🐱戦争の世紀再び ― 2024年03月07日 12:44
戦争の世紀再び
(上野千鶴子さん 戦争の世紀 21世紀も)
https://www.asahi.com/articles/ASRCN6GYSRCJOXIE032.html
「20世紀は戦争の世紀と呼ばれた。」
「人類史のなかで戦争による死者数がもっとも多かったから」
・第1次世界大戦:およそ1千万人
・第2次世界大戦:4千万人
・朝鮮戦争:500万人
・ベトナム戦争:200万人
・ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争:20万人
・ルワンダの地域紛争:100万人
まあ、この他にも、数え上げればきりがないに違いない。
「なのに21世紀は9・11で幕を開け、それからアフガニスタン戦争、イラク戦争と続いた。」
「「アメリカの戦争」が終わったと思ったら、まさかのロシアによるウクライナ侵攻が始まった。」
まあ、ここんとこは、浮沈子的には大いに疑問があるけどな。
米国の支援が途絶えたら、ウクライナが攻め込まれて負けちまうということなら、どう考えてもこれは米国の戦争だろう(そうなのかあ?)。
「さらに打撃を与えたのが、イスラエルのガザ侵攻である。」
今のところ、犠牲者は3万人程度とされているけど、今後さらに増加する可能性があるし、ヒズボラとの戦闘、イランとの直接対決などに発展すれば、戦禍は拡大必至だ。
「これからは市民戦争の時代になるでしょう」
この見解にはいささか同意しかねる。
確かに、宣戦布告なき戦闘が繰り広げられているけど、そこには明確な国家の意思が介在している。
変わったのは、戦闘の形式であり、国家の介在の方法に過ぎない。
「毎日のようにTV画面で見ながら育つ子どもたちは、人間と未来とを信じられるだろうか? この残酷な現実を突きつけられながら、何もできない無力感にうちのめされる。」
ベトナム戦争の時にも、似たような話はあった。
米国が敗戦に追い込まれたのは、テレビカメラが戦場に入り、全米にその映像が流れたからだとも言われている(反戦運動とか起こっちゃったからな)。
それ以降、軍隊は情報管理を徹底し、不用意な報道が行われないようにしてきたが、インターネットの普及はそれを困難にしている。
もちろん、新しい情報空間において、新たな手法が編み出され、偽情報をばら撒いたりしながら巧みな情報戦が繰り広げられている。
もう、何がどうなっているのやら・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
こういった事態に、世界大戦を契機に作られた国際機関が機能しないというのは、ある意味必然かも知れない。
そういう仕掛けは、出来上がった瞬間から陳腐化し、崩壊を始める。
人間の心の中に平和の砦を築く試みも含めて、挫折と失敗と、敗北の連続だ。
人類という種は、戦争をするという性質を持っているに違いない。
歴史が明らかにしてきたその悪癖を、未だに引きずっている。
どころか、その傾向はますますエスカレートしている。
「毎日のようにTV画面で見ながら育つ子どもたちは、人間と未来とを信じられるだろうか?」(再掲)
うーん、人間の未来は戦争の繰り返しだろう(そんなあ!)。
子供たちは、そう信じるに違いない。
そして、彼らもまた、戦争を始めるのだ・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(特別インタビュー 国連事務次長・軍縮担当上級代表 中満 泉さん)
https://www.japanforunhcr.org/news/2023/nakamitsuizumi
「通常兵器、小型武器、それに加えて最近すごく時間を割いて扱うようになったのが、新興技術や新興領域。サイバー空間の安全保障、宇宙の安全保障、AIによる自律型致死兵器システムなど。戦争の在り方ががらっと変わってしまいかねない新しい科学技術が兵器に悪用されていくことをどうやって防ぐか。どのような規制を今から合意していく必要があるのか。未来のための軍縮は(アントニオ・)グテーレス事務総長の中でも非常に優先順位の高い問題で、今、国連で議論を重ねています。」
