🐱メキシコへの道:第3章:國富特訓:その12023年09月01日 23:33

メキシコへの道:第3章:國富特訓:その1
メキシコへの道:第3章:國富特訓:その1


右から読んでも市川市(以下略)。


東京ゲートブリッジ経由で、大田区から1時間の道のりを行く。

大型トラックやトレーラーヘッドの間に挟まれて、肩身の狭い思いをしながら平日、みんながせっせと働いているのに、メキシコに遊びに行く準備に勤しむ。

こっちの方でも肩身が狭い・・・。

が、いくら生きているのが仕事(年金生活者なので)とはいえ、老いた身体に鞭打ってサイドマウントの器材と格闘するのは楽じゃないけどな。

インストラクター殿のリモート指示で、今日は、一昨日吸い残したタンクの残圧を減らすことに専念する。

本日の自主トレ:
・140でのウエイト調整(フィン脱ぎ)
・70でのウエイト調整&浮力チェック(フィン脱ぎ)
・50での浮力チェック
・Sドリル
・Vドリル
・フェザリング
・スプール展開
・ポーチ脱着&中身取り出し
・バックキック
・ヘリコプターターン
・ハンドヘルドライトのヘルメット脱着
・右側の付け替えた可動式Dリングの操作(暴れると動きますねえ・・・)
・右側のバンジーのハンドリング(最初に着る時に、インフレーターのボルトスナップに掛けておくといい感じ)

次回は、陸上での特訓を経て、プライマリーリールの練習を予定。

ウエイトは、腰の上下に2kgを1個ずつでOK(合計4kg)。

以上は、メッセンジャーでのリモートでの報告。

リモートワークだが、今月中旬には本栖湖に出張。

リモートワークじゃない、直接特訓が待っている(まだ未定ですが)。

生きてるだけの仕事も楽じゃないな・・・。

まあいい。

國富のプールは、他のお客さんと半分こだが、かち合うこともなく、順調に進んだ。

水深が浅いので、200バール2本を吸うのに水、金の2日間かける。

昨日は、医者(右肩腱板炎の整形外科)に行ったので休みにした。

残圧は40(左)と50(右)。

ロングホースをちゃんと仕舞ってから浮上する。

もう、本番さながらなトレーニング(と、自分では思っている)。

が、まだ、そこまで追い込んではいない。

バンジーのコンフィギュレーションを変えたり、右側のDリングを替えたりしたので、そのハンドリングに慣れるのがメインだ。

タンクバンドの付け方も、少し変えている(スナップリングの向きとか)。

体形が変わったので、クロッチベルトも弄っている。

まだ、減量が続いているので、最終的にはもっと弄ることになるので暫定的だ。

ハーネスの調整は、億劫がらずにやらないとな・・・。

スキルは、徐々に思い出しながら、再度、筋肉の記憶になるまで定着させる。

刷り直しというところか。

まだ、クッキーやアローの付け外しなどの細かいところまで行っていない。

Sドリル、Vドリル、フェザリングなどの大技だけ。

パワーインフレーターのリークは、前回の海洋トレーニンフの際、リアルトラブルになったからな。

瞬時に反応できるようにしておかないとな。

海洋では、フェザリングで反対側のバルブを操作しちまったことは、ここだけの秘密だ。

やれやれ・・・。

勘違いやトラブルは、今のうちに可能な限り吐き出しておく。

名目上はフルケーブダイバーのカードホルダーだが、そのカードはとりあえず棚上げにして、初心に帰って復習する。

と言えば聞こえはいいが、単に、一から思い出さないとほとんど忘れちまってるだけだ。

明日は、レストランに籠って、座学の方に専念する。

今回のメキシコでは、プライマリーリールの担当を仰せつかっている。

陸上で、筋肉の記憶に刷り込み、次回の自主トレでは水中で刷り込む予定だ。

まあ、一度でうまくいくとは思っていない。

筋肉の記憶にするには、100回はやらないとな。

かすれていく記憶を呼び戻し、くっきりと残るまで繰り返す。

まあ、100回というのはたとえだが、既に出発まで100日を切っている。

ハッキリ言って、今年の秋は短い。

じたばたと準備している間に、あっという間に冬になる。

ワクチンもうたなければならず、その後、1週間はトレーニングも出来ない。

今回、2日間自主練習したけど、成果はあまり感じられない。

淡水でのウエイト量と、配置、交換したDリングのハンドリング、変更したコンフィギュレーションの慣れ程度か。

それでも、それらはサイドマウントダイビングのベースとなる重要な要素だ。

大技も小技も、知識も応用も、全てはその土台の上に構築される。

基礎がぐらついていては、その上に積むことはできない。

崩壊し、瓦解し、崩れ落ちる・・・。

ハードウェアは、確かにそうだが、身に着けたスキルは、焼き直せばそう簡単には崩れない。

堅牢で、確かで、ロバストだ。

目には見えないが、かっちりと構築されている。

個々のスキルもそうだが、それをこなすための身体の動き、体幹の安定性、不要なフィンの動きの無さ、動かす時の無駄のなさと効率性も重要だ。

今日は、ヘリコプターターンを行って、そのことを痛感する。

左右差があって、左回りで中心が動いてしまう。

左脚のバックキックが怪しいのだ・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子の場合、筋肉の記憶も怪しいもんだな。

それらを、スキルチェックで引きずり出し、焼き直して定着させる作業が続く。

ウエイトの位置の確認では、インストラクターのリモート指示で、フィンを脱いで行う。

脱ぐのはいいんだが、脱いだフィンを水中で履くのに往生した。

いや、もう、ジタバタ・・・。

ちなみに、そういうスキルは、フルケーブダイバーコースにはない(それ以前にもなかったような・・・)。

可能ならば、補助者がいるところで行うべきだろう。

早く言ってよ・・・。

BCのガスを抜き、フィンを脱いで腹ばいになり、少しずつガスを入れながら浮き具合を見る。

フィンの重さ、無意識のフィンによる修正を排除して、適正なウエイトの位置を探る。

実際には、結束バンドでハーネスに付けているから、何度かに分けて試し、試行錯誤した。

補助者がいれば、ボルトスナップなどで装着位置をパーシャルに変えながら追い込めるかもしれない(未確認)。

今回の自主練習では、浮沈子の現行の設えでは、腰のバックルの上下に2kgずつということになった。

ハンドヘルドライト、3.5mmのフードベスト、変更したリングバンジー、タンクのボルトスナップ、エトセエトセだ。

何より、減量した生身の身体もある。

先日、パラ水泳のキャッチフレーズで、「世界でただ一つの身体」(表現は正確じゃないかも)というのを見て、なるほどと感心した。

もちろん、障がいを抱えたアスリートだけでなく、世界中全ての人が「ただ一つの身体」なわけだ。

今年から高齢者の仲間入りをした浮沈子。

人工水晶体の目(緑内障対策)、チタン製人工歯根、石灰沈着性腱板炎、内分泌障害(2型糖尿病)、高血圧、健忘症、カフェイン依存症(あんま関係ないんじゃね?)、そして、怪しげなサイドマウントのコンフィギュレーション。

まあ、もっと言えば、さらに怪しいスキルの山・・・。

世界でただ一つのサイドマウントの設えなわけだ。

それらを引っ提げて、年末にはメキシコに飛ぶ。

そのための、世界でただ一つのトレーニングが続く・・・。