新型コロナは宇宙人なのか:封鎖解除の夜に相応しい妄想の数々 ― 2020年05月26日 05:21
新型コロナは宇宙人なのか:封鎖解除の夜に相応しい妄想の数々
ユーチューブの番組を見ていたら、こんなのがあった(今日は、ユーチューブの引用が多い:めんどくさいので「動画出ます」とか付けないのでそのつもりで)。
(宇宙人と出会わないフェルミパラドックスとその理由である仮説のグレートフィルターとは何なのか?【日本科学情報】宇宙)
https://www.youtube.com/watch?v=PwPdL3_G78M
グレートフィルターだってえ?。
何度見返してもピンとこなかったので、芋づる式にいくつか記事を当たってみた。
とりあえず、日本語ウィキから。
(フェルミのパラドックス:各種の考察)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9#%E5%90%84%E7%A8%AE%E3%81%AE%E8%80%83%E5%AF%9F
「宇宙人は存在するが、恒星間空間に進出し地球にたどり着くための進化・技術発展における難関(グレート・フィルター)を突破できない。」
記事の中では、いくつか具体的な例が挙げられているが、本質的ではないだろうな。
(素晴らしいフィルター:自動翻訳だとこうなるのか・・・)
https://en.wikipedia.org/wiki/Great_Filter
「この概念は、観測可能な宇宙で地球外文明を見つけることができないというロビンハンソンの主張に端を発しています。」
「このアイデアは、経済学者のロビン・ハンソンが書いたオンラインのエッセイ「偉大なフィルター-私たちはほとんど過去を過ぎているのか?」で最初に提案されました。」
ふーん、経済学者さんなんだ・・・。
(【簡単解説】グレートフィルターとは?【3分でわかる】)
https://the-universe-lab.com/%E3%80%90%E7%B0%A1%E5%8D%98%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%91%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E3%80%903%E5%88%86%E3%81%A7%E3%82%8F
「宇宙には何千億もの銀河系があり、太陽系がある銀河系だけでも5000億もの惑星があり、さらに地球に似た惑星は何億もあると予想されています。」
「この状況だと地球外生命体がいる可能性も高そうですが、今まで人間はなにも発見していません。」
「この宇宙人がいそうでいないという状況をフェルミパラドックスといいますが、この謎の一つの理由がグレートフィルターと考えられています。」
「つまり、グレートフィルターを超えられないため、この広い宇宙には人類以外に生命体がいないということです。」
要するに、悪魔の証明(不存在の証明)を行うことなく、宇宙人がいないことを説明するための都合の良い仮説だ。
生命はどこでも発生し、いくらでも進化してよろしい。
高度な技術を身に付け、銀河や銀河群を支配してもいい。
そういう、肯定的仮定をすべて認めたうえで、フェルミのパラドックスを説明する一つの便法だろう。
そんなもん(グレートフィルター)があることを証明する必要はない。
肯定的仮定を認めるなら、自動的に認めるしかない。
それが何であるかを特定する必要もなければ、1つだけなのか複数あるのかを問うこともない。
抽象的な概念のままで十分機能するというところがミソだな。
上手いことを考えたものだ。
記事にはナッツシェルの動画にリンクが張ってあったので、いくつか関連も含めて見てみた。
(Why Alien Life Would be our Doom - The Great Filter)
https://www.youtube.com/watch?v=UjtOGPJ0URM&feature=emb_logo
「遠い惑星でエイリアンの生命を見つけることは素晴らしいニュースでしょう-それともそれは? 私たちが宇宙で唯一のインテリジェントな生活ではない場合、これはおそらく私たちの日が数えられ、運命が確かであることを意味します。」(ややワケワカな自動翻訳より)
(The Fermi Paradox — Where Are All The Aliens? (1/2))
https://www.youtube.com/watch?v=sNhhvQGsMEc
「宇宙は信じられないほど大きい–何兆もの星とさらに多くの惑星。 スー…そこに命があるだけでいいですよね? しかし、それはどこですか? 宇宙人を見かけないの? 彼らはどこにいる? そしてさらに重要なことに、これはこの巨大で恐ろしい宇宙における私たち自身の運命について私たちに何を教えてくれますか?」(さらにワケワカな自動翻訳より)
(The Fermi Paradox II — Solutions and Ideas – Where Are All The Aliens?)
https://www.youtube.com/watch?v=1fQkVqno-uI
「すべてのエイリアンはどこですか? 宇宙が大きすぎて古すぎる、なぜ私たちはまだエイリアンに会っていないのですか? 彼らはコンピュータに住んでいますか? 彼らは古代のスーパーインテリジェンスによって一掃されましたか? それとも、彼らの動機を理解するために原始的なだけなのか? 答えが何であれ、それは私たち自身の将来にとって非常に重要です。」
パート2だが、マトリックス的解釈も出てくる。
数兆年の寿命の赤色矮星をエネルギー源とした仮想空間で意識だけが永らえることができるなら、わざわざ寿命の短い太陽系になんか来るわけないじゃん!?。
(Is Reality Real? The Simulation Argument)
https://www.youtube.com/watch?v=tlTKTTt47WE
関連ということで掲げたが、シミュレーション仮説とグレートフィルターとの間には、概念的なつながりはない(たぶん)。
ざっとみてみたんだが、グレートフィルターは、フェルミのパラドックスに対する一つの仮説として捉えられているようだ。
注目されるのは、宇宙人(地球外生命)が発見されることの意味だろうな。
グレートフィルターが1つだとすると、それが我々にとって過去に存在するか、それとも今後遭遇することなるのかは重要だ。
いくら探しても宇宙人がいなければ、グレートフィルターは過去に存在し、我々は偶然にもそれを潜り抜けて生き延びたことになるんだそうだ(ラッキー!)。
逆に、我々より進んだ文明の廃墟とか見つかると最悪だな。
彼らは、人類にとっては未来に存在するグレートフィルターに妨げられて滅んだと考えられる。
人類の滅亡は近い・・・。
20世紀的SFネタ以上のものとは思えないが、概念的には魅力的だ。
なぜ1個しかないのかとか、高度な文明じゃなくて、バクテリアが大量に見つかるだけだったらどーするとか、突っ込みどころは満載だがな。
進化の途中にネックがあるとか、ひょっとしたら多層的にネックがあるということなら、あまり魅力的な仮説じゃあない。
グレートフィルターなんて置かなくても、フェルミパラドックスを説明する仮説は山ほどある。
(パラドックスの仮説的説明)
https://en.wikipedia.org/wiki/Fermi_paradox#Hypothetical_explanations_for_the_paradox
・地球外生命はまれであるか、存在しません
・他のインテリジェントな種は発生していません
・インテリジェントな外来種は高度な技術を欠いている
・水界仮説
・自分自身を破壊することは知的な人生の性質です
・他人を破壊するのは知的な生命の性質である
・自然現象による定期的な絶滅
・インテリジェントな文明は、空間または時間の中で離れすぎています
・銀河全体に物理的に広がるリソースの欠如
・惑星に住みたいという欲求の欠如
・探査のために情報を転送する方が安い
・人間は十分に長く存在していなかった
・私たちはきちんと聞いていません
・文明は検出可能な無線信号を短期間だけ放送します
・彼らは自分自身を隔離する傾向があります
・植民地化は標準ではない
・彼らは銀河の一部しか解決していない
・彼らはあまりにもエイリアンである
・誰もが聞いているが、誰も送信していない
・地球は故意に連絡されていません
・地球は故意に孤立している(プラネタリウム仮説)
・通信するのは危険です
・彼らはここに未確認です
まあいい。
月の裏側にUFOの基地があって、地球へは日常的に飛来しているというのはポピュラーな話だ(そうなのかあ?)。
米軍だって、その存在を認めてるしな。
(「UFO」の映像3本、機密解除し公開 米国防総省)
https://www.bbc.com/japanese/52467005
