😼米国大統領選挙:老人と詐欺師 ― 2024年06月29日 13:30
米国大統領選挙:老人と詐欺師
(【米大統領選討論会】「老人と詐欺師」の対決 不安残したバイデン氏)
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/431318
「民主党のバイデン大統領(81)と共和党のトランプ前大統領(78)による今回の対決は「老人」と「詐欺師」の戦いだった。」
記事は途中までしか読めないけど、なかなかインパクトのあるタイトルだな。
「バイデン氏が2期目も体力的に問題ないと信じる米国人は7人に1人(15%)しかいない。」
浮沈子は、討論を見ていたわけではないけど、NYTはバイデンの撤退を求めた社説を掲載したそうだ。
(ニューヨーク・タイムズ、バイデン氏に大統領選撤退要求)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB290UT0Z20C24A6000000/
「米国のためにバイデン氏は選挙戦から去るべきだ」
「米国に対してできる最大の貢献は大統領選をこれ以上続けないと表明することだと訴えた。」
究極の撤退勧告だな。
実際の話、これから大統領選の候補者を探して選びなおし、トランプにぶつけるのは難しいだろう。
(米有力紙「バイデン氏は大統領選 撤退を」本人は巻き返し誓う)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240629/k10014496561000.html
「トランプ氏の危険性、この国の将来、そしてバイデン氏の不安定さを鑑みれば、アメリカは共和党候補に対抗できる、より強力な人物を必要としている」
アメリカが必要としているかどうかはともかく、民主党が必要としていることだけは間違いない。
「一方、バイデン氏は討論会から一夜明けた28日、南部ノースカロライナ州で演説し「打ちのめされても立ち上がるのだ」と述べて、巻き返しを誓いました。」
さすがに政治家だと思うのは、転んでもただでは起きないところだな。
しかし、4か月余りとなった残りの大統領選挙戦を戦い抜くのは困難だろう。
各国では、もしトラへの備えが加速している。
(バイデンは「崩壊したかも」...討論会後、世界各国で「トランプ勝利」に備える動きが一気に加速)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/06/post-104913.php
「米国の同盟国の一角では、共和党のトランプ前大統領の返り咲きに備える動きが強まっている。」
「イタリアのレンツィ元首相はXへの投稿で、バイデン大統領が米国に名誉ある貢献を行ったとした上で「彼に不名誉な結末はふさわしくない。馬を変えるのは皆の義務だ」と述べた。」
「ベルギーのフェルホフスタット元首相はXにバイデン、トランプ両氏の写真を投稿し、「米民主主義は老人政治によって死滅した」と述べた。」
「ショルツ独首相は以前、バイデン氏再選の見通しを歓迎していた。しかし、連立政権を構成する自由民主党(FDP)の議員の1人は独紙に対し「米民主党がトランプ氏に対抗する強力な候補を立てることができず、トランプ氏のような人物が再び大統領になる可能性があるという事実は、全世界が感じる歴史的な悲劇となるだろう」とし、米民主党に候補者の交代を促した。」
「7月4日に総選挙を控える英国では、世論調査で支持率トップに立つ野党・労働党のキア・スターマー党首が、米英関係は強固で「個人を超える」と述べた。」
首脳クラスだけではない。
「仏紙ルモンドはバイデン氏を「難破船」と呼び、英大衆紙デイリー・ミラーは「失言だらけの悪夢」と評した。独紙ビルト紙は「おやすみ、ジョー!」としたほか、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは「トランプ氏はバイデン氏を怪物にした。民主党はジョーでは勝てない」と報じた。」
「キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹の宮家邦彦氏は、トランプ氏は勝たなかったが、バイデン氏は「崩壊したかもしれない」と指摘。」
「韓国・峨山政策研究所の研究員ピーター・リー氏は、トランプ氏が再選されれば、同盟国に対し「非常に強硬」な姿勢で防衛費増額を迫ることが予想されると述べた。」
「韓国メリッツ証券のチーフエコノミスト、スティーブン・リー氏は、トランプ氏が「米国例外主義の概念に基づき、中国だけを標的にせず、他の国々にも関税を課す可能性がある」という見方を示した。」
「豪シドニーでは「トランプ2.0」と題されたワークショップが開かれ、政府関係者や専門家らが出席した。」
