スキン講習2016年05月30日 07:17

スキン講習


水中で息を継げないスキンダイビング。

水面で吸うのが唯一の呼吸。

腹式呼吸、その後胸部を膨らませて追加、さらに首から上で押し込む。

3段階で、肺というタンクの中に、酸素(窒素も)を満タンにして、水中に消える・・・。

はずだったんだが、沈めないで、浮き上がってしまう。

ちょっと、ウエイトが必要だったな。

何度かジャックナイフを練習すると、呼吸が乱れてくる。

休憩して、更にチャレンジ。

逆立ちしながらの耳抜きのコツ、水中での無駄な動きや抵抗の排除、シュノーケルの扱いなど、細かいノウハウの塊。

フィンキックも、スクーバとはちょっと異なる(使ったフィンは同じですが)。

自分の身体一つが基本なので、動きが繊細だ。

丁寧に、意識して動く。

これは、参考になる。

シングルタンクのオープンサーキットだって、限られた呼吸ガスを携行して、安全に戻って来なければならない。

同じように、無駄のない動き、抵抗の少ない形、効率の良いフィンの使い方を常に意識すべきだ。

CCRでは、もちろん、アットーテキなガス持ちの良さはある。

浮沈子は、それが理由でCCRを始めた。

しかし、考えてみれば、持ち込んでいるガスの総量は少ない。

ベイルアウトすることになれば、無駄に使うわけにはいかないのだ。

限られた呼吸ガスを無駄なく使い、安全にエキジットするという点では、全く同じである。

2時間も水に漬かって、たっぷり脱水した。

しっかり息を吸い込んで、ゆったりとした動きを維持すれば、水中で息堪えしているのは苦痛ではない。

急な動きをしたり、ストレスを感じて力が入ったりすると、いきなり苦しくなる。

あくまでも、しなやかに、水に沿って動く・・・。

人間にとって、水中は死の世界だが、パニクってジタバタさえしなければ、大井町の4mの深さのダイビングプールは天国だな。

適正なウエイトを着けて、何度か自主練習をした方がいいと思った。

浮き上がってきた時の呼吸についても、ちょっとしたコツがあることも分かった。

競技ではなく、レクリエーションとしてのスキンダイビングというのは、十分成立すると感じた。

水中での身体の使い方を、これで覚えれば、スクーバでも上達が早いのではないか。

6リッターの細身のタンクを1本差しにサイドマウントして、いや、3リッターのディリュエント用のタンクでもいいか、それで泳いだら、きっと気持ちいいだろうと思った。

スキンダイビングをゆったりと行った後に、スクーバを考えると、ずいぶんと野蛮に感じる(!)。

つーか、今まで、如何に粗雑に潜っていたかを思い知る。

競技としてのアプネアを考えると、そっち方向でのトレーニングになるんだろうし、もちろん、身体一つでやるわけだから、身体づくりも必要になる。

浮沈子は、そういうことではなく、過酷環境下でトラブった時のパニック対策の一つとして、スキンダイビングの講習を受けた。

テクニカルダイビングのノウハウとして、直接生かせるかどうかは分からないが、限られたガスを使い、水中で呼吸が出来ない状態を最初から作り出している点では、スキンダイビングはいきなりパニック状態に陥る環境であるともいえる。

スクーバは、水中で呼吸できるというのが大前提なので、ある意味では陸上と同じ環境なのだ。

呼吸ガスが断たれるというトラブルは、スキンダイビングではトラブルでもなんでもない・・・。

イントラが勧めてくれた理由が、何となく分かったような気がする。

まあ、客観的に見ていて、それほど杜撰な潜り方をしていたということなんだろう。

慌てないで、落ち着いて、訓練された手順を実行できること。

それが、生き残るための条件の一つだし、器材の不具合で呼吸ガスが一時的に断たれた程度でパニクっていたら、過酷環境下では話にならない。

オープンウォーターの講習の中でも、ガス切れシミュレーションとか、バディからガス貰うとか、レギュレーターリカバリーとか、呼吸ガスに関するトラブル対応のスキルを習得する。