「米海軍は現在、説明不能な目撃を「未確認飛行現象」と呼んでいる。」
うーん、呼び方の問題かあ?。
この話が本当なら、グレートフィルターは未来にあり、人類(と宇宙人)の滅亡は決まりだ。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子的には、グレートフィルターは2つある方に一票だな。
1つ目は、生命の発生。
全宇宙で、地球生命だけがフィルターをクリアーした(本日現在、地球外生命が確認されていないことが証拠だ)。
2つ目は進化と文明の限界。
地球生命は、恒星寿命(具体には太陽の寿命:100億年くらい?)の間に、他の恒星系に移住できないというもの(生存空間の拡張努力をしなくても済むしな)。
現状追認で、向上心のカケラもない怠惰な見解であることは承知だ。
地球外生命を探索することも、自らが惑星間や恒星間に進出して、地球外文明を広めようともしない、業界にとっては許すべからざる見解だ。
今のまんまでいいじゃないの・・・。
生命は、この星で生まれ、この星で進化し、この星の上で滅びる。
遺伝子を弄繰り回して、電離放射線(宇宙線)や低重力によるカルシウムの流失に対応することもない。
宇宙空間が人間にとって住み良い場所でないことは確かだ。
地球という星の、地べたに這いつくばっているのが快適なようにできている。
そのままで、何が悪い?。
ネットを徘徊し、資料を見ていく中で、高度な文明は極小化していくというのが気になった。
「避けられないのは、大規模ではなく小規模のエンジニアリングである可能性があります。これは、慣性の法則(小型のマシンは高速で機能するために必要なエネルギーが少ない)と光の速度(小型のコンピューターは内部通信が高速である)に基づいています。」(グレートフィルター英語版ウィキより)
「彼らは代わりにナノボットを構築することを好むかもしれません。」(同上)
最近、この星の哺乳類の間では、新型コロナが流行っている。
ひょっとしたら、宇宙人によって送り込まれたナノボットなのではないか。
武漢研究所もびっくりのこの仮説が、真面目に取り上げられる可能性は皆無だろうが、今朝の妄想としては悪くない。
グレートバリアーというには、いささかショボい気がするが、米中核戦争にエスカレートしていけば、まあ、人類を3回くらいは亡ぼすことができるかもしれない(うーん、世界最大の核保有国であるロシアが参戦してこないと無理か)。
浮沈子が子供の頃は、火星や金星には宇宙人がいることになっていた(漫画にもそう描かれていたしな)。
宇宙開発が進むにつれ、そういう麗しい話は消えて、荒涼とした砂漠のようなクレーターだらけの表面とか、鉛も溶ける灼熱の世界が明らかになり、地球外生命のロマンは遠のいた。
現在は、過去にいたかもしれない生命の痕跡探しという志の低い体たらくに陥っている。
系外惑星の発見は、業界の活性化を促す起爆剤だが、相手が遠過ぎて、直接探査はできない。
せいぜい、大規模な望遠鏡を地上、または宇宙空間に上げたり、月の裏側に設置する程度だ。
それでも、規模的には十分なアプリケーションになる。
実施に当たっては、単なる観測ではなく、地球外生命の探査(観測による)というトッピングが不可欠だからな。
系外惑星の大気観測は、技術的ハードルも適度に高く、予算を引き出すにはちょうどいいかも知れない。
天文分野は、宇宙開発の中でも基盤が弱小だからな。
活性化のツールを常に探し続けていかなければ、食いっ逸れることになりかねない。
今の子供たちには、イカタコ宇宙人の話など、ふふんと鼻であしらわれるに違いない。
彼らの描く地球外生命体は、バクテリアなどの単細胞生物で、地球に侵略してくるのは彗星に紛れ込んで落ちてくるウイルスのようなやつということなのかもな。
ロマンもクソもない。
それよりも、自らの身体を遺伝子改造して、宇宙放射線も低重力もものともせずに深宇宙を駆け巡るのが夢になるのかも知れない。
まあ、ワクチン接種にすら抵抗がある世の中だからな。
そう簡単に、合成生物学の成果を取り入れる話にはならんと思うけどな・・・。
ユーチューブの番組を見ていたら、こんなのがあった(今日は、ユーチューブの引用が多い:めんどくさいので「動画出ます」とか付けないのでそのつもりで)。
(宇宙人と出会わないフェルミパラドックスとその理由である仮説のグレートフィルターとは何なのか?【日本科学情報】宇宙)
https://www.youtube.com/watch?v=PwPdL3_G78M
グレートフィルターだってえ?。
何度見返してもピンとこなかったので、芋づる式にいくつか記事を当たってみた。
とりあえず、日本語ウィキから。
(フェルミのパラドックス:各種の考察)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9#%E5%90%84%E7%A8%AE%E3%81%AE%E8%80%83%E5%AF%9F
「宇宙人は存在するが、恒星間空間に進出し地球にたどり着くための進化・技術発展における難関(グレート・フィルター)を突破できない。」
記事の中では、いくつか具体的な例が挙げられているが、本質的ではないだろうな。
(素晴らしいフィルター:自動翻訳だとこうなるのか・・・)
https://en.wikipedia.org/wiki/Great_Filter
「この概念は、観測可能な宇宙で地球外文明を見つけることができないというロビンハンソンの主張に端を発しています。」
「このアイデアは、経済学者のロビン・ハンソンが書いたオンラインのエッセイ「偉大なフィルター-私たちはほとんど過去を過ぎているのか?」で最初に提案されました。」
ふーん、経済学者さんなんだ・・・。
(【簡単解説】グレートフィルターとは?【3分でわかる】)
https://the-universe-lab.com/%E3%80%90%E7%B0%A1%E5%8D%98%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%91%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E3%80%903%E5%88%86%E3%81%A7%E3%82%8F
「宇宙には何千億もの銀河系があり、太陽系がある銀河系だけでも5000億もの惑星があり、さらに地球に似た惑星は何億もあると予想されています。」
「この状況だと地球外生命体がいる可能性も高そうですが、今まで人間はなにも発見していません。」
「この宇宙人がいそうでいないという状況をフェルミパラドックスといいますが、この謎の一つの理由がグレートフィルターと考えられています。」
「つまり、グレートフィルターを超えられないため、この広い宇宙には人類以外に生命体がいないということです。」
要するに、悪魔の証明(不存在の証明)を行うことなく、宇宙人がいないことを説明するための都合の良い仮説だ。
生命はどこでも発生し、いくらでも進化してよろしい。
高度な技術を身に付け、銀河や銀河群を支配してもいい。
そういう、肯定的仮定をすべて認めたうえで、フェルミのパラドックスを説明する一つの便法だろう。
そんなもん(グレートフィルター)があることを証明する必要はない。
肯定的仮定を認めるなら、自動的に認めるしかない。
それが何であるかを特定する必要もなければ、1つだけなのか複数あるのかを問うこともない。
抽象的な概念のままで十分機能するというところがミソだな。
上手いことを考えたものだ。
記事にはナッツシェルの動画にリンクが張ってあったので、いくつか関連も含めて見てみた。
(Why Alien Life Would be our Doom - The Great Filter)
https://www.youtube.com/watch?v=UjtOGPJ0URM&feature=emb_logo
「遠い惑星でエイリアンの生命を見つけることは素晴らしいニュースでしょう-それともそれは? 私たちが宇宙で唯一のインテリジェントな生活ではない場合、これはおそらく私たちの日が数えられ、運命が確かであることを意味します。」(ややワケワカな自動翻訳より)
(The Fermi Paradox — Where Are All The Aliens? (1/2))
https://www.youtube.com/watch?v=sNhhvQGsMEc
「宇宙は信じられないほど大きい–何兆もの星とさらに多くの惑星。 スー…そこに命があるだけでいいですよね? しかし、それはどこですか? 宇宙人を見かけないの? 彼らはどこにいる? そしてさらに重要なことに、これはこの巨大で恐ろしい宇宙における私たち自身の運命について私たちに何を教えてくれますか?」(さらにワケワカな自動翻訳より)
(The Fermi Paradox II — Solutions and Ideas – Where Are All The Aliens?)
