😼欧州大戦争:重箱の隅:オスキル川 ― 2025年02月16日 02:16
欧州大戦争:重箱の隅:オスキル川
(停戦ラインを巡る戦い、ウクライナ軍の兵士不足がクピャンスク方面で露呈)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/fighting-over-ceasefire-line-exposes-ukrainian-troop-shortage-in-kupyansk-area/
「少人数編成の攻撃グループは森林、家屋、廃墟に隠れながら前進しているが、ウクライナ軍にはこれに対応するだけの兵士が足りない」「ウクライナ軍が防衛ラインを守れておらず、現地の兵士らも同地域の戦術グループが任務を果たせていないと指摘した」(DEEP STATE)
報告が上がっているのは、クピャンスク方面オスキル川沿いの状況で、ロシア軍はじわじわと占領地を広げている。
「この地域のロシア軍にはFPVドローンの優位性がある」(同上)
まあ、そういう見立てが正しいんだろうけど、浮沈子的には「兵士が足りない」という点に注目している。
記事の末尾にも、兵士不足関連の記述がみられる。
「ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は18歳~24歳を対象にした契約オプションについて「この新しい取り組みは兵士不足の問題を解決しない無知な措置だと考えている」「何年も戦い続けてきた経験豊富な兵士にこそ最大限の資金と恩恵を与えるべきで、彼らの代わりは若い兵士でカバーできない」「しかも18~24契約は全旅団ではなく6個旅団のみにしか適用されない」と指摘」
オスキル川周辺(クピャンスクの北東)辺りは、行政境界的には既にハルキウ州であり、ロシアが領有を宣言している地域外に当たる。
戦略的にも、それほど重要というわけではないんだろう(未確認)。
少なくともチャシブヤールやトレツク、ポクロフシクといったド派手な戦場ではない。
クピャンスクは、オスキル川沿いに南方に散在するウクライナ陣地に対する兵站拠点になっているけど、ウクライナ軍は、何度か行われたロシア軍の攻撃を悉く撃退して町を守っている。
一時、オスキル川沿いでロシア軍が占領地を広げる動きを見せたけど、その後は落ち着いているしな。
南部戦線と同じく、比較的静かな戦線だった。
ドボリチナ(対岸にあるドボリチネ(ロシア占領の集落)と紛らわしい)は、オスキル川右岸(西岸)の町で、ロシア軍によるじわじわとした占領地の拡大が続いている(戦況地図では、まだ完全に占領されているわけでもなさそうだ)。
じわじわというのは、少数の歩兵が徒歩で移動しているからに他ならない。
オスキル川を渡河するのに、数人乗りのボートで、小火器中心に武器を運ぶ(せいぜい、迫撃砲くらいか:未確認)。
戦車や装甲車両(歩兵戦闘車など)が登場するようになると、状況はヤバくなってくるらしいが、今のところそういう感じではなさそうだ。
ぶっちゃけ、放っておいても大したことはない・・・。
河川という防御しやすい自然の盾を有しているにもかかわらず、小規模のロシア軍に占領地を拡大されている原因は、ロシア側の戦力が高まったというよりウクライナ側の対応の問題だろう。
ドローンについては記事に詳しいので割愛するけど、兵士不足というのはいただけない。
防御戦というのは、確かに攻撃側に比べれば少ない戦力で戦うことが出来ると言われている。
地形や陣地、制空権などの多くの要素があるけど、一般には数倍の兵力を食い止めることが出来ると言われている。
そこを取られている。
やっぱ、ヤバいんじゃね?。
威力偵察レベルじゃなさそうだしな。
「オスキル川西岸の橋頭堡拡大がクピャンスク方面の将来を不確実なものにし、敵がこの状況をか活用してくるのは100%だ」(同上)
蟻の一穴という言葉もあるからな。
渡河した歩兵の数が増えれば、それを排除する困難は増加する。
司令官は、重火器の使用が認められなければ放置する腹なのかもしれない(兵員不足だからあ?)。
しかし、ウクライナ戦線では、ドローンが砲弾の代わりになってきている。
小さなボートで渡河して運ぶにも適している。
気付いた時には、マジヤバな状況になっている可能性もあるに違いない。
主戦場では、アウトレンジから飛んでくる滑空爆弾とか長射程の榴弾砲とかが大活躍するのかも知れないが、こういうマイナーな戦場での勝敗には、んなド派手な兵器は登場しないようだ。
小型爆弾を抱えたFPVドローンが大活躍する。
じわじわとした侵略かあ。
ちょっとイヤーな感じがするんだがな・・・。
(停戦ラインを巡る戦い、ウクライナ軍の兵士不足がクピャンスク方面で露呈)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/fighting-over-ceasefire-line-exposes-ukrainian-troop-shortage-in-kupyansk-area/
「少人数編成の攻撃グループは森林、家屋、廃墟に隠れながら前進しているが、ウクライナ軍にはこれに対応するだけの兵士が足りない」「ウクライナ軍が防衛ラインを守れておらず、現地の兵士らも同地域の戦術グループが任務を果たせていないと指摘した」(DEEP STATE)
報告が上がっているのは、クピャンスク方面オスキル川沿いの状況で、ロシア軍はじわじわと占領地を広げている。
「この地域のロシア軍にはFPVドローンの優位性がある」(同上)
まあ、そういう見立てが正しいんだろうけど、浮沈子的には「兵士が足りない」という点に注目している。
記事の末尾にも、兵士不足関連の記述がみられる。
「ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は18歳~24歳を対象にした契約オプションについて「この新しい取り組みは兵士不足の問題を解決しない無知な措置だと考えている」「何年も戦い続けてきた経験豊富な兵士にこそ最大限の資金と恩恵を与えるべきで、彼らの代わりは若い兵士でカバーできない」「しかも18~24契約は全旅団ではなく6個旅団のみにしか適用されない」と指摘」
オスキル川周辺(クピャンスクの北東)辺りは、行政境界的には既にハルキウ州であり、ロシアが領有を宣言している地域外に当たる。
戦略的にも、それほど重要というわけではないんだろう(未確認)。
少なくともチャシブヤールやトレツク、ポクロフシクといったド派手な戦場ではない。
クピャンスクは、オスキル川沿いに南方に散在するウクライナ陣地に対する兵站拠点になっているけど、ウクライナ軍は、何度か行われたロシア軍の攻撃を悉く撃退して町を守っている。
一時、オスキル川沿いでロシア軍が占領地を広げる動きを見せたけど、その後は落ち着いているしな。
南部戦線と同じく、比較的静かな戦線だった。
ドボリチナ(対岸にあるドボリチネ(ロシア占領の集落)と紛らわしい)は、オスキル川右岸(西岸)の町で、ロシア軍によるじわじわとした占領地の拡大が続いている(戦況地図では、まだ完全に占領されているわけでもなさそうだ)。
じわじわというのは、少数の歩兵が徒歩で移動しているからに他ならない。
オスキル川を渡河するのに、数人乗りのボートで、小火器中心に武器を運ぶ(せいぜい、迫撃砲くらいか:未確認)。
戦車や装甲車両(歩兵戦闘車など)が登場するようになると、状況はヤバくなってくるらしいが、今のところそういう感じではなさそうだ。
ぶっちゃけ、放っておいても大したことはない・・・。
河川という防御しやすい自然の盾を有しているにもかかわらず、小規模のロシア軍に占領地を拡大されている原因は、ロシア側の戦力が高まったというよりウクライナ側の対応の問題だろう。
ドローンについては記事に詳しいので割愛するけど、兵士不足というのはいただけない。
防御戦というのは、確かに攻撃側に比べれば少ない戦力で戦うことが出来ると言われている。
地形や陣地、制空権などの多くの要素があるけど、一般には数倍の兵力を食い止めることが出来ると言われている。
そこを取られている。
やっぱ、ヤバいんじゃね?。
威力偵察レベルじゃなさそうだしな。
「オスキル川西岸の橋頭堡拡大がクピャンスク方面の将来を不確実なものにし、敵がこの状況をか活用してくるのは100%だ」(同上)
蟻の一穴という言葉もあるからな。
渡河した歩兵の数が増えれば、それを排除する困難は増加する。
司令官は、重火器の使用が認められなければ放置する腹なのかもしれない(兵員不足だからあ?)。
しかし、ウクライナ戦線では、ドローンが砲弾の代わりになってきている。
小さなボートで渡河して運ぶにも適している。
気付いた時には、マジヤバな状況になっている可能性もあるに違いない。
主戦場では、アウトレンジから飛んでくる滑空爆弾とか長射程の榴弾砲とかが大活躍するのかも知れないが、こういうマイナーな戦場での勝敗には、んなド派手な兵器は登場しないようだ。
小型爆弾を抱えたFPVドローンが大活躍する。
じわじわとした侵略かあ。
ちょっとイヤーな感じがするんだがな・・・。
😼欧州大戦争:米ロの春 ― 2025年02月16日 10:12
欧州大戦争:米ロの春
(米露外相が電話協議 首脳会談の実施に向け、定期的な接触で合意)
https://mainichi.jp/articles/20250216/k00/00m/030/021000c
「ラブロフ外相とルビオ米国務長官が電話協議し、米露首脳会談の実施などに向けて定期的に接触を続けることで合意」
急転回するウクライナ情勢だが、浮沈子的には違う角度から見た方が分かりやすい気がする。
ウクライナ問題は、米ロ間の懸案事項の一つに過ぎない。
バイデン政権が採った対ロ政策の大転換が始まろうとしている。
➀政治的、➁経済的、➂軍事的圧力の緩和だ。
ウクライナ問題は、軍事的圧力の一部に過ぎない。
緩和は、それぞれの分野で段階を踏んで行われる。
プロセスは複雑になり、相互の調整も必要だが、うーん、トランプ政権に、んなきめ細かい対応が出来るかどうかはいささか疑問だ。
得意技は、破壊と創造らしいけど(特に破壊?)。
欧州やウクライナは、停戦問題に不参加な状況を懸念しているけど、まあ、常識的に考えて当事者や利害関係者抜きの交渉はあり得ない(非常識ならあるのかあ?→あるある・・・)。
いずれ、何らかの形でスキームが形成されると思われるが、まずは米ロ関係の修復を優先というところか。
