カプセル2012年04月16日 17:07

カプセル
カプセル


カプセルといえば、「タイムカプセル」と反応してしまう方は、きっといい方です。

鼻炎カプセルなんかを連想してしまう方もいるかもしれませんが。カプセルホテル、プログラムのカプセル化とか。

(タイム・カプセルEXPO'70)
http://panasonic.co.jp/history/timecapsule/index.html

おおっ!、この形です!。懐かしいなあ・・・。

今回登場するカプセルは、HTV3号機に搭載される「i-Ball」というやつです。

ネットで探したら、詳しい記事があったので紹介します。

(「こうのとり」3号機は「i-Ball」に期待)
http://d.hatena.ne.jp/Imamura/20120413/HTV3

(宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)の説明会)
http://ima.hatenablog.jp/entry/2012/04/13/233638

(宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)の準備状況について)
http://www.jaxa.jp/press/2012/03/20120314_sac_htv3.pdf

1秒間に40枚の写真を撮って、イリジウム衛星を通して温度データなどとともに送信してくる。後ろ向きに撮るようなので、何かが写るかどうかは何ともいえない。

南太平洋に落下するので、回収はしないそうだ(海の藻屑かあ)。

回収こそしないが、宇宙から持ち帰ったもの(データ)には違いない。飛行機を飛ばす予算がないから、バラけて落ちてくる様子を記録できないんだそうだ。しかたなーく、カメラでも積んで写してみるべえ、といったところか。

ところが、大気圏再突入技術というのは、大陸間弾道弾の弾頭設計に欠かせない技術で、これに成功するということは、ICBMの保有に繋がっていく可能性が出てくるということだ。

しかも、将来は日本近海で回収しようとしているようだから、ピンポイントで落とす技術も獲得するに違いない。平均誤差半径数メートルなんて芸当もやってのけるかもしれない(こういうところにこだわるのが日本なんだよなあ)。

日本は専守防衛なので、他国の領土、領海に兵器をぶち込むなんてことは当然考えていない。問題は、考えた時にできる能力があるかどうかである。

「はやぶさ」のカプセルが回収された時は、あんまり騒がれなかったみたいだが、JAXAは直径4メートルの大型カプセルを再突入させたいらしい。

(往復補給機に大型カプセル=実験試料回収、有人技術も視野-こうのとり後継機)
http://mjssk.doorblog.jp/archives/65691323.html

(回収機能付加型HTV(HTV-R))
http://iss.jaxa.jp/htv-r/

このあたりが曲者だな。有人宇宙飛行とかいって、着々と弾頭技術をものにしていく。そりゃあ、落下傘開くかどうかの違いだけじゃん!。しかも、カプセルの中身は誰にも分からないし。

良く言われるのが、液体燃料ロケットはICBMにはならないという、真っ赤なウソであるが、なあに、固体燃料だって日本にはM-Vロケットの実績あるし(惑星まで行きましたからね)、今だって、イプシロンロケットという、実績ある固体燃料ロケットの寄せ集め(失礼!)で、ノートパソコンで管制して発射できる自己点検型ミサイル(じゃない、宇宙ロケット)を開発している。

(イプシロンロケット)
http://www.jaxa.jp/projects/rockets/epsilon/index_j.html

(詳細情報)
http://www.jaxa.jp/projects/rockets/epsilon/design_j.html

このロケットの重さに、記憶がありませんか?。例の「人工衛星」を発射しようとした、かの国のロケットとおんなじです。こんなロケットが来年打ち上げられようとしているわけです。

なんか、人のことは言えないよなあ。

宇宙の敷居を下げるのも結構だけど、秘密保持とか運用管理とかしっかりやってもらわないと(ノートパソコンのOSって、まさかウインドウズじゃないよね・・・)。

大艦巨砲主義2012年04月16日 22:22

大艦巨砲主義
大艦巨砲主義


エコだとか、CO2だとか、軽量化だとか、なんだかんだと世間はうるさい。

まずは、そんな風潮をぶっ飛ばす記事から。

(<超大型ダンプトラックに最大機種を追加!>コマツ、超大型ダンプトラック「960E」導入を発表)
http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/press/2008052816423905689.html

ちょっと前の記事なので、何ともいえないが、この手の建設機械と一般の自動車を同列に論じてはいけないんだろうな。18気筒ターボディーゼルで37リットル(!)3500馬力だそうだ。

乗用車ということになると、なんといってもブガッティ・ヴェイロンの16気筒8リットルエンジン搭載車になって、天下無敵のスーパーカー、押しも押されぬ1200馬力ということになる(スーパースポーツバージョン)。

(ブガッティ・ヴェイロン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3

ただし、売り切れたので、中古でしか買えない(オープンタイプはまだ買えます)。

こんなの見ちゃった後に、何を見てもショボく見えるのは仕方ない。

(ケーニッグゼグ・アゲーラ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%BC%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A9

なんと!、いつの間にか1140馬力だそうだ(13年モデル)。

(ケーニグセグ アゲーラ R vs フェラーリ 599 GTB と1500馬力 ランボルギーニ ガヤルド 380km/h動画)
http://uuroncha.air-nifty.com/uho/cat21893748/index.html

車両重量は2003年モデルのボクスターと変わらないのに、228馬力と1100馬力以上じゃ、想像もできない。

もうちょっと、庶民的(?)なスーパーカーはないのか?。

(ランボルギーニ・アヴェンタドール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB

6.5リットル12気筒(ターボなし)で、700馬力だそうだ。なんとなく、少しは理解できる車だ。4000万円というお値段も手ごろである(金銭感覚麻痺状態)。

このあたりになると、スーパーカーの中でも売れ筋のところで、うようよある。マクラーレンMP4・12Cとか、パガーニ・ウアイラとか。フェラーリとかもこの辺から登場する。

500馬力クラスでは、今はもうスーパーカーとは呼んでもらえないのかもしれない。スーパースポーツくらいか。おまけに、このクラスでも、エコが言われだしている。まあ、サーキットに行くまでは普通に走っているわけだし。

日本の文化には馴染まない、超弩級の車たち。不必要な馬力のエンジンと、ガソリンを撒き散らしながら走るその姿に辟易する。大艦巨砲主義は終わったのではないか。

ポルシェとか、V8のフェラーリ、ランボ辺りに乗っていたって、十分速いし楽しめるし、顰蹙買わないし、反社会的だなんて思われないし、安いし(金銭感覚麻痺状態)。

2000万円台のクルマで、十分でしょ?。

ベンツとか、BMWなんて、本当に良くできた実用車だし、乗って疲れないし、安いし(金銭感覚麻痺状態)。

レクサスなんて、バーゲンですよ!。2倍の値段でも売れると思うな(これは、ホンネでそう思う)。

この間乗ったマークXなんて、犯罪的な安さです。あのクルマをあんな値段で売ったら、終身刑もんですな。

自動車を、移動のための機械であるとか、快適な空間であるなどという価値観を離れて、人生の中で追い求める価値のあるものとして捉えている人々がいる限り、大艦巨砲主義が廃れることはない。

でも、こんなのは、なんかいいんじゃない?。

(16気筒エンジン搭載のロードスター)
http://mazdafan.com/mx-5/20120306-6360