じゃあ、それがいざという時に使えるかというと、それはまた別の話になる。

自分の体の中の酸素を使い、限られた時間の中で、適切な対応を行うことが出来れば、事故は未然に防ぐことが出来る。

自分の身体は、最大の器材、最後に当てにできる大切な器材なのだ。

テクニカルダイビングで、フィットネスを要求される理由の一つが、うっすらと見えてきたな。

そういう風に考えると、タバコなんて、怖くて吸えないだろうな。

いや、あれは、日頃から低酸素状態に身体を慣らしておく効果があるってかあ?。

冗談じゃない!。

いろんな意味で、スキンダイビングは参考になった。

それはそれで一つのジャンルを形成するが、水中活動の基礎でもある。

あるいは、自分の身体という器材のチェックにもなる。

今回の講習では、メンタルな部分との接点については、ほとんど触れられていなかった。

初級対象ということもあるし、姿勢についても水面姿勢が中心だった。

水中姿勢などについては、中級で教わることになるんだろう。

しかし、メンタル面からの話が、もう少しあると良かったかもしれない。

余談だが、プールには、もちろんビボフィット(初代)を着けて潜った。

水中での時間経過が、分単位というのはちょっとまいったが、1分経過したかどうかの参考にはなった。

秒単位での表示が出来ると助かるな。

スキンダイビングは、競技でもなければ競争でもない。

自分自身との対話を通じて、自分が楽しむための娯楽だ。

自分の生身の身体を最大限に使うという点ではスポーツかも知れないが、風呂場で顔を水に漬けることの延長でもある。

苦しくなったら浮上して、この星の大気圏というドデカイタンクから、たんまりと(3段階で)呼吸すればいいのだ。

水中世界に親しむ入り口としては、確かに相応しいが、それ自体の危険性もある。

無理して息堪えをしたり、水を飲んでしまったり、耳抜きが出来なくて痛めることもある。

循環器にも負担が掛かっているしな。

ヤバイ時は、ヤバいことになる。

指導者の下で行うか、適切な安全管理下で行うべきだ。

浮いたり沈んだりしかしていないのに、結構疲れる。

緊張もしていて、力が入っているんだろう。

講習の前半では、入念なストレッチと、呼吸の練習もしたのに、いざ水に漬かるとそれが生かせていない。

ああ、何事も頭で考えるだけではダメだな。

練習、練習、また練習。

浮沈子は、天才ではない。

凡才は、努力を続けなければ進めないのだ。

つーか、退化していく。

もう、相当退化してるかも。

こんなことで、テクニカルダイバーになれんのかなあ・・・。

4Cスパイダー見参2016年05月30日 11:33

4Cスパイダー見参
4Cスパイダー見参


雨が漏るというクーペの試乗については、このブログでも既に書いた。

(カックィー!)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/09/23/7805846

「愚弟の情報によれば、試乗車のトランクは、雨漏りすると言ってたそうだ。
うーん、イタ車の鏡だな・・・。
アルファは、こうでなくてはならない・・・。」

その4Cにスパイダーが出来て、田園調布のお店にも登場したというので拝んできた。

リアのトランクリッドが、上手く閉まらないらしい。

コツがいるとか言ってたな・・・。

車重は1060kgと書いてあったが、怪しいもんだな(イタ車だしな)。

試乗はできず、座ってみるだけ。

向かって右側にあったジュリエッタのクワドリフォリオ・ヴェルデと同じエンジンを積んで、元気に走るんだろう。

せっかくお店まで03ボクスターで乗り付けたので、500のツインエアーを試乗させてもらった。

2気筒の独特の排気音はするものの、振動はない。

ちょっと変な感じだ。

ふつーに走るし、日常での使い勝手に問題はない。

直進安定性に欠けるというか、ハンドルが敏感というか。

慣れの問題だろうが、ちょっと気になった。

パワーは、それなりに出ているし、へんてこなミッションとの取り合わせにも、問題はないようで、クルマトータルとしての出来はいい。

でも、まあ、国産車を選ぶんだろうな。

イタ車フリークでもなければ、このクルマは買わないだろう。

早々にお暇したが、我が国でアルファが売れるとは思わない。

もちろん、楽しいクルマだし、工業製品としての魅力もある(いっせんまんえん級のクルマでも、トランク閉まらないけどな)。

しかし、どうも、国民性が違うようだ。

ドイツ車のような、カッチリしたつくりのクルマの方が性に合う。

その昔、日独伊三国同盟というのがあったようだが、上手くいかなかったのはそういうことだったのではないか。

まあ、どうでもいいんですが。

