😼欧州大戦争:ウクライナ戦線:南部領有放棄の罠 ― 2025年03月21日 01:25
欧州大戦争:ウクライナ戦線:南部領有放棄の罠
(プーチン氏、制圧ウクライナ地域「ロシア領承認」を米に期待=報道)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/CGFUPBA7F5MQVIOC5RIPNT6SBY-2025-03-19/
「近い将来に米国が承認すれば、プーチン氏は見返りとして、ウクライナの港湾都市オデーサやその他のウクライナ領土に対する領有権を主張しないと確約するという。」
これは、あからさまな罠だな。
「ロシア大統領府のペスコフ報道官は(中略)、クリミアとウクライナ東・南部4州をロシア領として承認する案に触れたかについては確認しなかった。」
まあ、それだって怪しい・・・。
ロシアは、ウクライナが潜在的な脅威でなくなるまで、軍事的、非軍事的措置を止めることはない。
重要なことは、2014年のクリミア併合以前から、ロシアのウクライナ侵攻が延々と続いているということなわけだ。
少なくともプーチン政権は、ウクライナを国家として認めていないからな。
大ロシア帝国の内政問題だと思っている(そうなのかあ?)。
「オデーサやその他のウクライナ領土に対する領有権を主張しないと確約する」(再掲)
確約だってえ!?。
そんなもん、誰が信じるかよ・・・。
まあ、プーチン自身は本気でそう考えているのかも知れないが、ロシアはプーチン政権後も続くからな(ブチ切れメドベージェフかあ?)。
領土的野心はないとしても、現在のウクライナ国家をそのまま認めるわけにはいかない。
NATO非加盟は象徴的な意味だけど、ロシアに敵対することがない保証を求めているわけだ。
軍事的な意味だけではなく、政治的、文化的、経済的にも脅威でなくなることを求めている。
それが当面の目的であって、その先には欧州への侵略が待っている(そうなのかあ?)。
ロシアの脅威は、浮沈子の妄想だけじゃない。
大昔からの南下政策をはじめ、ソ連時代の共産主義政権でも、イデオロギーの問題とは別に、帝政時代からの拡張主義的な基盤が存在したことは事実だ。
まあ、ロシアだけじゃないけどな。
領有権を主張しないというのは嘘じゃないかも知れない。
が、その意味するところは「領有する必要がない状況」が存在するということなわけだ。
直接統治だけが領域支配の手段じゃないからな。
人間は民族やら宗教やら文化や習慣なども含めて、様々な社会的なしがらみを抱えながら生活している。
面倒な統治の部分を地域政府に任せて、果実だけを頂くという形もある。
ロシアは、ウクライナに対しては、その方が得策と考えているわけだ。
バルト3国はそうはいかないだろうな。
ガッツリ、直接支配でないとダメだろう。
ポーランドは、またまた分割されちまうかもしれない(そうなのかあ?)。
ロシアの拡張主義の影響は、太平洋地域にも及ぶだろう。
我が国で言えば、北海道は危ないな。
うーん、今夜も妄想は果てしなく羽ばたいている・・・。
(プーチン氏、制圧ウクライナ地域「ロシア領承認」を米に期待=報道)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/CGFUPBA7F5MQVIOC5RIPNT6SBY-2025-03-19/
「近い将来に米国が承認すれば、プーチン氏は見返りとして、ウクライナの港湾都市オデーサやその他のウクライナ領土に対する領有権を主張しないと確約するという。」
これは、あからさまな罠だな。
「ロシア大統領府のペスコフ報道官は(中略)、クリミアとウクライナ東・南部4州をロシア領として承認する案に触れたかについては確認しなかった。」
まあ、それだって怪しい・・・。
ロシアは、ウクライナが潜在的な脅威でなくなるまで、軍事的、非軍事的措置を止めることはない。
重要なことは、2014年のクリミア併合以前から、ロシアのウクライナ侵攻が延々と続いているということなわけだ。
少なくともプーチン政権は、ウクライナを国家として認めていないからな。
大ロシア帝国の内政問題だと思っている(そうなのかあ?)。
「オデーサやその他のウクライナ領土に対する領有権を主張しないと確約する」(再掲)
確約だってえ!?。
そんなもん、誰が信じるかよ・・・。
まあ、プーチン自身は本気でそう考えているのかも知れないが、ロシアはプーチン政権後も続くからな(ブチ切れメドベージェフかあ?)。
領土的野心はないとしても、現在のウクライナ国家をそのまま認めるわけにはいかない。
NATO非加盟は象徴的な意味だけど、ロシアに敵対することがない保証を求めているわけだ。
軍事的な意味だけではなく、政治的、文化的、経済的にも脅威でなくなることを求めている。
それが当面の目的であって、その先には欧州への侵略が待っている(そうなのかあ?)。
ロシアの脅威は、浮沈子の妄想だけじゃない。
大昔からの南下政策をはじめ、ソ連時代の共産主義政権でも、イデオロギーの問題とは別に、帝政時代からの拡張主義的な基盤が存在したことは事実だ。
まあ、ロシアだけじゃないけどな。
領有権を主張しないというのは嘘じゃないかも知れない。
が、その意味するところは「領有する必要がない状況」が存在するということなわけだ。
直接統治だけが領域支配の手段じゃないからな。
人間は民族やら宗教やら文化や習慣なども含めて、様々な社会的なしがらみを抱えながら生活している。
面倒な統治の部分を地域政府に任せて、果実だけを頂くという形もある。
ロシアは、ウクライナに対しては、その方が得策と考えているわけだ。
バルト3国はそうはいかないだろうな。
ガッツリ、直接支配でないとダメだろう。
ポーランドは、またまた分割されちまうかもしれない(そうなのかあ?)。
ロシアの拡張主義の影響は、太平洋地域にも及ぶだろう。
我が国で言えば、北海道は危ないな。
うーん、今夜も妄想は果てしなく羽ばたいている・・・。
🚀スターシップ:IFT-8:まとめ記事 ― 2025年03月21日 06:58
スターシップ:IFT-8:まとめ記事
(スペースX、「スターシップ」の8回目の飛行試験を実施 - 宇宙船爆発で連続失敗)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20250319-3156690/
「そもそも、スターシップ宇宙船はこれまで一度も、再突入と軟着陸に成功したことがない。」
いやあ、浮沈子的に見てもキビシー評価だな。
(スターシップの打ち上げリスト)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Starship_launches
「5回目の飛行試験は、ブースターの回収に成功し、エンジン故障なしで飛行を完了した最初の試験であった。ステージ分離後、ブースターは発射場に戻り、降下中にチャインが損傷したにもかかわらず、発射塔のアームにうまくキャッチされた。惰性段階の後、シップ30は大気圏に再突入し、前方フラップの損傷にもかかわらず再突入に成功し、着陸噴射を実行して、インド洋の目標地点に正確に着水した。ブイカメラは、シップ30が水に接触して間もなく爆発する様子を捉えた。」
「6回目の飛行試験は、ブースター回収の2回目の試みであり、ブロック1上段の最後の使用であった。シップ31の主要部分から熱シールドタイルが取り除かれ、フライト5のアブレーションバックアップ層も欠落していた。ステージ分離後、ブースターは打ち上げ中にキャッチタワーが損傷したため、発射場近くの海に転用された。宇宙船は宇宙でのエンジン再点火試験を完了し、再突入し、日中にインド洋に着水した。これはスターシップにとって初めてのことである。熱シールドが縮小され、再突入軌道が急であったにもかかわらず、シップ31はフラップの損傷を最小限に抑えた。この飛行では、スターシップの最初のペイロードである無重力インジケーターとして機能するバナナの詰め物も運ばれ、ミッション中は搭載されたままであった。」
この2回の打ち上げでは、計画通りの着水が行われている(2段目)。
何をもって成功と呼ぶかは別だけど、2段目の計画通りの飛行が行われている実績はある。
「ブースターの回収に成功したことは明るい話題だが、再着火や再々着火できないエンジンがあった点は、信頼性の面で不安を残す。数基のエンジンが停止しても他のエンジンで代替できるものの、それが常態化するのは好ましいとは言えない。」(鳥嶋さんの記事:以下同じ)
この点は浮沈子も同意見だ。
2段目が、炎上爆発木っ端微塵で墜落となった原因は調査中だ。
「詳細はまだ不明だが、前回の飛行試験と同じく、配管で共振が発生し、配管の破損や推進薬漏れを誘発した可能性がある。」
記事では、開発の遅れに繋がりかねない連続失敗という見方をしている。
「スターシップ宇宙船の連続失敗は、開発の停滞を匂わせ、そして今後の宇宙計画に対する懸念を増幅させている。」
浮沈子的には、2段目の挙動がIFT-7と異なる結果となったことも気になる(前にも書いているので引用します)。
(スターシップ:IFT-8:IFT-8の繰り返しだな)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2025/03/07/9759377
<<以下、引用>>
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
念のために、録画しておいた前回の動画と見比べた。
エンジンの一つが消えてからテレメトリーが消失するまでの時間を見てみた。
<前回>
エンジン停止:T+7分39秒
テレメトリー消失:T+8分25秒
ーーーーーーーーーーーーーー
経過時間:00分46秒間
<今回>
エンジン停止:T+8分04秒
テレメトリー消失:T+9分32秒
ーーーーーーーーーーーーーー
経過時間:01分28秒間(=88秒間)
うーん、倍近い時間だな・・・。
もう一つの違いは、機体の回転の有無だ。
前回は、殆ど回転していないが、今回はぐるんぐるん回っちまってる。
漏れ出した酸素が、どこか1方向から勢いよく噴出したのかも知れない。
前回は均等に漏れ出た可能性もある。
今回の回転がセンサーの故障などでないことは、映像や燃料計の読み値が急激な変化を示していることで確認できる(前回は回転している映像はないし、テレメトリーの姿勢画像や推進剤の読み値も安定している)。
(中略)
理由は分からないが、異常な回転があったことは気になる。
<<引用終わり>>
まあいい。
鳥嶋さんは、一応懸念は表明したものの、IFT-7とIFT-8はスパイラル方式による開発過程での想定内のプロセスと見ているようだ。