「シドニー大学・米国研究センターのピーター・ディーン教授は、TV討論会が「バイデン氏にとって大惨事だったというのが圧倒的な印象だ」とし、 「討論会後、雰囲気は一変し、トランプ2.0に備えていなかったのなら、今こそそれが賢い動きという見方が強まった」と述べた。」
こうした動きは、もちろん、以前からあったわけだが、討論会を経て、勢いを増してくるんだろう。
もしトラから確トラへ。
クレムリンは平静を装っているけど、内心は小躍りしているに違いない。
国際協調から米国一国主義へ。
米国大統領選挙は、結果の如何にかかわらず、その流れを浮き彫りにする。
「8年前と違い、他の欧州やアジアの同盟国と同様、われわれにははるかに準備が整っている。それでもトランプ氏は予測不可能だ」(キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹の宮家邦彦氏)
長期の投資を行うためには、政策の安定や予測可能性が重要だ。
先の見えない市場に投資はできない。
米国の迷走、混乱、同盟国との足並みの乱れ、予測不能性の増大は、対抗勢力にとっては願ったり適ったりだろう。
11月の投票でトランプが返り咲きを果たせば、プーチンは笑いが止まらんだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(バイデン氏、再選目指す決意を強調-民主党内では憂慮の声渦巻く)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-29/SFTF7OT0AFB400
「国外では、4年前にバイデン氏がトランプ氏を破ったことを歓迎していた外国の指導者から憂慮の声が聞かれた。」
「ポーランドのシコルスキ外相は、X(旧ツイッター)で古代ローマのアウレリウス皇帝について投稿し、「沈む太陽に向かって上手に馬を歩ませることが大事だ」と述べた。五賢帝最後の皇帝、アウレリウスは晩年に誤った判断で内戦を引き起こし、国力を疲弊させたことで知られる。」
「バイデン氏が定期的に会話する数少ないメディア関係者の1人であるニューヨーク・タイムズのコラムニスト、トーマス・フリードマン氏は、討論会を見て「涙が出た」と書き、大統領は選挙戦から撤退すべきだと記した。」
「その後、ニューヨーク・タイムズの編集委員会は、バイデン氏に選挙戦からの撤退を促す社説を掲載した。」
NYTの社説掲載は、関係者にはショックだったに違いない。
米国の有力メディアは、党派的であることを隠さない。
しかし、現職大統領を再選候補から引きずりおろせという主張は、控えめに言っても穏やか話ではない(ありていにいえば、過激な暴論というところか)。
米国は、静かに衰退への道を歩み始めている。
その他大勢は、何とかしてソフトランディングさせようとしているんだろうが、当の米国自身が自己崩壊していくのはどうしようもない。
(「こうなると恐れていた」、討論会のバイデン氏を同盟国から憂慮の声)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-28/SFSPHVDWLU6800
「こうなるのではないかと恐れていた。直接対決や討論の場になるとバイデン大統領にとっては簡単にいかないだろうと予想されていたからだ」(ポーランドのトゥスク首相)
「来週行われる英選挙で次期首相に就任する可能性が高い最大野党・労働党のスターマー党首は、バイデン氏の討論についてコメントを避けた。」
「来月ロシアを訪問するインドのモディ首相は、トランプ前大統領が返り咲く可能性をさほど問題視していないと、同国当局者が匿名を条件に語った。」
ホントかあ?。
プーチンと一緒になって、抱き合って喜ぶんじゃないのかあ?。
まあいい。
米国大統領選挙は、波乱万丈の展開になった。
浮沈子的には、世間のもしトラに反して、バイデンが再選されると見ているんだが、その雲行きも怪しくなってきた。
確実に再選を目指すには、トランプ陣営は現実的な政策を掲げなければならない。
ドラスチックな政策だけでは、有権者は付いてこないからな。
で、それが明らかになる終盤には、バイデン政権との違いが曖昧になり、現職の強みでバイデンが逃げ切るというストーリーだったんだがな。
出足で躓いちまってる。
やれやれ・・・。
このままいけば、間違いなく確トラになる。
内向きで、地域大国としての米国へと変質していく。
重要なのは、それが一時的なものではなく、大きな流れに沿っていて、今後4年間のプロセスの中で後戻りが出来ないほど決定的になる恐れがあるということだ。
同盟国がいくら憂慮しても、米国の変質は変えられない。
それを止めることが出来るのは世界で唯一、米国国民だけ。
NYTは、たぶん確信犯だ。