トランプ政権として、米ロ関係に欧州やウクライナに口出しされるいわれはない(そうなのかあ?)。
シンプルな2国間関係を好む外交姿勢から見て、ウクライナ問題という高度な調整を必要とする話題を取り上げるのは時期尚早なんだろう。
それは、地ならしが済んでからだ。
で、まず初めに飛び出したのが➀政治的圧力の緩和だった。
既に、G7の枠組みにロシアを加え、G8に戻すべきだとする方針も明らかにしている。
ロシアとしては、自国が排除されずにいるG20を重視する考えを示し、G8への復帰に熱心でない姿勢を表明しているけど、米国の政治的な圧力緩和の一つの象徴でもある(他の構成国が同意するかは別問題)。
続いて示されたのは➁経済的圧力の緩和だ。
「両国の貿易や経済、投資協力についても話し合った」
「米国による経済制裁を念頭に「一方的な障壁を取り除くため、接触のチャンネルを維持することで合意した」としている。」
➂の軍事的圧力の緩和については、ウクライナ以外の米国のプレゼンスの変化にも注目する必要があるだろう。
(米ロ高官 首脳会談のため地ならし 近くサウジで会合へ 米報道)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250216/k10014723981000.html
「アメリカが無条件にヨーロッパを支持してきた時代は終わり、ヨーロッパとして脅威に備えていく必要がある」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
「ヨーロッパがみずからの防衛力を高めるために独自の軍を創設すべき」(同上)
もっぱらウクライナ問題としての切り口からしか見てないけど、米国の方針として、ロシアに対する軍事的圧力を緩和するために米軍の規模や展開を縮小する方向性を示したものとも受け取れる話だ。
ゼレンスキーは、いろいろ妄想に駆られて非現実的なことを口走るけど、NATOが米軍の離脱(そうなのかあ?)によって事実上機能しなくなることを念頭に発言しているに違いない。
どーせ、入れてはもらえないだろうし、米軍のいない抜け殻のNATOに加盟出来たところで、十分な安全保障は得られないと認識しているわけだ。
もっとも、仮に欧州が新たな「欧州軍」を創設したからと言って、ウクライナを加盟させるかどうかはビミョーだ。
つーか、ゼレンスキーの思惑としては、ウクライナが創設のイニシャチブを取って、各国を叱咤激励しながら脱NATO化と自らの安全保障を構築できるという妄想に駆られているのかも知れない。
まあ、どうでもいいんですが。
確認しておこう。
ウクライナ問題という針の穴から天井を覗いていたのでは、トランプ政権のダイナミックな動きを理解することは出来ない。
メディアも、薄々気づき始めているようだが、まだウクライナに気を取られている感じだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ゼレンスキー氏「利益と安保の関連が不明」 米とのレアアース供給合意見送りで説明)
https://www.sankei.com/article/20250216-RAYQX7TE5RIXTJZUCVQRXUAGAA/
「ウクライナ支援の見返りに同国産レアアース(希土類)を米国に供給すると定めるトランプ米政権との合意文書への署名を拒否」
署名しなかったことは報道されていたが、理由は不明だった。
「理由について「利益分配と安全保障の関連」が明確でなく、詳細を詰める必要があったため」
うーん、そうなのかあ?。
相手国の大統領に署名させようという段階で蹴られるというのは、通常あり得ないけどな。
浮沈子は、この対応を素直には受け取れない。
署名には米国の財務長官が行っている。
顔に泥を塗られたようなもんだ。
そもそも、合意自体がまじめなものではなかったか、ウクライナ側が政治的な嫌がらせをしたか、或いは両方なのか。
「レアアース供給が過去の支援に対する対価なのか、今後の支援継続に対する保証なのかは判然としていない。」
この点は気になっていたんだが、やっぱはっきりしてないみたいだな。
どちらにしても、ウクライナの鉱物資源の取引の話は、話半分(鉱物資源権益の50%の譲渡だからあ?)くらいに聞いておくのがちょうどいいかも知れない。
浮沈子的には、今も続いているバイデン政権下で承認されている支援に対するトランプ政権の国内向けのエクスキューズ(=言い訳)に過ぎないと見ている。
実質的な意味はない。
米ロの春は、光と希望に満ちているけど、ウクライナに春が来るかどうかは何とも言えない。
国破れて山河在り
城春にして草木深し、か・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(トランプ政権、ウクライナに提供する安全保障の詳細提出を欧州に要請)
https://grandfleet.info/european-region/trump-administration-asks-europe-for-details-of-security-guarantees-it-will-provide-to-ukraine/
「支援継続と引き換えに5,000億ドル分の鉱物資源を受け取る」(トランプ大統領)
「過去の軍事支援と引き換えに鉱物資源を受け取る」(スコット・ベッセント米財務長官)
うーん、このビミョーな、つーか、決定的な違いが何とも言えないな。
財務長官のプランは、安全保障について決して明快ではない。
「これは両国の経済を結びつけるための経済協定だ」「ロシアとの戦争が終わればウクライナに長期的な安全保障の盾を提供する」(同上)
「詳細の何処にも戦後提供される安全保障について書かれていなかった。安全保障の中身について『ウクライナ国内における米国のプレゼンスを確実なものにする』と述べただけで、米財務長官は『我々が鉱物資源の鉱脈を確保するだけでロシアに対する抑止力になる』と主張した」(ウクライナ当局者)
つまりだな、鉱物資源の権益について米国の関与があれば、それを侵害する行為(例えばロシアの再侵攻)を抑止する効果があるという話なわけだな。
今後の軍事支援が約束されるわけではなく、過去に無償で供与されたはずの支援が、実は有償だったとして後から請求されたようなもんだ。
ぶっちゃけ、詐欺だろう!?。
ウクライナにしてみれば、とても、とてもとても、とてもとてもとても受け入れられる話ではない。
「鉱物資源と引き換えに米国から「軍事支援」や「安全保障」を引き出したいと考えていたが、トランプ政権が提案した取引内容はゼレンスキー大統領を失望させるものだった。」
いや、もう、全くその通りだ。
足元見られるにも程がある・・・。
「ゼレンスキー大統領は米財務長官の提案を拒否して再交渉を試みている」
「トランプ政権がウクライナに与えようとしている安全保障は「欧州が提供する安全保障」で、ゼレンスキー大統領の再交渉は不調に終わる可能性が濃厚」
まあ、そうだろうなあ・・・。
「我々は和平協議からウクライナを排除するつもりはない。欧州が協議に参加することも反対しないが、問題の一部になっている人々を協議に参加させる必要はないと考えている。ミンクス2を思い出して欲しい。そこには大勢の欧州主導者が参加していたが、彼らは惨めに失敗したのだ」(ケロッグ特別代表)
「遠回しにドイツやフランスの協議参加を否定」(航空万能論ブログ管理人)
「トランプ政権の独善的なアプローチは「ウクライナや欧州と歩調をあわせる」というより「戦争終結のための条件作りに役割りを割り振るだけ」」(同上)
「ウクライナのことも和平交渉の対等なパートナーとしては見ておらず、もう米国とロシアが勝手に条件を決めて関係国に押し付けるだけ」(同上)
浮沈子は、そうは思わないけど、米ロ関係の改善が先行し、その上でウクライナ問題が議論されることになれば、実際問題としてそういう風に評価されても仕方ないだろう。
そこには、ロシアを屈服させるとか、敗戦に追い込むとか、罰を与えるとか、制裁するかという話はない。
「米国務省は欧州諸国に「戦争終結後にウクライナへ提供できる武器、派遣する平和維持軍の規模、提示する安全保障の詳細を提出してほしい」と通知、これについて米当局者は「欧州主導の安全保障体制がどのようなものになるのか把握したい」と述べている」
停戦後の安全保障にしても、言ってみれば、米ロの良好な関係そのものが抑止力になるということなわけで、どんな軍事力をウクライナに与えたとしても(核兵器であったとしても)、プーチントランプに勝るものはないと言いたいわけだ(そうなのかあ?)。
米ロの甘い関係が、ウクライナに苦い春をもたらす・・・。
欧州?。
関係ないんじゃね?。
言われたことだけやってりゃいいのさ(そんなあ!)。
ケロッグは、ロシアに対しても譲歩を求めるとしているけど(一部領土の返還とか)、それは形だけのものだろう(ハルキウ北部の侵攻地帯とかな)。
「今後の欧州秩序はTelegraphが指摘したように「トランプとプーチンの世界」に、世界秩序は「トランプ、プーチン、習近平の世界」になる」
「協調ではなく対立、信頼ではなく不信感、対話ではなく武力の時代がやって来る」
浮沈子はそうは思わないけどな。
不信感を植え付け、対立を煽り、武力衝突を続けた時代が終わり、信頼の元での対話と協調の時代が始まると見ている。
それはもちろん、「正義の平和」でも、「真の平和」でも、「公正な平和」でもない。
米国ロシア中国にだけ訪れる春だ。
浮沈子は、それで構わないと思っている。
ナチスドイツにチェンバレンが与えた宥和政策が誤りだったという歴史認識は正しいだろうが、そして、そのツケを払わされた英国が、ロシアに対して絶対に引けないと主張するのは当然だが、あえてタラレバを言えば、米国の関与なしにナチスドイツとドンパチ続けてたらどうなったかという話でもある。
NATOは、そのことを踏まえて創設されたわけだし、米国抜きの国際連盟に代わって国際連合も成立した。
しかし、米国は歴史の歯車を逆回転させ始めている(つーか、逆噴射と言ってもいい!:マッキンリー万歳だからな)。
まあ、どうでもいいんですが。
良し悪しは別として、トランプがプーチンと手打ちをしたことは事実だ。
(岩屋外相 “侵攻 ロシアが勝者の形で終わらせてはならず”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250216/k10014723871000.html
