宇宙少年 ― 2013年07月17日 22:09
宇宙少年
今を去ること48年前(そんなに前か・・・)、宇宙少年ソランというテレビアニメがあった。
(主題歌:1番は、歌詞見なくても歌えます!)
http://j-lyric.net/artist/a04bc64/l006c35.html
チャッピーが、ソランに頬ずりするシーンは、良く覚えている。
(宇宙少年ソラン OP:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=LzIQOd0ZbiM
それから数年後、人類は月に降り立ち、我が国は人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功する。
宇宙時代の到来である。
月面基地が作られて、地球周回軌道上で組み立てられた惑星間宇宙船は、火星や木星に向かって飛び立つはずだった。
折りしも、「2001年宇宙の旅」が封切られ、車輪型の宇宙ステーションで人工重力を発生させ、月面基地ではミニスカートのエロカワイイ女性隊員(エリス中尉)とムキムキの男性隊員(フォスター大佐)が、エッチな妄想を巡らせているはずだった。
(2001年宇宙の旅)
http://ja.wikipedia.org/wiki/2001%E5%B9%B4%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E6%97%85
(謎の円盤UFO)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AC%8E%E3%81%AE%E5%86%86%E7%9B%A4UFO
いや、ちょっと混じってしまったかもしれない。
ストレイカー司令官役のエドワード(エド)・ビショップが、2001年で月面シャトル船長として登場していたなんて、知らなかったな。
(謎の円盤UFO 日本版オープニング OP:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=mJEkW2rnJQk
まあいい。
そのころ宇宙を夢見ていた少年浮沈子は、何の取り得もないただのオジサンになり、月面基地が作られることも、観覧車のような宇宙ステーションが建造されることもなく、とっくの昔に実現されるはずであった火星探検は、まだ構想段階である(しかも、下手すると、片道切符だって!?)。
我が国より先に、中国が有人宇宙飛行を成功させるなんて、だれが想像できただろうか。
(中国の宇宙開発)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%96%8B%E7%99%BA
「約2ヵ月後の4月24日、長征1号による中国初の人工衛星東方紅1号の打ち上げに成功する。」とあるように、当時、日本と中国のロケット技術に大差はない。
現在、自前の宇宙ステーション(天宮1号)とのドッキングも果たし、2020年には、自前の宇宙ステーション完成を目指している。
しかし、我が国の宇宙開発は、2020年になっても、自前での有人飛行もできない。
月面探査も出来ない。
火星に衛星を飛ばすことも出来ない。
オンボロISSにしがみついて、米国の民間会社の宇宙船に乗っけてもらって、送り迎えしてもらうのがいいところだ。
もちろん、有人飛行だけが宇宙開発ではない。
過酷な環境に、生身の身体を晒すというのは大変なことである。
宇宙服の中で溺れそうになることもある!。
(ISSで船外作業中断、「ヘルメット内に水が浮遊」)
http://www.cnn.co.jp/fringe/35034783.html
「この水は普通の飲料水とは違う味がしたという。」って、飲んだのかよ!。
まあ、どうでもいいんですが。
夢は幻に終わり、人類の地平は、未だ月周回軌道に留まっている。
強力な宇宙線の曝露から、人類のDNAを守る術がないのだ。
癌の根本治療に成功し、宇宙線によって発生する活性酸素などの発がん物質の抑制が可能になり、いざとなったら、身体丸ごと取り替えて生存可能な医学水準に到達しない限り、深宇宙はおろか、地球の磁気圏の外に長期滞在することも適わないだろう。
それが、宇宙開発の現実の姿なのである。
(イトカワ微粒子と合わせて見たい 科学博物館宇宙展示 日本初の人工衛星『おおすみ』エンジニアリングモデル)
http://response.jp/article/2013/07/17/202298.html
「実物は2003年8月に大気圏に突入して燃え尽きているため見ることができない」とある。
あの、43年前の2月11日、テレビの前にかじりついて見ていた、ラムダ4S型5号機によって打ち上げられた、へんてこなかっこの人工衛星は、33年以上も地球を回っていたのだった。
(おおすみ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%BF
「ロケットモーターの断熱が十分でなく、機体が予想より高温となったため電池の消耗が激しく、14~15時間ほどで電力供給が途絶えた。そのため、衛星からの電波の発信は終了し、おおすみの運用は終了した。」
「上げ後33年間軌道上にあったが、大気との摩擦で高度が低下し、JAXA統合を10月に控えた2003年8月2日午前5時45分、北緯30.3度、東経25.0度(エジプト・リビアの国境付近)上空にて大気圏に再突入し燃え尽きた。」
無言のまま、燃え尽きた日本初の人工衛星に、1票だな。
宇宙開発の名の元に、軍事拡張競争が行われ、今も続いている。
米国の「Conventional Strike Missile:CSM」の開発に手を貸して、弾頭誘導技術や再突入技術を手に入れ、あわよくば、非核武装のままで、ピンポイント攻撃を可能にする高性能通常兵器をものにしようと画策するどこかの国もある。
隣の国では、同盟国から高性能ミサイルを輸入して、迎撃力を強化しようとしている。
(パナマで北朝鮮船拿捕 高性能ミサイル関連品か)
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013071601001954.html
平和の宙(そら)なんて、ホントは昔からなかったのだ。
純心だった宇宙少年は、50年近く経って、悲しい目をして宙を見上げている・・・。
今を去ること48年前(そんなに前か・・・)、宇宙少年ソランというテレビアニメがあった。
(主題歌:1番は、歌詞見なくても歌えます!)
http://j-lyric.net/artist/a04bc64/l006c35.html
チャッピーが、ソランに頬ずりするシーンは、良く覚えている。
(宇宙少年ソラン OP:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=LzIQOd0ZbiM
それから数年後、人類は月に降り立ち、我が国は人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功する。
宇宙時代の到来である。
月面基地が作られて、地球周回軌道上で組み立てられた惑星間宇宙船は、火星や木星に向かって飛び立つはずだった。
折りしも、「2001年宇宙の旅」が封切られ、車輪型の宇宙ステーションで人工重力を発生させ、月面基地ではミニスカートのエロカワイイ女性隊員(エリス中尉)とムキムキの男性隊員(フォスター大佐)が、エッチな妄想を巡らせているはずだった。
(2001年宇宙の旅)
http://ja.wikipedia.org/wiki/2001%E5%B9%B4%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E6%97%85
(謎の円盤UFO)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AC%8E%E3%81%AE%E5%86%86%E7%9B%A4UFO
いや、ちょっと混じってしまったかもしれない。
ストレイカー司令官役のエドワード(エド)・ビショップが、2001年で月面シャトル船長として登場していたなんて、知らなかったな。
(謎の円盤UFO 日本版オープニング OP:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=mJEkW2rnJQk
まあいい。
そのころ宇宙を夢見ていた少年浮沈子は、何の取り得もないただのオジサンになり、月面基地が作られることも、観覧車のような宇宙ステーションが建造されることもなく、とっくの昔に実現されるはずであった火星探検は、まだ構想段階である(しかも、下手すると、片道切符だって!?)。
我が国より先に、中国が有人宇宙飛行を成功させるなんて、だれが想像できただろうか。
(中国の宇宙開発)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%96%8B%E7%99%BA
「約2ヵ月後の4月24日、長征1号による中国初の人工衛星東方紅1号の打ち上げに成功する。」とあるように、当時、日本と中国のロケット技術に大差はない。
現在、自前の宇宙ステーション(天宮1号)とのドッキングも果たし、2020年には、自前の宇宙ステーション完成を目指している。
しかし、我が国の宇宙開発は、2020年になっても、自前での有人飛行もできない。
月面探査も出来ない。
火星に衛星を飛ばすことも出来ない。
オンボロISSにしがみついて、米国の民間会社の宇宙船に乗っけてもらって、送り迎えしてもらうのがいいところだ。
もちろん、有人飛行だけが宇宙開発ではない。
過酷な環境に、生身の身体を晒すというのは大変なことである。
宇宙服の中で溺れそうになることもある!。
(ISSで船外作業中断、「ヘルメット内に水が浮遊」)
http://www.cnn.co.jp/fringe/35034783.html
「この水は普通の飲料水とは違う味がしたという。」って、飲んだのかよ!。
まあ、どうでもいいんですが。
夢は幻に終わり、人類の地平は、未だ月周回軌道に留まっている。
強力な宇宙線の曝露から、人類のDNAを守る術がないのだ。
癌の根本治療に成功し、宇宙線によって発生する活性酸素などの発がん物質の抑制が可能になり、いざとなったら、身体丸ごと取り替えて生存可能な医学水準に到達しない限り、深宇宙はおろか、地球の磁気圏の外に長期滞在することも適わないだろう。
それが、宇宙開発の現実の姿なのである。
(イトカワ微粒子と合わせて見たい 科学博物館宇宙展示 日本初の人工衛星『おおすみ』エンジニアリングモデル)
http://response.jp/article/2013/07/17/202298.html
「実物は2003年8月に大気圏に突入して燃え尽きているため見ることができない」とある。
あの、43年前の2月11日、テレビの前にかじりついて見ていた、ラムダ4S型5号機によって打ち上げられた、へんてこなかっこの人工衛星は、33年以上も地球を回っていたのだった。
(おおすみ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%BF
「ロケットモーターの断熱が十分でなく、機体が予想より高温となったため電池の消耗が激しく、14~15時間ほどで電力供給が途絶えた。そのため、衛星からの電波の発信は終了し、おおすみの運用は終了した。」
「上げ後33年間軌道上にあったが、大気との摩擦で高度が低下し、JAXA統合を10月に控えた2003年8月2日午前5時45分、北緯30.3度、東経25.0度(エジプト・リビアの国境付近)上空にて大気圏に再突入し燃え尽きた。」
無言のまま、燃え尽きた日本初の人工衛星に、1票だな。
宇宙開発の名の元に、軍事拡張競争が行われ、今も続いている。
米国の「Conventional Strike Missile:CSM」の開発に手を貸して、弾頭誘導技術や再突入技術を手に入れ、あわよくば、非核武装のままで、ピンポイント攻撃を可能にする高性能通常兵器をものにしようと画策するどこかの国もある。
隣の国では、同盟国から高性能ミサイルを輸入して、迎撃力を強化しようとしている。
(パナマで北朝鮮船拿捕 高性能ミサイル関連品か)
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013071601001954.html
平和の宙(そら)なんて、ホントは昔からなかったのだ。
純心だった宇宙少年は、50年近く経って、悲しい目をして宙を見上げている・・・。
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