月世界旅行の夢2015年10月19日 09:10

月世界旅行の夢


昨夜、夢を見た(袖ヶ浦で、1分30秒を切った夢ではない)。

月に行くために、途中の宇宙ステーションに向かって、ロケットで発射する夢だ。

何人かいるクルーの中には、ダイビングで知り合った方もいた。

地上責任者は、昔お世話になった学習塾の先生・・・。

まあ、夢というのは、ことほど左様に支離滅裂なのだが、夢の中では、全てつじつまが合っていて、何の不思議もない。

轟音と共に発射されたロケットの窓からは、漆黒の宇宙空間が見える(まあ、暗くて何も見えないというのが正しい)。

無事に宇宙ステーションに到着したのか、その先の月まで行けたのかどうかは、残念ながら覚えていない。

朝、目が覚めて、大量の情報が流入してくると、キャパシティの小さい浮沈子の脳は、別世界の記憶を保持しておくことができずに、さっさと消去してしまう。

かすかに残った記憶の断片、夢を見たという自覚と、その中でも強い印象を与えたわずかの記憶だけが、ボーっとした頭の中で、さらに朧げに漂っているだけ。

子供の頃は、同じ夢を何度も見たりした。

砂浜を歩いている夢。

そうして、何かガシャガシャした絵面になって終わってしまう。

登場人物、無し。

シュールだ・・・。

昨夜の夢などは、そういうゲージュツを感じさせるところは皆無だったな。

ロケットも、コンベンショナルな化学ロケットだしな。

月に行くのに、わざわざ宇宙ステーションを経由するというのも、2001年宇宙の旅の影響かあ?。

まあいい。

ダイビングと宇宙遊泳は、似て非なるものだ。

浮遊感という点では共通しているが、重力の影響から免れられないダイビングと、自由落下状態でその影響が全くない宇宙遊泳は本質的に異なる。

動きやすくするために、純酸素を入れて圧力を下げている宇宙服を着るためには、空気で生活する宇宙ステーションで宇宙服を着る際に減圧を行う。

体内に蓄積されている窒素を、排出しなければならないからだ。

でないと、気泡化して減圧症に陥ることになる。

潜る前に減圧するということだな。

ダイビングでも、事前に窒素の蓄積を減らすために、潜降前に純酸素を吸入するというのは、理論的にはアリだ。

しかし、実際どの程度有効なのか、あるいは有効にするためには、どのくらいの時間、純酸素を吸入し続けなければならないかについては知らない。

宇宙飛行士が、宇宙ステーションから宇宙服に着替えるまでには、何時間もかかると聞いた。

(宇宙のCCR)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/07/05/7701128

「以下、関連する引用のみ抽出。
「ISSから船外活動する際のプリブリーズ:
「酸素マスクを装着して純酸素を呼吸するプリブリーズ中にエクササイズ(自転車こぎ)を行う新しい「エクササイズ・プリブリーズ」を採用することにより、2時間20分でプリブリーズを終了させることができるようになりました。」
①「酸素マスクを着用し、1気圧(約101kPa)の状態で自転車こぎを10分間行う。(上半身は筋力トレーニングを行う)」
②「エアロック内を約0.7気圧(約70.3kPa)に減圧し20分間維持(エクササイズ・プリブリーズ開始からここまでで80分)」
③「宇宙服(EMU)の装着」
④「EMUの装着が完了するとエアロック内は1気圧に戻される。」
⑤「EMUを装着した状態で60分間のプリブリーズ(約0.3気圧(約30kPa)で100%酸素を呼吸)を行う。」
⑥「エアロック内を30分かけて減圧し、ハッチを開けて船外へ出る。」」

これだけ読んでも、時間は合わない。

・10分:自転車漕ぎ(60分の間違いかあ?)
・20分:エアロック内減圧(70.3kP)

ここまでで、80分とある。

・60分:EMU装着(100%酸素:約30kPa)
・30分:エアロック内減圧

まあ、宇宙服来たりする時間もあるし、エアロック内の減圧は、宇宙服を着ていれば行うことは出来るだろうから、重複もあるんだろう。

浮沈子の夢の中では、この辺のややっこしい手順は、もちろん、全て省略されている。

夢とは、そういうものだ。

煩わしいセッティングやプレブリージング、ちゃんとやっておかないと、呼吸器系疾患になること請け合いの事後の洗浄・消毒・乾燥を含めて、CCRだって宇宙遊泳ほどではないがややっこしい手順は山程ある。