「ウクライナの和平に向けた動きがスタートし、アメリカのリーダーシップには期待しているが、侵攻を正しく終わらせなければ中国のみならず世界に誤ったメッセージを発することにつながる。ロシアが勝者になる形で終わらせてはいけない」
どーせ、ロシアに譲歩を迫る「カッコ」だけつけて幕引きを図ろうとする米国に、追従するしかないくせにな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ和平交渉、欧州は参加せず 米特使が発言 欧州反発)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/R54SST4UOBNDFMMKFDNJC2JZGY-2025-02-16/
「ケロッグ氏は、ウクライナ戦争終結に向けた協議では、ロシアによる領土面の譲歩とプーチン大統領の石油収入を標的とすることが重視される可能性があるとも発言。」
「西側諸国が対ロシア制裁を効果的に施行するため、さらなる対策が必要」
うーん、この発言の真意は計りかねるな。
プーチンが石油価格について米国との協議事項だとしていることは、既に報じられている。
米国のスタンスとしては、欧州が課している上限価格(1バレル60ドルだっけ?)をどうするかという話の中で、むしろ制裁解除に動きたいはずだ。
安全保障会議の席だから、「可能性」としてとりあえず話題に出してみただけかもしれない。
浮沈子は、戦略資源としての石油の件には全く関心がなかったけど、21世紀でもその価値は微動だにしない。
今、大量の石油がインド経由で欧州に流れ込んでいると言われれるが、それについても詳しくない。
ウクライナの停戦は、キースケロッグが描いたグランドデザインに沿って動いている。
ロシアに対する経済制裁が、どのような形でいつまで続けられるかは知らないが、方向性としては解除に向かうはずだ。
停戦の維持に当たって、効果的に機能させるためには、一気に解除するというのは得策ではない。
「ロシアは本当の石油国家だ」
ロシア産石油価格のコントロールは、その中で大きな役割を果たすだろう。
領土の話は形だけのものだろうが、石油価格の件は交渉材料としては実利が期待できる。
天然ガスは、制裁によってロシア産の安いガスを欧州から締め出し、米国の割高な液化天然ガスを売り込むことに成功している。
そっちの方との兼ね合いも気になるところだ。
まあ、どうでもいいんですが。
米国はロシアとの取引において、制裁の解除を米国の経済的利益につなげたいと考えているに違いない。
欧州でもウクライナでも、ましてや世界秩序のためでもない。
米国、ただ一国のための制裁解除だ。
国家は国益で動く。
米国は、米国の国益を最大化する方向に動く。
トランプは、見境なくそうするだろう・・・。
(米露外相が電話協議 首脳会談の実施に向け、定期的な接触で合意)
https://mainichi.jp/articles/20250216/k00/00m/030/021000c
「ラブロフ外相とルビオ米国務長官が電話協議し、米露首脳会談の実施などに向けて定期的に接触を続けることで合意」
急転回するウクライナ情勢だが、浮沈子的には違う角度から見た方が分かりやすい気がする。
ウクライナ問題は、米ロ間の懸案事項の一つに過ぎない。
バイデン政権が採った対ロ政策の大転換が始まろうとしている。
➀政治的、➁経済的、➂軍事的圧力の緩和だ。
ウクライナ問題は、軍事的圧力の一部に過ぎない。
緩和は、それぞれの分野で段階を踏んで行われる。
プロセスは複雑になり、相互の調整も必要だが、うーん、トランプ政権に、んなきめ細かい対応が出来るかどうかはいささか疑問だ。
得意技は、破壊と創造らしいけど(特に破壊?)。
欧州やウクライナは、停戦問題に不参加な状況を懸念しているけど、まあ、常識的に考えて当事者や利害関係者抜きの交渉はあり得ない(非常識ならあるのかあ?→あるある・・・)。
いずれ、何らかの形でスキームが形成されると思われるが、まずは米ロ関係の修復を優先というところか。
トランプ政権として、米ロ関係に欧州やウクライナに口出しされるいわれはない(そうなのかあ?)。
シンプルな2国間関係を好む外交姿勢から見て、ウクライナ問題という高度な調整を必要とする話題を取り上げるのは時期尚早なんだろう。
それは、地ならしが済んでからだ。
で、まず初めに飛び出したのが➀政治的圧力の緩和だった。
既に、G7の枠組みにロシアを加え、G8に戻すべきだとする方針も明らかにしている。
ロシアとしては、自国が排除されずにいるG20を重視する考えを示し、G8への復帰に熱心でない姿勢を表明しているけど、米国の政治的な圧力緩和の一つの象徴でもある(他の構成国が同意するかは別問題)。
続いて示されたのは➁経済的圧力の緩和だ。
「両国の貿易や経済、投資協力についても話し合った」
「米国による経済制裁を念頭に「一方的な障壁を取り除くため、接触のチャンネルを維持することで合意した」としている。」
➂の軍事的圧力の緩和については、ウクライナ以外の米国のプレゼンスの変化にも注目する必要があるだろう。
(米ロ高官 首脳会談のため地ならし 近くサウジで会合へ 米報道)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250216/k10014723981000.html
「アメリカが無条件にヨーロッパを支持してきた時代は終わり、ヨーロッパとして脅威に備えていく必要がある」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
「ヨーロッパがみずからの防衛力を高めるために独自の軍を創設すべき」(同上)
もっぱらウクライナ問題としての切り口からしか見てないけど、米国の方針として、ロシアに対する軍事的圧力を緩和するために米軍の規模や展開を縮小する方向性を示したものとも受け取れる話だ。
ゼレンスキーは、いろいろ妄想に駆られて非現実的なことを口走るけど、NATOが米軍の離脱(そうなのかあ?)によって事実上機能しなくなることを念頭に発言しているに違いない。
どーせ、入れてはもらえないだろうし、米軍のいない抜け殻のNATOに加盟出来たところで、十分な安全保障は得られないと認識しているわけだ。
もっとも、仮に欧州が新たな「欧州軍」を創設したからと言って、ウクライナを加盟させるかどうかはビミョーだ。
つーか、ゼレンスキーの思惑としては、ウクライナが創設のイニシャチブを取って、各国を叱咤激励しながら脱NATO化と自らの安全保障を構築できるという妄想に駆られているのかも知れない。
まあ、どうでもいいんですが。
確認しておこう。
ウクライナ問題という針の穴から天井を覗いていたのでは、トランプ政権のダイナミックな動きを理解することは出来ない。
メディアも、薄々気づき始めているようだが、まだウクライナに気を取られている感じだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ゼレンスキー氏「利益と安保の関連が不明」 米とのレアアース供給合意見送りで説明)
https://www.sankei.com/article/20250216-RAYQX7TE5RIXTJZUCVQRXUAGAA/
「ウクライナ支援の見返りに同国産レアアース(希土類)を米国に供給すると定めるトランプ米政権との合意文書への署名を拒否」
署名しなかったことは報道されていたが、理由は不明だった。
「理由について「利益分配と安全保障の関連」が明確でなく、詳細を詰める必要があったため」
うーん、そうなのかあ?。
相手国の大統領に署名させようという段階で蹴られるというのは、通常あり得ないけどな。
浮沈子は、この対応を素直には受け取れない。
署名には米国の財務長官が行っている。
顔に泥を塗られたようなもんだ。
そもそも、合意自体がまじめなものではなかったか、ウクライナ側が政治的な嫌がらせをしたか、或いは両方なのか。
「レアアース供給が過去の支援に対する対価なのか、今後の支援継続に対する保証なのかは判然としていない。」
この点は気になっていたんだが、やっぱはっきりしてないみたいだな。
どちらにしても、ウクライナの鉱物資源の取引の話は、話半分(鉱物資源権益の50%の譲渡だからあ?)くらいに聞いておくのがちょうどいいかも知れない。
浮沈子的には、今も続いているバイデン政権下で承認されている支援に対するトランプ政権の国内向けのエクスキューズ(=言い訳)に過ぎないと見ている。
実質的な意味はない。
米ロの春は、光と希望に満ちているけど、ウクライナに春が来るかどうかは何とも言えない。
国破れて山河在り
城春にして草木深し、か・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(トランプ政権、ウクライナに提供する安全保障の詳細提出を欧州に要請)
https://grandfleet.info/european-region/trump-administration-asks-europe-for-details-of-security-guarantees-it-will-provide-to-ukraine/
「支援継続と引き換えに5,000億ドル分の鉱物資源を受け取る」(トランプ大統領)
「過去の軍事支援と引き換えに鉱物資源を受け取る」(スコット・ベッセント米財務長官)
うーん、このビミョーな、つーか、決定的な違いが何とも言えないな。
財務長官のプランは、安全保障について決して明快ではない。
「これは両国の経済を結びつけるための経済協定だ」「ロシアとの戦争が終わればウクライナに長期的な安全保障の盾を提供する」(同上)
「詳細の何処にも戦後提供される安全保障について書かれていなかった。安全保障の中身について『ウクライナ国内における米国のプレゼンスを確実なものにする』と述べただけで、米財務長官は『我々が鉱物資源の鉱脈を確保するだけでロシアに対する抑止力になる』と主張した」(ウクライナ当局者)
つまりだな、鉱物資源の権益について米国の関与があれば、それを侵害する行為(例えばロシアの再侵攻)を抑止する効果があるという話なわけだな。
今後の軍事支援が約束されるわけではなく、過去に無償で供与されたはずの支援が、実は有償だったとして後から請求されたようなもんだ。
ぶっちゃけ、詐欺だろう!?。
