😼欧州大戦争:北欧激突:とはならない2025年05月20日 22:14

欧州大戦争:北欧激突:とはならない


(EU、対ロシア追加制裁で合意 「影の船団」189隻が対象に)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025052001151&g=int

「カラス外交安全保障上級代表(外相)がX(旧ツイッター)で明らかにした。」

「ロシア産原油の輸出に使われている「影の船団」について189隻のタンカーを新たに対象」

先日の別記事では、取り締まろうとしたらロシアの戦闘機が出てきたそうだからな。

(ロシア戦闘機、「影の船団」を護衛か ロシア政府による初の動きと西側当局者ら)
https://www.cnn.co.jp/world/35233212.html

「ロシアが戦闘機1機を使い、船団に所属すると思われるタンカー1隻の護衛を試みたとみられることが明らかになった。」

「エストニア軍が13日、英国から制裁を受けた無国籍タンカー「ジャギュア」に接触し、確認を試みたところ、ロシアのSu35戦闘機がエストニア領空内で同船の上空を飛行したという。エストニア国防軍が発表した。同軍は最終的にタンカーをエストニア領海の外へ移動させた。」

うーん、勝手に出てっただけじゃないのかあ?。

「ロシアは今や、いわゆる「影の船団」と「公式に結びつき、連携している」」(エストニアのツァクナ外相)

「クレムリンが考え方を大きく転換したように思える」(英国に拠点を置くシンクタンク、王立防衛安全保障研究所(RUSI)の上級研究員、エド・アーノルド氏)

「ロシアが経済制裁への対応として初めて「軍事行動」を使用したことは、「NATOの東側で我々が直面している脅威のレベルの高さを物語っている」」(フランスのバロ外相)

「動画の後半では、タンカーの前をロシアのSu35戦闘機1機が滑空する様子が映っている。NATOによると、これを受けて、エストニアでNATO任務に就いていたポルトガルのF16戦闘機数機がロシア機の監視のため現場に急行した。」

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

「おそらくクレムリンがNATOの北欧でのプレゼンス強化に抵抗しようとしていると指摘。13日の事案を巡り、NATO諸国が動揺することを期待しているのだろう」「NATO内にはこの件を懸念し、『ちょっと待て、1隻の船のせいでロシアとのより広範な対立を始めるリスクを本当に負うのか?』と口にする国もあるだろう」(英国に拠点を置くシンクタンク、王立防衛安全保障研究所(RUSI)の上級研究員、エド・アーノルド氏)

北欧を巡っては、他にもきな臭い話が出ている。

(NATO航空センター設置へ ノルウェー北部、ロシアに対抗)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025052001143&g=int

「ノルウェー政府は20日、北部ボーデに北大西洋条約機構(NATO)の航空作戦センターを設置すると発表」

それって、どこ?。

「ボーデは北極線の北側」(北極線:北極圏(ほっきょくけん)の境界線となる北緯66度33分線)

なんかさぶそう・・・。

「NATO加盟国は2月の閣僚級会合で、ドイツとスペインに続く3カ所目の航空作戦センターをノルウェーに設置することで合意。」

「開設時期は明らかでないが、常設化されるという。ノルウェーのストーレ首相は地元テレビで、ボーデがNATOにとって「北方の足場」になると強調」

まあ、まだ先の話だ。

先の話と言えば、こんなのもある。

(ロシアがフィンランド国境付近で軍事施設増強 「ウクライナ後」に展開戦力拡大か)
https://www.sankei.com/article/20250520-G7ZYP2HRNFKR3OCGZO4YQLJCSA/

「国境付近では軍事車両を収納できる倉庫やテントが増設されたほか、戦闘機の格納庫が更新された。ロシアのヘリコプターが20年ぶりに両国国境に近いロシアのムルマンスク港付近で活動を再開したことも確認された。」

「ロシアがウクライナ情勢が落ち着いた後に、数千人規模の軍隊を付近に展開する可能性」(フィンランドの防衛当局者)

「フィンランドは2023年4月にNATOに加盟。同紙によると、ロシアとの国境はNATO諸国で最長の1300キロ」(同紙:NYT)

フィンランド当局が、なぜロシア軍の増強を「ウクライナ後」としているのかは不明だ。

ロシアは、既に軍隊を数十万人規模で増員し、北欧が新たにNATO入りして脅威が増大したことに対応すると明言している。

明日にでも、増員を始めても不自然ではない(フィンランドは、もう2年も前にNATO加盟してるからな)。

むしろ遅すぎるくらいだ。

が、数千人というちょろい規模では、何事も起こらないだろう。

同程度の戦線(約1000km)を構えているウクライナには、その100倍(数十万人規模)の兵力を投入していると言われる。

すわ、欧州大戦争!、と飛びつくには早すぎる。

が、フィンランドがまだ先だろうと構えているのは解せない。

緊張感が足りないな。

どーせ、うちに来るのはバルト3国の後だし、NATO第5条に守られているから、援軍が来て何とかしてくれるだろうと思っていたら大間違いだ。

フィンランドはロシアの敵ではないだろうが、スウェーデンは侮れないからな。

バルト海が血の海になるのは目に見えている。

北欧での戦闘に、南欧などの軍隊は、そもそも対応できない。

実戦経験も乏しく、ドローンなどを使った現代戦の経験は皆無だ。

浮沈子は、北欧で戦端が開かれれば、ロシアが一瞬でぶち抜くと見ている。

NATO本体との衝突だから、「特別軍事作戦」とか、ワケワカの言い訳なしで、ガチの戦争態勢で来る。

もちろん、バルト3国は先に押さえるだろう(スウェーデン海軍と挟み撃ちにされちまうからな)。

これもたぶん一瞬だ。

ドイツと地続きのポーランドがどれだけ粘れるかが勝負だ。

浮沈子は、欧州大戦争が起こるとか言いながら、その辺りを真面目に検討したことはない。

スバルキギャップがヤバそうだとか、せいぜいそんな程度だ。

重要なのは、プロの軍人さんが、如何に用兵理論と整合した戦略を立てても、そんなもんは役に立たないだろうということだ。

それは、ウクライナ戦線で十分過ぎるほど証明済みだ。

ザルジニーも、2023年から24年当初にかけて、何度かそのことについて触れている。

NATOの戦略理論はクソだって(そうだったかあ?)。

まあいい。

北欧での戦闘がいつ始まるかは知らない。

が、ロシア軍は確実に増強される。

ウクライナの戦闘が長期化する中、それは明日かもしれない。

「ウクライナ後」じゃないことだけは確かだろう・・・。

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