6.82015年09月01日 22:41

6.8


浮沈子は、6インチのガジェットに拘っている。

携帯するにも丁度いいし、その画面の大きさから、大きな文字でもそれなりの情報量を表示させられる。

老眼向きのガジェットだな。

電話とかは、むしろ専用機を使いたいので電話が出来る必要はない。

電話しながら画面を弄りたい時があるので、別々の方がいいのだ(ヘッドセットでもいいんですが)。

お出かけの時はソニーのエクスペリアZウルトラを使っているが、その点では不自由はない。

しかし、これも6.44インチと、少し大きい。

(Xperia Z Ultra)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Xperia_Z_Ultra

さらに、いささか重いので、もう一回り小さくて軽いワイファイモデルで十分のような気もする。

そんな感想を持つようになってきた今日この頃、こんな記事が出た。

(Lenovo、6.8インチ大画面スマートフォン「Lenovo Phab Plus」を発表)
http://getnews.jp/archives/1115610

(レノボ、大型6.8インチ液晶搭載のスマートフォン「Lenovo Phab Plus」を中国で発売)
http://www.rbbtoday.com/article/2015/09/01/134828.html

「ベゼル幅を狭め、幅96.6mmに抑えて片手で持てるとしている。」

まあ、それでも、ちとデカ過ぎるような気がしないでもない。

厚みもエクスペリア(6.5mm)よりも厚い(7.6mm)。

重さは220gに抑えられているようだが、浮沈子的には半分くらいにしてもらいたい。

しかしなあ、6.8インチといえば、縦横比の違いがあるとはいえ、7インチタブレット並だ・・・。

デカ過ぎ!。

でも、こういうのを取り出して電話するというのも、迫力があっていいかもしれないな。

イオシス辺りで、いい値段で売られるんだろうが、手を出す方もいるに違いない。

500EのEZLに大枚をつぎ込んでしまった浮沈子としては、ガジェットの更新は当分見送りである。

重いしなあ・・・。

6.8の次に6.9が出るかどうかは分からない。

ところで、6.9といえばこれ。

(6.9L V8)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%BBW116#6.9L_V8

「450SEL 6.9は、W116の最強モデルであった。この6.9L V型8気筒は、戦後のベンツの乗用車エンジンでは最大級である。」

デカい、重いという点では共通かなあ。

最近、何か数字を見ると往年の名車の型番とかを連想することが多くなった。

頭の中の回路が混線しているのかもしれない(間違いないって・・・)。

500EのV8、5リッターエンジンも、十分デカい。

イグナイターの交換後は、軽やかな走りを取り戻して快調である。

頭のネジがどんどん緩くなっていく中で、せめて周りのアイテムを整備して、キッチリ動くようにしていきたいものだ。

ま、そこら辺に、頭から外れたネジが、2、3本落っこちてるんじゃなかろうか?。

スピード742015年09月03日 19:15

スピード74
スピード74


(Ebola Situation Report - 2 September 2015)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-2-september-2015

ギニアは、総体では増えていないが、新規感染者が2名出ており、その後の感染も出ている。

(Ebola : point de situation au 3 septembre 2015)
http://www.ambafrance-gn.org/Ebola-point-de-situation-au-3-septembre-2015

シエラレオネは、予想通り(!)追加の感染者が出て、終息に足止めを食った。

(シエラレオネで新たなエボラ熱死者、流行終息遠のく)
http://www.afpbb.com/articles/-/3058977

「8月31日、同月28日に同国北部で死亡した女性から、エボラ出血熱の陽性反応が出たと発表した。」

亡くなってから判明したということは、その間の感染が懸念される。

想定の範囲内とはいえ、残念な話だ。

「エボラ出血熱が同じく大流行していたリベリアとギニアへの渡航歴はなかったという。」

カンビアでは、ここ6週間、感染の報告はなかったようだ(WHO資料の地区別のグラフ参照)。

フォレカリアに隣接しているので、ギニアからもらっちゃったという可能性は否定できないが、浮沈子的には不顕性キャリアからの遅延感染の疑いがあるんじゃないかと危惧する。