以前見た、AIドローンの番組にも出てきた中満氏。
記事は、凄惨な現実の中で日々悩みながら問題解決に取り組む「あきらめない=懲りない?」面々の話が満載で、国益と国益の狭間で相対立する価値観を調整しながら、「人間中心」をモットーに活躍する人々の姿が描かれている。
久々に、気分が晴れる気がした。
「安全保障とは、兵器の数というようなことでは全く無くて。「いかに領土保全をするか」だけでは無くて「いかに人間を守っていくか」という視点が無ければいけないと思っています。」
「今SNSを見ると、本当に見るも耐えない聞くも堪えないような極端な言説が飛び交っているじゃないですか。やはりそういうことに負けてはいけない。今私たちが無力感で諦めてしまったら、本当に暗黒の時代に逆戻りしてしまうという、ある意味その瀬戸際感。だからこそやらなければならないということをいつも思っています。」
「国連がどんなものか知らないけれど、そんな遠くから私たちを助けにあなたみたいな人を連れてきてくれるなら、もしかすると未来はもう少しましなものになるかもしれないね。・・・」(父親が第1次世界大戦、夫が第2次世界大戦、息子と孫がボスニア紛争で戦うという4世代にわたって家族を戦地に送り出すという苦難を味わってきた老婦人)
「その言葉を聞いて、あらためて国連憲章の前文「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い…」の意味を理解しました」
今また、3度目の戦争の惨害が繰り返されようとする時、その瀬戸際感を肌で感じ、「今私たちが無力感で諦めてしまったら、本当に暗黒の時代に逆戻りしてしまう」という使命感で活動している人々には、本当に頭が下がる。
戦争は人間の性かもしれないが、それを繰り返すまい、その悲惨さを少しでも緩和しようとすることもまた、人間の性なのだと信じたい。
「素晴らしい強さを持っているのも人間なのだ」
「人間社会は何百年もかけて少しずつ進歩していて、それは小さな声や行動が広がっていった結果だと思います。私たち1人ひとりにそういうことが求められている時代だと思います。」
いやあ、あんま進歩しているとは思えないんだがなあ・・・。
20世紀には、1億人近くの人類が戦争で死んだ。
21世紀に何人が死ぬことになるかは分からない。
明日には浮沈子自身が、戦争に巻き込まれて死ぬことになるかも知れないのだ。
まあいい。
懲りない面々がいる限り、人類も捨てたもんじゃないかも知れない。
第一次世界大戦を契機に作られた国際連盟は、第二次世界大戦を防ぐことはできなかった。
で、その後に作られた国際連合も、どうやら第三次世界大戦を防ぐことは出来そうもない(そうなのかあ?)。
もし、人類がその戦乱を生き延びることが出来たなら、また何かポスト国際連合みたいなのを作ればいいのだ。
そこにもきっと、安全保障理事会みたいなのが作られるんだろう。
第三次世界大戦に戦勝国があるかどうかは別としても、何らかの「拒否権」を与えられた「常任理事国」が設置されるに違いない。
そこで対立が起き、お互いに拒否権発動しまくって、またまた戦乱が拡大し、第四次世界大戦に発展するかもしれない。
それを防ごうと、またまた懲りない面々が活動して、んでも戦争を止められずに、結局21世紀も戦争の世紀になっちまって、10億人くらいがロシアがぶっ放した原子力核ミサイルで吹っ飛んじまって・・・。
やれやれ・・・。
まあ、ロシアが第四次世界大戦まで残っているかどうかは知らないけどな。
そんなことが永遠に続くかというと、そうならないだろうことは確実な話だ。
人類は、やがてこの地球上から消え去る。
短期的な話では、人口減少が挙げられる。
(国連「世界人口推計」からみえる未来-世界人口は21世紀の終わりまでにピークに達し、18世紀後半からの人口転換は終焉の見通し)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000055547.html
