可・不可2012年05月19日 11:30

可・不可


「べし・べからず」と読む(まあ、「か・ふか」でも間違いじゃないんですが)。

「馬は水辺(すいへん)に引くべし。飲ましむべからず。」

(よく分からないが、元は英語なのか?)
http://study.matrix.jp/kotowaza/u4.shtml#A103

「 子日わく、民は之に由らしむべし。之を知らしむ べからず。」

(誤解されることが多い諺)
http://rongo.jp/kaisetsu/rongo.php?196,1

「べし・べからず」は、ここでは「そうすることがよい・そうすることがわるい」という意味ではもちろん、ない。

「可・不可」の文字通り、「できる・できない」、あるいは「たやすい・むずかしい」というよいうな意味で使われている。

諺の誤解ということでいえば、

(復讐するは我にあり)
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa1277551.html

(情けは人の為ならず)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E3%81%91%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%82%BA%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%9A

などが有名だが、「由らしむべし、知らしむべからず」は、為政者の方で(わざと?)誤解しているようなので困る。

特に、論語の時代とは異なり、民主主義の現代では、重大な問題である。統治される側の我々は、せめて本来の意味を理解し、為政者に知らせるように仕向け、それを理解し、判断した上で行動する必要がある。

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