ウクライナにしてみれば、とても、とてもとても、とてもとてもとても受け入れられる話ではない。
「鉱物資源と引き換えに米国から「軍事支援」や「安全保障」を引き出したいと考えていたが、トランプ政権が提案した取引内容はゼレンスキー大統領を失望させるものだった。」
いや、もう、全くその通りだ。
足元見られるにも程がある・・・。
「ゼレンスキー大統領は米財務長官の提案を拒否して再交渉を試みている」
「トランプ政権がウクライナに与えようとしている安全保障は「欧州が提供する安全保障」で、ゼレンスキー大統領の再交渉は不調に終わる可能性が濃厚」
まあ、そうだろうなあ・・・。
「我々は和平協議からウクライナを排除するつもりはない。欧州が協議に参加することも反対しないが、問題の一部になっている人々を協議に参加させる必要はないと考えている。ミンクス2を思い出して欲しい。そこには大勢の欧州主導者が参加していたが、彼らは惨めに失敗したのだ」(ケロッグ特別代表)
「遠回しにドイツやフランスの協議参加を否定」(航空万能論ブログ管理人)
「トランプ政権の独善的なアプローチは「ウクライナや欧州と歩調をあわせる」というより「戦争終結のための条件作りに役割りを割り振るだけ」」(同上)
「ウクライナのことも和平交渉の対等なパートナーとしては見ておらず、もう米国とロシアが勝手に条件を決めて関係国に押し付けるだけ」(同上)
浮沈子は、そうは思わないけど、米ロ関係の改善が先行し、その上でウクライナ問題が議論されることになれば、実際問題としてそういう風に評価されても仕方ないだろう。
そこには、ロシアを屈服させるとか、敗戦に追い込むとか、罰を与えるとか、制裁するかという話はない。
「米国務省は欧州諸国に「戦争終結後にウクライナへ提供できる武器、派遣する平和維持軍の規模、提示する安全保障の詳細を提出してほしい」と通知、これについて米当局者は「欧州主導の安全保障体制がどのようなものになるのか把握したい」と述べている」
停戦後の安全保障にしても、言ってみれば、米ロの良好な関係そのものが抑止力になるということなわけで、どんな軍事力をウクライナに与えたとしても(核兵器であったとしても)、プーチントランプに勝るものはないと言いたいわけだ(そうなのかあ?)。
米ロの甘い関係が、ウクライナに苦い春をもたらす・・・。
欧州?。
関係ないんじゃね?。
言われたことだけやってりゃいいのさ(そんなあ!)。
ケロッグは、ロシアに対しても譲歩を求めるとしているけど(一部領土の返還とか)、それは形だけのものだろう(ハルキウ北部の侵攻地帯とかな)。
「今後の欧州秩序はTelegraphが指摘したように「トランプとプーチンの世界」に、世界秩序は「トランプ、プーチン、習近平の世界」になる」
「協調ではなく対立、信頼ではなく不信感、対話ではなく武力の時代がやって来る」
浮沈子はそうは思わないけどな。
不信感を植え付け、対立を煽り、武力衝突を続けた時代が終わり、信頼の元での対話と協調の時代が始まると見ている。
それはもちろん、「正義の平和」でも、「真の平和」でも、「公正な平和」でもない。
米国ロシア中国にだけ訪れる春だ。
浮沈子は、それで構わないと思っている。
ナチスドイツにチェンバレンが与えた宥和政策が誤りだったという歴史認識は正しいだろうが、そして、そのツケを払わされた英国が、ロシアに対して絶対に引けないと主張するのは当然だが、あえてタラレバを言えば、米国の関与なしにナチスドイツとドンパチ続けてたらどうなったかという話でもある。
NATOは、そのことを踏まえて創設されたわけだし、米国抜きの国際連盟に代わって国際連合も成立した。
しかし、米国は歴史の歯車を逆回転させ始めている(つーか、逆噴射と言ってもいい!:マッキンリー万歳だからな)。
まあ、どうでもいいんですが。
良し悪しは別として、トランプがプーチンと手打ちをしたことは事実だ。
(岩屋外相 “侵攻 ロシアが勝者の形で終わらせてはならず”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250216/k10014723871000.html
「ウクライナの和平に向けた動きがスタートし、アメリカのリーダーシップには期待しているが、侵攻を正しく終わらせなければ中国のみならず世界に誤ったメッセージを発することにつながる。ロシアが勝者になる形で終わらせてはいけない」
どーせ、ロシアに譲歩を迫る「カッコ」だけつけて幕引きを図ろうとする米国に、追従するしかないくせにな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ和平交渉、欧州は参加せず 米特使が発言 欧州反発)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/R54SST4UOBNDFMMKFDNJC2JZGY-2025-02-16/
「ケロッグ氏は、ウクライナ戦争終結に向けた協議では、ロシアによる領土面の譲歩とプーチン大統領の石油収入を標的とすることが重視される可能性があるとも発言。」
「西側諸国が対ロシア制裁を効果的に施行するため、さらなる対策が必要」
うーん、この発言の真意は計りかねるな。
プーチンが石油価格について米国との協議事項だとしていることは、既に報じられている。
米国のスタンスとしては、欧州が課している上限価格(1バレル60ドルだっけ?)をどうするかという話の中で、むしろ制裁解除に動きたいはずだ。
安全保障会議の席だから、「可能性」としてとりあえず話題に出してみただけかもしれない。
浮沈子は、戦略資源としての石油の件には全く関心がなかったけど、21世紀でもその価値は微動だにしない。
今、大量の石油がインド経由で欧州に流れ込んでいると言われれるが、それについても詳しくない。
ウクライナの停戦は、キースケロッグが描いたグランドデザインに沿って動いている。
ロシアに対する経済制裁が、どのような形でいつまで続けられるかは知らないが、方向性としては解除に向かうはずだ。
停戦の維持に当たって、効果的に機能させるためには、一気に解除するというのは得策ではない。
「ロシアは本当の石油国家だ」
ロシア産石油価格のコントロールは、その中で大きな役割を果たすだろう。
領土の話は形だけのものだろうが、石油価格の件は交渉材料としては実利が期待できる。
天然ガスは、制裁によってロシア産の安いガスを欧州から締め出し、米国の割高な液化天然ガスを売り込むことに成功している。
そっちの方との兼ね合いも気になるところだ。
まあ、どうでもいいんですが。
米国はロシアとの取引において、制裁の解除を米国の経済的利益につなげたいと考えているに違いない。
欧州でもウクライナでも、ましてや世界秩序のためでもない。
米国、ただ一国のための制裁解除だ。
国家は国益で動く。
米国は、米国の国益を最大化する方向に動く。
トランプは、見境なくそうするだろう・・・。
😼(🚀)AI:ディープシーク:未知の世界へ ― 2025年02月16日 23:36
AI:ディープシーク:未知の世界へ
(deepseek)
https://www.deepseek.com/
今、話題のディープシークを使ってみた。
グーグルアカウントから入れるので手間いらず・・・。
聞いてみたのは、以下の質問。
「ロケットの燃料タンクで、液体酸素と液体水素はどちらが上部に配置され、また、それはなぜですか?」
37秒間考えて、出てきた答え。
<以下、ディープシークの回答>ーーーーーーーーーー
ロケットの燃料タンクにおいて、**液体水素(LH2)タンクは通常下部に、液体酸素(LOX)タンクは上部に配置**されます。この配置には以下のような理由が挙げられます:
1. **密度とタンクの体積**
- 液体水素は非常に低密度(約70 kg/m³)であり、同じ質量を貯蔵するためには液体酸素(約1,140 kg/m³)よりもはるかに大きなタンクが必要です。
- ロケットの構造上、大きなタンクを下部に配置することで、重心を低く保ち、安定性を向上させることができます。
2. **断熱の効率性**
- 液体水素は極低温(-253°C)であり、断熱が不可欠です。下部に配置することで、外部からの熱伝導(特に打ち上げ時の高温排気ガスや大気摩擦熱)の影響を最小限に抑えられます。
- 液体酸素の沸点(-183°C)は水素より高いため、断熱要件が若干緩和されます。
3. **エンジンへの供給効率**
- ロケットエンジンは通常、液体酸素と液体水素を燃焼室に同時に送り込みます。液体水素は低密度のため、ターボポンプで加圧する際に高い流量が必要です。下部タンクから短い配管でエンジンに供給することで、圧力損失を減らせます。
- 液体酸素は密度が高いため、上部タンクからでも重力を利用した安定した供給が可能です。
4. **気泡の防止**
- 液体水素は気化しやすく、タンク内で気泡が生じるとポンプのキャビテーション(空洞現象)を引き起こすリスクがあります。下部タンク配置により、液体をエンジン側に確実に導く設計が可能です。
5. **構造的な整合性**
- 大型の液体水素タンクをロケット基部に配置することで、打ち上げ時の振動や空気力学的な負荷に耐える堅牢な構造を構築しやすくなります。
### 代表的な例:スペースシャトルの外部タンク
- 上部に液体酸素タンク、下部に液体水素タンクが配置され、両者がエンジンに供給される構造でした。この設計は上記の理由を反映したものです。
したがって、**液体水素の物理的特性とロケットの工学的要件**が、タンク配置の主な決定要因となっています。
<回答ここまで>ーーーーーーーーーー
で、面白かったのが、回答を導き出すためのプロセスを吐き出しているところだ。
<以下、推論の過程>ーーーーーーーーーー
そうだな、ロケットの燃料タンクで液体酸素と液体水素がどっちが上に配置されるんだろう?まず、液体酸素(LOX)と液体水素(LH2)の特性を考えないとね。液体酸素は液体水素より密度が高いんじゃないかな?確か酸素の方が重いから、密度が高いはず。密度が高い方が下に沈むんじゃない?例えば水と油みたいに。でもロケットのタンクはどうなってるんだろう。
ロケットエンジンは通常、液体酸素と液体水素を燃焼させるから、両方のタンクが必要だよね。例えばスペースシャトルの外部タンクでは、液体酸素タンクが上部にあって、液体水素タンクが下部にあるって聞いたことがある。でもどうしてそうなるんだろう?逆だったらダメなのかな?