「国連「世界人口推計」(World Population Prospects)が最も基礎的かつ網羅的な統計」
「世界人口にかかわるのは出生率と死亡率」
「世界人口は有史以来数千年にわたり、高出生率・高死亡率により均衡状態」
「そうした均衡状態が崩れ、世界人口が増加に転じたのは18世紀後半のことである。これを「人口転換」という。」
「世界的にみると、粗出生率は粗死亡率を上回るペースで低下し続けており、粗死亡率とのギャップは縮小傾向にある」
「WPP2022によれば、こうした死亡率の反転上昇、ならびに出生率の持続的低下により、21世紀の終わりころには、出生率と死亡率が均衡することで、前述のとおり、世界人口はピークに達し、18世紀後半に始まった歴史的な人口転換は、終焉する」
超長期予想については、誤差が大きい懸念があるが、2100年では、合計特殊出生率が2.0を下回っている(図表1)。
あれまっ!。
つーことは、あれだな、長期的には人類は滅亡することになるからな。
もちろん、100年先のことは分からない。
それこそ、火星に移民したりしているかも知れないしな。
コペルニクス的転回があれば、状況は一変する。
が、現在の延長線上で考えられる未来では、戦争の世紀はやがて終焉する。
人類の知性や努力、懲りない面々の活動によるものでないところが癪に障るが、それは仕方ない。
そもそも、人口問題で戦争を語ろうなどというのが貧困な発想だしな。
反省だ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(波乱の安保理 日本が再び議長国に)
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/492295.html
「ウクライナ情勢をめぐってはこの2年間、国際社会の批判をよそにロシアが頑なな姿勢をとり続け、欧米が非難決議案を提出するたびに、常任理事国の特権である拒否権を使って廃案に追い込んできました。」
「プーチン大統領は、国内に戦果をアピールしようとしていて、ロシアは安保理でもますます軍事侵攻を正当化していくものと見られます。」
安保理の問題児は、ロシアだけではない。
「パレスチナのガザ地区での戦闘も、多くの犠牲を出しながら収束する兆しがありません。」
「安保理ではこれまで各国が即時停戦を求める決議案を繰り返しまとめてきましたが、イスラエルを擁護するアメリカが、こちらも拒否権を使って採択を阻止してきました。」
「バイデン大統領はトランプ前大統領を前に苦戦すると予想」
「選挙の行方に強い影響力をもつ国内のユダヤ系団体に配慮して、アメリカはこの先もイスラエルを擁護する姿勢を崩さない」
常任理事国だの、拒否権だの、安保理は78年前の創設以来の悪政を、未だに堅持している。
わが国は、今でこそ安全保障理事会の非常任理事国では最長の期間を務めているが、一昔前は国際連盟を脱退した世界の鼻つまみ者であったことを忘れてはならないだろうな。
まあ、フランス(ナポレオン戦争)だってドイツ(ご存じ第二次世界大戦)だって、名の通った国々はどこも、脛に瑕があるからな。
まあ、どうでもいいんですが。
「日本は今月、国連の本来の役割である「紛争の予防」や「核軍縮」といったテーマでの会合を開く予定」(NHKの記事)
このどさくさの真っ最中に?。
浮沈子は、領土紛争を解決する前提として、大戦後の国境を固定するという考え方には一定の合理性を感じる。
大規模な武力紛争に発展する前に、早期に国際機関が調停する仕組みは、有効に機能しさえすれば問題はないだろう。
だが、国連制定から78年間の間には、様々な出来事があった。
米ソの対立、冷戦、その終結、ソ連の崩壊、米国の覇権、中国の台頭、米国の相対的地位の低下、ロシアの台頭、エトセエトセ・・・。
その状況の変化の中で、領土問題に対して有効に機能してきたかどうかは疑問だ。
朝鮮戦争も、ベトナム戦争も、ボスニア紛争も、その他諸々の地域紛争を解決することはできなかった。
もちろん、有効に介入し、何らかの役割を果たしてきたことはあっただろうが、紛争を未然に防いだり、その調停者として十全に機能したとは言えない。
