最後の6気筒? ― 2014年05月03日 02:03
最後の6気筒?
次期ボクスター・ケイマンは、4気筒水平対向+ターボエンジンが搭載されるという、もっぱらの噂だ。
ということは、このクルマは、最後の6気筒エンジンを積んでいるということになる。
(【北京モーターショー14】パフォーマンスアップしたボクスターGTS、最高速度は281km/h[詳細画像])
http://response.jp/article/2014/05/02/222498.html
2世代も前の、986型ノーマルエンジンのボクスターの中古買いオーナーである浮沈子は、同じ名前のクルマが281kmで走ると言われてもピンと来ない。
浮沈子の愛車である流星号(っていうのかあ?)は、せいぜい200km位までで音をあげるだろう。
十分である。
実際、それ以上で走っても、楽しいクルマではない。
もともと、オープンで走る車だ。
「「GTS」とはグラン・ツーリスモ・スポーツの意味を持ち、ポルシェの中でもスポーティなモデルの頂点に付けられる特別な名称で、バイキセノンのヘッドライトがブラックアウト化されるなど、差別化が図られている。」
「グランツーリスモ」と「スポーツ」は、元々相容れない要素だ。
長大な距離を快適に走るための素養と、俊敏な運動性を追及したモデルが、同じ車体に宿ることは有り得ない。
どちらも中途半端に終わり、結局は、2台持ちには敵わないのだ。
しかし、981型のボクスターSに試乗した時、浮沈子は、その性格の豹変振りに舌を巻いた。
半端ない固さに締め上げられた足回り(最近は、これをボディ性能というらしいが)、そして、コーナーを駆け抜ける時の「破綻してなるものか!」という安定感、そのガチなボディが、スイッチ一つで町乗りのオープンカーに一変した。
これには、やられた。
8ぴゃくまんえんを、即決で払ってしまおうかと思った。
このクルマに、何の文句を付けようというのか。
まあ、二人乗りくらいかな。
だから、GTSという、自己矛盾的、何でも合体的、てんこ盛り的、商魂剥き出し的ネーミングを与えても、許す・・・。
しかし、PDKモデルは949まんえんだと・・・。
もちろん、多くのオプションが付いていての値段なのだろうが、それにしても、たかがボクスターが、いっせんまんえんを伺う値付けとは・・・。
いやいや、これは、ポルシェMDシリーズ最後のNA6気筒としての、プレミアムを含んでのお値段である。
そう考えなければ、手を出す気にはなれない。
そして、MD用330馬力のNAエンジンの後継機は、最早、作られることはないのだ・・・。
911は、引き続き6気筒モデルを継続するだろう。
それが差別化であり、商売というものだ。
(「ポルシェ・マカン」に直4ターボモデルが登場)
http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2014042854191.html
「ポルシェ ジャパンは新型SUV「マカン」に直4ターボエンジンを搭載したエントリーグレードを設定し、4月25日に予約受注を開始した。」
「エンジンは2リッター直4直噴ターボで、237ps(174kW)の最高出力と35.7kgm(350Nm)の最大トルクを発生する。これに組み合わせるトランスミッションは7段デュアルクラッチ式ATのみ。車重は上級グレードの「マカンターボ」より150kgほど軽量に仕上がっている。」
これで十分なのである。
ちなみに、浮沈子の986型の素のボクスター(2.7リッターNA)は、228馬力である。
現在開発中の次期ボクスター・ケイマン用エンジンは、これよりはパワフルであると思われるし、水平対向エンジンで登場することになろうが、マルチシリンダーでNAのまま出力を上げるという手法は、最早、許されないのだ。
ダウンサイジングし、燃費を向上させ、そのうち絶対ハイブリッドにするに決まっている!。
商品価値を高め、いっせんまんのボクスター・ケイマンを登場させようというのかあ?。
まあいい。
ポルシェの蓋を開けると、そこにアウディが一杯に詰まっていたとしてもだ。
外皮にシュトゥットガルトの紋章があれば、中身がインゴルシュタットであってもポルシェである。
(インゴルシュタット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%88
「高級自動車メーカー、アウディの本社・工場があることでも知られる。」
画像は、インゴルシュタット市の紋章である。
