火のない煙 ― 2013年03月23日 00:48
火のない煙
(米ボーイング、787型機の安全性を説得できるか)
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323873404578375133071458410.html
WSJの記事は、すぐに読めなくなってしまうのが玉に瑕だ。
(米ボーイング、787型機の試験飛行を週内にも実施へ=関係筋)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE92K01020130321
最近は、ロイターの記事の切れ味が悪い。
B787のバッテリー問題が、大した記事にならないと踏んで、取材態勢を縮小しているのかもしれない。
その中で、WSJの記事は正鵠を射ている。
「3月に始まった改善後のリチウムイオン電池のテストは順調なもようで、関係筋は、バッテリーの過熱の原因はまだ特定されていないものの、米政府は早ければ3月末にも改善策を承認する可能性があるとみている。」
「しかし、4月初めにも予想される商業運航の再開に向け、ボーイングや787型機を運航する航空会社は、事故原因が引き続き分からないにもかかわらず対策は十分であると人々に納得してもらわなければならないという難しい課題を解決しなければならない。」
「ボーイングのマーケティング担当副社長ランディ・ティンセス氏は先週、「われわれはいくつかの問題を経験した飛行機を持っているということに疑問の余地はない。そしてこれらの問題は広く知れわたっている」とし、「われわれがしなければならないのは、どのような形であれ、この飛行機に触れる全ての人に(787型機の良さを)本当に理解してもらうことだ」と強調した。」
バッテリー以外は、きっと良い飛行機なのかもしれないが、次のような内容もある。
「航空専門家は通常、発煙や発火事象を航空安全リスクの最高位に置く。NTSBのデボラ・ハースマン委員長は2月、「航空の面で期待されるのは、決して機内で発火させないということだ」と指摘した。」
しかしながら、ボーイングの態度は微妙に違う。
「787の主任エンジニア、マイク・シネット氏は記者団に対して、商業機のバッテリーの誤作動は「この10年間非常に多く」、航空機運航ではこうした出来事は見慣れたものになっており、「その多くは結果として煙と火が出ている」と述べた。だが、シネット氏や他のボーイングの関係者は、他の安全システムがプログラム通りに動いたために、航空機の安全は脅かされなかったとしている。」
「また、同型機のベテランエンジニア、ロン・ヒンダーバーガー氏はバッテリーの不具合の影響は「毎週のように機内で起きている」と述べた。」
まるで、航空機のバッテリー火災が、日常茶飯事であるかのような物言いだ。
「デルタ航空で整備関係部門の元トップを務めていたレイ・バレイカ氏は35年で、米国の大手航空会社が運航する旅客機でバッテリーが火災を起こした事故は一つも思いだせないと語った。」
真逆である。
乗客にしてみれば、火が出ない航空機と、火が出ても影響がない航空機の区別なんて、余り関心がないのかもしれない。
少なくともボーイングは、そう願っているようだ。
「・・・アンケートで、「計画を変更してもわざわざ787型機に乗る」あるいは「787型機に乗るのを最大限避ける」といった設問がある。」とある。
みんな、どっちにチェックしたんだろう?。
実際には、乗客がどういう機材を選ぶかという選択肢は、あまりない。それは、エアラインが決めることで、787を選ばないという自由がない場合が多い。
売り込みにさえ成功すれば、乗客は乗らざるを得ないのだ。
「同社はグーグルで「ドリームライナー火災」や「787バッテリー」といった検索ワードを入力した場合、検索結果のトップに「FAA、ボーイングの計画を承認」というスポンサー付きのリンクが表示され、ボーイングがバッテリーに加えた変更について詳しく読むことができるようにしている。」
どうやら、日本の検索エンジンでは表示されないようだ。
