🐼変異種:ワクチン接種後の生活:再感染とブレイクスルー感染 ― 2021年06月28日 08:20
変異種:ワクチン接種後の生活:再感染とブレイクスルー感染
まだ、詳細は調べていないんだが、気になる記事を見つけた。
(コロナ感染経験者、ワクチン必要? 専門家「抗体増へ接種を」―1回でも効果十分か)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062600352&g=soc
「横浜市立大の研究チームは、自然感染して回復した250人を調査。その結果、従来株に対して十分な量の中和抗体を持つ割合は感染半年後が98%、1年後は97%だったが、変異株では減ることが分かった。」
自然感染の場合、罹患したタイプのウイルスに対しては、作られた中和抗体の有効性は持続しているが、変異種に対する効果は減殺される。
まあ、だからこその変異種なわけで、当初、異なる系統への罹患は再感染の指標とされていた。
初期のころから、変異種に対する再感染は観察されていたわけだからな。
「長崎大の柳原克紀教授らの研究では、感染経験者の体内にはある程度の量の抗体があるが、米ファイザー製ワクチンを1回接種すると感染未経験者の2回接種時とほぼ同じ十分な量の抗体ができた。」
この話は、少しややっこしい。
自然感染で罹患した抗体保有者に対し、mRNAワクチンをぶち込んだら、抗体が増えたという話だ(2回うってもほぼ同じ量というところは、今は割愛する)。
そもそも、1年後でも97パーセントの抗体があるわけだから、ワクチンうたなくても十分な量ということではないのか(追加:これは浮沈子の勘違いだな:有効な抗体を持っている人の割合が97パーセントということであって、抗体価は相当下がっている(どのくらいかは不明だが、たぶん半分以下だろう)。だから、自然感染で罹患し、1年経った感染経験者にワクチンうって1回で十分な効果以下に戻ったというのはふつーに理解できるわけだ)。
(ファイザー製&モデルナ製のワクチン効果は1年続くのか? 政府内で見解に齟齬)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f0b4a846eb9d87777517b1702445228d8d0cecb
「今年5月、新型コロナの発症を防ぐ中和抗体について、横浜市立大学の研究グループが効果の持続期間を発表している。」
上記の記事の話だな・・・。
「感染から1年を経過した250人の血液を使い、中和抗体が従来型のウイルスをブロックする期間を調べたところ、1年後も抗体が残っていた人は、軽症・無症状の人で96%、中等症と重症の人で100%という高い数字が出た。」
問題は次だ・・・。
「変異型についても調べ、イギリス型に対して中和抗体が1年間続く人は軽症・無症状で79%、重症で95%。インド型では軽症・無症状で69%、重症で95%だった。」
重要な指摘もある。
「両社のワクチンはmRNAを使ったものです。発症予防効果が高いことは間違いありません。ただ、これらのワクチン接種を完了した人の中和抗体が1年持つというエビデンスは取れていない。横浜市立大が調べた中和抗体と予防接種でできる抗体は違うので、現時点では同じ効果があるとは断定できないのです。」
自然感染で出来る抗体と、ワクチン接種により獲得される抗体には違いがある(いずれも複数の抗体ができるが、全て同じというわけではない)。
再感染(自然感染による抗体セットが破られる)とブレイクスルー感染(ワクチン接種による抗体セットが破られる)では、状況がやや異なるということなのかもしれない。
いずれにせよ、変異種に対する発症予防効果が問題になる。
現在のワクチンはどれも、武漢産変異種をベースに開発されている(少なくとも2種のmRNAワクチンはそうだった)。
新型コロナウイルスはその後も変異を続け、世界的流行種だけ見ても、欧州産、英国産、インド産とコロコロ変わっている(「コロ」ナだからな)。
初期の欧州産に対しては、それなりの効果を発揮していたが(既に過去形)、少なくとも南ア産に対しては、顕著な効果の減少を示すワクチンもある(アストラゼネカとか)。
自然感染であれ、ワクチン接種によってであれ、生体内で作られる抗体が問題であって、上手いこと、効果抜群なのを作れるのがよろしいということなわけだ。
ワクチンの効果については、抗体の持続期間が問題にされるけど、変異種との取り合わせについても注意しないとな。
流行が終わった過去の変異種「だけ」に有効な抗体が、100年持続していても何の意味もないからな(生きてねーよ!)。
自然感染で獲得した抗体が、新たな変異種に対して効果が下がることは既に観察されている(横浜市立大)。
ワクチンで獲得した抗体も、変異種との取り合わせによっては効果が減衰する(南ア産とか)。
自然感染であれ、ワクチンであれ、いい抗体を作ってくれるのがよろしい(感染したくはないけど)。
用心しなければならないのは、どっちにしても変異種に対する効果は未知ということなわけだ。
両者は様々な抗体を作るわけだから、中には変異種に対しても有効な奴があるだろうし、そういう抗体を作る能力が高いワクチンなら、高い効果が期待されるということになる。
運が悪いと悪玉抗体なんかも作ってしまうようだし(自然感染では確認済)、ワクチンでそんなもんが出来ちまうことになったら大ごとだ。
幸い、今のところ、そういう報告はない(今後のことは分からない)。
再感染で重症化するケースは、ひょっとしたら初めの感染で作られた悪玉抗体のせいかもしれないな(未確認)。
ワクチン接種が進んで、ブレイクスルー感染が多くなってくれば、そっちの問題も出てくるかもしれない(ブレイクスルー感染での重症化の情報もあるが、悪玉抗体との関連は不明)。
ブレイクスルー感染は、自然感染だからな。
ワクチン接種で作られた抗体と、自然感染で作られる抗体のブレンドになる。
どんな抗体であれ、我々の身体の中で作られる兵器なわけで、区別はないんだろうが、ハイブリッドで最強の抗体が作られるようになるのがよろしい。
ドイツのメルケルは、1回目がアストラゼネカ、2回目がモデルナだったようだ。
(メルケル独首相、2回目はモデルナ製ワクチンを接種 初回はアストラゼネカ製)
https://www.bbc.com/japanese/57577131
「ドイツ政府は22日、アンゲラ・メルケル首相(66)が2回目の新型コロナウイルスワクチン接種で、モデルナ製のワクチンを受けたと発表した。メルケル氏は4月の1回目の接種時、英オックスフォード・アストラゼネカ製を受けている。」
「メーカーの異なるワクチンを打つのは良いことだと専門家は見ている」
意図したのかどうかは別にして、多様な抗体の獲得には効果があるのかも知れない。
安全性はともかく、供給や副反応の観点からの混合接種は、これから広がっていくかもしれない。
1回目2回目の取り合わせだけでなく、今年受ける接種と来年受ける接種で変わるとかな。
確認しておこう。
自然感染とワクチンで獲得される抗体は同じではない。