紛争当事者が疲弊し、収束に向かわざるを得なかったということが最大の要因だろう。
大国のエゴがぶつかる国際機関で、逃し弁がなければ脱退を招いて国際連盟の失敗を繰り返す。
だからといって、現状の安保理の拒否権乱発は、紛争調停者としての立場をさらに危うくする。
難しい話だ。
戦争を未然に防いだり、大戦に発展させないように抑制するには、何らかの措置が必要になる。
それを受け入れられないからといって、拒否権を使うというのはズルい!。
我儘だ。
が、そもそも、戦勝国が作った機関だからな。
ドイツや我が国は、敵国条項に阻まれて、十分な機能を果たすことができないでいる(そうなのかあ?)。
いや、ドイツは、ウクライナにバンバン武器を供与して、十分な役割を果たしているけどな(国連の名の下に行ってるわけじゃないけど)。
(上野千鶴子さん 戦争の世紀 21世紀も)
https://www.asahi.com/articles/ASRCN6GYSRCJOXIE032.html
「20世紀は戦争の世紀と呼ばれた。」
「人類史のなかで戦争による死者数がもっとも多かったから」
・第1次世界大戦:およそ1千万人
・第2次世界大戦:4千万人
・朝鮮戦争:500万人
・ベトナム戦争:200万人
・ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争:20万人
・ルワンダの地域紛争:100万人
まあ、この他にも、数え上げればきりがないに違いない。
「なのに21世紀は9・11で幕を開け、それからアフガニスタン戦争、イラク戦争と続いた。」
「「アメリカの戦争」が終わったと思ったら、まさかのロシアによるウクライナ侵攻が始まった。」
まあ、ここんとこは、浮沈子的には大いに疑問があるけどな。
米国の支援が途絶えたら、ウクライナが攻め込まれて負けちまうということなら、どう考えてもこれは米国の戦争だろう(そうなのかあ?)。
「さらに打撃を与えたのが、イスラエルのガザ侵攻である。」
今のところ、犠牲者は3万人程度とされているけど、今後さらに増加する可能性があるし、ヒズボラとの戦闘、イランとの直接対決などに発展すれば、戦禍は拡大必至だ。
「これからは市民戦争の時代になるでしょう」
この見解にはいささか同意しかねる。
確かに、宣戦布告なき戦闘が繰り広げられているけど、そこには明確な国家の意思が介在している。
変わったのは、戦闘の形式であり、国家の介在の方法に過ぎない。
「毎日のようにTV画面で見ながら育つ子どもたちは、人間と未来とを信じられるだろうか? この残酷な現実を突きつけられながら、何もできない無力感にうちのめされる。」
ベトナム戦争の時にも、似たような話はあった。
米国が敗戦に追い込まれたのは、テレビカメラが戦場に入り、全米にその映像が流れたからだとも言われている(反戦運動とか起こっちゃったからな)。
それ以降、軍隊は情報管理を徹底し、不用意な報道が行われないようにしてきたが、インターネットの普及はそれを困難にしている。
もちろん、新しい情報空間において、新たな手法が編み出され、偽情報をばら撒いたりしながら巧みな情報戦が繰り広げられている。
もう、何がどうなっているのやら・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
こういった事態に、世界大戦を契機に作られた国際機関が機能しないというのは、ある意味必然かも知れない。
そういう仕掛けは、出来上がった瞬間から陳腐化し、崩壊を始める。
人間の心の中に平和の砦を築く試みも含めて、挫折と失敗と、敗北の連続だ。
人類という種は、戦争をするという性質を持っているに違いない。
歴史が明らかにしてきたその悪癖を、未だに引きずっている。
どころか、その傾向はますますエスカレートしている。
「毎日のようにTV画面で見ながら育つ子どもたちは、人間と未来とを信じられるだろうか?」(再掲)
うーん、人間の未来は戦争の繰り返しだろう(そんなあ!)。
子供たちは、そう信じるに違いない。