反対はしたぞと・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(アングル:バイデン氏の「大失敗」討論会、背後に側近らの判断ミス)
https://jp.reuters.com/world/us/OMQLPUOW2ZKF3CWL5L2OFKEKLM-2024-07-01/
ロイターが、民主党内部の責任のなすりあいを報じている(そういうことかあ?)。
「バイデン米大統領が27日の大統領選討論会で「大失敗」した背景には、最上級顧問らによる一連の判断ミスがあったとみられる」
記事にはぐちゃぐちゃ書かれているけど、本質的にはこれだけ・・・。
「今年初め、バイデン氏の側近の間では、トランプ氏との討論自体を避けるべきだとの意見があった。」
「バイデン氏を不利な立場に追い込む舞台をトランプ氏に与えるだけだから、という理屈だった。」
それは「理屈」じゃない、「事実」だ。
誰だってそう思うだろう。
側近らは、バイデン氏にそう伝えていたに違いない(未確認)。
「しかしバイデン氏自身が4月のインタビューで、討論会に出ると表明。これは一部の側近にとって驚きだった。」
彼の失態は、自ら掘った墓穴だ。
「バイデン氏陣営は28日、スタッフの交代は検討していないと述べた。」
自分で招いた災難を、人のせいにしないところはさすがだと思うけどな。
トランプなら、即刻、「お前はクビだ!」となるところだ(そうなのかあ?)。
別記事によれば、バイデン氏の家族も続投を支持しているといわれる。
この時期に候補者を変えるためには、本人が辞退するしかない。
NYTは、それを求めている。
「オマリー・ディロン氏は29日に支持者に宛てた電子メールで、内部調査などによると討論会後、激戦州において有権者の見方に変化はなかったと主張。「メディアの大げさな表現ぶり」が「世論調査の一時的な落ち込み」を引き起こすかもしれないが、バイデン氏が11月に勝利することを確信しているとした。」(オマリーディロン氏:オバマ元大統領の選挙参謀:今何やってるのかは未調査)
バイデンに代わる有力な候補者がいないことも問題だ。
今回の事態が元で、民主党は崩壊するかもしれないけど、米国はそれほどヤワじゃない。
トランプの4年間が過ぎた後は知らない。
ただし、その時にウクライナがあるかどうかは自信が持てない。
いや、世界があるかどうかも、あんま自信ないけどな・・・。
(【米大統領選討論会】「老人と詐欺師」の対決 不安残したバイデン氏)
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/431318
「民主党のバイデン大統領(81)と共和党のトランプ前大統領(78)による今回の対決は「老人」と「詐欺師」の戦いだった。」
記事は途中までしか読めないけど、なかなかインパクトのあるタイトルだな。
「バイデン氏が2期目も体力的に問題ないと信じる米国人は7人に1人(15%)しかいない。」
浮沈子は、討論を見ていたわけではないけど、NYTはバイデンの撤退を求めた社説を掲載したそうだ。
(ニューヨーク・タイムズ、バイデン氏に大統領選撤退要求)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB290UT0Z20C24A6000000/
「米国のためにバイデン氏は選挙戦から去るべきだ」
「米国に対してできる最大の貢献は大統領選をこれ以上続けないと表明することだと訴えた。」
究極の撤退勧告だな。
実際の話、これから大統領選の候補者を探して選びなおし、トランプにぶつけるのは難しいだろう。
(米有力紙「バイデン氏は大統領選 撤退を」本人は巻き返し誓う)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240629/k10014496561000.html
「トランプ氏の危険性、この国の将来、そしてバイデン氏の不安定さを鑑みれば、アメリカは共和党候補に対抗できる、より強力な人物を必要としている」
アメリカが必要としているかどうかはともかく、民主党が必要としていることだけは間違いない。
「一方、バイデン氏は討論会から一夜明けた28日、南部ノースカロライナ州で演説し「打ちのめされても立ち上がるのだ」と述べて、巻き返しを誓いました。」
さすがに政治家だと思うのは、転んでもただでは起きないところだな。
しかし、4か月余りとなった残りの大統領選挙戦を戦い抜くのは困難だろう。
各国では、もしトラへの備えが加速している。
(バイデンは「崩壊したかも」...討論会後、世界各国で「トランプ勝利」に備える動きが一気に加速)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/06/post-104913.php
