911の夜 ― 2014年05月25日 10:35
911の夜
昨夜は久しぶりに83タルガに乗る。
愚弟の運転だが、FDのセブンと違って、シフトがふにゃふにゃしているのでやりにくそうである。
壊さないでね!。
30年以上も昔のクルマである。
カチカチと、気持ちよく決まるシフトではない。
ワイヤーリンケージの、ゆるーいシフトだ。
タイミングや力の掛け方にコツが要る。
浮沈子も、初めは戸惑いながらの運転であった。
クルマに運転を合わせる必要があるのだ。
逆はない!。
しかし、未来のクルマは、ドライバーの癖とか飲み込んで、柔軟に対応するようになるだろう。
いや、そもそも、人間が運転するということ自体がなくなる方向に行くのだから、アジャストするとしたら乗り心地くらいか。
そもそも、シフトとかないし・・・。
浮沈子は、融通の利かない20世紀のクルマを、騙し騙し乗りこなすのが好きだ。
何でもテンコ盛で、イージーなのもいいけれど、扱いづらいクルマを手なずけて(手なずけられて?)、人車一体の走りに嵌った時の気持ち良さを感じるのは、もっと好きだ。
機械は、ある特定の範囲でしか、その性能を発揮できない。
エンジンでいえば、ある特定の回転域でしか、美味しくないのだ。
そこで、トランスミッションによって、その回転域を維持しようとする。
実は、モーターにだって、そういう特性はある。
先日読んだⅰ8の記事に、モーター駆動の前輪に、2段変速装置が組み込まれているとあった(画像参照)。
(イメージを覆す3気筒エンジンのフィーリング)
http://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20140520-20102086-carview/5/
「ちなみにフロントモーターだけで120km/hまで走れるうえに、200km/hオーバーでもモーターはアシストとして働く。専用の2速トランスミッションを高回転が苦手なモーターに組み合わせ、高速領域でも積極的に使えるようにしてある。」
まあ、モーターだって、機械には違いないが。
1時間ほども走ると、強引なシフトを止めて、回転を合わせたシフトのタイミングを飲み込んできたようである。
やれやれ、ほっとした。
壊さないでね・・・。
初夏の夜、空気は湿っていて甘い。
このクルマに乗ると、そういったことに敏感になる(エアコン、ないんで)。
人間に近いクルマ、いや、実際は、人間が合わせているだけかもしれないが、そうした人間側からの歩み寄りを促し、そのお礼として、ツボに嵌った時のスイートな走りを味合わせてくれるクルマ。
前オーナーが載せ換えた3.2リッターエンジンは、低回転でも十分なトルクを発生し、RR構成でトラクションがいいこともあって、特定の速度域では、トルクに乗せた走りを堪能できる。
そう、昔サイパンで乗ったハーレーのようだ。
大排気量エンジン車の、トルクに乗せた走りという意味では、共通のものがある。
ぶんまわして楽しむのもいいが、こういう乗り方も出来るぞと、クルマに教えられた気がした。
いや、分かっちゃいるんですが、やっぱ、こう、床まで踏み抜いて・・・。
ひとしきり、そんな大人しい走りを堪能して、暖かい夜気に当たりながら、FDで帰ってくる。
いや、乗り心地の固いこと!。
これも、前のオーナーが載せ換えたレカロのシートのおかげもあって、83タルガは意外に乗り心地がいい。
不正路面では、古い設計のサスペンションは簡単に馬脚を現すのだが、きちんと舗装された道では、普通の乗用車として乗ることが出来る。
FDのガチな足回りは、まるで路面のでこぼこを拡大するかの如き、盛大な振動で内臓を突き上げる。
腹筋運動にはなるかも!。
いや、このクルマは、そういう走りには向かないだけである。
タイトなワインディングを、横G感じながらブッ飛ばしてナンボのクルマである。
その意味では、FDの方が特定のシチュエーションにフォーカスしたクルマかもしれない。
911は、結構柔軟性があるクルマなのだ。
このクルマは、クセになる。
夜の夜中に、911を転がして、男二人がああでもないこうでもないと言い合っても仕方ないが、どーせ、また乗せてくれといわれるに決まっている。
そういうクルマなのだ。