https://www.youtube.com/watch?v=1fQkVqno-uI
「すべてのエイリアンはどこですか? 宇宙が大きすぎて古すぎる、なぜ私たちはまだエイリアンに会っていないのですか? 彼らはコンピュータに住んでいますか? 彼らは古代のスーパーインテリジェンスによって一掃されましたか? それとも、彼らの動機を理解するために原始的なだけなのか? 答えが何であれ、それは私たち自身の将来にとって非常に重要です。」
パート2だが、マトリックス的解釈も出てくる。
数兆年の寿命の赤色矮星をエネルギー源とした仮想空間で意識だけが永らえることができるなら、わざわざ寿命の短い太陽系になんか来るわけないじゃん!?。
(Is Reality Real? The Simulation Argument)
https://www.youtube.com/watch?v=tlTKTTt47WE
関連ということで掲げたが、シミュレーション仮説とグレートフィルターとの間には、概念的なつながりはない(たぶん)。
ざっとみてみたんだが、グレートフィルターは、フェルミのパラドックスに対する一つの仮説として捉えられているようだ。
注目されるのは、宇宙人(地球外生命)が発見されることの意味だろうな。
グレートフィルターが1つだとすると、それが我々にとって過去に存在するか、それとも今後遭遇することなるのかは重要だ。
いくら探しても宇宙人がいなければ、グレートフィルターは過去に存在し、我々は偶然にもそれを潜り抜けて生き延びたことになるんだそうだ(ラッキー!)。
逆に、我々より進んだ文明の廃墟とか見つかると最悪だな。
彼らは、人類にとっては未来に存在するグレートフィルターに妨げられて滅んだと考えられる。
人類の滅亡は近い・・・。
20世紀的SFネタ以上のものとは思えないが、概念的には魅力的だ。
なぜ1個しかないのかとか、高度な文明じゃなくて、バクテリアが大量に見つかるだけだったらどーするとか、突っ込みどころは満載だがな。
進化の途中にネックがあるとか、ひょっとしたら多層的にネックがあるということなら、あまり魅力的な仮説じゃあない。
グレートフィルターなんて置かなくても、フェルミパラドックスを説明する仮説は山ほどある。
(パラドックスの仮説的説明)
https://en.wikipedia.org/wiki/Fermi_paradox#Hypothetical_explanations_for_the_paradox
・地球外生命はまれであるか、存在しません
・他のインテリジェントな種は発生していません
・インテリジェントな外来種は高度な技術を欠いている
・水界仮説
・自分自身を破壊することは知的な人生の性質です
・他人を破壊するのは知的な生命の性質である
・自然現象による定期的な絶滅
・インテリジェントな文明は、空間または時間の中で離れすぎています
・銀河全体に物理的に広がるリソースの欠如
・惑星に住みたいという欲求の欠如
・探査のために情報を転送する方が安い
・人間は十分に長く存在していなかった
・私たちはきちんと聞いていません
・文明は検出可能な無線信号を短期間だけ放送します
・彼らは自分自身を隔離する傾向があります
・植民地化は標準ではない
・彼らは銀河の一部しか解決していない
・彼らはあまりにもエイリアンである
・誰もが聞いているが、誰も送信していない
・地球は故意に連絡されていません
・地球は故意に孤立している(プラネタリウム仮説)
・通信するのは危険です
・彼らはここに未確認です
まあいい。
月の裏側にUFOの基地があって、地球へは日常的に飛来しているというのはポピュラーな話だ(そうなのかあ?)。
米軍だって、その存在を認めてるしな。
(「UFO」の映像3本、機密解除し公開 米国防総省)
https://www.bbc.com/japanese/52467005
「米海軍は現在、説明不能な目撃を「未確認飛行現象」と呼んでいる。」
うーん、呼び方の問題かあ?。
この話が本当なら、グレートフィルターは未来にあり、人類(と宇宙人)の滅亡は決まりだ。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子的には、グレートフィルターは2つある方に一票だな。
1つ目は、生命の発生。
全宇宙で、地球生命だけがフィルターをクリアーした(本日現在、地球外生命が確認されていないことが証拠だ)。
2つ目は進化と文明の限界。
地球生命は、恒星寿命(具体には太陽の寿命:100億年くらい?)の間に、他の恒星系に移住できないというもの(生存空間の拡張努力をしなくても済むしな)。
現状追認で、向上心のカケラもない怠惰な見解であることは承知だ。
地球外生命を探索することも、自らが惑星間や恒星間に進出して、地球外文明を広めようともしない、業界にとっては許すべからざる見解だ。
今のまんまでいいじゃないの・・・。
生命は、この星で生まれ、この星で進化し、この星の上で滅びる。
遺伝子を弄繰り回して、電離放射線(宇宙線)や低重力によるカルシウムの流失に対応することもない。
宇宙空間が人間にとって住み良い場所でないことは確かだ。
地球という星の、地べたに這いつくばっているのが快適なようにできている。
そのままで、何が悪い?。
ネットを徘徊し、資料を見ていく中で、高度な文明は極小化していくというのが気になった。
「避けられないのは、大規模ではなく小規模のエンジニアリングである可能性があります。これは、慣性の法則(小型のマシンは高速で機能するために必要なエネルギーが少ない)と光の速度(小型のコンピューターは内部通信が高速である)に基づいています。」(グレートフィルター英語版ウィキより)
「彼らは代わりにナノボットを構築することを好むかもしれません。」(同上)
最近、この星の哺乳類の間では、新型コロナが流行っている。
ひょっとしたら、宇宙人によって送り込まれたナノボットなのではないか。
武漢研究所もびっくりのこの仮説が、真面目に取り上げられる可能性は皆無だろうが、今朝の妄想としては悪くない。
グレートバリアーというには、いささかショボい気がするが、米中核戦争にエスカレートしていけば、まあ、人類を3回くらいは亡ぼすことができるかもしれない(うーん、世界最大の核保有国であるロシアが参戦してこないと無理か)。
浮沈子が子供の頃は、火星や金星には宇宙人がいることになっていた(漫画にもそう描かれていたしな)。
宇宙開発が進むにつれ、そういう麗しい話は消えて、荒涼とした砂漠のようなクレーターだらけの表面とか、鉛も溶ける灼熱の世界が明らかになり、地球外生命のロマンは遠のいた。
現在は、過去にいたかもしれない生命の痕跡探しという志の低い体たらくに陥っている。
系外惑星の発見は、業界の活性化を促す起爆剤だが、相手が遠過ぎて、直接探査はできない。
せいぜい、大規模な望遠鏡を地上、または宇宙空間に上げたり、月の裏側に設置する程度だ。
それでも、規模的には十分なアプリケーションになる。
実施に当たっては、単なる観測ではなく、地球外生命の探査(観測による)というトッピングが不可欠だからな。
系外惑星の大気観測は、技術的ハードルも適度に高く、予算を引き出すにはちょうどいいかも知れない。
天文分野は、宇宙開発の中でも基盤が弱小だからな。
活性化のツールを常に探し続けていかなければ、食いっ逸れることになりかねない。
今の子供たちには、イカタコ宇宙人の話など、ふふんと鼻であしらわれるに違いない。
彼らの描く地球外生命体は、バクテリアなどの単細胞生物で、地球に侵略してくるのは彗星に紛れ込んで落ちてくるウイルスのようなやつということなのかもな。
ロマンもクソもない。
それよりも、自らの身体を遺伝子改造して、宇宙放射線も低重力もものともせずに深宇宙を駆け巡るのが夢になるのかも知れない。
まあ、ワクチン接種にすら抵抗がある世の中だからな。
そう簡単に、合成生物学の成果を取り入れる話にはならんと思うけどな・・・。
新型コロナロケットは2段目に点火したのか ― 2020年05月26日 10:10
新型コロナロケットは2段目に点火したのか
(世界の感染者546万人余 死者34万人超 新型コロナウイルス)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/latest-news/
「▼感染者が最も多いのはアメリカで165万4683人、
▼次いでブラジルが36万3211人、
▼ロシアが35万3427人、
▼イギリスが26万2541人、
▼スペインが23万5400人、
▼イタリアが23万158人となっています。」
「▼亡くなった人が最も多いのもアメリカで9万7974人、
▼次いでイギリスが3万6996人、
▼イタリアが3万2877人、
▼フランスが2万8460人、
▼スペインが2万6834人、
▼ブラジルが2万2666人となっています。」
現在、感染者の順位的には14位に落ちた中国は、影も形もない。
さっき見たウィキの数字だと、米国(感染者1,693,850人、死者98,468人)は断トツでトップだ。
全世界で見ると、4月初旬以来、新規感染者が7万人から8万人で推移していたのに、ここ数日は約10万人に跳ね上がっている。
もちろん、増えているのはブラジル(370,060、23,102)など南米とか、インド(138,845、4,021:イランを抜いてベスト10入り!)などだが、浮沈子注目のアフリカ(108,151、3,260)も10万人を超えて伸びてきている。
アフリカはな、正確な数字を期待する方が間違っているしな。
桁が合っていればいい感じだ(そんなあ!)。
