🐱ロシア降伏不可避?:激・撃墜2024年03月01日 03:45

ロシア降伏不可避?:激・撃墜


(ウクライナ空軍は29日にSu-34を3機撃墜したと発表、ロシア人は否定)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/the-ukrainian-air-force-announced-on-the-29th-that-it-had-shot-down-three-su-34s-but-the-russians-denied-it/

「東方向、アウディーイウカ方向、マリウポリ方向でSu-34を計3機撃墜した」(ウクライナのオレシュチュク空軍司令官)

それぞれ1機ずつ。

計3機。

撃たれ過ぎじゃね?。

17日から数えると、毎日1機ずつ、キレイに落とされている。

キレイ過ぎじゃね?。

「そもそも航空機の撃墜を裏付ける視覚的証拠が登場するのは稀」(ブログ管理人)

へーっ、そうなんだ・・・。

「(仮に事実であっても)ロシアに不利な情報は公開するべきではない」(ロシア人ミルブロガーらのスタンス)

「もうロシア軍機による航空支援の規模が変化するかどうかで判断するしかない。」(ブログ管理人)

「ロシア軍が損失に耐えかねて航空機の運用を縮小すれば「戦場での前進速度」に変化が見られるだろうし、ウクライナ軍が損失に耐えかねて防空システムの運用を縮小すれば「戦場での後退速度」に変化は起きないだろう。」(同上)

スホーイは、150機くらいあるからな。

毎日1機ずつ落とされていけば、計算上は半年足らずで消えてなくなる(戦闘爆撃機は、そう簡単には作れないからな)。

来年まで、毎日1機ずつの撃墜が報告されるようだと怪しい・・・。

そもそも、ロシア側が防空システムを破壊しているという話だって、十分怪しい。

ロシアが、ウクライナに降伏するまで、あと5か月となった(そうなのかあ?)。

他のスホーイを使うという手もあるから、素直に降伏するかどうかは知らない。

(Tu-160 (航空機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/Tu-160_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)

「用途:爆撃機
分類:戦略爆撃機」

ちょっと、たすきにするには長すぎる気がするけど、こんなのもあるしな。

先日は、プーチンが乗り込んで飛ばしたらしい。

もっとも、この核兵器搭載可能な戦略爆撃機で、ウクライナの前線に滑空爆弾投下できるかどうかは知らない。

「ユニットコスト:
Tu-160M2:150億RUルーブル(≒2億6700万USドル)」

高価値目標であることは間違いないな・・・。

(A-50 (航空機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/A-50_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)

「ユニットコスト:3.3億ドル」

おっと、こっちの方が高いのかあ。

2機も落とされて、ロシアはぴいぴい泣いているに違いない。

が、まあ、戦争とはそういうものだ。

破壊は、基本的な手段だからな。

それが領域支配につながるかどうかが問題で、ブログ管理人の見立ては正しい。

が、ウクライナ側の防空網の損耗が激しく、補充が追い付かないということになれば、そして、ロシア側の近接航空支援が加速することになれば、「戦場での後退速度」に変化が起こる可能性もある。

ウクライナに対する戦場で使える防空システムの供与は、防御戦を効果的に戦うためにも、是が非でも必要だ。

毎日、2機とか3機ずつくらい落としたいところだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ロシア軍用機の撃墜 “地上作戦にも大きな影響か” 英国防省)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240303/k10014377671000.html

「特に作戦指揮に重要なA50について、イギリス国防省はロシア側が運用可能な9機のうち2機を2か月間で失った」

「ロシア軍は内部調査を進める間、運航を一時見合わせた可能性が高い」

「航空作戦の指揮統制能力が失われ、航空機の乗組員の状況認識が大幅に低下する」

「地上部隊が必要とする空からの支援をおそらく提供できないだろう」

「ロシア側にとって上空だけでなく地上での作戦にも大きな影響が出る」

つまり、こういうことか・・・。

<振り出し>
A-50の相次ぐ撃墜
→スホーイ戦闘爆撃機への指揮統制能力が低下
→スホーイの撃墜増加
→地上部隊への近接航空支援の低下
→地上作戦が停滞
→ロシアの進軍速度が低下
→ウクライナ軍の防御戦の成功
→米国などの支援の増強
→反転攻勢の再開
→ロシア軍の撃退
→ウクライナの勝利!
<上がり>

