水の中の懲りない面々2014年05月03日 00:17

水の中の懲りない面々
水の中の懲りない面々


浮沈子は、これまで何人かのインストラクターに教わってきた。

もっとも長いのは、イントラこと豊田聡氏だが、アドバンスドダイバーとナイトロックスはASDIの鷹野与志弥氏に教えていただいた。

そして、浮沈子にダイバーとしての基本を叩き込んだのは、この方・・・。

枝村真樹氏こと、マサさん。

(クロウズネスツは「ゆっくり過ごせる隠れ処」を目指しています。)
http://www.crowsnests.net/greeting/index.html

いつかはお礼に伺わなければと思いつつ、月日を重ねてしまっている。

浮沈子がCカードを取ったのは、テニアン島である。

Cカード取ってから、そういえば一度も行ってない・・・(罰当たりであるな)。

このほかにも、門を叩いたダイバーとしては、田中光嘉氏がいる。

ファンダイビング10本くらいで、CCR教えてくれといったら、100本潜ってから来い!、と門前払いだった。

まだ、オープンサーキットでは100本潜っていないから、習いに行けない(そういうわけじゃあないんですが)。

皆さん、蒼々たる面々で、怖いもの知らずとはいえ、ずいぶん厚かましくお願いしたものだった。

来週からは、ピピ島で唯一人、日本人経営のダイビングショップであるパールアンダマンスクーバを経営する服部一之氏の門を叩く。

(ピピ島でダイビング)
http://pearlandamanscuba.com/

「パールアンダマンスクーバ(Pearl Andaman Scuba)は店舗を閉じインターネットでの予約のみの営業展開とさせていただくことになりました。今まで以上サービスが提供できるようにしたいと思いますので今後共によろしくお願いいたします。」

あれま!、お店畳んじゃったんですね。

「現在はピピシーフロッグの設備を使用して営業しています。ピピシーフロッグのスタッフも私(服部)の事を知っていますので来島のさいはお声掛けください。」

シーフロッグは、2月に行った時に、YASKOさんが使用していたショップでもある。

服部氏とは、シーフロッグが仕立てたダイビングボートの上でお目にかかった。

ダイブマスターのコースをピピで取るか、バリで取るかは、悩ましいところだ。

費用の問題もあるが、今後のメインのゲレンデをどこにするかということもある。

タイ、特にプーケットやピピ島は、浮沈子の肌に合う。

普通のダイビングを行っていく上で、この環境は捨てがたい魅力がある。

しかし、それ以上のものは、逆にないのだ。

テクニカルに強い面々がいるわけでもなく、リブリーザーが普及しているわけでもない。

石灰岩質の島々には、多くのケーブがあり、ゲレンデとしては可能性に溢れているが、現在はそういったショップはなくなってしまった。

モスキートに、ケーブダイバーが在籍していたという情報はあったのだが、いなくなってしまった。

そういうダイバーは、多くないのだろう。

バリのブルーシーズンには、そういったスキルのスタッフもいるし、お店自体がテックレックをやっている。

(インターンシップ・スタッフ紹介)
http://www.idc-bali-internships.com/jp/idc_bali_course_directors

「・青山生馬氏:テックディープダイバー
・トム・ウェスト氏:PADI テックディープ・インストラクター・トレーナー、PADIトライミックス・インストラクター・トレーナー
・渡部泰臣氏:PADI テックディープ・インストラクター、PADIテックサイドマウント・インストラクター、IANTD Ad.Nitrox インストラクター、PADIトライミックス・ダイバー、PADI POSEIDON MK6 CCRダイバー、IART JJ-CCRダイバー」

渡辺氏は、2種類のCCRのサーティフィケートを受けている。

テックサイドマウント・インストラクターでもあり、浮沈子的には、お話してみたい方の一人だ。

ティーチングプロというのは、浮沈子には職業としては向かない。

特に、ダイビングのように、生死に係わる遊びで責任を問われる立場になることは御免被りたい。

しかし、職業ダイバーとしては、ガイド業だけでは食って行けない。

新たな人身御供をネプチューンに捧げることは、生活の糧を得ることでもある。

CPRくらいなら教えてもいいかな。

ということで、ダイブマスターを目指そうと考えたわけだ。

人に教える技術を持つということは、自らがそれを確実に実践していかなければならないわけで、それ自体が安全の向上に繋がるわけだし、そういう目線でダイビングの安全管理を考えるということは、一段と高度な安全に繋がる。

レクリエーショナルダイビングで、ガイディングされながら潜る時も、ガイドダイバーが、何を考え、何を見ているかを知りつつ潜るということは、上手にガイドされることで安全を向上させることになる。

実際、トゥバタハリーフツアーでご一緒した方は、そういう理由でノンアクティブのダイブマスターだった。

同じ考えのダイバーに巡り合ったという奇遇もさることながら、浮沈子の発想もアリだな、という点で心強かったわけだ。

さて、それをどこで取るか。

一番いいのは、レスキューを取った服部さんに習ってしまうのがいいだろうが、バリ島のブルーシーズンのチームワークも捨て難い。

水の中には、懲りない面々が大勢いる。

きっと、今日も何人か、何十人か、何百人かのダイブマスター、インストラクターが生まれ、新たな貢物(ダイバー)をネプチューンに捧げるべく、世界の海に散っているに違いないのだ。

まあいい。

それは、過去にも繰り返された営みだし、今後もしばらくは続く行為である。

サイドマウントであれ、リブリーザーであれ、フツーのダイビングであれ、必要なスキルを身に着けて、控えめに潜る限り、直ちに死んだりはしないものだ。

「病気、へたくそ、思い上がりが事故の元」だというのが、須賀次郎氏の名言だ。

そうでなくても、事故は起こる。

外的要因で避けがたい事故というのは、必ず起こる。

ダイビングは危険な行為で、それをレジャーとして楽しもうということ自体が、所詮は無謀なのである。

それでも、ダイバーの再生産は止まらない。

それほど、水中は魅力的なのだろうか?。

命かけて潜るに値する世界なのだろうか。

答えは明らかである。

懲りない面々は、今日も水中に赴くのだ・・・。

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