🐱こんなものいらない:封印 ― 2024年03月13日 01:56
こんなものいらない:封印
(木星の衛星エウロパを調査する探査機「エウロパ・クリッパー」に搭載されるプレートに何が刻まれているのかNASAが解説)
https://gigazine.net/news/20240311-nasa-message-heading-jupiters-moon-europa/
「比較的化学的に安定しており融点も高いタンタル製で、大きさは18cm×28cm。」
「角の丸い三角形であり、周辺に複数の穴」
「宇宙放射線から電子機器を守る格納庫の開口部の封印」
「プレート周辺にある穴は、開口部に取り付けるため」
一応、機能部品ということなわけだ。
「プレートの一方の面には、さまざまな波形が刻み込まれています。」
・中央にあるアメリカ手話で「水」を指す記号
・世界103の言語で「水」を指す言葉が波形として刻まれている
水ねえ・・・。
「もう一方の面には、人物の肖像や詩、図像などが刻まれています。」
・ドレイク方程式
・1420~1662MHzの無線周波数帯を表す放射線
・ロナルド・グローリー氏(惑星科学者)の肖像
・エイダ・リモン氏の詩
・メッセージボトルをイメージした図像
・260万人以上の名前が彫られたシリコンマイクロチップ
「エウロパ・クリッパーの格納庫プレートの内容とデザインには、意味が込められています。このプレートは科学・技術・教育・芸術・数学など、人類が宇宙で提供できる最高のものを組み合わせたものです。あらゆる生命体にとって必要不可欠な水を通したつながりというメッセージは、私たちが探検しようとしている神秘的な海の世界(エウロパ内部の海)と地球の結びつきを完璧に物語っています」(NASAの惑星科学部門ディレクターを務めるロリ・グレイズ氏)
ジェット推進研究所で組み立て中のようだ(春にフロリダに出荷されるもよう)。
太陽電池はフロリダで取り付けられるようだ。
「2024年10月に打ち上げられる予定」
打ち上げは、ファルコンヘビーで行われ、火星と地球スイングバイ1回ずつ(計2回)で、約6年(5.5年)掛かって木星圏に到着することになっている。
(NASA、木星の衛星エウロパに向かうメッセージのデザインを公開)
https://www.jpl.nasa.gov/news/nasa-unveils-design-for-message-heading-to-jupiters-moon-europa
「エウロパ クリッパーは木星の周回を開始し、エウロパに 49 回接近する予定」
おっと、ウィキの英語版(本文)では44回(一部45回との記述も)、探査機のテンプレートでは45回となっている。
まあ、本家であるJPLのページなんだから、49回になったんだろう(未確認)。
「電子機器は、木星の厳しい放射線から機器を守るために設計された巨大な金属製の保管庫に保管されています。記念プレートは金庫室の開口部を封鎖します。」
単純にエウロパ周回軌道を取るのではなく、木星を回りながら接近を繰り返すという軌道を選んだのも、放射線の影響を軽減できるからという話のようだ。
(ヨーロッパクリッパー)
https://en.wikipedia.org/wiki/Europa_Clipper
「軌道 45」(テンプレート)
「エウロパに宇宙船を送る計画は当初、エウロパ・オービターや木星氷衛星オービターなどのプロジェクトで考案され、宇宙船がエウロパの周回軌道に投入されることになっていた。しかし、エウロパ軌道にある木星の磁気圏からの放射線の悪影響のため、代わりに木星の周りの楕円軌道に探査機を投入し、月に44回接近する方が安全であると決定されました。」
「2030 年 4 月にヨーロッパに到着するまで、2025 年 2 月に火星から、2026 年 12 月に地球から重力補助を使用する予定です。」
「エウロパ クリッパーの目的は、エウロパを探索し、その居住可能性を調査し、将来のエウロパ ランダーの着陸場所の選択を支援することです。」
浮沈子的に興味をひかれたのは、観測データの取得と、その送信に関する部分だ。
「科学データを受信するために地球上で利用できるアンテナの数が限られているため、ほとんどの機器は通信システムが地球にデータを送信するよりもはるかに速くデータを収集できます。」
「したがって、エウロパ周回衛星の科学に関するもう 1 つの重要な制限要因は、データを地球に返送するために利用できる時間です。対照的に、機器が近接観察できる時間の長さはそれほど重要ではありません。」
「各フライバイの間に、宇宙船はそれぞれの短い遭遇中に保存されたデータを送信するのに 7 ~ 10 日かかります。」
この先の記述が分かり辛かったので、元ネタを当った。
(エウロパ: どれだけ少ないものをより多くできるか)
https://www.planetary.org/articles/20140826-europa-how-less-can-be-more
「マルチフライバイ探査機は、各フライバイの間に、それぞれの短い遭遇中に保存されたデータを地球に送信するのに 7 ~ 10 日かかります。そうすれば、オービターの場合はわずか 30 日ですが、マルチフライバイ機ではデータの送信に最大 1 年かかることになります。その結果、ほぼ 3 倍のデータが地球に返されることになります。」
30日というのは、エウロパの放射線環境での探査機の想定寿命だ。
なお、この記述にみられるマルチフライバイは34回(エウロパ周辺滞在時間は延べ6日間)の想定だ。
「月の周回を30日間行うオービターと、34回のフライバイ中にエウロパ付近で累積6日未満しか滞在しないマルチフライバイ宇宙船の選択が残された。2 つのミッションを検討した科学者は、マルチ フライバイ コンセプト (現在のヨーロッパ クリッパー コンセプトに発展しました) を強く支持しました。」
ちなみに、この元記事は2014年8月時点だ。
「2 年間のさらなる研究を経て、ヨーロッパ クリッパー コンセプトに進化したマルチ フライバイ コンセプトは、2012 年のコンセプトと比較して、さらに 11 のフライバイ (合計 45) といくつかの計器を追加しました。」
英語版ウィキのテンプレートにある45回の周回数は、この時点のものと思われる。
「木星の過酷な放射線帯からの遮蔽は、宇宙船の電子機器を囲む厚さ 7.6 mm (0.3 インチ) のアルミニウム合金壁を備えた放射線保管室によって提供されます。この遮蔽の有効性を最大化するために、追加の放射線防護のために電子機器も宇宙船のコアに組み込まれる予定です。」(ウィキ)
JPLのホームページでは、ミッション終了後はガニメデに衝突することになっている。
(ミッションタイムライン)
https://europa.nasa.gov/mission/timeline/
「2034 年 9 月
ミッション終了の可能性: ガニメデの衝突
現在のミッション終了計画では、エウロパ・クリッパーはミッション終了後に軌道を離脱してガニメデの表面に入ることが求められている。」
ガニメデならいいのかあ?。
(ガニメデ_(衛星):内部海)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%87_(%E8%A1%9B%E6%98%9F)#%E5%86%85%E9%83%A8%E6%B5%B7
「厚さ 150 km のガニメデの表層の下に深さ 100 km の海があり、その水の量は地球の海よりも多いという。この観測から、ガニメデの海は太陽系の中でもっとも大規模なものであるという証拠が示唆された。」
まあ、どうでもいいんですが。
ガニメデだろうがエウロパだろうが、浮沈子は地球外生命には懐疑的だ。
エウロパクリッパーに積まれるメッセージは、地球人類(NASAだけ?)の自己満足以外の何物でもない。
「エウロパ クリッパーの目的は、エウロパを探索し、その居住可能性を調査し、将来のエウロパ ランダーの着陸場所の選択を支援することです。」(再掲)
探査が終われば、ガニメデに突っ込ませるわけだし、プレートを誰かが読んでくれることを期待しているわけではない。
放射線防御用ケースの封印ということだが、んなもんはいらないだろう(未確認)。
溶接でもリベット止めでも、ねじ止めでも構わんだろう。
初出のギガジンの記事にもあるように、諸悪の根源はボイジャーのゴールデンレコードにある。
「NASAは1977年に打ち上げたボイジャー探査機に、さまざまなメッセージを記した「ゴールデンレコード」を搭載しました。」
「パイオニア探査機の金属板に続く」(リンク先「ボイジャーのゴールデンレコード」より)
そうか、パイオニアという前科(!)もあったか。
パイオニアやボイジャーは、当てもなく宇宙を彷徨っているからまだいいとしても、エウロパクリッパーは自爆探査機(そんなあ!)だからな。
自己満は確定的だ(確信犯?)。
こんなものいらない!。
合計で10年間のクルーズ+探査期間で、宇宙人に遭遇するという話はない(未確認?)。
ありえねー・・・。
ミッションの目的の一つに、将来のランダーの着陸(着氷?)地点の調査というのがある。
1000歩譲って、ランダーに取り付けるということなら分からないではない。
2030年代か、さらにその先に送り込まれるだろう探査機には、しかし、やっぱ自己満のプレートが積まれることになるだろう。
懲りない地球人類・・・。
浮沈子的には、その分の重量で燃料増やすとか、軽めの観測機を増やした方がいいような気がするんだがな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(message-in-a-bottle)
https://europa.nasa.gov/message-in-a-bottle/join-us/
「ミステリー礼賛: エウロパへの詩
真っ黒に広がる夜空の下でアーチを描きながら、
私たちは知っている惑星を指差します。
簡単な願いを星にピン留めします。地球から
私たちは空を、あたかもそれが
専門家で明白な宇宙に関する間違いのない本であるかのように読みます。
それでも、私たちの空の下には謎が存在します。
クジラの歌や、
風に揺れる木の枝で鳴き声を歌う鳴き鳥などです。
私たちは常に畏敬の念を
抱き、美しさ、木の葉や花、
悲しみや喜び、太陽や影に好奇心を抱く生き物です。
そして、私たちを結び付けるのは暗闇ではなく、
宇宙の冷たい距離ではなく、
水の提供、雨の一滴一滴、
それぞれの小川、それぞれの脈、それぞれの脈。
おお、第二の月よ、私たちも
水でできており、広大な海でできています。
私たちもまた、驚異、偉大で
ありふれた愛、小さな目に見えない世界、そして
暗闇を通して呼びかける必要性からできています。」
英語の詩なので、韻を踏んだりしているんだろうけど、原文ではちゃんと読んでいない。
ギガジンのリンクからユーチューブのアニメを見られるし、上記リンクから音声だけ聞くこともできる(浮沈子の環境では、聞き終わるとページが変わってしまうけどな)。
「私たちは常に畏敬の念を
抱き、美しさ、木の葉や花、
悲しみや喜び、太陽や影に好奇心を抱く生き物です。」(再掲)
地球人類が、互いに殺し合う種族であることは秘密だ。
動脈や静脈から血を流しながらな。
ガニメデに突っ込ませて自爆させるというのは、いいアイデアかも知れないな・・・。
(木星の衛星エウロパを調査する探査機「エウロパ・クリッパー」に搭載されるプレートに何が刻まれているのかNASAが解説)
https://gigazine.net/news/20240311-nasa-message-heading-jupiters-moon-europa/
「比較的化学的に安定しており融点も高いタンタル製で、大きさは18cm×28cm。」
「角の丸い三角形であり、周辺に複数の穴」
「宇宙放射線から電子機器を守る格納庫の開口部の封印」
「プレート周辺にある穴は、開口部に取り付けるため」
一応、機能部品ということなわけだ。
「プレートの一方の面には、さまざまな波形が刻み込まれています。」
・中央にあるアメリカ手話で「水」を指す記号
・世界103の言語で「水」を指す言葉が波形として刻まれている
水ねえ・・・。
「もう一方の面には、人物の肖像や詩、図像などが刻まれています。」
・ドレイク方程式
・1420~1662MHzの無線周波数帯を表す放射線
・ロナルド・グローリー氏(惑星科学者)の肖像
・エイダ・リモン氏の詩
・メッセージボトルをイメージした図像
・260万人以上の名前が彫られたシリコンマイクロチップ
「エウロパ・クリッパーの格納庫プレートの内容とデザインには、意味が込められています。このプレートは科学・技術・教育・芸術・数学など、人類が宇宙で提供できる最高のものを組み合わせたものです。あらゆる生命体にとって必要不可欠な水を通したつながりというメッセージは、私たちが探検しようとしている神秘的な海の世界(エウロパ内部の海)と地球の結びつきを完璧に物語っています」(NASAの惑星科学部門ディレクターを務めるロリ・グレイズ氏)