このブログでは、B787のバッテリー事故は、B787という飛行機の本質的な欠陥によるものであり、それはおそらく解決できない問題であると指摘し続けている。
無知な乗客や、一蓮托生のFAAや、グルになっているキャリアを丸め込んで、好き放題に絵空事(まあ、空飛びますから)を宣伝するのは構わないが、結果は事実として示される。
画像を見ても、バッテリーケースの中までは分からない。
前にも書いたが、この問題は、原発と同じ様相を呈してきた。
問題の本質は何も変わらず、取って付けたような目先の対策だけ施して、後は、大量の宣伝とマスコミの扇動を利用して「安全神話」を作り出す。次に火が出るときまでは、安全神話を繰り返し聞かされるわけだな。
今、米国のシャーナリズムが試されていると考えているのは、浮沈子だけなのだろうか。
良きにつけ、悪しきにつけ、ジャーナリズムの影響は、日本などより遥かに大きい。
緻密で、広範囲にわたる取材、本質を抉り出す鋭い視線、当事者の馴れ合いを許さない社会正義、何より、読者に真実を伝えようとする使命感・・・。
日本の商業新聞は、トヨタの脅しに簡単に屈してしまう情けないジャーナリズムに成り下がったが、米国もまた同じなのだろうか。
煙を見て、サンマを焼いているのか、大火事の前触れなのかをしっかりと見極め、社会の木鐸としての役割をキッチリと果たしてもらいたい。
(米ボーイング、787型機の安全性を説得できるか)
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323873404578375133071458410.html
WSJの記事は、すぐに読めなくなってしまうのが玉に瑕だ。
(米ボーイング、787型機の試験飛行を週内にも実施へ=関係筋)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE92K01020130321
最近は、ロイターの記事の切れ味が悪い。
B787のバッテリー問題が、大した記事にならないと踏んで、取材態勢を縮小しているのかもしれない。
その中で、WSJの記事は正鵠を射ている。
「3月に始まった改善後のリチウムイオン電池のテストは順調なもようで、関係筋は、バッテリーの過熱の原因はまだ特定されていないものの、米政府は早ければ3月末にも改善策を承認する可能性があるとみている。」
「しかし、4月初めにも予想される商業運航の再開に向け、ボーイングや787型機を運航する航空会社は、事故原因が引き続き分からないにもかかわらず対策は十分であると人々に納得してもらわなければならないという難しい課題を解決しなければならない。」
「ボーイングのマーケティング担当副社長ランディ・ティンセス氏は先週、「われわれはいくつかの問題を経験した飛行機を持っているということに疑問の余地はない。そしてこれらの問題は広く知れわたっている」とし、「われわれがしなければならないのは、どのような形であれ、この飛行機に触れる全ての人に(787型機の良さを)本当に理解してもらうことだ」と強調した。」
バッテリー以外は、きっと良い飛行機なのかもしれないが、次のような内容もある。
「航空専門家は通常、発煙や発火事象を航空安全リスクの最高位に置く。NTSBのデボラ・ハースマン委員長は2月、「航空の面で期待されるのは、決して機内で発火させないということだ」と指摘した。」
しかしながら、ボーイングの態度は微妙に違う。
「787の主任エンジニア、マイク・シネット氏は記者団に対して、商業機のバッテリーの誤作動は「この10年間非常に多く」、航空機運航ではこうした出来事は見慣れたものになっており、「その多くは結果として煙と火が出ている」と述べた。だが、シネット氏や他のボーイングの関係者は、他の安全システムがプログラム通りに動いたために、航空機の安全は脅かされなかったとしている。」
「また、同型機のベテランエンジニア、ロン・ヒンダーバーガー氏はバッテリーの不具合の影響は「毎週のように機内で起きている」と述べた。」
まるで、航空機のバッテリー火災が、日常茶飯事であるかのような物言いだ。
