グアムを終えて ― 2015年11月24日 02:59
グアムを終えて
台風の接近で、一時は降り立つこともできないのではないかと思われていたグアムで、結局4本潜れた。
ユニットの不調と、センサーのエラーで、偶然にも1日3本のうちの2本目がキャンセルになった。
両方とも、みんなが潜っている間に早弁をしたので、それが目的だったんじゃないかと思われたが、そんなことは決してない(ホントかあ?)。
まあ、テスト時には出ないエラーが、エントリー直後や、エントリー時に出ることはある。
そんな時、浮沈子のポリシーは一貫している。
トラブルを抱えたままでのダイビングは行わない。
シンプルにして、明快。
これについては、プロになって、人様に教える時にも同じだろう。
それじゃあ、商売にならないといわれても、仕方がない。
教えられる方にしたって、師匠が支障を来していたのではシャレにならんだろう?。
ティーチングフィーをお返しして、お詫びするだけである。
もちろん、そんなことのないように、万全の準備を怠らないというのが鉄則だ。
2日目の酸素センサートラブルにしても、初日の段階で2個とも交換しておけば良かったのかもしれない。
もちろん、当日朝のチェックはクリアーしていて、エントリーしようとボートのへりに座り、マウスピースを咥えたとたんにエラーが出たわけだ。
そのダイビングはキャンセルし、予備のセンサーに交換してOK。
3本目は、完全な状態で潜っている。
初日のエラー(エントリーしたら、ユニットが再起動してしまう)については、オーバーホールに出して確認するしかない。
バッテリーの問題なのか、ユニット本体側の問題なのかは不明だ(バッテリーのコネクターという可能性も指摘された)。
ユニットの予期せぬ再起動は、石垣でも経験している。
その時は、ボートの上だったので、スルーした。
もちろん、以後のダイビングに支障はなく、あまり気にしていなかったが、今回は裏目に出たわけだな。
ちょうど、来月からインスピレーションの講習が再開するので、暫くはポセイドンがなくてもCCRで潜ることはできる。
CCRで潜れさえすれば、浮沈子は大人しいのだ(ホントかよ?)。
まあいい。
完全なユニットで潜る。
トラブルを抱えた状態では潜らない。
ダイビングは、器材を使って潜る遊びだから、当たり前といえば当たり前だ。
しかも、全てのトラブルは、生死にかかわる。
水中という過酷な環境に行くのだから、当然の話だろう。
器材については、ブーツとフィン、ウエイトベストを新調した(フィンは、プールでテスト済み)。
結論から言うと、フィンは、踵のストラップが固く、脱ぐのはいいが履くのが大変だった。
扱いは、上手な方がやれば問題はないのだろうが、浮沈子には扱い辛かった。
慣れの問題があるのかもしれない。
外洋で流れが強く、ガンガン泳いだこともある。
ブーツは、底が滑る。
ボート上では気を付けなければいけない。
プラスチックの靴底は、選択の際に意識すべきだった(反省・・・)。
ウエイトベストは、少し慣れが必要だな。
バランス的には調整が楽ということはあるが、それでも、倒立にしたセブンのユニットに対しては不十分だった。
担ぐ時のことを考えて、ユニット自体にはウエイトを付けたくないのだが、一考を要する。
首に付けるウエイトもあるといわれて、試してみようかと考えている。
3ミリのショーティ、ベイルアウト用40cfのステージボトル1本で、4ポンド付けたが重すぎ、2日目には右に2ポンド、左に1ポンドにしたら、今度は右が重すぎた。
トリムは、全く取れない。
足を下にして、直立してしまう。
抜本的な対策が必要だな。
もう一つ、体調の話をすると、今回は耳抜きで苦労したことは一度もなかった。
4本とも、すっきり抜けて、気持ちよく潜れた。
ダイバー自身の体は、ダイビングに必要な最大の器材だ。