「スターシップの実現がもたらす新たな宇宙時代への扉は、着実に開かれつつある。」
新たな宇宙時代か・・・。
確かにスターシップは従来のロケットとは一線を画する。
いや、一線どころか、隔世の感がある。
エリックバーガーは、それを「部屋の中のゾウ」と評した。
開発に成功すれば、打ち上げロケットの世界が様変わりすることは確かだ。
それがいつになるかは誰にも分からない・・・。
(スペースX、「スターシップ」の8回目の飛行試験を実施 - 宇宙船爆発で連続失敗)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20250319-3156690/
「そもそも、スターシップ宇宙船はこれまで一度も、再突入と軟着陸に成功したことがない。」
いやあ、浮沈子的に見てもキビシー評価だな。
(スターシップの打ち上げリスト)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Starship_launches
「5回目の飛行試験は、ブースターの回収に成功し、エンジン故障なしで飛行を完了した最初の試験であった。ステージ分離後、ブースターは発射場に戻り、降下中にチャインが損傷したにもかかわらず、発射塔のアームにうまくキャッチされた。惰性段階の後、シップ30は大気圏に再突入し、前方フラップの損傷にもかかわらず再突入に成功し、着陸噴射を実行して、インド洋の目標地点に正確に着水した。ブイカメラは、シップ30が水に接触して間もなく爆発する様子を捉えた。」
「6回目の飛行試験は、ブースター回収の2回目の試みであり、ブロック1上段の最後の使用であった。シップ31の主要部分から熱シールドタイルが取り除かれ、フライト5のアブレーションバックアップ層も欠落していた。ステージ分離後、ブースターは打ち上げ中にキャッチタワーが損傷したため、発射場近くの海に転用された。宇宙船は宇宙でのエンジン再点火試験を完了し、再突入し、日中にインド洋に着水した。これはスターシップにとって初めてのことである。熱シールドが縮小され、再突入軌道が急であったにもかかわらず、シップ31はフラップの損傷を最小限に抑えた。この飛行では、スターシップの最初のペイロードである無重力インジケーターとして機能するバナナの詰め物も運ばれ、ミッション中は搭載されたままであった。」
この2回の打ち上げでは、計画通りの着水が行われている(2段目)。
何をもって成功と呼ぶかは別だけど、2段目の計画通りの飛行が行われている実績はある。
「ブースターの回収に成功したことは明るい話題だが、再着火や再々着火できないエンジンがあった点は、信頼性の面で不安を残す。数基のエンジンが停止しても他のエンジンで代替できるものの、それが常態化するのは好ましいとは言えない。」(鳥嶋さんの記事:以下同じ)
この点は浮沈子も同意見だ。
2段目が、炎上爆発木っ端微塵で墜落となった原因は調査中だ。
「詳細はまだ不明だが、前回の飛行試験と同じく、配管で共振が発生し、配管の破損や推進薬漏れを誘発した可能性がある。」
記事では、開発の遅れに繋がりかねない連続失敗という見方をしている。
「スターシップ宇宙船の連続失敗は、開発の停滞を匂わせ、そして今後の宇宙計画に対する懸念を増幅させている。」
浮沈子的には、2段目の挙動がIFT-7と異なる結果となったことも気になる(前にも書いているので引用します)。
(スターシップ:IFT-8:IFT-8の繰り返しだな)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2025/03/07/9759377
<<以下、引用>>
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
念のために、録画しておいた前回の動画と見比べた。
エンジンの一つが消えてからテレメトリーが消失するまでの時間を見てみた。
<前回>
エンジン停止:T+7分39秒
テレメトリー消失:T+8分25秒
ーーーーーーーーーーーーーー
経過時間:00分46秒間
<今回>
エンジン停止:T+8分04秒
テレメトリー消失:T+9分32秒
ーーーーーーーーーーーーーー
経過時間:01分28秒間(=88秒間)
うーん、倍近い時間だな・・・。
もう一つの違いは、機体の回転の有無だ。
前回は、殆ど回転していないが、今回はぐるんぐるん回っちまってる。
漏れ出した酸素が、どこか1方向から勢いよく噴出したのかも知れない。
前回は均等に漏れ出た可能性もある。
今回の回転がセンサーの故障などでないことは、映像や燃料計の読み値が急激な変化を示していることで確認できる(前回は回転している映像はないし、テレメトリーの姿勢画像や推進剤の読み値も安定している)。
(中略)
理由は分からないが、異常な回転があったことは気になる。
<<引用終わり>>
まあいい。
鳥嶋さんは、一応懸念は表明したものの、IFT-7とIFT-8はスパイラル方式による開発過程での想定内のプロセスと見ているようだ。
「スターシップの実現がもたらす新たな宇宙時代への扉は、着実に開かれつつある。」
新たな宇宙時代か・・・。
確かにスターシップは従来のロケットとは一線を画する。
いや、一線どころか、隔世の感がある。
エリックバーガーは、それを「部屋の中のゾウ」と評した。
開発に成功すれば、打ち上げロケットの世界が様変わりすることは確かだ。
それがいつになるかは誰にも分からない・・・。
🚀スターライナー:B社とNASAの懲りない面々 ― 2025年03月21日 08:22
スターライナー:B社とNASAの懲りない面々
(NASA、スターライナーの新たな試験飛行の選択肢を検討)
https://spacenews.com/nasa-examining-options-for-another-starliner-test-flight/
「宇宙船による乗組員交代ミッションを開始する前に、乗員の有無にかかわらず、スターライナーの別の試験飛行が行われる予定」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャーであるスティーブ・スティッチ氏:以下同じ)
なんだ、まだやるのか・・・。
「ボーイングは、新CEOのケリー(オートバーグ)氏に至るまで、スターライナーに全力を注いでいる」
「ヘリウム漏れをなくすための新しいシールのテストや、スラスターの「多面的な」テストに同社が注いでいる努力のレベルをその証拠」
「ボーイングはプログラムを継続する決意をしている。彼らは重要な機体を持っていることを認識しており、我々が配備したい能力をほぼ手に入れることができた」
「NASAとボーイングはこれらの問題で「順調に進展」しており、CFTミッションの飛行中の異常の70%を解決した」
「推進力の問題はまだ研究中で、さらなるテストが計画されている。」
「我々が固めてテストする必要があるのは、サービスモジュールの推進システムだ」
「ヘリウム漏れをなくし、ドッキング時に発生したサービスモジュールのスラスターの問題をなくせるか確認する必要がある」
「推進システム以外にも、スターライナーはNASAに、有人飛行の機体認証に必要なデータの多くを提供している」
浮沈子の記憶が確かならば、クルーモジュールのスラスターの1基も、再突入の際に不具合を起こしていたと思ったんだがな。
B社が胸を張って、昨年秋にブッチとスニを乗せることが可能だったと主張しない理由の一つでもある。
半年経っても、スラスターの問題は解決しておらず、更なる飛行を経て評価される必要があるわけだ。
「我々がやりたいのは、1回の飛行の後、クルーのローテーション飛行に入ることです」
「次の飛行では、機体に加えているすべての変更を実際にテストし、その後の次の飛行では、ボーイングをクルーのローテーションに入れる必要があります。これが戦略です。」
「スターライナーの計画、特にクルーの交代ミッションの開始時期については、急いで決める必要はない」
「スペースXは、次回のクルー11ミッションを予定しており、早ければ7月下旬に打ち上げられる予定」
「NASAは、クルー11の後に別のクルードラゴンミッション、クルー12、または最初のスターライナー乗組員交代飛行を行うかどうかまだ決めていない。」
「夏が近づき、その決定を下すために行うテストが理解できれば、もう少し時間はあるだろう」
悠長な話だな。
ISSの早期退役の話も出てきた中で、スターライナーが生き残る可能性は皆無だろう。
SLSとともに、その役割を終えることになる(そうなのかあ?)。
取り残されていた2人の宇宙飛行士も無事に帰還できたしな。
「ボーイングはスターライナーで数々の困難と多額の損失を計上している」
「同社は2024年にスターライナーで5億ドル以上の利益に対する費用を計上し、プログラム期間中の累積費用は20億ドル強になると報告している。」
早々に損切りして撤退するのが上策だ。
スターライナーは、仮に問題を解決してNASAのミッションに採用されたとしても、今後の展開には使えないかも知れないからな。
使い捨てにされちまうクルーモジュールに多くのエンジンを搭載する設計コンセプトは、運用上の高コストを招く。
クルードラゴンとの価格競争には、構造的に太刀打ちできない。
もたもたしていると、有人仕様のスターシップが登場して、ごっそりさらっていかれる運命にある。
ブルーオリジンが有人機を開発すれば(ニューシェパードでの実績もあるからな)、そいつとの競合にもなりかねない。
悪いことは言わない。
撤退するにはいい潮時だ・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(これが同じ人? 9カ月で急激に老化が進んだ宇宙飛行士)
https://japanese.joins.com/JArticle/331509
「専門家は、宇宙で予定された期間よりも長期で滞在しなくてはならない状況に遭遇したストレスがウィリアムズ氏の髪の毛を白く変えたのではないかと説明」
「一般的にストレスによって生成されるコルチゾールやアドレナリンなどは黒髪を維持させるメラニン生成幹細胞の枯渇を促進することが分かっている。」
「宇宙は人間が経験した中で最も極限の環境」「人間はまだ極限状況を処理するようには進化できていない」(英国サウスウェールズ大学の人間生理学専門家、ダミアン・ベイリー教授)
ブッチとスニの帰還については、アルスも報じている。
(宇宙飛行の基本的な真実が破壊されたとき、NASA は中立の立場を維持できるだろうか?)
