新しい世代2012年11月29日 21:49

新しい世代
新しい世代


ⅰPadを使った学校の授業が紹介されている。

(岡山県・哲西中学校に見る「教育とiPad」)
http://www.asahi.com/digital/digitre/TKY201211290133.html

クラスの人数が20人だとか、光ファイバーが引かれているとか、無線LANが認められているとか、ドロップボックスやエバーノートを授業で使っているとか。

記事を書いている記者が、感心している多くの点は、当たり前すぎて、何の驚きもなかった。

唯一つ、「物理的なキーボードですか? 別にいりません。これで十分だし……」という女生徒の、「許せないセリフ」を除いては。

「彼女たちにとって、初めてさわった「タイプする」機器がiPad。携帯のテンキーでも、パソコンのキーボードでもないという、新しい世代が生まれつつあるのを感じます。」

許せん!、ぜーったいに、許せん!。

読み書きそろばんといえば、日本人の3大教養である。とりあえず、これで食っていけた。最近は、さすがにこれだけでは足りず、せめて英語の読み書きとビジネス英会話、パソコンの一通りのスキルと、パワポを使ったプレゼン、おまけにクルマの運転くらいはできないと、労働者として安心して働くことはできない。CCRで潜れれば、なお良い(関係ないか・・・)。

特に、キーボードアレルギーな世代は、この難関を突破するのに一苦労したものだ。ワープロ専用機の洗礼を受け、紙にキーボードの絵を描いてキーの位置を覚え、夢の中でもキーを叩いてうなされていた・・・。

それを、なんだあ?、別にいりませんだとお?。

許せん!、ぜーったいに、許せん!。

キーボード命のワタクシとしては、ハッピーハッキングキーボードであることも、重要である。

(Happy Hacking Keyboard)
http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/

「アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。
 馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインターフェースだからだ。今や、パソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインターフェースであることを忘れてはいけない。:東京大学名誉教授 和田英一」

そんなことは、チミに言われんでも分かっておるよ!。

(大正解!)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/10/05/6594368

(逆柱(さかばしら))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/10/06/6594816

まあ、500Eを消耗品という度胸はワタクシには、ない。

話を戻す。

ワタクシは、当初、「かな打ち」だった。「ローマ字打ち」よりも、打鍵の数が少ないので高速に入力することができるだろうという、極めて合理的な理由からであった。

しかし、周りを見渡すと、アットー的にローマ字打ちが多い。

しかも、速い!。かな打ちのメリットは、ほとんどない。しかも、英語圏のキーボードは、すっきりとしており、カッコイイ!!。

そういう、見栄えに弱いワタクシは、心身症になりながら、3か月かかってローマ字打ちに切り替えた。かな打ち時代に覚えたことの一つは、「ま」「ん」「な」「か」というかなキーは、「まんなか」辺りにあるということである(だから、どーした?)。

こうやって苦労して覚えたキーボードで、文章が紡げるというのは実に心地よい。

キーボード、バンザイ!!。

それを、なんだって?、「別にいりません」だあ?。

しかし、生まれて初めて触ったタイプする機器がⅰPadなのだから、仕方ないといえば仕方ない。Mac用のハッピーハッキングキーボードで入力してみたまえ(そんなこと、できるのか?)。あんなクリック感のないⅰPadのソフトウェアキーボードなんて、子供だましのようなものだと分かるだろう。

やはり、シリンドリカル・ステップ・スカルプチャのプロフェッショナルでないと、心地よい打鍵感は産み出せない。

しかし、まあ、なんだな、正直いって、「携帯のテンキーでも、パソコンのキーボードでもないという、新しい世代が生まれつつある」というところを読んだ時、はっと、胸を突かれたような気がした。

カチッと音がして、時代の歯車が、また一つ動いたのだ。

この瞬間、我々は、過去の人になり、彼らの時代が始まったのだ。それを受け入れるには、しばらくの時間と、ほろ苦さを噛み締めるゆとりが必要なのだが。

そして、我々が若く、彼らと同じ世代であった頃、大先輩達に向かって、同じようなセリフを吐いたことを思い出す。

そして、こちらも、今の彼らには到底理解されないであろう、悔し紛れの警句を吐く。

「きみたちにも、きっと、同じ思いをする日がやって来るのだよ」と。

新しい世代に、幸あれ!。

新しい形2012年11月29日 23:53

新しい形
新しい形


「ポルシェは11月28日(日本時間11月29日未明)、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー12において、新型『ケイマン』をワールドプレミアした。」