もしかしたら、タンクの構造や配管に関係あるのかも。液体水素は非常に低い温度で保管されるから、断熱の必要性が高い。下部に配置すると、熱が上がってきやすいから断熱しにくい?それとも、液体酸素を上にすることで、エンジンに送り込みやすくなるのかな?
それから、液体水素は密度が非常に低いから、同じ質量を貯蔵するためには大きなタンクが必要になる。ロケットの構造上、下部に大きなタンクを配置した方が安定するのかもしれない。あるいは、ロケットの重心を下げるために重い液体酸素を上に配置するというのは逆のような気もする。重心が下の方が安定するはずだから、重いものを下に置くべきでは?
あれ、逆に液体酸素を上に置く理由は何だろう。配管の配置や、燃焼室への供給方法に関係するのかも。例えば、液体酸素を上から供給した方が、重力を利用して自然に流れやすくできるとか。でも液体水素も同じように流す必要があるよね。それにロケットが加速しているときは、重力の方向が変わるから、設計が複雑になりそう。
もしかしたら、沸騰や気化の問題があるのかも。液体水素は沸点が非常に低いので、気泡が発生しやすい。タンクを下部に置くことで、エンジンに液体を送り出す際に気泡が混入しにくい構造になるかもしれない。逆に液体酸素は比較的沸点が高いので、上部にあっても気泡の問題が少ない?
他には、タンクの構造強度の問題もあるかも。液体水素タンクが大きい場合、下部に配置することでロケットの基部を強化しやすいとか。あるいは、打ち上げ時の振動や圧力に耐えるため、配置を考慮しているのかもしれない。
うーん、まとめると、液体酸素タンクが上部で液体水素タンクが下部にある理由は、液体水素の低密度によるタンクの大きさ、断熱の必要性、気泡の防止、配管の効率、重心配置などが関係しているのかもしれない。でも確信が持てないから、調べて確認する必要があるな。
<推論ここまで>ーーーーーーーーーー
まるで、浮沈子の与太ブログのような文体だが、一切、手は加えていない(ちょっとブキミーな感じ・・・)。
具体例としてスペースシャトルの外部燃料タンクを持ち出してきたのは適切かもしれない。
https://www.nasa.gov/wp-content/uploads/static/history/rogersrep/v1p41.jpg
ちなみに、SLSのコアステージ(1段目)は、同じ構造になっているけど、アルテミス1で使用されたICPS(Interim Cryogenic Propulsion Stage:暫定極低温推進段)は、逆に液体水素タンクが上部で液酸タンクが下部になっている。
http://tokyoexpress.info/wp-content/uploads/2019/08/56cec1544cb3b8233254ced74e65bb73.png
https://www.nasa.gov/image-article/nasas-sls-mega-rocket-what-is-the-icps/
これは、我が国のH3も同様で、1段目は水素が下で酸素が上、2段目は逆というパターンだ。
https://building-pc.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/h3200913.jpg
1段目と2段目とでは大きさが異なることと、構造上の問題が推進剤の供給効率の問題より優先されているのかも知れない(未確認)。
参考までに、ファルコン9は液酸が上でケロシンが下となっており、1段目も2段目も同じだ。
https://i0.wp.com/compass.rauias.com/wp-content/uploads/2024/07/image-34.png?resize=602%2C739&ssl=1
さらに、スターシップロケットを見ると液化メタンが上で液酸が下となっており、1段目も2段目も同じだ。
https://ih1.redbubble.net/image.1865821827.6733/flat,750x,075,f-pad,750x1000,f8f8f8.jpg
うーん、ワケワカ・・・。
ちょっと整理しておこう。
<燃料とタンクの配置の関係>
・水素酸素系(SLS、H3など)
・・1段目:酸素上水素下(スペースシャトル外部燃料タンク含む)
・・2段目:水素上酸素下
・ケロシン酸素系
・・1段目酸素上ケロシン下
・・2段目酸素上ケロシン下
・メタン酸素系
・・1段目メタン上酸素下
・・2段目メタン上酸素下
<水素酸素系1段目の理由:要素>
・密度とタンクの体積
・断熱の効率性
・エンジンへの供給効率
・気泡の防止
・構造的な整合性
AIの話か、ロケットの話か、どっち!?。
まあ、どっちでもいいんですが。
ディープシーク(ウェッブ版)は中国のサーバーで動いているし、データは中国当局に駄々洩れだそうだから、そのうちGメールに何か届くかもしれないな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
関連する質問に対する推論と回答。
<引用始め>ーーーーーーーーーー
質問:
スペースXのファルコン9の燃料タンクの配置で、液体酸素が上部でケロシンがかぶになっているのはなぜですか?。
推論:
はい、スペースXのファルコン9ロケットについて、燃料タンクの配置についての質問ですね。液体酸素が上部にあり、ケロシンが下部にある理由を考えないと。まず、ロケットの構造を思い出してみます。一般的にロケットは多段式で、各段に燃料タンクがありますが、ファルコン9の第一段では液体酸素(LOX)とRP-1ケロシンを使用していますね。
なぜ液体酸素タンクが上で、ケロシンタンクが下なのか。まず、ロケットの重心に関係があるかもしれません。上部に重い液体酸素を置くことで、重心が上になるのを防ぐ効果がある? でも液体酸素の密度はケロシンよりも高いのかな。液体酸素の密度は約1.14 g/cm³で、RP-1は約0.81 g/cm³くらいだったと思います。だとすると、液体酸素の方が重いので、上に置くことで全体の重心を下げることができるかもしれません。重心が低いと安定性が増すので、ロケットの姿勢制御に有利かもしれません。
また、推進剤の供給方法も関係しているかも。ロケットエンジンは通常、タンクから燃料と酸化剤をポンプで送り込みます。液体酸素を上部に配置することで、重力を利用してエンジンへの供給を補助できる可能性があります。しかし、ロケットが上昇するときは加速度がかかるので、タンクの位置よりも圧力やポンプの能力が重要かもしれません。
構造的な理由もあるでしょう。液体酸素は極低温で保存されるため、タンクの断熱が重要です。上部に配置することで、下部のエンジン部分からの熱の影響を避けられるかもしれません。逆に、ケロシンは常温に近い温度で保管されるので、下部に置いても問題ないのかも。
あとは、ロケットの段の分離に関係するかもしれません。第一段と第二段の分離の際に、燃料タンクの配置が分離機構に影響を与える可能性がありますが、ファルコン9の第一段は再使用されるので、その設計が関係しているかどうかは分かりません。
他にも、燃焼の効率に関係している可能性があります。燃料と酸化剤を混合する際の比率や、エンジン内での燃焼効率を最適化するために、タンクの配置が設計されているのかもしれません。例えば、酸化剤を先に供送する必要があるとか。
調べてみると、実際に液体酸素タンクが上にある理由は、主に重心の配置と推進剤の供給効率に関係しているようです。液体酸素は密度が高いので、同じ体積でも重くなります。それを上部に配置することで、ロケットの重心をより中央に近づけ、飛行中の安定性を高める効果があります。また、エンジンが下部にあるため、酸化剤を重力で自然にエンジン方向に流しやすくするため、ポンプの負荷を軽減できるかもしれません。ただし、ロケットが加速するときには逆に底部に圧力がかかるので、その影響も考慮する必要がありますね。
さらに、構造的な強度の問題もあるかもしれません。上部に重いタンクを置くことで、ロケットの構造に掛かる力を分散させ、軽量化や強度維持に貢献している可能性もあります。
まとめると、液体酸素タンクを上部に配置する理由は、重心の最適化による安定性の向上、推進剤供給の効率化、断熱や熱管理のしやすさ、構造的な強度のバランスなどが考えられます。ケロシンタンクを下部に置くことで、これらの要素がうまく調和しているのでしょう。
回答:
スペースXのファルコン9ロケットで液体酸素(LOX)タンクが上部、ケロシン(RP-1)タンクが下部に配置されている主な理由は、以下のような工学的・物理的な考慮に基づいています。
### 1. **重心の最適化による安定性**
- 液体酸素はケロシンよりも密度が高く(LOX: 約1.14 g/cm³、RP-1: 約0.81 g/cm³)、同じ体積でも重くなります。
- **上部に重い液体酸素を配置**することで、ロケット全体の重心を**低く保ち**、飛行中の姿勢安定性を向上させます。これは、ロケットが大気圏を上昇する際の空力学的な安定性に寄与します。
### 2. **推進剤供給の効率化**
- ロケットエンジンは下部に位置するため、液体酸素を上部に配置すると、重力を利用して自然にエンジン方向へ流れやすくなります。
- 打ち上げ時の加速度やポンプの動作と組み合わせることで、推進剤の供給圧力を補助し、ターボポンプの負荷を軽減します。
### 3. **熱管理と断熱**
- 液体酸素は極低温(-183°C)で保管されるため、タンクの断熱が重要です。上部に配置することで、下部のエンジンや高温部からの熱伝導を最小限に抑えられます。
- 一方、ケロシンは常温に近い温度で貯蔵可能なため、下部配置が適しています。
### 4. **構造的な合理性**
- ロケットの機体は、上部が細く下部が太い円錐形に近い形状です。重い液体酸素を上部に配置することで、機体にかかる応力を分散させ、軽量化と強度のバランスを取っています。
### 5. **燃焼効率の最適化**
- エンジン内での燃料と酸化剤の混合比率を精密に制御する必要があります。タンクの配置やポンプの設計により、燃焼効率を最大化するための最適な供給が可能になります。
### 補足: 他のロケットとの比較
- 一部のロケット(例: サターンV)では逆にケロシンタンクが上部にある設計もありますが、これは機体構造やエンジン配置の違いに起因します。ファルコン9の設計は、再使用性やコスト効率を重視した独自の最適化の結果です。
これらを総合的に判断し、ファルコン9では**「安定性」「供給効率」「熱管理」**を優先したタンク配置が採用されています。
<引用終わり>ーーーーーーーーーー
サターンVは、1段目(S-IC)はファルコン9と同じく、液酸が上でケロシンが下だ。
https://www.apollomaniacs.com/apollo/cg/s1c/s-ic_stage_structure.png
2段目(S-II)と3段目(S-IVB)は水素酸素系で、水素上酸素下だ。
http://heroicrelics.org/info/s-ivb/s-ivb-ib-overview/s-ivb-205-stage-cutaway.jpg
http://heroicrelics.org/info/s-ii/s-ii-overview/s-ii-stage-assembly.jpg
回答の補足欄の記述は、誤りだなあ・・・。
確認のため、サターンVについて質問した。
<引用始め>ーーーーーーーーーー
質問:
サターンVの燃料タンクの配置はどうなっていますか?
