🐼変異種:『いじめ』『管理』『憲法違反』『自由への脅威』:ワクチン接種にまつわるエトセトラ ― 2021年07月30日 19:54
変異種:『いじめ』『管理』『憲法違反』『自由への脅威』:ワクチン接種にまつわるエトセトラ
英国が、イングランドの規制を撤廃して、ワクチン街道まっしぐらな話は既に書いた。
一方、世界最大の感染国であり、ワクチン先進国でもある米国では、深刻な分断が起こっている(インドは、今回も追いつけずに突き放されつつある)。
(マスク・ワクチン「義務化」広がる 新型コロナ対策に反発も―米)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072900699&g=int
「職員や従業員らにワクチン接種や屋内でのマスク着用を義務付ける動き」
「デルタ株拡散に伴う新規感染者の増加を受けた措置だが「義務化」に反発する声も上がっている。」
「マスクやワクチン接種の義務化は『いじめ』『管理』『憲法違反』『自由への脅威』だ」
エスカレートする気持ちは分からないではない。
バイデン政権は、ついこの間まで、ワクチンうったらマスク外していいって言ってたからな。
ワクチン接種は個人の判断とも言ってたような気もするし(未確認)。
「感染リスクが「高い」ないし「かなり高い」とされる地域にある連邦機関に対し「職員や請負業者、来訪者ら全員に、ワクチン接種の有無にかかわらず庁舎内でのマスク着用」を義務付けるよう指示した。」
「ワクチン未接種の場合はマスクに加えて、対人距離の確保を求めている。」
「ホワイトハウスに出入りする報道陣にも、施設内でマスクを着けるよう求めた。」
「バイデン大統領は連邦機関職員の接種を義務付ける方針」
「連邦議会も登院する議員にマスク着用を求める方針」
手のひらを返したような対応に、反発が出るのは当然だし、そもそも、マスクがデルタに対してどの程度効果があるかという検証はない。
ワクチンの効果にしても、様々な数字が入り乱れていて、ブレイクスルー感染の実態は闇の中だし、そこからの二次感染については何も分かっていない(調べてないからな)。
話は変わる。
(感染抑制、夜間の人出を前回宣言並みに 西浦教授試算)
https://www.asahi.com/articles/ASP7Y5HRPP7YULBJ003.html
「このままでは、感染者は増え続ける恐れがある」
「夜間に繁華街にとどまる人の数が、1人が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」と相関関係があるとみられる」
ほほう・・・。
まるで、おむつを買う人は缶ビールを買うという話のようだな。
(おむつとビールはセットで買われる? データマイニングの手法の一つである「バスケット解析」とは)
https://data.wingarc.com/diapers-and-beers-10827
「時は1992年頃。アメリカのシステム会社が、あるスーパーマーケットのPOSデータを分析したところ、おむつとビールがセットで購入されやすいということが判明」
「半ば「都市伝説」とされているようです」
なーんだ・・・。
「ジュースとせき止め薬」
「化粧品とグリーティングカード」
「キャンディとグリーティングカード」
まあ、どうでもいいんですが。
西浦教授が、どうやって因果関係を洗い出したのかは知らない。
英国では、ナイトクラブやパブが解禁になり、夜間滞留人口は激増しているはずだがな。
それより、実効再生産数が1を下回らない状況が続くと見込んでいる点が重要だ。
現在の感染者は全国では90万人程度だが、それが1億2千万人余りに達することを意味する。
だって、止まらないんだから・・・。
「感染者数が最多を更新し、人々の心理に届く今のタイミングで強い対策を打たなければならない。みんなが我慢できる時間は限られているので、どんどん聞いてもらえなくなる」
オリンピックの継続と、パラリンピックの有観客開催は、実に強い対策だな(そんなあ!)。
しかも、中年向けに、効き目が弱くて副反応に懸念があるワクチンをリリースしようとしている。