人間に、一番近いクルマ。
ドライバーに語りかけ、運転という言葉を掛けて欲しいと願っているクルマ・・・。
20世紀は、そういうクルマの時代だったんだと、改めて強く感じる。
昨夜は久しぶりに83タルガに乗る。
愚弟の運転だが、FDのセブンと違って、シフトがふにゃふにゃしているのでやりにくそうである。
壊さないでね!。
30年以上も昔のクルマである。
カチカチと、気持ちよく決まるシフトではない。
ワイヤーリンケージの、ゆるーいシフトだ。
タイミングや力の掛け方にコツが要る。
浮沈子も、初めは戸惑いながらの運転であった。
クルマに運転を合わせる必要があるのだ。
逆はない!。
しかし、未来のクルマは、ドライバーの癖とか飲み込んで、柔軟に対応するようになるだろう。
いや、そもそも、人間が運転するということ自体がなくなる方向に行くのだから、アジャストするとしたら乗り心地くらいか。
そもそも、シフトとかないし・・・。
浮沈子は、融通の利かない20世紀のクルマを、騙し騙し乗りこなすのが好きだ。
何でもテンコ盛で、イージーなのもいいけれど、扱いづらいクルマを手なずけて(手なずけられて?)、人車一体の走りに嵌った時の気持ち良さを感じるのは、もっと好きだ。
機械は、ある特定の範囲でしか、その性能を発揮できない。
エンジンでいえば、ある特定の回転域でしか、美味しくないのだ。
そこで、トランスミッションによって、その回転域を維持しようとする。
実は、モーターにだって、そういう特性はある。
先日読んだⅰ8の記事に、モーター駆動の前輪に、2段変速装置が組み込まれているとあった(画像参照)。
(イメージを覆す3気筒エンジンのフィーリング)
http://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20140520-20102086-carview/5/
「ちなみにフロントモーターだけで120km/hまで走れるうえに、200km/hオーバーでもモーターはアシストとして働く。専用の2速トランスミッションを高回転が苦手なモーターに組み合わせ、高速領域でも積極的に使えるようにしてある。」
まあ、モーターだって、機械には違いないが。
1時間ほども走ると、強引なシフトを止めて、回転を合わせたシフトのタイミングを飲み込んできたようである。
やれやれ、ほっとした。
壊さないでね・・・。
初夏の夜、空気は湿っていて甘い。
このクルマに乗ると、そういったことに敏感になる(エアコン、ないんで)。
人間に近いクルマ、いや、実際は、人間が合わせているだけかもしれないが、そうした人間側からの歩み寄りを促し、そのお礼として、ツボに嵌った時のスイートな走りを味合わせてくれるクルマ。
前オーナーが載せ換えた3.2リッターエンジンは、低回転でも十分なトルクを発生し、RR構成でトラクションがいいこともあって、特定の速度域では、トルクに乗せた走りを堪能できる。
そう、昔サイパンで乗ったハーレーのようだ。
大排気量エンジン車の、トルクに乗せた走りという意味では、共通のものがある。
ぶんまわして楽しむのもいいが、こういう乗り方も出来るぞと、クルマに教えられた気がした。
いや、分かっちゃいるんですが、やっぱ、こう、床まで踏み抜いて・・・。
ひとしきり、そんな大人しい走りを堪能して、暖かい夜気に当たりながら、FDで帰ってくる。
いや、乗り心地の固いこと!。
これも、前のオーナーが載せ換えたレカロのシートのおかげもあって、83タルガは意外に乗り心地がいい。
不正路面では、古い設計のサスペンションは簡単に馬脚を現すのだが、きちんと舗装された道では、普通の乗用車として乗ることが出来る。
FDのガチな足回りは、まるで路面のでこぼこを拡大するかの如き、盛大な振動で内臓を突き上げる。
腹筋運動にはなるかも!。
いや、このクルマは、そういう走りには向かないだけである。
タイトなワインディングを、横G感じながらブッ飛ばしてナンボのクルマである。
その意味では、FDの方が特定のシチュエーションにフォーカスしたクルマかもしれない。
911は、結構柔軟性があるクルマなのだ。
このクルマは、クセになる。
