車輪の下2012年08月06日 21:09

車輪の下
車輪の下


(画像は、キュリオシティから送られてきた、ランダーの車輪が写っている写真)

ヘルマン・ヘッセといえば、少年のころ、貪るように読んだ作家の一人である。

(車輪の下)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8A%E8%BC%AA%E3%81%AE%E4%B8%8B

とは、何の関係もない!。

車輪の下にあるのは、地面に決まってるだろうが、ボケイ!。

今回の場合、火星の地面であるところが一味違う。車両重量約1トン(火星では3分の1)、原子力電池で、燃料補給なしに14年は活動できると書いてあった。

カメのように遅い。

最高時速90mだという。

いいじゃないの、オフロード車なんだから。

そこで、どんなクルマなのかを見てみる。

(サイエンスコーナー:デバイスの解説が詳細に書いてあるが、当然英語)
http://msl-scicorner.jpl.nasa.gov/

(マーズ・サイエンス・ラボラトリー探査機の諸元:日本語)
http://moonstation.jp/ja/mars/exploration/MSL/spec.html

(3Dでぐりぐり動きます:重いです)
http://mars.jpl.nasa.gov/explore/curiosity/

所詮、アメ車である。でかいだけがとりえに決まっている。

いろいろな、観測機器や分析装置を積んでいるが、まともに動くのだろうか(まあ、アメ車ですから)。

(キュリオシティのツイッター)
https://twitter.com/MarsCuriosity/

よくしゃべるやつだ。カラー画像は、マストカメラが稼動する今週末までお預けだそうだ。

仕事しろよ!。

(FYIとはどういう意味?何の略?−For Your Information)
http://www.relief.jp/itnote/archives/002482.php

こんな、知識も仕入れられますな。

(Mars Rover Curiosity in Artist's Concept, Close-up)
http://mars.jpl.nasa.gov/msl/multimedia/images/?ImageID=3514

ここには、モバイルロボットという言葉が出てくるが、自動車というよりは、移動可能な地上観測機というのがコンセプトなんだろう。

月面車とは違う。

(月面車:アメリカ合衆国の月面車(ルナビークル))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E9%9D%A2%E8%BB%8A#.E3.82.A2.E3.83.A1.E3.83.AA.E3.82.AB.E5.90.88.E8.A1.86.E5.9B.BD.E3.81.AE.E6.9C.88.E9.9D.A2.E8.BB.8A.EF.BC.88.E3.83.AB.E3.83.8A.E3.83.93.E3.83.BC.E3.82.AF.E3.83.AB.EF.BC.89

このルナビークルは、ポルシェの設計なんだから、自動車でしょう!。インホイールモーターの電気自動車で、人間無しでは、1ミリも動かない。最高速度は16km/h、ポルシェの自動車の中で、(たぶん)最も遅いクルマだ(ボーイングが製作したから、ではない)。

キュリオシティでは、原子力電池が積まれているというのだが、プルトニウム238の崩壊熱を電気に変換するという。放射能漏れとか、大丈夫なんでしょうな。

観測機器にアルファ線が当たっても平気なんだろうか。

(アルファ粒子:紙1枚で遮蔽できます)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E7%B2%92%E5%AD%90

ボーイング社の製造によるそうだが、御巣鷹の悲劇の原因企業(後部圧力隔壁の修理不良)であり、V-22(オスプレイ)のメーカー、ジェットフォイルの設計でも知られる。

製造業というのは、モノを作る企業なので、何でもやるといえばそのとおりなのだが、見境がない。

三菱とか、川重とか、富士重とか、新明和だって、おんなじである。

みんな、自動車に関わっている。

そのうち、日本車の進出が始まり、宇宙でも自動車摩擦がおこって、排斥運動とか広がって、リコールするのに火星まで行くか、地球の販売店まで持ち込みになるのかで揉めて・・・。

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