しかし、両者は我々の身体の中で作られる同種のものだ。
現段階では、変異種に対する効果や持続性については、不明のところがある。
関連する情報には注目していかないとな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
浮沈子は最速の免疫獲得を目指して、既に、接種間隔が短く、2回目の接種から抗体ができる期間も短いファイザー製のワクチンを予約している。
にもかかわらず(だからこそ?)、大規模接種会場(自衛隊)などで扱っているモデルナ製ワクチンのことが気になる今日この頃(隣の芝生は青いからな・・・)。
(モデルナワクチンの特徴は? 高い有効性、腫れる場合も)
https://www.asahi.com/articles/ASP6S5QWTP6QULBJ01C.html
「このワクチンがウイルスを無力化(中和)する能力への影響は、英国で見つかった変異株(アルファ株)では「低下なし~微減」としている。インドで見つかった変異株(デルタ株)についてはわかっていない。」
副反応のデータもある。
「日本人を対象にした治験:
・接種部位の痛み(1回目82.7%、2回目85.0%)
・頭痛(同13.3%、同47.6%)
・疲労(同18.7%、同63.3%)
・筋肉痛(同37.3%、同49.7%)など」
「いずれも接種後1~2日後に現れて、数日続く」
ふーん、ファイザーと同じような感じか。
「特徴的なのは、接種から1週間ほどたった後でも、接種した場所が腫れる反応があることだ。米国では「モデルナ・アーム」などと呼ばれることもある。」
「1回目の接種後、1%ほどの人にみられ、直径10センチ以上の範囲に出ることもあるという。アレルギー反応の一種」
アナフィラキシーについても、同程度の報告があるようだ。
想定される副反応については、接種会場でも対応していると思われる(アドレナリンの用意とかな)。
変異種(特にデルタ)に対する効果が不明なのは仕方がない。
うち始めてから間もないことと、デルタのまん延は、我が国ではこれからだからな。
米国の状況が参考になるけど、あすこは遺伝子解析が十分行われているとは限らないからな。
まあ、どーせ浮沈子はうたないからどうでもいいんですが。
せっかくうったワクチンが、変異種のまん延で効果がなくなったりするとガッカリだが、相手があることなので仕方がない。
今朝書いたように、新たな変異種に対して全く効果がないわけではなく、持続期間についてもこれから検証されていく話だ。
ファイザーでも、モデルナでも、いずれ公的接種の対象となるであろうアストラゼネカや、審査中のJ&J、今後申請されると思われるノババックスなどでも、何らかの形で有効な抗体を作ってくれる役には立つと思われる(希望的観測)。
自然感染を含めて、どれが当たりかは分からないが、少なくともワクチンをうってみなければ始まらない(わざと自然感染する訳にもいかないしな:罹患した場合、浮沈子はハイリスクなのでヤバいし・・・)。
理想的には、どんな抗体が出来るのかをリアルタイムで解析して、流行種とのマッチングで最適なワクチンカクテルを作れるのがいい。
安全性の確認はどーするとか、それでなくてもショボいデータベースしか作れないのに、どーやって管理するんだとか、悪玉抗体を作りやすい体質の人をどう見分けるのかなど、克服すべき課題は多い(そもそも、当局にそういう気は全くないしな)。
オーダーメイド(和製英語だそうです)ワクチンとかを作れるようにならないかな。
流行は、刻々と変化していくから、抗体の持続性はそれ程でなくてもいい(3か月も持てば十分か)。
筋注でなくても、点鼻薬みたいな感じで接種できればなおいい(浮沈子は、緑内障の治療で毎朝目薬差しているから、そういうのでも構わない)。
零下80度とか、ふざけたサプライチェーンではなく、常温で1年くらい保存できるのがよろしい。
自宅で簡単に抗体と流行種とのマッチングが行え(試薬のテープを舐める程度)、データを送ると最適なカクテルワクチン点鼻薬(または目薬)を処方して、近所のかかりつけ薬局にデリバリーしてくれるのがいいな。
今月の流行種はこれとこれだから、今のあなたの抗体とマッチするのは、このワクチンカクテルです・・・。
その時々の浮沈子スペシャルが出来上がる。
なんか、夢のような話だ。
全変異種に効く、スーパーワクチンが出来れば、まあ、それでもかまわない。
その場合は、持続期間の問題が中心になるだろうな。
やっぱ、100年くらいは持って欲しいよな(生きてねーよ!)。
つーか、生まれた時にうっておけば一生持つようなのがよろしい。
ワクチンが進歩すれば、副反応なく、新型コロナに限らず、様々なワクチンを混合してうてるようになるかもしれない。
100種混合ワクチンとか・・・。
まあいい。
今朝は、妄想が激しいようだ。
モデルナのワクチンは、せいぜい新型コロナウイルスの特定の変異種にしか効かないだろう(たぶん)。
持続期間だって、1年持てば御の字だ。
ふん、大したことはないな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(米でJ&Jワクチン接種者への追加投与巡る議論、デルタ株対応で)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-johnson-johnson-boost-idJPKCN2E30OS
当局は、J&Jの追加投与(このワクチンは、本来は1回投与)に慎重で、のらりくらりとかわしているが、手厳しい発言もある。
「スタンフォード大学のマイケル・リン教授は「J&J製ワクチン接種者がコロナに対してそれほど守られていないというのは疑いようがない」とし、「非常に悪い結果を阻止するために近道を取るという原則に照らせば、この問題で頭を悩ます必要さえもない」と強調した。」
まあ、1回でいいと認可した当局にしてみれば、ゴメンナサイ、やっぱ1回じゃダメでした!、というのには抵抗があるだろう(そうなのかあ?)。
「CDCはブースター接種を奨励していない。CDCの諮問委員は最近の公開会合で、ワクチンの免疫効果が弱まると示すデータはまだ多くないと指摘した。」
まあ、とりあえずそう言うだろうな。
J&Jに関する情報は少ないけど、少し前だが、他のワクチンとの比較を交えた記事もある。
(SARS-CoV-2変異株の特徴とワクチン開発の動向)
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/6522
「ジョンソン&ジョンソン社のAd26.COV2.Sもスパイク遺伝子を組み込んだアデノウイルスベクターワクチンである。前述の3種類のワクチンは2回接種が必要である一方、Ad26.COV2.Sは1回のみの接種で良いという特徴がある。」
「日本では承認申請中であるものの、これまでの使用実績からアストラゼネカ社のワクチン同様に、稀なワクチン接種後の血栓症が問題となっている。これを受けて、アメリカでは一時的に接種の中断が勧告されたが、血栓症は極めて稀であり、ワクチン接種による利益が血栓症のリスクを上回るとして接種が再開されている。」
