイターというわけだな。
それでも、物理の法則を超えて作動させるわけには行かない。
リニアな特性を発揮させても、その先にはデバイスの限界があるのだ。
電子制御の内燃機関が、カルノー効率を超えて回ることはないし、空飛ぶ絨毯のような、一切の摺動抵抗や、慣性運動を示さないサスペンションを実現できるわけでもない。
単なる電気信号を伝達するスイッチとなってしまったステアリングホイールにしても、アクセルペダルにしても、その先にあるエンジンなり、ホイールには、質量や摩擦が存在し、その実在のデバイスの作動特性を超えた性能を発揮させることが出来るわけではないのだ。
当たり前といえば当たり前である。
ただ、その操作を理想的にコントロールすることにより、デバイスの特性を最大限に引き出すことができるわけだな。
ABSがいい例かもしれない。
アイルトン・セナは、1秒間に7回だかブレーキを踏んでいたそうだが、ABSは、同じような動作を、誰でも単に「踏むだけ」で実現できるわけだ。
(ポルシェ 911 ターボ 試乗レポート/大谷達也)
http://autoc-one.jp/porsche/911/report-1465078/
こちらの記事でも、乗り心地の良さに感心している。
スポーツセダンのようだ、と書いている。
そこまでいわれると、ちょとね・・・。
500Eに乗せてあげたくなる。
「“911ターボ”のスポーツ性に不満を覚える向きがそうそういるとは思えない。しかも、こちらは快適性だって確保されているし、発進加速だってGT3より一枚上手。おまけに4WDがもたらす安心感までついてくる。」
全部盛りの911ターボだが、失ったものもある。
「Porsche 911 Turbo|ポルシェ 911 ターボ
重量|1,595 kg」
「Porsche 911 Turbo S|ポルシェ 911 ターボS
重量|1,605 kg」
およそ1.6トンの車両重量が持つ慣性質量は、どんな電子制御技術をもってしても、補償することはできない。
(911 ターボ & ターボ S公開)
http://openers.jp/car/exclusive_auto_collection/porsche/news_911_turbo_turbo_s_991_35925.html
この車を、このままハイブリッドにでもしようものなら、トラック並みの重さになってしまうだろう(電池積めないし)。
一番重いモデルでも、600kgを切っているスーパーセブンと比べてはいけないのだろうが、軽さを失ったボディこそが、はっきりいってGTカーになったポルシェターボの最大の弱点である。
(CSR300 スペック)
http://www.caterham-cars.jp/lineup/csr300/spec.html
「車両重量 kg 575(!)」
しかし、なんだな、このクルマ、ここで出すのは、反則であるな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
電子制御で武装しても、全てに万能になるわけではない。
そんなことは、分かりきった話だ。
排ガスデバイスくらいしか、電子制御の恩恵に預かっていない83タルガは、完全に物理の法則で走っている。
だから、ハンドルやブレーキの不具合は、機械的な要素を詰めていけば、必ず解決する道理である。
「なせばなる なさねばならぬ 何事も ならぬは人の なさぬなけり」
上杉鷹山の名言をもってしても、ならぬものはならないのだが・・・。
ポルシェ顔 ― 2013年10月03日 22:06
ポルシェ顔
911を初めとするポルシェのクルマは、一目見てポルシェと分かる。
(11月ロスでワールドプレミア ポルシェの新型「911ターボカブリオレ」)
http://www.j-cast.com/mono/2013/10/02184520.html
ポルシェ顔(がお)というか、ポルシェ面(づら)というか、そういうものがあるのだ。
カエルのような、目玉が飛び出した、尖った先端を持つ独特のフォルム。
そんなものをアイデンティティーにしなくても、フェラーリみたいに、いかにも空気を切り裂いて走りそうな流線型のカッコの方が、消費者受けするだろうし、ランボのように低く構えたフォルムにすれば、獰猛さを演出することもできるだろう。
しかし、カエル顔である。
目玉の飛び出し方は、浮沈子の乗る83タルガに比べて、991は、はるかに引っ込んではいる。
ではあるが、余計、潰れたカエルに似ているので、カッコ良くなったとばかりもいえない。
カイエンも、マカンも、パナメーラも、もちろん、ボクスターやケイマンも、一家揃ってカエル顔である。
最近は、996(986)のコンビネーションランプで、イメチェンを模索したが、消費者にクソミソに叩かれて、撤回した。
みんな、カエルがスキなのだ!。
そのポイントとなるヘッドランプ(ヘッドライト)に、異変が起きようとしている。
(ヘッドランプのLED化、まずはH4のフォグランプで試してみました。)
http://minkara.carview.co.jp/en/userid/1022698/blog/30755730/
安っぽい放熱ファンが、なにげに不安だが、明るさ、配光ともに十分で、耐久性も申し分なかろう(ファン以外は・・・)。
この製品は、既存のヘッドライトのリフレクターなどに合わせて、置き換え可能な製品だろうが、デザインは自由自在である。
まあるいおメメでなくても、三角でも四角でも、スリット型でも、不定形でも、どんな形のヘッドランプもデザイン可能だ。
(ラフェラーリ 真夜中の極秘公道テスト)