ないよりはマシだが、アレルギーなどでmRNAワクチンをうてない人以外が、どれだけうってくれるんだろうか?。
東京都は、緊急事態宣言の延長になるようだが、効き目がない切り札をいくら延長しても意味がないような気がする。
さりとて、西浦教授が言うように、オリンピックやめちまったら、いままでテレビの前で大人しく観戦していた人たちが、やけ酒のみに繰り出すことは灯を見るより明らかだ。
そもそも、東京都は感染爆発しているんだろうか?。
誰がどう考えても感染爆発に決まっている、春先のインドと比較してみる。
4月1日:71,330人
5月1日:401,993人
最大感染者数は、この翌週に記録しているが、まあ1万人くらいしか違わない。
ちょうど1か月(30日間)の増加率は563パーセントとなる(端数切捨て)。
東京都は、人口が100分の1くらいだから、やや感覚が違うけど以下になる。
7月1日:673人
7月29日:3,865人
28日間で574パーセントの増加だ。
おおっ!、立派な感染爆発ぶりだな。
インドは、40万人でピークアウトしたが、東京都が4000人でピークアウトする保証はない。
インドの感染者数は、必ずしも実態を反映していないとする意見が多いが、他に参考にできる数字もないから、とりあえず、当局発表の数字を使った。
確認しておこう。
東京都は、インドの感染爆発より勢いよく弾けている。
そして、収まる気配はない。
そんな中で開催されているオリパラのせいで、全世界の注目の的になっている。
ワクチン接種も進まないくせに、先進国の真似をして、大規模スポーツイベントを開催するなんて生意気だ・・・。
東洋のサルは、大人しくワクチン製造の下請けだけしていればいいのだ・・・。
せっかく、いいワクチンを回してやったのに、オリンピック開催都市で、しかも、真っ最中に感染爆発起こすなんて、サイテーだ・・・。
やれやれ・・・。
まあいい。
今日は、採血検査の結果を聞きにかかりつけ医に行ったら、ワクチンが来ないので、1回目の接種はできない旨の張り紙がしてあった。
東京都大田区でも、とうとう個別接種の縮小に踏み切ったようだな。
厚労省は、アストラゼネカの40歳以上の接種を決めたようだ。
(アストラ製ワクチン接種、原則40歳以上 分科会が了承)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA300OC0Q1A730C2000000/
「厚生科学審議会(厚労相の諮問機関)の分科会は、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの公的接種の対象者を「原則40歳以上」とする案を了承した。」
科学的仕切りじゃないけどな。
そんなことは言っていられない事情があるんだろう。
「欧州各国でも薬事上は18歳以上を対象としつつ、国ごとに実際の接種対象は絞って対応している。英国は40歳以上、フランスは55歳以上などとしている。海外事例や、血栓症のリスクと接種による重症化予防などの効果を踏まえて、40歳以上とする案を了承した。」
白いワクチンでも、黒いワクチンでも、デルタに効き目があれば、いいワクチンだ(中国製を除く?)。
どれだけの人がうってくれるかが問題だな。
まあ、どうでもいいんですが。
「40歳未満の人でも、米ファイザー製など他のワクチンにアレルギーがある場合や、他社製ワクチンの流通が滞った場合などは接種を認める。」
おっと、実質的には、18歳以上なら打てるということじゃん!?。
実際の運用がどのように捌かれるのかに注目だな。
「分科会では米モデルナ製のワクチンの公的接種の対象者について、現在の18歳以上から12歳以上に広げる案も了承した。」
0歳時からうてるようになるのも、時間の問題かもな。
ワクチンの不足が明らかになり、ファイザーの追加接種分の確保もしなければならず、数合わせで導入されるアストラゼネカの健闘に期待だな。
希望者が少なければ、戦術を見直さなければならない。
アストラゼネカでなければ、接種できないようにするとかな。
現在は、ファイザーかモデルナを選ぶことができる人は多い。
これからは、年齢などによって、うてるワクチンが制限されるようになるかもしれない。