全然、ポルシェじゃない・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は、そのうち、ディーゼルエンジンの911が走り出すに違いないと確信している。
日本には導入されていないが、カイエンにはディーゼルモデルがあるのだ。
(ポルシェ・カイエンSディーゼル)
http://www.autocar.jp/firstdrives/2012/10/30/17071/
エンジンカバーの下には、きっとワッカが4つ付いているに決まっている(未調査)。
世も末だな。
しかし、実際、技術的にはスポーティなディーゼルエンジンを作ることは可能だ。
(驚くべきアウディの電動ターボ)
http://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/200407/
「電動ターボの威力はカタログで書けるスペックの域を超えている。通常のTDIでも驚くほど力強い加速を示すが、電動ターボのレスポンスはフェラーリのエンジンのように好感度なのだ。スロットル操作に敏感にトルクが追従し、エンジンは勢い余るかのように回転の上昇が速い。」
浮沈子が、ディーゼル911を確信する所以である。
ターボであれ、ディーゼルであれ、内燃機関であるうちはまだいい。
時が来れば、クルマは皆、電気で走るようになる。
911に、かつて「エンジン」という「部品」が付いていたなどという昔語りが語られるようになるのだ。
おそらくは、浮沈子が生きているうちに、そのようになるに違いない。
いやはや、なんともいえないな。
ボクスターGTS。
最後のMR6気筒エンジン車。
このエンジンは、紛れもなくポルシェのものだ(アウディは、フラット6持ってません!)。
浮沈子は、自分の03ボクスターの遠い国で作られたエンジンが、はるばる海を越えてやってきて、この島国の空気を吸って快音を上げているのを見ると(聞くと?)、なんともいえない寂寥感に襲われる。
ボクスターを手放すことも考えたが、やはり手元に置いておきたい。
ボクスターというクルマは、かつて、瀕死のポルシェを救った救世主なのだ。
エンジンという動力機関が、自動車に搭載されている時代は、そう長くはない。
ましてや、50年の歴史のある水平対向6気筒エンジンである。
もう少しだけ、その快音を聞いていたい・・・。
次期ボクスター・ケイマンは、4気筒水平対向+ターボエンジンが搭載されるという、もっぱらの噂だ。
ということは、このクルマは、最後の6気筒エンジンを積んでいるということになる。
(【北京モーターショー14】パフォーマンスアップしたボクスターGTS、最高速度は281km/h[詳細画像])
http://response.jp/article/2014/05/02/222498.html
2世代も前の、986型ノーマルエンジンのボクスターの中古買いオーナーである浮沈子は、同じ名前のクルマが281kmで走ると言われてもピンと来ない。
浮沈子の愛車である流星号(っていうのかあ?)は、せいぜい200km位までで音をあげるだろう。
十分である。
実際、それ以上で走っても、楽しいクルマではない。
もともと、オープンで走る車だ。
「「GTS」とはグラン・ツーリスモ・スポーツの意味を持ち、ポルシェの中でもスポーティなモデルの頂点に付けられる特別な名称で、バイキセノンのヘッドライトがブラックアウト化されるなど、差別化が図られている。」
「グランツーリスモ」と「スポーツ」は、元々相容れない要素だ。
長大な距離を快適に走るための素養と、俊敏な運動性を追及したモデルが、同じ車体に宿ることは有り得ない。
どちらも中途半端に終わり、結局は、2台持ちには敵わないのだ。
しかし、981型のボクスターSに試乗した時、浮沈子は、その性格の豹変振りに舌を巻いた。
半端ない固さに締め上げられた足回り(最近は、これをボディ性能というらしいが)、そして、コーナーを駆け抜ける時の「破綻してなるものか!」という安定感、そのガチなボディが、スイッチ一つで町乗りのオープンカーに一変した。
これには、やられた。
8ぴゃくまんえんを、即決で払ってしまおうかと思った。
このクルマに、何の文句を付けようというのか。
まあ、二人乗りくらいかな。
だから、GTSという、自己矛盾的、何でも合体的、てんこ盛り的、商魂剥き出し的ネーミングを与えても、許す・・・。
しかし、PDKモデルは949まんえんだと・・・。
もちろん、多くのオプションが付いていての値段なのだろうが、それにしても、たかがボクスターが、いっせんまんえんを伺う値付けとは・・・。
いやいや、これは、ポルシェMDシリーズ最後のNA6気筒としての、プレミアムを含んでのお値段である。