初期の中国の流行は、ファルコン9ロケットで言えば打ち上げ前の点火テストのようなもんだな。
リフトオフして1段目の点火が終了し、惰性で暫く飛んでいたけど、先日辺りからは第2段目に火が点いて、一気に加速に入った感じだ。
インドとアフリカが、南米に加わって増加の中心となるシナリオが見えてきたようだ(テキトーです)。
我が国含め東アジアや東南アジアとかは、今のところ大きな動きはなく、それなりの増加に留まっている。
冬のオセアニアがどうなるかは未定だが、著しい増加は避けられるのではないか。
南アフリカ(23,615、481:急上昇中)とかは、ヤバいかも知れない。
南半球ではないけれど、エジプト(17,967、783)も伸びてきている(ラマダン関連か:後述)。
南米は、おそらく手が付けられなくなる。
国家指導者が感染を煽っているわけで、だれにも止められない。
(ブラジル、閣議で知事の悪口放題 最高裁がビデオ映像公開)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2705a1778d590d2205cd3757d38573d893da9fa
「ボルソナロ氏は4月の閣議で、商業施設閉鎖などの規制を実施するサンパウロやリオデジャネイロの州知事らを、排せつ物や肥料を意味する言葉でののしった。ボルソナロ氏は「経済を損なう」として規制に反対している。」
成り行きを見守るしか手はないだろう。
(ブラジル 貧困地区で住民に食事提供 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200524/k10012442851000.html
「ブラジルでは、大都市を中心に3月中旬から外出禁止の措置がとられていますが、生活の困窮から経済活動の再開を求める声も高まっています。」
政府だって、感染の拡大を望んでいるわけではない。
選択の余地のない、止むに止まれぬ状況なわけだ。
イスラム圏では、23日にラマダンが明けたと報じられている。
(イスラム教の断食月 明けても各国規制強化 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200524/k10012442761000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001
「ラマダンは中東などの多くの国で先月下旬に始まり、およそ1か月たった23日に明けました。」
「エジプトではラマダンの期間中に規制を緩和したこともあって感染者が1万5000人を超えて増え続けているため、連休中は夜間の外出禁止や商業活動も厳しく規制して警戒を強めています。」
「中東で感染者が最も多いのは▼トルコで15万4500人、次いで▼イランが13万3521人、▼サウジアラビアが7万161人、▼カタールが4万2213人などとなっています。」(日本時間24日午前0時)
「インドネシアでは新型コロナウイルスの感染者が2万人を超え、亡くなった人は1351人と東南アジアでは最も多くなっていて、各地で企業活動の制限や集会の禁止などの措置が続いています。」
かつての謎の感染者ゼロの面影は、もはやない。
我が国(1万6632、851:クルーズ船除く)では、とりあえず第一波を凌いだ感じだ。
輸入感染症の対応に、一見成功したかのように見えるが、逆に検疫の緩和に対する圧力は増している。
市中感染も潰し切れているとは言えない。
緊急事態ではないかもしれないが、蔓延国であることに変わりはない。
新規感染者ゼロの状態が、1か月程度(最大潜伏期間の2倍)続けば、まあ、一段落だろうが、おそらくその前に第二波を食らう。
杜撰な空港検疫を続ける限り、そのリスクは消えない。
それによって生じた新たなクラスターを、まん延させずに潰せるかどうかだな。
全世界の感染が収まらない限り、真の終息はない。
世界は一家、人類は皆兄弟だからな(そういうことかあ?)。
1日10万人の新規患者は、さらに増加していく。
近いうちに、20万人程度に跳ね上がるだろう(テキトーです)。
感染者の累計が、1千万人に達するのは時間の問題だ。
年内?。
いやいや、来月の話だろう。
その後は?。
例えば年内には、何人くらいになるんだろうか。
2千万人とか3千万人とか。
4月1日頃、全世界の感染者は50万人程度。
この間、ほぼリニアに増加している。
今月末では、550万人は固い。
2か月で500万人のペースだ。
それが2倍のペースになれば、2か月で1千万人の増加になる(7月起算:その時点で1千万人)。
単純に計算しても、年内に4千万人に達する。
まあ、楽観過ぎるだろうけど、不自然ではない。
遠慮なく推測すれば、5千万人は固いところだ。
上限は1億人程度か(甘い?)。
浮沈子は、国連アフリカ経済委員会みたいに、年内にアフリカだけで12億人を超えるとかいう推測はしない。
疫学モデルがどうであれ、検知される感染者数は、検査態勢のボトルネックで上限がある。
防疫圧力も掛かるしな。
疫学モデル通りには増えない。
感染者もそうだが、死者数についても怪しい話が出ている。
(異常に低いロシアの新型コロナウイルス致死率 陽性者が亡くなっても死因はがんなどに)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93483_2.php
「モスクワ市は、4月に死亡した新型コロナ感染者の60%余りについて、死因は新型コロナと別だと認定している。」
「現時点で私が知る限り、ロシアのコロナ死者をできるだけ低く抑えるべきというのが政府の方針だ」
この記事のエビデンスはない。
ロシア(353,427、3,633)の死者数が、感染者数に対して低いのは事実だが、一方、新規感染者数がピークアウトしているのに新規死者数が増加を続けていることも事実だ。
ドイツ(180,789 8,428)の感染初期も、同じ様な状態だったからな。
感染者数だけではなく、死者数の計上についても、国による違いを平準化することは難しいだろう。
人のことは言えない。
我が国でも、不審死や突然死した人を、死後に検査したら新型コロナ陽性者だったという例はいくらもある。
高齢などで、多臓器不全や肺炎症状で亡くなった方の全てにPCR検査が行われたと信じている現場の医師(かかりつけ医)は皆無だろう。
NY(死者23488人)では、医療崩壊のあおりを食らって、死者数に数千人の捕捉漏れがあったと推測されていて、再調査の必要性を指摘されている。
1億人の感染者が出て、何人の死者になるかを計算するのは、無意味になるかも知れないけど、ロシア並みの1パーセントとして100万人、我が国並みの5パーセントとして500万人。
現在計上されている全世界(5,490,954、345,962)の数字を使うと、6パーセント以上になるからな。
600万人から700万人ということになる。
下手をすれば、年内に1千万人の大台に乗る・・・。
ヤバい話だ。
NYタイムズの1面には、異例の記事(?)が載ったそうだ。
(米紙「計り知れない喪失」新型コロナ死者の氏名など掲載)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200525/k10012443381000.html
「ニューヨーク・タイムズは、24日付けの紙面の1面に「アメリカの死者10万人に近づく。計り知れない喪失」という見出しをつけ、ウイルスに感染して亡くなった人、1000人分の氏名や年齢などを掲載」
「亡くなった人の情報は地方紙の訃報などから集めた」
「この1000人はアメリカの死者数の1%にすぎないが、一人一人の死は単なる数字ではない」
その1万倍の死者を計上するかもしれない現在の状況は、終息などとは程遠い。
我が国の死者は、NYタイムズの1面に収まる。
それでも十分過ぎる程多いことに違いはない(どっかの大統領は、1人でも多過ぎると言ってたしな)。
規制緩和初日の朝に、気の重い話を持ち出してしまった。
しかし、海を隔てた向こう側には、そういう世界があるということを知っておかなければならないだろう。
第二波は、必ず来る(断言!)。
駄々洩れの検疫と、不徹底な濃厚感染者対策、検知能力(検査態勢含む)と隔離体制の不足が続く限り。
今度は、どこからバックドアを蹴破られるんだろうか・・・。
<追加>
(8割おじさん・西浦教授が語る「コロナ新事実」
アメリカが感染拡大の制御を止める可能性)
https://toyokeizai.net/articles/-/352503
「実際に6月からこの動きはある程度始まりそうで、アメリカのエアラインがカリフォルニア州と日本を結ぶ週3便を再開するという話が出ている。」
おっと、バックドアじゃなくて正面玄関からか・・・。
(世界の感染者546万人余 死者34万人超 新型コロナウイルス)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/latest-news/
「▼感染者が最も多いのはアメリカで165万4683人、
▼次いでブラジルが36万3211人、
▼ロシアが35万3427人、
▼イギリスが26万2541人、
▼スペインが23万5400人、
▼イタリアが23万158人となっています。」
「▼亡くなった人が最も多いのもアメリカで9万7974人、
▼次いでイギリスが3万6996人、
▼イタリアが3万2877人、
▼フランスが2万8460人、
▼スペインが2万6834人、
▼ブラジルが2万2666人となっています。」
現在、感染者の順位的には14位に落ちた中国は、影も形もない。