浮沈子の来年のブースト接種は、アストラゼネカになっちまうかもな(ブーストされるのかあ?)。
混合接種の安全性、ウイルスベクターワクチンのベクターウイルスへの免疫の問題、追加接種の有効性の問題などなどなど・・・。
血栓症だけじゃなく、アナフィラキシーも、ギランバレー症候群も懸念される。
ブレイクスルー感染についても不明だしな。
米国やイスラエルでは使用されていないし、英国の資料は分かり辛いからな。
東京都の今日の新規確認感染者は3300人。
昨日よりは減ったが、高い水準で推移している。
来週には、あっさり4000人台を記録するかもしれない。
ブレイクスルー感染の話も、そろそろ我が国で問題になってくるだろうな。
ワクチン接種者の中で、ウイルスが循環する。
発症しにくいだけに捕捉は困難だし、当局は、ワクチン接種を阻害するからとひた隠しにしたがるだろう。
(「ブレイクスルー感染」、デルタ株で予想以上に増加か)
https://forbesjapan.com/articles/detail/42616/1/1/1
「英国では7月20日、感染して入院した人の約40%が、少なくとも1回は接種を受けていたとする調査結果が公表された。」
「オランダでも12日からの1週間に入院した人のうち、少なくとも14%が接種を完了した人だったと報告されている(75%は未接種、11%は発表時点で不明)。」
「ジョー・バイデン米大統領は21日、ブレイクスルー感染の問題について尋ねられ、「起きる割合は非常に小さい。感染しても、生命を脅かすようなものにはならない」と答えた。そしてメディアは大半が、データに矛盾するこの見解を、そのまま伝えた。米紙ニューヨークタイムズもこの翌日、「ブレイクスルー感染の発生は“比較的まれ”」だとする記事を掲載している。」
米国では、大統領のウソは日常茶飯事だ。
武士のウソは武略だから、正当化されていい。
しかし、NYタイムズが同調しているのは問題だな。
(デルタ株、水痘に匹敵する感染力 CDCの内部資料が警告)
https://www.cnn.co.jp/usa/35174591.html
「デルタ株の場合はワクチン接種済みの人であっても未接種者と同程度の割合で感染を広げる可能性がある」
「資料の内容は米紙ワシントン・ポストが最初に報じた。」
NYタイムズには、ポストの爪の垢が必要だな。
「デルタ株は1人の感染者が平均8~9人に感染させる。これは水痘と同程度。一方、変異前のコロナウイルスは通常のかぜと同じく1人の感染者から約2人にうつる」
「戦況が変わったことを認識するべき」
感染者数の発表前に退庁しちゃう知事に、陣頭に立って戦えと言ってもムリポだろうな・・・。
おっと、NYTも報じてたか。
(デルタ株、水ぼうそう並みの感染力ーCDC内部文書=NYT紙)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-cdc-idJPKBN2F00RS
「米紙ニューヨーク・タイムズが30日、複数の専門家の話として報じた。」
「デルタ株は、中東呼吸器症候群(MERS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、エボラ、風邪、季節性インフルエンザ、天然痘を引き起こすウイルスよりも、感染力が高い」
主な感染症の基本再生産数をおさらいしておこう。
(基本再生産数)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E5%86%8D%E7%94%9F%E7%94%A3%E6%95%B0
「感染症:感染経路:R0(基本再生産数)
・麻疹:飛沫核感染:12–18
・ジフテリア:唾液:6–7
・天然痘:飛沫感染:5–7
・ポリオ:経口感染:5–7
・風疹:飛沫感染:5–7
・流行性耳下腺炎:飛沫感染:4–7
・COVID-19:飛沫感染:1.4–6.6(デルタは8~10:後述)
・HIV/AIDS:性的接触:2–5
・百日咳:飛沫感染:5.5
・SARS:飛沫感染:2–5
・インフルエンザ(スペインかぜ):飛沫感染:2–3
・エボラ(2014 Ebola outbreak):血液感染:1.5-2.5」