一番いいのは、お店の人が何から何までやってくれて、プレブリージングだけすればいい(それもやっといてくれるといいんだがな)体験ダイビングみたいなやつだな。

私潜る人、あなた準備と後片付けする人。

可能ならば、器材の装着も、水面で手伝ってくれるとなおいい。

夢だ。

実に夢のような話だ。

まあ、バブルチェック位は、自分でやることにしよう。

浮上の際も、器材はすべて水面で脱いで、ラダーを上がる時は、ウエットスーツだけで上がれるといいんだがな。

自分の体が一番重いわけだし。

宇宙遊泳との差を、最も感じるところだ。

夢の中では、月に行くことになっていたはずなんだが、途中で目が覚めてしまって、そこまでは見られなかった。

というか、宇宙ステーションまでも到着していない。

なぜ、月なのかもわからない。

今時は、火星でしょ?。

50年近くも前に、既に人類の足跡を残し、月は憧れの対象ではなくなっている。

下手すると、今後、人類が月に行くことすらないかもしれない。

そこには、浮世の役に立ちそうなものは何もないから。

現世利益を追求する時代に、月は不要だ。

だからこそ、夢の中に出てきたのかもしれない。

それが夢というものだろう・・・。

ニコンミュージアム2015年10月19日 20:46

ニコンミュージアム
ニコンミュージアム


品川駅で降り、延々と続く通路を抜けると、以前三菱重工のビルに来た時のペデストリアンデッキに出る。

C棟というから、重工ビルの向かい辺りになる。

デッキと同じ階にある入り口を入ると、ミュージアムに行く方は、左手のカウンターで受付せずにそのまま入れる。

入場すると、すぐ左に販売機があるが、これはグッズの引換券を買うためのもので、入場料は無料である。

入ったところにある、ドデカイガラスの塊(インゴッド)・・・。

重さ800kgの合成石英ガラスの塊だ(画像参照)。

写真撮影も、手で触ることも出来る。

ニコンは、大井町に行く途中に、いつも近くを通っている。

(「光学通り」ってなかなかチャーミングな名前でしょ)
http://tsunoken.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-7fc9.html

「JR京浜東北線(東急多摩川線、湾岸線)の大井町駅と、横須賀線の西大井駅を斜めにつなぐような感じの通りに「光学通り」と言うのがある。」

浮沈子は、この通りを、修理が完了した「フェラーリ号」(宮田の電動アシスト自転車のペットネーム)を漕いで、大井町のスキューバプロショップに通っている(気が向いたときだけ)。

「大井町の光学工場と言えば旧・日本光学の本社、現在のニコン大井製作所なのです。」

うーん、この記事は、なかなか詳しいな。

(ニコン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%B3

「1917年(大正6年)7月 - 光学兵器の国産化を目的として、東京計器製作所光学部・岩城硝子製造所・藤井レンズ製造所が合同し、三菱の資本により「日本光學工業株式會社(日本光学工業株式会社)」を設立。」

もうすぐ100年ということで、記念に開館したのがニコンミュージアムというわけだ。

「2015年(平成27年)10月17日 - 2017年の創業100周年を記念し、本社2階にニコンの歴史・製品・技術を展示する初の施設「ニコンミュージアム」を開設」

昨日は定休日だったので、今日は開館2日目。

でも、ガラガラだったな。

(ニコンミュージアム)
http://www.nikon.co.jp/profile/museum/

オススメなのは、入ってすぐ右手にある映像展示だ。

今のところ、コンテンツは3つだ。

宇宙、視神経、半導体といった感じ。

なかなか見応えがある映像だ。

「Universe of Nikon ニコンがひらく世界」

「ニコンの製品群は、ナノメートルの極小スケールから光年を単位とする宇宙まで、広大な範囲をカバーします。迫力あふれるインタラクティブな映像空間で、新しいニコンの世界を体験してみてください。」

もちろん、無料である。

残念ながら、レンズの実験室では、一部展示に不具合があって、調整中だった(まあ、開館2日目だからな)。

浮沈子は、光学関係は全くの素人だから、いろいろ話を聞いていて面白かった。

レンズの素材としては、合成石英ガラスよりも、蛍石(ほたるいし)の方が優れているとか言ってたな。

(フッ化カルシウム(蛍石)(NICFシリーズ))
http://www.ave.nikon.co.jp/glass/products/materials/caf2/index.htm

こいつは、単結晶を成長させるらしい。

特殊なレンズに用いるとか言ってた。

浅学菲才な浮沈子は、恥ずかしげもなく、プラスチックレンズじゃダメなんですかあ?、などとワケワカの質問をして、担当者の方を困らせてたがな。

この会社は、元々海軍向けの光学機器を作成するために、三菱が作った会社だ。

戦後は民生品で食い繋いでいるが、技術は一流のものがあるらしい。

帰り際に、巨大天体望遠鏡の反射鏡とか作んないんですかあ?、とワケワカな質問をして、再び別の担当者を困惑させる。

その辺りには、手を出していないようだ。

衛星あかりの光学系を担当したらしい。

(あかり (人工衛星))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%8B%E3%82%8A_(%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A1%9B%E6%98%9F)