ジェット推進研究所で組み立て中のようだ(春にフロリダに出荷されるもよう)。
太陽電池はフロリダで取り付けられるようだ。
「2024年10月に打ち上げられる予定」
打ち上げは、ファルコンヘビーで行われ、火星と地球スイングバイ1回ずつ(計2回)で、約6年(5.5年)掛かって木星圏に到着することになっている。
(NASA、木星の衛星エウロパに向かうメッセージのデザインを公開)
https://www.jpl.nasa.gov/news/nasa-unveils-design-for-message-heading-to-jupiters-moon-europa
「エウロパ クリッパーは木星の周回を開始し、エウロパに 49 回接近する予定」
おっと、ウィキの英語版(本文)では44回(一部45回との記述も)、探査機のテンプレートでは45回となっている。
まあ、本家であるJPLのページなんだから、49回になったんだろう(未確認)。
「電子機器は、木星の厳しい放射線から機器を守るために設計された巨大な金属製の保管庫に保管されています。記念プレートは金庫室の開口部を封鎖します。」
単純にエウロパ周回軌道を取るのではなく、木星を回りながら接近を繰り返すという軌道を選んだのも、放射線の影響を軽減できるからという話のようだ。
(ヨーロッパクリッパー)
https://en.wikipedia.org/wiki/Europa_Clipper
「軌道 45」(テンプレート)
「エウロパに宇宙船を送る計画は当初、エウロパ・オービターや木星氷衛星オービターなどのプロジェクトで考案され、宇宙船がエウロパの周回軌道に投入されることになっていた。しかし、エウロパ軌道にある木星の磁気圏からの放射線の悪影響のため、代わりに木星の周りの楕円軌道に探査機を投入し、月に44回接近する方が安全であると決定されました。」
「2030 年 4 月にヨーロッパに到着するまで、2025 年 2 月に火星から、2026 年 12 月に地球から重力補助を使用する予定です。」
「エウロパ クリッパーの目的は、エウロパを探索し、その居住可能性を調査し、将来のエウロパ ランダーの着陸場所の選択を支援することです。」
浮沈子的に興味をひかれたのは、観測データの取得と、その送信に関する部分だ。
「科学データを受信するために地球上で利用できるアンテナの数が限られているため、ほとんどの機器は通信システムが地球にデータを送信するよりもはるかに速くデータを収集できます。」
「したがって、エウロパ周回衛星の科学に関するもう 1 つの重要な制限要因は、データを地球に返送するために利用できる時間です。対照的に、機器が近接観察できる時間の長さはそれほど重要ではありません。」
「各フライバイの間に、宇宙船はそれぞれの短い遭遇中に保存されたデータを送信するのに 7 ~ 10 日かかります。」
この先の記述が分かり辛かったので、元ネタを当った。
(エウロパ: どれだけ少ないものをより多くできるか)
https://www.planetary.org/articles/20140826-europa-how-less-can-be-more
「マルチフライバイ探査機は、各フライバイの間に、それぞれの短い遭遇中に保存されたデータを地球に送信するのに 7 ~ 10 日かかります。そうすれば、オービターの場合はわずか 30 日ですが、マルチフライバイ機ではデータの送信に最大 1 年かかることになります。その結果、ほぼ 3 倍のデータが地球に返されることになります。」
30日というのは、エウロパの放射線環境での探査機の想定寿命だ。
なお、この記述にみられるマルチフライバイは34回(エウロパ周辺滞在時間は延べ6日間)の想定だ。
「月の周回を30日間行うオービターと、34回のフライバイ中にエウロパ付近で累積6日未満しか滞在しないマルチフライバイ宇宙船の選択が残された。2 つのミッションを検討した科学者は、マルチ フライバイ コンセプト (現在のヨーロッパ クリッパー コンセプトに発展しました) を強く支持しました。」
ちなみに、この元記事は2014年8月時点だ。
「2 年間のさらなる研究を経て、ヨーロッパ クリッパー コンセプトに進化したマルチ フライバイ コンセプトは、2012 年のコンセプトと比較して、さらに 11 のフライバイ (合計 45) といくつかの計器を追加しました。」
英語版ウィキのテンプレートにある45回の周回数は、この時点のものと思われる。
「木星の過酷な放射線帯からの遮蔽は、宇宙船の電子機器を囲む厚さ 7.6 mm (0.3 インチ) のアルミニウム合金壁を備えた放射線保管室によって提供されます。この遮蔽の有効性を最大化するために、追加の放射線防護のために電子機器も宇宙船のコアに組み込まれる予定です。」(ウィキ)
JPLのホームページでは、ミッション終了後はガニメデに衝突することになっている。
(ミッションタイムライン)
https://europa.nasa.gov/mission/timeline/
「2034 年 9 月
ミッション終了の可能性: ガニメデの衝突
現在のミッション終了計画では、エウロパ・クリッパーはミッション終了後に軌道を離脱してガニメデの表面に入ることが求められている。」
ガニメデならいいのかあ?。
(ガニメデ_(衛星):内部海)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%87_(%E8%A1%9B%E6%98%9F)#%E5%86%85%E9%83%A8%E6%B5%B7
「厚さ 150 km のガニメデの表層の下に深さ 100 km の海があり、その水の量は地球の海よりも多いという。この観測から、ガニメデの海は太陽系の中でもっとも大規模なものであるという証拠が示唆された。」
まあ、どうでもいいんですが。
ガニメデだろうがエウロパだろうが、浮沈子は地球外生命には懐疑的だ。
エウロパクリッパーに積まれるメッセージは、地球人類(NASAだけ?)の自己満足以外の何物でもない。
「エウロパ クリッパーの目的は、エウロパを探索し、その居住可能性を調査し、将来のエウロパ ランダーの着陸場所の選択を支援することです。」(再掲)
探査が終われば、ガニメデに突っ込ませるわけだし、プレートを誰かが読んでくれることを期待しているわけではない。
放射線防御用ケースの封印ということだが、んなもんはいらないだろう(未確認)。
溶接でもリベット止めでも、ねじ止めでも構わんだろう。
初出のギガジンの記事にもあるように、諸悪の根源はボイジャーのゴールデンレコードにある。
「NASAは1977年に打ち上げたボイジャー探査機に、さまざまなメッセージを記した「ゴールデンレコード」を搭載しました。」
「パイオニア探査機の金属板に続く」(リンク先「ボイジャーのゴールデンレコード」より)
そうか、パイオニアという前科(!)もあったか。
パイオニアやボイジャーは、当てもなく宇宙を彷徨っているからまだいいとしても、エウロパクリッパーは自爆探査機(そんなあ!)だからな。
自己満は確定的だ(確信犯?)。
こんなものいらない!。
合計で10年間のクルーズ+探査期間で、宇宙人に遭遇するという話はない(未確認?)。
ありえねー・・・。
ミッションの目的の一つに、将来のランダーの着陸(着氷?)地点の調査というのがある。
1000歩譲って、ランダーに取り付けるということなら分からないではない。
2030年代か、さらにその先に送り込まれるだろう探査機には、しかし、やっぱ自己満のプレートが積まれることになるだろう。
懲りない地球人類・・・。
浮沈子的には、その分の重量で燃料増やすとか、軽めの観測機を増やした方がいいような気がするんだがな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(message-in-a-bottle)
https://europa.nasa.gov/message-in-a-bottle/join-us/
「ミステリー礼賛: エウロパへの詩
真っ黒に広がる夜空の下でアーチを描きながら、
私たちは知っている惑星を指差します。
簡単な願いを星にピン留めします。地球から
私たちは空を、あたかもそれが
専門家で明白な宇宙に関する間違いのない本であるかのように読みます。
それでも、私たちの空の下には謎が存在します。
クジラの歌や、
風に揺れる木の枝で鳴き声を歌う鳴き鳥などです。
私たちは常に畏敬の念を
抱き、美しさ、木の葉や花、
悲しみや喜び、太陽や影に好奇心を抱く生き物です。
そして、私たちを結び付けるのは暗闇ではなく、
宇宙の冷たい距離ではなく、
水の提供、雨の一滴一滴、
それぞれの小川、それぞれの脈、それぞれの脈。
おお、第二の月よ、私たちも
水でできており、広大な海でできています。
私たちもまた、驚異、偉大で
ありふれた愛、小さな目に見えない世界、そして
暗闇を通して呼びかける必要性からできています。」
英語の詩なので、韻を踏んだりしているんだろうけど、原文ではちゃんと読んでいない。
ギガジンのリンクからユーチューブのアニメを見られるし、上記リンクから音声だけ聞くこともできる(浮沈子の環境では、聞き終わるとページが変わってしまうけどな)。
「私たちは常に畏敬の念を
抱き、美しさ、木の葉や花、
悲しみや喜び、太陽や影に好奇心を抱く生き物です。」(再掲)
地球人類が、互いに殺し合う種族であることは秘密だ。
動脈や静脈から血を流しながらな。
ガニメデに突っ込ませて自爆させるというのは、いいアイデアかも知れないな・・・。
🐱ウクライナ降伏不可避:計画 ― 2024年03月13日 23:49
ウクライナ降伏不可避:計画
(トランプ氏再選なら「ウクライナに一銭も出さない」とハンガリー首相 米支援停止で戦争終結と)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cp4lzjx4w48o
「もしアメリカが欧州諸国と並んで資金と武器を提供しなければ、この戦争は終わる。もしアメリカが資金を提供しなければ、欧州だけでこの戦争への資金をまかなうことはできない。そうすれば、この戦争は終わる」(ハンガリーのオルバン・ヴィクトル首相)
「ロシアとウクライナの戦争を終わらせる方法について、トランプ氏には「かなり詳細な計画」があると付け加えたが、詳しくは語らなかった。」
「トランプ氏はこれまで、自分が大統領選で当選すれば「24時間以内に」戦争を終結させると約束している。ただ、その詳細は明らかにしていない。」
(ハンガリー首相 “トランプ氏 ウクライナに一銭も出さない”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240313/k10014388821000.html
「ウクライナとロシアの戦争には『一銭も出さない』と言った」
「トランプ氏から大統領に返り咲けばウクライナへの支援を打ち切る考えを伝えられたと明らかにしました。」
うーん、「かなり詳細な計画」にしては、簡単すぎる気もするけどな。
「ハンガリーのオルバン首相はロシア寄りの姿勢で知られ、EUによるウクライナへの巨額の資金支援に反対して実現を遅らせるなど物議を醸すとともにトランプ氏への支持も明言」
BBCの報道の中では、支援を貸し付けにすることにも触れている。
「(バイデン政権は)さらに600億ドルあげたいんだと言っている。だったらこうすればいい。その金を貸すんだ。(ウクライナが)うまくやれるなら、我々に金を返す」
返せなければ仕方ないという話は、以前にも別記事で読んだから真っ向反対というわけでもないようだ。
が、オルバンは金は出さない(兵器の現物供与を含む)と言ったと発言している。
矛盾しているように感じるがな。
トランプ政権は、おそらく、戦略的に公表していないんだろう。
世論の動きを見ている。
イスラエルの情勢やウクライナの情勢、ロシアの大統領選挙をめぐる情勢など、選挙戦を勝ち抜くためのツールとしてウクライナ問題を使おうとしている。
バイデン政権は、支援を約束しているからそもそも自由度がないし、下院共和党に足を引っ張られて罠に嵌った状態だ。
米国には、ウクライナ支援が過剰だと考える層が相当いる。
これらの票をうまく取り込まないと、接戦を制することができない。
イスラエル支援にしても同じだ。
世論は情勢によって動く。
政権にあって、実際の政策を繰り出しているバイデン側は、あまり世論に阿ってしまうと、政策の一貫性を問われるからな。
議会や国民に対する説明責任を果たせなくなる。
今回チャレンジャーのトランプは、まあ、ぶっちゃけ節操がないから、政策の一貫性とかはクソくらえだ(そうなのかあ?)。
正義とか、信念とか、そう言う何となく価値がありそうな話より、利益とか欲望とか金とかいう方が分かりやすい。