水疱瘡はないけど、8~10程度とされているようだ(ポストは、平均8から9人としている)。
(水痘ワクチン定期接種化後の水痘発生動向の変化 ~感染症発生動向調査より・第2報~)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/varicella-m/varicella-iasrd/6331-436d05.html
「水痘は水痘-帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus; VZV)の初感染で発症」
「また, VZVは空気感染し, 高い感染性を有する(基本再生産数R0 8~10程度)。」
ほら、空気感染する感染症と同じ感染力なわけだ。
当局は、可及的速やかにデルタを再評価して、医療機関を初めとする濃厚接触者に注意喚起すべきだな。
手遅れになれば、出来損ないのワクチンでは、対抗できなくなる可能性もある。
感染予防効果の外堀は完全に突破され、発症予防効果の内堀もほぼ埋められ、本丸の重症予防効果にしがみついていられるのはあとわずかだ。
(ワクチンを3回接種する「ブースターショット」がデルタ変異株への防御を高めるとファイザーが発表)
https://gigazine.net/news/20210730-pfizer-covid-19-booster-shot/
「ワクチン接種完了から6カ月以上が経過し、予防効果が薄れ始めたころに3回目の接種を行うことで、被験者の抗体価が最大で100倍まで上昇する可能性があると示唆されています。この予備的な試験のデータは、デルタ変異株が猛威を振るう中で非常に心強いものです」
デルタは、1260倍の繁殖力で、数を頼みに攻撃してくる。
ファイザーは、3回目の接種で抗体が100倍に増強されると言っているが、相手は桁違いだからな。
それで防ぎ切れるかどうかは未知だ。
ブースト接種の有効期間も気になる。
オリパラ開催を決めた為政者たちが、どーして止めてくれなかったんだと、手遅れになってから専門家を恨んでも遅い。
バスは、既に走り出している。
大量の未接種者と、頼りないワクチン接種者を乗せて・・・。
英国が、イングランドの規制を撤廃して、ワクチン街道まっしぐらな話は既に書いた。
一方、世界最大の感染国であり、ワクチン先進国でもある米国では、深刻な分断が起こっている(インドは、今回も追いつけずに突き放されつつある)。
(マスク・ワクチン「義務化」広がる 新型コロナ対策に反発も―米)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072900699&g=int
「職員や従業員らにワクチン接種や屋内でのマスク着用を義務付ける動き」
「デルタ株拡散に伴う新規感染者の増加を受けた措置だが「義務化」に反発する声も上がっている。」
「マスクやワクチン接種の義務化は『いじめ』『管理』『憲法違反』『自由への脅威』だ」
エスカレートする気持ちは分からないではない。
バイデン政権は、ついこの間まで、ワクチンうったらマスク外していいって言ってたからな。
ワクチン接種は個人の判断とも言ってたような気もするし(未確認)。
「感染リスクが「高い」ないし「かなり高い」とされる地域にある連邦機関に対し「職員や請負業者、来訪者ら全員に、ワクチン接種の有無にかかわらず庁舎内でのマスク着用」を義務付けるよう指示した。」
「ワクチン未接種の場合はマスクに加えて、対人距離の確保を求めている。」
「ホワイトハウスに出入りする報道陣にも、施設内でマスクを着けるよう求めた。」
「バイデン大統領は連邦機関職員の接種を義務付ける方針」
「連邦議会も登院する議員にマスク着用を求める方針」
手のひらを返したような対応に、反発が出るのは当然だし、そもそも、マスクがデルタに対してどの程度効果があるかという検証はない。
ワクチンの効果にしても、様々な数字が入り乱れていて、ブレイクスルー感染の実態は闇の中だし、そこからの二次感染については何も分かっていない(調べてないからな)。
話は変わる。
(感染抑制、夜間の人出を前回宣言並みに 西浦教授試算)
https://www.asahi.com/articles/ASP7Y5HRPP7YULBJ003.html