さっき見たウィキの数字だと、米国(感染者1,693,850人、死者98,468人)は断トツでトップだ。
全世界で見ると、4月初旬以来、新規感染者が7万人から8万人で推移していたのに、ここ数日は約10万人に跳ね上がっている。
もちろん、増えているのはブラジル(370,060、23,102)など南米とか、インド(138,845、4,021:イランを抜いてベスト10入り!)などだが、浮沈子注目のアフリカ(108,151、3,260)も10万人を超えて伸びてきている。
アフリカはな、正確な数字を期待する方が間違っているしな。
桁が合っていればいい感じだ(そんなあ!)。
初期の中国の流行は、ファルコン9ロケットで言えば打ち上げ前の点火テストのようなもんだな。
リフトオフして1段目の点火が終了し、惰性で暫く飛んでいたけど、先日辺りからは第2段目に火が点いて、一気に加速に入った感じだ。
インドとアフリカが、南米に加わって増加の中心となるシナリオが見えてきたようだ(テキトーです)。
我が国含め東アジアや東南アジアとかは、今のところ大きな動きはなく、それなりの増加に留まっている。
冬のオセアニアがどうなるかは未定だが、著しい増加は避けられるのではないか。
南アフリカ(23,615、481:急上昇中)とかは、ヤバいかも知れない。
南半球ではないけれど、エジプト(17,967、783)も伸びてきている(ラマダン関連か:後述)。
南米は、おそらく手が付けられなくなる。
国家指導者が感染を煽っているわけで、だれにも止められない。
(ブラジル、閣議で知事の悪口放題 最高裁がビデオ映像公開)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2705a1778d590d2205cd3757d38573d893da9fa
「ボルソナロ氏は4月の閣議で、商業施設閉鎖などの規制を実施するサンパウロやリオデジャネイロの州知事らを、排せつ物や肥料を意味する言葉でののしった。ボルソナロ氏は「経済を損なう」として規制に反対している。」
成り行きを見守るしか手はないだろう。
(ブラジル 貧困地区で住民に食事提供 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200524/k10012442851000.html
「ブラジルでは、大都市を中心に3月中旬から外出禁止の措置がとられていますが、生活の困窮から経済活動の再開を求める声も高まっています。」
政府だって、感染の拡大を望んでいるわけではない。
選択の余地のない、止むに止まれぬ状況なわけだ。
イスラム圏では、23日にラマダンが明けたと報じられている。
(イスラム教の断食月 明けても各国規制強化 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200524/k10012442761000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001
「ラマダンは中東などの多くの国で先月下旬に始まり、およそ1か月たった23日に明けました。」
「エジプトではラマダンの期間中に規制を緩和したこともあって感染者が1万5000人を超えて増え続けているため、連休中は夜間の外出禁止や商業活動も厳しく規制して警戒を強めています。」
「中東で感染者が最も多いのは▼トルコで15万4500人、次いで▼イランが13万3521人、▼サウジアラビアが7万161人、▼カタールが4万2213人などとなっています。」(日本時間24日午前0時)
「インドネシアでは新型コロナウイルスの感染者が2万人を超え、亡くなった人は1351人と東南アジアでは最も多くなっていて、各地で企業活動の制限や集会の禁止などの措置が続いています。」
かつての謎の感染者ゼロの面影は、もはやない。
我が国(1万6632、851:クルーズ船除く)では、とりあえず第一波を凌いだ感じだ。
輸入感染症の対応に、一見成功したかのように見えるが、逆に検疫の緩和に対する圧力は増している。
市中感染も潰し切れているとは言えない。
緊急事態ではないかもしれないが、蔓延国であることに変わりはない。
新規感染者ゼロの状態が、1か月程度(最大潜伏期間の2倍)続けば、まあ、一段落だろうが、おそらくその前に第二波を食らう。
杜撰な空港検疫を続ける限り、そのリスクは消えない。
それによって生じた新たなクラスターを、まん延させずに潰せるかどうかだな。
全世界の感染が収まらない限り、真の終息はない。
世界は一家、人類は皆兄弟だからな(そういうことかあ?)。
1日10万人の新規患者は、さらに増加していく。
近いうちに、20万人程度に跳ね上がるだろう(テキトーです)。
感染者の累計が、1千万人に達するのは時間の問題だ。
年内?。
いやいや、来月の話だろう。
その後は?。
例えば年内には、何人くらいになるんだろうか。
2千万人とか3千万人とか。
4月1日頃、全世界の感染者は50万人程度。
この間、ほぼリニアに増加している。
今月末では、550万人は固い。
2か月で500万人のペースだ。
それが2倍のペースになれば、2か月で1千万人の増加になる(7月起算:その時点で1千万人)。
単純に計算しても、年内に4千万人に達する。
まあ、楽観過ぎるだろうけど、不自然ではない。
遠慮なく推測すれば、5千万人は固いところだ。
上限は1億人程度か(甘い?)。
浮沈子は、国連アフリカ経済委員会みたいに、年内にアフリカだけで12億人を超えるとかいう推測はしない。
疫学モデルがどうであれ、検知される感染者数は、検査態勢のボトルネックで上限がある。
防疫圧力も掛かるしな。
疫学モデル通りには増えない。
感染者もそうだが、死者数についても怪しい話が出ている。
(異常に低いロシアの新型コロナウイルス致死率 陽性者が亡くなっても死因はがんなどに)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93483_2.php
「モスクワ市は、4月に死亡した新型コロナ感染者の60%余りについて、死因は新型コロナと別だと認定している。」
「現時点で私が知る限り、ロシアのコロナ死者をできるだけ低く抑えるべきというのが政府の方針だ」
この記事のエビデンスはない。
ロシア(353,427、3,633)の死者数が、感染者数に対して低いのは事実だが、一方、新規感染者数がピークアウトしているのに新規死者数が増加を続けていることも事実だ。
ドイツ(180,789 8,428)の感染初期も、同じ様な状態だったからな。
感染者数だけではなく、死者数の計上についても、国による違いを平準化することは難しいだろう。
人のことは言えない。
我が国でも、不審死や突然死した人を、死後に検査したら新型コロナ陽性者だったという例はいくらもある。
高齢などで、多臓器不全や肺炎症状で亡くなった方の全てにPCR検査が行われたと信じている現場の医師(かかりつけ医)は皆無だろう。
NY(死者23488人)では、医療崩壊のあおりを食らって、死者数に数千人の捕捉漏れがあったと推測されていて、再調査の必要性を指摘されている。
1億人の感染者が出て、何人の死者になるかを計算するのは、無意味になるかも知れないけど、ロシア並みの1パーセントとして100万人、我が国並みの5パーセントとして500万人。
現在計上されている全世界(5,490,954、345,962)の数字を使うと、6パーセント以上になるからな。
600万人から700万人ということになる。
下手をすれば、年内に1千万人の大台に乗る・・・。
ヤバい話だ。
NYタイムズの1面には、異例の記事(?)が載ったそうだ。
(米紙「計り知れない喪失」新型コロナ死者の氏名など掲載)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200525/k10012443381000.html
「ニューヨーク・タイムズは、24日付けの紙面の1面に「アメリカの死者10万人に近づく。計り知れない喪失」という見出しをつけ、ウイルスに感染して亡くなった人、1000人分の氏名や年齢などを掲載」
「亡くなった人の情報は地方紙の訃報などから集めた」
「この1000人はアメリカの死者数の1%にすぎないが、一人一人の死は単なる数字ではない」
その1万倍の死者を計上するかもしれない現在の状況は、終息などとは程遠い。
我が国の死者は、NYタイムズの1面に収まる。
それでも十分過ぎる程多いことに違いはない(どっかの大統領は、1人でも多過ぎると言ってたしな)。
規制緩和初日の朝に、気の重い話を持ち出してしまった。
しかし、海を隔てた向こう側には、そういう世界があるということを知っておかなければならないだろう。
第二波は、必ず来る(断言!)。
駄々洩れの検疫と、不徹底な濃厚感染者対策、検知能力(検査態勢含む)と隔離体制の不足が続く限り。
今度は、どこからバックドアを蹴破られるんだろうか・・・。
<追加>
(8割おじさん・西浦教授が語る「コロナ新事実」
アメリカが感染拡大の制御を止める可能性)
https://toyokeizai.net/articles/-/352503
「実際に6月からこの動きはある程度始まりそうで、アメリカのエアラインがカリフォルニア州と日本を結ぶ週3便を再開するという話が出ている。」
おっと、バックドアじゃなくて正面玄関からか・・・。
大人の火遊び:良い子はマネしないでね! ― 2020年05月26日 16:51
大人の火遊び:良い子はマネしないでね!