そう考えなければ、手を出す気にはなれない。
そして、MD用330馬力のNAエンジンの後継機は、最早、作られることはないのだ・・・。
911は、引き続き6気筒モデルを継続するだろう。
それが差別化であり、商売というものだ。
(「ポルシェ・マカン」に直4ターボモデルが登場)
http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2014042854191.html
「ポルシェ ジャパンは新型SUV「マカン」に直4ターボエンジンを搭載したエントリーグレードを設定し、4月25日に予約受注を開始した。」
「エンジンは2リッター直4直噴ターボで、237ps(174kW)の最高出力と35.7kgm(350Nm)の最大トルクを発生する。これに組み合わせるトランスミッションは7段デュアルクラッチ式ATのみ。車重は上級グレードの「マカンターボ」より150kgほど軽量に仕上がっている。」
これで十分なのである。
ちなみに、浮沈子の986型の素のボクスター(2.7リッターNA)は、228馬力である。
現在開発中の次期ボクスター・ケイマン用エンジンは、これよりはパワフルであると思われるし、水平対向エンジンで登場することになろうが、マルチシリンダーでNAのまま出力を上げるという手法は、最早、許されないのだ。
ダウンサイジングし、燃費を向上させ、そのうち絶対ハイブリッドにするに決まっている!。
商品価値を高め、いっせんまんのボクスター・ケイマンを登場させようというのかあ?。
まあいい。
ポルシェの蓋を開けると、そこにアウディが一杯に詰まっていたとしてもだ。
外皮にシュトゥットガルトの紋章があれば、中身がインゴルシュタットであってもポルシェである。
(インゴルシュタット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%88
「高級自動車メーカー、アウディの本社・工場があることでも知られる。」
画像は、インゴルシュタット市の紋章である。
全然、ポルシェじゃない・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は、そのうち、ディーゼルエンジンの911が走り出すに違いないと確信している。
日本には導入されていないが、カイエンにはディーゼルモデルがあるのだ。
(ポルシェ・カイエンSディーゼル)
http://www.autocar.jp/firstdrives/2012/10/30/17071/
エンジンカバーの下には、きっとワッカが4つ付いているに決まっている(未調査)。
世も末だな。
しかし、実際、技術的にはスポーティなディーゼルエンジンを作ることは可能だ。
(驚くべきアウディの電動ターボ)
http://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/200407/
「電動ターボの威力はカタログで書けるスペックの域を超えている。通常のTDIでも驚くほど力強い加速を示すが、電動ターボのレスポンスはフェラーリのエンジンのように好感度なのだ。スロットル操作に敏感にトルクが追従し、エンジンは勢い余るかのように回転の上昇が速い。」
浮沈子が、ディーゼル911を確信する所以である。
ターボであれ、ディーゼルであれ、内燃機関であるうちはまだいい。
時が来れば、クルマは皆、電気で走るようになる。
911に、かつて「エンジン」という「部品」が付いていたなどという昔語りが語られるようになるのだ。
おそらくは、浮沈子が生きているうちに、そのようになるに違いない。
いやはや、なんともいえないな。
ボクスターGTS。
最後のMR6気筒エンジン車。
このエンジンは、紛れもなくポルシェのものだ(アウディは、フラット6持ってません!)。
浮沈子は、自分の03ボクスターの遠い国で作られたエンジンが、はるばる海を越えてやってきて、この島国の空気を吸って快音を上げているのを見ると(聞くと?)、なんともいえない寂寥感に襲われる。
ボクスターを手放すことも考えたが、やはり手元に置いておきたい。
ボクスターというクルマは、かつて、瀕死のポルシェを救った救世主なのだ。
エンジンという動力機関が、自動車に搭載されている時代は、そう長くはない。
ましてや、50年の歴史のある水平対向6気筒エンジンである。
もう少しだけ、その快音を聞いていたい・・・。

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