夜の夜中に、911を転がして、男二人がああでもないこうでもないと言い合っても仕方ないが、どーせ、また乗せてくれといわれるに決まっている。
そういうクルマなのだ。
人間に、一番近いクルマ。
ドライバーに語りかけ、運転という言葉を掛けて欲しいと願っているクルマ・・・。
20世紀は、そういうクルマの時代だったんだと、改めて強く感じる。
光学衛星 ― 2014年05月25日 15:18
光学衛星
(光学衛星)
http://www.weblio.jp/content/%E5%85%89%E5%AD%A6%E8%A1%9B%E6%98%9F
「光学センサーを搭載した情報収集衛星。日本では特に、政府が運用する「光学1号機」~「光学4号機」を指すことが多い。」
(Pleiades(プレアデス):光学衛星)
http://www.pasco.co.jp/products/pleiades/
「Pleiadesは、Astrium GEO Information Services傘下のSpot Image社が提供する分解能50 cmカラーの超高解像度光学衛星です。」
民間利用で、既に50cmの解像度を誇っている。
これじゃあ、解像度80cmの衛星上げましょうとかいっても、却下されちゃうのは仕方ないかも。
ALOS-3は、当分上がらないな。
(こうがく‐えいせい〔クワウガクヱイセイ〕【光学衛星】)
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/263186/m0u/
「きわめて分解能が高い光学センサーを搭載する情報収集衛星。日本の安全保障や危機管理を目的として内閣衛星情報センターが運用する光学衛星は、衛星高度約400~600キロメートルの軌道上から、地上にある数十センチメートルの物体を識別することが可能だとされる。」
殆どが、情報収集衛星の光学衛星を指している。
もう、スパイ衛星のことばっかし!。
地球の立体地図を作ったり、レーダー衛星と組み合わせて様々な情報を解析したりするには、欠かせないわけである。
まあ、スパイ衛星だって、別に構わないんですけど。
データの利用、活用ということになると、やはり機密性が高いスパイ衛星ではいろいろとやりにくい。
ここは、商業衛星とスパイ衛星の中間くらいの解像度で、使いやすい仕様の光学観測衛星が必要だろう。
ここで問題になるのが、超低高度衛星技術試験機(SLATS)だな。
レーダー衛星の解像度は、対象物との距離には余り左右されない(レーダーの強度は影響される)。
しかし、光学衛星の場合は、距離が短ければ、その分解像度はリニアに上がる。
スパイ衛星が、場合によっては高度を極端に下げ、詳細な画像を得ようとするのはそのためである。
(偵察衛星:性能)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%B5%E5%AF%9F%E8%A1%9B%E6%98%9F#.E6.80.A7.E8.83.BD
「黎明期の光学偵察衛星の解像度は10メートル前後であったが、現在では30cm以下といわれている。偵察衛星の解像度は衛星の搭載する光学機器等の性能とともに撮影高度も重要である。たとえば、米国の運用する代表的な偵察衛星のKH(キーホール)衛星シリーズの最新型では総重量20トン以上もの巨体を、必要に応じて500km-600kmの通常の軌道高度から150kmまで降りてきて撮影を行なう事で、解像度10cm以下という世界最高レベルの解像度まで引き上げることも可能とされている。」
まあ、どこまで本当か分からないが、こういった「芸当」が出来るようにするためには、相当の運用技術が確立されている必要があるだろうし、衛星の制御を敵国に奪われないようにしないと、とんでもないことになる。
次期光学衛星については、こういった高度コントロールを行うことが求められるだろう。
スパイ衛星としての能力は、同時に災害状況の把握などにも生かせるわけだ。
レーダー衛星との連携も高度化するに違いない。
夜間や、雲や森林に覆われた地上をくまなく観測できるレーダー衛星で、怪しい変化を探知したら、すぐさま光学衛星の高度を落として、高解像度の画像を得るわけだな。
うーん、これは、一体何なんだあ?。