「このままでは、感染者は増え続ける恐れがある」
「夜間に繁華街にとどまる人の数が、1人が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」と相関関係があるとみられる」
ほほう・・・。
まるで、おむつを買う人は缶ビールを買うという話のようだな。
(おむつとビールはセットで買われる? データマイニングの手法の一つである「バスケット解析」とは)
https://data.wingarc.com/diapers-and-beers-10827
「時は1992年頃。アメリカのシステム会社が、あるスーパーマーケットのPOSデータを分析したところ、おむつとビールがセットで購入されやすいということが判明」
「半ば「都市伝説」とされているようです」
なーんだ・・・。
「ジュースとせき止め薬」
「化粧品とグリーティングカード」
「キャンディとグリーティングカード」
まあ、どうでもいいんですが。
西浦教授が、どうやって因果関係を洗い出したのかは知らない。
英国では、ナイトクラブやパブが解禁になり、夜間滞留人口は激増しているはずだがな。
それより、実効再生産数が1を下回らない状況が続くと見込んでいる点が重要だ。
現在の感染者は全国では90万人程度だが、それが1億2千万人余りに達することを意味する。
だって、止まらないんだから・・・。
「感染者数が最多を更新し、人々の心理に届く今のタイミングで強い対策を打たなければならない。みんなが我慢できる時間は限られているので、どんどん聞いてもらえなくなる」
オリンピックの継続と、パラリンピックの有観客開催は、実に強い対策だな(そんなあ!)。
しかも、中年向けに、効き目が弱くて副反応に懸念があるワクチンをリリースしようとしている。
ないよりはマシだが、アレルギーなどでmRNAワクチンをうてない人以外が、どれだけうってくれるんだろうか?。
東京都は、緊急事態宣言の延長になるようだが、効き目がない切り札をいくら延長しても意味がないような気がする。
さりとて、西浦教授が言うように、オリンピックやめちまったら、いままでテレビの前で大人しく観戦していた人たちが、やけ酒のみに繰り出すことは灯を見るより明らかだ。
そもそも、東京都は感染爆発しているんだろうか?。
誰がどう考えても感染爆発に決まっている、春先のインドと比較してみる。
4月1日:71,330人
5月1日:401,993人
最大感染者数は、この翌週に記録しているが、まあ1万人くらいしか違わない。
ちょうど1か月(30日間)の増加率は563パーセントとなる(端数切捨て)。
東京都は、人口が100分の1くらいだから、やや感覚が違うけど以下になる。
7月1日:673人
7月29日:3,865人
28日間で574パーセントの増加だ。
おおっ!、立派な感染爆発ぶりだな。
インドは、40万人でピークアウトしたが、東京都が4000人でピークアウトする保証はない。
インドの感染者数は、必ずしも実態を反映していないとする意見が多いが、他に参考にできる数字もないから、とりあえず、当局発表の数字を使った。
確認しておこう。
東京都は、インドの感染爆発より勢いよく弾けている。
そして、収まる気配はない。
そんな中で開催されているオリパラのせいで、全世界の注目の的になっている。
ワクチン接種も進まないくせに、先進国の真似をして、大規模スポーツイベントを開催するなんて生意気だ・・・。
東洋のサルは、大人しくワクチン製造の下請けだけしていればいいのだ・・・。
せっかく、いいワクチンを回してやったのに、オリンピック開催都市で、しかも、真っ最中に感染爆発起こすなんて、サイテーだ・・・。
やれやれ・・・。
まあいい。
今日は、採血検査の結果を聞きにかかりつけ医に行ったら、ワクチンが来ないので、1回目の接種はできない旨の張り紙がしてあった。
東京都大田区でも、とうとう個別接種の縮小に踏み切ったようだな。
厚労省は、アストラゼネカの40歳以上の接種を決めたようだ。
(アストラ製ワクチン接種、原則40歳以上 分科会が了承)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA300OC0Q1A730C2000000/