浮沈子の記憶が確かならば、ISSでは何度か燃焼実験を行っている(ISS内や、離脱後の無人輸送機内含む:追加2参照)。
無重力下で炎がどのように振る舞うかは、地上ではなかなか再現できないからな。
近いところでは、先日離脱したシグナス補給船も、離脱後に船内で火遊びしたはずだ・・・。
(シグナスは宇宙ステーションを出発し、拡張実験ミッションを開始)
https://spaceflightnow.com/2020/05/11/cygnus-departs-station-beginning-extended-experimental-mission/
「シグナスは水曜日にCubeSatsを展開し、ノースロップグラマンのコントローラーが5月29日に南太平洋上空で破壊的な再突入を行うように宇宙船に命令する前に、その加圧キャビン内でNASA燃焼実験を主催します。」
「Cygnus加圧モジュール内に収容されたNASAの火炎燃焼実験では、火炎が微小重力でどのように伝播するかを調べます。シグナスのミッションで飛行したオハイオ州のグレン研究センターで開発された一連のNASAサファイア実験の4番目です。」
「宇宙飛行士に対する危険性への懸念から、これまでの宇宙での燃焼調査は規模と範囲が限定されていました。しかし、サファイア実験が始まると、シグナスは宇宙ステーションから遠く離れ、科学者はより大きなサンプルに点火して、炎が宇宙でどのように動作するかを確認できます。」
「NG-13ミッションでのサファイア実験は初めて、4つの燃焼サンプルに点火します。そのうちの2つは、地球上の海面に相当するシグナス宇宙船内の気圧で点火されます。次に、シグナスモジュールを部分的に減圧し(その酸素含有量を増加)、酸素に富んだ低圧環境が他の2つのサンプルの燃焼にどのように影響するかを確認します。」
「この実験では、将来の宇宙船で使用するための火災検知技術と自動消火システムもテストします。」
大気圏突入前のテストだからな。
どーせ燃えちゃうんだから、派手にやろーぜ!(そうなのかあ?)。
昨日、ISSに接続されたこうのとり9号機にも、燃焼実験装置が搭載されている。
(宇宙ステーションに着陸したHTV補給船)
https://spaceflightnow.com/2020/05/25/htv-supply-ship-successfully-berthed-at-space-station/
「9番目のHTVミッションに詰め込まれたペイロードの1つは、日本の燃焼実験をサポートするモジュールです。JAXAのウェブサイトで、この調査により、「固体物質の着火や、ISS環境内のさまざまな固体物質への火炎の広がりなど、燃焼のさまざまなモードにおける重力の役割が科学的に決定される」と述べた。」
(「こうのとり」9号機ミッションプレスキット:リンク元)
https://iss.jaxa.jp/htv/mission/htv-9/presskit/
(宇宙ステーション補給機
「こうのとり」9 号機(HTV9)
【ミッションプレスキット】:PDFページ22参照)
http://issstream.tksc.jaxa.jp/iss2/press/htv9_presskit_D.pdf
「4.1.1 実験装置等:
(1) 固体燃焼実験装置 (Solid Combustion Experiment Module:
SCEM)」
「「こうのとり」9 号機では、固体材料の燃焼実験で使用する「固体燃焼実験装置:Solid Combustion Experiment Module(SCEM)」の構成品を輸送いたします。」
「微小重力環境における様々な固体材料の燃焼限界条件(酸素濃度、周囲流速等)を特定するとともに、燃焼限界に及ぼす試料形状、材質等の影響を明らかにします。」
「これにより、固体材料の燃焼限界の重力依存性を解明し、微小重力環境における材料燃焼性評価について、科学的合理性を有する手法を構築します。」
ははあ、今までは勘と経験でやってたわけだ(そうなのかあ?)。
(火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に対する重力影響の評価)
https://iss.jaxa.jp/kibouser/subject/science/70491.html
「実験では、整流された風洞部内の低速ガス流の中に試料を設置し、試料端に電熱線で着火させます。」
「試料上を燃え広がる火炎の観察を行うとともに、燃え広がりが起こらなくなる酸素濃度、流速条件を調べます。」
「また、電線試料については過電流が流れた際に自着火が起こる限界条件も調べます。」
「期待される利用/研究成果:
長時間の微小重力環境において、様々な固体材料の高精度な燃焼特性データを系統的に取得することにより、固体材料の燃焼限界に与える重力の影響を解明できます。これに基づき、微小重力環境における材料燃焼性評価について、科学的な合理性を有する新手法の構築が期待できます。宇宙火災安全技術の高度化は、多様化が進む地球低軌道利用に留まらず、今後想定される有人宇宙探査においても重要な課題であり、国際的な評価基準の構築・制定を日本がリードすることで、人類の新たな活動領域における安全・安心の確保への貢献が期待されます。」
閉じ込められた箱の中で、マッチ(電熱線)で火を点けて遊んでるようにしか見えないんだがな(そんなあ!)。
ここでも、有人宇宙探査という錦の御旗(予算獲得の最終兵器?)をちらつかせている。
抜け目のない話だ・・・。
まあいい。
今週打ち上げ予定のクルードラゴンが無事に到着すれば、運んで行ったリチウムイオン電池パッケージ6個を、S6トラス上の12個のバッテリーと交換し、9個を廃棄用としてパレット上に回収する(S6トラス上に3個は残置)。
それもこれも、おそらくクルードラゴンが到着できなければ始まらないだろう(未確認)。
JAXAのプレスキットによれば、バッテリー交換に伴う船外活動は、最低2回で済むそうだが、実際にどうなるかは分からない。
宇宙でのバッテリー絡みの事故は聞いていないけど、浮沈子的にはユアサのバッテリーというだけで、条件反射的にB787のバッテリー炎上事件を思い出しちまうからな。
その後に火を噴いてしまった話は聞かない。
まあ、どうでもいいんですが。
クルードラゴンと言えば、デモ1で戻ってきた機体が、陸上でのアボート用ロケット(スーパードラコ)のテスト中に、木っ端みじんに吹き飛んだ件を忘れるわけにはいかない。
酸化剤が配管内で漏れて、チタン製バルブと反応したという洒落にならない話だ。
材質や仕組みを見直して(バーストディスクに交換:材料不明)改善されているはずだが、その仕様で宇宙に出るのは初めてだ。
考えてみれば、JAXAの固体燃焼実験といい、ISS用のリチウムイオンバッテリーといい、スーパードラコエンジンの燃料系統といい、地上400kmの空の上では、大人の火遊びが続くことになる(そうなのかあ?)。
浮沈子的には、一抹の不安を抱かざるを得ない。
胸騒ぎがする・・・。
折しも、ラウンチャーワンは、コズミックガール(母機:B747)から離脱したあと、1段目のエンジンに着火直後に爆発した(とは、書いてないけど)。
(バージンオービットの空中発射ロケットが最初のテスト飛行で失敗する)
https://spaceflightnow.com/2020/05/25/virgin-orbits-air-launched-rocket-fails-on-first-test-flight/
「2段式のLauncherOneに灯油を供給する第1段エンジンの点火直後に「異常」が発生したと述べた。」
「解放前の最後の瞬間、彼女は飛行機を操縦して約27.5度の角度で引き上げた。次に、飛行機に搭乗した発射チームは、航空機の左翼の下にあるパイロンから長さ70フィート(21メートル)のロケットを午後2時50分EDT(午前11時50分PDT、1850 GMT)にリリースするように命じました。」