「アデノウイルスベクターワクチンは、mRNAワクチンと比べると有効性が若干劣るものの、概ね70%程度の有効性が期待できる」
浮沈子は勘違いしていたんだが、J&Jワクチンは、南ア産に対しても一定程度の有効率を示している。
「ジョンソン&ジョンソン社のアデノウイルスベクターワクチンも、南アフリカで行われた臨床試験では、感染例の94.5%がB.1.351変異株によるものであったが、全体として64%の有効性を示した(感染例の95%以上が従来株によるものであったアメリカにおける臨床試験での有効性は72%であった。)」
低下率は少ないと言えよう。
アストラゼネカは、惨憺たる有様だったがな(10.4%)。
やれやれ・・・。
ノババックスも、南ア産に対しては顕著な低下を示している。
「承認申請前の米・ノババックス社のDNAワクチンも、従来株に対する有効性が96%であったのに対し、B.1.351変異株に対する有効性は51%であった」
恐るべし、南ア産ベータの威力!。
まあ、どうでもいいんですが。
一番気になるデルタに対してはどーよ!?。
「ファイザー社またはモデルナ社のmRNAワクチンを接種した人の血清の中和活性は、L452R-E484Qの二重変異またはL452R-E484Q-P681Rの三重変異によって3~5分の1に低下し、L452RやE484Qの単独変異でも3~4分の1に低下した」
「別の研究では、B.1.617.1変異株に対してファイザー社のワクチン接種者の血清の中和活性が3分の1に低下(B.1.351変異株に対しては11分の1に低下)したことが報告されている」
ヤバいんじゃね?。
「ファイザー社のワクチンを2回接種した場合、B.1.1.7変異株に対する有効性は93.4%であったが、B.1.617.2変異株に対する有効性は87.9%であった。アストラゼネカ社のワクチンを2回接種した場合、B.1.1.7変異株に対する有効性は66.1%、B.1.617.2変異株に対する有効性は59.8%であった。」
液性免疫だけでは、ワクチンの効果は評価できない。
総体的な疫学的評価を見ないとな・・・。
まだ、詳細は調べていないんだが、気になる記事を見つけた。
(コロナ感染経験者、ワクチン必要? 専門家「抗体増へ接種を」―1回でも効果十分か)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062600352&g=soc
「横浜市立大の研究チームは、自然感染して回復した250人を調査。その結果、従来株に対して十分な量の中和抗体を持つ割合は感染半年後が98%、1年後は97%だったが、変異株では減ることが分かった。」
自然感染の場合、罹患したタイプのウイルスに対しては、作られた中和抗体の有効性は持続しているが、変異種に対する効果は減殺される。
まあ、だからこその変異種なわけで、当初、異なる系統への罹患は再感染の指標とされていた。
初期のころから、変異種に対する再感染は観察されていたわけだからな。
「長崎大の柳原克紀教授らの研究では、感染経験者の体内にはある程度の量の抗体があるが、米ファイザー製ワクチンを1回接種すると感染未経験者の2回接種時とほぼ同じ十分な量の抗体ができた。」
この話は、少しややっこしい。
自然感染で罹患した抗体保有者に対し、mRNAワクチンをぶち込んだら、抗体が増えたという話だ(2回うってもほぼ同じ量というところは、今は割愛する)。
そもそも、1年後でも97パーセントの抗体があるわけだから、ワクチンうたなくても十分な量ということではないのか(追加:これは浮沈子の勘違いだな:有効な抗体を持っている人の割合が97パーセントということであって、抗体価は相当下がっている(どのくらいかは不明だが、たぶん半分以下だろう)。だから、自然感染で罹患し、1年経った感染経験者にワクチンうって1回で十分な効果以下に戻ったというのはふつーに理解できるわけだ)。
(ファイザー製&モデルナ製のワクチン効果は1年続くのか? 政府内で見解に齟齬)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f0b4a846eb9d87777517b1702445228d8d0cecb
「今年5月、新型コロナの発症を防ぐ中和抗体について、横浜市立大学の研究グループが効果の持続期間を発表している。」
上記の記事の話だな・・・。
「感染から1年を経過した250人の血液を使い、中和抗体が従来型のウイルスをブロックする期間を調べたところ、1年後も抗体が残っていた人は、軽症・無症状の人で96%、中等症と重症の人で100%という高い数字が出た。」
問題は次だ・・・。
「変異型についても調べ、イギリス型に対して中和抗体が1年間続く人は軽症・無症状で79%、重症で95%。インド型では軽症・無症状で69%、重症で95%だった。」
重要な指摘もある。
「両社のワクチンはmRNAを使ったものです。発症予防効果が高いことは間違いありません。ただ、これらのワクチン接種を完了した人の中和抗体が1年持つというエビデンスは取れていない。横浜市立大が調べた中和抗体と予防接種でできる抗体は違うので、現時点では同じ効果があるとは断定できないのです。」
自然感染で出来る抗体と、ワクチン接種により獲得される抗体には違いがある(いずれも複数の抗体ができるが、全て同じというわけではない)。
再感染(自然感染による抗体セットが破られる)とブレイクスルー感染(ワクチン接種による抗体セットが破られる)では、状況がやや異なるということなのかもしれない。
いずれにせよ、変異種に対する発症予防効果が問題になる。
現在のワクチンはどれも、武漢産変異種をベースに開発されている(少なくとも2種のmRNAワクチンはそうだった)。
新型コロナウイルスはその後も変異を続け、世界的流行種だけ見ても、欧州産、英国産、インド産とコロコロ変わっている(「コロ」ナだからな)。
初期の欧州産に対しては、それなりの効果を発揮していたが(既に過去形)、少なくとも南ア産に対しては、顕著な効果の減少を示すワクチンもある(アストラゼネカとか)。
自然感染であれ、ワクチン接種によってであれ、生体内で作られる抗体が問題であって、上手いこと、効果抜群なのを作れるのがよろしいということなわけだ。
ワクチンの効果については、抗体の持続期間が問題にされるけど、変異種との取り合わせについても注意しないとな。
流行が終わった過去の変異種「だけ」に有効な抗体が、100年持続していても何の意味もないからな(生きてねーよ!)。
自然感染で獲得した抗体が、新たな変異種に対して効果が下がることは既に観察されている(横浜市立大)。
ワクチンで獲得した抗体も、変異種との取り合わせによっては効果が減衰する(南ア産とか)。
自然感染であれ、ワクチンであれ、いい抗体を作ってくれるのがよろしい(感染したくはないけど)。
用心しなければならないのは、どっちにしても変異種に対する効果は未知ということなわけだ。