そして、彼らもまた、戦争を始めるのだ・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(特別インタビュー 国連事務次長・軍縮担当上級代表 中満 泉さん)
https://www.japanforunhcr.org/news/2023/nakamitsuizumi
「通常兵器、小型武器、それに加えて最近すごく時間を割いて扱うようになったのが、新興技術や新興領域。サイバー空間の安全保障、宇宙の安全保障、AIによる自律型致死兵器システムなど。戦争の在り方ががらっと変わってしまいかねない新しい科学技術が兵器に悪用されていくことをどうやって防ぐか。どのような規制を今から合意していく必要があるのか。未来のための軍縮は(アントニオ・)グテーレス事務総長の中でも非常に優先順位の高い問題で、今、国連で議論を重ねています。」
以前見た、AIドローンの番組にも出てきた中満氏。
記事は、凄惨な現実の中で日々悩みながら問題解決に取り組む「あきらめない=懲りない?」面々の話が満載で、国益と国益の狭間で相対立する価値観を調整しながら、「人間中心」をモットーに活躍する人々の姿が描かれている。
久々に、気分が晴れる気がした。
「安全保障とは、兵器の数というようなことでは全く無くて。「いかに領土保全をするか」だけでは無くて「いかに人間を守っていくか」という視点が無ければいけないと思っています。」
「今SNSを見ると、本当に見るも耐えない聞くも堪えないような極端な言説が飛び交っているじゃないですか。やはりそういうことに負けてはいけない。今私たちが無力感で諦めてしまったら、本当に暗黒の時代に逆戻りしてしまうという、ある意味その瀬戸際感。だからこそやらなければならないということをいつも思っています。」
「国連がどんなものか知らないけれど、そんな遠くから私たちを助けにあなたみたいな人を連れてきてくれるなら、もしかすると未来はもう少しましなものになるかもしれないね。・・・」(父親が第1次世界大戦、夫が第2次世界大戦、息子と孫がボスニア紛争で戦うという4世代にわたって家族を戦地に送り出すという苦難を味わってきた老婦人)
「その言葉を聞いて、あらためて国連憲章の前文「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い…」の意味を理解しました」
今また、3度目の戦争の惨害が繰り返されようとする時、その瀬戸際感を肌で感じ、「今私たちが無力感で諦めてしまったら、本当に暗黒の時代に逆戻りしてしまう」という使命感で活動している人々には、本当に頭が下がる。
戦争は人間の性かもしれないが、それを繰り返すまい、その悲惨さを少しでも緩和しようとすることもまた、人間の性なのだと信じたい。
「素晴らしい強さを持っているのも人間なのだ」
「人間社会は何百年もかけて少しずつ進歩していて、それは小さな声や行動が広がっていった結果だと思います。私たち1人ひとりにそういうことが求められている時代だと思います。」
いやあ、あんま進歩しているとは思えないんだがなあ・・・。
20世紀には、1億人近くの人類が戦争で死んだ。
21世紀に何人が死ぬことになるかは分からない。
明日には浮沈子自身が、戦争に巻き込まれて死ぬことになるかも知れないのだ。
まあいい。
懲りない面々がいる限り、人類も捨てたもんじゃないかも知れない。
第一次世界大戦を契機に作られた国際連盟は、第二次世界大戦を防ぐことはできなかった。
で、その後に作られた国際連合も、どうやら第三次世界大戦を防ぐことは出来そうもない(そうなのかあ?)。
もし、人類がその戦乱を生き延びることが出来たなら、また何かポスト国際連合みたいなのを作ればいいのだ。
そこにもきっと、安全保障理事会みたいなのが作られるんだろう。
第三次世界大戦に戦勝国があるかどうかは別としても、何らかの「拒否権」を与えられた「常任理事国」が設置されるに違いない。
そこで対立が起き、お互いに拒否権発動しまくって、またまた戦乱が拡大し、第四次世界大戦に発展するかもしれない。