「航空機とその4人の乗組員は無事だったと同社は語った。「コズミックガール」空母は、午後4時26分EDT(午後1時26分PDT、2026 GMT)にモハベに着陸しました。」
「・・・今日収集した膨大なデータをエンジニアが分析することで、さらに詳しく知ることができます。」
んなもん、爆発したに決まってんじゃん!(未確認)。
ペーターベックの投稿を読めば、母機が危険に晒されていたことは明らかだ(テキトーです)。
「乗組員が家に安全であることを嬉しく思います。」
空の上でも大人の火遊びは続いている。
一体、何のために?。
人類の活動範囲を拡張し、宇宙に進出して植民化を進めるためだ。
地球低軌道には、すでにISSを長期間配置しているし、中国はこれから追いかけようとしている。
月周回軌道に新しい宇宙ステーション(常時滞在ではない)を打ち上げる話も進行中だ。
リスクを取って、大きなゲインを得ようとしているが、そう上手くいくのか。
日本時間で明後日28日には、新しい宇宙船が飛んで、ISSに向かう。
B社がチョンボした後だしな。
V社の失敗も、印象的だ。
浮沈子は、何が起こってもおかしくないと感じている。
米国宇宙開発史に、輝かしい1ページを飾ることになるのか、目も当てられない惨事になるのか。
イーロンマスクは、失敗の痛手を知っている。
「申し訳ありません。 軌道は難しいです。 Falcon 1で4回試してみました。」
B社がチョンボした時も、それ見たことかなどとは言わずに、軌道飛行は難しいと同情の意を伝えていた。
(真の困難を知る者の控えめなコメント)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/12/21/9192149
「ボーイングのライバルへの同情のメッセージの中で、マスク氏はツイッターで「軌道は難しい」と述べ、「着陸と次のミッションへの迅速な回復を願っています」と付け加えた。」
困難を知る者は、ライバルにも優しい。
同じチャレンジャーとしての連帯に溢れている。
次は、彼の番が来る・・・。
<追加1>
(SpaceXの最初のスターシップホップは、歴史的なクルードラゴン宇宙飛行士の打ち上げのために保留中です)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-first-hop-on-hold-crew-dragon/
「SpaceXのCEOであるElon Muskは、クルードラゴンの差し迫った宇宙飛行士の打ち上げデビューにほぼ完全に集中するために「リダイレクトされたSpaceXの優先事項」であり、結果としてスターシップ自身のホップテストのデビューを少なくとも1〜2週間遅らせていると述べています。」
いつ吹っ飛んでもおかしくないスターシップと同時並行してちゃ、判断間違うからな・・・。
<追加2>
(宇宙で火事にならないために。NASA、2回めの宇宙火災実験を実施。宇宙旅行の安全性確保のため)
https://japanese.engadget.com/2016/11/23/nasa-2/
「今回は小規模な試験のみでしたが、NASAはすでに3度めの火災実験を計画中。」
「NASA : 次はもっと派手に燃やすよ」
今月やったのは、この一連の実験の第4弾ということらしい。
(宇宙ステーション「 きぼう 」初の燃焼実験に成功)
https://www.ihi.co.jp/var/ezwebin_site/storage/original/application/37be83f20fd49fa843735881f1dd9392.pdf
以前行われた、液体燃料燃焼実験のレポート。
「次の展開として,液体燃料( 燃料液滴群 )に続き,固体材料を対象とした燃焼実験装置についても開発中であり,宇宙火災安全規格の制定に資する基礎データの取得に寄与すべく,引き続き挑戦を行っていく.」
今回は、これなんだろうな(未確認)。
浮沈子の記憶が確かならば、ISSでは何度か燃焼実験を行っている(ISS内や、離脱後の無人輸送機内含む:追加2参照)。
無重力下で炎がどのように振る舞うかは、地上ではなかなか再現できないからな。
近いところでは、先日離脱したシグナス補給船も、離脱後に船内で火遊びしたはずだ・・・。
(シグナスは宇宙ステーションを出発し、拡張実験ミッションを開始)
https://spaceflightnow.com/2020/05/11/cygnus-departs-station-beginning-extended-experimental-mission/
「シグナスは水曜日にCubeSatsを展開し、ノースロップグラマンのコントローラーが5月29日に南太平洋上空で破壊的な再突入を行うように宇宙船に命令する前に、その加圧キャビン内でNASA燃焼実験を主催します。」
「Cygnus加圧モジュール内に収容されたNASAの火炎燃焼実験では、火炎が微小重力でどのように伝播するかを調べます。シグナスのミッションで飛行したオハイオ州のグレン研究センターで開発された一連のNASAサファイア実験の4番目です。」
「宇宙飛行士に対する危険性への懸念から、これまでの宇宙での燃焼調査は規模と範囲が限定されていました。しかし、サファイア実験が始まると、シグナスは宇宙ステーションから遠く離れ、科学者はより大きなサンプルに点火して、炎が宇宙でどのように動作するかを確認できます。」
「NG-13ミッションでのサファイア実験は初めて、4つの燃焼サンプルに点火します。そのうちの2つは、地球上の海面に相当するシグナス宇宙船内の気圧で点火されます。次に、シグナスモジュールを部分的に減圧し(その酸素含有量を増加)、酸素に富んだ低圧環境が他の2つのサンプルの燃焼にどのように影響するかを確認します。」
「この実験では、将来の宇宙船で使用するための火災検知技術と自動消火システムもテストします。」
大気圏突入前のテストだからな。
どーせ燃えちゃうんだから、派手にやろーぜ!(そうなのかあ?)。
昨日、ISSに接続されたこうのとり9号機にも、燃焼実験装置が搭載されている。
(宇宙ステーションに着陸したHTV補給船)
https://spaceflightnow.com/2020/05/25/htv-supply-ship-successfully-berthed-at-space-station/
「9番目のHTVミッションに詰め込まれたペイロードの1つは、日本の燃焼実験をサポートするモジュールです。JAXAのウェブサイトで、この調査により、「固体物質の着火や、ISS環境内のさまざまな固体物質への火炎の広がりなど、燃焼のさまざまなモードにおける重力の役割が科学的に決定される」と述べた。」
(「こうのとり」9号機ミッションプレスキット:リンク元)
https://iss.jaxa.jp/htv/mission/htv-9/presskit/
(宇宙ステーション補給機
「こうのとり」9 号機(HTV9)
【ミッションプレスキット】:PDFページ22参照)
http://issstream.tksc.jaxa.jp/iss2/press/htv9_presskit_D.pdf
「4.1.1 実験装置等:
(1) 固体燃焼実験装置 (Solid Combustion Experiment Module:
SCEM)」
「「こうのとり」9 号機では、固体材料の燃焼実験で使用する「固体燃焼実験装置:Solid Combustion Experiment Module(SCEM)」の構成品を輸送いたします。」
「微小重力環境における様々な固体材料の燃焼限界条件(酸素濃度、周囲流速等)を特定するとともに、燃焼限界に及ぼす試料形状、材質等の影響を明らかにします。」
「これにより、固体材料の燃焼限界の重力依存性を解明し、微小重力環境における材料燃焼性評価について、科学的合理性を有する手法を構築します。」
ははあ、今までは勘と経験でやってたわけだ(そうなのかあ?)。