両者は様々な抗体を作るわけだから、中には変異種に対しても有効な奴があるだろうし、そういう抗体を作る能力が高いワクチンなら、高い効果が期待されるということになる。
運が悪いと悪玉抗体なんかも作ってしまうようだし(自然感染では確認済)、ワクチンでそんなもんが出来ちまうことになったら大ごとだ。
幸い、今のところ、そういう報告はない(今後のことは分からない)。
再感染で重症化するケースは、ひょっとしたら初めの感染で作られた悪玉抗体のせいかもしれないな(未確認)。
ワクチン接種が進んで、ブレイクスルー感染が多くなってくれば、そっちの問題も出てくるかもしれない(ブレイクスルー感染での重症化の情報もあるが、悪玉抗体との関連は不明)。
ブレイクスルー感染は、自然感染だからな。
ワクチン接種で作られた抗体と、自然感染で作られる抗体のブレンドになる。
どんな抗体であれ、我々の身体の中で作られる兵器なわけで、区別はないんだろうが、ハイブリッドで最強の抗体が作られるようになるのがよろしい。
ドイツのメルケルは、1回目がアストラゼネカ、2回目がモデルナだったようだ。
(メルケル独首相、2回目はモデルナ製ワクチンを接種 初回はアストラゼネカ製)
https://www.bbc.com/japanese/57577131
「ドイツ政府は22日、アンゲラ・メルケル首相(66)が2回目の新型コロナウイルスワクチン接種で、モデルナ製のワクチンを受けたと発表した。メルケル氏は4月の1回目の接種時、英オックスフォード・アストラゼネカ製を受けている。」
「メーカーの異なるワクチンを打つのは良いことだと専門家は見ている」
意図したのかどうかは別にして、多様な抗体の獲得には効果があるのかも知れない。
安全性はともかく、供給や副反応の観点からの混合接種は、これから広がっていくかもしれない。
1回目2回目の取り合わせだけでなく、今年受ける接種と来年受ける接種で変わるとかな。
確認しておこう。
自然感染とワクチンで獲得される抗体は同じではない。
しかし、両者は我々の身体の中で作られる同種のものだ。
現段階では、変異種に対する効果や持続性については、不明のところがある。
関連する情報には注目していかないとな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
浮沈子は最速の免疫獲得を目指して、既に、接種間隔が短く、2回目の接種から抗体ができる期間も短いファイザー製のワクチンを予約している。
にもかかわらず(だからこそ?)、大規模接種会場(自衛隊)などで扱っているモデルナ製ワクチンのことが気になる今日この頃(隣の芝生は青いからな・・・)。
(モデルナワクチンの特徴は? 高い有効性、腫れる場合も)
https://www.asahi.com/articles/ASP6S5QWTP6QULBJ01C.html
「このワクチンがウイルスを無力化(中和)する能力への影響は、英国で見つかった変異株(アルファ株)では「低下なし~微減」としている。インドで見つかった変異株(デルタ株)についてはわかっていない。」
副反応のデータもある。
「日本人を対象にした治験:
・接種部位の痛み(1回目82.7%、2回目85.0%)
・頭痛(同13.3%、同47.6%)
・疲労(同18.7%、同63.3%)
・筋肉痛(同37.3%、同49.7%)など」
「いずれも接種後1~2日後に現れて、数日続く」
ふーん、ファイザーと同じような感じか。
「特徴的なのは、接種から1週間ほどたった後でも、接種した場所が腫れる反応があることだ。米国では「モデルナ・アーム」などと呼ばれることもある。」
「1回目の接種後、1%ほどの人にみられ、直径10センチ以上の範囲に出ることもあるという。アレルギー反応の一種」
アナフィラキシーについても、同程度の報告があるようだ。
想定される副反応については、接種会場でも対応していると思われる(アドレナリンの用意とかな)。
変異種(特にデルタ)に対する効果が不明なのは仕方がない。
うち始めてから間もないことと、デルタのまん延は、我が国ではこれからだからな。
米国の状況が参考になるけど、あすこは遺伝子解析が十分行われているとは限らないからな。
まあ、どーせ浮沈子はうたないからどうでもいいんですが。
せっかくうったワクチンが、変異種のまん延で効果がなくなったりするとガッカリだが、相手があることなので仕方がない。
今朝書いたように、新たな変異種に対して全く効果がないわけではなく、持続期間についてもこれから検証されていく話だ。
ファイザーでも、モデルナでも、いずれ公的接種の対象となるであろうアストラゼネカや、審査中のJ&J、今後申請されると思われるノババックスなどでも、何らかの形で有効な抗体を作ってくれる役には立つと思われる(希望的観測)。
自然感染を含めて、どれが当たりかは分からないが、少なくともワクチンをうってみなければ始まらない(わざと自然感染する訳にもいかないしな:罹患した場合、浮沈子はハイリスクなのでヤバいし・・・)。
理想的には、どんな抗体が出来るのかをリアルタイムで解析して、流行種とのマッチングで最適なワクチンカクテルを作れるのがいい。
安全性の確認はどーするとか、それでなくてもショボいデータベースしか作れないのに、どーやって管理するんだとか、悪玉抗体を作りやすい体質の人をどう見分けるのかなど、克服すべき課題は多い(そもそも、当局にそういう気は全くないしな)。
オーダーメイド(和製英語だそうです)ワクチンとかを作れるようにならないかな。
流行は、刻々と変化していくから、抗体の持続性はそれ程でなくてもいい(3か月も持てば十分か)。
筋注でなくても、点鼻薬みたいな感じで接種できればなおいい(浮沈子は、緑内障の治療で毎朝目薬差しているから、そういうのでも構わない)。
零下80度とか、ふざけたサプライチェーンではなく、常温で1年くらい保存できるのがよろしい。
自宅で簡単に抗体と流行種とのマッチングが行え(試薬のテープを舐める程度)、データを送ると最適なカクテルワクチン点鼻薬(または目薬)を処方して、近所のかかりつけ薬局にデリバリーしてくれるのがいいな。
今月の流行種はこれとこれだから、今のあなたの抗体とマッチするのは、このワクチンカクテルです・・・。
その時々の浮沈子スペシャルが出来上がる。
なんか、夢のような話だ。
全変異種に効く、スーパーワクチンが出来れば、まあ、それでもかまわない。
その場合は、持続期間の問題が中心になるだろうな。
やっぱ、100年くらいは持って欲しいよな(生きてねーよ!)。
つーか、生まれた時にうっておけば一生持つようなのがよろしい。
ワクチンが進歩すれば、副反応なく、新型コロナに限らず、様々なワクチンを混合してうてるようになるかもしれない。
100種混合ワクチンとか・・・。
まあいい。
今朝は、妄想が激しいようだ。
モデルナのワクチンは、せいぜい新型コロナウイルスの特定の変異種にしか効かないだろう(たぶん)。
持続期間だって、1年持てば御の字だ。