03ボクスターに乗り換えて(もちろん、オープン!)、帰りの道を走りながら、水平対向6気筒エンジンの滑らかな回転を楽しむ。

これからボクスターケイマンの新車を買い求める方は、この感じを味わうことはないわけだ。

未来永劫・・・。

4Cスパイダーも4気筒ターボだしな。

オープンにして走らせれば、それなりに楽しいクルマなんだろうが、浮沈子はこれでいいや。

十分だ。

今朝は、雨音に目が覚めて、二度寝をしてしまった。

今日は今通っているフィットネス最終日。

来月からは、大井町だけになる。

通いきれるんだろうか。

雨の日とか、どーしよー?(傘さして、歩いて行こうか)。

11か月通って、今朝の計量で、やっと4kgの減量を果たした(うち、2kgは今月)。

運動する習慣と、体重計に乗るという習慣を身に着け、食事のカロリーを記録するようになった。

来月は、パラオでその習慣が途切れてしまうが、浮沈子の場合、ダイビング中はあまり変動はない。

今回も、それを期待してるんだがな。

帰ってきてから、また、再開すればいいのだ。

雨も上がったようだし、そろそろ出かけようか・・・。

美味しいもの2016年05月30日 16:34

美味しいもの
美味しいもの


砂糖たっぷりのケーキ、油ギトギトのお肉、塩味の利いた料理、山盛りの白米、クリームの入った菓子パン・・・。

なんか、ダイエットや生活習慣病の敵のように言われている、身体に優しくない、糖質、カロリー、塩分たっぷりのお食事。

これに、砂糖いっぱい入った炭酸飲料でも飲めば、完璧だろう!。

脳は満足、腹は満腹、そして、食ったら即寝る。

幸せな夢を見られること請け合いだな。

「そんなに美味しい料理を山盛りにされても、もう、一口も食べられません!。」

訳の分からん寝言を口走りながら、グーグー寝てしまう・・・。

一時の快楽に身を委ねて、贅の限りを尽くし、痺れるような満足を得る。

そうして、時は流れ、ある日、突如として気付く。

自分が、ブタの穴に落ちたことを(詳しくは、タイガーマスク参照:もちろん、元ネタは「虎の穴」)。

「ブタだ、おまえはブタになるのだ。」

いや、まあ、ブタに罪はない。

いい迷惑だろう。

浮沈子は、脳がなぜそのような選択を行うのがが不思議でたまらなかった。

人類は、その進化の過程で、飢えることのない生活を手にしたわけだから、本能のままに生きているだけでブタになってしまうというのは理不尽だ。

未来の人類は、発熱量だけ多くて消化吸収が悪い人種と、不味いものを食わなければ満足できない人種に2分されるのではないか。

あるいは、そう、いっそブタになってしまうか・・・(画像参照)。

まあ、どうでもいいんですが。

そんな人類の進化の行く末よりも、今現在お世話になっている自分の身体のことが心配だ。

美味しいものを、好きな時に腹いっぱい食って、運動もせずに寝ていた自分が恐ろしい。

何とかしようと、運動を始め、それがたまたまダイビングだったことから、いろいろな縁が生まれて、テクニカルダイビングに進もうかというところまで来た。

そしたら、身体的なフィットネスが条件だという。

メンタルも重要だそうだ。

つーか、最後はそこが生死を分ける。

ブタは、おだてりゃ木に登るかも知れないが、テクニカルダイビングは出来ないだろう。

美味いものを好きな時に好きなだけ食べる生活は、ちょっと諦めなければならない。

少しだけ、たまに食べるならいいのかもしれないが、そんなに器用なことは出来ない。

浮沈子の場合は、アルコールやタバコと同じく、きっぱりと止めてしまうのがいいだろう。

脳が欲していないものは、身体には良くても、不味いに違いない。

食事を楽しみ、食事で快を得る生活は捨てるしかない。

刺激物を避け、消化の良い、カロリーや糖質をコントロールされた、微量栄養素に富む、薬のようなものだ。

良薬は、口に苦し・・・。

誰も、腹いっぱい薬を飲みたいとは思わないだろう。

緩やかに身体を動かし、筋肉を維持し、余分な脂肪を燃焼させ、循環機能を活性化させる。

良質な睡眠と、心の平安を保ち、シンプルな生活と自然への親しみを大切にする。

良好な人間関係も大切だな。

ギスギスしていたのでは、ダイビングどころではないだろう。

レクリエーショナルは、ストレス解消であって、ストレス発散ではない。

そういうのは、格闘技でもやってもらった方がいいかもしれない。

ああ、しかし、美味いものを腹いっぱい食べた後の、この陶酔感は何なんだ・・・。

眠気が襲ってきて、瞼が重く重く感じられる。

地球の重力が恨めしいな(無重力状態でも、瞼は閉じますが:たぶん)。

別に、爆食したわけではない。

普通に食べて、普通に運動しただけ。

今通っている最後のフィットネスに行ってきただけ。

散歩は、一寝入りしてからにしよう・・・。