https://arstechnica.com/space/2025/03/can-nasa-remain-nonpartisan-when-basic-spaceflight-truths-are-shredded/
「今回の場合、真実は美しかった。あるアメリカの宇宙会社が問題を抱えたとき、別の会社が介入し、英雄的な宇宙飛行士たちは完璧な背景のもと、無事に帰還したのだ。」
記事は、政治的な意図で真実がゆがめられたと主張している。
まあ、そういうパフォーマンス的な動きがあったことは確かだが、世間はジョークとして聞き流したろう。
だが、スターライナーが不具合を起こしてテストパイロットたちがISSに取り残されることになった時、政治的不作為があったことは事実だ。
党派的対立ではなく、お役所的合理性を越えて政治家がイニシャチブを取っても良かったのではないか。
2人のテストパイロットたち「だけ」を救出する救命艇を出すべきだったろう。
「9カ月間重力がほとんどない宇宙船空間で生活した二人の宇宙飛行士は9カ月前と完全に変化した姿で帰ってきた。特にウィリアムズ氏は1年も経たないうちに数年の老化を体験したような姿だった。ウィリアムズ氏は昨年6月地球を離れる当時、長くて深い茶色の髪の毛だったが、帰還した彼女の髪の毛は白く変わっていた。顔は目に見えてげっそりし、地球を離れる当時に比べてシワも深くなり目立っていた。」(中央日報)
その政治的不作為が、B社(スペースライナー)の命脈を繋ぐためというインセンティブに基づくものではなかったかどうかは、大いに検証されるべきだろうな・・・。
(NASA、スターライナーの新たな試験飛行の選択肢を検討)
https://spacenews.com/nasa-examining-options-for-another-starliner-test-flight/
「宇宙船による乗組員交代ミッションを開始する前に、乗員の有無にかかわらず、スターライナーの別の試験飛行が行われる予定」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャーであるスティーブ・スティッチ氏:以下同じ)
なんだ、まだやるのか・・・。
「ボーイングは、新CEOのケリー(オートバーグ)氏に至るまで、スターライナーに全力を注いでいる」
「ヘリウム漏れをなくすための新しいシールのテストや、スラスターの「多面的な」テストに同社が注いでいる努力のレベルをその証拠」
「ボーイングはプログラムを継続する決意をしている。彼らは重要な機体を持っていることを認識しており、我々が配備したい能力をほぼ手に入れることができた」
「NASAとボーイングはこれらの問題で「順調に進展」しており、CFTミッションの飛行中の異常の70%を解決した」
「推進力の問題はまだ研究中で、さらなるテストが計画されている。」
「我々が固めてテストする必要があるのは、サービスモジュールの推進システムだ」
「ヘリウム漏れをなくし、ドッキング時に発生したサービスモジュールのスラスターの問題をなくせるか確認する必要がある」
「推進システム以外にも、スターライナーはNASAに、有人飛行の機体認証に必要なデータの多くを提供している」
浮沈子の記憶が確かならば、クルーモジュールのスラスターの1基も、再突入の際に不具合を起こしていたと思ったんだがな。
B社が胸を張って、昨年秋にブッチとスニを乗せることが可能だったと主張しない理由の一つでもある。
半年経っても、スラスターの問題は解決しておらず、更なる飛行を経て評価される必要があるわけだ。
「我々がやりたいのは、1回の飛行の後、クルーのローテーション飛行に入ることです」
「次の飛行では、機体に加えているすべての変更を実際にテストし、その後の次の飛行では、ボーイングをクルーのローテーションに入れる必要があります。これが戦略です。」
「スターライナーの計画、特にクルーの交代ミッションの開始時期については、急いで決める必要はない」
「スペースXは、次回のクルー11ミッションを予定しており、早ければ7月下旬に打ち上げられる予定」
「NASAは、クルー11の後に別のクルードラゴンミッション、クルー12、または最初のスターライナー乗組員交代飛行を行うかどうかまだ決めていない。」
「夏が近づき、その決定を下すために行うテストが理解できれば、もう少し時間はあるだろう」
悠長な話だな。
ISSの早期退役の話も出てきた中で、スターライナーが生き残る可能性は皆無だろう。
SLSとともに、その役割を終えることになる(そうなのかあ?)。
取り残されていた2人の宇宙飛行士も無事に帰還できたしな。
「ボーイングはスターライナーで数々の困難と多額の損失を計上している」
「同社は2024年にスターライナーで5億ドル以上の利益に対する費用を計上し、プログラム期間中の累積費用は20億ドル強になると報告している。」
早々に損切りして撤退するのが上策だ。
スターライナーは、仮に問題を解決してNASAのミッションに採用されたとしても、今後の展開には使えないかも知れないからな。
使い捨てにされちまうクルーモジュールに多くのエンジンを搭載する設計コンセプトは、運用上の高コストを招く。
クルードラゴンとの価格競争には、構造的に太刀打ちできない。
もたもたしていると、有人仕様のスターシップが登場して、ごっそりさらっていかれる運命にある。
ブルーオリジンが有人機を開発すれば(ニューシェパードでの実績もあるからな)、そいつとの競合にもなりかねない。
悪いことは言わない。
撤退するにはいい潮時だ・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(これが同じ人? 9カ月で急激に老化が進んだ宇宙飛行士)
https://japanese.joins.com/JArticle/331509
「専門家は、宇宙で予定された期間よりも長期で滞在しなくてはならない状況に遭遇したストレスがウィリアムズ氏の髪の毛を白く変えたのではないかと説明」
「一般的にストレスによって生成されるコルチゾールやアドレナリンなどは黒髪を維持させるメラニン生成幹細胞の枯渇を促進することが分かっている。」
「宇宙は人間が経験した中で最も極限の環境」「人間はまだ極限状況を処理するようには進化できていない」(英国サウスウェールズ大学の人間生理学専門家、ダミアン・ベイリー教授)
ブッチとスニの帰還については、アルスも報じている。
(宇宙飛行の基本的な真実が破壊されたとき、NASA は中立の立場を維持できるだろうか?)