ふん、大したことはないな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(米でJ&Jワクチン接種者への追加投与巡る議論、デルタ株対応で)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-johnson-johnson-boost-idJPKCN2E30OS
当局は、J&Jの追加投与(このワクチンは、本来は1回投与)に慎重で、のらりくらりとかわしているが、手厳しい発言もある。
「スタンフォード大学のマイケル・リン教授は「J&J製ワクチン接種者がコロナに対してそれほど守られていないというのは疑いようがない」とし、「非常に悪い結果を阻止するために近道を取るという原則に照らせば、この問題で頭を悩ます必要さえもない」と強調した。」
まあ、1回でいいと認可した当局にしてみれば、ゴメンナサイ、やっぱ1回じゃダメでした!、というのには抵抗があるだろう(そうなのかあ?)。
「CDCはブースター接種を奨励していない。CDCの諮問委員は最近の公開会合で、ワクチンの免疫効果が弱まると示すデータはまだ多くないと指摘した。」
まあ、とりあえずそう言うだろうな。
J&Jに関する情報は少ないけど、少し前だが、他のワクチンとの比較を交えた記事もある。
(SARS-CoV-2変異株の特徴とワクチン開発の動向)
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/6522
「ジョンソン&ジョンソン社のAd26.COV2.Sもスパイク遺伝子を組み込んだアデノウイルスベクターワクチンである。前述の3種類のワクチンは2回接種が必要である一方、Ad26.COV2.Sは1回のみの接種で良いという特徴がある。」
「日本では承認申請中であるものの、これまでの使用実績からアストラゼネカ社のワクチン同様に、稀なワクチン接種後の血栓症が問題となっている。これを受けて、アメリカでは一時的に接種の中断が勧告されたが、血栓症は極めて稀であり、ワクチン接種による利益が血栓症のリスクを上回るとして接種が再開されている。」
「アデノウイルスベクターワクチンは、mRNAワクチンと比べると有効性が若干劣るものの、概ね70%程度の有効性が期待できる」
浮沈子は勘違いしていたんだが、J&Jワクチンは、南ア産に対しても一定程度の有効率を示している。
「ジョンソン&ジョンソン社のアデノウイルスベクターワクチンも、南アフリカで行われた臨床試験では、感染例の94.5%がB.1.351変異株によるものであったが、全体として64%の有効性を示した(感染例の95%以上が従来株によるものであったアメリカにおける臨床試験での有効性は72%であった。)」
低下率は少ないと言えよう。
アストラゼネカは、惨憺たる有様だったがな(10.4%)。
やれやれ・・・。
ノババックスも、南ア産に対しては顕著な低下を示している。
「承認申請前の米・ノババックス社のDNAワクチンも、従来株に対する有効性が96%であったのに対し、B.1.351変異株に対する有効性は51%であった」
恐るべし、南ア産ベータの威力!。
まあ、どうでもいいんですが。
一番気になるデルタに対してはどーよ!?。
「ファイザー社またはモデルナ社のmRNAワクチンを接種した人の血清の中和活性は、L452R-E484Qの二重変異またはL452R-E484Q-P681Rの三重変異によって3~5分の1に低下し、L452RやE484Qの単独変異でも3~4分の1に低下した」
「別の研究では、B.1.617.1変異株に対してファイザー社のワクチン接種者の血清の中和活性が3分の1に低下(B.1.351変異株に対しては11分の1に低下)したことが報告されている」
ヤバいんじゃね?。
「ファイザー社のワクチンを2回接種した場合、B.1.1.7変異株に対する有効性は93.4%であったが、B.1.617.2変異株に対する有効性は87.9%であった。アストラゼネカ社のワクチンを2回接種した場合、B.1.1.7変異株に対する有効性は66.1%、B.1.617.2変異株に対する有効性は59.8%であった。」
液性免疫だけでは、ワクチンの効果は評価できない。
総体的な疫学的評価を見ないとな・・・。
🐼変異種:ワクチン接種後の生活:何かが変わるわけではない:流行している間は同じ ― 2021年06月28日 20:30
変異種:ワクチン接種後の生活:何かが変わるわけではない:流行している間は同じ
米国では、ワクチンを接種すると、屋内でもマスクを着用しなくてもよくなるらしい。
(アメリカ保健当局が「新型コロナワクチン接種完了後は原則マスク不要」と発表)
https://gigazine.net/news/20210515-fully-vaccinated-maskless-activities/
「ワクチン接種完了後は複合施設の敷地内でもマスク不要」
「マスク着用が必要になるケースは、連邦・州・地方が施行する法律などとして制限が存在する場合や、企業や職場などの規則として求められた場合、空港や駅などの公共交通機関を利用する場合に限定されます。」
ワクチン生産国であり、潤沢に供給できるから、そういう対応が可能なんだろう。
しかし、流行が継続している期間は、感染防御策(マスク手洗い密禁止:最近の変異種は1密でも感染するからな)の継続が求められる。
米国の感染者や死者は激減しているから、ワクチンの効果が発揮されていることは間違いない。
それでも、感染は終息せずに継続している。
ワクチン非接種者が、一定の割合でいること、ワクチンを接種した人も、確率は低いが感染することがあること、感染力の強い変異種が広がりつつあることなどが考えられる。
米国は、厳格な検疫を行うことはできない。
14日間(最近は10日になったようですが)の停留を例外なく行うなどということになれば、大統領は暗殺されるに決まっている(そんなあ!)。
それでも、流行がある程度の規模に縮小すれば、収束の可能性はある。
積極的疫学調査を行って、濃厚接触者を隔離していくわけだ。
ここでも、米国のハードルは高い。
致死率が低い新型コロナのような、柔な感染症の場合、濃厚接触者を14日遡って特定するなどという作業は、事実上不可能だからな。
米国に限らない。
国民の移動をある程度認めるほとんどの国で、新型コロナの封じ込めは失敗している。
長期のロックダウンを行うのは難しいのだ。
ある程度成功しているのは、オーストラリア、ニュージーランド、中国、北朝鮮、台湾など限られた国だけだ。
これらの国でも、散発的に流入を繰り返し、その都度、積極的疫学調査を掛けて潰しているのが実態だからな。
それが、いつも成功するとは限らない。
感染力が強い変異種が侵入し、一たび市中感染が起これば、瞬く間に広がっていく。
そう考えると、ワクチンを接種したとしても、感染防御策を取るのが順当な対応ということになる。
その国や地域での流行の程度にもよるが、相当程度抑えられていないとな。
誰が感染しているか分からないような状況のもとでは、マスク外して密になるのはマズい・・・。
イスラエルでは、感染者の増加をきっかけに、マスクの着用を再開した様だ(たぶん、屋内だけ?)。