逆に、フォレカリアでは、ここ2週間確定感染は出ていない。

まあいい。

画像の主要3か国のグラフは、シエラレオネだけが増加している。

ギニアは、総数を修正していて、疑いから確定になった段階で相殺している。

シエラレオネは、確定診断しないでうっちゃらかしになってるんだろう、そのままの数字が残るので、増える一方だ。

まあ、どうでもいいんですが。

そういう診断方法と集計方法を取っているので、仕方ない。

シエラレオネの終息が遅れると、その分、疑いを含めた感染者数は増加し続けることになる。

2か月で500人程度のペースなので、4か月遅れると感染者総数は2万9千人を超えることになる(9月3日現在、28138人)。

その間、ギニアもチマチマ増えるだろうから、来年の4月に3万人というのはあり得る話だ。

最後の患者がいなくなってから42日という基準も、実質的には怪しいもんだ(リベリアの再発の件もあるしな)。

年内には、何としても終息してもらいたいものだ。

IE合格2015年09月07日 09:27

IE合格


とにかく、結果的に合格した。

もう、綱渡りの綱が切れてしまって、向こう岸へ渡るには、切れた綱を手繰って行くよりなくなった!。

もちろん、両手両足は使えず(水中拘束かあ?)、その綱の端を、口で咥えてぶら下がっているような感じで(おまけに、咥えている歯が、2、3本折れてたりして!)、ギリギリの合格だった。

結果的には、渡るべき岸には辿り着いた。

詳細は別途報告するが(とはいっても、部外秘の部分もあるので、念のため)、一応、CCRインストラクターへの関門を、また一つクリアした(今回は、マジヤバでした・・・)。

昨日、さっそくCDの柏崎さんに、前条件の中のディープインストラクターと、ナイトロックスインストラクター(正式名称ではありませんが)講習の段取りをしてもらう。

テック40CCRについても、さっさと開催できるように本数稼いでねと、煽りを入れておく(冬以降かなあなどと、のんびりしたこと言ってたっけ・・・)。

まあ、こっちは、それまで待ちきれないかもしれないので、それが可能なら名古屋で受けるかもしれない。

さて、晴れてIEに合格したので、封印してたCCRダイビングの解禁である(ヤッター!)。

酸素中毒(って、意味違いますが)の禁断症状でイライラが募っていたので、可及的速やかに治療(?)しなければならない!。

まずは、石垣にCCRを取りに行く(ついでに、ガッツリ潜ってくる)算段をしなければならない。

シルバーウイークなどの絡みもあり、先方に迷惑が掛からないようにしなければならないので(浮沈子が行くだけで、十分迷惑かも・・・)、日程等の段取りは、向こうにお任せにしようかと考えている。

今朝メールを出して、返事待ちの状況。

続けてグアムにも行きたいところだが、予算の関係で今回は見送りか?(上田さん、済みません!)。

昨日、柏崎さんを強硬にテック60CCRに誘っておきましたので、それで勘弁してください(本人も、行きたがっておりました!:ブログを私信に使うのは止めましょう!)。

まあいい。

インスピを再開できるかどうか、確認もしてみよう。

もう、オープンサーキットで潜る必要はあまりないだろう(講習のお手伝いで、大井町のプールで潜ることはあるかもしれないけど)。

ナイトロックスとディープは、オープンサーキットの実技が必要なんだろうか?。

具体的なことは、まだ何も調べていない。

そういう、必要がある時以外は、自分でファンで潜る際は、基本的にCCRでいこうと思っている。

インスピの講習再開についても調整中だ。

これで、セブのスコッティーズに行っても、安心してCCRを使うことが出来る(獲らぬ狸かあ?)。

ともあれ、IEが終わって、新たな日程を組むことが出来るようになった(次回繰り越しだと、日程組むのが1か月遅れてしまう。)。

季節が変わり、何もかもが動き出す。

IEの夏が終わり、CCRの季節が始まる。

待ってました!。

とにかく、今日は完全休養である。

ちなみに、体重は、この2日で3kg減っていた・・・(毎日、IE受けてると、ダイエットに効果的かも?)。

まあ、どうでもいいんですが。

ボロボロで、満身創痍の状況だったIEの様子については、稿を改めて、また書く。

IE報告(その1)2015年09月07日 20:41

IE報告(その1)