「デルタ航空で整備関係部門の元トップを務めていたレイ・バレイカ氏は35年で、米国の大手航空会社が運航する旅客機でバッテリーが火災を起こした事故は一つも思いだせないと語った。」
真逆である。
乗客にしてみれば、火が出ない航空機と、火が出ても影響がない航空機の区別なんて、余り関心がないのかもしれない。
少なくともボーイングは、そう願っているようだ。
「・・・アンケートで、「計画を変更してもわざわざ787型機に乗る」あるいは「787型機に乗るのを最大限避ける」といった設問がある。」とある。
みんな、どっちにチェックしたんだろう?。
実際には、乗客がどういう機材を選ぶかという選択肢は、あまりない。それは、エアラインが決めることで、787を選ばないという自由がない場合が多い。
売り込みにさえ成功すれば、乗客は乗らざるを得ないのだ。
「同社はグーグルで「ドリームライナー火災」や「787バッテリー」といった検索ワードを入力した場合、検索結果のトップに「FAA、ボーイングの計画を承認」というスポンサー付きのリンクが表示され、ボーイングがバッテリーに加えた変更について詳しく読むことができるようにしている。」
どうやら、日本の検索エンジンでは表示されないようだ。
このブログでは、B787のバッテリー事故は、B787という飛行機の本質的な欠陥によるものであり、それはおそらく解決できない問題であると指摘し続けている。
無知な乗客や、一蓮托生のFAAや、グルになっているキャリアを丸め込んで、好き放題に絵空事(まあ、空飛びますから)を宣伝するのは構わないが、結果は事実として示される。
画像を見ても、バッテリーケースの中までは分からない。
前にも書いたが、この問題は、原発と同じ様相を呈してきた。
問題の本質は何も変わらず、取って付けたような目先の対策だけ施して、後は、大量の宣伝とマスコミの扇動を利用して「安全神話」を作り出す。次に火が出るときまでは、安全神話を繰り返し聞かされるわけだな。
今、米国のシャーナリズムが試されていると考えているのは、浮沈子だけなのだろうか。
良きにつけ、悪しきにつけ、ジャーナリズムの影響は、日本などより遥かに大きい。
緻密で、広範囲にわたる取材、本質を抉り出す鋭い視線、当事者の馴れ合いを許さない社会正義、何より、読者に真実を伝えようとする使命感・・・。
日本の商業新聞は、トヨタの脅しに簡単に屈してしまう情けないジャーナリズムに成り下がったが、米国もまた同じなのだろうか。
煙を見て、サンマを焼いているのか、大火事の前触れなのかをしっかりと見極め、社会の木鐸としての役割をキッチリと果たしてもらいたい。
クルマ3題 ― 2013年03月23日 19:13
クルマ3題
まずは、ボクスターのウインカーレバーが直ったことを報告しなくてはならない。交換工賃込みで、2まん4せん7ひゃく8じゅう円也。
2万5千円出して、お釣りが220円。
これで、心身症にならずに済む(結構ストレス、溜まります)。
帰りにプレステージに寄って、掛田さんにノーズマスクってどうよ?、と聞いてみる。浮沈子が買った83タルガはフォグランプが付いていなかったりするので、現車を見てから注文しようということになった。
うーん、積極的なコメントはなかったので、素のままで乗って欲しいということか・・・。
次は、弟を誘ってクラウン・アスリート2.5リッターハイブリッド(車重:1,590kg、203馬力)に試乗に行った(興味ないんじゃなかったっけ?)。
(どこでもドア)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/03/20/6752361
いやはや、とても4気筒のショボイエンジンとは思えない。
黙って乗ったら、V8だと言われても、信じてしまうかもしれない。低速からのトルク(モーターがメインです)、スムーズな吹け上がりのエンジン(4気筒ですから)の組み合わせが絶妙である。
トヨタの技術の勝利だな。
ハイブリッドには、一日の長がある。