(火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に対する重力影響の評価)
https://iss.jaxa.jp/kibouser/subject/science/70491.html
「実験では、整流された風洞部内の低速ガス流の中に試料を設置し、試料端に電熱線で着火させます。」
「試料上を燃え広がる火炎の観察を行うとともに、燃え広がりが起こらなくなる酸素濃度、流速条件を調べます。」
「また、電線試料については過電流が流れた際に自着火が起こる限界条件も調べます。」
「期待される利用/研究成果:
長時間の微小重力環境において、様々な固体材料の高精度な燃焼特性データを系統的に取得することにより、固体材料の燃焼限界に与える重力の影響を解明できます。これに基づき、微小重力環境における材料燃焼性評価について、科学的な合理性を有する新手法の構築が期待できます。宇宙火災安全技術の高度化は、多様化が進む地球低軌道利用に留まらず、今後想定される有人宇宙探査においても重要な課題であり、国際的な評価基準の構築・制定を日本がリードすることで、人類の新たな活動領域における安全・安心の確保への貢献が期待されます。」
閉じ込められた箱の中で、マッチ(電熱線)で火を点けて遊んでるようにしか見えないんだがな(そんなあ!)。
ここでも、有人宇宙探査という錦の御旗(予算獲得の最終兵器?)をちらつかせている。
抜け目のない話だ・・・。
まあいい。
今週打ち上げ予定のクルードラゴンが無事に到着すれば、運んで行ったリチウムイオン電池パッケージ6個を、S6トラス上の12個のバッテリーと交換し、9個を廃棄用としてパレット上に回収する(S6トラス上に3個は残置)。
それもこれも、おそらくクルードラゴンが到着できなければ始まらないだろう(未確認)。
JAXAのプレスキットによれば、バッテリー交換に伴う船外活動は、最低2回で済むそうだが、実際にどうなるかは分からない。
宇宙でのバッテリー絡みの事故は聞いていないけど、浮沈子的にはユアサのバッテリーというだけで、条件反射的にB787のバッテリー炎上事件を思い出しちまうからな。
その後に火を噴いてしまった話は聞かない。
まあ、どうでもいいんですが。
クルードラゴンと言えば、デモ1で戻ってきた機体が、陸上でのアボート用ロケット(スーパードラコ)のテスト中に、木っ端みじんに吹き飛んだ件を忘れるわけにはいかない。
酸化剤が配管内で漏れて、チタン製バルブと反応したという洒落にならない話だ。
材質や仕組みを見直して(バーストディスクに交換:材料不明)改善されているはずだが、その仕様で宇宙に出るのは初めてだ。
考えてみれば、JAXAの固体燃焼実験といい、ISS用のリチウムイオンバッテリーといい、スーパードラコエンジンの燃料系統といい、地上400kmの空の上では、大人の火遊びが続くことになる(そうなのかあ?)。
浮沈子的には、一抹の不安を抱かざるを得ない。
胸騒ぎがする・・・。
折しも、ラウンチャーワンは、コズミックガール(母機:B747)から離脱したあと、1段目のエンジンに着火直後に爆発した(とは、書いてないけど)。
(バージンオービットの空中発射ロケットが最初のテスト飛行で失敗する)
https://spaceflightnow.com/2020/05/25/virgin-orbits-air-launched-rocket-fails-on-first-test-flight/
「2段式のLauncherOneに灯油を供給する第1段エンジンの点火直後に「異常」が発生したと述べた。」
「解放前の最後の瞬間、彼女は飛行機を操縦して約27.5度の角度で引き上げた。次に、飛行機に搭乗した発射チームは、航空機の左翼の下にあるパイロンから長さ70フィート(21メートル)のロケットを午後2時50分EDT(午前11時50分PDT、1850 GMT)にリリースするように命じました。」
「航空機とその4人の乗組員は無事だったと同社は語った。「コズミックガール」空母は、午後4時26分EDT(午後1時26分PDT、2026 GMT)にモハベに着陸しました。」
「・・・今日収集した膨大なデータをエンジニアが分析することで、さらに詳しく知ることができます。」
んなもん、爆発したに決まってんじゃん!(未確認)。
ペーターベックの投稿を読めば、母機が危険に晒されていたことは明らかだ(テキトーです)。
「乗組員が家に安全であることを嬉しく思います。」
空の上でも大人の火遊びは続いている。
一体、何のために?。
人類の活動範囲を拡張し、宇宙に進出して植民化を進めるためだ。
地球低軌道には、すでにISSを長期間配置しているし、中国はこれから追いかけようとしている。
月周回軌道に新しい宇宙ステーション(常時滞在ではない)を打ち上げる話も進行中だ。
リスクを取って、大きなゲインを得ようとしているが、そう上手くいくのか。
日本時間で明後日28日には、新しい宇宙船が飛んで、ISSに向かう。
B社がチョンボした後だしな。
V社の失敗も、印象的だ。
浮沈子は、何が起こってもおかしくないと感じている。
米国宇宙開発史に、輝かしい1ページを飾ることになるのか、目も当てられない惨事になるのか。
イーロンマスクは、失敗の痛手を知っている。
「申し訳ありません。 軌道は難しいです。 Falcon 1で4回試してみました。」
B社がチョンボした時も、それ見たことかなどとは言わずに、軌道飛行は難しいと同情の意を伝えていた。
(真の困難を知る者の控えめなコメント)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/12/21/9192149
「ボーイングのライバルへの同情のメッセージの中で、マスク氏はツイッターで「軌道は難しい」と述べ、「着陸と次のミッションへの迅速な回復を願っています」と付け加えた。」
困難を知る者は、ライバルにも優しい。
同じチャレンジャーとしての連帯に溢れている。
次は、彼の番が来る・・・。
<追加1>
(SpaceXの最初のスターシップホップは、歴史的なクルードラゴン宇宙飛行士の打ち上げのために保留中です)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-first-hop-on-hold-crew-dragon/
「SpaceXのCEOであるElon Muskは、クルードラゴンの差し迫った宇宙飛行士の打ち上げデビューにほぼ完全に集中するために「リダイレクトされたSpaceXの優先事項」であり、結果としてスターシップ自身のホップテストのデビューを少なくとも1〜2週間遅らせていると述べています。」
いつ吹っ飛んでもおかしくないスターシップと同時並行してちゃ、判断間違うからな・・・。
<追加2>
(宇宙で火事にならないために。NASA、2回めの宇宙火災実験を実施。宇宙旅行の安全性確保のため)
https://japanese.engadget.com/2016/11/23/nasa-2/
「今回は小規模な試験のみでしたが、NASAはすでに3度めの火災実験を計画中。」
「NASA : 次はもっと派手に燃やすよ」
今月やったのは、この一連の実験の第4弾ということらしい。
(宇宙ステーション「 きぼう 」初の燃焼実験に成功)
https://www.ihi.co.jp/var/ezwebin_site/storage/original/application/37be83f20fd49fa843735881f1dd9392.pdf
以前行われた、液体燃料燃焼実験のレポート。
「次の展開として,液体燃料( 燃料液滴群 )に続き,固体材料を対象とした燃焼実験装置についても開発中であり,宇宙火災安全規格の制定に資する基礎データの取得に寄与すべく,引き続き挑戦を行っていく.」
今回は、これなんだろうな(未確認)。
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