ひょっとしたら、爆発物かも知れないぞ!。
どれどれ、拡大して見てみよう。
こ、これは!・・・。
ネ、猫グソだあ!・・・。
大丈夫、臭いまでは分からない。
そのうち、レーザー光線とか出して、焼却するようになるかも知れない。
さすがに、大出力レーザーを衛星に搭載するというのは大変なので、地上から発射したレーザーを反射して収束させるミラー衛星を併用するというのがよろしい。
段々とSFっぽくなってきてしまった。
光学衛星は、決して軍事用だけではない。
行方不明の徘徊老人を探すとか、携帯電話を埋めてる愉快犯を追跡するとか、殺害した知人に成りすまして出国した犯人を追跡するなど、日常の生活にも活躍するに違いない。
無論、その運用には十分な注意が必要である。
国民のプライバシーが侵害されるようなことがあってはならない。
それでなくても、防犯カメラがあちこちにあって、その画像は当局に押収されて犯行はたちどころに露見することになる。
これに光学衛星が加われば、鬼に金棒であろう。
フライデーという写真雑誌がある。
(フライデー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%BC
芸能人の盗撮ネタで一世を風靡した。
「フジテレビの女子アナウンサーに対するスクープネタが多い」とある。
まあ、どうでもいんですが。
そのうち、光学衛星を使って、スクープ記事が書かれるのも時間の問題かも知れない。
国家安全保障から芸能ネタまで、次期光学衛星を取り巻く状況は予断を許さない(そおかあ?)。
防衛産業ではないが、民需の方が先行して、優れた性能を持つ衛星がバシバシ写真を撮りまくって成功する可能性もある。
金儲けは、ビンボー人から少しずつ、というのは、昔も今も変わらないのだ。
(光学衛星)
http://www.weblio.jp/content/%E5%85%89%E5%AD%A6%E8%A1%9B%E6%98%9F
「光学センサーを搭載した情報収集衛星。日本では特に、政府が運用する「光学1号機」~「光学4号機」を指すことが多い。」
(Pleiades(プレアデス):光学衛星)
http://www.pasco.co.jp/products/pleiades/
「Pleiadesは、Astrium GEO Information Services傘下のSpot Image社が提供する分解能50 cmカラーの超高解像度光学衛星です。」
民間利用で、既に50cmの解像度を誇っている。
これじゃあ、解像度80cmの衛星上げましょうとかいっても、却下されちゃうのは仕方ないかも。
ALOS-3は、当分上がらないな。
(こうがく‐えいせい〔クワウガクヱイセイ〕【光学衛星】)
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/263186/m0u/
「きわめて分解能が高い光学センサーを搭載する情報収集衛星。日本の安全保障や危機管理を目的として内閣衛星情報センターが運用する光学衛星は、衛星高度約400~600キロメートルの軌道上から、地上にある数十センチメートルの物体を識別することが可能だとされる。」
殆どが、情報収集衛星の光学衛星を指している。
もう、スパイ衛星のことばっかし!。
地球の立体地図を作ったり、レーダー衛星と組み合わせて様々な情報を解析したりするには、欠かせないわけである。
まあ、スパイ衛星だって、別に構わないんですけど。
データの利用、活用ということになると、やはり機密性が高いスパイ衛星ではいろいろとやりにくい。
ここは、商業衛星とスパイ衛星の中間くらいの解像度で、使いやすい仕様の光学観測衛星が必要だろう。
ここで問題になるのが、超低高度衛星技術試験機(SLATS)だな。
レーダー衛星の解像度は、対象物との距離には余り左右されない(レーダーの強度は影響される)。
しかし、光学衛星の場合は、距離が短ければ、その分解像度はリニアに上がる。
スパイ衛星が、場合によっては高度を極端に下げ、詳細な画像を得ようとするのはそのためである。
(偵察衛星:性能)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%B5%E5%AF%9F%E8%A1%9B%E6%98%9F#.E6.80.A7.E8.83.BD