こっちは、引き続き、フィットネスに通ってコンディション作りに励もう。
2日目の3本目は、ちょっと右足がつりそうになったが、まあ、何とかもった。
器材のバランスが悪く、それをフィンワークでカバーしているということもある。
器材も、身体も、両方とも重要ということだな。
いろいろと、試行錯誤が続いているが、浮沈子は、その過程も楽しんでいる。
が、まあ、ぼちぼちコンフィギュレーションを決めたいところだ。
器材といえば、ペトレルの型落ちを仕入れた(在庫の最後の1個)。
在庫整理に協力ということで、特価で仕入れた。
基本性能は、2と同じ(カラー化、コンパスの追加程度)。
まあ、今買うなら、新しいほうがいいのかもしれないが、CCR用のコンピューターとしては、シンプルで使いやすく、なにより文字が大きいのがいい!。
水中での性能は、皆、どれも違わないんだろうが、見えるかどうかというのは、決定的な性能である。
まあ、どれでもいいんですが。
イントラも持っているし、分からないことがすぐに聞けるというのもいい。
この辺りの選択は、保守的な浮沈子。
しかし、最新のダイコンは、最良のダイコンであることも確かだ(ポルシェかよ!?)。
今回、購入に踏み切った最大のきっかけは、ポセイドンのNDLの計算が、やや甘いということを知ったからだ。
ペトレル(スントも)の計算値の方が、やや厳しく、ユニット側の数値はギリギリでも、そっちでデコ出ししているのを見て、これはなんとかしなければと思った。
2系統のNDL管理は、CCRでは重要だな。
レクリエーショナルレベルであっても、あるいは、レクリエーショナルレベルだからこそ、しっかりとNDLを管理し、それを遵守しなければならない(デコ出し、厳禁!)。
CCRは、ガス持ち良く、深場へ行っても、まあ、物理的にはいくらでも潜れてしまう。
生理的限界を管理するNDLを守り、減圧症の危険を回避する態度を養うことが肝要だ。
もちろん、ユニット側のNDLを保守的に運用するということが最も大切で、残り4分とかでの警告を出さないようにするのが正しいことは言うまでもない。
ユニットが故障して、NDLの管理ができなくなれば、もちろん、即刻ベイルアウトというのがレクリエーショナルの鉄則である。
PO2が管理できれば、ユニットの機能を生かしながらの浮上が可能だ。
バックアップのCCR対応ダイコンの意義は、ベイルアウトやユニットトラブルの際に、安全管理をするという意味もある。
通常潜水時は、NDLのダブルチェックだ。
今までは、ゲージモードにした今川焼(TUSAのIQ700)を使っていたが、これからは右手にペトレルが光ることになる。
短期間のツアーだったが、いろいろ学ぶことが多かった。
今日の夕食時、上田さんの話も、非常に興味深く聞いた(ジニースプリングスでのテック40CCRの話)。
この件については、情報を補足して、別稿で書こうと思っている。
ダイビングの世界の、まだ、ほんの入り口にいるという自覚を新たにする。
水中世界の扉は、開かれている。
そこには、神秘、冒険、感動、驚愕、満足が溢れている。
同時に、恐怖、危険、トラブル、パニック、障害、そして死も待ち受けているのだ。
その世界に足を踏み入れ、しっかりとした指導とトレーニングを重ねて、進んでいくのは個々のダイバーの選択である。
カッコだけつけて、粋がっているだけでは、その世界を堪能することはできない。
嘘やごまかしが許されない世界。
正しいことを、正しい方法で、正しく行わなければ、重大な結果を招く世界。
浮沈子は、その世界に導かれ、やがては導く側になろうとしている。
今回のグアムは、その意味では、一つの分岐点になっているのかもしれないな。
さて、そろそろ、チェックアウトをして、帰国の途につかなければならない時刻になった。
常夏の島よ、さようなら。
また一つ、大切な思い出を、本当にありがとう・・・。