「厚生科学審議会(厚労相の諮問機関)の分科会は、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの公的接種の対象者を「原則40歳以上」とする案を了承した。」
科学的仕切りじゃないけどな。
そんなことは言っていられない事情があるんだろう。
「欧州各国でも薬事上は18歳以上を対象としつつ、国ごとに実際の接種対象は絞って対応している。英国は40歳以上、フランスは55歳以上などとしている。海外事例や、血栓症のリスクと接種による重症化予防などの効果を踏まえて、40歳以上とする案を了承した。」
白いワクチンでも、黒いワクチンでも、デルタに効き目があれば、いいワクチンだ(中国製を除く?)。
どれだけの人がうってくれるかが問題だな。
まあ、どうでもいいんですが。
「40歳未満の人でも、米ファイザー製など他のワクチンにアレルギーがある場合や、他社製ワクチンの流通が滞った場合などは接種を認める。」
おっと、実質的には、18歳以上なら打てるということじゃん!?。
実際の運用がどのように捌かれるのかに注目だな。
「分科会では米モデルナ製のワクチンの公的接種の対象者について、現在の18歳以上から12歳以上に広げる案も了承した。」
0歳時からうてるようになるのも、時間の問題かもな。
ワクチンの不足が明らかになり、ファイザーの追加接種分の確保もしなければならず、数合わせで導入されるアストラゼネカの健闘に期待だな。
希望者が少なければ、戦術を見直さなければならない。
アストラゼネカでなければ、接種できないようにするとかな。
現在は、ファイザーかモデルナを選ぶことができる人は多い。
これからは、年齢などによって、うてるワクチンが制限されるようになるかもしれない。
浮沈子の来年のブースト接種は、アストラゼネカになっちまうかもな(ブーストされるのかあ?)。
混合接種の安全性、ウイルスベクターワクチンのベクターウイルスへの免疫の問題、追加接種の有効性の問題などなどなど・・・。
血栓症だけじゃなく、アナフィラキシーも、ギランバレー症候群も懸念される。
ブレイクスルー感染についても不明だしな。
米国やイスラエルでは使用されていないし、英国の資料は分かり辛いからな。
東京都の今日の新規確認感染者は3300人。
昨日よりは減ったが、高い水準で推移している。
来週には、あっさり4000人台を記録するかもしれない。
ブレイクスルー感染の話も、そろそろ我が国で問題になってくるだろうな。
ワクチン接種者の中で、ウイルスが循環する。
発症しにくいだけに捕捉は困難だし、当局は、ワクチン接種を阻害するからとひた隠しにしたがるだろう。
(「ブレイクスルー感染」、デルタ株で予想以上に増加か)
https://forbesjapan.com/articles/detail/42616/1/1/1
「英国では7月20日、感染して入院した人の約40%が、少なくとも1回は接種を受けていたとする調査結果が公表された。」
「オランダでも12日からの1週間に入院した人のうち、少なくとも14%が接種を完了した人だったと報告されている(75%は未接種、11%は発表時点で不明)。」
「ジョー・バイデン米大統領は21日、ブレイクスルー感染の問題について尋ねられ、「起きる割合は非常に小さい。感染しても、生命を脅かすようなものにはならない」と答えた。そしてメディアは大半が、データに矛盾するこの見解を、そのまま伝えた。米紙ニューヨークタイムズもこの翌日、「ブレイクスルー感染の発生は“比較的まれ”」だとする記事を掲載している。」
米国では、大統領のウソは日常茶飯事だ。
武士のウソは武略だから、正当化されていい。
しかし、NYタイムズが同調しているのは問題だな。
(デルタ株、水痘に匹敵する感染力 CDCの内部資料が警告)
https://www.cnn.co.jp/usa/35174591.html
「デルタ株の場合はワクチン接種済みの人であっても未接種者と同程度の割合で感染を広げる可能性がある」
「資料の内容は米紙ワシントン・ポストが最初に報じた。」