「黎明期の光学偵察衛星の解像度は10メートル前後であったが、現在では30cm以下といわれている。偵察衛星の解像度は衛星の搭載する光学機器等の性能とともに撮影高度も重要である。たとえば、米国の運用する代表的な偵察衛星のKH(キーホール)衛星シリーズの最新型では総重量20トン以上もの巨体を、必要に応じて500km-600kmの通常の軌道高度から150kmまで降りてきて撮影を行なう事で、解像度10cm以下という世界最高レベルの解像度まで引き上げることも可能とされている。」
まあ、どこまで本当か分からないが、こういった「芸当」が出来るようにするためには、相当の運用技術が確立されている必要があるだろうし、衛星の制御を敵国に奪われないようにしないと、とんでもないことになる。
次期光学衛星については、こういった高度コントロールを行うことが求められるだろう。
スパイ衛星としての能力は、同時に災害状況の把握などにも生かせるわけだ。
レーダー衛星との連携も高度化するに違いない。
夜間や、雲や森林に覆われた地上をくまなく観測できるレーダー衛星で、怪しい変化を探知したら、すぐさま光学衛星の高度を落として、高解像度の画像を得るわけだな。
うーん、これは、一体何なんだあ?。
ひょっとしたら、爆発物かも知れないぞ!。
どれどれ、拡大して見てみよう。
こ、これは!・・・。
ネ、猫グソだあ!・・・。
大丈夫、臭いまでは分からない。
そのうち、レーザー光線とか出して、焼却するようになるかも知れない。
さすがに、大出力レーザーを衛星に搭載するというのは大変なので、地上から発射したレーザーを反射して収束させるミラー衛星を併用するというのがよろしい。
段々とSFっぽくなってきてしまった。
光学衛星は、決して軍事用だけではない。
行方不明の徘徊老人を探すとか、携帯電話を埋めてる愉快犯を追跡するとか、殺害した知人に成りすまして出国した犯人を追跡するなど、日常の生活にも活躍するに違いない。
無論、その運用には十分な注意が必要である。
国民のプライバシーが侵害されるようなことがあってはならない。
それでなくても、防犯カメラがあちこちにあって、その画像は当局に押収されて犯行はたちどころに露見することになる。
これに光学衛星が加われば、鬼に金棒であろう。
フライデーという写真雑誌がある。
(フライデー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%BC
芸能人の盗撮ネタで一世を風靡した。
「フジテレビの女子アナウンサーに対するスクープネタが多い」とある。
まあ、どうでもいんですが。
そのうち、光学衛星を使って、スクープ記事が書かれるのも時間の問題かも知れない。
国家安全保障から芸能ネタまで、次期光学衛星を取り巻く状況は予断を許さない(そおかあ?)。
防衛産業ではないが、民需の方が先行して、優れた性能を持つ衛星がバシバシ写真を撮りまくって成功する可能性もある。
金儲けは、ビンボー人から少しずつ、というのは、昔も今も変わらないのだ。
マネシカケス ― 2014年05月25日 22:19
マネシカケス
mockingjay。
(mocking)
http://ejje.weblio.jp/content/mocking
「【形容詞】
1 声に出してののしる
(abusing vocally)
her mocking smile 彼女の嘲笑する微笑
2 ふざけていらいらさせること(特に嘲笑によって)
(playfully vexing (especially by ridicule))」
(jay)
http://ejje.weblio.jp/content/jay
「【名詞】【可算名詞】
1【鳥】 カケス,カシドリ.
2《口語》
aおしゃべり.
bしゃれ男.
【語源】
後期ラテン語から; もとは擬音語」
直訳すると、「ノノシリカケス」ということになるのだろうが、日本語としてはいささか品のない名称である。
(「ハンガーゲーム」 原作では、シンボル・アイテムのマネシカケスのブローチはどのような設定だったのか?)