それを防ごうと、またまた懲りない面々が活動して、んでも戦争を止められずに、結局21世紀も戦争の世紀になっちまって、10億人くらいがロシアがぶっ放した原子力核ミサイルで吹っ飛んじまって・・・。
やれやれ・・・。
まあ、ロシアが第四次世界大戦まで残っているかどうかは知らないけどな。
そんなことが永遠に続くかというと、そうならないだろうことは確実な話だ。
人類は、やがてこの地球上から消え去る。
短期的な話では、人口減少が挙げられる。
(国連「世界人口推計」からみえる未来-世界人口は21世紀の終わりまでにピークに達し、18世紀後半からの人口転換は終焉の見通し)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000055547.html
「国連「世界人口推計」(World Population Prospects)が最も基礎的かつ網羅的な統計」
「世界人口にかかわるのは出生率と死亡率」
「世界人口は有史以来数千年にわたり、高出生率・高死亡率により均衡状態」
「そうした均衡状態が崩れ、世界人口が増加に転じたのは18世紀後半のことである。これを「人口転換」という。」
「世界的にみると、粗出生率は粗死亡率を上回るペースで低下し続けており、粗死亡率とのギャップは縮小傾向にある」
「WPP2022によれば、こうした死亡率の反転上昇、ならびに出生率の持続的低下により、21世紀の終わりころには、出生率と死亡率が均衡することで、前述のとおり、世界人口はピークに達し、18世紀後半に始まった歴史的な人口転換は、終焉する」
超長期予想については、誤差が大きい懸念があるが、2100年では、合計特殊出生率が2.0を下回っている(図表1)。
あれまっ!。
つーことは、あれだな、長期的には人類は滅亡することになるからな。
もちろん、100年先のことは分からない。
それこそ、火星に移民したりしているかも知れないしな。
コペルニクス的転回があれば、状況は一変する。
が、現在の延長線上で考えられる未来では、戦争の世紀はやがて終焉する。
人類の知性や努力、懲りない面々の活動によるものでないところが癪に障るが、それは仕方ない。
そもそも、人口問題で戦争を語ろうなどというのが貧困な発想だしな。
反省だ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(波乱の安保理 日本が再び議長国に)
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/492295.html
「ウクライナ情勢をめぐってはこの2年間、国際社会の批判をよそにロシアが頑なな姿勢をとり続け、欧米が非難決議案を提出するたびに、常任理事国の特権である拒否権を使って廃案に追い込んできました。」
「プーチン大統領は、国内に戦果をアピールしようとしていて、ロシアは安保理でもますます軍事侵攻を正当化していくものと見られます。」
安保理の問題児は、ロシアだけではない。
「パレスチナのガザ地区での戦闘も、多くの犠牲を出しながら収束する兆しがありません。」
「安保理ではこれまで各国が即時停戦を求める決議案を繰り返しまとめてきましたが、イスラエルを擁護するアメリカが、こちらも拒否権を使って採択を阻止してきました。」
「バイデン大統領はトランプ前大統領を前に苦戦すると予想」
「選挙の行方に強い影響力をもつ国内のユダヤ系団体に配慮して、アメリカはこの先もイスラエルを擁護する姿勢を崩さない」
常任理事国だの、拒否権だの、安保理は78年前の創設以来の悪政を、未だに堅持している。
わが国は、今でこそ安全保障理事会の非常任理事国では最長の期間を務めているが、一昔前は国際連盟を脱退した世界の鼻つまみ者であったことを忘れてはならないだろうな。
まあ、フランス(ナポレオン戦争)だってドイツ(ご存じ第二次世界大戦)だって、名の通った国々はどこも、脛に瑕があるからな。
まあ、どうでもいいんですが。
「日本は今月、国連の本来の役割である「紛争の予防」や「核軍縮」といったテーマでの会合を開く予定」(NHKの記事)
このどさくさの真っ最中に?。
浮沈子は、領土紛争を解決する前提として、大戦後の国境を固定するという考え方には一定の合理性を感じる。