https://arstechnica.com/space/2025/03/can-nasa-remain-nonpartisan-when-basic-spaceflight-truths-are-shredded/
「今回の場合、真実は美しかった。あるアメリカの宇宙会社が問題を抱えたとき、別の会社が介入し、英雄的な宇宙飛行士たちは完璧な背景のもと、無事に帰還したのだ。」
記事は、政治的な意図で真実がゆがめられたと主張している。
まあ、そういうパフォーマンス的な動きがあったことは確かだが、世間はジョークとして聞き流したろう。
だが、スターライナーが不具合を起こしてテストパイロットたちがISSに取り残されることになった時、政治的不作為があったことは事実だ。
党派的対立ではなく、お役所的合理性を越えて政治家がイニシャチブを取っても良かったのではないか。
2人のテストパイロットたち「だけ」を救出する救命艇を出すべきだったろう。
「9カ月間重力がほとんどない宇宙船空間で生活した二人の宇宙飛行士は9カ月前と完全に変化した姿で帰ってきた。特にウィリアムズ氏は1年も経たないうちに数年の老化を体験したような姿だった。ウィリアムズ氏は昨年6月地球を離れる当時、長くて深い茶色の髪の毛だったが、帰還した彼女の髪の毛は白く変わっていた。顔は目に見えてげっそりし、地球を離れる当時に比べてシワも深くなり目立っていた。」(中央日報)
その政治的不作為が、B社(スペースライナー)の命脈を繋ぐためというインセンティブに基づくものではなかったかどうかは、大いに検証されるべきだろうな・・・。
😼マイナ免許証:ワンストップサービス申請:署名用電子証明書 ― 2025年03月21日 11:09
マイナ免許証:ワンストップサービス申請:署名用電子証明書
(マイナンバーカードと運転免許証の一体化について)
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/oshirase/individual_number.html
「マイナ免許証のみをお持ちの方で、かつ、必要な手続をとれば、本籍・住所・氏名及び生年月日に変更が生じた場合でも、警察への届出は不要となります。」
「ワンストップサービスをご希望の方は、あらかじめマイナンバーカードの署名用電子証明書暗証番号のご準備をお願いします。」
ななっ、何だそれ!?。
「マイナンバーカード及び署名用電子証明書にはそれぞれ有効期限があります。署名用電子証明書の有効期限が切れている場合、ワンストップサービスは利用できません。あらかじめ確認をお願いします。」
(公的個人認証サービスによる電子証明書)
https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/kojinninshou-01.html
「署名用電子証明書・・・ インターネット等で電子文書を作成・送信する際に利用します(例 e-Tax等の電子申請)。「作成・送信した電子文書が、利用者が作成した真正なものであり、利用者が送信したものであること」を証明することができます。」
「(3)マイナンバーカードへの電子証明書の記録
・・・住民票のある市区町村役場で、マイナンバーカードに電子証明書を記録してもらうことができます。原則として電子証明書の発行・記録の手数料は無料です。」
1)住民票のある市区町村役場の受付窓口にある申請書に記入し、マイナンバーカードとともに提出してください。他にもご本人を確認するための書類が必要です。
(マイナンバーカードをお持ちの方は、他の本人確認のための書類は必要ありません。マイナンバーカードをお持ちでない方は、運転免許証(現住所への書換えを済ませたもの)やパスポートなどを窓口にご持参ください。(よくある質問(FAQ)の※1※2参照))
2)窓口で案内を受けて、電子証明書の発行手続きを行います。なお、この時に電子証明書を使う際に必要となる暗証番号※の設定を行っていただきます。
※署名用電子証明書については6桁~16桁の英数字、利用者証明用電子証明書は4桁の数字を設定していただきます。
3)電子証明書が記録されたマイナンバーカードを受け取ります。(電子証明書は原則として発行の日後5回目の誕生日まで有効です。ただし、署名用電子証明書については、住所・氏名・性別が変更された場合には無効となります。さらに、電子証明書の格納媒体であるマイナンバーカードの有効期間が満了となった時点で、電子証明書の有効期間も満了します。)
浮沈子が棲息する東京都大田区はどうなっているのか。
(公的個人認証サービスとは)
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/koseki_j/koutekikojinninsyo/koutekisetumei.html
「利用できる主な電子申請(ご利用にはマイナンバーカードに電子証明書を搭載する必要があります。)」
残念ながら、初回の登録をどこでどのように行うかについての説明はない。
やれやれ・・・。
(マイナンバーカードまたは電子証明書の更新について)
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/koseki_j/koutekikojinninsyo/update_digital-certificate.html
「マイナンバーカードまたは電子証明書が有効期限を迎える方には、地方公共団体情報システム機構より「有効期限通知書」が送付されます。」
浮沈子は受け取った記憶がないので、まだ有効期限内と思われる。
「【受付場所・時間】
区役所本庁舎 マイナンバー窓口
平日 8時30分から16時30分まで
大田区マイナンバーカードセンター
(山王2丁目3番7号 大森まちづくり推進施設1階)
平日 9時から18時30分まで
土曜日・日曜日 9時から16時30分まで
閉庁日(第3土曜日とその翌日の日曜日、祝日、年末年始)を除く
各特別出張所
平日 8時30分から16時30分まで」
「予約の必要はありません。」
とりあえず、所管の特別出張所に行ってみようか・・・。
で、昨日出かけたんだが休日(春分の日)でお役所はお休み!。
やれやれ・・・。
で、今朝、改めて行って、申請申込書を書いて窓口のおねーさん(元おねーさん?)に調べてもらったら、既にマイナンバーカードの申請時に登録済みと言われる。
「パスワード覚えてますか?。」
登録してあることさえ覚えていないのに、んなもん、覚えてるわけないじゃん!?。
「では、パスワードを失念したということで手続きを行いますがよろしいですか?。」
いいとも、いいとも!。
で、新しいパスワードを設定した(タッチペン付きのウインドウズ11端末から入力:ちゃんと力入れて押さないと、入力できないのが玉に瑕:字が小さく、老眼鏡がなければ手続きは困難!)。
あーだこーだ言われても、10分くらいで手続きは済んだ。
これで、運転免許証(従来の)とおさらばして、マイナンバーカードだけで運転可能になるし、住所変更したとしてもワンストップサービスで済み、わざわざ警察署に出向いて手続きする必要もない。
このサービスは、マイナ免許証だけにした場合のみに適用になる。
従来の免許証と両方持つ場合には、これまで同様、住所変更等の場合は別途手続きが必要だ。
ちなみに、「署名用電子証明書」の有効期限は、マイナポータルからは確認できない。
どーするか。
(マイナンバーカードの電子証明書の有効期限の確認方法)
https://www.keisan.nta.go.jp/r6yokuaru/cat1/cat12/cat121/cid500.html
「② JPKI利用者ソフトで確認する。」
(公的個人認証サービスを利用した電子申請までの流れ
電子申請・申告 スタートアップガイド 等)
https://www.jpki.go.jp/
「利用者クライアントソフトの利用方法:
利用者クライアントソフトでは、自分の電子証明書の表示や失効申請、有効性確認などをすることができます。利用者クライアントソフトの各機能及び利用方法についてご覧ください。」
ここからソフトをダウンロードして、さっき登録し直したパスワードで入ると、有効期限の確認や有効性確認を行うことが出来た(特別出張所の担当者(元おねーさん?)は、反映されるまで24時間くらい待った方がいいといってたんだが、んなには待てない!:2時間40分後くらいか)。
やれやれ・・・。
有効性の確認も行えたので、警視庁と喧嘩することもないだろう(そういうことかあ?)。
一連の手続きを振り返ると、一般のジジババがこれを行うのは不可能に近い。
ワンストップサービスの登録を行うのに、何回ぼーぜんと立ち尽くすことになるのか。
浮沈子だって、ひーひー言いながら登録したり、お役所に出向いたり、ソフトをインストールしたりしたわけだからな。
マイナ免許証に切り替えても、浮沈子のスマホからは読み取ることは出来ない(対象機種ではありません)。
パソコンに繋いだカードリーダー(確か、1000円くらいでゲットした記憶も)に差し込んで、うにうに操作する必要がある。
(マイナンバーカードから免許情報を簡単に読取・表示)
https://myna-menkyo-app.npa.go.jp/
「アプリの概要:
令和4年の道路交通法の改正により、マイナンバーカードと運転免許証・運転経歴証明書の一体化に関する規定が整備され、令和7年3月24日(月)から全国で運用開始となります。
免許証の免許情報が記録されたマイナンバーカード、いわゆるマイナ免許証や、運転経歴証明書の運転経歴情報が記録されているマイナンバーカード、いわゆるマイナ経歴証明書を保有している方は、本サイトで案内している「マイナ免許証読み取りアプリ」をインストールして、マイナ免許証やマイナ運転経歴証明書に記録された免許情報、運転経歴情報を確認することができます。」