後出しじゃんけんで、確実に勝ち目を拾うには、余り早いタイミングで手の内を明かさない方が有利だ。
オルバンは、それでも、べらべらしゃべっちまってるけどな。
トランプ側も、そのことは想定しているに違いない。
詳細については明かさないように釘を刺しているところを見ると、金を出す気がないということはしゃべっていいことになっているのかもしれない。
本当に、一銭も出さないかどうかは知らない。
EUだって、離脱をほのめかしたり、第5条を平気で踏みにじる発言もあるけど、在任中に具体な手続きに及んだ話は聞かない。
政治的パフォーマンスの範疇に留まっている。
ロシアへの傾倒はあるようだが、米国の国益が損なわれるような話なら、議会によるチェックや、それこそディープステートによる抵抗が働くだろう。
大統領になったからと言って、何でも好きなように出来るわけではないことは、今のバイデン政権を見れば明らかだ。
600億ドルを止められて、ひねり出した3億ドルに甘んじなければならない。
こういう状況に陥っているのは、米国国民の選択だ。
下院共和党が過半数を占めていなければ、こういうことにはならない。
それを選んだのは、米国国民だからな。
そして、オルバンの話によれば、トランプを大統領に選べば、ウクライナの運命は決まる。
浮沈子は、欧州の覚悟次第では、まだまだ分からないと思っているけど、物量がものをいう消耗戦になっている以上、たとえモスクワに核爆弾を落としても、プーチンを暗殺しても、ロシアの兵器生産やそれを支える石油や天然ガスを全部止めたとしても、ウクライナ単独での勝ち目はない。
ロシアは、ウクライナを挑発して、本土を本格的に攻撃させようとしているのではないか。
「特別軍事作戦」から、本物の戦争に移行させたがっているのではないか。
大方の見方は、東部や南部、クリミア辺りで手打ちをして、支配を固めつつ次の展開を探るというところだろうけど、浮沈子的にはそうは見えない。
米国の対応が変わり、状況が安定するまでは、ロシアも動けない。
動かない方が有利だ。
動けないことは、劣勢であることを意味しないからな。
状況の変化に対応できる準備を怠らず、どの目が出てもいいように整えておく必要がある。
バーンズ(CIA長官)は、先日議会に対して、年末から来年に掛けて、ウクライナが反転する可能性に触れた。
もちろん、約600億ドルの支援を注ぎ込んだとすればの話だ。
ロシアは、その状況にも対応しなければならない。
欧州の砲弾の生産については、未だに揉めまくっているけど、それもやがては軌道に乗る。
F-16も、F/A-18も配備されるに違いない。
プーチンは、バイデンの方がいいって言ってたからな。
再選されれば、それらを織り込んでおかなければならない。
トランプの方が先が読めないというのは、おそらく本当の話だ。
米ロ関係はウクライナだけじゃないからな。
むしろ、それは一時的なノイズだ。
米国はユーラシア大陸に対する影響を維持したいだろうし、ロシアは帝国再建の夢を見ているが、現実の世界では妥協が必要だからな。
中国という、新たな、そしてある意味、決定的な要素が台頭している。
21世紀後半から22世紀にかけて、アフリカが焦点になるだろうと言われている。
資源、人口、市場の点で、欧州やアジアに取って代わるかも知れない。
ユーラシア大陸が、相対的優位を長期に渡って保つことは難しい。
北米?。
オワコンだ。
次の次を見据えて、世界はゆっくりと、たまにぎくしゃくしながらも、確実に動いていく。
ロシアがブチ切れて、ありったけの核兵器をぶっ放さない限りな。
米国は、それだけは避けたい。
そうなれば、米国もまた、ありったけの核兵器をぶっ放すことになる。
5億人に満たない両国が消えても、人類は安泰だろう(そうなのかあ?)。
22世紀は、きっと穏やかで平和な時代になるに違いない・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(エストニア外相 “ロシアは3~5年で軍事力を回復させる計画”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240313/k10014388481000.html
「ロシアはウクライナへの軍事侵攻で多くの兵士を失い、バルト三国の周辺に配置されていた部隊は今は確認できない」
「ロシアが近くNATO加盟国に軍事的に攻撃をしかけるとは思わない」
うーん、やっぱ、モルドバかあ?。
「ロシアと対じするNATOの抑止力を高めていく必要がある」
「ウクライナを支援してプーチンの軍事侵攻の野望を止めなければならない」
欧州だけでは、両方同時にはできないところが悩みだ。
米国が手を引けば、ウクライナも欧州もジ・エンドになりかねない。
が、浮沈子的には、そこはあまり心配していない。
米国は、中長期的には欧州から確実に手を引いていくだろうが、数年とかそういう時間的スパンで一気に断ち切るようなことはしない(そうなのかあ?)。
ウクライナは別としても、欧州を切るというのは相当の影響が出るからな。
ウクライナ紛争をどんな形で終結されられたとしても、欧州の危機は去らない。
ウクライナからの完全撤退であったとしても、ロシアはいずれ軍事的に欧州を狙う。
浮沈子は、東欧圏だけではないと見ている。
欧州は自滅的に戦乱に巻き込まれる。
NATOは、ロシアに軍事侵攻させないための組織だが、ロシアと戦うための組織とは言えないのではないか。
第5条は、言ってみればプログラム規定だ(そうなのかあ?)。
ロシアは、それを見切っている。
欧州に対して核の脅しを使っているのが何よりの証拠だろう(逆じゃね?)。
欧州に侵攻しても、その強度に応じた反撃しかできないし、戦闘が拡大することを恐れて逐次投入を行うに決まっている。
アットーテキ軍事力を展開して、徹底的に排除することはできない。
ウクライナでの戦闘は、そのことを象徴している。
今は、支援が滞っているけど、昨年の反転攻勢はそれなりのリソースを投じたはずだった。
が、まあ、中途半端だからな。
同じことが、NATOとロシアの対決でも起こる。
西側は、ロシアとの決定的な対決を避ける支援しかしてこなかった。
それは、つまりだな、今、対決したら、ボロボロのロシア相手でも勝ち目がないからに他ならない。
欧州の弾薬庫はすっからかんで、一発の反撃もできない(そんなあ!)。
まあ、そこまで極端ではないとしても、現実はそれに近い。
「ロシアは3年から5年の間に軍事力を回復させる計画だ」
エストニア外相の話は、ロシアの計画じゃない。
そうでないと、欧州が対応できないという自分の方の計画に過ぎない。
ロシア軍と戦うための実践的な演習もしてないしな(規模だけデカい、形だけの演習のみ)。
ロシア軍は、欧州との本格的な戦闘では、戦術核兵器を使う。
そうしないと勝てないからな。
欧州が本気でロシアとドンパチやる時には、核戦争の訓練を行わなければならない。
んなことはやってないしな。
本気モードでないことは明らかだ。
欧州域内向けのデモンストレーション以外の何物でもない。
核攻撃に対する覚悟が出来ているのは、マクロンだけだ。
ロシアと刺し違える覚悟だけが、侵略を思い止まらせることが出来る。
もちろん、ロシアに対して戦略核兵器を使うことが前提だ。
NATOには、その覚悟もなければ準備もない。
そもそも、戦術核を握っているのは米国だからな。
戦略核で米国を威嚇しつつ、戦術核で欧州を蹂躙する。
欧州大戦争は、悲惨な結果になるだろう。
米国は、絶対に手出しできない。
もしトラでなくてもムリポだ。
やれやれ・・・。
リトアニアには申し訳ないが、ロシアは5年も待ってはくれないだろう。
プーチンの気が変わって欧州侵略を諦めるか、もしトラになって、米国とのディール(ウクライナを差し出すから、欧州は勘弁してくれ!)が成功することを祈るしかない(そうなのかあ?)。
プーチンとトランプの間ではそれで済むかもしれないが、代替わりすれば約束は反故になる。
欧州大戦争は、確定した未来だ。
ロシアをそう仕向けたのは西側だ。
冷戦終結後、やりたい放題やったからな。
ウクライナは、ロシアにとっては最後の砦だったんだろう(未確認)。
そこに気付かず、尻尾踏んじゃったわけだ。
猫だと思って踏んだんだろうが、踏んでみたらトラに化けた。
おそらく、ロシアでは、既に制御不能な流れが出来ちまったに違いない(未確認)。
しかし我々は、来週のロシア大統領選挙では、それを確認することになるだろう。
んな、80パーセントもの支持率を無理やり出すなんて、平時には必要ないからな。
西側からの非難覚悟で、政敵を悉く排除しているのは、何のためか。
それに見合う獲物を見つけているからに他ならないではないのか。
ウクライナというネズミなのかあ?。
小さい小さい・・・。
もっとデカい獲物、ロシアにとって、国家を挙げて狙うに相応しい価値がある獲物だ。
欧州は、そこを見誤っている気がする。
野生のカンで、マクロンだけが気付いているのかもしれない。
立場とアプローチは異なるけど、オルバンも気づいている可能性がある。
トランプに頼んで、ウクライナというネズミを差し出して、ロシアと交渉してもらおうとしているからな(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
欧州は、自分が対応できる計画しか立てない。
ふつーは、そういうもんだからそれでいいけど、ウクライナのように、自分が対応できない計画だって立てる必要が出てくるかもしれない。
全世界を脅して、第三次世界大戦に発展させたくなければ、自分とこを支援するのが義務だってな。
そうしなければ、歴史に汚点を残すとか、正義に悖るとか言ってな。
そうして巻き込まれた西側は、今、自分自身がどういう立場に追い込まれちまったかに、ようやく気付きだしている。
ヌーランドの解任の件は、その象徴に過ぎない。
戦闘国家ロシア。
それが可能であれば、全世界を征服しかねない危険な存在だ。
中国は、その力を利用しようとしているんだろうが、もしかしたら、本当のヤバさが分かっているかどうかは怪しい・・・。
たぶん、制御可能だと思ってるんだろうな。
帝国はやがて滅びる。
統治を維持できなくなって、その領土を縮小するしかなくなる。
英国もフランスもドイツもイタリアもスペインもモンゴルもトルコも、ひょっとしたら我が国も、その残滓に過ぎない。
そりゃ、ロシアだって残滓だが、その割にはデカいしな(世界最大の国土)。
その上、天然資源に恵まれ、世界最大の核保有国で、世界最大の野心にも恵まれている(いらないって!)。
帝国は自壊する。
それを待つしかない。
膨れ上がった野心と自己増殖的本能。
誰かが書いてたけど、ロシアは国家ありきな国だそうだ。
兵士は畑で取れると言うけど、権利の主体である国民が集まって国家を形作るという発想はない。
国民は国家の属性の一つに過ぎず、国家の意思には逆らえない。
ゾンビのように押し寄せるロシア兵と戦ったウクライナは、そのことを身に染みて分かっている(少なくとも、ザルジニーは分かっていた)。
まあ、どこの国にもそういう傾向は見られるけど(そうなのかあ?)、ロシアは極端だ。
今風じゃない。
んな国とドンパチ始めたらどういうことになるのか。
欧州は、まだ、そのリスクを腹の底から分かっていないかも知れない。
ロシアの兵士を数多く殺したから手柄だと言っているようでは、話にならない。
畑のカボチャの数を数えているのと同じだ(そんなあ!)。
もっとも、かつてアフガニスタンで手痛い失敗もしているけどな。
領土拡張で、底堅い強さを見せたことはない。
が、欧州は別だろう。
国家の存亡を賭ける価値がある。
21世紀も、欧州が火元になるのか・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーーー
(欧州はロシアのエスカレーションに備えを、仏大統領が呼びかけ)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/QRRICWT65NNLXAEOSMLGYTWGSY-2024-03-14/
「欧州は「レッドライン(越えてはならない一線)」を引いてはならない」
マクロンの不規則発言が止まらない。
ストルテンベルグが釘を刺そうが、欧州各国が総スカンを食らわせようが、知ったことか・・・。
「ロシアがこの戦争に勝てば、欧州の信用は地に落ちる」
「ロシアがウクライナでの戦争に勝ったとしてもウクライナで止まることはない」
まあ、それは誰しもそう思っているだろうが、ウクライナに派兵する話は、フランス独自の話で、国内ですら合意を得ているわけではない。
「フランスの野党指導者らは、マクロン氏の発言が好戦的だと批判」
当然だろうな。
「ウクライナへの支援を巡る採決で棄権したり反対票を投じたりすることは平和を選ぶことではなく、敗北を選ぶことだ」
欧州の合意はそこまでだ。
「欧州に戦争が広がれば、ロシアの責任だろう」
「だが、われわれが弱腰になり対応しないと決断すれば、すでに敗北を選んだことになる。私はそれを望まない」