感心したのは、カックンブレーキではなく、普通に効くブレーキであること。これは、褒めていい。レクサスLS600hと比べても遜色ない。
まあ、時速60kmの世界での話。
ヨーロッパでの常用域(時速200キロ)で使い物になるかどうかは別問題である(クラウンは国内専用車種ですが)。
スピードメーターの目盛りも、180までしかないし・・・(十分じゃね?)。
アクセルを踏み込む際に、ペダルに僅かな微振動を感じた。試乗した個体特有の現象なのか、メーカーによって意図的に味付けされたものなのかは不明。途中で、営業さんに運転を代わって確認してもらった。
営業さんが、BMWのハイブリッドは、走行中エンジンがかかるときにショックがあるというので、そんじゃあ行って乗ってみっかと、すぐさま田町のBMWに向かう。
弟の運転で、アクティブハイブリッド3というのに乗る。
聞いたら、3リッター(306馬力)+モーター(54馬力)だという(=360馬力!)。
パワー有り過ぎでね(エンジンが、リッター100馬力を超えている!)?。
(主要諸元表)
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/3series/sedan_active_hybrid/2011/showroom/technical_data.html?model_1=ah3&model_2=ah3_sport
しかし、車両重量を見ておったまげた!。
1740kgといやあ、500E並みである。
3シリーズですぞ!。
うーん、こんなことでいいんだろうか?。
5シリーズで1960kg、7シリーズでは、なんと、2080kgと、2トンを超える。
で、この3車種のエンジンは、全部同じ。
手抜きじゃん?。
まあいい。
で、低速から出まくるトルクに乗せて走ると、あっという間に加速する。エンジンがかかるときのショックなんか、全然ない!。
これは、もう、クラウンなんかと比較してはいけないクルマだ。
全くの別物である。乗り出しで720万くらいだといっていたが、昔の感覚でいえば1千万円クラスのクルマの乗り味である。
やっぱ、コスト削減のトヨタブランドでは、輸入車勢には歯が立たない。
弟は、カタログが欲しいといって持って帰った。イニシャルDに洗脳され、RX-7で深夜の暴走を繰り返す走り屋が、あんな超弩級のセダンに乗ってぶっ飛ばしていたら、ゴールド免許もお召し上げになっちゃうぜ!(きゃつは、何故か捕まらないのだ!)。
帰りにボクスターで、ちょっとだけ、ホントにちょっとだけ飛ばす。
うーん、いいクルマだ・・・。
BMWではないが、駆け抜ける喜びに溢れている。横Gや、縦G(っていうのか?)を、ダイレクトに伝えてくれる。
このクルマに存分に乗ってやれるのも、あと僅かである。
手放すわけではないが、御先祖様(83タルガ)をお迎えすることになるので、一時的に疎開させるわけだな。
今日は、その930のムックを、代官山の蔦屋で買ってきたので、別項で紹介する。
まずは、ボクスターのウインカーレバーが直ったことを報告しなくてはならない。交換工賃込みで、2まん4せん7ひゃく8じゅう円也。
2万5千円出して、お釣りが220円。
これで、心身症にならずに済む(結構ストレス、溜まります)。
帰りにプレステージに寄って、掛田さんにノーズマスクってどうよ?、と聞いてみる。浮沈子が買った83タルガはフォグランプが付いていなかったりするので、現車を見てから注文しようということになった。
うーん、積極的なコメントはなかったので、素のままで乗って欲しいということか・・・。
次は、弟を誘ってクラウン・アスリート2.5リッターハイブリッド(車重:1,590kg、203馬力)に試乗に行った(興味ないんじゃなかったっけ?)。
(どこでもドア)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/03/20/6752361
いやはや、とても4気筒のショボイエンジンとは思えない。
黙って乗ったら、V8だと言われても、信じてしまうかもしれない。低速からのトルク(モーターがメインです)、スムーズな吹け上がりのエンジン(4気筒ですから)の組み合わせが絶妙である。