PDFのマニュアルも読んだんだが、まーたアプリを入れなければならない(画像参照)。
やれやれ・・・。
これ以降の作業については、稿を改めて書くことにしよう。
とりあえず、今日はここまで(疲れたしな)・・・。
(マイナンバーカードと運転免許証の一体化について)
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/oshirase/individual_number.html
「マイナ免許証のみをお持ちの方で、かつ、必要な手続をとれば、本籍・住所・氏名及び生年月日に変更が生じた場合でも、警察への届出は不要となります。」
「ワンストップサービスをご希望の方は、あらかじめマイナンバーカードの署名用電子証明書暗証番号のご準備をお願いします。」
ななっ、何だそれ!?。
「マイナンバーカード及び署名用電子証明書にはそれぞれ有効期限があります。署名用電子証明書の有効期限が切れている場合、ワンストップサービスは利用できません。あらかじめ確認をお願いします。」
(公的個人認証サービスによる電子証明書)
https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/kojinninshou-01.html
「署名用電子証明書・・・ インターネット等で電子文書を作成・送信する際に利用します(例 e-Tax等の電子申請)。「作成・送信した電子文書が、利用者が作成した真正なものであり、利用者が送信したものであること」を証明することができます。」
「(3)マイナンバーカードへの電子証明書の記録
・・・住民票のある市区町村役場で、マイナンバーカードに電子証明書を記録してもらうことができます。原則として電子証明書の発行・記録の手数料は無料です。」
1)住民票のある市区町村役場の受付窓口にある申請書に記入し、マイナンバーカードとともに提出してください。他にもご本人を確認するための書類が必要です。
(マイナンバーカードをお持ちの方は、他の本人確認のための書類は必要ありません。マイナンバーカードをお持ちでない方は、運転免許証(現住所への書換えを済ませたもの)やパスポートなどを窓口にご持参ください。(よくある質問(FAQ)の※1※2参照))
2)窓口で案内を受けて、電子証明書の発行手続きを行います。なお、この時に電子証明書を使う際に必要となる暗証番号※の設定を行っていただきます。
※署名用電子証明書については6桁~16桁の英数字、利用者証明用電子証明書は4桁の数字を設定していただきます。
3)電子証明書が記録されたマイナンバーカードを受け取ります。(電子証明書は原則として発行の日後5回目の誕生日まで有効です。ただし、署名用電子証明書については、住所・氏名・性別が変更された場合には無効となります。さらに、電子証明書の格納媒体であるマイナンバーカードの有効期間が満了となった時点で、電子証明書の有効期間も満了します。)
浮沈子が棲息する東京都大田区はどうなっているのか。
(公的個人認証サービスとは)
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/koseki_j/koutekikojinninsyo/koutekisetumei.html
「利用できる主な電子申請(ご利用にはマイナンバーカードに電子証明書を搭載する必要があります。)」
残念ながら、初回の登録をどこでどのように行うかについての説明はない。
やれやれ・・・。
(マイナンバーカードまたは電子証明書の更新について)
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/koseki_j/koutekikojinninsyo/update_digital-certificate.html
「マイナンバーカードまたは電子証明書が有効期限を迎える方には、地方公共団体情報システム機構より「有効期限通知書」が送付されます。」
浮沈子は受け取った記憶がないので、まだ有効期限内と思われる。
「【受付場所・時間】
区役所本庁舎 マイナンバー窓口
平日 8時30分から16時30分まで
大田区マイナンバーカードセンター
(山王2丁目3番7号 大森まちづくり推進施設1階)
平日 9時から18時30分まで
土曜日・日曜日 9時から16時30分まで
閉庁日(第3土曜日とその翌日の日曜日、祝日、年末年始)を除く
各特別出張所
平日 8時30分から16時30分まで」
「予約の必要はありません。」
とりあえず、所管の特別出張所に行ってみようか・・・。
で、昨日出かけたんだが休日(春分の日)でお役所はお休み!。
やれやれ・・・。
で、今朝、改めて行って、申請申込書を書いて窓口のおねーさん(元おねーさん?)に調べてもらったら、既にマイナンバーカードの申請時に登録済みと言われる。
「パスワード覚えてますか?。」
登録してあることさえ覚えていないのに、んなもん、覚えてるわけないじゃん!?。
「では、パスワードを失念したということで手続きを行いますがよろしいですか?。」
いいとも、いいとも!。
で、新しいパスワードを設定した(タッチペン付きのウインドウズ11端末から入力:ちゃんと力入れて押さないと、入力できないのが玉に瑕:字が小さく、老眼鏡がなければ手続きは困難!)。
あーだこーだ言われても、10分くらいで手続きは済んだ。
これで、運転免許証(従来の)とおさらばして、マイナンバーカードだけで運転可能になるし、住所変更したとしてもワンストップサービスで済み、わざわざ警察署に出向いて手続きする必要もない。
このサービスは、マイナ免許証だけにした場合のみに適用になる。
従来の免許証と両方持つ場合には、これまで同様、住所変更等の場合は別途手続きが必要だ。
ちなみに、「署名用電子証明書」の有効期限は、マイナポータルからは確認できない。
どーするか。
(マイナンバーカードの電子証明書の有効期限の確認方法)
https://www.keisan.nta.go.jp/r6yokuaru/cat1/cat12/cat121/cid500.html
「② JPKI利用者ソフトで確認する。」
(公的個人認証サービスを利用した電子申請までの流れ
電子申請・申告 スタートアップガイド 等)
https://www.jpki.go.jp/
「利用者クライアントソフトの利用方法:
利用者クライアントソフトでは、自分の電子証明書の表示や失効申請、有効性確認などをすることができます。利用者クライアントソフトの各機能及び利用方法についてご覧ください。」
ここからソフトをダウンロードして、さっき登録し直したパスワードで入ると、有効期限の確認や有効性確認を行うことが出来た(特別出張所の担当者(元おねーさん?)は、反映されるまで24時間くらい待った方がいいといってたんだが、んなには待てない!:2時間40分後くらいか)。
やれやれ・・・。
有効性の確認も行えたので、警視庁と喧嘩することもないだろう(そういうことかあ?)。
一連の手続きを振り返ると、一般のジジババがこれを行うのは不可能に近い。
ワンストップサービスの登録を行うのに、何回ぼーぜんと立ち尽くすことになるのか。
浮沈子だって、ひーひー言いながら登録したり、お役所に出向いたり、ソフトをインストールしたりしたわけだからな。
マイナ免許証に切り替えても、浮沈子のスマホからは読み取ることは出来ない(対象機種ではありません)。
パソコンに繋いだカードリーダー(確か、1000円くらいでゲットした記憶も)に差し込んで、うにうに操作する必要がある。
(マイナンバーカードから免許情報を簡単に読取・表示)
https://myna-menkyo-app.npa.go.jp/
「アプリの概要:
令和4年の道路交通法の改正により、マイナンバーカードと運転免許証・運転経歴証明書の一体化に関する規定が整備され、令和7年3月24日(月)から全国で運用開始となります。
免許証の免許情報が記録されたマイナンバーカード、いわゆるマイナ免許証や、運転経歴証明書の運転経歴情報が記録されているマイナンバーカード、いわゆるマイナ経歴証明書を保有している方は、本サイトで案内している「マイナ免許証読み取りアプリ」をインストールして、マイナ免許証やマイナ運転経歴証明書に記録された免許情報、運転経歴情報を確認することができます。」
PDFのマニュアルも読んだんだが、まーたアプリを入れなければならない(画像参照)。
やれやれ・・・。
これ以降の作業については、稿を改めて書くことにしよう。
とりあえず、今日はここまで(疲れたしな)・・・。
😼トランプ2.0:NATO離脱:未知の世界 ― 2025年03月21日 17:24
トランプ2.0:NATO離脱:未知の世界
(真実味を帯びてきた米国のNATO脱退、蘇るド・ゴール仏元大統領の遺言)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/87259
「トランプ政権、NATO軍最高司令官ポストの放棄を検討へ」
副題にもあるけど、まだ決まったわけじゃない。
米軍のコスト削減の一環として俎上に上がっているだけだ。
NATO設立時のコンセプトが紹介されている。
「米国を中にとどめ、ロシアを締め出し、ドイツを抑える」(keep the American in, the Russian out and the German down)(かつてNATO事務総長を務めた(1952~57年)ヘイスティングス・イスメイ卿(英国の軍人・政治家))
3ページ目には、ドゴールの見識も紹介されている。