http://minkara.carview.co.jp/en/userid/200045/blog/31154776/
夜間走行する、ラフェラーリの貴重な映像。
既に、完全に実用の域に達している。
浮沈子が言いたいのは、ポルシェのアイデンティティーの象徴であるヘッドランプが、カエル目のデザインをいつまで続けられるかということである。
法令の規制があるので、設置場所については、あまり変化の余地がないかも知れない。
形については、スリット型が主流になるのではないか。
点灯しない昼間には、その存在を目立たなくして、クルマのフォルムのアクセントとして活用し(昼間点灯もアリだな)、夜になれば、僅かな隙間から十分な配光で明るく照らすという、スマートなデザインである。
スリット型のヘッドランプのポルシェって、どうよ?。
実は、914は、そのデザインに近い。
(ポルシェ・914)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB914
リトラクタブルヘッドライトだが、それを閉じたまま、両サイドの車幅灯(ウインカー?)をLEDヘッドライトにするというイメージである。
そもそも、このクルマは、ポルシェの中にあって、異端のデザインである。
フォルクスワーゲンとの共同開発で、エンジンも、水平対向4気筒が載っていた(914-6は、6気筒)。
こんなのもあったな。
(ポルシェ 930ターボ フラットノーズ)
http://enthu-kinki.com/enthucar/porsche/20130402porsche/
ポルシェが、イメチェンを図るには、LEDの登場が追い風になるだろう。
カエルの歌が聞こえてくるのは、今のうちかも知れない・・・。
911を初めとするポルシェのクルマは、一目見てポルシェと分かる。
(11月ロスでワールドプレミア ポルシェの新型「911ターボカブリオレ」)
http://www.j-cast.com/mono/2013/10/02184520.html
ポルシェ顔(がお)というか、ポルシェ面(づら)というか、そういうものがあるのだ。
カエルのような、目玉が飛び出した、尖った先端を持つ独特のフォルム。
そんなものをアイデンティティーにしなくても、フェラーリみたいに、いかにも空気を切り裂いて走りそうな流線型のカッコの方が、消費者受けするだろうし、ランボのように低く構えたフォルムにすれば、獰猛さを演出することもできるだろう。
しかし、カエル顔である。
目玉の飛び出し方は、浮沈子の乗る83タルガに比べて、991は、はるかに引っ込んではいる。
ではあるが、余計、潰れたカエルに似ているので、カッコ良くなったとばかりもいえない。
カイエンも、マカンも、パナメーラも、もちろん、ボクスターやケイマンも、一家揃ってカエル顔である。
最近は、996(986)のコンビネーションランプで、イメチェンを模索したが、消費者にクソミソに叩かれて、撤回した。
みんな、カエルがスキなのだ!。
そのポイントとなるヘッドランプ(ヘッドライト)に、異変が起きようとしている。
(ヘッドランプのLED化、まずはH4のフォグランプで試してみました。)
http://minkara.carview.co.jp/en/userid/1022698/blog/30755730/
安っぽい放熱ファンが、なにげに不安だが、明るさ、配光ともに十分で、耐久性も申し分なかろう(ファン以外は・・・)。
この製品は、既存のヘッドライトのリフレクターなどに合わせて、置き換え可能な製品だろうが、デザインは自由自在である。
まあるいおメメでなくても、三角でも四角でも、スリット型でも、不定形でも、どんな形のヘッドランプもデザイン可能だ。
(ラフェラーリ 真夜中の極秘公道テスト)
http://minkara.carview.co.jp/en/userid/200045/blog/31154776/
夜間走行する、ラフェラーリの貴重な映像。
既に、完全に実用の域に達している。
浮沈子が言いたいのは、ポルシェのアイデンティティーの象徴であるヘッドランプが、カエル目のデザインをいつまで続けられるかということである。
法令の規制があるので、設置場所については、あまり変化の余地がないかも知れない。
形については、スリット型が主流になるのではないか。
点灯しない昼間には、その存在を目立たなくして、クルマのフォルムのアクセントとして活用し(昼間点灯もアリだな)、夜になれば、僅かな隙間から十分な配光で明るく照らすという、スマートなデザインである。
スリット型のヘッドランプのポルシェって、どうよ?。
実は、914は、そのデザインに近い。
(ポルシェ・914)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB914
リトラクタブルヘッドライトだが、それを閉じたまま、両サイドの車幅灯(ウインカー?)をLEDヘッドライトにするというイメージである。
そもそも、このクルマは、ポルシェの中にあって、異端のデザインである。
フォルクスワーゲンとの共同開発で、エンジンも、水平対向4気筒が載っていた(914-6は、6気筒)。
こんなのもあったな。
(ポルシェ 930ターボ フラットノーズ)
http://enthu-kinki.com/enthucar/porsche/20130402porsche/
ポルシェが、イメチェンを図るには、LEDの登場が追い風になるだろう。
カエルの歌が聞こえてくるのは、今のうちかも知れない・・・。
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