トヨタの技術の勝利だな。
ハイブリッドには、一日の長がある。
感心したのは、カックンブレーキではなく、普通に効くブレーキであること。これは、褒めていい。レクサスLS600hと比べても遜色ない。
まあ、時速60kmの世界での話。
ヨーロッパでの常用域(時速200キロ)で使い物になるかどうかは別問題である(クラウンは国内専用車種ですが)。
スピードメーターの目盛りも、180までしかないし・・・(十分じゃね?)。
アクセルを踏み込む際に、ペダルに僅かな微振動を感じた。試乗した個体特有の現象なのか、メーカーによって意図的に味付けされたものなのかは不明。途中で、営業さんに運転を代わって確認してもらった。
営業さんが、BMWのハイブリッドは、走行中エンジンがかかるときにショックがあるというので、そんじゃあ行って乗ってみっかと、すぐさま田町のBMWに向かう。
弟の運転で、アクティブハイブリッド3というのに乗る。
聞いたら、3リッター(306馬力)+モーター(54馬力)だという(=360馬力!)。
パワー有り過ぎでね(エンジンが、リッター100馬力を超えている!)?。
(主要諸元表)
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/3series/sedan_active_hybrid/2011/showroom/technical_data.html?model_1=ah3&model_2=ah3_sport
しかし、車両重量を見ておったまげた!。
1740kgといやあ、500E並みである。
3シリーズですぞ!。
うーん、こんなことでいいんだろうか?。
5シリーズで1960kg、7シリーズでは、なんと、2080kgと、2トンを超える。
で、この3車種のエンジンは、全部同じ。
手抜きじゃん?。
まあいい。
で、低速から出まくるトルクに乗せて走ると、あっという間に加速する。エンジンがかかるときのショックなんか、全然ない!。
これは、もう、クラウンなんかと比較してはいけないクルマだ。
全くの別物である。乗り出しで720万くらいだといっていたが、昔の感覚でいえば1千万円クラスのクルマの乗り味である。
やっぱ、コスト削減のトヨタブランドでは、輸入車勢には歯が立たない。
弟は、カタログが欲しいといって持って帰った。イニシャルDに洗脳され、RX-7で深夜の暴走を繰り返す走り屋が、あんな超弩級のセダンに乗ってぶっ飛ばしていたら、ゴールド免許もお召し上げになっちゃうぜ!(きゃつは、何故か捕まらないのだ!)。
帰りにボクスターで、ちょっとだけ、ホントにちょっとだけ飛ばす。
うーん、いいクルマだ・・・。
BMWではないが、駆け抜ける喜びに溢れている。横Gや、縦G(っていうのか?)を、ダイレクトに伝えてくれる。
このクルマに存分に乗ってやれるのも、あと僅かである。
手放すわけではないが、御先祖様(83タルガ)をお迎えすることになるので、一時的に疎開させるわけだな。
今日は、その930のムックを、代官山の蔦屋で買ってきたので、別項で紹介する。
I love PORSCHE 930 ― 2013年03月23日 21:07
I love PORSCHE 930
(アイラブ・ポルシェ930)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7930-NEKO-MOOK-1171-LOVE/dp/4777006719
「930という名前につられて買ってしまいました。
しかし、この本、1800円なのに、120ページほど。ポルシェマガジンよりさらに薄くてペラペラなのだ。広告の分を差し引いたら中身はもっと少ない。それでも中が良ければ許せるが、中身も酷い。
930ポルシェのカタログを引き伸ばして日本語訳したものが、「パーフェクト・ガイダンス、そのすべてを知る全方位解説」として中身の大部分を占める。新しいものはあまりない。
