Google tablet2012年04月02日 00:29

Google tablet
Google tablet


100億円オーダーの戦闘機に比べれば、50万分の1位の金額で買えるアンドロイドタブレットの話が出ているのは、このページ。

(Google、自社ブランドAndroid タブレットをオンライン直販へ。製造はASUSとサムスン (WSJ))
http://japanese.engadget.com/2012/03/29/google-asus-android-wsj/

こうやって、徐々に情報をリークしていくというところは、アップルとはちょっと違うようだ。

「・・・面白いのは、タブレットの価格を Google が一部補助 (subsidize) して安価に投入する可能性があるという点」と書いてある。

マーケットでの販売を促進すれば元が取れるとしても、マイクロソフトがパソコンメーカーに「ウインドウズを入れたら○○円あげます」みたいなこと、するわけないじゃん!、と考えると、画期的なことかもしれない。

OSは無料で配る時代から、金を払って入れて頂く時代になったわけだな。

(Google Heightens Rivalry With iPad:元記事)
http://online.wsj.com/article/SB10001424052702303404704577312043639469540.html

こっちのほうが、いろいろ書いてあって面白い(といっても、自動翻訳のトンチンカンな日本語と、英語の原文を行ったり来たりして読んだ限り)。

やはり、オンラインマーケティングの装置として、タブレットを位置付けたいんだろうな。iPadの成功にあやかった自前のタブレットの普及と、自社の圧倒的なウェブ上の地位を組み合わせれば、文字通り市場を支配することができるかもしれない。

夢のような話だ。ラリー・ペイジが世界中の個人個人に通信販売のカタログとしてのアンドロイドタブレットを持たせることを目論んでいるとすれば、無料でだって配りたがるだろう。

ちょっと気になる記述もあって、タブレットの使用先として家庭内でのワイファイ接続を想定しているようなのだ。そうすると、出てくる端末の大きさが気になる。元記事では、どこにも7インチとは書いていない!。

以前のニュースソースの記事での7インチ情報を信じて待つしかないのだが、自宅で使うだけなら10インチでも支障はないだろう。

(グーグル製タブレット)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/02/26/6348325

(7インチへのこだわり)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/03/18/6380938

ちなみに、2つ目の記事のソースは台湾である(イタリアの人、ごめんなさい)。

2万円位の話で一喜一憂するのも何だが、情報の窓がそれだけになってしまって、グーグルの手のひらの上でお買い物までさせられるのも、なんか悔しいような気がする。

パンドラの箱2012年04月02日 15:41

パンドラの箱
パンドラの箱


( 鳥インフルエンザ:研究論文一部削除問題 米委員会も「全面公開 」 「直ちに悪用ない」
http://mainichi.jp/select/world/news/20120331dde041040018000c.html

この記事によれば、「 新たに悪用を防ぐ対策を盛りこんだ論文が近く科学誌に掲載 される見通し」とある。

つまり、論文を読んだだけではテロリストがバイオ兵器を作成することはできないということになる。

妥当な措置であると思うと共に、それで十分なのかとも感じる。そもそも、哺乳類に容易に感染する高病原性ウイルスが遺伝子操作により発見されたということ自体が、極めて危うい話だ。

一般には遺伝子操作というのは高度な最先端技術で、国家レベルの機関でなければ実施できないと思われているのだろうが、そうではない。

( 長野県諏訪清陵高校 遺伝子操作体験実習)
http://gene_rc.shinshu-u.ac.jp/jissyu/Suwa03/SSH03.html

現代では高等学校の実習で、普通に遺伝子操作が行われているのだ。もちろん、安全な実験方法を厳守しているので、このこと自体に問題はないのだが、テロリストにとっては、危険な実験も同じ原理で行うことが可能なのである。

私には、米国の危機感はもっともだと思われる。WHOも余計なことを決定してくれたものだと思う。

銃は人を殺さない、人が人を殺す、という言葉がある。だから銃を規制するのは誤りだ、という論理なのだが、遺伝子操作によって生物兵器を作ることは比較にならない。

人類は、また新しいパンドラの箱を開けてしまったのだ。

冗談かよ?2012年04月02日 18:58

冗談かよ?
冗談かよ?