「運用終了日 2011年11月24日5時23分」

なんだ、4年前に終わってたんだな。

どんなに撮像素子が発達しても、そこに光を導くのは反射鏡やレンズの組み合わせによる光学系である。

そんな、「光」の技術を概観するのにももってこいの展示コーナーだ。

1時間余りいたが、全く見切れていない。

今時、情報はインターネットで仕入れると相場が決まっているが、それでは得られない情報が、世の中には山のようにある。

足を運び、人に尋ね、自分の目で見て、手で触ってこそ、真の情報に触れることができる。

そんな貴重な体験をした午後だった。

機会があったら、また寄ってみよう。

ニコンミュージアム(オマケ)2015年10月19日 21:53

ニコンミュージアム(オマケ)
ニコンミュージアム(オマケ)


画像は、お土産として売っている、ニコンの一口羊羹。

浮沈子が買い求めたのは、5個入り(税込み700円)。

・胡麻
・柚子
・本煉
・塩
・小倉

どれも、美味しい!。

ということは、何かあ、もう全部食っちまったってことかあ?。

当然ですな。

羊羹は、食ってナンボである。

眺めていても、何の意味もない。

味的に好みなのは胡麻だな。

しかし、その他の種類も美味しい。

お土産には、オススメである。

・企画・販売:株式会社ニコンイメージングジャパン
・販売者:ニコンビジネスサービス
・製造者:株式会社本宮

(ニコンようかん)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%8B%E3%82%93

「ニコンようかんは、日本の光学機器メーカー・ニコンのブランドで販売されている羊羹。ニコングループの食品としては最も有名な商品である。」

ブランド品とは知らなかったな。

「姉妹品にニコンせんべい、ニコンワイン、ニコンこしひかりなどがある。」

まあ、どうでもいいんですが。

「株式会社荏原製作所でもニコンと同様に「株式会社本宮」製造のOEMようかんを社内売店で販売している。こちらは「荏原ようかん」、「荏原一口ようかん」と言う商品名である。」

「またシチズンでも「シチズン羊羹」が生協で販売されており、製造は同じく「株式会社本宮」である。なお、この生協は一般人でも利用することができる。」

さらに、どうでもいいんですが。

本宮の羊羹って、そんなに有名なのかあ?。

「昭和30年代にニコン従業員向けに販売され始めたものが起源。ニコンに和菓子製造の技術・設備がないため、栃木ニコン近隣の専門メーカーである、「株式会社本宮」(大田原市)が開発・製造を担当し、ニコンへ供給する」

なんだ、地元繋がりなだけじゃん!。

でも、美味しかったな(それだけかあ?)。

(100年の光学技術に圧倒される「ニコンミュージアム」レポート)
http://www.digimonostation.jp/news-trend/digitalcamera/id36371

「そして最後に、入口の隣にあるミュージアムショップです。ここではニコンのオリジナル商品が購入できます。PASMOのリーダーまで搭載したチケット販売機が受付の隣にあり、チケットを受け付けに持っていくことで商品が入手できるしくみですね。以下注目のグッズです。」

「ニコンミュージアム先行販売の『ナノブロック Nikon F』です。製品名の通りNikon Fを模したもの。組み立ては自分で行う必要があります。」

「本格的なニッコールレンズを模したタンブラー『ニッコールタンブラーMicro60(スタンド付)』。外箱もニッコール仕様という手の込んだつくり。もちろん蓋はレンズキャップです。こちらはNikon Directでも販売しています。」

「ニコンのカメラが絵柄となり、さらに説明まで書いてある『ニコン カメラトランプ』もあります。こちらはニコンミュージアム先行販売。ニコンのカメラファン必携のアイテムですね。」

(「ニコンミュージアム」オープン 創立100周年を記念)
http://www.sankei.com/photo/story/news/151016/sty1510160009-n1.html

「ミュージアムショップでは「ニコン一口ようかん」(5個入り700円、10個入り1200円)などの限定商品も販売する。」

(ニコンミュージアム 17日オープン【360°パノラマ】)
http://www.sankei.com/photo/panorama/news/151016/pnr1510160001-n1.html

「【参考】パノラマ写真内で女性が手にしているのは、ミュージアムショップで販売する「ナノブロック Nikon F」「ニコン一口羊羹(ようかん)」「ニコンオリジナルトートバッグ」「ニコンオリジナル手ぬぐいA」などです。」(パノラマ写真の羊羹は、10個入り:浮沈子:注)

お土産関連の情報を拾ってみた。

是非、お気に入りのグッズ(羊羹がオススメ!)をゲットしてもらいたい。

お姉さんも、みんな別嬪さんでしたな(カメラ屋だから、フォトジェニックというべきか)。

まあいい。

まだ、行ったことがなければ、ついでに三菱重工ビルの展示室にも足を運ばれることをお勧めする。

(M's Square)
http://www.mhi.co.jp/discover/mssquare/

浮沈子的には、入り口のLEー7Aエンジン(本物:1基10億円!!)だけでお腹いっぱいだがな。

(LE-7A )
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/10/30/7477578

最近話題の(そろそろ初飛行)MRJの模型もある。

品川界隈も、面白いところが増えてきて、mic21に行ったついでに寄るところが多くなって楽しいな(今日も、ダイビングシューズをお買い上げです)。