世界最速のワクチン接種を行っている国でも、そういう対応になる。
我が国が、そのレベルに到達するのは、早くても秋の終わりころだ。
ワクチン接種の速度が鈍化してくれば、年越しになる可能性もある。
さらに、感染力やワクチン回避能力が高まった変異種が登場すれば(たぶん、するでしょう!)、せっかく接種したワクチンの効果が減殺される。
せっかく感染者が減ってきたと思ったら、再び増えだすことになるわけだな。
やれやれ・・・。
それでも、ワクチンをうたないという選択をするかどうかはビミョーだ。
重症化予防効果はある程度期待できるからな。
その一点だけでも死守したいところだ。
変異種に対応するワクチン開発と、変異種の出現とのスピード競争になる。
我が国では、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置は、医療資源の状況を見て決められるようだから、当分の間は何らかの社会政策(営業時間の短縮など)が求められるに違いない。
もちろん、マスク外して飲めや歌えの大騒ぎは厳禁だ(まあ、守るかどうかは別ですが)。
ワクチン接種後も、少なくとも年内は同じような感じで推移するに違いない。
全世界でワクチン接種が進み、変異種の登場を抑制し、流行が終息するまでには何年も掛かるだろう。
人類が、未来永劫マスクして生活する種になるというのは考えづらいからな。
急場はワクチンで凌ぐにしても、そのうち、ウイルスに適応して重症化しない体質(!)に変化するかもしれないしな。
んでもって、その頃には、新たな新・新型コロナウイルスが登場して、○○研究所から流出するに決まっているのだ(そうなのかあ?)。
確認しておこう。
ワクチンうっても、当分の間は、何も変わらない。
不要不急の外出を避け、人との距離を取り、屋外でも屋内でもマスクを着用し、外出から帰ったら石鹸で手を洗い、パソコン越しに密になるしかないのだ(どーやって?)。
それが、我が国の現実。
少なくとも、今年いっぱいの現実。
下手したら、来年や再来年の現実になる。
感染して死んじまうようなジジババは、死んじまえばいいという考え方もある(そんなあ!:でも、実際そうだし)。
しかしなあ、新型コロナが長期化すれば、そう言っている連中だって、やがてジジババになるのだ。
ワクチンの接種が、全ての問題を解決してくれるわけではない。
その恩恵と同時に、未解決で残る問題にも目を向けていかないとな。
接種を強制することはできないし(ロシアとか、前言翻して強制し始めたようだけど)。
一定の非接種者の中で、感染は継続する。
ワクチンを接種しても、ブレイクスルー感染は無くならない。
一度感染しても、再感染することもある。
ウイルスは変異し続け、我々はそれに振り回され続けるのだ。
かんべんしてくれ!。
誰もが安心してうてる副反応のない、しかも、あらゆる変異種に効果抜群のスーパーワクチンでも現れない限り、マスク手洗い密回避は続く。
今年いっぱいは、そんな感じだろう。
来年のことは来年考えよう。
東京都の感染者は、今日も前週の同じ曜日を上回り、リバウンドが続いている。
いつか、下降に転じるのか、それとも、このまま増加が続くのか。
最速の免疫を目指しつつ、取り巻く状況の把握も続けないとな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
このブログは、啓発記事みたいにはしたくないんだがな。
一応、押さえるところは押さえとかないとな・・・。
(ワクチン後も対策続けて 効果100%でなく)
https://www.47news.jp/6390495.html
よくまとまってるんだが、コピペできないので要点だけ。
「米国や日本で使われているファイザーなどのワクチンは臨床試験段階で95パーセントの発症予防効果」
「感染を防ぐ効果も高いというデータが新たに得られた。」
CDCの接種完了者に対するマスク着用の原則撤廃はこれを受けたものだという。
もちろん、批判が出るのは当然だ(早過ぎ!)。
「しかし、効果は100%ではなく、日本は接種率も低い。」
「密の回避やマスク着用、せっけんによる手洗いなどの感染予防策は接種後も必要」(画像より)
やること同じなら、ワクチンうたなくても同じじゃね?(そういうことかあ?)。
いやいや、ワクチンうつと1億円当たるかも知れない(米国では、そういう釣りもあったけどな)。
やっぱ、出すもの出さないとな(そうなのかあ?)。
生真面目な我が国では、そういう発想はないんだろうな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
本家(?)厚労省の発行しているリーフレット(新型コロナワクチンを受けた後の注意点)。
(リーフレット:【ファイザー社】接種後の注意点)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000782972.pdf
「ワクチンを受けた後も、マスクの着用など、感染予防対策の継続をお願いします。」
「ワクチンを受けた方は、新型コロナウイルス感染症の発症を予防できると期待されていますが、他の方への感染をどの程度予防できるかはまだ十分にはわかっていません。また、ワクチン接種が徐々に進んでいく段階では、すぐに多くの方が予防接種を受けられるわけではなく、ワクチンを受けた方も受けていない方も、共に社会生活を営んでいくことになります。」
「このため、皆さまに感染予防対策を継続していただくようお願いします。」
「具体的には、「3つの密(密集・密接・密閉)」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行などをお願いします。」
まだ、3密とかいってるところが、やや古い気がするけどな(2021年5月21日版)。
(ファイザー社の新型コロナワクチンについて:リンク元)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html
まだ、最新版のようだ。
まあいい。
そのうち、「密の回避」だけになるかもな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
ちょっとショックを受けた資料を見つけた。
(新型コロナウイルスワクチン接種後の抗体産生に関する報告(第一報) 感染管理室)
https://aomori-kenbyo.jp/archives/110729
「*調査Ⅰの結果から、本ワクチンは有効性は高いものの感染防止効果はないので感染予防は継続する必要がある。なお今回抗体産生がみられなかったものに対して再度の採血等経過観察を行うか検討中である」
501名中、11名は抗体産生がみられなかったとある。
やれやれ・・・。
せっかくワクチンうったって、ちゃんと免疫が付くかどうかは運次第だ(運なのかあ?)。
こんなのもある。
(新型コロナワクチン接種後の抗体について)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/041200/d00203179_d/fil/vacctin1.pdf