このブログも、最近ちょっと荒れている。自分でも分かっているのだが、どうしようもない。

もう少し、物事の本質を見極め、短期的な動向に左右されることなく、一歩下がって冷静な記述を心がけたい。

と、まあ、一応しおらしく反省の弁を述べた矢先から、こんなことを書いてなんだが、

(「衛星なら中国に頼めば?」北朝鮮、米の提案拒否)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220402016.html

アメリカンジョークとしてもひどい話だ。こんなことを提案する神経を疑う。引き合いに出された中国やロシアはさぞかし不愉快だろう。

冗談かよ!。と言いたくなる。

かの国は、国民に食料が行き渡らなくても、脱北者が増加しても、国家としての存亡をかけてミサイル(もとい、人工衛星)を「自前で」発射しようとしているのだ。

また、その後引き続いて核実験を行うという観測もある。

(「衛星」発射後に核実験も 韓国国防省が北朝鮮警戒)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201204020121.html

腹を括って強行しようとする相手に対して、「他の国に頼めば?」というのは、馬鹿にしているとしか思えない。

しかし、この情報の信憑性も怪しいといえばあやしい。

本当は、違う提案をしたのではないか(米国が発射してあげるとか←それこそ、ありえない?)。

しかし、過去にかの国は、逆に米国に同様の提案をした事実がある。

(平壌がボタンを押す前に(2))
http://japanese.joins.com/article/699/149699.html?servcode=100&sectcode=120

この時は実現しなかったが、今回はひょっとしたら・・・。

24万トンのビスケット(栄養補助食品)と、衛星の代理打ち上げの両方を獲得して国際社会の信用も回復するとなれば、「本国に持ち帰って検討する」という態度も頷けるというものだ。さらなる食糧援助をほのめかした可能性もある。

秘密外交の実態が公表されるのは50年後なので、余程長生きしないとこの予想が正しかったかどうかは確認できない(する気もないけど)。国家の面子も大事だろうけど、国民の幸福のほうがもっと大切な気がする。

画像は、ネットで拾った夜間の衛星写真だが、朝鮮戦争の休戦後60年近い時が流れたことを今更ながら思い知らされる映像だ。

ICBM2012年04月02日 21:12

ICBM


「人工衛星」ではなく、大陸間弾道弾(ICBM:Intercontinental ballistic missile)について、書いてあるのはこのページ。

(大陸間弾道ミサイル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%99%B8%E9%96%93%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB

本文には、アメリカ合衆国、ロシア、中華人民共和国の3か国が配備していると書いてあるが、「大陸間弾道ミサイルの一覧」の欄には、テポドン2号がちゃあんと載っている(ここで突っ込みをしてもしょうがないんだが)。

米ソ間のお約束では5500キロ以上の射程をもった弾道ミサイルのことらしい。テポドン2号は6000キロだそうだから、立派なICBMである。

(テポドン2号)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%9D%E3%83%89%E3%83%B32%E5%8F%B7

だから、今更ICBM級の性能がある、なんて寝ぼけたことをわざわざ断らなくてもいいような気がする。

(ミサイル技術、ICBMレベル=北朝鮮の核実験も予想-韓国国防省)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012040200320

問題は、この弾頭に何を搭載するかということではないのか。通常爆薬なのか、猛毒のプルトニウムなのか、生物兵器とか、隣の国から横流しで手に入れた核兵器か。

弾道兵器の場合、平均誤差半径というのが射程距離とともに重要な性能となる。

(平均誤差半径)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%9D%87%E8%AA%A4%E5%B7%AE%E5%8D%8A%E5%BE%84

細かいことはよくわからないが、狙ったところにちゃんと当たるかどうか、ということらしい。届きゃいいってことだけではないようだ。

(相互確証破壊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E4%BA%92%E7%A2%BA%E8%A8%BC%E7%A0%B4%E5%A3%8A#.E6.A0.B8.E6.8B.A1.E6.95.A3.E3.81.AE.E6.99.82.E4.BB.A3.E3.81.AB.E3.81.8A.E3.81.84.E3.81.A6

この中に、気になる記述があった。いわく、「相互確証破壊能力を持つことで平和が保たれるのであれば、核武装する資格のあるすべての国が核兵器を保有することこそが理想ということになる。」

そんなのが理想であってたまるもんか!。

しかし、軍需産業やら地下資源やらに頼るしかない弱小国が生き残るためには、何が何でも核兵器であり、何が何でもICBMであり、エトセ、エトセ・・・。

一方、同じ朝鮮半島にありながら、南側には飛ぶ鳥を落とす勢いの大韓民国が存在し、沖合いには、大した資源もないくせに、世界第3位の経済大国である日本という目障りな国家があるのだ。

(この項、続く)