「現代を象徴するものは不確実性である。従来の慣習、将来の展望、あるいは既成の教義に対する滔々たる否定が、既成秩序をこれほどゆさぶったことはかってなかった」「小国は拡大を、大国は支配を、そして、老いたる国は延命を願うものである限り、どうして、今日の均衡が確実なものであるといえるのか。この種の変動が現実に存続しているというのに、何をもって国境や国権の安定を保持していこうとするのか」
トランプ2.0になり、昨日のように今日があり、今日のように明日があるとは言えない激しい情勢の変化に直面した世界は、文字通り未知の領域に突入しつつある。
「欧州首脳は、米国抜きのNATOのあり方を模索しているが、その確たる将来像は描けておらず、未知の領域にとどまっている。」(2ページ目)
台頭する中国の影響拡大、相対的に衰退していく米国のポジション改善のダイナミズムの中で、我こそが西欧文明の発祥の地なりと考えてきた欧州が、いつの間にか辺境の地に追いやられていく(そうなのかあ?)。
「米国が去り、ロシアが入り込もうとしている中、欧州は抑え込まれないだろう」(イスメイ卿のもじり)
そう上手くソフトランディングできるだろうか?。
浮沈子は、もちろん、欧州大戦争を経ることになると見ている。
「欧州はウクライナを強く支援するだろう。」
「農業国で鉱物資源の豊富なウクライナがプーチン大統領に降伏するようなことがあれば、欧州にとっての悲劇になるからだ。」
このスタンスこそが、欧州の悲劇を招く。
米国のNATO撤退は長期的構造的に避け難いけど、そのバランスオブパワーを武力で補おうとすればロシアとの緊張は必然的に高まる。
対立し敵対する国家間であっても、平和的な関係を築くことは可能だ。
知恵と忍耐と不断の努力が必要だがな。
短期的中期的な抑止が可能だったとしても、軍事的対立をエスカレートさせれば、いつかはドンパチが始まる。
欧州はNATO的発想から脱却しない限り、長期の展望は得られないだろう。
もう、世界の文明の中心から外れ、辺境の地になっちまってる自覚が必要だ(そうなのかあ?)。
米国のNATO離脱は、その意味ではショック療法になるかも知れない。
「米国撤退後のNATOは、おそらくは、現在のNATOを基盤としつつ、米国を除いた「欧州条約機構」(ETO:Europe Treaty Organization、仮称)が誕生するだろう。」(NATOの元欧州連合軍最高司令官であったジェームズ・G・スタブリディス氏(現タフツ大学フレッチャー法律外交大学院名誉学部長))
「もし、米国が離脱すると決定した場合、欧州が3つの行動を取ると予測する。」
・第1に、(中略)欧州は防衛費の増額を継続し、特に核戦力の増強を図るだろう。
・第2に、欧州の外交・防衛政策は、米国と急速に乖離していくことになるだろう。
・最後に、欧州はウクライナを強く支援するだろう。
浮沈子的には、かなりピントがずれているように見えるんだがな。
まあいい。
欧州が抑え込まれるかどうかは分からない。
未来は混とんとして闇の中にある。
その闇を照らす光が、軍事力増強と核戦力の拡大を背景とした「戦略的自立」というのは情けない気もする。
人類って種族は、どーしてドンパチからしか発想できないんだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ドイツ外交評議会トップ、もはや米国は我々の敵対者で同盟国ではない)
https://grandfleet.info/european-region/germanys-council-on-foreign-relations-chief-us-is-now-our-adversary-not-our-ally/
「もはや米国が我々の敵対者となり『同盟国ではなくなった』という事実から目を逸らすことが出来ない」「我々は米国人を喜ばせるために高価な米国製システムを購入してただけ」「もうF-35を必要としている人は誰もいない」(ドイツ外交評議会のトム・エンダース会長:Airbusの元最高経営責任者)
なんかこう、現実は遥か先を爆走している気もする。
「エンダース会長は誰もが口に出さなかったこと(米国人を喜ばせるために高価な米国製システムを購入していた)を言ってしまった感がある」(航空万能論ブログ管理人)
「私は生粋の大西洋横断主義者だが、もはや米国が我々の敵対者となり『同盟国ではなくなった』という事実から目を逸らすことが出来ない」「ホワイトハウスはウクライナにやったのと同じように米国製システムに依存した欧州を脅すことができる」(エンダース会長:以下同じ)
以下、ぶっちゃけた話が延々と紹介されている。
「出来るだけ早く米国製システムからの独立が急務で欧州には多くのことが可能だ。フランスとイタリアで製造されているSAMP/Tはパトリオットと同等の能力をもつ代替システムだ。Starlinkの代わりにはOnewebがある。まだOnewebの衛星群はStarlinkの1/10程度だが、SESが保有する中軌道衛星と組み合わせればとても強力になり、今後数年でOnewebの衛星群もさらに強化されるだろう。さらにドイツはF-35購入に固執すべきではない。この決定は最初から何もかも間違っていたのだ」
「ドイツのF-35購入に関する予備的な決定はメルケル政権に下され、これは「高価な米国製システムにドイツは大金を支払っている」「だから2%の目標を達成出来なくても批判するな」というトランプ政権への融和策で、これが長年続いてきたドイツの考え方だ。我々は米国人を喜ばせるために高価な米国製システムを購入していた。一方のフランスは何十年も自国製システムを優先してきた。その一貫性と先見性は称賛に値する。フランスは欧州の防衛力を共同で強化しようとメルケル政権に提案してきたが無視され、この状況はショルツ政権にも引き継がれた」
「ドイツ外交評議会会長として1つだけハッキリしていることは『数百億ドルの取得コスト、これに数十億ドルのメンテナンスコストとライフサイクルコストが上乗せされるF-35を必要としている人は誰もいない』という点だ。米国は運用国のF-35に対する広範囲なアクセス権を持ち、トランプ大統領はいつでもF-35の運用を停止に追い込む事ができる。このようなシステムを反欧州色の強い国から入手するのはリスクが高く、現在の新しい地政学的状況下でドイツは発注をキャンセルする最初の国になるはずだ」
やれやれ・・・。
ここでのキーワードも「戦略的自立」だな。
米国の51番目の州(候補?)に挙げられているカナダは、もっと深刻だ。
「新しい世界秩序の輪郭が見え始めた。大国による世界秩序は現在失わつつある現秩序より遥かに少ないルールで成り立っている。この新しい世界にカナダがどう適合するかは依然として不明だ。最強で最も親密だった同盟国が我々を敵に回し『クレムリンを支持している』という衝撃的で痛ましい現実に直面しながらも、カナダが進むべき道にはヒントがある」(カナダ国営放送のCBC:以下同じ)
「カナダにとって最大のリスクは世界から孤立することだ。もし欧州が自立した意思決定能力と防衛能力を備えるようになれば、ますます欧州はカナダを必要としなくなるだろう。ホワイトハウスでの口論事件以来、欧州の首脳らはウクライナと欧州をロシアの侵略から保護するための新しい同盟に向けて急速に前進している。問題はこの中にカナダが入り込む余地があるかどうかだ」
「欧州委員長は「私達は最も重要で危険な時代を生きている」と述べ、欧州を再軍備させるための大規模な動員策を発表した。欧州議会の議長も「この世界では安全を他人に依存する余裕はない」と、マクロン大統領も自国民向けの演説で「米国が我々の側にあり続けると信じたいが、我々は準備してく必要がある」と、ドイツ外交評議会の会長も「米国が我々の敵対者となり『同盟国ではなくなった』とう事実から目を逸らすことが出来ない」と述べ、5年前にEUから離脱した英国も新たな同盟に加わる意向を表明している」
「欧州はウクライナ問題に関してどんな援助でも歓迎しているが、米国が原因でNATOが機能しなくなった場合、欧州が新しい同盟にカナダを迎え入れるかどうかは不透明だ。米国とロシアが急接近し、西側民主主義国に対する敵意を強めている世界においてカナダは2つの厳しい現実に直面している。1つ目の現実はカナダが米国の併合論に脅威を感じて新たな安全保障を求めているのに対し、デンマークを除く欧州諸国は米国ではなくロシアの脅威を感じている。相互防衛の義務が伴う同盟において同じ脅威を感じている国同士のほうがまとまりやすい」
「2つの現実は「貢献が期待できない国」とは相互防衛の義務を交わさないと点で、カナダには欧州に軍事力を投射する能力が欠けている。アナリストのロイプレヒト氏はCBCに対して「カナダのために立ち上がるという点において同盟国からの反応は鈍い」と語り、これを裏付ける象徴的な出来事があった。先週、トランプ大統領がカナダとグリーンランドの併合について最も脅迫めいた発言をした際、同席していたNATOのルッテ事務総長は沈黙を守り、あろうことか笑みさえ浮かべて見せた」
やれやれ・・・。
ルッテも災難だな。
「現在のカナダにはNATOへ旅団規模の部隊を提供するぐらいしか出来ないが、欧州が必要としているものを持っているため新しい安全保障協定の基礎になるかもしれない。欧州は依然としてロシア産天然ガスに大きく依存し、輸入している液化天然ガスの約半分は対立している米国から来ている。ロイプレヒト氏は「欧州はトランプ政権がエネルギー資源を武器化すれば非常に脆弱だ」「トランプはプーチンのやり方を真似て同じことを欧州に行う可能性があり、そのリスクをどのように軽減するのか?その答えはカナダから液化天然ガスを調達すればいい」と言う」
「カナダには世界中の国が欲しがるもの全て揃っている。必要なエネルギーは全てある。肥料もカリもある。カナダは広大な国土も有する農業大国でもある。ウラン、水力発電、石油、ガス、人材、重要鉱物、才能など挙げればきりがない。ドイツ連邦議会の外交委員会に所属するローデリヒ・キーゼヴェッター議員も「ロシアに金を払うよりもカナダから液化天然ガスを購入した方が遥かに良い」と語るが、問題はカナダ側にある。我々にはエネルギーを欧州に送るためのインフラが決定的に不足している」
この話を聞いていると、まるでウクライナが地下資源を適用するから米国に守って欲しいと懇願しているように聞こえる(そういうことかあ?)。
「カナダが欧州に提供出来るものは他にもある。カナダは国土が広いためミサイルを攻撃するのが難しい。さらに欧州では困難な低空飛行などの訓練も行え、再軍備に必要な生産能力を構築する土地もある。ロシアとの戦争が勃発すればカナダは欧州にとって理想的な軍事資産の待避所、武器や弾薬を生産する拠点になるだろう。ロイプレヒト氏も「あるゆる危機にはチャンスが埋もれている」「今回のことは間違いなくカナダと欧州が機密に連携するチャンスだ」と訴えた」
まあいい。
カナダは、米国の一部には絶対なりたくない人々が作り上げた国家だ。
無理もない・・・。
これらの発言は、いずれも「言っちゃあいけない、その一言」的雰囲気に満ち溢れている。
「ドイツ外交評議会のトップが「米国は我々の敵対者」と言及したのはインパクトクが大きく、これを取り上げたCBCの報道も「最強で最も親密だった同盟国が我々の敵に回った」と述べ、もはや西側諸国と米国の関係は不可逆的な道を歩みだしている」(航空万能論ブログ管理人)
「因みに「F-35を必要としている人は誰もいない」という発言は第5世代機としてのスペック云々の次元ではないので、欧州にはF-35と同等のシステムがないだろうというのはナシの方向でお願いします。」(同上)
米国製兵器が優秀な性能であることは間違いないだろうけど、それに依存した体制で自立した防衛が可能かという疑念が生まれていることも確かだ(いつ、ハシゴを外されるか知れたもんじゃない!)。
まあ、未知の領域だからな。
従来とは隔絶した発想が必要なのかもしれない。
航空万能論は、NATO最高司令官返上の件にも触れている。
(トランプ政権、NATO最高司令官の放棄や在日米軍司令部の再編中止を検討中)
https://grandfleet.info/us-related/trump-administration-considering-abandoning-nato-supreme-commander-and-canceling-us-military-headquarters-restructuring/
「NATO最高司令官は加盟国の持ち回りではなく「米欧州軍司令官の兼任」が不文律となっている」
「トランプ政権の指示で国防総省は戦闘部隊と司令部の大幅な再編に取り掛かっている」「検討されている再編計画案の中にはNATO最高司令官の役割放棄が含まれている」「これを放棄すれば欧州の安全と平和を定義してきたNATOの象徴的変化になるだろう」(NBC News)
「NATOからの米国離脱を示す重大なシグナルとみなされる」「これは壮絶な政治的過ちだ」「これを1度放棄してしまえば修正することが出来ない」(同職を努めた経験をもつスタブリディス元海軍大将)
「この種の再編は包括的な軍事戦略ではなく経費削減が動機となっている」「司令部の計画立案や情報収集の能力を削減すれば不利益を被るだけ」「再編案はどのような戦略的分析に基づいているのか?政権誕生からたった2ヶ月間しか経っておらず、これは戦略的分析というより経費削減策の匂いがする」(米欧州陸軍の司令官を努めたことがあるホッジス元大将)
浮沈子的には、「NATO最高司令官」の返上は象徴的なもので、それも直ちに行われるわけではなく、問題は「もはや西側諸国と米国の関係は不可逆的な道を歩みだしている」(再掲)点にあると見ている。
ぶっちゃけ、欧州は最早ロシアのものだ(そんなあ!)。
米国は、欧州から撤退するにあたり、ロシアに餌として差し出している。
ロシアが食いつけば、米国は地域大国へと変容する時間と有利なポジションを確保できる。
中国がどう動くかは分からないけど、欧州に選択肢はないだろう(中国に付くという線も出ているけどな:前出のJPプレスの記事)。
浮沈子的には、中国はロシアを使って欧州を手に入れようとしているように見える。
どちらにしても、米国の知ったことではないのだ(そうなのかあ?)。
大西洋を見下ろす丘の上にロシア国旗が翻る日は遠くないかもな・・・。
(真実味を帯びてきた米国のNATO脱退、蘇るド・ゴール仏元大統領の遺言)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/87259
「トランプ政権、NATO軍最高司令官ポストの放棄を検討へ」
副題にもあるけど、まだ決まったわけじゃない。
米軍のコスト削減の一環として俎上に上がっているだけだ。
NATO設立時のコンセプトが紹介されている。
「米国を中にとどめ、ロシアを締め出し、ドイツを抑える」(keep the American in, the Russian out and the German down)(かつてNATO事務総長を務めた(1952~57年)ヘイスティングス・イスメイ卿(英国の軍人・政治家))
3ページ目には、ドゴールの見識も紹介されている。
「現代を象徴するものは不確実性である。従来の慣習、将来の展望、あるいは既成の教義に対する滔々たる否定が、既成秩序をこれほどゆさぶったことはかってなかった」「小国は拡大を、大国は支配を、そして、老いたる国は延命を願うものである限り、どうして、今日の均衡が確実なものであるといえるのか。この種の変動が現実に存続しているというのに、何をもって国境や国権の安定を保持していこうとするのか」
トランプ2.0になり、昨日のように今日があり、今日のように明日があるとは言えない激しい情勢の変化に直面した世界は、文字通り未知の領域に突入しつつある。
「欧州首脳は、米国抜きのNATOのあり方を模索しているが、その確たる将来像は描けておらず、未知の領域にとどまっている。」(2ページ目)
台頭する中国の影響拡大、相対的に衰退していく米国のポジション改善のダイナミズムの中で、我こそが西欧文明の発祥の地なりと考えてきた欧州が、いつの間にか辺境の地に追いやられていく(そうなのかあ?)。
「米国が去り、ロシアが入り込もうとしている中、欧州は抑え込まれないだろう」(イスメイ卿のもじり)
そう上手くソフトランディングできるだろうか?。
浮沈子は、もちろん、欧州大戦争を経ることになると見ている。
「欧州はウクライナを強く支援するだろう。」
「農業国で鉱物資源の豊富なウクライナがプーチン大統領に降伏するようなことがあれば、欧州にとっての悲劇になるからだ。」
このスタンスこそが、欧州の悲劇を招く。
米国のNATO撤退は長期的構造的に避け難いけど、そのバランスオブパワーを武力で補おうとすればロシアとの緊張は必然的に高まる。
対立し敵対する国家間であっても、平和的な関係を築くことは可能だ。
知恵と忍耐と不断の努力が必要だがな。
短期的中期的な抑止が可能だったとしても、軍事的対立をエスカレートさせれば、いつかはドンパチが始まる。
欧州はNATO的発想から脱却しない限り、長期の展望は得られないだろう。
もう、世界の文明の中心から外れ、辺境の地になっちまってる自覚が必要だ(そうなのかあ?)。
米国のNATO離脱は、その意味ではショック療法になるかも知れない。
「米国撤退後のNATOは、おそらくは、現在のNATOを基盤としつつ、米国を除いた「欧州条約機構」(ETO:Europe Treaty Organization、仮称)が誕生するだろう。」(NATOの元欧州連合軍最高司令官であったジェームズ・G・スタブリディス氏(現タフツ大学フレッチャー法律外交大学院名誉学部長))
「もし、米国が離脱すると決定した場合、欧州が3つの行動を取ると予測する。」
・第1に、(中略)欧州は防衛費の増額を継続し、特に核戦力の増強を図るだろう。
・第2に、欧州の外交・防衛政策は、米国と急速に乖離していくことになるだろう。
・最後に、欧州はウクライナを強く支援するだろう。
浮沈子的には、かなりピントがずれているように見えるんだがな。
まあいい。
欧州が抑え込まれるかどうかは分からない。
未来は混とんとして闇の中にある。
その闇を照らす光が、軍事力増強と核戦力の拡大を背景とした「戦略的自立」というのは情けない気もする。
人類って種族は、どーしてドンパチからしか発想できないんだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ドイツ外交評議会トップ、もはや米国は我々の敵対者で同盟国ではない)
https://grandfleet.info/european-region/germanys-council-on-foreign-relations-chief-us-is-now-our-adversary-not-our-ally/
「もはや米国が我々の敵対者となり『同盟国ではなくなった』という事実から目を逸らすことが出来ない」「我々は米国人を喜ばせるために高価な米国製システムを購入してただけ」「もうF-35を必要としている人は誰もいない」(ドイツ外交評議会のトム・エンダース会長:Airbusの元最高経営責任者)
なんかこう、現実は遥か先を爆走している気もする。
「エンダース会長は誰もが口に出さなかったこと(米国人を喜ばせるために高価な米国製システムを購入していた)を言ってしまった感がある」(航空万能論ブログ管理人)
「私は生粋の大西洋横断主義者だが、もはや米国が我々の敵対者となり『同盟国ではなくなった』という事実から目を逸らすことが出来ない」「ホワイトハウスはウクライナにやったのと同じように米国製システムに依存した欧州を脅すことができる」(エンダース会長:以下同じ)