「ウイルスの感染の成立を防ぐとされる中和抗体は、S抗体値が既感染者の場合15U/ml以上で獲得するとされているが、1回接種後14日以内では抗体陽性者のうち約24%の者が15U/mLを超えていた。」
この値は覚えておいていいかも知れない。
まあ、1回目の接種じゃ十分な抗体ができないというのは周知だからな。
問題は次だ(4ページ目)。
「新型コロナワクチン2回接種後のS抗体値を年代別に見ると、各年代で高力価の者がほとんどであった。その割合は60代ではやや低かった。」
やっぱ、高齢者は抗体産生能力が低いんだろうな。
やれやれ・・・。
更にこんなのもある。
(新型コロナワクチンで抗体がつきやすい人、つきにくい人)
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/276381?page=3
「2回目の接種から7日後の中和活性は1回目のそれよりもほぼ8倍上昇したものの、2回目接種から30日経つと多くは中和活性は低下し、平均で40%減少していたという。医療従事者223人を対象にした研究結果だ。むろん、これは途中経過でハッキリしたことは言えないが、ワクチンを2回接種しても、その後も打つ必要があるかもしれない。」
せっかく獲得した抗体が、たった1か月で4割も下がっている。
まあ、それでも有効には違いないだろうが(未確認)、うち直しとかになると面倒だな。
やれやれ・・・。
ワクチン接種に浮かれていると、こういうレアな事象を見逃すわけだ。
もちろん、マクロな疫学的評価では、ワクチンは有効とされている。
米国、英国、イスラエルを初めとして、ワクチン接種が進んでいる国では、感染者の顕著な減少が見られる。
新たな変異種とかが気がかりだが、間違いなく効果は出ている。
問題は、それがどれくらい持つのか(有効なのか)、変異種に対してどれ程有効かという点だろう。
ワクチンが付かないとか、十分に付かない、効果が徐々に減少するというミクロな点にも目を向けていかないとな・・・。
米国では、ワクチンを接種すると、屋内でもマスクを着用しなくてもよくなるらしい。
(アメリカ保健当局が「新型コロナワクチン接種完了後は原則マスク不要」と発表)
https://gigazine.net/news/20210515-fully-vaccinated-maskless-activities/
「ワクチン接種完了後は複合施設の敷地内でもマスク不要」
「マスク着用が必要になるケースは、連邦・州・地方が施行する法律などとして制限が存在する場合や、企業や職場などの規則として求められた場合、空港や駅などの公共交通機関を利用する場合に限定されます。」
ワクチン生産国であり、潤沢に供給できるから、そういう対応が可能なんだろう。
しかし、流行が継続している期間は、感染防御策(マスク手洗い密禁止:最近の変異種は1密でも感染するからな)の継続が求められる。
米国の感染者や死者は激減しているから、ワクチンの効果が発揮されていることは間違いない。
それでも、感染は終息せずに継続している。
ワクチン非接種者が、一定の割合でいること、ワクチンを接種した人も、確率は低いが感染することがあること、感染力の強い変異種が広がりつつあることなどが考えられる。
米国は、厳格な検疫を行うことはできない。
14日間(最近は10日になったようですが)の停留を例外なく行うなどということになれば、大統領は暗殺されるに決まっている(そんなあ!)。
それでも、流行がある程度の規模に縮小すれば、収束の可能性はある。
積極的疫学調査を行って、濃厚接触者を隔離していくわけだ。
ここでも、米国のハードルは高い。
致死率が低い新型コロナのような、柔な感染症の場合、濃厚接触者を14日遡って特定するなどという作業は、事実上不可能だからな。
米国に限らない。
国民の移動をある程度認めるほとんどの国で、新型コロナの封じ込めは失敗している。
長期のロックダウンを行うのは難しいのだ。
ある程度成功しているのは、オーストラリア、ニュージーランド、中国、北朝鮮、台湾など限られた国だけだ。
これらの国でも、散発的に流入を繰り返し、その都度、積極的疫学調査を掛けて潰しているのが実態だからな。
それが、いつも成功するとは限らない。
感染力が強い変異種が侵入し、一たび市中感染が起これば、瞬く間に広がっていく。
そう考えると、ワクチンを接種したとしても、感染防御策を取るのが順当な対応ということになる。
その国や地域での流行の程度にもよるが、相当程度抑えられていないとな。
誰が感染しているか分からないような状況のもとでは、マスク外して密になるのはマズい・・・。
イスラエルでは、感染者の増加をきっかけに、マスクの着用を再開した様だ(たぶん、屋内だけ?)。
世界最速のワクチン接種を行っている国でも、そういう対応になる。
我が国が、そのレベルに到達するのは、早くても秋の終わりころだ。
ワクチン接種の速度が鈍化してくれば、年越しになる可能性もある。
さらに、感染力やワクチン回避能力が高まった変異種が登場すれば(たぶん、するでしょう!)、せっかく接種したワクチンの効果が減殺される。
せっかく感染者が減ってきたと思ったら、再び増えだすことになるわけだな。
やれやれ・・・。
それでも、ワクチンをうたないという選択をするかどうかはビミョーだ。
重症化予防効果はある程度期待できるからな。
その一点だけでも死守したいところだ。
変異種に対応するワクチン開発と、変異種の出現とのスピード競争になる。
我が国では、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置は、医療資源の状況を見て決められるようだから、当分の間は何らかの社会政策(営業時間の短縮など)が求められるに違いない。
もちろん、マスク外して飲めや歌えの大騒ぎは厳禁だ(まあ、守るかどうかは別ですが)。
ワクチン接種後も、少なくとも年内は同じような感じで推移するに違いない。
全世界でワクチン接種が進み、変異種の登場を抑制し、流行が終息するまでには何年も掛かるだろう。
人類が、未来永劫マスクして生活する種になるというのは考えづらいからな。
急場はワクチンで凌ぐにしても、そのうち、ウイルスに適応して重症化しない体質(!)に変化するかもしれないしな。
んでもって、その頃には、新たな新・新型コロナウイルスが登場して、○○研究所から流出するに決まっているのだ(そうなのかあ?)。
確認しておこう。
ワクチンうっても、当分の間は、何も変わらない。
不要不急の外出を避け、人との距離を取り、屋外でも屋内でもマスクを着用し、外出から帰ったら石鹸で手を洗い、パソコン越しに密になるしかないのだ(どーやって?)。
それが、我が国の現実。
少なくとも、今年いっぱいの現実。
下手したら、来年や再来年の現実になる。
感染して死んじまうようなジジババは、死んじまえばいいという考え方もある(そんなあ!:でも、実際そうだし)。