http://blog.goo.ne.jp/dramaticnavi21/e/e53cdb12b8434b8d1d42331e90388dd3
「原作ではマネシカケスについて、少し引用が長くなるが、次のように説明されている。
「キャピトル(注:本作の舞台となる未来の北米地域に誕生した「パネム」という国家の政府が置かれ、支配者層が暮らす都市)は遺伝子操作した多くの動物を武器として利用した。…
そうやって作り出された動物の中にオシャベリカケスという、人間の会話を一言一句そっくりそのまま覚えて繰り返す能力を持つ特殊な鳥がいた。この鳥はいずれもオスばかりで、その帰巣本能を利用して、キャピトルの敵が潜んでいると思われる地域に放たれた。鳥たちはそこで耳にした会話を覚えると、敵の情報を記録するセンターに戻ってくる。…地区の反乱軍は秘密情報がキャピトルにもれていることに気づいた。…偽の情報やキャピトルをこけにしたような会話ばかり流された。…記録センターは閉鎖され、オシャベリカケスは野生化して絶滅するに任せられた。
ところが、この鳥は絶滅しなかった。オシャベリカケスは雌のマネシツグミとつがいになり、鳥の鳴き声と人の歌声の両方を巧みに真似ることができる、まったく新しい種、マネシカケスを生み出した」(文庫版・第1作・上巻p77-78)」
浮沈子は、とりあえず、映画化されている第2巻(文庫本では、上下になっているので4冊目)までを読み終えた。
第1作の映画は観ていない。
この物語については、既にこのブログでも何度か取り上げている。
(ハンガーゲーム)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/05/20/7316576
(キャットニップ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/05/21/7318261
(カットニス)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/05/22/7318420
今回で4回目となる。
まあ、マネシカケスとは、よくぞ訳したものである。
米国ではベストセラーになったようだが、我が国では鳴かず飛ばず(マネシカケスなんだから、ちっとは鳴いたり飛んだりしてもいいんだが)。
興行成績が上がらない映画であるな。
(米国で興収375億円超えの『ハンガー・ゲーム2』は“また”日本でヒットしない?)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20131227/1054317/?ST=life&P=1
「そんなヒット作だが、実は日本での興行は芳しくない。1作目の『ハンガー・ゲーム』は2012年9月28日に全国500スクリーン以上の規模で封切られたものの、最終的な興収は全国公開映画のヒットの目安とされる10億円に遠く届かず、その半分の5億円程度に留まった。」
「原作は、本作の製作総指揮もつとめるスーザン・コリンズによる同名小説。当初は12歳以上を対象としたティーン向けだったが、スティーヴン・キングが「中毒になるほど面白い」と絶賛するなど、大人の読者からも支持を集めベストセラーに。その後、続編にあたる『ハンガー・ゲーム2 燃え広がる炎』『ハンガー・ゲーム3 マネシカケスの少女』が出版され、3部作合計の売り上げは全米だけで5000万部に達している。」
なんで、日本で売れないんだろう?。
第2巻までを読み、第2作の映画だけ観た時点で思うのは、この作品の世界観が我々に馴染まないのではないかということだ。
あるいは、馴染みすぎるから?。
独裁帝国に支配される植民地のような12の地区(どうやら、実際には13あるらしい)とか、殺し合いを生中継するというバトルロワイアル的設定とか。
ストーリーの設定はともかく、小説としての面白さは、ちょっとオトナの男の子には物足りないかな。
カットニス・エバディーンという主人公の一人称での語り口というのも、重要な足枷になっている。
幼稚っぽいのだ。
むろん、それが一方では若い読者を引き寄せているに違いない。
自己中心的で、一方的な見方に固執し、目の前のことに集中しすぎて全体を見渡せない。
「われわれはきみを救出する必要があった。それはきみが”マネシカケス”だからだ、カットニス」
「きみが生きている限り、革命の火は消えない」
「わたしこそ、”マネシカケス”そのもの。キャピトルの思惑に反して生き残った小鳥。地区による反乱の象徴」
こうして、主人公は、自らの存在の意義に気づく。
第3巻「マネシカケスの少女」は、こうして世に出たわけだ。
浮沈子的には、娯楽小説としては、まあまあかなと思う。
ネットで調べて、結末がぼんやり分かっているだけに、展開の面白さを追っていくしかないが、十分楽しめそうだ。
日本で売れないわけが良く分からない。
ゲームとかで、こういう世界は十分堪能していて、むしろ刺激が乏しいのかもしれない。
映画の第2作目も、日本ではそれほど売れなかったようだし。
(全米では年間チャートトップクラスでも日本では公開規模縮小?)
http://ameblo.jp/his0809/entry-11747488108.html
「日本では不評!!
しかし、本作『ハンガー・ゲーム』の人気は日本では悪く、利用者が多いと思われるYahoo!映画などでは、半分以下の評価が400人以上で、続編の本作の評価も半分ほど。
また見ている人数も非常に少なく、かなり冷遇されている。」
「ブスなヒロインが、革命の象徴へと変化していく、心の底を熱くさせる、映画」
「ヒロインがブス!!