既に、IEに合格したということと、今後のスケジュールを埋めようとしていることは、このブログで書いた。

(IE合格)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/09/07/7781604

余りにも劇的なギリギリの合格だったので、未だに信じられない気持ちだ。

夢ではないかと、何度も合格証を見直している。

なんか採点ミスでも見つかって、実は不合格だったので返してくださいとか言われたらどうしよう!?。

まあ、そんときゃしゃあない。

返したる!。

それ程の展開だった。

IEについては、公表されている話と、そうでない話(もちろん、出題された問題を含めて)があって、あまり細かいところは書けない。

(PADIインストラクター試験(IE)要綱)
http://www.padi.co.jp/visitors/pro/ie/c0904.asp

「IEは4つのセクションで構成されています:
・筆記試験(5つの理論エグザムとPADIシステム・規準・手続きエグザム)
・知識開発プレゼンテーション
・限定水域(限定水域プレゼンテーションと5種類のスクーバ・スキル)
・オープン・ウォーター(オープン・ウォーター・プレゼンテーションとレスキュー・デモンストレーション)」

「【再IE】2回目以降IE受験される方は、再度受験にあたり不合格となったセクションを受講いただく必要がございます。
1セクション 32,400円(税込)
2セクション 64,800円(税込)
※3セクション以上の場合は全てのセクションにご参加いただくことになります。」

しかし、これだけでは身もふたもない。

2015年現在、学科試験(5つの理論エグザム)については、5科目のうち1科目だけ合格点に満たなかった場合、その科目だけ再テストを受けられること、限定水域プレゼンテーション、知識開発プレゼンテーションと、レスキュー・デモンストレーションには、「メイクアップ」といわれる、再チャレンジの仕組みが用意されていることは、関係者には周知の事実なので、ここまでは書いておく(でないと、話が進まないし・・・:ただし、再テストの基準やメイクアップの適用については、現時点のもの)。

さて、浮沈子のIEは、前日の昼頃から始まる・・・。

当日の朝の集合時間が早いので、前日は前泊することにした。

何か、きっと忘れ物をするに違いないと思っていたら、案の定、ウエイトベルトを忘れた。

まあ、これくらいならいいだろう。

富戸のクラブハウスで、ウエイトと良さげなベルトを物色して確保する。

リフトバッグと水中で沈むロープも確保(ロープは、一応自前でも持っていきましたが、予備ということで)。

ダイブマスターの時に使った問題集も、持っていくのを忘れた。

これは、後に後悔することになる。

細かい器材で、海洋試験で必要なものは、出されるスキルによって異なるだろうが、今回はリフトバッグと引き上げ用の物体はPADI側で用意されていた(案内にも、明記されていた)。

あと、講習の目印となる浮き輪と、固定用のロープ、アンカー用の重り(引き上げ用の重りと兼用!)も、用意されていた。

個人用器材で使ったのは、マーカーブイとコンパス、計時用の時計(ダイコンで代用:実際には指で数えて示す)、ポケットマスクくらいだった。

何が必要になるかは、当日でないと分からないが、オープンウォーターコースの講習に必要な個人用器材は忘れずに持って行かなければ、それだけで落第確実だ。

浮沈子の場合、コンパスはゲージコンソールにはついていない。

スントの腕に巻くやつを嵌めている。

これは、どんなダイビングでも、海潜りでは必ず携帯しているので忘れることはない(いや、たまに忘れることもあるんですが・・・)。

とにかく、今回は不足のものはなかった。

水中ライトとかが必要になることがあるかどうかは分からないが、その課題は出ないんじゃないか(未確認)。

浮沈子のBCは、SMS75なので、当然ポケットとかはない。

レスキュースキルを考えると、いろんなものをぶら下げたり、腕に嵌めたりはしたくないのだが仕方ない。

虎の巻であるスレートと、ポケットマスクを携行する小型のメッシュの袋は必須である。

会場にもっていく器材を確認し、500Eのトランクに放り込む前に、行きがけにヴィラージュ伊豆高原の偵察を済ませておいた。

これが分かり辛くて、事前のロケーションをしておいて良かった。

裏道の111号に入ってしまい、ホテルに電話してようやく辿り着いた。

135号側からしか入れないのだ。

これが、当日だったら遅刻である(30分も迷ってました!)。

こうした事前の調査、準備は、初めての場所で実際の講習を開催する際にも必要だろう。

お客さんを案内して、サービスを使おうとしたら、自分自身が道に迷っていたのでは、プロフェッショナルとは言えない。

自分が遊ぶ立場で、自分だけが不利益を被るなら仕方ないが、それはプロには許されない。

なんちゃって、道に迷った言い訳はこのくらいにして、ようやく辿り着いたホテルは、吹き抜けのエントランスにらせん階段、ロビーの大きなガラスの向こうには、人工の滝が流れ落ちているという絵にかいたようなリゾートホテルである。

(トップページ)
http://www.hotel-village.jp/izu/

いきなりプールの写真が出てくるが、もちろん、ここを借り切って限定水域をやったわけではない。

(プールのページ)
http://www.hotel-village.jp/izu/pool/

水深も1.2mだし・・・。

でも、やってできないことはないかもしれないな(潜降スキルとか、キンスイは難しいかも:たぶん、ホテルが許可しないでしょう!)。

まあ、どうでもいいんですが。

会場となる会議室も、フロントにお願いして下見させてもらった。

(会議室:講習室(?)のページ)
http://www.hotel-village.jp/izu/training/

この手の写真は、広く見せるためのレンズで撮っているので、実際には少し手狭な感じだった。

下見の時には、ど真ん中に卓球台が置いてあって、普段は卓球室になっているようだな(備品リストには書いてありませんがね)。

部屋も、素泊まりでツイン部屋の料金が11000円とリーズナブルだ。

(宿泊プランのご案内:素泊まりにチェックして検索:レギュラースイート2LDK<約80㎡>参照)
https://asp.hotel-story.ne.jp/ver3d/00050/?_ga=1.173430368.295202143.1441329483

まあ、連休中とか週末は高くなるみたいだな。

前泊だけでも奮発して、ここに泊まれば良かったなあ・・・。

スキューバプロショップのクラブハウスも、使い慣れているので悪くはないが、週末なので土曜の夜だけ、近くの民宿(みよし荘)に素泊まりした。

(みよし荘:よそのページですが、これが一番詳しい)
http://www.izu-indies.jp/shukuhaku.html

3泊で、クラブハウスと併せて11400円(安っ!!!←3泊)。

まあ、どうでもいいんですが。

さて、会場の偵察も終わって、器材の準備も整い、後は受験生である浮沈子の準備である(これは、全く整っていない・・・)。

で、問題集でも解きながら復習しようかと思ったら、持ってくるのを忘れたことに気が付いた(ガーン!)。

仕方がないので、過去問から柏崎さんが作ってくれた予想問題を眺めながら、どうかこの中から出ますようにと祈りつつ、悶々と夜を過ごした。

さて、試験当日の朝がやってきた。

集合時間は8時である。

(PADIインストラクター試験(IE)日程)
http://www.padi.co.jp/visitors/pro/ie/ie_schdl2015.asp

「【集合時間】
北海道地区(8:30)/東北地区(8:30)/関東地区(土肥8:30、その他8:00)
関西地区(8:00)/九州地区(8:00)/沖縄地区(那覇・宜野湾8:30、宮古島8:30、石垣島8:30)」

30分前にはホテルについて、ロビーに行くと、既にそれらしき方々がいらっしゃる。

競争試験ではないので、皆さん、もちろんライバルではない。

それどころか、アシスタント役や生徒役をやっていただく、大切なパートナーである。

エグザミナーが到着して、会場の用意が整い、オリエンテーションが始まった。

エグザミナーの自己紹介(今回は橘川さんと村上さん)、今回の課題、今後のスケジュール、事務手続きなどを聞いた。

スキルサーキットは、5種類のスキルを、その場で示されて自分の用紙に書き移す。

まだ、書き終わらないうちに、スライドを消されてしまう(ちょっと・・・)。

これは、隣の受験生をカンニングして事なきを得た(まあ、ここは見てもいいでしょう!)。

さて、スケジュールによると、今回は初日が限定水域プレゼン、スキルサーキット、筆記試験、学科プレゼン、2日目が海洋プレゼン、クロージングということになる。

学科プレゼンの再試験は、クロージングの前であるが、まさか自分が(しかも、自分「だけ」が)該当することになろうとは、この時は思ってもいなかった。

というわけで、延々書き続けてもいいのだが、腹が減ってきたので、とりあえずここまで。

IE報告(その2)2015年09月08日 01:11

IE報告(その2)