しかしなあ、新型コロナが長期化すれば、そう言っている連中だって、やがてジジババになるのだ。
ワクチンの接種が、全ての問題を解決してくれるわけではない。
その恩恵と同時に、未解決で残る問題にも目を向けていかないとな。
接種を強制することはできないし(ロシアとか、前言翻して強制し始めたようだけど)。
一定の非接種者の中で、感染は継続する。
ワクチンを接種しても、ブレイクスルー感染は無くならない。
一度感染しても、再感染することもある。
ウイルスは変異し続け、我々はそれに振り回され続けるのだ。
かんべんしてくれ!。
誰もが安心してうてる副反応のない、しかも、あらゆる変異種に効果抜群のスーパーワクチンでも現れない限り、マスク手洗い密回避は続く。
今年いっぱいは、そんな感じだろう。
来年のことは来年考えよう。
東京都の感染者は、今日も前週の同じ曜日を上回り、リバウンドが続いている。
いつか、下降に転じるのか、それとも、このまま増加が続くのか。
最速の免疫を目指しつつ、取り巻く状況の把握も続けないとな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
このブログは、啓発記事みたいにはしたくないんだがな。
一応、押さえるところは押さえとかないとな・・・。
(ワクチン後も対策続けて 効果100%でなく)
https://www.47news.jp/6390495.html
よくまとまってるんだが、コピペできないので要点だけ。
「米国や日本で使われているファイザーなどのワクチンは臨床試験段階で95パーセントの発症予防効果」
「感染を防ぐ効果も高いというデータが新たに得られた。」
CDCの接種完了者に対するマスク着用の原則撤廃はこれを受けたものだという。
もちろん、批判が出るのは当然だ(早過ぎ!)。
「しかし、効果は100%ではなく、日本は接種率も低い。」
「密の回避やマスク着用、せっけんによる手洗いなどの感染予防策は接種後も必要」(画像より)
やること同じなら、ワクチンうたなくても同じじゃね?(そういうことかあ?)。
いやいや、ワクチンうつと1億円当たるかも知れない(米国では、そういう釣りもあったけどな)。
やっぱ、出すもの出さないとな(そうなのかあ?)。
生真面目な我が国では、そういう発想はないんだろうな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
本家(?)厚労省の発行しているリーフレット(新型コロナワクチンを受けた後の注意点)。
(リーフレット:【ファイザー社】接種後の注意点)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000782972.pdf
「ワクチンを受けた後も、マスクの着用など、感染予防対策の継続をお願いします。」
「ワクチンを受けた方は、新型コロナウイルス感染症の発症を予防できると期待されていますが、他の方への感染をどの程度予防できるかはまだ十分にはわかっていません。また、ワクチン接種が徐々に進んでいく段階では、すぐに多くの方が予防接種を受けられるわけではなく、ワクチンを受けた方も受けていない方も、共に社会生活を営んでいくことになります。」
「このため、皆さまに感染予防対策を継続していただくようお願いします。」
「具体的には、「3つの密(密集・密接・密閉)」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行などをお願いします。」
まだ、3密とかいってるところが、やや古い気がするけどな(2021年5月21日版)。
(ファイザー社の新型コロナワクチンについて:リンク元)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html
まだ、最新版のようだ。
まあいい。
そのうち、「密の回避」だけになるかもな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
ちょっとショックを受けた資料を見つけた。
(新型コロナウイルスワクチン接種後の抗体産生に関する報告(第一報) 感染管理室)
https://aomori-kenbyo.jp/archives/110729
「*調査Ⅰの結果から、本ワクチンは有効性は高いものの感染防止効果はないので感染予防は継続する必要がある。なお今回抗体産生がみられなかったものに対して再度の採血等経過観察を行うか検討中である」
501名中、11名は抗体産生がみられなかったとある。
やれやれ・・・。
せっかくワクチンうったって、ちゃんと免疫が付くかどうかは運次第だ(運なのかあ?)。
こんなのもある。
(新型コロナワクチン接種後の抗体について)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/041200/d00203179_d/fil/vacctin1.pdf
「ウイルスの感染の成立を防ぐとされる中和抗体は、S抗体値が既感染者の場合15U/ml以上で獲得するとされているが、1回接種後14日以内では抗体陽性者のうち約24%の者が15U/mLを超えていた。」
この値は覚えておいていいかも知れない。
まあ、1回目の接種じゃ十分な抗体ができないというのは周知だからな。
問題は次だ(4ページ目)。
「新型コロナワクチン2回接種後のS抗体値を年代別に見ると、各年代で高力価の者がほとんどであった。その割合は60代ではやや低かった。」
やっぱ、高齢者は抗体産生能力が低いんだろうな。
やれやれ・・・。
更にこんなのもある。
(新型コロナワクチンで抗体がつきやすい人、つきにくい人)
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/276381?page=3
「2回目の接種から7日後の中和活性は1回目のそれよりもほぼ8倍上昇したものの、2回目接種から30日経つと多くは中和活性は低下し、平均で40%減少していたという。医療従事者223人を対象にした研究結果だ。むろん、これは途中経過でハッキリしたことは言えないが、ワクチンを2回接種しても、その後も打つ必要があるかもしれない。」
せっかく獲得した抗体が、たった1か月で4割も下がっている。
まあ、それでも有効には違いないだろうが(未確認)、うち直しとかになると面倒だな。
やれやれ・・・。
ワクチン接種に浮かれていると、こういうレアな事象を見逃すわけだ。
もちろん、マクロな疫学的評価では、ワクチンは有効とされている。
米国、英国、イスラエルを初めとして、ワクチン接種が進んでいる国では、感染者の顕著な減少が見られる。
新たな変異種とかが気がかりだが、間違いなく効果は出ている。
問題は、それがどれくらい持つのか(有効なのか)、変異種に対してどれ程有効かという点だろう。
ワクチンが付かないとか、十分に付かない、効果が徐々に減少するというミクロな点にも目を向けていかないとな・・・。
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