なんかもう、ナポレオンにでもなったような感じだな。
余の辞書に、敗北はないといったところか・・・。
「ウクライナへの派兵が行われる場合、どのようなものになるのか詳細については明言を避け「正確に言えない理由がある。プーチン大統領にヒントを与えるつもりはない」と語った。」
うーん、なんも決めてないというのが正確なところだろう。
「フランスはロシアと戦争状態にあるわけではない」
ロシアはそうは思っていないだろうな。
宣戦布告されたに等しい(そうなのかあ?)。
「ウクライナは現在「困難な」状況にあり、同盟国のより強力な支援を必要としているとし「ロシアのどの大統領であろうと」和平交渉を行うときが来ることを望んでいる」
ホントかあ?。
口先マクロンとか言われないように、気を付けた方がいいような気もするんだがな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナを守る防空システム、3月末までに迎撃弾の一部が枯渇する可能性)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukraines-air-defense-system-could-run-out-of-interceptor-missiles-by-end-of-march/
「ジョンソン下院議長は13日「独自の支援パッケージを準備する」と表明しているためウクライナへの軍事援助が成立する可能性」
「下院案は納税者の利益を保護するためローンやレンドリースを活用したものになるだろう」(ジョンソン下院議長)
「下院案にREPO法(差し押さえたロシア資産をウクライナに移転する法案)に似た法案を盛り込む可能性」(同上)
「米国や同盟国からウクライナが購入する武器の代金をロシア人に支払わせるのが正義だ」(共和党議員)
「差し押さえたロシア資産をウクライナに移転するアイデアが法的に可能かどうか」(ブログ管理人)
「まだまだ議論の余地があるため短期的な解決策にならない可能性が高く、人命を代償に時間を稼ぐウクライナの状況に大きな変化はないだろう。」(同上)
「米当局者もウクライナへの軍事援助が実現しなかった場合の悲観的なシナリオに言及し始めた」「政権内部では(軍事援助の欠如が)前線の崩壊を引き起こすのか、多数の死傷者を出すに留まるのか議論が続いている」(Washington Post)
「一部の防空システムで使用されている迎撃弾は3月末までに枯渇する可能性がある」「ウクライナは都市に向けられたミサイルの大半を撃ち落とそうとしているが、まもなく5発中1発しか迎撃出来なくなる」(ウクライナ側と協議した当局者2人)
「ミサイル攻撃から都市を守るための迎撃弾供給が急速に減少している」「ロシアはIskander-Mを使用してオデーサにダブルタップ攻撃を仕掛けた」「Iskander-Mの着弾地点に集まってきた救助隊員らが2発目のIskander-Mで犠牲になった」「この金曜日の攻撃はオデーサにとって最大の死者数(20人死亡)をもたらした」「ロシアはウクライナが弾薬不足に陥っていることを知っており攻撃のチャンスだと判断している」(Telegraph)
ダブルタップ攻撃というのは、記事にあるように、救助に人が集まったところに攻撃を掛けることのようだ。
(ウクライナ南部オデーサにミサイル攻撃、20人死亡 「ダブルタップ」で被害拡大)
https://www.cnn.co.jp/world/35216592.html
「15日午前に最初のミサイルがオデーサを襲い死傷者が出た後、現場に駆けつけたウクライナの救急要員が2度目の攻撃に巻き込まれた。この攻撃方法は「ダブルタップ」と呼ばれ、2年以上続くウクライナでの戦争でロシアが使用し続けている。」
「オデーサ州救急当局の報道官はCNNに対し、「州内でダブルアタックが起きたのは初めてだ」と明らかにした。」
ダブルアタックともいうようだな。
まあいい。
「ロシアはウクライナが弾薬不足に陥っていることを知っており攻撃のチャンスだと判断している」(再掲)
下院共和党の法案が出され、審議に掛けられたとしても、おそらく成立することはないだろう。
米国の政治的対立のせいで、ウクライナでは前線だけではなく、都市部も危機的状況に陥りつつある。
ロシア大統領選挙という「イベント」を挟んで、両国の戦闘が前線だけではなく、他の地域へと拡大しつつある気がする。
前線で勝てないウクライナは、ゲリラ的攻撃にシフトし始めている。
オデッサへの攻撃は、ロシア軍の南部回廊への進撃を予想させるが、それは浮沈子の単なる妄想に留まっている。
しかし、ロシア西部の越境攻撃に対して、南部のミサイル攻撃で応じている形だからな。
この辺りの駆け引きがどうなっているのかは知らない。
米国からの支援が途絶え、欧州の支援が滞り、バチカンからは白旗を掲げよと言われ、プーチンは選挙で圧勝するという最悪な展開だ。
(「どこかの時点」で派兵必要 ウクライナ支援で仏大統領)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024031700232&g=int
「フランスのマクロン大統領は15日、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援するため、どこかの時点で欧米諸国が派兵する必要があるとの認識を改めて示した。」(地元紙パリジャン)
「私は望まないし、主導する気もない」(フランスのマクロン大統領)
「恐らくどこかの時点でロシア軍に反撃するため地上作戦を実施しなければならないだろう」(同上)
「ロシアには絶対に勝たせず、ウクライナ国民を最後まで支援する」(同上)
口先マクロン・・・。
どんな支援でもないよりマシだが、今必要なのは砲弾とミサイルだ。
戦線は、見た目膠着している。
ゴミみたいなロシアの前進はあるけど、停戦するにはいい時期だ。
妙な意地を張らずに、過去のことは済んだこととして、未来を見据えて動き出す時だろう。
エスカレートする軍事支援も、必要なくなる。
全米では1パーセントのリードを得たと言われるバイデンも、再選の目が出てくるというものだ(停戦できればね)。
全てはゼレンスキー政権の決断に掛かっている。
まあ、ムリポだけど。
マクロンの派兵論は、浮沈子的には支援というより、ウクライナへの投資を少しでも回収しようとする欧州の腹黒い動きにしか見えない。
全部をロシアに取られるなら、少しでも西側を頂いて帳尻を合わせようということなわけだ(そうなのかあ?)。
ウクライナという国は、いずれにしても地上から消える。
欧州からの派兵を受け入れることは、彼らに、その血で贖った土地を与えることに他ならない。
受け入れがたい選択になるだろう。
マクロンは、それを分かっていて揺さぶりを続けている。
ウクライナが完全にロシアのものになる前に、欧州は行動するぞということかもしれないけど、ロシアはそれに対して欧州侵攻というカードを切るだろう。
今は、核攻撃の脅しだけど、具体的な行動としては東欧諸国への侵攻だろうな。
欧州大戦争の引き金は、ウクライナ紛争をめぐる欧州の対応だ。
マクロンは、そのリスクを分かっている。
分かってやっているから始末に負えない。
米国が、火中の栗を拾うことはない。
欧州大戦争に加担したが最後、第三次世界大戦の幕が切って落とされるからな。
NATOは抑止力だが、実働の戦力にはならない。
せいぜい、欧州内部の地域紛争だけだろう。
相手がロシアなら、当然核戦争になるが、んな準備は出来ていない。
「恐らくどこかの時点でロシア軍に反撃するため地上作戦を実施しなければならないだろう」(再掲)
どこかの時点での派兵という点では、停戦直前ということも考えられる。
停戦を受け入れさせるためのダメ押し。
あわよくば、NATOに有利な停戦条件を引き出すためだ。
最小の追加投資で、大きな利益!。
しかし、それはウクライナ側に停戦する気が有った時の話だからな。
あんまギリギリまで攻め込まれてからでは、確保できる利益が目減りする。
やるなら、早い方がいいだろうが、ウクライナは受け入れないだろう。
東はロシアに取られ、西からは欧州に攻め込まれるようなもんだからな(そうなのかあ?)。
マクロンが想定するウクライナ派兵が、どんな形になるかを想像することは困難だ。
一番あり得ないのは、ウクライナ軍と一緒になって塹壕に入り、ロシアの空爆に耐えながら、陣地戦を繰り広げるという形だ。
欧州にとっては、おそらく何のメリットもない。
うーん、むりくり考えたのは、ウクライナ軍の後方で塹壕を掘ることかな。
穴掘りマクロン・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア大統領選開票へ 反対派は抗議呼びかけ 政権側警戒強める)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240317/k10014393791000.html
「15日から3日間にわたる投票は17日、最終日」
「投票は極東から順次、終了し日本時間の18日午前3時に締め切られ、全土で開票」
デカい国だからな・・・。
「日本時間の17日10時過ぎの段階で有権者の70%以上が投票」
浮沈子的には、思ったよりも少ない気がする。
「ロシアの人権団体によりますと、17日、投票を妨害したなどとして、国内の17の都市で少なくとも74人が当局に拘束された」
報道を見ていると、ロシア全土で抗議の声が巻き起こっているような気がしちまうけど、大混乱には程遠い感じだ。
出来レースとはいえ、戦争反対とかで、もうちっと盛り上がってくれないとな・・・。
「プーチン政権側は、選挙での圧勝を演出したい考えで抗議の動きが広がらないよう警戒を強めている」
浮沈子は、高い投票率と高い支持リスを演出する必要がある理由としては、欧州大戦争への備えと見ている。
占領しているウクライナでの投票は、いくら何でも茶番だろうが、それにしても平穏な雰囲気だ。
「地元の活動家たちはこの1週間でロシア側が配布した投票を呼びかけるビラなど2000枚以上を燃やした」
「クリミアの中心都市シンフェロポリやヤルタでは、投票箱に緑色の液体をかけるなどした」
「「クリミアはウクライナ」という文字やロシアの軍艦が沈没する絵が描かれた偽のロシア紙幣を1000枚以上つくってばらまいた」
うーん、反対する市民が投票所を片っ端から焼き討ちにして、大混乱になるとか、警察や軍隊と衝突して市民に犠牲者が出るとか、それを報道しようとしたマスコミがぶん殴られるとか、そう言う話はないようだ(未確認)。
「ロシアの政治体制は腐敗しているので、プーチン以外の候補者にチャンスはない。まるでショーのようなものだ」(電気技師というキエフでの市民の声)
「ウクライナでは私たちが選挙で大統領を選んだが、偽の選挙しか行われないロシアでは国民が選ぶことはできない。プーチンが再び大統領になるだろうが、権力を永遠に握り続けることは不可能だ。いつか審判が下ることを信じている」(日系の自動車会社に勤める女性)
その通りだが、ウクライナでは、大統領選挙そのものが行われない。
戦争中だから仕方ないとはいえ、だったら、ロシアも戦争中だからな。
まあ、どうでもいいんですが。
ウクライナは、クーデターとかも起こらず、政権は安定している。
ウクライナ人の民族意識を高め、戦争を継続するという政権の方針に国民は同調している。
統治は成功だ。
支持率だって、ロシアに引けは取らないだろう。
戦闘の強度を下げ、停戦に持ち込んだとしても、政権崩壊には至らないかも知れない。
いつかは、戦争を止めなければならない。
ウクライナの勝利で終わるならそれに越したことはないけど、それが難しいなら早い方がいい。
それは、欧州にとっても望ましいに違いないし、ひいてはロシアのためでもある。
ああ、それをいっちゃあおしまいか。
双方が、もう沢山だと言うまで、戦い続けなければ気が済まないというなら、それはそれで仕方ないかもしれない。
声なき声は埋もれ、静かに消えていくだけだ。
「同じ時間に集まり結束を示すことが大事だと思う。プーチン氏にも戦争にも反対だ。ロシアに未来を見いだせない」(東京のロシア大使館に投票に訪れた男性:正午に合わせて投票所に来て、抗議の意思を示した。)
「家族や友人と一緒にプーチン氏に投票した。ロシアを守り、私たちをアメリカの奴隷状態から救ってくれるリーダーはプーチン氏しかいない」(プーチン大統領に投票したという女性)
そういう風に発言するように、言われてきたのかな?。
紋切り型の発言は、改めて聞かされると背中がムズムズする。
「アメリカの奴隷状態」とやらに、78年間も漬かっていると、世の中そういうもんだと思い込んじまうんだろう。
間もなく、投票は終わり、ショータイムも終わる(日本時間18日午前1時過ぎ現在)。
外国の大統領選挙にとやかく言うつもりはないけど、それで円満な統治が行われているのなら、それに越したことはない。
ロシアの未来は、ロシアの人々が決める。
そう言い切れることは、いいことに違いない。