推論:
ユーザーがサターンVロケットの燃料タンクの配置について質問しています。まず、サターンVの構造を理解する必要があります。サターンVは三段式ロケットで、各段に異なる種類の燃料が使われていることを知っています。第一段のS-ICはケロシンと液体酸素、第二段のS-IIは液体水素と液体酸素、第三段のS-IVBも同様の燃料だと記憶しています。燃料タンクの配置は各段の内部構造に関連しています。
ユーザーが知りたいのは、各段のタンクの配置、つまりどのように積み重なっているかや、タンク間の構造、エンジンとの接続部分などかもしれません。例えば、第一段ではケロシンタンクが下でその上に液体酸素タンクがあると聞いたことがあります。液体酸素は低温なので、エンジンに近い位置にあると効率的かもしれません。また、第二段と第三段では液体水素タンクの配置が重要で、断熱対策がされている点も触れるべきでしょう。
さらに、タンク間の隔壁や構造的な補強についても説明が必要かどうか考えます。ユーザーがロケットの設計に興味があるのか、単に配置の順序を知りたいのかは分かりませんが、詳細を提供することでより深い理解につながるでしょう。各段のエンジンとの関係や、燃料供給システムについても簡単に触れると良いかもしれません。
また、サターンVの燃料タンクがどのようにして巨大な推力を生み出すかを説明するためには、タンクの容量や配置の最適化についても言及する必要があります。例えば、第一段の大きなタンクがどのようにして5つのF-1エンジンを動かすのか、各段の燃焼時間と燃料消費率の関係なども補足情報として役立つでしょう。
最後に、信頼性を高めるために具体的なデータやNASAの資料を参照していることを示すと良いです。ただし、ユーザーが専門家なのか一般の方なのか分からないので、専門用語の解説を入れつつ、分かりやすい表現を心がけます。
回答:
サターンVロケットの燃料タンクの配置は、**各段(ステージ)ごとに設計が異なり**、推進剤の種類やエンジンの要求に合わせて最適化されています。以下に段階ごとの詳細を説明します。
---
### **1. 第1段(S-ICステージ)**
- **推進剤**:**RP-1(精製ケロシン)**と**液体酸素(LOX)**
- **タンク配置**:
- **下部にRP-1タンク**:ロケット基底部分に位置し、構造的に重い燃料を下部に配置することで安定性を確保。
- **上部に液体酸素タンク**:RP-1タンクの上に設置。液体酸素は極低温(-183°C)のため、エンジンに近い位置(下部)に配置すると沸騰しやすくなる問題を避けるため、上部に配置されました。
- **中間隔壁(インタータンク)**:2つのタンクの間には構造補強のための隔壁があり、エンジン推力や空力荷重を分散。
- **特徴**:
タンクはアルミニウム合金製で、5基のF-1エンジンに推進剤を供給。液体酸素タンクは、断熱のため外部から白色のコーティングが施されていました。
---
### **2. 第2段(S-IIステージ)**
- **推進剤**:**液体水素(LH₂)**と**液体酸素(LOX)**
- **タンク配置**:
- **共通隔壁(Common Bulkhead)**:液体水素タンク(下部)と液体酸素タンク(上部)が**1枚の軽量隔壁で分離**。これにより重量削減を実現。
- 液体水素は極低温(-253°C)のため、タンクは高度な断熱材(フェノール樹脂フォーム)で覆われました。
- **特徴**:
5基のJ-2エンジンに供給。タンクの軽量化が徹底され、隔壁は2層のアルミニウム板にハニカム構造を挟んだ設計でした。
---
### **3. 第3段(S-IVBステージ)**
- **推進剤**:第2段と同様に**液体水素(LH₂)**と**液体酸素(LOX)**
- **タンク配置**:
- 液体水素タンク(下部)と液体酸素タンク(上部)を共通隔壁で分離。
- 第2段より小型ですが、再着火可能なJ-2エンジン1基を搭載(月軌道投入のための複数回噴射に対応)。
- **特徴**:
アポロ司令・機械船を月へ送るための最終加速を担い、タンクの断熱性と軽量化が重要でした。
---
### **全体の設計思想**
- **重量削減**:共通隔壁やアルミニウム合金の採用でタンク重量を最小化。
- **推進剤の性質に応じた配置**:
- 液体酸素は密度が高く比較的扱いやすいため上部に配置。
- 液体水素は極低温かつ低密度のため、断熱とタンク容積の最適化が必要でした。
- **構造的安定性**:巨大な推進剤タンクにかかる荷重を分散するため、リングフレームやストリンガーで補強。
---
### **参考画像/資料**
- NASAの公式資料(例:[Apollo Saturn V News Reference](https://history.nasa.gov/afj/ap12fj/pdf/satv_v1_sa503.pdf))には、各段の断面図が詳細に記載されています。
- サターンVの実物(アラバマ州「US Space & Rocket Center」など)でタンクのスケールを確認可能です。
この設計により、サターンVは地球軌道脱出に必要な**3,400トン**もの推進剤を効率的に管理し、アポロ計画を支えました🚀。
<引用終わり>ーーーーーーーーーー
回答の末尾に、🚀の絵文字が表示されているけど、これはディープシークが配置したもので、浮沈子は手を加えていない。
浮沈子のこのブログでは、最近、宇宙ネタの表題に🚀を付けている。
何か、ブキミーだ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
質問に対する回答は正確で、問題はない(Apollo Saturn V News Referenceへのリンクは無効だったが、以下から落とすことが出来た:ページ右側にファイルへのリンクがあります:PDF版は186ページも!)。
(サターン V ニュース リファレンス (1968 年版))
https://archive.org/details/saturn-v-news-reference
いろいろ調べて分かったのは、ロケットのタンクの配置は、単一の要素で決まるわけではなく、推進剤の温度、密度、構造、重量、エンジンへの供給効率など、複数の要素を総合的に判断して決まるということらしい。
ディープシークも、事実誤認することを確認できたことは良かった。
しかし、やっぱ、アポロはすごいな・・・。
(deepseek)
https://www.deepseek.com/
今、話題のディープシークを使ってみた。
グーグルアカウントから入れるので手間いらず・・・。
聞いてみたのは、以下の質問。
「ロケットの燃料タンクで、液体酸素と液体水素はどちらが上部に配置され、また、それはなぜですか?」
37秒間考えて、出てきた答え。
<以下、ディープシークの回答>ーーーーーーーーーー
ロケットの燃料タンクにおいて、**液体水素(LH2)タンクは通常下部に、液体酸素(LOX)タンクは上部に配置**されます。この配置には以下のような理由が挙げられます:
1. **密度とタンクの体積**
- 液体水素は非常に低密度(約70 kg/m³)であり、同じ質量を貯蔵するためには液体酸素(約1,140 kg/m³)よりもはるかに大きなタンクが必要です。
- ロケットの構造上、大きなタンクを下部に配置することで、重心を低く保ち、安定性を向上させることができます。
2. **断熱の効率性**
- 液体水素は極低温(-253°C)であり、断熱が不可欠です。下部に配置することで、外部からの熱伝導(特に打ち上げ時の高温排気ガスや大気摩擦熱)の影響を最小限に抑えられます。
- 液体酸素の沸点(-183°C)は水素より高いため、断熱要件が若干緩和されます。
3. **エンジンへの供給効率**
- ロケットエンジンは通常、液体酸素と液体水素を燃焼室に同時に送り込みます。液体水素は低密度のため、ターボポンプで加圧する際に高い流量が必要です。下部タンクから短い配管でエンジンに供給することで、圧力損失を減らせます。
- 液体酸素は密度が高いため、上部タンクからでも重力を利用した安定した供給が可能です。
4. **気泡の防止**
- 液体水素は気化しやすく、タンク内で気泡が生じるとポンプのキャビテーション(空洞現象)を引き起こすリスクがあります。下部タンク配置により、液体をエンジン側に確実に導く設計が可能です。
5. **構造的な整合性**
- 大型の液体水素タンクをロケット基部に配置することで、打ち上げ時の振動や空気力学的な負荷に耐える堅牢な構造を構築しやすくなります。
### 代表的な例:スペースシャトルの外部タンク
- 上部に液体酸素タンク、下部に液体水素タンクが配置され、両者がエンジンに供給される構造でした。この設計は上記の理由を反映したものです。
したがって、**液体水素の物理的特性とロケットの工学的要件**が、タンク配置の主な決定要因となっています。
<回答ここまで>ーーーーーーーーーー
で、面白かったのが、回答を導き出すためのプロセスを吐き出しているところだ。
<以下、推論の過程>ーーーーーーーーーー
そうだな、ロケットの燃料タンクで液体酸素と液体水素がどっちが上に配置されるんだろう?まず、液体酸素(LOX)と液体水素(LH2)の特性を考えないとね。液体酸素は液体水素より密度が高いんじゃないかな?確か酸素の方が重いから、密度が高いはず。密度が高い方が下に沈むんじゃない?例えば水と油みたいに。でもロケットのタンクはどうなってるんだろう。
ロケットエンジンは通常、液体酸素と液体水素を燃焼させるから、両方のタンクが必要だよね。例えばスペースシャトルの外部タンクでは、液体酸素タンクが上部にあって、液体水素タンクが下部にあるって聞いたことがある。でもどうしてそうなるんだろう?逆だったらダメなのかな?
