非核三原則考2016年08月07日 22:52

非核三原則考
非核三原則考


持たず、作らず、持ち込ませず(画像は本文とは関係ありません:たぶん・・・)。

まあ、裏取引や黙認、例外、無視、解釈の相違、その他もろもろはあるかもしれないが、一応、国是ということになっている。

(非核三原則)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%9E%E6%A0%B8%E4%B8%89%E5%8E%9F%E5%89%87

「1978年(昭和53年)5月23日に衆議院で、第1回国際連合軍縮特別総会に関して、「非核三原則を国是として堅持する我が国」という表現を含む決議を採択した。」

「「核兵器を持たず、作らず」の日本独自の核兵器の保有・製造に関する2項目については、1955年(昭和30年)に締結された日米原子力協力協定や、それを受けた国内法の原子力基本法および、国際原子力機関(IAEA)、核拡散防止条約(NPT)等の批准で法的に禁止されている。」

「非核三原則は国会決議ではあるが法律や条約ではないため、非核三原則の一つである「核兵器を持ち込ませず」には法的な拘束力はないとされている」

たぶん、持たず作らずだって、裏に抜け道はいくらでもあるだろう。

現に、材料とかは持ってるしな。

高速増殖炉を再稼働させれば、いくらでも手に入るしな。

今時、爆縮型のプルトニウム原爆なんて、すぐに作れるに違いない。

それでも、建前としては、やっぱ、非核三原則は堅持ということになる。

しかし、それには条件が付いているわけだ。

日米安保で、ちゃんと核の傘で守ってもらえること。

自分のじゃなければ、使ってもいいし、使ってくれなきゃ困るわけだな。

バラク・オバマが核兵器の先制不使用をぶち上げようとしていて、そんなことされたら、核の傘から外されるといって、我が国は大変なことになっているらしい。

(安倍の原爆式典スピーチは口先だけ! オバマの広島での「核の先制不使用」宣言を日本政府が反対して潰していた)
http://lite-ra.com/2016/08/post-2476.html

「核兵器を削減・廃絶するのはほとんど非現実的」

「表舞台で首相が言っていることと、具体策に動く舞台裏でやっていることが、完全に矛盾しているのだ。」

「日本政府はオバマ大統領が打ち出そうとしている「核の先制不使用」政策に真っ向から反対して、潰しにかかっているらしい。」

「「核の先制不使用」というのは、核攻撃を受けないかぎりは先に核兵器を使用しないとするもの」

「オバマ大統領は今年5月の広島訪問時の演説にこの「核の先制不使用」宣言を盛り込む予定もあったのだが、日本政府はこれに真っ向反対。広島でも宣言が見送られたのだという。」

これについては、米国内でも懸念が広がっている。

(オバマ大統領の核先制不使用宣言に「懸念」 米空軍長官)
http://www.afpbb.com/articles/-/3096418

「ある程度の曖昧さを持つことは必ずしも悪いことではない。世界の同盟国や潜在的な敵国と話し合うべきことは確かにあるが、常に手の内をすべて明かす必要はない」

もちろん、戦略的技術論からいえば、そういうことになるのかもしれない。

ジャンケンで、最初からパーは出さないと言ってるようなもんだからな。

しかし、オバマは、やるに違いない。

(核の先制不使用
日本に支持要請…米科学者ら書簡公開)
http://mainichi.jp/articles/20160728/k00/00m/030/106000c