(【ロサンゼルスモーターショー12】ポルシェ ケイマン 新型、発表…歴代最強の325ps)
http://response.jp/article/2012/11/29/185986.html

(ポルシェジャパン、新型ケイマンの予約受注を開始)
http://response.jp/article/2012/11/29/186011.html

(ケイマン主要諸元・仕様)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/cayman/cayman/featuresandspecs/

(ケイマンのグレード一覧(ケイマン 2005年モデル))
http://kakaku.com/item/70101510549/

価格を新旧で比較してみると、少しずつ高くなっているが、概ね誤差の範囲である。オプションの価格の方が気になるクルマだからだ。Sにてんこ盛りすると、1000万円を軽々と超える。

ケイマン (MT)  新:612万円 旧:604万円
ケイマン (PDK) 新:659万円 旧:651万円
ケイマンS (MT) 新:773万円 旧:754万円
ケイマンS (PDK)新:820万円 旧:801万円

ケイマンが8万円、Sが19万円高い。

馬力は、ケイマンが275:245、Sが325:320で、なんかケイマンの方がお徳感がある。今時、8万円で30馬力もチューンしてくれるのは、メーカーだけだ。しかも、排気量は200ccも減らしている。Sの方は、ライトチューンで排気量は同じ。進歩ない感じだ。

もっとも、ボクスターも、カレラもそうだが、今回のモデルチェンジのキモは、ボディーにある。シャシーといったほうが正確な表現であるが、要するに構造、各種ディメンション、材質など、フルモデルチェンジで、987型とは別のクルマになっている。

カッコが似てるだけだ。

エンジンのチューンが、素の方が大きいのは、元々余裕があるからである。次期マイナーチェンジでは、エンジンを大幅に弄ってくる公算が高い。

今回のモデルチェンジは、いわば、第1弾に過ぎないと睨んでいる。

ボクスターと911カレラの間に割り込ませるポジショニングも同じである。ポルシェは、この「形」を崩す気はないらしい。しばらくすると、「R」が出てくるであろうことは、想像に難くない。

MTで1000万円+α、PDKで1050万円辺りか。340馬力というところだろう。登場は、2018年と見た(大体当たるでしょうな)。

それでも、カレラには及ばない。

リアのサスペンションがストラットである限り、911にはなれないのだ。

(試乗レポート:先代のです)
http://www.carview.co.jp/road_impression/porsche_caymans/06.asp

981ボクスターの記号を、そのままケイマンの文法でデザインした。楽な仕事だったろう。そういう成り立ちのクルマである。芸がない。捻りもない。素直なリデザイニングである。

来年の初夏の頃には、試乗会があるだろう。しかし、乗ってみなくても、粗方想像は付く。987ボクスターと987ケイマンの違いを、981ボクスターを起点にして平行移動すると981ケイマンになる。

間違いない。

981ケイマン、新しい形の中に見えるのは、ゲルマンの理路整然としたコンサバティズム以外の何物でもない。

いいとか悪いとか、そういう話ではない。

1000万円未満で買える、ミッドシップ・クーペの中で、これほど乗りやすく、楽しく、実用的なクルマもないだろう。ライバルに負ける気がしない。

(【試乗記】「まるでポルシェのケイマンのような素晴らしい車」 フランスで「BRZ」を試す)
http://jp.autoblog.com/2012/04/07/2013-subaru-brz-first-drive-review-video/

ミッドシップじゃないし、格が違いすぎる。

(「ロータスvsポルシェ、英独スポーツカー、因縁の対決!」)
http://engine-online.jp/car_driven/road_test/ERT1002_EVORA-CAYMAN_S.html?pg=3

いい勝負だが、完成度が違いますなあ。エヴォーラもいいクルマです。エンジンはトヨタだし、最近はオートマも輸入された(ワタクシが試乗したときは、MTだけ)。熟成されれば、いい勝負にはなると思うが、確かに今は追いついていない感じがする。

さて、これでポルシェのスポーツカー・ファミリーは、一応新世代になったわけだ(パナメーラとかカイエンは、別のカテゴリーの車である)。

これからは、GT3とか、ターボとか、バリエーションを展開することになる。営業さんがぼやいていたが、40位の展開車種が出てきて、オプションを覚えるのが大変なんだそうだ。このモデルには付くが、こっちには付かないとか。オプションだけでも100以上になるらしい。

まあ、仕事ですから・・・。

新しい形に適応するのも、大変なようである。