もしかしたら、タンクの構造や配管に関係あるのかも。液体水素は非常に低い温度で保管されるから、断熱の必要性が高い。下部に配置すると、熱が上がってきやすいから断熱しにくい?それとも、液体酸素を上にすることで、エンジンに送り込みやすくなるのかな?
それから、液体水素は密度が非常に低いから、同じ質量を貯蔵するためには大きなタンクが必要になる。ロケットの構造上、下部に大きなタンクを配置した方が安定するのかもしれない。あるいは、ロケットの重心を下げるために重い液体酸素を上に配置するというのは逆のような気もする。重心が下の方が安定するはずだから、重いものを下に置くべきでは?
あれ、逆に液体酸素を上に置く理由は何だろう。配管の配置や、燃焼室への供給方法に関係するのかも。例えば、液体酸素を上から供給した方が、重力を利用して自然に流れやすくできるとか。でも液体水素も同じように流す必要があるよね。それにロケットが加速しているときは、重力の方向が変わるから、設計が複雑になりそう。
もしかしたら、沸騰や気化の問題があるのかも。液体水素は沸点が非常に低いので、気泡が発生しやすい。タンクを下部に置くことで、エンジンに液体を送り出す際に気泡が混入しにくい構造になるかもしれない。逆に液体酸素は比較的沸点が高いので、上部にあっても気泡の問題が少ない?
他には、タンクの構造強度の問題もあるかも。液体水素タンクが大きい場合、下部に配置することでロケットの基部を強化しやすいとか。あるいは、打ち上げ時の振動や圧力に耐えるため、配置を考慮しているのかもしれない。
うーん、まとめると、液体酸素タンクが上部で液体水素タンクが下部にある理由は、液体水素の低密度によるタンクの大きさ、断熱の必要性、気泡の防止、配管の効率、重心配置などが関係しているのかもしれない。でも確信が持てないから、調べて確認する必要があるな。
<推論ここまで>ーーーーーーーーーー
まるで、浮沈子の与太ブログのような文体だが、一切、手は加えていない(ちょっとブキミーな感じ・・・)。
具体例としてスペースシャトルの外部燃料タンクを持ち出してきたのは適切かもしれない。
https://www.nasa.gov/wp-content/uploads/static/history/rogersrep/v1p41.jpg
ちなみに、SLSのコアステージ(1段目)は、同じ構造になっているけど、アルテミス1で使用されたICPS(Interim Cryogenic Propulsion Stage:暫定極低温推進段)は、逆に液体水素タンクが上部で液酸タンクが下部になっている。
http://tokyoexpress.info/wp-content/uploads/2019/08/56cec1544cb3b8233254ced74e65bb73.png
https://www.nasa.gov/image-article/nasas-sls-mega-rocket-what-is-the-icps/
これは、我が国のH3も同様で、1段目は水素が下で酸素が上、2段目は逆というパターンだ。
https://building-pc.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/h3200913.jpg
1段目と2段目とでは大きさが異なることと、構造上の問題が推進剤の供給効率の問題より優先されているのかも知れない(未確認)。
参考までに、ファルコン9は液酸が上でケロシンが下となっており、1段目も2段目も同じだ。
https://i0.wp.com/compass.rauias.com/wp-content/uploads/2024/07/image-34.png?resize=602%2C739&ssl=1
さらに、スターシップロケットを見ると液化メタンが上で液酸が下となっており、1段目も2段目も同じだ。
https://ih1.redbubble.net/image.1865821827.6733/flat,750x,075,f-pad,750x1000,f8f8f8.jpg
うーん、ワケワカ・・・。
ちょっと整理しておこう。
<燃料とタンクの配置の関係>
・水素酸素系(SLS、H3など)
・・1段目:酸素上水素下(スペースシャトル外部燃料タンク含む)
・・2段目:水素上酸素下
・ケロシン酸素系
・・1段目酸素上ケロシン下
・・2段目酸素上ケロシン下
・メタン酸素系
・・1段目メタン上酸素下
・・2段目メタン上酸素下
<水素酸素系1段目の理由:要素>
・密度とタンクの体積
・断熱の効率性
・エンジンへの供給効率
・気泡の防止
・構造的な整合性
AIの話か、ロケットの話か、どっち!?。
まあ、どっちでもいいんですが。
ディープシーク(ウェッブ版)は中国のサーバーで動いているし、データは中国当局に駄々洩れだそうだから、そのうちGメールに何か届くかもしれないな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
関連する質問に対する推論と回答。
<引用始め>ーーーーーーーーーー
質問:
スペースXのファルコン9の燃料タンクの配置で、液体酸素が上部でケロシンがかぶになっているのはなぜですか?。
推論:
はい、スペースXのファルコン9ロケットについて、燃料タンクの配置についての質問ですね。液体酸素が上部にあり、ケロシンが下部にある理由を考えないと。まず、ロケットの構造を思い出してみます。一般的にロケットは多段式で、各段に燃料タンクがありますが、ファルコン9の第一段では液体酸素(LOX)とRP-1ケロシンを使用していますね。
なぜ液体酸素タンクが上で、ケロシンタンクが下なのか。まず、ロケットの重心に関係があるかもしれません。上部に重い液体酸素を置くことで、重心が上になるのを防ぐ効果がある? でも液体酸素の密度はケロシンよりも高いのかな。液体酸素の密度は約1.14 g/cm³で、RP-1は約0.81 g/cm³くらいだったと思います。だとすると、液体酸素の方が重いので、上に置くことで全体の重心を下げることができるかもしれません。重心が低いと安定性が増すので、ロケットの姿勢制御に有利かもしれません。
また、推進剤の供給方法も関係しているかも。ロケットエンジンは通常、タンクから燃料と酸化剤をポンプで送り込みます。液体酸素を上部に配置することで、重力を利用してエンジンへの供給を補助できる可能性があります。しかし、ロケットが上昇するときは加速度がかかるので、タンクの位置よりも圧力やポンプの能力が重要かもしれません。
構造的な理由もあるでしょう。液体酸素は極低温で保存されるため、タンクの断熱が重要です。上部に配置することで、下部のエンジン部分からの熱の影響を避けられるかもしれません。逆に、ケロシンは常温に近い温度で保管されるので、下部に置いても問題ないのかも。
あとは、ロケットの段の分離に関係するかもしれません。第一段と第二段の分離の際に、燃料タンクの配置が分離機構に影響を与える可能性がありますが、ファルコン9の第一段は再使用されるので、その設計が関係しているかどうかは分かりません。
他にも、燃焼の効率に関係している可能性があります。燃料と酸化剤を混合する際の比率や、エンジン内での燃焼効率を最適化するために、タンクの配置が設計されているのかもしれません。例えば、酸化剤を先に供送する必要があるとか。
調べてみると、実際に液体酸素タンクが上にある理由は、主に重心の配置と推進剤の供給効率に関係しているようです。液体酸素は密度が高いので、同じ体積でも重くなります。それを上部に配置することで、ロケットの重心をより中央に近づけ、飛行中の安定性を高める効果があります。また、エンジンが下部にあるため、酸化剤を重力で自然にエンジン方向に流しやすくするため、ポンプの負荷を軽減できるかもしれません。ただし、ロケットが加速するときには逆に底部に圧力がかかるので、その影響も考慮する必要がありますね。
さらに、構造的な強度の問題もあるかもしれません。上部に重いタンクを置くことで、ロケットの構造に掛かる力を分散させ、軽量化や強度維持に貢献している可能性もあります。
まとめると、液体酸素タンクを上部に配置する理由は、重心の最適化による安定性の向上、推進剤供給の効率化、断熱や熱管理のしやすさ、構造的な強度のバランスなどが考えられます。ケロシンタンクを下部に置くことで、これらの要素がうまく調和しているのでしょう。
回答:
スペースXのファルコン9ロケットで液体酸素(LOX)タンクが上部、ケロシン(RP-1)タンクが下部に配置されている主な理由は、以下のような工学的・物理的な考慮に基づいています。
### 1. **重心の最適化による安定性**
- 液体酸素はケロシンよりも密度が高く(LOX: 約1.14 g/cm³、RP-1: 約0.81 g/cm³)、同じ体積でも重くなります。
- **上部に重い液体酸素を配置**することで、ロケット全体の重心を**低く保ち**、飛行中の姿勢安定性を向上させます。これは、ロケットが大気圏を上昇する際の空力学的な安定性に寄与します。
### 2. **推進剤供給の効率化**
- ロケットエンジンは下部に位置するため、液体酸素を上部に配置すると、重力を利用して自然にエンジン方向へ流れやすくなります。