米国の人々の選択に未来を握られているウクライナでは、特にそうだ。
それでも、国民の意思を表明する機会を与えられないことは不幸だろう。
ロシアでは、少なくとも意思を表明することはできる(12時に集まるだけでもな)。
ウクライナでは、それすらできない。
それは事実だ。
改めて、そのことを突き付けられている気がする。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(プーチン大統領、次の6年も暴走続く 名越健郎・拓殖大学特任教授)
https://www.sankei.com/article/20240318-32MTSJDSCRKWZP2XYXMZSZB6CY/
「昨年初めに欧米に流出したクレムリンの内部文書は、ロシアが30年までにベラルーシを3段階で併合する方針を明記していた。」
へえー、そいつは知らなかったな・・・。
「次の6年で「歴史的に一体」とみなすベラルーシとウクライナの一部、それにモルドバの沿ドニエストルなどを吸収し、「ミニ・ソ連」のような新国家をつくる可能性」
「当面は南部オデッサの攻略を目指すなど戦線の優位を維持し、11月の米大統領選を見守る」
ちょっと順当過ぎる見立てで、浮沈子的には面白くない。
モルドバのことを考えると、南部回廊への侵攻拡大は当然だ。
停戦が、ロシア社会にマイナスだという意見は初めてだな。
「停戦は内政上得策ではない。帰還兵が社会問題を起こすし、国外に逃れた約100万人の反プーチン勢力も帰国する。」
国外の反プーチン勢力の中には、ロシアの社会経済を支えていくうえで有用な人材も含まれているに違いない。
帰還兵については、直ちに欧州大戦争を始めることで問題解決を図る(そうなのかあ?)。
ウクライナでの停戦は、ロシアにとって悪い話ではないと思うんだがな・・・。
<もっと追加>ーーーーーーーーーー
(【詳報】ロシア大統領選 プーチン氏圧勝 “過去最高の得票率”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240318/k10014393961000.html
「攻撃を強化するとか第2波の動員をするというシナリオもあり得るが、プーチン政権は基本的に世論の動向に非常に敏感だ。特に、第2波の動員については相当反対が強く、何かの拍子に反政府活動に火をつけるリスクを政権は無視できない」(ロシア政治に詳しい静岡県立大学の浜由樹子准教授)
「プーチン政権が直ちに侵攻の規模を拡大させたり新たな動員を行ったりする可能性は低いという見方」
世界各国の指導者が羨む支持率(87.28%だそうです)で当選してもなお、第2波の動員が出来ないと見る専門家がいるところに注目した。
この点については、別の報道もある。
(【専門家解説】ロシア大統領選プーチン氏「圧勝」へ 新たな火種も…今後の動きは?【バンキシャ!】)
https://news.ntv.co.jp/category/international/2ad81fe038aa45049014b08c7d6973a0
「軍事的な攻勢をさらに強めるには、予備役の再動員が必要になりますが、以前動員を行って国内が動揺したという経緯が実はあるのです。ですから、ロシア社会全体を巻き込んでこの戦争を続けていく、そのためには慎重な政治的な舵取りをプーチン大統領は求められるのではないかと思います」(ロシア政治・外交などが専門で、防衛研究所の兵頭慎治研究幹事:以下同じ)
兵頭氏は、NHKのインタビューでも、追加の大規模動員が出来るかどうかが焦点と発言していた(18日夜10時のNHKジャーナル)。
浮沈子は、間違いなくすると見ている(断定的)!。
が、それはウクライナ侵攻を前面に持ってくるわけじゃない。
欧州大戦争に備えるための布石だ。
名目は北方警備のためでもいい。
「プーチン大統領の戦争目標は、ウクライナの属国化ということなのですが、ただ、今のロシア軍の実状からすると実現というのは容易ではない。引くに引けない状況的に自らを追いやってしまって、むこう6年間の新しい任期で長期戦の構えではないかと思います」
「アメリカの支援がないとウクライナ軍もなかなか継戦能力を維持することができなくなるので厳しい状況に置かれる可能性もあるのではないかと思います」
ウクライナ紛争は、ある意味ではオワコンだ(そうなのかあ?)。
ロシアは時間を味方に付け、長期戦の構えだと言うが、浮沈子的には短期決戦に持ち込むと見ている。
欧州との激突の準備も始めなければならないからな。
戦略核兵器だけでは戦争はできない。
通常兵器の増産が間に合わなければ、イランからでも北朝鮮からでもどこでも(裏から手を回して中国からでも)調達するに違いない。
兵器だけでも戦争はできない。
動員掛けて、訓練して、正攻法で侵略する。
そのための基盤は整ったわけだ。
今後、6年間の任期の中で、どこまで侵略の手を伸ばしてくるのか。
ドイツの見立ては10年かかるということだが、そんなには掛からないだろう。
いいとこ、3年程度で攻め込んでくる。
浮沈子はスバルキギャップ(本命ですなあ)と見ているけど、モルドバやルーマニアとかそっち(南部)からかも知れない。
大穴としては、フィンランドというのもある。
動員は、それを見越して行われる。
欧州大戦争への布石。
それを止められるのは、トランプかも知れない。
「現時点でトランプ前大統領はウクライナ支援に消極的であって、最近はウクライナ和平を取り持って、ノーベル平和賞を目指しているのではないかという指摘も出始めているわけです。」
ありえねー・・・。
が、欧州大戦争を止めたということになれば、10回くらい表彰してもいいかもしれない。
バイデン政権は、ウクライナ紛争でロシアを見誤った。
ウクライナを使ってロシアを弱体化し、欧州への影響力も拡大しようとしたけど、そして、一時は成功かと思われたけど、経済制裁の失敗、中国とインドの支援、イラン、北朝鮮の支援を経て、昨年の反転攻勢の不発とイスラエル問題が勃発して、全ては裏目に出た。
戦場で勝てないウクライナ、時間が経てば経つほど強力になる戦闘国家ロシア、グローバルサウスにもそっぽを向かれて、逆に米国が孤立し始めている。
(米との軍事協力破棄 ロシアに接近―ニジェール)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024031700220&g=int
「米国との軍事協力の即時破棄を発表」
「隣国のマリやブルキナファソもロシアとの関係を強めている。」
まあ、どうでもいいんですが。
トランプが逆立ちしても、ノーベル賞はムリポだろう。
欧州大戦争は止められない。
それは、何度も書いているように、ロシア自身にも止められないのだ。
おそらくは、プーチンにも止められない。
暴走する帝国を止められるのは、帝国の内部崩壊しかない。
周辺国を併呑し、膨張を続け、全世界を混乱に巻き込みながら自壊するのを待つ。
米国が作り上げた怪物は、徐々にその本性を現してきている。
ロシア大統領選挙というショータイムは終わった。
これからが本番になる。
そのことを、腹の底から分かっているのはマクロンだけかもしれない・・・。
<もっともっと追加>ーーーーーーーーーー
(ロシアとNATO衝突なら「第3次大戦の一歩手前」、プーチン氏警告)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/ESQZ5KSUXZJGHFFF4TI2GE5IYE-2024-03-18/
「北大西洋条約機構(NATO)と直接衝突すれば第3次世界大戦の一歩手前を意味すると警告」( ロシアのプーチン大統領)
つーことは、欧州大戦争から第三次世界大戦までは、ステップ(一歩)があるということなわけだ(そういうことかあ?)。
「NATO軍関係者が既にウクライナに入っていると主張し、戦場で英語とフランス語が話されているのをロシアは把握している」
おっと、傍受されてたわけか・・・。
「攻撃が続けばウクライナ領内に緩衝地帯を設置してロシアの領土を防衛すると言明。」
「詳細には踏み込まなかったものの、外国製兵器がロシア領に到達するのを阻止できる広さが必要になる可能性に言及」
150km届くロケット砲を供与すれば、150km。
300km届くロケット砲を供与すれば、300km。
占領を主張している4州の州境から、さらに侵攻するという方針を明確にしたわけだ。
これは、多分初めてだろう。
ちなみに、ウクライナが喉から手が出るほど欲しがっているドイツのタウルスミサイルの射程は、500kmだからな。
東京から大阪くらいはある。
米国は、長距離ロケット弾の供与を検討しているようだが、距離が延びれば延びる程、ロシアの侵攻地域が広がるというイヤーな構図になっているわけだ(まあ、侵攻できるかどうかは別ですが)。
外国製兵器ということだから、ウクライナ製兵器が使われる分には、ロシアの領土が攻撃されても文句は言わないということだな(そういうことかあ?)。
ドローン攻撃では、1000kmくらい離れたところを狙われているけど、占領地域の奥に1000kmの緩衝地帯を作るという発言はなかった(ウクライナの西の端まで届いちまう)。
まあ、どうでもいいんですが。
この件については、言葉のやり取りが続いている。
(ウクライナ、プーチン大統領の緩衝地帯発言はエスカレーションの兆候だと主張)
https://www.reuters.com/world/europe/ukraine-says-putins-buffer-zone-comment-is-clear-sign-looming-escalation-2024-03-18/
「これは……戦争は激化するだけだという直接の明白な声明だ」(ミハイロ・ポドリャク大統領補佐官)
「これらすべては、ロシア連邦が他国の絶対的な主権を考慮した現代の社会的・政治的関係の中で生きていく準備ができていないことを示す直接的な証拠だ」(同上)
「ウクライナはこれまで、ロシア領土を攻撃する場合にのみ自国の兵器を使用すると述べていた。米国など一部の主要同盟国は、ロシア国内で使用しないことを条件に武器を提供している。」
まあいい。
これは戦争だ。
特別軍事作戦とかなんとか、呼び方は何でもいいが、敵国の領土を攻め取るための戦闘だ。
「ロシア国内に安全保障地帯を設ける必要があるのはキエフだ」(ウクライナ軍の兵士ローマン・アルチューク氏)
お互いさまというところか。
が、飛び道具の足が長いロシアの領土内で、安全地帯を確保するのは容易ではない。
700kmや、それ以上、ロシアの領土を侵略しなければならないだろう(ちなみに、イランから買った短距離弾道ミサイル(ゾルファガール)の射程は700km)。
ムリポだ・・・。
そういう言葉の遊びをしても仕方ない。
お互いの領土に自分たちで緩衝地帯を設けて、侵略し合わないのが一番だが、ロシアにそれを言っても始まらないだろうな。
そもそもが、ウクライナ全土をNATOに対する緩衝地帯にしたがっているわけだからな。
全土の侵略が前提となっている。
しかし、それをロシアの本音と見るわけにはいかない。
欧州丸ごと頂くのが本音だろう(未確認)。
欧州大戦争は、仮にドンパチに及んだとしても、第三次世界大戦には至らないという認識だ(そうなのかあ?)。
大西洋の見える丘にロシアの国旗が翻るまで、侵略が止まることはない・・・。
(トランプ氏再選なら「ウクライナに一銭も出さない」とハンガリー首相 米支援停止で戦争終結と)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cp4lzjx4w48o
「もしアメリカが欧州諸国と並んで資金と武器を提供しなければ、この戦争は終わる。もしアメリカが資金を提供しなければ、欧州だけでこの戦争への資金をまかなうことはできない。そうすれば、この戦争は終わる」(ハンガリーのオルバン・ヴィクトル首相)
「ロシアとウクライナの戦争を終わらせる方法について、トランプ氏には「かなり詳細な計画」があると付け加えたが、詳しくは語らなかった。」
「トランプ氏はこれまで、自分が大統領選で当選すれば「24時間以内に」戦争を終結させると約束している。ただ、その詳細は明らかにしていない。」
(ハンガリー首相 “トランプ氏 ウクライナに一銭も出さない”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240313/k10014388821000.html
「ウクライナとロシアの戦争には『一銭も出さない』と言った」
「トランプ氏から大統領に返り咲けばウクライナへの支援を打ち切る考えを伝えられたと明らかにしました。」
うーん、「かなり詳細な計画」にしては、簡単すぎる気もするけどな。
「ハンガリーのオルバン首相はロシア寄りの姿勢で知られ、EUによるウクライナへの巨額の資金支援に反対して実現を遅らせるなど物議を醸すとともにトランプ氏への支持も明言」
BBCの報道の中では、支援を貸し付けにすることにも触れている。