(IE合格)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/09/07/7781604

(IE報告(その1))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/09/07/7782304

さて、続きを書こう。

浮沈子に与えられた限定水域のお題は2つ。

まあ、具体的に書いてもいいんだが、差し障りがあるといけないので、ここでは書かない(ご推察ください!)。

一つ目の課題(イニシャル:これも、PADI語だな)は、浮沈子の苦手のスキルだ。

自分で苦手のスキルを教えるというのは、実はうまくいくというメリットもある。

トラブルの予測がしやすいのだ。

得意のスキルというのは、得てしてトラブルを見逃しやすい。

自分では、するりと出来てしまっているから。

浮沈子が、CCRのインストラクターなら出来るだろうと考えているのも、決してCCRが得意だからではない。

逆に、苦労して身に着けてきたからこそ、それを教えるに当たって受講生の立場に立って考えたり、共感したり、アドバイスが出来るに違いないと感じているからだ。

まあいい。

理論的には、苦手のスキルのプレゼンは、吉と出るはずだった・・・。

しかし・・・。

トラブルを見逃して、合格にしてしまい、いわゆる米2(こめに:基準違反の意味:これもPADI語ですな:基準違反については、評価表の欄外に、※2として出ているため)を出してしまった(当然、落第!)。

しかし、まあ、これは想定の範囲内で、前回書いたように、限定水域プレゼンでは、「メイクアップ」という再チャレンジの機会が与えられており、そちらのスキルでやり直すことが出来る。

こっちの方は、普段余り使うことがないスキルなのだが、サバイバルスキルとしては重要である。

こっちの課題のトラブルは、おおよそ見当がついていて、見抜くことも容易い。

当然、余裕で合格した(やれやれ・・・)。

初日のチームは4人で、それぞれがプレゼンを行っていくが、PADIでCカードを取っていない浮沈子は、初めて行うスキルもあって焦った。

しかも、生徒役にはトラブルの演技も要求されている!。

さらに演技以上のトラブルを起こせば、そのスキルが出来ていないと判断されて、失格になる可能性もある(5ポイント潜降とか、5ポイント浮上は、常に意識して行うようにしなければならない:いつも生徒に見られているプロとして、当然・・・)。

ちょっとヤバイ状況になったが、なんとか切り抜けた(このブログをエグザミナーが読むと、マジヤバかも!)。

限定水域プレゼンの次は、5つのスキルを次々と行うスキルサーキットと俗称される課題だ。

これには、浮沈子が苦手とするスキルもあったが、なんとかこなしてパスすることが出来た(ホッ!)。

さて、プールでの試験を辛うじてパスして、次は午後からホテルに戻ってペーパーテストを行う。

緊張の余り、食事ものどに通らず、カロリーメイト(2箱)を水で流し込む。

しかし、この時点では、少しは気楽になっていた。

あと1つクリアすれば、来月の再試験を受けることになっても、負担は半分になる。

集中してやれば、合格率も上がる。

よし、もう一つだけでも頑張ろうという気になってきた。

浮沈子は、CD(コースディレクター)の最終評価は、あまり芳しくなかった。

最終チェックでも基準違反をしてしまったし、今日も最初の課題で躓いている。

1回で合格する力量は備わっていなかったといってもいい(マジヤバ?)。

IEとは、実際にどんなことをするのか、参加することによって見学する程度の気持ちでいた。

既に、プロとして働いていて、本格的な戦力になるために、背水の陣で受験している方たちには申し訳ないが、それが浮沈子の限界なので仕方がない。

それでも、1つのセクションをクリアしたので、少しほっとしていた。

おお、浮沈子でも、クリアできるんだ!。

しかも、次のハードルは、座学である。

今まで、ペーパーテストは1回の例外を除いて落としたことはない。

それも、基準エグザムを、慣れないスマホの検索機能を使って、お店に行ったときにいきなりやった時で、まあ、無謀な受験だった。

特に補強することもなく、翌日、使い慣れたシンクパッド10(当然、画面もデカイ!)をつかって、難なくパスした。

だから、筆記試験は楽勝と思っていた・・・。

5科目が終わり、分からない問題もあったが、まあ、なんとかなっただろうと提出し、5分間の休憩の後、次の基準エグザムに臨み、少なくとも75パーセントは確保したつもりになっていた。