いやジェニファー・ローレンス、ブスだわー。もうなんかうける。」
「ブスな平凡な女が、偶像化して、革命の象徴へとなるのだが、本人は何も知らず、生きることに必至で、一番の不確定要素化しているっていう点は面白いかな。」
「映画のラストで最高にブスっだったヒロインのブス加減がどこまで続編以降で神秘的になるのかが楽しみだわ。」
いや、ジェニファー・ローレンスは、決してブスじゃあないですぞ!(オジサン的擁護かあ?)。
まあいい。
父親のイメージと重なる架空の鳥「マネシカケス」。
原作では、カットニスが身に着けているマネシカケスのブローチは、母親の友人だったかつての贄(いけにえ)が身に着けていたものだった。
うーん、なかなか奥が深い設定なわけだ。
さらに、第1巻で、第11地区の贄であったルーのイメージと重なる小鳥。
そして、カットニス自信が、その象徴と看做されて、革命へのシンボルとなる第3巻のストーリー。
マネシカケスを巡る、帝国と革命軍の攻防は、今正にクライマックスを迎えようとしている。
さてと、第3巻を読み始めようかな・・・。
mockingjay。
(mocking)
http://ejje.weblio.jp/content/mocking
「【形容詞】
1 声に出してののしる
(abusing vocally)
her mocking smile 彼女の嘲笑する微笑
2 ふざけていらいらさせること(特に嘲笑によって)
(playfully vexing (especially by ridicule))」
(jay)
http://ejje.weblio.jp/content/jay
「【名詞】【可算名詞】
1【鳥】 カケス,カシドリ.
2《口語》
aおしゃべり.
bしゃれ男.
【語源】
後期ラテン語から; もとは擬音語」
直訳すると、「ノノシリカケス」ということになるのだろうが、日本語としてはいささか品のない名称である。
(「ハンガーゲーム」 原作では、シンボル・アイテムのマネシカケスのブローチはどのような設定だったのか?)
http://blog.goo.ne.jp/dramaticnavi21/e/e53cdb12b8434b8d1d42331e90388dd3
「原作ではマネシカケスについて、少し引用が長くなるが、次のように説明されている。
「キャピトル(注:本作の舞台となる未来の北米地域に誕生した「パネム」という国家の政府が置かれ、支配者層が暮らす都市)は遺伝子操作した多くの動物を武器として利用した。…
そうやって作り出された動物の中にオシャベリカケスという、人間の会話を一言一句そっくりそのまま覚えて繰り返す能力を持つ特殊な鳥がいた。この鳥はいずれもオスばかりで、その帰巣本能を利用して、キャピトルの敵が潜んでいると思われる地域に放たれた。鳥たちはそこで耳にした会話を覚えると、敵の情報を記録するセンターに戻ってくる。…地区の反乱軍は秘密情報がキャピトルにもれていることに気づいた。…偽の情報やキャピトルをこけにしたような会話ばかり流された。…記録センターは閉鎖され、オシャベリカケスは野生化して絶滅するに任せられた。
ところが、この鳥は絶滅しなかった。オシャベリカケスは雌のマネシツグミとつがいになり、鳥の鳴き声と人の歌声の両方を巧みに真似ることができる、まったく新しい種、マネシカケスを生み出した」(文庫版・第1作・上巻p77-78)」
浮沈子は、とりあえず、映画化されている第2巻(文庫本では、上下になっているので4冊目)までを読み終えた。
第1作の映画は観ていない。
この物語については、既にこのブログでも何度か取り上げている。
(ハンガーゲーム)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/05/20/7316576
(キャットニップ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/05/21/7318261
(カットニス)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/05/22/7318420
今回で4回目となる。
まあ、マネシカケスとは、よくぞ訳したものである。
米国ではベストセラーになったようだが、我が国では鳴かず飛ばず(マネシカケスなんだから、ちっとは鳴いたり飛んだりしてもいいんだが)。
興行成績が上がらない映画であるな。