台風の接近で、一時は降り立つこともできないのではないかと思われていたグアムで、結局4本潜れた。
ユニットの不調と、センサーのエラーで、偶然にも1日3本のうちの2本目がキャンセルになった。
両方とも、みんなが潜っている間に早弁をしたので、それが目的だったんじゃないかと思われたが、そんなことは決してない(ホントかあ?)。
まあ、テスト時には出ないエラーが、エントリー直後や、エントリー時に出ることはある。
そんな時、浮沈子のポリシーは一貫している。
トラブルを抱えたままでのダイビングは行わない。
シンプルにして、明快。
これについては、プロになって、人様に教える時にも同じだろう。
それじゃあ、商売にならないといわれても、仕方がない。
教えられる方にしたって、師匠が支障を来していたのではシャレにならんだろう?。
ティーチングフィーをお返しして、お詫びするだけである。
もちろん、そんなことのないように、万全の準備を怠らないというのが鉄則だ。
2日目の酸素センサートラブルにしても、初日の段階で2個とも交換しておけば良かったのかもしれない。
もちろん、当日朝のチェックはクリアーしていて、エントリーしようとボートのへりに座り、マウスピースを咥えたとたんにエラーが出たわけだ。
そのダイビングはキャンセルし、予備のセンサーに交換してOK。
3本目は、完全な状態で潜っている。
初日のエラー(エントリーしたら、ユニットが再起動してしまう)については、オーバーホールに出して確認するしかない。
バッテリーの問題なのか、ユニット本体側の問題なのかは不明だ(バッテリーのコネクターという可能性も指摘された)。
ユニットの予期せぬ再起動は、石垣でも経験している。
その時は、ボートの上だったので、スルーした。
もちろん、以後のダイビングに支障はなく、あまり気にしていなかったが、今回は裏目に出たわけだな。
ちょうど、来月からインスピレーションの講習が再開するので、暫くはポセイドンがなくてもCCRで潜ることはできる。
CCRで潜れさえすれば、浮沈子は大人しいのだ(ホントかよ?)。
まあいい。
完全なユニットで潜る。
トラブルを抱えた状態では潜らない。
ダイビングは、器材を使って潜る遊びだから、当たり前といえば当たり前だ。
しかも、全てのトラブルは、生死にかかわる。
水中という過酷な環境に行くのだから、当然の話だろう。
器材については、ブーツとフィン、ウエイトベストを新調した(フィンは、プールでテスト済み)。
結論から言うと、フィンは、踵のストラップが固く、脱ぐのはいいが履くのが大変だった。
扱いは、上手な方がやれば問題はないのだろうが、浮沈子には扱い辛かった。
慣れの問題があるのかもしれない。
外洋で流れが強く、ガンガン泳いだこともある。
ブーツは、底が滑る。
ボート上では気を付けなければいけない。
プラスチックの靴底は、選択の際に意識すべきだった(反省・・・)。
ウエイトベストは、少し慣れが必要だな。
バランス的には調整が楽ということはあるが、それでも、倒立にしたセブンのユニットに対しては不十分だった。
担ぐ時のことを考えて、ユニット自体にはウエイトを付けたくないのだが、一考を要する。
首に付けるウエイトもあるといわれて、試してみようかと考えている。
3ミリのショーティ、ベイルアウト用40cfのステージボトル1本で、4ポンド付けたが重すぎ、2日目には右に2ポンド、左に1ポンドにしたら、今度は右が重すぎた。
トリムは、全く取れない。
足を下にして、直立してしまう。
抜本的な対策が必要だな。
もう一つ、体調の話をすると、今回は耳抜きで苦労したことは一度もなかった。
4本とも、すっきり抜けて、気持ちよく潜れた。
ダイバー自身の体は、ダイビングに必要な最大の器材だ。
こっちは、引き続き、フィットネスに通ってコンディション作りに励もう。
2日目の3本目は、ちょっと右足がつりそうになったが、まあ、何とかもった。