「(バイデン政権は)さらに600億ドルあげたいんだと言っている。だったらこうすればいい。その金を貸すんだ。(ウクライナが)うまくやれるなら、我々に金を返す」
返せなければ仕方ないという話は、以前にも別記事で読んだから真っ向反対というわけでもないようだ。
が、オルバンは金は出さない(兵器の現物供与を含む)と言ったと発言している。
矛盾しているように感じるがな。
トランプ政権は、おそらく、戦略的に公表していないんだろう。
世論の動きを見ている。
イスラエルの情勢やウクライナの情勢、ロシアの大統領選挙をめぐる情勢など、選挙戦を勝ち抜くためのツールとしてウクライナ問題を使おうとしている。
バイデン政権は、支援を約束しているからそもそも自由度がないし、下院共和党に足を引っ張られて罠に嵌った状態だ。
米国には、ウクライナ支援が過剰だと考える層が相当いる。
これらの票をうまく取り込まないと、接戦を制することができない。
イスラエル支援にしても同じだ。
世論は情勢によって動く。
政権にあって、実際の政策を繰り出しているバイデン側は、あまり世論に阿ってしまうと、政策の一貫性を問われるからな。
議会や国民に対する説明責任を果たせなくなる。
今回チャレンジャーのトランプは、まあ、ぶっちゃけ節操がないから、政策の一貫性とかはクソくらえだ(そうなのかあ?)。
正義とか、信念とか、そう言う何となく価値がありそうな話より、利益とか欲望とか金とかいう方が分かりやすい。
後出しじゃんけんで、確実に勝ち目を拾うには、余り早いタイミングで手の内を明かさない方が有利だ。
オルバンは、それでも、べらべらしゃべっちまってるけどな。
トランプ側も、そのことは想定しているに違いない。
詳細については明かさないように釘を刺しているところを見ると、金を出す気がないということはしゃべっていいことになっているのかもしれない。
本当に、一銭も出さないかどうかは知らない。
EUだって、離脱をほのめかしたり、第5条を平気で踏みにじる発言もあるけど、在任中に具体な手続きに及んだ話は聞かない。
政治的パフォーマンスの範疇に留まっている。
ロシアへの傾倒はあるようだが、米国の国益が損なわれるような話なら、議会によるチェックや、それこそディープステートによる抵抗が働くだろう。
大統領になったからと言って、何でも好きなように出来るわけではないことは、今のバイデン政権を見れば明らかだ。
600億ドルを止められて、ひねり出した3億ドルに甘んじなければならない。
こういう状況に陥っているのは、米国国民の選択だ。
下院共和党が過半数を占めていなければ、こういうことにはならない。
それを選んだのは、米国国民だからな。
そして、オルバンの話によれば、トランプを大統領に選べば、ウクライナの運命は決まる。
浮沈子は、欧州の覚悟次第では、まだまだ分からないと思っているけど、物量がものをいう消耗戦になっている以上、たとえモスクワに核爆弾を落としても、プーチンを暗殺しても、ロシアの兵器生産やそれを支える石油や天然ガスを全部止めたとしても、ウクライナ単独での勝ち目はない。
ロシアは、ウクライナを挑発して、本土を本格的に攻撃させようとしているのではないか。
「特別軍事作戦」から、本物の戦争に移行させたがっているのではないか。
大方の見方は、東部や南部、クリミア辺りで手打ちをして、支配を固めつつ次の展開を探るというところだろうけど、浮沈子的にはそうは見えない。
米国の対応が変わり、状況が安定するまでは、ロシアも動けない。
動かない方が有利だ。
動けないことは、劣勢であることを意味しないからな。
状況の変化に対応できる準備を怠らず、どの目が出てもいいように整えておく必要がある。
バーンズ(CIA長官)は、先日議会に対して、年末から来年に掛けて、ウクライナが反転する可能性に触れた。
もちろん、約600億ドルの支援を注ぎ込んだとすればの話だ。
ロシアは、その状況にも対応しなければならない。
欧州の砲弾の生産については、未だに揉めまくっているけど、それもやがては軌道に乗る。
F-16も、F/A-18も配備されるに違いない。
プーチンは、バイデンの方がいいって言ってたからな。
再選されれば、それらを織り込んでおかなければならない。
トランプの方が先が読めないというのは、おそらく本当の話だ。
米ロ関係はウクライナだけじゃないからな。
むしろ、それは一時的なノイズだ。
米国はユーラシア大陸に対する影響を維持したいだろうし、ロシアは帝国再建の夢を見ているが、現実の世界では妥協が必要だからな。
中国という、新たな、そしてある意味、決定的な要素が台頭している。
21世紀後半から22世紀にかけて、アフリカが焦点になるだろうと言われている。
資源、人口、市場の点で、欧州やアジアに取って代わるかも知れない。
ユーラシア大陸が、相対的優位を長期に渡って保つことは難しい。
北米?。
オワコンだ。
次の次を見据えて、世界はゆっくりと、たまにぎくしゃくしながらも、確実に動いていく。
ロシアがブチ切れて、ありったけの核兵器をぶっ放さない限りな。
米国は、それだけは避けたい。
そうなれば、米国もまた、ありったけの核兵器をぶっ放すことになる。
5億人に満たない両国が消えても、人類は安泰だろう(そうなのかあ?)。
22世紀は、きっと穏やかで平和な時代になるに違いない・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(エストニア外相 “ロシアは3~5年で軍事力を回復させる計画”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240313/k10014388481000.html
「ロシアはウクライナへの軍事侵攻で多くの兵士を失い、バルト三国の周辺に配置されていた部隊は今は確認できない」
「ロシアが近くNATO加盟国に軍事的に攻撃をしかけるとは思わない」
うーん、やっぱ、モルドバかあ?。
「ロシアと対じするNATOの抑止力を高めていく必要がある」
「ウクライナを支援してプーチンの軍事侵攻の野望を止めなければならない」
欧州だけでは、両方同時にはできないところが悩みだ。
米国が手を引けば、ウクライナも欧州もジ・エンドになりかねない。
が、浮沈子的には、そこはあまり心配していない。
米国は、中長期的には欧州から確実に手を引いていくだろうが、数年とかそういう時間的スパンで一気に断ち切るようなことはしない(そうなのかあ?)。
ウクライナは別としても、欧州を切るというのは相当の影響が出るからな。
ウクライナ紛争をどんな形で終結されられたとしても、欧州の危機は去らない。
ウクライナからの完全撤退であったとしても、ロシアはいずれ軍事的に欧州を狙う。
浮沈子は、東欧圏だけではないと見ている。
欧州は自滅的に戦乱に巻き込まれる。
NATOは、ロシアに軍事侵攻させないための組織だが、ロシアと戦うための組織とは言えないのではないか。
第5条は、言ってみればプログラム規定だ(そうなのかあ?)。
ロシアは、それを見切っている。
欧州に対して核の脅しを使っているのが何よりの証拠だろう(逆じゃね?)。
欧州に侵攻しても、その強度に応じた反撃しかできないし、戦闘が拡大することを恐れて逐次投入を行うに決まっている。
アットーテキ軍事力を展開して、徹底的に排除することはできない。
ウクライナでの戦闘は、そのことを象徴している。
今は、支援が滞っているけど、昨年の反転攻勢はそれなりのリソースを投じたはずだった。
が、まあ、中途半端だからな。
同じことが、NATOとロシアの対決でも起こる。
西側は、ロシアとの決定的な対決を避ける支援しかしてこなかった。
それは、つまりだな、今、対決したら、ボロボロのロシア相手でも勝ち目がないからに他ならない。
欧州の弾薬庫はすっからかんで、一発の反撃もできない(そんなあ!)。
まあ、そこまで極端ではないとしても、現実はそれに近い。
「ロシアは3年から5年の間に軍事力を回復させる計画だ」
エストニア外相の話は、ロシアの計画じゃない。
そうでないと、欧州が対応できないという自分の方の計画に過ぎない。
ロシア軍と戦うための実践的な演習もしてないしな(規模だけデカい、形だけの演習のみ)。
ロシア軍は、欧州との本格的な戦闘では、戦術核兵器を使う。
そうしないと勝てないからな。
欧州が本気でロシアとドンパチやる時には、核戦争の訓練を行わなければならない。
んなことはやってないしな。
本気モードでないことは明らかだ。
欧州域内向けのデモンストレーション以外の何物でもない。
核攻撃に対する覚悟が出来ているのは、マクロンだけだ。
ロシアと刺し違える覚悟だけが、侵略を思い止まらせることが出来る。
もちろん、ロシアに対して戦略核兵器を使うことが前提だ。
NATOには、その覚悟もなければ準備もない。
そもそも、戦術核を握っているのは米国だからな。
戦略核で米国を威嚇しつつ、戦術核で欧州を蹂躙する。
欧州大戦争は、悲惨な結果になるだろう。
米国は、絶対に手出しできない。
もしトラでなくてもムリポだ。
やれやれ・・・。
リトアニアには申し訳ないが、ロシアは5年も待ってはくれないだろう。
プーチンの気が変わって欧州侵略を諦めるか、もしトラになって、米国とのディール(ウクライナを差し出すから、欧州は勘弁してくれ!)が成功することを祈るしかない(そうなのかあ?)。
プーチンとトランプの間ではそれで済むかもしれないが、代替わりすれば約束は反故になる。
欧州大戦争は、確定した未来だ。
ロシアをそう仕向けたのは西側だ。
冷戦終結後、やりたい放題やったからな。
ウクライナは、ロシアにとっては最後の砦だったんだろう(未確認)。
そこに気付かず、尻尾踏んじゃったわけだ。
猫だと思って踏んだんだろうが、踏んでみたらトラに化けた。
おそらく、ロシアでは、既に制御不能な流れが出来ちまったに違いない(未確認)。
しかし我々は、来週のロシア大統領選挙では、それを確認することになるだろう。
んな、80パーセントもの支持率を無理やり出すなんて、平時には必要ないからな。
西側からの非難覚悟で、政敵を悉く排除しているのは、何のためか。
それに見合う獲物を見つけているからに他ならないではないのか。
ウクライナというネズミなのかあ?。
小さい小さい・・・。
もっとデカい獲物、ロシアにとって、国家を挙げて狙うに相応しい価値がある獲物だ。
欧州は、そこを見誤っている気がする。
野生のカンで、マクロンだけが気付いているのかもしれない。
立場とアプローチは異なるけど、オルバンも気づいている可能性がある。
トランプに頼んで、ウクライナというネズミを差し出して、ロシアと交渉してもらおうとしているからな(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
欧州は、自分が対応できる計画しか立てない。
ふつーは、そういうもんだからそれでいいけど、ウクライナのように、自分が対応できない計画だって立てる必要が出てくるかもしれない。
全世界を脅して、第三次世界大戦に発展させたくなければ、自分とこを支援するのが義務だってな。
そうしなければ、歴史に汚点を残すとか、正義に悖るとか言ってな。
そうして巻き込まれた西側は、今、自分自身がどういう立場に追い込まれちまったかに、ようやく気付きだしている。
ヌーランドの解任の件は、その象徴に過ぎない。
戦闘国家ロシア。
それが可能であれば、全世界を征服しかねない危険な存在だ。
中国は、その力を利用しようとしているんだろうが、もしかしたら、本当のヤバさが分かっているかどうかは怪しい・・・。
たぶん、制御可能だと思ってるんだろうな。
帝国はやがて滅びる。
統治を維持できなくなって、その領土を縮小するしかなくなる。
英国もフランスもドイツもイタリアもスペインもモンゴルもトルコも、ひょっとしたら我が国も、その残滓に過ぎない。
そりゃ、ロシアだって残滓だが、その割にはデカいしな(世界最大の国土)。
その上、天然資源に恵まれ、世界最大の核保有国で、世界最大の野心にも恵まれている(いらないって!)。
帝国は自壊する。
それを待つしかない。
膨れ上がった野心と自己増殖的本能。
誰かが書いてたけど、ロシアは国家ありきな国だそうだ。
兵士は畑で取れると言うけど、権利の主体である国民が集まって国家を形作るという発想はない。
国民は国家の属性の一つに過ぎず、国家の意思には逆らえない。
ゾンビのように押し寄せるロシア兵と戦ったウクライナは、そのことを身に染みて分かっている(少なくとも、ザルジニーは分かっていた)。
まあ、どこの国にもそういう傾向は見られるけど(そうなのかあ?)、ロシアは極端だ。
今風じゃない。
んな国とドンパチ始めたらどういうことになるのか。
欧州は、まだ、そのリスクを腹の底から分かっていないかも知れない。
ロシアの兵士を数多く殺したから手柄だと言っているようでは、話にならない。
畑のカボチャの数を数えているのと同じだ(そんなあ!)。
もっとも、かつてアフガニスタンで手痛い失敗もしているけどな。
領土拡張で、底堅い強さを見せたことはない。