「比類なき米国の通常戦力を考えれば、核の先制使用の脅しに頼る必要はない」

「日本がその追求の障害になるとすれば悲劇だ」

すでに、議会にも根回しをしているらしい。

大統領権限で、押し切るつもりなのだ。

寝耳に水の日本政府は、相当イラついているだろうな。

「日本の安全保障からして『核の先制不使用』はありえないでしょう。『言葉の使い方に注意してほしい』という懸念を伝えた」

「『核の先制不使用』なんて、そもそもまったくナンセンス。宣言することなんてないですよ、絶対に。日米安保が成り立たなくなる」

官僚の想像力なんて、せいぜいこんなもんだろう。

核の傘を外されて、むき出しになった我が国をどう守っていくか、ちっとは真剣に考えてもらいたいな。

事実は、小説より早く変化する。

米国民の大多数は、東アジアに張り付いている米軍を、引っぺがしたがっているわけだしな。

安保条約の見直しだって、時間の問題かもしれない。

そんななかで、人様の核兵器を当てにして、ボケーッとしていると、梯子外されて悲惨なことになるかもしれない。

大臣に、「現時点で」と、条件付けさせた防衛省だけが、真面目に国防を考えているのかもしれない。

浮沈氏は、核武装したほうがいいのか、そうでないのかというのは、よく分からない。

しないで済めば、それに越したことはないけど、それこそ、先制不使用宣言でもして、抑止力として保有するという選択肢を完全に排除するのはいかがなものかと思っている。

お隣さんも、そうしているしな。

そうすれば、無駄なミサイル発射とかしないで、兵器を温存できるかもしれないしな(逆効果?)。

まあ、どうでもいいんですが。

米国は、徐々に、世界から撤退しようとしている。

それは、たぶん、おそらく、今後も続いていくだろう。

中国とだって、手打ちするかもしれないしな。

韓国、日本、台湾、インドシナはくれてやっから、グアムから西で、おとなしくしててくれ・・・。

首相の発言を注意深く読めば、保有しないと言っているだけで、使わないとは言っていないしな。

「わが国が核兵器を保有することはあり得ず、保有を検討することもない」

非核三原則も、不使用については触れていない。

我が国の意思で、第三国の核兵器を稼働させ、敵国に先制攻撃を仕掛けることだってできるだろう(専守防衛だから、やらないとは思いますが)。

それが、米国の核とは限らないんじゃないのかあ?。

米国が核の傘を外してくるなら、自前で持たずに、そういう方法も考えなければならない。

ここは、ひとつ、隣の国と水面下で取引して、固体燃料ロケットの技術と引き換えに、水素弾手に入れるというのもアリなんじゃないのか?。

そりゃあ、もちろん、隠密の上にも極秘にやらなきゃならんだろう。

つーか、もう、既に、根回しとかしてるんじゃね?。

非核三原則に抵触せず、これ以上の核拡散もせず(だって、お隣は、もう、持ってるし)、広島宣言とも矛盾せず、米国の先制不使用宣言にも動じない、最善の策のような気がするんだがな。

まあいい。

今日は、昼間暑かったんで、少し妄想が激しいようだ。

非核三原則は、日米安保、特に、米国の核の傘を前提としている。

オバマは、米国本土が攻撃されない場合は、同盟国が核攻撃を受けても、核兵器による報復を行わない方向で、不使用宣言をしようとしているだろう。

もう、核兵器なんて、金輪際使いたくはないのだ。

核兵器開発施設を核兵器で攻撃するという戦術も、地下深く、たとえば1000mくらい掘られてしまえば、どうしようもない。

戦術核ができることなんて、たかが知れているのだ。

だから、先制不使用宣言というのは、潜在的な敵国が、先制攻撃を仕掛けてこないようにするという意味で、核抑止力が低下しないどころか増加するに違いない。

問題は、同盟国の同意をどう取り付けるかという点だろうな。

それと、実働部隊である軍との調整もある。

実際に、同盟国が核攻撃を受けた際に、通常軍隊として派遣されるのは、彼らだからな。

戦略、戦術の、大幅な見直しが必要になるだろうし、真面目に考えれば、核兵器による報復よりも、米軍の人的損耗は増えるに決まっている。

それでも、いろいろ条件付けて、不満足な結果に終わるかもしれないが、また、反核団体からは、ポーズに過ぎないといわれるかもしれないが、オバマは何らかの形で道筋をつけるだろう。

それが、皮肉にも、我が国をはじめとする潜在的核保有国を、顕在的核保有国に追いやるかもしれないとしてもだ。

米国内には、危ない風潮が蔓延している。

複雑化し、混とんとした情勢を、一気にすっきりさせてくれる、ヒーローを待ち望む風潮だ。

(「本当に情けない時代だ。みんな過剰に慎重になってる。俺が育った時代なら、トランプの発言が人種差別的だなんて言われなかっただろう」と、イーストウッドは語った。)
http://rollingstonejapan.com/articles/detail/26352

「「トランプを支持せざるを得ないだろう」と共和党候補を支持する意向を明かした。」

「俺の親父の格言じゃないけど、みんな身の丈に合った言動をすべきだ」

そのとおりだな。

米国の大統領は、代々そうして選ばれ、世界中に軍隊をばらまき、20世紀から21世紀にかけて、地球上を蹂躙してきた。

ダーティハリーのように、大口径のマグナム弾ぶっ放して・・・。

(.44マグナム弾)
https://ja.wikipedia.org/wiki/.44%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%A0%E5%BC%BE

「近距離ならば、北アメリカのどんな獲物でも狩ることが出来る」

米国大統領は、北米だけを統治しているわけじゃない。

身の丈に合った言動が、せいぜい北米の一部地域(米国ともいう)に限定されているのなら、米国は世界から撤退すべきだろう。

トランプさんは、そうすると言っている。

なるほど、正直者だ。

身の丈に合った言動というものだ。

そういう人物が、核のボタンを握るようになる(かもしれない)。

オバマは、そういう未来のために、何かを残そうとしているのだ。

彼もまた、身の丈に合った言動をしている。

米国は、いい国だな。

皆が良かれと思って、最善を尽くしているように見える(そろそろ、幻覚が見えてきたかも)。

非核三原則を堅持といっている我が国の政治家は、どの程度の身の丈なんだろうか?。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック