ダイビング事故 ― 2013年03月18日 00:30
ダイビング事故
DANの会報である、アラート・ダイバーの最新号が送られてきた(ふつー、最新号しか送ってこないんだが・・・)。
まあいい。
ためになる記事が多く、毎号精読している。
年会費も5000円くらいと高いし・・・。
海外でダイビングをする際、DANへの加入は必要最低限の保険である。未加入の場合、緊急再圧施設へのヘリコプターは飛ばないと思っていい。
外国では、命は金で買うというのが常識である(ヘリがなければ、もちろん命も買えません)。
そして、季刊の会報が送られてくる。
眞野先生の、辛口の巻頭言が添えられている。
今号の記事で浮沈子が気になったのは、DANアメリカ会長のダン・オーア氏の講演録にあった、肥満度と死亡率の関係を示したグラフ6である(肥満の方は、是非、ご覧ください)。
一目瞭然、「かなり肥満」なダイバーの死亡率は、なんと、50パーセントを越えている!。
スクーバダイビングという行為が、循環器系にものすごい負担をかけていることの現れである。
また、溺死の原因は、通常追究されないが、死因の7割を占める重大な事象である。この研究が947例について行われており、参考になる。
窒息、加齢、心臓疾患がほぼ同じ割合で、殆んどを占めている。
緊急事態を誘発するトリガーとしては、緊急浮上、エア不足、浮力トラブルが多い。
水中で対処しようとせず、浮上を試みるわけだな。気持ちは分かるが、リスキーである。もちろん、それ以外に選択肢がないこともあるが、最後の手段であるべきだろう。
エア不足は、いくつかの要因が挙げられる。ガスの管理が重要であり、バディシステムが機能しなかったり、器材の操作を熟知していなかったりという複数の原因が重なってアクシデントに発展する。
浮力トラブルは、オーバーウエイトとか、緊急時のウエイトの外し方を知らない(BCのポケットに入れるタイプ:浮沈子が使っていたやつもこれ)などだ。
この中では、ガスマネジメントの重要性を強調しておきたい。
オープンサーキットであれ、CCRであれ、水中で呼吸するには陸上から持ち込んだガスがなければ話にならない。
そのくせ、ゲージを確認する習慣は、なかなか身に付かない。そもそも、ダイコンなんかより、ゲージを見るべきだ(最近は、無線でダイコンに残圧を飛ばすのもある)。
CCRは、トレーニングにおいて、オープンサーキットよりも頻繁にゲージを確認するように習う。PO2だけではなく、残圧の確認も怠りなくしなければならないと教わるわけだ。
この発想は、ハサップに似ている。
PO2は、最終出荷状態を管理しているが、元になるガスがなければ、最終的な状態も維持できなくなる。CCRの本質は、ナイトロックス(トライミックス)製造機なので、希釈用のディリュエントガスも含めて、原料管理が必要なわけだな。
もちろん、ソレノイドバルブの作動音(厳密には、作動して出てくる酸素の噴出音:プシュー・・・ってやつ)を確認することも含まれる。これは、製造工程の管理に当る。
それらを含めて、最終的にPO2を1分以上4分以内の間隔で、ダイビングの間中確認するわけだ。
めんどくせーっ!。
そういう方は、CCRを安全に運用することはできませんな。
オープンサーキットなんて、ゲージだけ見てりゃいいんだから、簡単である。
トランスミッター付けて、ダイコンに飛ばすなんてややっこしいことしなくたって、マイフレックスの高圧ホース買ってきて、手首に直接付けるのが簡単でいい。サイドマウント化によって、短い通常の高圧ホースにして、見やすい位置に持ってくるというのもアリだ。
浮沈子は、手首にゲージを付けることを考えている。
これでガスの管理はバッチリである。当然、ゲージは新品に買い換えるんだろうなあ?(いや、それは、ちょっと・・・)。
まあいい。
ガスマネジメントには、ガスの内容の管理も含まれている。安心して吸えるガスなのか、臭いを嗅いだり、酸素センサーで測定したりも重要だ。
エアの場合は、臭い嗅ぐだけ。
してますか?。
浮沈子は、してます。
臭いエア吸って、気持ち悪くなったことあるし。
一酸化炭素混入の場合は、それだけでは無臭なので分からないが、ポンプの排気ガスを一緒に吸い込んでいることが多いので、臭いで気付くことができる。
有機物が、混じっていると、悲惨な臭いがする。
めったにありませんが。
臭い、嗅ぎましょう。
DAN会報には、ココナッツの実(椰子の実ですな)が落ちてきて死亡する確率も書いてあり、ダイビングのリスクより高い。
セブには、椰子の木があり、使用済みのソフノライムをばら撒く時は、その下に行かなければならない。
気をつけようっと!。
DANの会報である、アラート・ダイバーの最新号が送られてきた(ふつー、最新号しか送ってこないんだが・・・)。
まあいい。
ためになる記事が多く、毎号精読している。
年会費も5000円くらいと高いし・・・。
海外でダイビングをする際、DANへの加入は必要最低限の保険である。未加入の場合、緊急再圧施設へのヘリコプターは飛ばないと思っていい。
外国では、命は金で買うというのが常識である(ヘリがなければ、もちろん命も買えません)。
そして、季刊の会報が送られてくる。
眞野先生の、辛口の巻頭言が添えられている。
今号の記事で浮沈子が気になったのは、DANアメリカ会長のダン・オーア氏の講演録にあった、肥満度と死亡率の関係を示したグラフ6である(肥満の方は、是非、ご覧ください)。
一目瞭然、「かなり肥満」なダイバーの死亡率は、なんと、50パーセントを越えている!。
スクーバダイビングという行為が、循環器系にものすごい負担をかけていることの現れである。
また、溺死の原因は、通常追究されないが、死因の7割を占める重大な事象である。この研究が947例について行われており、参考になる。
窒息、加齢、心臓疾患がほぼ同じ割合で、殆んどを占めている。
緊急事態を誘発するトリガーとしては、緊急浮上、エア不足、浮力トラブルが多い。
水中で対処しようとせず、浮上を試みるわけだな。気持ちは分かるが、リスキーである。もちろん、それ以外に選択肢がないこともあるが、最後の手段であるべきだろう。
エア不足は、いくつかの要因が挙げられる。ガスの管理が重要であり、バディシステムが機能しなかったり、器材の操作を熟知していなかったりという複数の原因が重なってアクシデントに発展する。
浮力トラブルは、オーバーウエイトとか、緊急時のウエイトの外し方を知らない(BCのポケットに入れるタイプ:浮沈子が使っていたやつもこれ)などだ。
この中では、ガスマネジメントの重要性を強調しておきたい。
オープンサーキットであれ、CCRであれ、水中で呼吸するには陸上から持ち込んだガスがなければ話にならない。
そのくせ、ゲージを確認する習慣は、なかなか身に付かない。そもそも、ダイコンなんかより、ゲージを見るべきだ(最近は、無線でダイコンに残圧を飛ばすのもある)。
CCRは、トレーニングにおいて、オープンサーキットよりも頻繁にゲージを確認するように習う。PO2だけではなく、残圧の確認も怠りなくしなければならないと教わるわけだ。
この発想は、ハサップに似ている。
PO2は、最終出荷状態を管理しているが、元になるガスがなければ、最終的な状態も維持できなくなる。CCRの本質は、ナイトロックス(トライミックス)製造機なので、希釈用のディリュエントガスも含めて、原料管理が必要なわけだな。
もちろん、ソレノイドバルブの作動音(厳密には、作動して出てくる酸素の噴出音:プシュー・・・ってやつ)を確認することも含まれる。これは、製造工程の管理に当る。
それらを含めて、最終的にPO2を1分以上4分以内の間隔で、ダイビングの間中確認するわけだ。
めんどくせーっ!。
そういう方は、CCRを安全に運用することはできませんな。
オープンサーキットなんて、ゲージだけ見てりゃいいんだから、簡単である。
トランスミッター付けて、ダイコンに飛ばすなんてややっこしいことしなくたって、マイフレックスの高圧ホース買ってきて、手首に直接付けるのが簡単でいい。サイドマウント化によって、短い通常の高圧ホースにして、見やすい位置に持ってくるというのもアリだ。
浮沈子は、手首にゲージを付けることを考えている。
これでガスの管理はバッチリである。当然、ゲージは新品に買い換えるんだろうなあ?(いや、それは、ちょっと・・・)。
まあいい。
ガスマネジメントには、ガスの内容の管理も含まれている。安心して吸えるガスなのか、臭いを嗅いだり、酸素センサーで測定したりも重要だ。
エアの場合は、臭い嗅ぐだけ。
してますか?。
浮沈子は、してます。
臭いエア吸って、気持ち悪くなったことあるし。
一酸化炭素混入の場合は、それだけでは無臭なので分からないが、ポンプの排気ガスを一緒に吸い込んでいることが多いので、臭いで気付くことができる。
有機物が、混じっていると、悲惨な臭いがする。
めったにありませんが。
臭い、嗅ぎましょう。
DAN会報には、ココナッツの実(椰子の実ですな)が落ちてきて死亡する確率も書いてあり、ダイビングのリスクより高い。
セブには、椰子の木があり、使用済みのソフノライムをばら撒く時は、その下に行かなければならない。
気をつけようっと!。
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