またそれ以外の特集ページでも、写真は昔のネコ・パブリッシングのものを使いまわしていたりする。ほとんどこの本のために撮りおろした新しい写真がない。「モデルイヤー別モデル変遷ガイド」といっても簡単な表が見開きで載っているだけ。
「メンテナンス&バイヤーズ・ガイド」だけは新しく取材したみたいだが、それも懇意にしてるいつものショップに取材しただけ。中身も目新しい情報はない。いまいち。
「ポルシェ911SC&ターボ・セールスカタログ」に期待したが、小さすぎて、写真も文字もよく分からない。「パーツガイド」にいたっては変なチューニングパーツがちょこちょこ載っているだけ。
お金と時間を損した気分。何の価値もない安直に作られた本。ただ、ネコ・パブリッシングのファンの人なら買ってもいいかもしれない。」
と、辛口のコメントが付いているが、こんなに詳しく知っている方なら、ご自分で本を書かれたほうが世のため人のためになるのではなかろうか。
浮沈子は、初めて目にすることが満載で、大喜びである!。
添い寝してしまいそうだ!(寝っころがって、読むだけじゃん!)。
この本を読んで、浮沈子が初めて知ったことを、911フリークが聞いたら、卒倒してしまうかもしれない・・・。
一つだけ、例を挙げれば、カブリオレとロードスターは、同じものだと思っていたということ(ドシェーッ!)。
カブリオレは、1983年、ポルシェ初の登場となる。ナロー時代にはなかったわけだな。
幌は1986年までは手動、87年から電動になった。
そして、スピードスターは、1989年、わずか1590台の限定生産の希少モデルである。ターボルックが9割を占めたという。
356スピードスターのDNAを再現した、「簡素な幌を持つ、軽量2シーターオープン」である。
これって、ボクスタースパイダーのノリじゃね?。
後席なしの2シーター、手動によるウインドウの開閉、傾斜を強めたフロントウインドウ、サッシュレスのサイドウインドウ(三角窓ありません)、幌を収容するためのFRP製のカバー、シートの着座位置低く、「ポルシェらしさの原点に返ったモデル」として、マニアの間で高い評価を受けている。
(ポルシェ 911(Type911) 911 Speedster Turbolook:もちろんSOLDです。写真拝むだけ)
http://www.prestige-tokyo.jp/StockDetail1/shop_185-1/car_525935/cate_0/design_1006/css_1001/shop_disp_1/window_NEW/sns_1.html
プレステージのショールームには、青いスピードスターが常設展示されている。800まんえんなんだそうだ!(ショエー!)。
まあいい。
極貧のポルシェ・ライフを楽しむ浮沈子としては、手に入れたクルマを大切に酷使していく(もとい、本来の使い方をする)しかない。
83タルガの車両重量は直接は記載されていないが、タルガでも3.2カレラの重量は1210kgと出ている(63ページ)。
ということは、浮沈子の83タルガは、少なくともそれ以下の重量であることは間違いない。鉄板薄いSCボディだし、なんとクーラーは、「外しちゃいました!」から(トホホ・・・)。
スピードスターの重量が、1190kgとあるが、ひょっとすると、屋根(8kg以上)さえ外せば逆転可能である(屋根を外せるのは、タルガの強みですなあ!)。
800万円のスピードスターより、軽量な83タルガの完成である。
ここは、更なる軽量化を施して、ライトウエイト仕様に徹するという方向性もある。
浮沈子スペシャルを目指して、改造するのもアリかもしれない。
例えば、ボンネットの軽量化とか。
FRPでガマンするか、重量は変わらないが、奮発して安物カーボンにするか。
(ノーマルから約10.2kgの軽量化!SUNBURST サンバースト「FRP ボンネット」 930/964用)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/nanikore/sun008.html
(ポルシェ 930 ライトウエイトボンネット ケプラー:←ケブラーじゃねえの?)