採点結果を見せられた時のショックは、自分でも予想外だった。

RDPを落としている・・・。

しかも、かなりの問題を間違えて!。

有り得ねーっ!。

ガガガガーーーーーン!(ベートーベンの第五風に)。

器材の点数もギリギリだったので、こっちであと1問間違えていたら、今回のIEの中での再テストは消えていた。

まあ、器材は苦手で、過去にもギリギリでクリアしたことがあるので、ある意味想定の範囲内だが、RDPでは減圧理論の選択問題も不注意で間違えていたし、もう、全くパニックだったな。

それでも、再テストのチャンスは拾った。

エグザミナーから、今、この場でも再テスト出来ると言われたが、間違えたところは計算方法があいまいなところを含んでいたので、ここでリスクを取るのは危険過ぎると判断した。

おそらく、そのまま再テストをしていたら、合格はなかっただろう・・・。

保留状態を作るのは、確かに別のリスクも抱えることになる。

そのことがプレッシャーになって、残りのセクション(学科プレゼンと海洋プレゼン)を落とす可能性があるからだ。

しかし、器材の科目がギリギリだったこともあって、学科試験の再テストを受けられることだけでも奇跡に近い・・・。

浮沈子は、ここで欲を出した。

ひょっとしたら、今回のIEで合格できるかもしれない、と。

その可能性に賭けたたわけだ。

今、こうして振り返りながら書いていると、この時点で綱は切れかかっていた(十分ですな)。

再テストを先延ばしにすることは、退路を断つことになる。

重圧をはねのけて、残りの課題に集中しつつ、最後の再テストにも取り組まなければならない。

下手をすると、3つとも落として、来月のIEを全て受け直すことになりかねない。

これは、賭けだ。

学科だけ落とせば、後のセクションに集注することが出来る・・・。

しかも、学科の勉強は、自分自身でいくらでもできるが、海洋プレゼンを落とすということになれば、追加の指導を受けなければならない。

来月のIEで、学科だけ受ければいいというのは、考えてみれば美味しい状況である。

器材持ってかなくてもいいし、初日だけで帰ってこられるし・・・。

今までの浮沈子なら、迷うことなく、そっちの選択をしたかもしれない。

今のこの苦しみから逃れて、次回のIEを受ける状況にして、後の課題に集中して少しでも次回のセクションを減らそうと。

例えば、次の知識プレゼンも落としていいことになる。

これも、自分だけで補習できるし、海洋プレゼンだけに集中することが出来る。

しかし、欲を出した。

プレッシャーを抱えつつ、それをはねのけて結果を出す方に賭けた。

それは、ひょっとしたら、ダイバーとしての本能のようなものだったのかもしれない。

生き残りたい。

生きて浮上したい。

そのために、今の自分に出来ることの全てをやり尽くそう。

そのためのトレーニングはしてきたはずだし、そのベースになる知識も備わっているはずだ(たぶん・・・)。

出来るはずのことをやらずに、諦めるわけにはいかない。

再テストのプレッシャーを抱えながら、残りのセクションを乗り切ることにしたのだ。

聖書の言葉に、「狭き道を歩め」というのがある。

(敢えてその狭き道を歩め)
http://www.cmcc.jp/message/contents.php?no=561

「いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見出す者はまれである。」

本来意味するところは違うんだろうが、ビジネスの場で使われたりする(リスク取って起業するとか)。

とにかく、この時(再テストを後から行うと決めた時)、浮沈子は、今回での合格に賭けた。

狭き道だ。

どう考えても、狭過ぎる。

しかし、この道を行こう。

ダイビングでは、様々なサバイバルの知識やスキルを習い、訓練もする。

オープンウォーターコースだろうが、テクニカルだろうが、許された潜水環境レベルの違いはあれ、人間が生活することが出来ない危険な水中で過ごす以上、避けて通れないスキルなんだが、それでも命を落とすダイバーはいる。

病気、へたくそ、思い上がりと喝破されている方もいるが、それはそれとして、生き残れるかどうかの最大の資質は、「生きたい」という気持ちの強さなのではないか。

浮沈子は、そう強く願い、自分を信じることにした。

今振り返ると、今回のIEの最大の山場の一つだったな(ってことは、えーっ?、まだあるのかよ?)。

あるんですよ、これが・・・。

というわけで、続きは別稿で。