NYタイムズには、ポストの爪の垢が必要だな。
「デルタ株は1人の感染者が平均8~9人に感染させる。これは水痘と同程度。一方、変異前のコロナウイルスは通常のかぜと同じく1人の感染者から約2人にうつる」
「戦況が変わったことを認識するべき」
感染者数の発表前に退庁しちゃう知事に、陣頭に立って戦えと言ってもムリポだろうな・・・。
おっと、NYTも報じてたか。
(デルタ株、水ぼうそう並みの感染力ーCDC内部文書=NYT紙)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-cdc-idJPKBN2F00RS
「米紙ニューヨーク・タイムズが30日、複数の専門家の話として報じた。」
「デルタ株は、中東呼吸器症候群(MERS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、エボラ、風邪、季節性インフルエンザ、天然痘を引き起こすウイルスよりも、感染力が高い」
主な感染症の基本再生産数をおさらいしておこう。
(基本再生産数)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E5%86%8D%E7%94%9F%E7%94%A3%E6%95%B0
「感染症:感染経路:R0(基本再生産数)
・麻疹:飛沫核感染:12–18
・ジフテリア:唾液:6–7
・天然痘:飛沫感染:5–7
・ポリオ:経口感染:5–7
・風疹:飛沫感染:5–7
・流行性耳下腺炎:飛沫感染:4–7
・COVID-19:飛沫感染:1.4–6.6(デルタは8~10:後述)
・HIV/AIDS:性的接触:2–5
・百日咳:飛沫感染:5.5
・SARS:飛沫感染:2–5
・インフルエンザ(スペインかぜ):飛沫感染:2–3
・エボラ(2014 Ebola outbreak):血液感染:1.5-2.5」
水疱瘡はないけど、8~10程度とされているようだ(ポストは、平均8から9人としている)。
(水痘ワクチン定期接種化後の水痘発生動向の変化 ~感染症発生動向調査より・第2報~)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/varicella-m/varicella-iasrd/6331-436d05.html
「水痘は水痘-帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus; VZV)の初感染で発症」
「また, VZVは空気感染し, 高い感染性を有する(基本再生産数R0 8~10程度)。」
ほら、空気感染する感染症と同じ感染力なわけだ。
当局は、可及的速やかにデルタを再評価して、医療機関を初めとする濃厚接触者に注意喚起すべきだな。
手遅れになれば、出来損ないのワクチンでは、対抗できなくなる可能性もある。
感染予防効果の外堀は完全に突破され、発症予防効果の内堀もほぼ埋められ、本丸の重症予防効果にしがみついていられるのはあとわずかだ。
(ワクチンを3回接種する「ブースターショット」がデルタ変異株への防御を高めるとファイザーが発表)
https://gigazine.net/news/20210730-pfizer-covid-19-booster-shot/
「ワクチン接種完了から6カ月以上が経過し、予防効果が薄れ始めたころに3回目の接種を行うことで、被験者の抗体価が最大で100倍まで上昇する可能性があると示唆されています。この予備的な試験のデータは、デルタ変異株が猛威を振るう中で非常に心強いものです」
デルタは、1260倍の繁殖力で、数を頼みに攻撃してくる。
ファイザーは、3回目の接種で抗体が100倍に増強されると言っているが、相手は桁違いだからな。
それで防ぎ切れるかどうかは未知だ。
ブースト接種の有効期間も気になる。
オリパラ開催を決めた為政者たちが、どーして止めてくれなかったんだと、手遅れになってから専門家を恨んでも遅い。
バスは、既に走り出している。
大量の未接種者と、頼りないワクチン接種者を乗せて・・・。
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