大規模な武力紛争に発展する前に、早期に国際機関が調停する仕組みは、有効に機能しさえすれば問題はないだろう。
だが、国連制定から78年間の間には、様々な出来事があった。
米ソの対立、冷戦、その終結、ソ連の崩壊、米国の覇権、中国の台頭、米国の相対的地位の低下、ロシアの台頭、エトセエトセ・・・。
その状況の変化の中で、領土問題に対して有効に機能してきたかどうかは疑問だ。
朝鮮戦争も、ベトナム戦争も、ボスニア紛争も、その他諸々の地域紛争を解決することはできなかった。
もちろん、有効に介入し、何らかの役割を果たしてきたことはあっただろうが、紛争を未然に防いだり、その調停者として十全に機能したとは言えない。
紛争当事者が疲弊し、収束に向かわざるを得なかったということが最大の要因だろう。
大国のエゴがぶつかる国際機関で、逃し弁がなければ脱退を招いて国際連盟の失敗を繰り返す。
だからといって、現状の安保理の拒否権乱発は、紛争調停者としての立場をさらに危うくする。
難しい話だ。
戦争を未然に防いだり、大戦に発展させないように抑制するには、何らかの措置が必要になる。
それを受け入れられないからといって、拒否権を使うというのはズルい!。
我儘だ。
が、そもそも、戦勝国が作った機関だからな。
ドイツや我が国は、敵国条項に阻まれて、十分な機能を果たすことができないでいる(そうなのかあ?)。
いや、ドイツは、ウクライナにバンバン武器を供与して、十分な役割を果たしているけどな(国連の名の下に行ってるわけじゃないけど)。
🐱Puter:デスクトップ環境 ― 2024年03月07日 17:54
Puter:デスクトップ環境
(無料で使えるオープンソースのデスクトップ環境「Puter」レビュー)
https://gigazine.net/news/20240307-puter/
「Puterはリポジトリをクローンしてセットアップすることで使えますが、デモ版も用意されているので、今回はこちらを使っていきます。」
むかし、リモートデスクトップは少し試したことがあったが、遅くて使えなかった。
サーバー側のアプリも貧弱だったしな。
コンセプトは分からないではない。
いつでもどこでも、同じ環境を使いたいし、使い慣れているアプリで統一したい・・・。
が、すでに、M社の軍門に下り、ウインドウズ一択状態な浮沈子は全てをウインドウズ上で行うことで、その目的を果たしている。
稼働している4台のパソコンは、全てウインドウズで動いている(10×3台+11×1台)。
クロームブックを1台追加したいんだが、どこで広げるかが問題だ(狭っ!)。
まあいい。
で、今回紹介されていたピューター(Puter)とやらを使ってみる。
試したのは、ファイルマネージャーの使い勝手、テキストエディター(2種)、お絵かきソフト、スプレッドシート程度。
電卓はアプリセンターから、MultiCalcを落として弄ってみた(ふつーのは動かなかった)。
デスクトップの反応は悪くないし、遅延もほとんど感じられない。
記事にもあるように、500メガバイトのクラウドが使えるので、ファイルの転送などにも使えるかも知れない。
「ストレージは500MBあるのでちょっとしたクラウドストレージとして使えます。」
ドキュメントファイルの扱いには、若干癖があるようだ。
「テキストファイルもサポートしていましたが、docx形式のファイルは直接開けず、ダブルクリックするとローカルにダウンロードしました。」
同じくアプリセンターからWordPadをダウンロードして文書を作成し、「doc」拡張子が付いたファイルを作成したんだが、ファイルをダブルクリックしても開かず(ダウンロードするか聞かれる)、アプリから開く必要があった。
ちなみに、落としたファイルをウインドウズのメモ帳で開けたら、マークダウン形式のユニコードっぽかった(例:<p>テスト</p>:ワードパッドでは「テスト」は文字化けした:たぶんシフトJIS?)。
日本語エディターを、ヘンタイな環境で使いたい浮沈子は、今のところこのブログを書いているライトボックス(Wriebox)に落ち着いている。