以下、ぶっちゃけた話が延々と紹介されている。
「出来るだけ早く米国製システムからの独立が急務で欧州には多くのことが可能だ。フランスとイタリアで製造されているSAMP/Tはパトリオットと同等の能力をもつ代替システムだ。Starlinkの代わりにはOnewebがある。まだOnewebの衛星群はStarlinkの1/10程度だが、SESが保有する中軌道衛星と組み合わせればとても強力になり、今後数年でOnewebの衛星群もさらに強化されるだろう。さらにドイツはF-35購入に固執すべきではない。この決定は最初から何もかも間違っていたのだ」
「ドイツのF-35購入に関する予備的な決定はメルケル政権に下され、これは「高価な米国製システムにドイツは大金を支払っている」「だから2%の目標を達成出来なくても批判するな」というトランプ政権への融和策で、これが長年続いてきたドイツの考え方だ。我々は米国人を喜ばせるために高価な米国製システムを購入していた。一方のフランスは何十年も自国製システムを優先してきた。その一貫性と先見性は称賛に値する。フランスは欧州の防衛力を共同で強化しようとメルケル政権に提案してきたが無視され、この状況はショルツ政権にも引き継がれた」
「ドイツ外交評議会会長として1つだけハッキリしていることは『数百億ドルの取得コスト、これに数十億ドルのメンテナンスコストとライフサイクルコストが上乗せされるF-35を必要としている人は誰もいない』という点だ。米国は運用国のF-35に対する広範囲なアクセス権を持ち、トランプ大統領はいつでもF-35の運用を停止に追い込む事ができる。このようなシステムを反欧州色の強い国から入手するのはリスクが高く、現在の新しい地政学的状況下でドイツは発注をキャンセルする最初の国になるはずだ」
やれやれ・・・。
ここでのキーワードも「戦略的自立」だな。
米国の51番目の州(候補?)に挙げられているカナダは、もっと深刻だ。
「新しい世界秩序の輪郭が見え始めた。大国による世界秩序は現在失わつつある現秩序より遥かに少ないルールで成り立っている。この新しい世界にカナダがどう適合するかは依然として不明だ。最強で最も親密だった同盟国が我々を敵に回し『クレムリンを支持している』という衝撃的で痛ましい現実に直面しながらも、カナダが進むべき道にはヒントがある」(カナダ国営放送のCBC:以下同じ)
「カナダにとって最大のリスクは世界から孤立することだ。もし欧州が自立した意思決定能力と防衛能力を備えるようになれば、ますます欧州はカナダを必要としなくなるだろう。ホワイトハウスでの口論事件以来、欧州の首脳らはウクライナと欧州をロシアの侵略から保護するための新しい同盟に向けて急速に前進している。問題はこの中にカナダが入り込む余地があるかどうかだ」
「欧州委員長は「私達は最も重要で危険な時代を生きている」と述べ、欧州を再軍備させるための大規模な動員策を発表した。欧州議会の議長も「この世界では安全を他人に依存する余裕はない」と、マクロン大統領も自国民向けの演説で「米国が我々の側にあり続けると信じたいが、我々は準備してく必要がある」と、ドイツ外交評議会の会長も「米国が我々の敵対者となり『同盟国ではなくなった』とう事実から目を逸らすことが出来ない」と述べ、5年前にEUから離脱した英国も新たな同盟に加わる意向を表明している」
「欧州はウクライナ問題に関してどんな援助でも歓迎しているが、米国が原因でNATOが機能しなくなった場合、欧州が新しい同盟にカナダを迎え入れるかどうかは不透明だ。米国とロシアが急接近し、西側民主主義国に対する敵意を強めている世界においてカナダは2つの厳しい現実に直面している。1つ目の現実はカナダが米国の併合論に脅威を感じて新たな安全保障を求めているのに対し、デンマークを除く欧州諸国は米国ではなくロシアの脅威を感じている。相互防衛の義務が伴う同盟において同じ脅威を感じている国同士のほうがまとまりやすい」
「2つの現実は「貢献が期待できない国」とは相互防衛の義務を交わさないと点で、カナダには欧州に軍事力を投射する能力が欠けている。アナリストのロイプレヒト氏はCBCに対して「カナダのために立ち上がるという点において同盟国からの反応は鈍い」と語り、これを裏付ける象徴的な出来事があった。先週、トランプ大統領がカナダとグリーンランドの併合について最も脅迫めいた発言をした際、同席していたNATOのルッテ事務総長は沈黙を守り、あろうことか笑みさえ浮かべて見せた」
やれやれ・・・。
ルッテも災難だな。
「現在のカナダにはNATOへ旅団規模の部隊を提供するぐらいしか出来ないが、欧州が必要としているものを持っているため新しい安全保障協定の基礎になるかもしれない。欧州は依然としてロシア産天然ガスに大きく依存し、輸入している液化天然ガスの約半分は対立している米国から来ている。ロイプレヒト氏は「欧州はトランプ政権がエネルギー資源を武器化すれば非常に脆弱だ」「トランプはプーチンのやり方を真似て同じことを欧州に行う可能性があり、そのリスクをどのように軽減するのか?その答えはカナダから液化天然ガスを調達すればいい」と言う」
「カナダには世界中の国が欲しがるもの全て揃っている。必要なエネルギーは全てある。肥料もカリもある。カナダは広大な国土も有する農業大国でもある。ウラン、水力発電、石油、ガス、人材、重要鉱物、才能など挙げればきりがない。ドイツ連邦議会の外交委員会に所属するローデリヒ・キーゼヴェッター議員も「ロシアに金を払うよりもカナダから液化天然ガスを購入した方が遥かに良い」と語るが、問題はカナダ側にある。我々にはエネルギーを欧州に送るためのインフラが決定的に不足している」
この話を聞いていると、まるでウクライナが地下資源を適用するから米国に守って欲しいと懇願しているように聞こえる(そういうことかあ?)。
「カナダが欧州に提供出来るものは他にもある。カナダは国土が広いためミサイルを攻撃するのが難しい。さらに欧州では困難な低空飛行などの訓練も行え、再軍備に必要な生産能力を構築する土地もある。ロシアとの戦争が勃発すればカナダは欧州にとって理想的な軍事資産の待避所、武器や弾薬を生産する拠点になるだろう。ロイプレヒト氏も「あるゆる危機にはチャンスが埋もれている」「今回のことは間違いなくカナダと欧州が機密に連携するチャンスだ」と訴えた」
まあいい。
カナダは、米国の一部には絶対なりたくない人々が作り上げた国家だ。
無理もない・・・。
これらの発言は、いずれも「言っちゃあいけない、その一言」的雰囲気に満ち溢れている。
「ドイツ外交評議会のトップが「米国は我々の敵対者」と言及したのはインパクトクが大きく、これを取り上げたCBCの報道も「最強で最も親密だった同盟国が我々の敵に回った」と述べ、もはや西側諸国と米国の関係は不可逆的な道を歩みだしている」(航空万能論ブログ管理人)
「因みに「F-35を必要としている人は誰もいない」という発言は第5世代機としてのスペック云々の次元ではないので、欧州にはF-35と同等のシステムがないだろうというのはナシの方向でお願いします。」(同上)
米国製兵器が優秀な性能であることは間違いないだろうけど、それに依存した体制で自立した防衛が可能かという疑念が生まれていることも確かだ(いつ、ハシゴを外されるか知れたもんじゃない!)。
まあ、未知の領域だからな。
従来とは隔絶した発想が必要なのかもしれない。
航空万能論は、NATO最高司令官返上の件にも触れている。
(トランプ政権、NATO最高司令官の放棄や在日米軍司令部の再編中止を検討中)
https://grandfleet.info/us-related/trump-administration-considering-abandoning-nato-supreme-commander-and-canceling-us-military-headquarters-restructuring/
「NATO最高司令官は加盟国の持ち回りではなく「米欧州軍司令官の兼任」が不文律となっている」
「トランプ政権の指示で国防総省は戦闘部隊と司令部の大幅な再編に取り掛かっている」「検討されている再編計画案の中にはNATO最高司令官の役割放棄が含まれている」「これを放棄すれば欧州の安全と平和を定義してきたNATOの象徴的変化になるだろう」(NBC News)
「NATOからの米国離脱を示す重大なシグナルとみなされる」「これは壮絶な政治的過ちだ」「これを1度放棄してしまえば修正することが出来ない」(同職を努めた経験をもつスタブリディス元海軍大将)
「この種の再編は包括的な軍事戦略ではなく経費削減が動機となっている」「司令部の計画立案や情報収集の能力を削減すれば不利益を被るだけ」「再編案はどのような戦略的分析に基づいているのか?政権誕生からたった2ヶ月間しか経っておらず、これは戦略的分析というより経費削減策の匂いがする」(米欧州陸軍の司令官を努めたことがあるホッジス元大将)
浮沈子的には、「NATO最高司令官」の返上は象徴的なもので、それも直ちに行われるわけではなく、問題は「もはや西側諸国と米国の関係は不可逆的な道を歩みだしている」(再掲)点にあると見ている。
ぶっちゃけ、欧州は最早ロシアのものだ(そんなあ!)。
米国は、欧州から撤退するにあたり、ロシアに餌として差し出している。
ロシアが食いつけば、米国は地域大国へと変容する時間と有利なポジションを確保できる。
中国がどう動くかは分からないけど、欧州に選択肢はないだろう(中国に付くという線も出ているけどな:前出のJPプレスの記事)。
浮沈子的には、中国はロシアを使って欧州を手に入れようとしているように見える。
どちらにしても、米国の知ったことではないのだ(そうなのかあ?)。
大西洋を見下ろす丘の上にロシア国旗が翻る日は遠くないかもな・・・。
最近のコメント