が、欧州は別だろう。
国家の存亡を賭ける価値がある。
21世紀も、欧州が火元になるのか・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーーー
(欧州はロシアのエスカレーションに備えを、仏大統領が呼びかけ)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/QRRICWT65NNLXAEOSMLGYTWGSY-2024-03-14/
「欧州は「レッドライン(越えてはならない一線)」を引いてはならない」
マクロンの不規則発言が止まらない。
ストルテンベルグが釘を刺そうが、欧州各国が総スカンを食らわせようが、知ったことか・・・。
「ロシアがこの戦争に勝てば、欧州の信用は地に落ちる」
「ロシアがウクライナでの戦争に勝ったとしてもウクライナで止まることはない」
まあ、それは誰しもそう思っているだろうが、ウクライナに派兵する話は、フランス独自の話で、国内ですら合意を得ているわけではない。
「フランスの野党指導者らは、マクロン氏の発言が好戦的だと批判」
当然だろうな。
「ウクライナへの支援を巡る採決で棄権したり反対票を投じたりすることは平和を選ぶことではなく、敗北を選ぶことだ」
欧州の合意はそこまでだ。
「欧州に戦争が広がれば、ロシアの責任だろう」
「だが、われわれが弱腰になり対応しないと決断すれば、すでに敗北を選んだことになる。私はそれを望まない」
なんかもう、ナポレオンにでもなったような感じだな。
余の辞書に、敗北はないといったところか・・・。
「ウクライナへの派兵が行われる場合、どのようなものになるのか詳細については明言を避け「正確に言えない理由がある。プーチン大統領にヒントを与えるつもりはない」と語った。」
うーん、なんも決めてないというのが正確なところだろう。
「フランスはロシアと戦争状態にあるわけではない」
ロシアはそうは思っていないだろうな。
宣戦布告されたに等しい(そうなのかあ?)。
「ウクライナは現在「困難な」状況にあり、同盟国のより強力な支援を必要としているとし「ロシアのどの大統領であろうと」和平交渉を行うときが来ることを望んでいる」
ホントかあ?。
口先マクロンとか言われないように、気を付けた方がいいような気もするんだがな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナを守る防空システム、3月末までに迎撃弾の一部が枯渇する可能性)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukraines-air-defense-system-could-run-out-of-interceptor-missiles-by-end-of-march/
「ジョンソン下院議長は13日「独自の支援パッケージを準備する」と表明しているためウクライナへの軍事援助が成立する可能性」
「下院案は納税者の利益を保護するためローンやレンドリースを活用したものになるだろう」(ジョンソン下院議長)
「下院案にREPO法(差し押さえたロシア資産をウクライナに移転する法案)に似た法案を盛り込む可能性」(同上)
「米国や同盟国からウクライナが購入する武器の代金をロシア人に支払わせるのが正義だ」(共和党議員)
「差し押さえたロシア資産をウクライナに移転するアイデアが法的に可能かどうか」(ブログ管理人)
「まだまだ議論の余地があるため短期的な解決策にならない可能性が高く、人命を代償に時間を稼ぐウクライナの状況に大きな変化はないだろう。」(同上)
「米当局者もウクライナへの軍事援助が実現しなかった場合の悲観的なシナリオに言及し始めた」「政権内部では(軍事援助の欠如が)前線の崩壊を引き起こすのか、多数の死傷者を出すに留まるのか議論が続いている」(Washington Post)
「一部の防空システムで使用されている迎撃弾は3月末までに枯渇する可能性がある」「ウクライナは都市に向けられたミサイルの大半を撃ち落とそうとしているが、まもなく5発中1発しか迎撃出来なくなる」(ウクライナ側と協議した当局者2人)
「ミサイル攻撃から都市を守るための迎撃弾供給が急速に減少している」「ロシアはIskander-Mを使用してオデーサにダブルタップ攻撃を仕掛けた」「Iskander-Mの着弾地点に集まってきた救助隊員らが2発目のIskander-Mで犠牲になった」「この金曜日の攻撃はオデーサにとって最大の死者数(20人死亡)をもたらした」「ロシアはウクライナが弾薬不足に陥っていることを知っており攻撃のチャンスだと判断している」(Telegraph)
ダブルタップ攻撃というのは、記事にあるように、救助に人が集まったところに攻撃を掛けることのようだ。
(ウクライナ南部オデーサにミサイル攻撃、20人死亡 「ダブルタップ」で被害拡大)
https://www.cnn.co.jp/world/35216592.html
「15日午前に最初のミサイルがオデーサを襲い死傷者が出た後、現場に駆けつけたウクライナの救急要員が2度目の攻撃に巻き込まれた。この攻撃方法は「ダブルタップ」と呼ばれ、2年以上続くウクライナでの戦争でロシアが使用し続けている。」
「オデーサ州救急当局の報道官はCNNに対し、「州内でダブルアタックが起きたのは初めてだ」と明らかにした。」
ダブルアタックともいうようだな。
まあいい。
「ロシアはウクライナが弾薬不足に陥っていることを知っており攻撃のチャンスだと判断している」(再掲)
下院共和党の法案が出され、審議に掛けられたとしても、おそらく成立することはないだろう。
米国の政治的対立のせいで、ウクライナでは前線だけではなく、都市部も危機的状況に陥りつつある。
ロシア大統領選挙という「イベント」を挟んで、両国の戦闘が前線だけではなく、他の地域へと拡大しつつある気がする。
前線で勝てないウクライナは、ゲリラ的攻撃にシフトし始めている。
オデッサへの攻撃は、ロシア軍の南部回廊への進撃を予想させるが、それは浮沈子の単なる妄想に留まっている。
しかし、ロシア西部の越境攻撃に対して、南部のミサイル攻撃で応じている形だからな。
この辺りの駆け引きがどうなっているのかは知らない。
米国からの支援が途絶え、欧州の支援が滞り、バチカンからは白旗を掲げよと言われ、プーチンは選挙で圧勝するという最悪な展開だ。
(「どこかの時点」で派兵必要 ウクライナ支援で仏大統領)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024031700232&g=int
「フランスのマクロン大統領は15日、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援するため、どこかの時点で欧米諸国が派兵する必要があるとの認識を改めて示した。」(地元紙パリジャン)
「私は望まないし、主導する気もない」(フランスのマクロン大統領)
「恐らくどこかの時点でロシア軍に反撃するため地上作戦を実施しなければならないだろう」(同上)
「ロシアには絶対に勝たせず、ウクライナ国民を最後まで支援する」(同上)
口先マクロン・・・。
どんな支援でもないよりマシだが、今必要なのは砲弾とミサイルだ。
戦線は、見た目膠着している。
ゴミみたいなロシアの前進はあるけど、停戦するにはいい時期だ。
妙な意地を張らずに、過去のことは済んだこととして、未来を見据えて動き出す時だろう。
エスカレートする軍事支援も、必要なくなる。
全米では1パーセントのリードを得たと言われるバイデンも、再選の目が出てくるというものだ(停戦できればね)。
全てはゼレンスキー政権の決断に掛かっている。
まあ、ムリポだけど。
マクロンの派兵論は、浮沈子的には支援というより、ウクライナへの投資を少しでも回収しようとする欧州の腹黒い動きにしか見えない。
全部をロシアに取られるなら、少しでも西側を頂いて帳尻を合わせようということなわけだ(そうなのかあ?)。
ウクライナという国は、いずれにしても地上から消える。
欧州からの派兵を受け入れることは、彼らに、その血で贖った土地を与えることに他ならない。
受け入れがたい選択になるだろう。
マクロンは、それを分かっていて揺さぶりを続けている。
ウクライナが完全にロシアのものになる前に、欧州は行動するぞということかもしれないけど、ロシアはそれに対して欧州侵攻というカードを切るだろう。
今は、核攻撃の脅しだけど、具体的な行動としては東欧諸国への侵攻だろうな。
欧州大戦争の引き金は、ウクライナ紛争をめぐる欧州の対応だ。
マクロンは、そのリスクを分かっている。
分かってやっているから始末に負えない。
米国が、火中の栗を拾うことはない。
欧州大戦争に加担したが最後、第三次世界大戦の幕が切って落とされるからな。
NATOは抑止力だが、実働の戦力にはならない。
せいぜい、欧州内部の地域紛争だけだろう。
相手がロシアなら、当然核戦争になるが、んな準備は出来ていない。
「恐らくどこかの時点でロシア軍に反撃するため地上作戦を実施しなければならないだろう」(再掲)
どこかの時点での派兵という点では、停戦直前ということも考えられる。
停戦を受け入れさせるためのダメ押し。
あわよくば、NATOに有利な停戦条件を引き出すためだ。
最小の追加投資で、大きな利益!。
しかし、それはウクライナ側に停戦する気が有った時の話だからな。
あんまギリギリまで攻め込まれてからでは、確保できる利益が目減りする。
やるなら、早い方がいいだろうが、ウクライナは受け入れないだろう。
東はロシアに取られ、西からは欧州に攻め込まれるようなもんだからな(そうなのかあ?)。
マクロンが想定するウクライナ派兵が、どんな形になるかを想像することは困難だ。
一番あり得ないのは、ウクライナ軍と一緒になって塹壕に入り、ロシアの空爆に耐えながら、陣地戦を繰り広げるという形だ。
欧州にとっては、おそらく何のメリットもない。
うーん、むりくり考えたのは、ウクライナ軍の後方で塹壕を掘ることかな。
穴掘りマクロン・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア大統領選開票へ 反対派は抗議呼びかけ 政権側警戒強める)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240317/k10014393791000.html
「15日から3日間にわたる投票は17日、最終日」
「投票は極東から順次、終了し日本時間の18日午前3時に締め切られ、全土で開票」
デカい国だからな・・・。
「日本時間の17日10時過ぎの段階で有権者の70%以上が投票」
浮沈子的には、思ったよりも少ない気がする。
「ロシアの人権団体によりますと、17日、投票を妨害したなどとして、国内の17の都市で少なくとも74人が当局に拘束された」
報道を見ていると、ロシア全土で抗議の声が巻き起こっているような気がしちまうけど、大混乱には程遠い感じだ。
出来レースとはいえ、戦争反対とかで、もうちっと盛り上がってくれないとな・・・。
「プーチン政権側は、選挙での圧勝を演出したい考えで抗議の動きが広がらないよう警戒を強めている」
浮沈子は、高い投票率と高い支持リスを演出する必要がある理由としては、欧州大戦争への備えと見ている。
占領しているウクライナでの投票は、いくら何でも茶番だろうが、それにしても平穏な雰囲気だ。
「地元の活動家たちはこの1週間でロシア側が配布した投票を呼びかけるビラなど2000枚以上を燃やした」
「クリミアの中心都市シンフェロポリやヤルタでは、投票箱に緑色の液体をかけるなどした」
「「クリミアはウクライナ」という文字やロシアの軍艦が沈没する絵が描かれた偽のロシア紙幣を1000枚以上つくってばらまいた」
うーん、反対する市民が投票所を片っ端から焼き討ちにして、大混乱になるとか、警察や軍隊と衝突して市民に犠牲者が出るとか、それを報道しようとしたマスコミがぶん殴られるとか、そう言う話はないようだ(未確認)。
「ロシアの政治体制は腐敗しているので、プーチン以外の候補者にチャンスはない。まるでショーのようなものだ」(電気技師というキエフでの市民の声)
「ウクライナでは私たちが選挙で大統領を選んだが、偽の選挙しか行われないロシアでは国民が選ぶことはできない。プーチンが再び大統領になるだろうが、権力を永遠に握り続けることは不可能だ。いつか審判が下ることを信じている」(日系の自動車会社に勤める女性)
その通りだが、ウクライナでは、大統領選挙そのものが行われない。
戦争中だから仕方ないとはいえ、だったら、ロシアも戦争中だからな。
まあ、どうでもいいんですが。
ウクライナは、クーデターとかも起こらず、政権は安定している。
ウクライナ人の民族意識を高め、戦争を継続するという政権の方針に国民は同調している。
統治は成功だ。
支持率だって、ロシアに引けは取らないだろう。