「米国の同盟国の一角では、共和党のトランプ前大統領の返り咲きに備える動きが強まっている。」
「イタリアのレンツィ元首相はXへの投稿で、バイデン大統領が米国に名誉ある貢献を行ったとした上で「彼に不名誉な結末はふさわしくない。馬を変えるのは皆の義務だ」と述べた。」
「ベルギーのフェルホフスタット元首相はXにバイデン、トランプ両氏の写真を投稿し、「米民主主義は老人政治によって死滅した」と述べた。」
「ショルツ独首相は以前、バイデン氏再選の見通しを歓迎していた。しかし、連立政権を構成する自由民主党(FDP)の議員の1人は独紙に対し「米民主党がトランプ氏に対抗する強力な候補を立てることができず、トランプ氏のような人物が再び大統領になる可能性があるという事実は、全世界が感じる歴史的な悲劇となるだろう」とし、米民主党に候補者の交代を促した。」
「7月4日に総選挙を控える英国では、世論調査で支持率トップに立つ野党・労働党のキア・スターマー党首が、米英関係は強固で「個人を超える」と述べた。」
首脳クラスだけではない。
「仏紙ルモンドはバイデン氏を「難破船」と呼び、英大衆紙デイリー・ミラーは「失言だらけの悪夢」と評した。独紙ビルト紙は「おやすみ、ジョー!」としたほか、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは「トランプ氏はバイデン氏を怪物にした。民主党はジョーでは勝てない」と報じた。」
「キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹の宮家邦彦氏は、トランプ氏は勝たなかったが、バイデン氏は「崩壊したかもしれない」と指摘。」
「韓国・峨山政策研究所の研究員ピーター・リー氏は、トランプ氏が再選されれば、同盟国に対し「非常に強硬」な姿勢で防衛費増額を迫ることが予想されると述べた。」
「韓国メリッツ証券のチーフエコノミスト、スティーブン・リー氏は、トランプ氏が「米国例外主義の概念に基づき、中国だけを標的にせず、他の国々にも関税を課す可能性がある」という見方を示した。」
「豪シドニーでは「トランプ2.0」と題されたワークショップが開かれ、政府関係者や専門家らが出席した。」
「シドニー大学・米国研究センターのピーター・ディーン教授は、TV討論会が「バイデン氏にとって大惨事だったというのが圧倒的な印象だ」とし、 「討論会後、雰囲気は一変し、トランプ2.0に備えていなかったのなら、今こそそれが賢い動きという見方が強まった」と述べた。」
こうした動きは、もちろん、以前からあったわけだが、討論会を経て、勢いを増してくるんだろう。
もしトラから確トラへ。
クレムリンは平静を装っているけど、内心は小躍りしているに違いない。
国際協調から米国一国主義へ。
米国大統領選挙は、結果の如何にかかわらず、その流れを浮き彫りにする。
「8年前と違い、他の欧州やアジアの同盟国と同様、われわれにははるかに準備が整っている。それでもトランプ氏は予測不可能だ」(キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹の宮家邦彦氏)
長期の投資を行うためには、政策の安定や予測可能性が重要だ。
先の見えない市場に投資はできない。
米国の迷走、混乱、同盟国との足並みの乱れ、予測不能性の増大は、対抗勢力にとっては願ったり適ったりだろう。
11月の投票でトランプが返り咲きを果たせば、プーチンは笑いが止まらんだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(バイデン氏、再選目指す決意を強調-民主党内では憂慮の声渦巻く)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-29/SFTF7OT0AFB400
「国外では、4年前にバイデン氏がトランプ氏を破ったことを歓迎していた外国の指導者から憂慮の声が聞かれた。」
「ポーランドのシコルスキ外相は、X(旧ツイッター)で古代ローマのアウレリウス皇帝について投稿し、「沈む太陽に向かって上手に馬を歩ませることが大事だ」と述べた。五賢帝最後の皇帝、アウレリウスは晩年に誤った判断で内戦を引き起こし、国力を疲弊させたことで知られる。」
「バイデン氏が定期的に会話する数少ないメディア関係者の1人であるニューヨーク・タイムズのコラムニスト、トーマス・フリードマン氏は、討論会を見て「涙が出た」と書き、大統領は選挙戦から撤退すべきだと記した。」
「その後、ニューヨーク・タイムズの編集委員会は、バイデン氏に選挙戦からの撤退を促す社説を掲載した。」
NYTの社説掲載は、関係者にはショックだったに違いない。
米国の有力メディアは、党派的であることを隠さない。
