既「史」観2012年04月13日 14:31

既「史」観


その国は、世界の中で孤立していった。国際機関を脱退し、経済的な制裁を受けながら、軍備を増強していた。

ある国は、その増長を非難していたが、一方で出口の見えない状況に追い詰めていった。

いや、出口は一つ開けておいたのだ。「戦争」という出口を・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まあ、フィクションのような話だが、よくある話だ。戦争は、絶対に勝てると思ったときには相手に仕掛けさせるのがいい。名目が立つし、何より「自衛」というのは、国家の永遠の権利である。

逆に、戦えば負ける戦と分かっていても、窮鼠猫を噛むということはある。

米国は、イラク、アフガニスタンなどに侵攻し、軍事力を行使している。かつて、「悪の枢軸」呼ばわりしたならず者国家である(ちょっと、品のない表現ですな)。

(悪の枢軸)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%9E%A2%E8%BB%B8

あれ?、アフガニスタンは違ったようです(というか、侵攻した後だった)。あとは、イランと北朝鮮だけ?。

ついこの間、イランがホルムズ海峡を閉鎖すると脅しをかけたとき、米国は、凄みを利かせた。

(米政府、イランに書簡 海峡封鎖は一線越える行為と警告)
http://www.cnn.co.jp/world/30005330.html

事実、ホルムズ海峡は閉鎖されていないし、イランに対する経済制裁は行われるだろう(なんか、日本とかは免除されたような報道も)。

(米国のイラン制裁法、韓国は免除対象国に含まれず)
http://japanese.joins.com/article/377/149377.html

この後、どうなっているかは分からないが、やるときゃやる米国のスタンスは変わっていない。

世界に冠たる好戦国家は、次なる獲物を探して世界中に目を光らせているのだ。

ちょっと気になる記事があったので紹介する。

(韓国ミサイルの射程距離延長…キャンベル次官補「韓米で交渉中」)
http://japanese.joins.com/article/130/146130.html

今回の「人工衛星」事件で、この交渉の行方が左右されるのかどうか。米国がゴーサインを出した時に、半島に何が起こるのか。その時、中国はどう出るのか。

そして、日本はどうするのか。

混迷を極める状況の出現を、誰も望んではいないだろうが、現実のバランスの中で推移する状勢を、しっかり見据えていかなければならない。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック