トヨタの見る未来2015年10月15日 12:13

トヨタの見る未来
トヨタの見る未来


(トヨタ環境チャレンジ2050)
http://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/features/environment/

東京モーターショーに出品されるトヨタKIKAIの記事を書いたが、その中でトヨタに未来は見えていないんじゃないかと思ったことを書いたが、どっこい、しっかりと見据えていたわけだな。

まあ、クルマ社会の未来は見えていても、クルマ自身がどうなるかは、今一つはっきりしない。

PDFの資料を見ると、こうある(画像参照)。

「エンジン車の燃費向上に加え、よりCO₂排出量の少ない、あるいはゼロであるハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車といった次世代車の開発を促進し、普及の更なる加速を図ります。」

注意したいのは、ハイブリッド車もプラグインハイブリッド車も、エンジン車であるということだ。

ガソリン(軽油でもいいんですが)がなければ、走ることは出来ない。

しかも、トヨタは蓄電池式の電気自動車は、短距離用の特殊用途に限られるとして、本気度は低いわけだ。

バッテリーを大容量化しても、充電時間の短縮が困難とみている。

決定的な解決策は燃料電池車ということになるんだが、インフラについては外部要因としている。

安い水素が潤沢に供給されるようになれば、FCVも作りましょうということらしい。

当分は、HVが中心になっていく。

ということは、エンジン車の時代は、まだまだ続くということになる。

おそらく、2050年どころか、今世紀中にエンジンを積まない自動車が半数を切ることはない。

しかも、それは乗用車に限った話で、貨物車等については、相変わらずPMを撒き散らしNOxを垂れ流すディーゼルの独壇場だ。

2050年にエンジン車ゼロとかいって、これはトヨタの「大ウソ」ということになる。

しかし、まあ、ハイブリッドでもプラグインハイブリッドでも、少しでも燃費のいい環境に優しいクルマを普及させようという姿勢は評価していい。

しかし、そこまでだな。

今回発表されたビジョン「トヨタ環境チャレンジ2050」では、クルマの未来は見えない。

どうも、既存の技術をベースに、企画屋がでっち上げた資料に思えて仕方ない(まず、間違いないな)。

浮沈子的には、こっちの記事の方が気になった。

(ポルシェ初の電気自動車 Mission E 発表。600hpで100km/h加速3.5秒、フル充電500km走行)
http://japanese.engadget.com/2015/09/16/mission-e-600hp-100km-h-3-5-500km/

「おぼろげながら、水平対向エンジンさえ捨てた911の未来がその向こうに想像できるかもしれない。」

うーん、骨太の未来だ。

800Vで400km分の電気を15分で充電する。

浮沈子は、こういうアプローチの方に現実味を感じるな。

トヨタKIKAIなんて、ノスタルジックなコンセプトカーを作る暇があったら、8万ボルト(!!)で9秒で400km分の電気を充電してもらいたいもんだ(そういう計算になるのかあ?)。

そうすれば、蓄電池式の電気自動車でも、十分ガソリン車の代わりになるし、2050年まで待たなくても、ゼロエミッションは実現できる。

話10分の1(90秒)でも、実用性は十分だ。

しかし、ニュル北で8分切りというのは恐れ入ったな。

「永久磁石同期モーターを前後に1基ずつ搭載し、合計出力は600馬力以上」

「2基のモーターによる4輪駆動だけでなく4輪操舵も採用されており、4人乗り4ドアの車体を、ポルシェのDNAを受け継ぐスポーツカーらしく走らせることができるという。ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは8分を切るそうだ。」

パナメーラとケイマンを足して2で割ったようなデザインの可否はともかく、こういう現実的な解を提示してくるのがスゴイところだ。

「ポルシェは14日、フランクフルト・モーターショー開幕前夜に催された「フォルクスワーゲン・グループ・ナイト」において、電気自動車のコンセプトカー「ミッション E」を初公開した。」

企画屋のでっち上げとは、レベルが異なる。

「まさに、ポルシェが電気自動車を作ったらこうなる、と大いなる自信を持って提示したコンセプトカーと言えるだろう。」

電気自動車をシティコミューターと割り切って捨てたトヨタは、少し心を入れ替えた方がいいかもしれない。

浮沈子は、それでも水素燃料電池車の方に軍配を上げたいんだがな。

水素をエネルギーのストックとして活用することになれば、原発による発電を効率よく生かすことができる(浮沈子は、原発賛成派です)。

将来は、道路にアンテナが埋め込まれて、トロリー式に電気を使うことができるとしても、それまでの繋ぎで自動車を走らせる主流は燃料電池+モーターだろう。

何トンものバッテリーを抱えて、トラックが1日1000km以上走るというのは、あまり現実的ではない。

乗用車なんて、環境負荷からしたら一部に留まる。

そこんとこどーするというのが見えてこなければ、未来のビジョンとは言えない。

子会社化している日野自動車のトラックに、FCV導入するというニュースがでるまでは、眉唾だな。

電動チャリの修理2015年10月15日 18:31

電動チャリの修理


買った自転車屋では、修理不能といわれた宮田の10年オーバーの電動アシスト自転車の修理を、上野毛のお店に頼んだ。

(有限会社吉野サイクル)
http://www.bsc-activeshop.jp/yosinosaikuru/

「親子3代お世話になり、もうすぐ創業80年になります。」

うーん、すげー・・・。

しかし、この店のブログは、もっとスゴイ・・・。

暇な方は、一読をお勧めする。

まあ、どうでもいいんですが。

大田区方面から、えっちらおっちら電動アシストが効かない自転車を漕いで、世田谷区の上野毛まで環八を登っていく。

店は、駅のそばなので、帰りは楽ちんだな。

取りに行くのも楽勝。

手元スイッチの故障で、たぶん治るでしょうと言っていただいたが、店長の見立て通りだといいな。

ミヤタは、未だに電動アシストを売っている。

(MIYATAの電動アシスト)
http://www.miyatabike.com/miyata/e_bicycle/index.html

このページは、どこからもアクセスできない。

ホームページ内でリンクが張られていない、謎のページだ。

総合カタログにも載っていない。

安いモデルでも、¥128,366(税込:充電器込)もする。

浮沈子が買った頃は、8万円くらいだったような気がするんだがな。

(リリーアシスト・パイプキャリアVer「VLLC433M」24インチ 8.8Ah 内装3段変速 電動自転車)
http://www.cb-asahi.co.jp/item/11/26/item100000022611.html

実売でも、121,947円(税込)である。

たっけー!。

で、スイッチだけで済めば、1万円程度だという。

ああ、そのくらいで治って欲しいなあ!。

もし治ったら、ボロボロの買い物かごや、コンビニ袋を被せて凌いでいるサドルも替えて、ひん曲がったフロントのリムも修理して、買った時のままのブレーキシューも取り替えて、バッチリ乗りたい(とかいって、結局何も替えないのは、見えてるんだがな)。

まあいい。

早ければ、今週中にも治って来る(というか、取りに行かなけりゃならんのだが)。

駐車場との往復に、近所の買い物に、大井町までプールダイビングに行くにも、無くてはならない足だ。

もちろん、フィットネスクラブへ通うのにも重宝している(歩けばあ?)。

汗を流した後の緩い下り坂の自転車ほど、心地よいものはない(登りはダメですな)。

車輪の小さい折り畳み自転車もあるが、これは平地専用だ。

坂道は、押して歩くしかない。

浮沈子の電動チャリは、第一世代のアシストなので、半分しか補助してもらえないが、それでも十分役に立つ。

バッテリーは大容量リチウムイオンなので、相当長持ちする。

最近は、だいぶ容量が減ってきたが、それでも、大井町まで往復しても半分程度は残っている。

近所の買い出し等では、1週間くらいは充電なしで済む。

だいぶ前から点かなくなった夜間のライトは、ダイビングライトをタイラップで括りつけている。

もちろん、雨の日でも全く問題ない(当然ですな)。

水深100mまで保証付きだし・・・。

さて、どうなることか。

本件は、治っても、治らなくても、報告する。