ブロック体が使えること、ダークモード(黒背景&灰色文字)が使えること、ブラウザー上で使えること、ある程度カスタマイズ出来て気を散らさずに入力に専念できることが望ましい(最近は使ってないけど、ドロップボックスに保存することも可能)。
オペレーティング環境としては、ピューターはまだ粗削りだけど、こういう取り組みは嬉しいな。
OSのプラットフォームを意識しないで、ブラウザーから使えるOS(なのかあ?)は楽しい。
ちなみに、以前に紹介したVisiOS(タブマネージャー?)は、今でも使っている。
愛用のクロームブラウザーからは、ブックマークバーは消えた(ダウンメニューからいつでも出せるしな)。
ピューターも、しばらく遊んで、何かあればまた書く。
(無料で使えるオープンソースのデスクトップ環境「Puter」レビュー)
https://gigazine.net/news/20240307-puter/
「Puterはリポジトリをクローンしてセットアップすることで使えますが、デモ版も用意されているので、今回はこちらを使っていきます。」
むかし、リモートデスクトップは少し試したことがあったが、遅くて使えなかった。
サーバー側のアプリも貧弱だったしな。
コンセプトは分からないではない。
いつでもどこでも、同じ環境を使いたいし、使い慣れているアプリで統一したい・・・。
が、すでに、M社の軍門に下り、ウインドウズ一択状態な浮沈子は全てをウインドウズ上で行うことで、その目的を果たしている。
稼働している4台のパソコンは、全てウインドウズで動いている(10×3台+11×1台)。
クロームブックを1台追加したいんだが、どこで広げるかが問題だ(狭っ!)。
まあいい。
で、今回紹介されていたピューター(Puter)とやらを使ってみる。
試したのは、ファイルマネージャーの使い勝手、テキストエディター(2種)、お絵かきソフト、スプレッドシート程度。
電卓はアプリセンターから、MultiCalcを落として弄ってみた(ふつーのは動かなかった)。
デスクトップの反応は悪くないし、遅延もほとんど感じられない。
記事にもあるように、500メガバイトのクラウドが使えるので、ファイルの転送などにも使えるかも知れない。
「ストレージは500MBあるのでちょっとしたクラウドストレージとして使えます。」
ドキュメントファイルの扱いには、若干癖があるようだ。
「テキストファイルもサポートしていましたが、docx形式のファイルは直接開けず、ダブルクリックするとローカルにダウンロードしました。」
同じくアプリセンターからWordPadをダウンロードして文書を作成し、「doc」拡張子が付いたファイルを作成したんだが、ファイルをダブルクリックしても開かず(ダウンロードするか聞かれる)、アプリから開く必要があった。
ちなみに、落としたファイルをウインドウズのメモ帳で開けたら、マークダウン形式のユニコードっぽかった(例:<p>テスト</p>:ワードパッドでは「テスト」は文字化けした:たぶんシフトJIS?)。
日本語エディターを、ヘンタイな環境で使いたい浮沈子は、今のところこのブログを書いているライトボックス(Wriebox)に落ち着いている。
ブロック体が使えること、ダークモード(黒背景&灰色文字)が使えること、ブラウザー上で使えること、ある程度カスタマイズ出来て気を散らさずに入力に専念できることが望ましい(最近は使ってないけど、ドロップボックスに保存することも可能)。
オペレーティング環境としては、ピューターはまだ粗削りだけど、こういう取り組みは嬉しいな。
OSのプラットフォームを意識しないで、ブラウザーから使えるOS(なのかあ?)は楽しい。
ちなみに、以前に紹介したVisiOS(タブマネージャー?)は、今でも使っている。
愛用のクロームブラウザーからは、ブックマークバーは消えた(ダウンメニューからいつでも出せるしな)。
ピューターも、しばらく遊んで、何かあればまた書く。
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