器材のバランスが悪く、それをフィンワークでカバーしているということもある。
器材も、身体も、両方とも重要ということだな。
いろいろと、試行錯誤が続いているが、浮沈子は、その過程も楽しんでいる。
が、まあ、ぼちぼちコンフィギュレーションを決めたいところだ。
器材といえば、ペトレルの型落ちを仕入れた(在庫の最後の1個)。
在庫整理に協力ということで、特価で仕入れた。
基本性能は、2と同じ(カラー化、コンパスの追加程度)。
まあ、今買うなら、新しいほうがいいのかもしれないが、CCR用のコンピューターとしては、シンプルで使いやすく、なにより文字が大きいのがいい!。
水中での性能は、皆、どれも違わないんだろうが、見えるかどうかというのは、決定的な性能である。
まあ、どれでもいいんですが。
イントラも持っているし、分からないことがすぐに聞けるというのもいい。
この辺りの選択は、保守的な浮沈子。
しかし、最新のダイコンは、最良のダイコンであることも確かだ(ポルシェかよ!?)。
今回、購入に踏み切った最大のきっかけは、ポセイドンのNDLの計算が、やや甘いということを知ったからだ。
ペトレル(スントも)の計算値の方が、やや厳しく、ユニット側の数値はギリギリでも、そっちでデコ出ししているのを見て、これはなんとかしなければと思った。
2系統のNDL管理は、CCRでは重要だな。
レクリエーショナルレベルであっても、あるいは、レクリエーショナルレベルだからこそ、しっかりとNDLを管理し、それを遵守しなければならない(デコ出し、厳禁!)。
CCRは、ガス持ち良く、深場へ行っても、まあ、物理的にはいくらでも潜れてしまう。
生理的限界を管理するNDLを守り、減圧症の危険を回避する態度を養うことが肝要だ。
もちろん、ユニット側のNDLを保守的に運用するということが最も大切で、残り4分とかでの警告を出さないようにするのが正しいことは言うまでもない。
ユニットが故障して、NDLの管理ができなくなれば、もちろん、即刻ベイルアウトというのがレクリエーショナルの鉄則である。
PO2が管理できれば、ユニットの機能を生かしながらの浮上が可能だ。
バックアップのCCR対応ダイコンの意義は、ベイルアウトやユニットトラブルの際に、安全管理をするという意味もある。
通常潜水時は、NDLのダブルチェックだ。
今までは、ゲージモードにした今川焼(TUSAのIQ700)を使っていたが、これからは右手にペトレルが光ることになる。
短期間のツアーだったが、いろいろ学ぶことが多かった。
今日の夕食時、上田さんの話も、非常に興味深く聞いた(ジニースプリングスでのテック40CCRの話)。
この件については、情報を補足して、別稿で書こうと思っている。
ダイビングの世界の、まだ、ほんの入り口にいるという自覚を新たにする。
水中世界の扉は、開かれている。
そこには、神秘、冒険、感動、驚愕、満足が溢れている。
同時に、恐怖、危険、トラブル、パニック、障害、そして死も待ち受けているのだ。
その世界に足を踏み入れ、しっかりとした指導とトレーニングを重ねて、進んでいくのは個々のダイバーの選択である。
カッコだけつけて、粋がっているだけでは、その世界を堪能することはできない。
嘘やごまかしが許されない世界。
正しいことを、正しい方法で、正しく行わなければ、重大な結果を招く世界。
浮沈子は、その世界に導かれ、やがては導く側になろうとしている。
今回のグアムは、その意味では、一つの分岐点になっているのかもしれないな。
さて、そろそろ、チェックアウトをして、帰国の途につかなければならない時刻になった。
常夏の島よ、さようなら。
また一つ、大切な思い出を、本当にありがとう・・・。
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