(米国で興収375億円超えの『ハンガー・ゲーム2』は“また”日本でヒットしない?)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20131227/1054317/?ST=life&P=1
「そんなヒット作だが、実は日本での興行は芳しくない。1作目の『ハンガー・ゲーム』は2012年9月28日に全国500スクリーン以上の規模で封切られたものの、最終的な興収は全国公開映画のヒットの目安とされる10億円に遠く届かず、その半分の5億円程度に留まった。」
「原作は、本作の製作総指揮もつとめるスーザン・コリンズによる同名小説。当初は12歳以上を対象としたティーン向けだったが、スティーヴン・キングが「中毒になるほど面白い」と絶賛するなど、大人の読者からも支持を集めベストセラーに。その後、続編にあたる『ハンガー・ゲーム2 燃え広がる炎』『ハンガー・ゲーム3 マネシカケスの少女』が出版され、3部作合計の売り上げは全米だけで5000万部に達している。」
なんで、日本で売れないんだろう?。
第2巻までを読み、第2作の映画だけ観た時点で思うのは、この作品の世界観が我々に馴染まないのではないかということだ。
あるいは、馴染みすぎるから?。
独裁帝国に支配される植民地のような12の地区(どうやら、実際には13あるらしい)とか、殺し合いを生中継するというバトルロワイアル的設定とか。
ストーリーの設定はともかく、小説としての面白さは、ちょっとオトナの男の子には物足りないかな。
カットニス・エバディーンという主人公の一人称での語り口というのも、重要な足枷になっている。
幼稚っぽいのだ。
むろん、それが一方では若い読者を引き寄せているに違いない。
自己中心的で、一方的な見方に固執し、目の前のことに集中しすぎて全体を見渡せない。
「われわれはきみを救出する必要があった。それはきみが”マネシカケス”だからだ、カットニス」
「きみが生きている限り、革命の火は消えない」
「わたしこそ、”マネシカケス”そのもの。キャピトルの思惑に反して生き残った小鳥。地区による反乱の象徴」
こうして、主人公は、自らの存在の意義に気づく。
第3巻「マネシカケスの少女」は、こうして世に出たわけだ。
浮沈子的には、娯楽小説としては、まあまあかなと思う。
ネットで調べて、結末がぼんやり分かっているだけに、展開の面白さを追っていくしかないが、十分楽しめそうだ。
日本で売れないわけが良く分からない。
ゲームとかで、こういう世界は十分堪能していて、むしろ刺激が乏しいのかもしれない。
映画の第2作目も、日本ではそれほど売れなかったようだし。
(全米では年間チャートトップクラスでも日本では公開規模縮小?)
http://ameblo.jp/his0809/entry-11747488108.html
「日本では不評!!
しかし、本作『ハンガー・ゲーム』の人気は日本では悪く、利用者が多いと思われるYahoo!映画などでは、半分以下の評価が400人以上で、続編の本作の評価も半分ほど。
また見ている人数も非常に少なく、かなり冷遇されている。」
「ブスなヒロインが、革命の象徴へと変化していく、心の底を熱くさせる、映画」
「ヒロインがブス!!
いやジェニファー・ローレンス、ブスだわー。もうなんかうける。」
「ブスな平凡な女が、偶像化して、革命の象徴へとなるのだが、本人は何も知らず、生きることに必至で、一番の不確定要素化しているっていう点は面白いかな。」
「映画のラストで最高にブスっだったヒロインのブス加減がどこまで続編以降で神秘的になるのかが楽しみだわ。」
いや、ジェニファー・ローレンスは、決してブスじゃあないですぞ!(オジサン的擁護かあ?)。
まあいい。
父親のイメージと重なる架空の鳥「マネシカケス」。
原作では、カットニスが身に着けているマネシカケスのブローチは、母親の友人だったかつての贄(いけにえ)が身に着けていたものだった。
うーん、なかなか奥が深い設定なわけだ。
さらに、第1巻で、第11地区の贄であったルーのイメージと重なる小鳥。
そして、カットニス自信が、その象徴と看做されて、革命へのシンボルとなる第3巻のストーリー。
マネシカケスを巡る、帝国と革命軍の攻防は、今正にクライマックスを迎えようとしている。
さてと、第3巻を読み始めようかな・・・。
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