http://model.auto-style.jp/?pkey=item_info&i_code=TBK92111510002&car_url=porsche930
しかし、まあ、何だな、乗ってる人間を軽量化するのが一番効果的だと思うんだが・・・。
(アイラブ・ポルシェ930)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7930-NEKO-MOOK-1171-LOVE/dp/4777006719
「930という名前につられて買ってしまいました。
しかし、この本、1800円なのに、120ページほど。ポルシェマガジンよりさらに薄くてペラペラなのだ。広告の分を差し引いたら中身はもっと少ない。それでも中が良ければ許せるが、中身も酷い。
930ポルシェのカタログを引き伸ばして日本語訳したものが、「パーフェクト・ガイダンス、そのすべてを知る全方位解説」として中身の大部分を占める。新しいものはあまりない。
またそれ以外の特集ページでも、写真は昔のネコ・パブリッシングのものを使いまわしていたりする。ほとんどこの本のために撮りおろした新しい写真がない。「モデルイヤー別モデル変遷ガイド」といっても簡単な表が見開きで載っているだけ。
「メンテナンス&バイヤーズ・ガイド」だけは新しく取材したみたいだが、それも懇意にしてるいつものショップに取材しただけ。中身も目新しい情報はない。いまいち。
「ポルシェ911SC&ターボ・セールスカタログ」に期待したが、小さすぎて、写真も文字もよく分からない。「パーツガイド」にいたっては変なチューニングパーツがちょこちょこ載っているだけ。
お金と時間を損した気分。何の価値もない安直に作られた本。ただ、ネコ・パブリッシングのファンの人なら買ってもいいかもしれない。」
と、辛口のコメントが付いているが、こんなに詳しく知っている方なら、ご自分で本を書かれたほうが世のため人のためになるのではなかろうか。
浮沈子は、初めて目にすることが満載で、大喜びである!。
添い寝してしまいそうだ!(寝っころがって、読むだけじゃん!)。
この本を読んで、浮沈子が初めて知ったことを、911フリークが聞いたら、卒倒してしまうかもしれない・・・。
一つだけ、例を挙げれば、カブリオレとロードスターは、同じものだと思っていたということ(ドシェーッ!)。
カブリオレは、1983年、ポルシェ初の登場となる。ナロー時代にはなかったわけだな。
幌は1986年までは手動、87年から電動になった。
そして、スピードスターは、1989年、わずか1590台の限定生産の希少モデルである。ターボルックが9割を占めたという。
356スピードスターのDNAを再現した、「簡素な幌を持つ、軽量2シーターオープン」である。
これって、ボクスタースパイダーのノリじゃね?。
後席なしの2シーター、手動によるウインドウの開閉、傾斜を強めたフロントウインドウ、サッシュレスのサイドウインドウ(三角窓ありません)、幌を収容するためのFRP製のカバー、シートの着座位置低く、「ポルシェらしさの原点に返ったモデル」として、マニアの間で高い評価を受けている。
(ポルシェ 911(Type911) 911 Speedster Turbolook:もちろんSOLDです。写真拝むだけ)
http://www.prestige-tokyo.jp/StockDetail1/shop_185-1/car_525935/cate_0/design_1006/css_1001/shop_disp_1/window_NEW/sns_1.html
プレステージのショールームには、青いスピードスターが常設展示されている。800まんえんなんだそうだ!(ショエー!)。
まあいい。
極貧のポルシェ・ライフを楽しむ浮沈子としては、手に入れたクルマを大切に酷使していく(もとい、本来の使い方をする)しかない。
83タルガの車両重量は直接は記載されていないが、タルガでも3.2カレラの重量は1210kgと出ている(63ページ)。
ということは、浮沈子の83タルガは、少なくともそれ以下の重量であることは間違いない。鉄板薄いSCボディだし、なんとクーラーは、「外しちゃいました!」から(トホホ・・・)。
スピードスターの重量が、1190kgとあるが、ひょっとすると、屋根(8kg以上)さえ外せば逆転可能である(屋根を外せるのは、タルガの強みですなあ!)。
800万円のスピードスターより、軽量な83タルガの完成である。
ここは、更なる軽量化を施して、ライトウエイト仕様に徹するという方向性もある。
浮沈子スペシャルを目指して、改造するのもアリかもしれない。
例えば、ボンネットの軽量化とか。
FRPでガマンするか、重量は変わらないが、奮発して安物カーボンにするか。
(ノーマルから約10.2kgの軽量化!SUNBURST サンバースト「FRP ボンネット」 930/964用)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/nanikore/sun008.html
(ポルシェ 930 ライトウエイトボンネット ケプラー:←ケブラーじゃねえの?)
http://model.auto-style.jp/?pkey=item_info&i_code=TBK92111510002&car_url=porsche930
しかし、まあ、何だな、乗ってる人間を軽量化するのが一番効果的だと思うんだが・・・。
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