- 打ち上げ時の加速度やポンプの動作と組み合わせることで、推進剤の供給圧力を補助し、ターボポンプの負荷を軽減します。
### 3. **熱管理と断熱**
- 液体酸素は極低温(-183°C)で保管されるため、タンクの断熱が重要です。上部に配置することで、下部のエンジンや高温部からの熱伝導を最小限に抑えられます。
- 一方、ケロシンは常温に近い温度で貯蔵可能なため、下部配置が適しています。
### 4. **構造的な合理性**
- ロケットの機体は、上部が細く下部が太い円錐形に近い形状です。重い液体酸素を上部に配置することで、機体にかかる応力を分散させ、軽量化と強度のバランスを取っています。
### 5. **燃焼効率の最適化**
- エンジン内での燃料と酸化剤の混合比率を精密に制御する必要があります。タンクの配置やポンプの設計により、燃焼効率を最大化するための最適な供給が可能になります。
### 補足: 他のロケットとの比較
- 一部のロケット(例: サターンV)では逆にケロシンタンクが上部にある設計もありますが、これは機体構造やエンジン配置の違いに起因します。ファルコン9の設計は、再使用性やコスト効率を重視した独自の最適化の結果です。
これらを総合的に判断し、ファルコン9では**「安定性」「供給効率」「熱管理」**を優先したタンク配置が採用されています。
<引用終わり>ーーーーーーーーーー
サターンVは、1段目(S-IC)はファルコン9と同じく、液酸が上でケロシンが下だ。
https://www.apollomaniacs.com/apollo/cg/s1c/s-ic_stage_structure.png
2段目(S-II)と3段目(S-IVB)は水素酸素系で、水素上酸素下だ。
http://heroicrelics.org/info/s-ivb/s-ivb-ib-overview/s-ivb-205-stage-cutaway.jpg
http://heroicrelics.org/info/s-ii/s-ii-overview/s-ii-stage-assembly.jpg
回答の補足欄の記述は、誤りだなあ・・・。
確認のため、サターンVについて質問した。
<引用始め>ーーーーーーーーーー
質問:
サターンVの燃料タンクの配置はどうなっていますか?
推論:
ユーザーがサターンVロケットの燃料タンクの配置について質問しています。まず、サターンVの構造を理解する必要があります。サターンVは三段式ロケットで、各段に異なる種類の燃料が使われていることを知っています。第一段のS-ICはケロシンと液体酸素、第二段のS-IIは液体水素と液体酸素、第三段のS-IVBも同様の燃料だと記憶しています。燃料タンクの配置は各段の内部構造に関連しています。
ユーザーが知りたいのは、各段のタンクの配置、つまりどのように積み重なっているかや、タンク間の構造、エンジンとの接続部分などかもしれません。例えば、第一段ではケロシンタンクが下でその上に液体酸素タンクがあると聞いたことがあります。液体酸素は低温なので、エンジンに近い位置にあると効率的かもしれません。また、第二段と第三段では液体水素タンクの配置が重要で、断熱対策がされている点も触れるべきでしょう。
さらに、タンク間の隔壁や構造的な補強についても説明が必要かどうか考えます。ユーザーがロケットの設計に興味があるのか、単に配置の順序を知りたいのかは分かりませんが、詳細を提供することでより深い理解につながるでしょう。各段のエンジンとの関係や、燃料供給システムについても簡単に触れると良いかもしれません。
また、サターンVの燃料タンクがどのようにして巨大な推力を生み出すかを説明するためには、タンクの容量や配置の最適化についても言及する必要があります。例えば、第一段の大きなタンクがどのようにして5つのF-1エンジンを動かすのか、各段の燃焼時間と燃料消費率の関係なども補足情報として役立つでしょう。
最後に、信頼性を高めるために具体的なデータやNASAの資料を参照していることを示すと良いです。ただし、ユーザーが専門家なのか一般の方なのか分からないので、専門用語の解説を入れつつ、分かりやすい表現を心がけます。
回答:
サターンVロケットの燃料タンクの配置は、**各段(ステージ)ごとに設計が異なり**、推進剤の種類やエンジンの要求に合わせて最適化されています。以下に段階ごとの詳細を説明します。
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### **1. 第1段(S-ICステージ)**
- **推進剤**:**RP-1(精製ケロシン)**と**液体酸素(LOX)**
- **タンク配置**:
- **下部にRP-1タンク**:ロケット基底部分に位置し、構造的に重い燃料を下部に配置することで安定性を確保。
- **上部に液体酸素タンク**:RP-1タンクの上に設置。液体酸素は極低温(-183°C)のため、エンジンに近い位置(下部)に配置すると沸騰しやすくなる問題を避けるため、上部に配置されました。
- **中間隔壁(インタータンク)**:2つのタンクの間には構造補強のための隔壁があり、エンジン推力や空力荷重を分散。
- **特徴**:
タンクはアルミニウム合金製で、5基のF-1エンジンに推進剤を供給。液体酸素タンクは、断熱のため外部から白色のコーティングが施されていました。
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### **2. 第2段(S-IIステージ)**
- **推進剤**:**液体水素(LH₂)**と**液体酸素(LOX)**
- **タンク配置**:
- **共通隔壁(Common Bulkhead)**:液体水素タンク(下部)と液体酸素タンク(上部)が**1枚の軽量隔壁で分離**。これにより重量削減を実現。
- 液体水素は極低温(-253°C)のため、タンクは高度な断熱材(フェノール樹脂フォーム)で覆われました。
- **特徴**:
5基のJ-2エンジンに供給。タンクの軽量化が徹底され、隔壁は2層のアルミニウム板にハニカム構造を挟んだ設計でした。
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### **3. 第3段(S-IVBステージ)**
- **推進剤**:第2段と同様に**液体水素(LH₂)**と**液体酸素(LOX)**
- **タンク配置**:
- 液体水素タンク(下部)と液体酸素タンク(上部)を共通隔壁で分離。
- 第2段より小型ですが、再着火可能なJ-2エンジン1基を搭載(月軌道投入のための複数回噴射に対応)。
- **特徴**:
アポロ司令・機械船を月へ送るための最終加速を担い、タンクの断熱性と軽量化が重要でした。
---
### **全体の設計思想**
- **重量削減**:共通隔壁やアルミニウム合金の採用でタンク重量を最小化。
- **推進剤の性質に応じた配置**:
- 液体酸素は密度が高く比較的扱いやすいため上部に配置。
- 液体水素は極低温かつ低密度のため、断熱とタンク容積の最適化が必要でした。
- **構造的安定性**:巨大な推進剤タンクにかかる荷重を分散するため、リングフレームやストリンガーで補強。
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### **参考画像/資料**
- NASAの公式資料(例:[Apollo Saturn V News Reference](https://history.nasa.gov/afj/ap12fj/pdf/satv_v1_sa503.pdf))には、各段の断面図が詳細に記載されています。
- サターンVの実物(アラバマ州「US Space & Rocket Center」など)でタンクのスケールを確認可能です。
この設計により、サターンVは地球軌道脱出に必要な**3,400トン**もの推進剤を効率的に管理し、アポロ計画を支えました🚀。
<引用終わり>ーーーーーーーーーー
回答の末尾に、🚀の絵文字が表示されているけど、これはディープシークが配置したもので、浮沈子は手を加えていない。
浮沈子のこのブログでは、最近、宇宙ネタの表題に🚀を付けている。
何か、ブキミーだ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
質問に対する回答は正確で、問題はない(Apollo Saturn V News Referenceへのリンクは無効だったが、以下から落とすことが出来た:ページ右側にファイルへのリンクがあります:PDF版は186ページも!)。
(サターン V ニュース リファレンス (1968 年版))
https://archive.org/details/saturn-v-news-reference
いろいろ調べて分かったのは、ロケットのタンクの配置は、単一の要素で決まるわけではなく、推進剤の温度、密度、構造、重量、エンジンへの供給効率など、複数の要素を総合的に判断して決まるということらしい。
ディープシークも、事実誤認することを確認できたことは良かった。
しかし、やっぱ、アポロはすごいな・・・。
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