A-50の運用機数については、ウクライナ軍は6機と見ているようだ。

既に生産ラインは閉じているという話もあるが、インドに追加で輸出する機体2機を製造しているはずだから、完全にクローズしているわけではないかも知れない。

また、再開するにあたってのハードルがどれ程かということもある。

「ロシア側は2月末、国営軍事企業ロステクがA50の生産を再開する方針」

戦闘爆撃機の撃墜は続いている。

これが、A-50の損失に伴うものなのかは分からない。

ロシア軍が、損失覚悟で投入できる状況にあるのかもしれない(一定期間の戦果を挙げたいとか)。

スホーイは、そう簡単には製造できないだろうし、運用にはコストも掛かるから、損耗についてはデリケートな問題のはずだ。

それを、1日1機のペースで失い続けるという事態は異常だ。

が、昨年、ザルジニーが述懐したように、西側の常識はロシアには通用しない。

地上軍の侵攻速度の低下を、どの程度のスパンで見るかにもよるけど、アウディーイウカ西方の攻防では、確かに低下がみられる気がする。

また、ロボティネ辺りの攻防では、ロシア軍が再び膠着状態に陥っている。

が、まあ、地上部隊の投入の影響の方がはるかに大きいだろう。

元々、スホーイの投入は、必ずしも防空ミサイルの射程外からではないことから、一定の損耗リスクを取って行われている。

Aー50の支援が減少している状況で、それが増加しているのか、ウクライナ側の対空ミサイルの配置の増加によって撃墜数が増えているのかは分からない。

とはいえ、損耗が続けば、ロシア軍としても作戦の変更を余儀なくされる。

ウクライナ側はそれを狙っているんだろうが、効果のほどは不明だ。

もちろん、対空ミサイル(概ねPAC-2)にも限りがあるからな。

こっちも、いつまでも撃ち続けるというわけにはいかないだろう。

都市防衛にも回さなければならない。

ロシア軍としては、都市へのドローン攻撃でウクライナ側の消耗を促しつつ、戦線での航空支援を続けたいところだ。

戦線の兵士の損耗を取るか、他に手立てがない市民の命を守るのか。

ウクライナ側も、究極の選択を迫られている。

ひょっとすると、チキンレースになっている可能性がある。

どっちが先にめげるかだな。

航空機の損耗は、コストの高いパイロットの損耗でもある。

進軍速度と引き換えに、どれ程の損失を受け入れるか、受け入れられるかは、大きな問題だ。

政治日程としては、ロシアの大統領選挙が近いけど、それが大きな要素になっているかどうかはビミョーだ。

ロシア崩壊まで、あと5か月を切った(スホーイの在庫は150機:35も入れるともちっと多いけどな)。

1日1機のペースが、どれだけ続くかだな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ロシアは戦闘機も捨て駒に? ウクライナ軍、1日1機ペースで撃墜続ける)
https://forbesjapan.com/articles/detail/69484

「ロシア空軍は2月29日、ウクライナの前線でSu-34やSu-35、Su-25攻撃機に計150回あまりの爆撃任務を行わせた。」

「過去最多になったもよう」

「ロシア空軍の典型的な攻撃任務には、衛星誘導の滑空爆弾を各4発搭載したSu-34(複座)2機と、空対空ミサイルや対レーダーミサイルを搭載した護衛のSu-35(単座)1機が参加」

「出撃したスホーイのほとんどは爆弾を投下して無事基地に戻っている。この2週間の平均でも、ウクライナ側は前線近辺に出撃してきたロシア軍機全体の100分の1以下しか撃墜できていない。」

「生き残っているロシア軍機は24時間で計100発以上の滑空爆弾を投下できる。」

撃墜されているのは、出撃回数で見れば一部だが、在庫は限られているからな。

いつまでも続くわけではない。

「この2週間にウクライナ側が撃墜したロシア空軍のスホーイ14機のうち、トネニケ爆撃時に撃墜されたものが何機あったのかは定かでない。とはいえ、5000万ドル(約75億円)の軍用機を数機、さらにはその搭乗員を犠牲にしてでも、民家100軒ばかりのこの小さな村を獲得しようとしているのは確かだ。」(トネニケ:トネネキーとも)

「ロシアはこの局面で戦場の勝利を重ねることと引き換えに、何十年もかけて建設した空軍という短期間では再生不可能な軍事リソースを費やすことを選んだと言っても過言ではない。そしてその勝利は、空軍というリソースが尽きればもはや繰り返すことができない。」

この辺の見立ては、浮沈子と同じだな。

ロシア降伏までは、あとわずかだ・・・。

「来年は現在よりも状況が不利になり、自軍の火力も落ちてくる可能性を見越して、いまのうちにできるだけ多くの領土を手に入れようとしているとの見立てだ。」

米国の支援が再開されれば、ウクライナは攻勢に転じる。

潤沢な迎撃ミサイルや砲弾も手に入り、占領地を奪還しようとするだろう(そうなのかあ?)。

そうなる前に、稼いでおこうと無理をしているわけだ。

防御戦に回れば、航空機はあまり必要ないからな。

攻め時に攻めまくる。

後は野となれ山となれ(そんなあ!)。

ロシアの降伏まで、あと5か月。

空爆を耐えて陣地を守り切れば、ウクライナの勝利は目前だ・・・。