戦闘の強度を下げ、停戦に持ち込んだとしても、政権崩壊には至らないかも知れない。
いつかは、戦争を止めなければならない。
ウクライナの勝利で終わるならそれに越したことはないけど、それが難しいなら早い方がいい。
それは、欧州にとっても望ましいに違いないし、ひいてはロシアのためでもある。
ああ、それをいっちゃあおしまいか。
双方が、もう沢山だと言うまで、戦い続けなければ気が済まないというなら、それはそれで仕方ないかもしれない。
声なき声は埋もれ、静かに消えていくだけだ。
「同じ時間に集まり結束を示すことが大事だと思う。プーチン氏にも戦争にも反対だ。ロシアに未来を見いだせない」(東京のロシア大使館に投票に訪れた男性:正午に合わせて投票所に来て、抗議の意思を示した。)
「家族や友人と一緒にプーチン氏に投票した。ロシアを守り、私たちをアメリカの奴隷状態から救ってくれるリーダーはプーチン氏しかいない」(プーチン大統領に投票したという女性)
そういう風に発言するように、言われてきたのかな?。
紋切り型の発言は、改めて聞かされると背中がムズムズする。
「アメリカの奴隷状態」とやらに、78年間も漬かっていると、世の中そういうもんだと思い込んじまうんだろう。
間もなく、投票は終わり、ショータイムも終わる(日本時間18日午前1時過ぎ現在)。
外国の大統領選挙にとやかく言うつもりはないけど、それで円満な統治が行われているのなら、それに越したことはない。
ロシアの未来は、ロシアの人々が決める。
そう言い切れることは、いいことに違いない。
米国の人々の選択に未来を握られているウクライナでは、特にそうだ。
それでも、国民の意思を表明する機会を与えられないことは不幸だろう。
ロシアでは、少なくとも意思を表明することはできる(12時に集まるだけでもな)。
ウクライナでは、それすらできない。
それは事実だ。
改めて、そのことを突き付けられている気がする。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(プーチン大統領、次の6年も暴走続く 名越健郎・拓殖大学特任教授)
https://www.sankei.com/article/20240318-32MTSJDSCRKWZP2XYXMZSZB6CY/
「昨年初めに欧米に流出したクレムリンの内部文書は、ロシアが30年までにベラルーシを3段階で併合する方針を明記していた。」
へえー、そいつは知らなかったな・・・。
「次の6年で「歴史的に一体」とみなすベラルーシとウクライナの一部、それにモルドバの沿ドニエストルなどを吸収し、「ミニ・ソ連」のような新国家をつくる可能性」
「当面は南部オデッサの攻略を目指すなど戦線の優位を維持し、11月の米大統領選を見守る」
ちょっと順当過ぎる見立てで、浮沈子的には面白くない。
モルドバのことを考えると、南部回廊への侵攻拡大は当然だ。
停戦が、ロシア社会にマイナスだという意見は初めてだな。
「停戦は内政上得策ではない。帰還兵が社会問題を起こすし、国外に逃れた約100万人の反プーチン勢力も帰国する。」
国外の反プーチン勢力の中には、ロシアの社会経済を支えていくうえで有用な人材も含まれているに違いない。
帰還兵については、直ちに欧州大戦争を始めることで問題解決を図る(そうなのかあ?)。
ウクライナでの停戦は、ロシアにとって悪い話ではないと思うんだがな・・・。
<もっと追加>ーーーーーーーーーー
(【詳報】ロシア大統領選 プーチン氏圧勝 “過去最高の得票率”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240318/k10014393961000.html
「攻撃を強化するとか第2波の動員をするというシナリオもあり得るが、プーチン政権は基本的に世論の動向に非常に敏感だ。特に、第2波の動員については相当反対が強く、何かの拍子に反政府活動に火をつけるリスクを政権は無視できない」(ロシア政治に詳しい静岡県立大学の浜由樹子准教授)
「プーチン政権が直ちに侵攻の規模を拡大させたり新たな動員を行ったりする可能性は低いという見方」
世界各国の指導者が羨む支持率(87.28%だそうです)で当選してもなお、第2波の動員が出来ないと見る専門家がいるところに注目した。
この点については、別の報道もある。
(【専門家解説】ロシア大統領選プーチン氏「圧勝」へ 新たな火種も…今後の動きは?【バンキシャ!】)
https://news.ntv.co.jp/category/international/2ad81fe038aa45049014b08c7d6973a0
「軍事的な攻勢をさらに強めるには、予備役の再動員が必要になりますが、以前動員を行って国内が動揺したという経緯が実はあるのです。ですから、ロシア社会全体を巻き込んでこの戦争を続けていく、そのためには慎重な政治的な舵取りをプーチン大統領は求められるのではないかと思います」(ロシア政治・外交などが専門で、防衛研究所の兵頭慎治研究幹事:以下同じ)
兵頭氏は、NHKのインタビューでも、追加の大規模動員が出来るかどうかが焦点と発言していた(18日夜10時のNHKジャーナル)。
浮沈子は、間違いなくすると見ている(断定的)!。
が、それはウクライナ侵攻を前面に持ってくるわけじゃない。
欧州大戦争に備えるための布石だ。
名目は北方警備のためでもいい。
「プーチン大統領の戦争目標は、ウクライナの属国化ということなのですが、ただ、今のロシア軍の実状からすると実現というのは容易ではない。引くに引けない状況的に自らを追いやってしまって、むこう6年間の新しい任期で長期戦の構えではないかと思います」
「アメリカの支援がないとウクライナ軍もなかなか継戦能力を維持することができなくなるので厳しい状況に置かれる可能性もあるのではないかと思います」
ウクライナ紛争は、ある意味ではオワコンだ(そうなのかあ?)。
ロシアは時間を味方に付け、長期戦の構えだと言うが、浮沈子的には短期決戦に持ち込むと見ている。
欧州との激突の準備も始めなければならないからな。
戦略核兵器だけでは戦争はできない。
通常兵器の増産が間に合わなければ、イランからでも北朝鮮からでもどこでも(裏から手を回して中国からでも)調達するに違いない。
兵器だけでも戦争はできない。
動員掛けて、訓練して、正攻法で侵略する。
そのための基盤は整ったわけだ。
今後、6年間の任期の中で、どこまで侵略の手を伸ばしてくるのか。
ドイツの見立ては10年かかるということだが、そんなには掛からないだろう。
いいとこ、3年程度で攻め込んでくる。
浮沈子はスバルキギャップ(本命ですなあ)と見ているけど、モルドバやルーマニアとかそっち(南部)からかも知れない。
大穴としては、フィンランドというのもある。
動員は、それを見越して行われる。
欧州大戦争への布石。
それを止められるのは、トランプかも知れない。
「現時点でトランプ前大統領はウクライナ支援に消極的であって、最近はウクライナ和平を取り持って、ノーベル平和賞を目指しているのではないかという指摘も出始めているわけです。」
ありえねー・・・。
が、欧州大戦争を止めたということになれば、10回くらい表彰してもいいかもしれない。
バイデン政権は、ウクライナ紛争でロシアを見誤った。
ウクライナを使ってロシアを弱体化し、欧州への影響力も拡大しようとしたけど、そして、一時は成功かと思われたけど、経済制裁の失敗、中国とインドの支援、イラン、北朝鮮の支援を経て、昨年の反転攻勢の不発とイスラエル問題が勃発して、全ては裏目に出た。
戦場で勝てないウクライナ、時間が経てば経つほど強力になる戦闘国家ロシア、グローバルサウスにもそっぽを向かれて、逆に米国が孤立し始めている。
(米との軍事協力破棄 ロシアに接近―ニジェール)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024031700220&g=int
「米国との軍事協力の即時破棄を発表」
「隣国のマリやブルキナファソもロシアとの関係を強めている。」
まあ、どうでもいいんですが。
トランプが逆立ちしても、ノーベル賞はムリポだろう。
欧州大戦争は止められない。
それは、何度も書いているように、ロシア自身にも止められないのだ。
おそらくは、プーチンにも止められない。
暴走する帝国を止められるのは、帝国の内部崩壊しかない。
周辺国を併呑し、膨張を続け、全世界を混乱に巻き込みながら自壊するのを待つ。
米国が作り上げた怪物は、徐々にその本性を現してきている。
ロシア大統領選挙というショータイムは終わった。
これからが本番になる。
そのことを、腹の底から分かっているのはマクロンだけかもしれない・・・。
<もっともっと追加>ーーーーーーーーーー
(ロシアとNATO衝突なら「第3次大戦の一歩手前」、プーチン氏警告)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/ESQZ5KSUXZJGHFFF4TI2GE5IYE-2024-03-18/
「北大西洋条約機構(NATO)と直接衝突すれば第3次世界大戦の一歩手前を意味すると警告」( ロシアのプーチン大統領)
つーことは、欧州大戦争から第三次世界大戦までは、ステップ(一歩)があるということなわけだ(そういうことかあ?)。
「NATO軍関係者が既にウクライナに入っていると主張し、戦場で英語とフランス語が話されているのをロシアは把握している」
おっと、傍受されてたわけか・・・。
「攻撃が続けばウクライナ領内に緩衝地帯を設置してロシアの領土を防衛すると言明。」
「詳細には踏み込まなかったものの、外国製兵器がロシア領に到達するのを阻止できる広さが必要になる可能性に言及」
150km届くロケット砲を供与すれば、150km。
300km届くロケット砲を供与すれば、300km。
占領を主張している4州の州境から、さらに侵攻するという方針を明確にしたわけだ。
これは、多分初めてだろう。
ちなみに、ウクライナが喉から手が出るほど欲しがっているドイツのタウルスミサイルの射程は、500kmだからな。
東京から大阪くらいはある。
米国は、長距離ロケット弾の供与を検討しているようだが、距離が延びれば延びる程、ロシアの侵攻地域が広がるというイヤーな構図になっているわけだ(まあ、侵攻できるかどうかは別ですが)。
外国製兵器ということだから、ウクライナ製兵器が使われる分には、ロシアの領土が攻撃されても文句は言わないということだな(そういうことかあ?)。
ドローン攻撃では、1000kmくらい離れたところを狙われているけど、占領地域の奥に1000kmの緩衝地帯を作るという発言はなかった(ウクライナの西の端まで届いちまう)。
まあ、どうでもいいんですが。
この件については、言葉のやり取りが続いている。
(ウクライナ、プーチン大統領の緩衝地帯発言はエスカレーションの兆候だと主張)
https://www.reuters.com/world/europe/ukraine-says-putins-buffer-zone-comment-is-clear-sign-looming-escalation-2024-03-18/
「これは……戦争は激化するだけだという直接の明白な声明だ」(ミハイロ・ポドリャク大統領補佐官)
「これらすべては、ロシア連邦が他国の絶対的な主権を考慮した現代の社会的・政治的関係の中で生きていく準備ができていないことを示す直接的な証拠だ」(同上)
「ウクライナはこれまで、ロシア領土を攻撃する場合にのみ自国の兵器を使用すると述べていた。米国など一部の主要同盟国は、ロシア国内で使用しないことを条件に武器を提供している。」
まあいい。
これは戦争だ。
特別軍事作戦とかなんとか、呼び方は何でもいいが、敵国の領土を攻め取るための戦闘だ。
「ロシア国内に安全保障地帯を設ける必要があるのはキエフだ」(ウクライナ軍の兵士ローマン・アルチューク氏)
お互いさまというところか。
が、飛び道具の足が長いロシアの領土内で、安全地帯を確保するのは容易ではない。
700kmや、それ以上、ロシアの領土を侵略しなければならないだろう(ちなみに、イランから買った短距離弾道ミサイル(ゾルファガール)の射程は700km)。
ムリポだ・・・。
そういう言葉の遊びをしても仕方ない。
お互いの領土に自分たちで緩衝地帯を設けて、侵略し合わないのが一番だが、ロシアにそれを言っても始まらないだろうな。
そもそもが、ウクライナ全土をNATOに対する緩衝地帯にしたがっているわけだからな。
全土の侵略が前提となっている。
しかし、それをロシアの本音と見るわけにはいかない。
欧州丸ごと頂くのが本音だろう(未確認)。
欧州大戦争は、仮にドンパチに及んだとしても、第三次世界大戦には至らないという認識だ(そうなのかあ?)。
大西洋の見える丘にロシアの国旗が翻るまで、侵略が止まることはない・・・。
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