アルミボディ2012年08月03日 20:58

アルミボディ
アルミボディ


自動車のアルミボディについては、前に触れた。

(金字塔)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/08/02/6529073

自動車のボディにアルミが多く使われた時代は、昔のことだそうだ。その後、鉄の時代が長く続く。

鉄は、錆びやすいが、しなりがあって自動車のように路面からの衝撃を受けたり、エンジンの出力を伝えたりする際に有効に働く素材である。

クルマ自体がサスペンションになっているのだ。

アルミにはそのような特性がないため、力を逃がしにくい。

強度を上げて対処せざるを得ない。

(アウディがこだわる軽量アルミボディ)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/eco_shimizu/081126_asf/

これを読むだけで、アルミボディの過去、現在、未来が見えてくる。

(ジャガー XJシリーズ)
http://www.carview.co.jp/green/report/road_imp/jaguar_xj/182/1/

アウディだけではない。フォード傘下のジャガーもアルミボディに熱心だ。

ま、どっちも清水和夫氏の記事なのは、偶然である。

「軽量化=アルミ」、「省エネ=ディーゼル」で決まり!。

庶民の財布とは無縁な、高級車の世界の話である。

しかし、大衆車の世界にもアルミは進出している。

そう、アルミホイールである。

(アルミホイール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AB

今時、商用車でもなければ、大概のクルマはアルミホイールになった。JWL-Tなどという怪しげな規格があり、商用車のアルミホイール転換を妨げている(?)。

(JAWAのページ)
http://www.jawa.jp/standard/index.html

うーん、怪しげな業界団体である。

4ナンバーは、卒業したからいいけれど・・・。

(スチールホイール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AB

スチールホイールベタボメである。自動車は、カッコでしょ?。

まあ、どっちでもいいんですけど。

鉄とアルミ、特にボディがどうなるかは注目である。本格的なアルミボディの量産車が登場すれば、一気に広がる環境は整っているからだ。

そして、後ろからはカーボンボディの足音も聞こえてきている。

1トンから2トンあたりの乗用車、ボディ素材の行方は非常に気になるところだ。

ハイブリッドボディ2012年08月03日 22:24

ハイブリッドボディ
ハイブリッドボディ


エンジンのハイブリッドというのは、最近の流行である。ハイブリッドでなければ、エコにあらず。猫も杓子もHVを謳う。

そんな流れに乗っているのか、背を向けているのか、ハイブリッドボディとでもいうクルマが登場してきた。

なんと、ポルシェである。

(ポルシェ 911 試乗レポート)
http://www.carview.co.jp/road_impression/article/porsche_911/1410/

このところ、清水和夫ネタが多い。偶然である。

さて、どちらかというと肯定的な記事が多い中、こんなブログがあった。

(スチールボディとアルミボディの違いについて。ポルシェ991)
http://ameblo.jp/mobilismo/entry-11130563631.html

なんか、歯にモノが挟まった感じがする。スッキリしない。

(ポルシェが)
http://pasture.s59.xrea.com/cgi-bin/cdiary/diary.cgi?no=621

なるほど!。「まぁ要するに、フィールは全く期待できないという事になります。」

鉄の乗り味とアルミのそれの違い。ポルシェは、一番それを知っているからこそ、ハイブリッドボディを選択したのだろう。苦渋の選択である。

(991の進化:シャシー編)
http://minkara.carview.co.jp/userid/331159/blog/23821972/

なかなか注目されていることが分かる。

この間、試乗した981型ボクスターも、アルミ化が施されている。

(ボクスター:ウエブスペシャル:最後の方に構造図があります)
http://www.porsche.com/microsite/boxster/japan.aspx?ws=1

乗り味かあ、難しい時代になったものだ。

しかし、ドライブバイワイアーの時代である。乗り味の演出すら可能なのではないか。可変ボディ剛性、たわみの具合とか、捩れのシミュレーションとか・・・。

それとも、アルミボディやカーボンボディに産まれた時から乗っていれば、それが「ナチュラル」な乗り味になるのか。

500Eは、チーフメカニックが熱中症になってしまったため、もうしばらく整備に時間がかかるようだ。お気の毒に。何かお見舞いでも持っていこうか。

500Eこそ、鉄の時代の王様である。鉄の味の濃いW124系の代表格である。また、ポルシェとベンツのコラボでもある。もう、二度と戻ることはできない。昔日の乗り味、20世紀の残照。

エンジンが無くなって、モーターになってしまうことよりも、あの乗り味が消えてしまうことの方が悲しい。