SMCCR楽チン!2013年03月17日 00:40

SMCCR楽チン!
SMCCR楽チン!


最近、コンフィギュレーションの話を含めて、器材オタクみたいになってしまっているけれど(違うって、言えるのかあ?)、それはあくまで手段であって、目指しているのは快適なダイビングに他ならない。

南の島で、浅く、明るく、暖かいダイビングを、心ゆくまで堪能する。

レクリエーションなのだから、緩いのが一番である。楽チンなのがよろしい。

器材は、軽くて取り扱いが容易で、メンテナンスが簡単で、ダイビングが終わったら、ホッポリ出して昼寝できるのが一番だ!。

セブなどでは、ローカルにやってもらうというのもアリだが、次のダイビングでの命の保障はない(今のところは)。

メンテナンスと準備については、まだまだリブリーザーは気を使う。未完成のハイテク機器と言われても仕方ない部分はある。そこをエマージェンシースキル(っていうのか?)で、人間サマがカバーしなければ、とてもじゃないが使えない(今のところは)。

その代わり、ながーーーーーーい潜水時間や、身体に優しいナイトロックスダイビングが保障される。

浮沈子は、そのメリットを享受するためにCCRの世界に首を突っ込んだわけだ。スクーバダイビングのシーンを根本から変える、夢の器材である。

足掛け5年の月日が流れて、APDのインスピレーションは、黄色い箱の中から飛び出した。サイドマウント・クローズド・サーキット・リブリーザー(SMCCR)になった。

洞窟潜水を嗜む連中は、以前から使っていたが、少なくともインスピレーションを丸ごと使ってサイドマウント化した例は聞かない。

世界初の快挙(?)である。

今まで、誰も試みなかったのが不思議なくらい、あっけなく実現してしまった。蛇腹ホースも純正で間に合ったし、一本は首の後ろを通してしまって、快適なコンフィギュレーションを実現できた。

プールのようなコンファインドウォーターの環境ならば、キャニスターがハダカのままでも、十分である。背中の浮き袋(ブラダー)が広がらないような手立てを講じれば、すぐにでも実現できる。

海ではさすがにその度胸はない。

キャニスターへの衝撃をカバーするケースは、絶対必要であるというのが浮沈子の持論だ。

それが出来て、初めて完成といえるのだろうが、キャニスター剥き出しの現状でも、その快適さは、オリジナルの比ではない。

APDが、純正のサイドマウントキットを出す可能性だって、皆無ではないのではないか。

特に、エボリューションのキャニスターと短いタンクを組み合わせれば、鬼に金棒である。

先週、初めてサイドマウントを体験して、その快適さに軽いショックを覚えた。

具体的に、何が違うかというと、バランスの良さである。トリムが取りやすい。特に、キャニスターの後ろにタンクを付けたときのバランスの良さは特筆ものだ。

サイドマウントに共通の利点として、ホリゾンタルトリムを維持しやすい。

というより、起き上がり小法師のように、自然にそのポジションに戻る。

人によって、浮力やバランスが違うので、一概には言えないかもしれない。

ウエットスーツを着た浮沈子みたいに、浮きまくる人もいれば、イントラのように長袖シャツと短パン(と、ギョサン)で潜って浮力が出ない人もいる。

それでも、適正なウエイトを付けて、中性浮力にしたときに、サイドマウントで潜った方が、遥かに快適であることは間違いない。

オープンサーキットのみのサイドマウントは体験していないが、CCRでサイドマウント化した感じからすると、イントラがかぶれている訳も良く分かる。

これは、流行るだろう。間違いなく流行る。

それどころか、スタンダードになる可能性もある。

適正なコンフィギュレーションに仕立てるのが多少難しいのと、操作が複雑なので、初心者向きではないかもしれないが、一度ハマッタら元には戻れないだろう。

リブリーザーの場合は、タンクの配置やカウンターラングの問題(今のところ、分離できてません)、蛇腹ホースの取り回しなど、解決すべき課題が多く、直ちにスタンダードになることは難しいかもしれないが、なーに世界は広い。

このブログを読んだ方の中で(別に、読まなくてもいいんですが)、怠惰で飽きっぽい浮沈子などより、徹底的に研究してSMCCRの決定版を編み出すダイバーが、きっと出てくるに違いない。

そうしたら、直ちにパクッて、そのコンフィギュレーションにしてしまおう!。

まあ、洋服の着こなしのようなものなのだから、安全性を犠牲にしない限りは、快適であることが一番である。誰の真似をしても、咎められるようなことはない。

インスピユーザーの方は、騙されたと思って試してみていただきたい。ホースをちょん切らなくても、コネクター(カプラー)をうまく使って改造すれば、数万円のコストで試作することが出来る。

気に入ったら、後戻りできないように、ブチブチと中圧をちょん切って、快適な長さにしてしまえばよろしい。理想をいえば、純正のホースは残しておいて、丸々一式のアッセンブリーを作ってしまうのが安心だ(ソレノイドへ差すところは、オリジナルがいい)。

あの、水の抵抗が大きい、黄色い箱から解き放たれ、自分のストリームラインに納まったSMCCRで、有効にキックの推進力を生かして進むことが出来る。

フィンワークのへたっぴな浮沈子の場合はなおさらである。

楽だ。実に楽チンだ!。トリムの改善と、抵抗の低減が、これ程快適なダイビングを可能にするとは思わなかった。

ホバリングも、断然やりやすい!。

イントラからも、これからは、スキルが早く身に付くようになるだろう、とコメントを貰った(また、新たな「芸」を仕込まれるんだな)。

SMCCRバンザイである。

運用やメンテナンスに課題はあるが、当初考えていたよりも、遥かにまともに使うことができる。

初心に還って、新たな気持ちでダイビングを続けていくことが出来そうだ。

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