しかし、現職大統領を再選候補から引きずりおろせという主張は、控えめに言っても穏やか話ではない(ありていにいえば、過激な暴論というところか)。
米国は、静かに衰退への道を歩み始めている。
その他大勢は、何とかしてソフトランディングさせようとしているんだろうが、当の米国自身が自己崩壊していくのはどうしようもない。
(「こうなると恐れていた」、討論会のバイデン氏を同盟国から憂慮の声)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-28/SFSPHVDWLU6800
「こうなるのではないかと恐れていた。直接対決や討論の場になるとバイデン大統領にとっては簡単にいかないだろうと予想されていたからだ」(ポーランドのトゥスク首相)
「来週行われる英選挙で次期首相に就任する可能性が高い最大野党・労働党のスターマー党首は、バイデン氏の討論についてコメントを避けた。」
「来月ロシアを訪問するインドのモディ首相は、トランプ前大統領が返り咲く可能性をさほど問題視していないと、同国当局者が匿名を条件に語った。」
ホントかあ?。
プーチンと一緒になって、抱き合って喜ぶんじゃないのかあ?。
まあいい。
米国大統領選挙は、波乱万丈の展開になった。
浮沈子的には、世間のもしトラに反して、バイデンが再選されると見ているんだが、その雲行きも怪しくなってきた。
確実に再選を目指すには、トランプ陣営は現実的な政策を掲げなければならない。
ドラスチックな政策だけでは、有権者は付いてこないからな。
で、それが明らかになる終盤には、バイデン政権との違いが曖昧になり、現職の強みでバイデンが逃げ切るというストーリーだったんだがな。
出足で躓いちまってる。
やれやれ・・・。
このままいけば、間違いなく確トラになる。
内向きで、地域大国としての米国へと変質していく。
重要なのは、それが一時的なものではなく、大きな流れに沿っていて、今後4年間のプロセスの中で後戻りが出来ないほど決定的になる恐れがあるということだ。
同盟国がいくら憂慮しても、米国の変質は変えられない。
それを止めることが出来るのは世界で唯一、米国国民だけ。
NYTは、たぶん確信犯だ。
反対はしたぞと・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(アングル:バイデン氏の「大失敗」討論会、背後に側近らの判断ミス)
https://jp.reuters.com/world/us/OMQLPUOW2ZKF3CWL5L2OFKEKLM-2024-07-01/
ロイターが、民主党内部の責任のなすりあいを報じている(そういうことかあ?)。
「バイデン米大統領が27日の大統領選討論会で「大失敗」した背景には、最上級顧問らによる一連の判断ミスがあったとみられる」
記事にはぐちゃぐちゃ書かれているけど、本質的にはこれだけ・・・。
「今年初め、バイデン氏の側近の間では、トランプ氏との討論自体を避けるべきだとの意見があった。」
「バイデン氏を不利な立場に追い込む舞台をトランプ氏に与えるだけだから、という理屈だった。」
それは「理屈」じゃない、「事実」だ。
誰だってそう思うだろう。
側近らは、バイデン氏にそう伝えていたに違いない(未確認)。
「しかしバイデン氏自身が4月のインタビューで、討論会に出ると表明。これは一部の側近にとって驚きだった。」
彼の失態は、自ら掘った墓穴だ。
「バイデン氏陣営は28日、スタッフの交代は検討していないと述べた。」
自分で招いた災難を、人のせいにしないところはさすがだと思うけどな。
トランプなら、即刻、「お前はクビだ!」となるところだ(そうなのかあ?)。
別記事によれば、バイデン氏の家族も続投を支持しているといわれる。
この時期に候補者を変えるためには、本人が辞退するしかない。
NYTは、それを求めている。
「オマリー・ディロン氏は29日に支持者に宛てた電子メールで、内部調査などによると討論会後、激戦州において有権者の見方に変化はなかったと主張。「メディアの大げさな表現ぶり」が「世論調査の一時的な落ち込み」を引き起こすかもしれないが、バイデン氏が11月に勝利することを確信しているとした。」(オマリーディロン氏:オバマ元大統領の選挙参謀:今何やってるのかは未調査)
バイデンに代わる有力な候補者がいないことも問題だ。
今回の事態が元で、民主党は崩壊するかもしれないけど、米国はそれほどヤワじゃない。
トランプの4年間が過ぎた後は知らない。
ただし、その時にウクライナがあるかどうかは自信が持てない。
いや、世界があるかどうかも、あんま自信ないけどな・・・。
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