負けずに玉手箱を開ける日本 ― 2020年05月01日 04:54
負けずに玉手箱を開ける日本
ロス(ロサンゼルス市及びロサンゼルス郡)がPCR検査を無料無制限郡内居住者全員を対象に行うという掟破りかつパンドラの箱をブチ壊す暴挙(!)に出れば、我が国も負けてはいない。
(コロナ抗体検査、5月開始へ 沖縄県とOIST、県立5病院で)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1115399.html
「5月にも抗体検査に乗り出す。2020年度一般会計の第2次補正予算案にOISTへの調査委託料として499万円を盛り込み、5月1日開催の県議会臨時会に提出する。」
「県によると、都道府県レベルで独自の抗体検査を実施するのは初めてとみられる。」
網羅的に市中感染を調査するということではなく、とりあえず、県立病院の感染管理の一環として行うようだ。
「県立5病院に、新型コロナ感染以外で受診した患者から同意を得た上で、血液に抗体があるかどうかを調べる。5病院から400検体を3回にわたって採取し、計6千検体の調査を見込む。」
委託先となる機関に聞き覚えがあった。
(事故と向き合う)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/06/11/8591342
「11月14日に沖縄科学技術大学院大学、通称OISTの職員ダイバーが、rEVOというヨーロッパ製のリブリーザーでトライミックスを使用して大学の調査研究中のダイビングで行方不明」(引用より)
やっぱ、そうだったか。
何か縁浅からぬものを感じるな。
つーか、単にまとめて検査できるところがそのくらいしかなかったりするのかも知れない(米軍施設内にはあるかもな)。
琉球新報の記事は続く・・・。
「病院またはOISTの倫理審査委員会の承認を得れば、正式に実施できるようになる。抗体検査を受ける患者の症状や検査期間などの詳細については今後詰める。地域ごとの感染実態を把握し、今後の対策を検討する調査研究と位置付けている。」
PCR検査も、OISTにまとめて委託するようだな(なんか、つながってんじゃねーの?)。
まあいい。
浮沈子足下の東京都でも、抗体検査の嵐が吹き荒れている。
(<新型コロナ>抗体検査5.9%陽性 市中感染の可能性 都内の希望者200人調査)
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020043090070748.html
「東京都内でウイルス抗体検査をしたところ、一般市民の4・8%、医療従事者の9・1%が陽性(抗体あり)」
よく読むと、自分の病院のスタッフの感染管理上の調査に便乗したみたいな感じだが、先日明らかになった慶応病院の行った入院予定者を対象とした抗体検査の陽性率に近いところがミソだな。
「慶応大病院が実施した新型ウイルス以外の入院患者六十七人に対するPCR検査でも四人(5・97%)が陽性だった。同大は「地域の感染状況を反映している可能性がある」と分析しており、今回の検査結果もこの数字に近い。」(解説より)
「原因不明の死者が増えていることからも、PCR検査を拡大して速やかに診断し、早期に治療を開始すべきだ」
抗体検査で感染の広がりを捉え、PCRを増やして早期治療に結びつける・・・。
医療者らしい健全な発想だが、そう上手くいくんだろうか?。
「検査は久住医師が理事長を務める新宿区と立川市のクリニックで二十一~二十八日に実施。ホームページで希望者を募り、二十~八十歳の男性百二十三人、女性七十九人を検査した。」
今回もまた、ガキンチョは検査対象に含まれないしな。
新型コロナの感染は、既に医療というせせこましい重箱の隅の話を超えて、社会経済全体の話に変わってきている。
現在のところ、抗体検査陽性率での最大値は、NYシティの24.7パーセント。
東京都における医療関係者の陽性率が2倍ほど高いことを考慮すれば、NYシティの医療関係者の陽性率は50パーセントか、それ以上になっている可能性もある(未確認)。
べらぼうめ・・・。
こんな話もニュースになっている。
(世田谷区長、区独自での抗体検査検討)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58531620X20C20A4L83000/
「東京都世田谷区の保坂展人区長は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの抗体の有無を調べる抗体検査について、区独自での実施を検討する」
擬陽性や偽陰性がどの程度出ているか不明の抗体検査は、切れない刃物みたいなもんだが、PCRとの組み合わせで使い物になるかも知れない。
抗体陽性者が再感染しないというエビデンスはないという。
WHOは、そんなもんに現を抜かしたり、それを根拠に社会的距離政策を緩めたりするのは拙速だと警鐘を鳴らしている。
PCRの体制強化こそが、王道だと言いたいんだろう。
そりゃあその通りだが、ロスのように全面展開する度胸は他にはない(度胸なのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
PCRで不安商売を展開しようとして、のっけから躓いた楽天は、しばらく鳴りを潜めていそうだしな。
不安商売のネタとしては、切れ味が悪い方がいいかも知れないという話もある。
(コロナ「抗体検査」の意味は 民間で実施している医師が解説)
https://article.auone.jp/detail/1/2/2/2_2_r_20200430_1588198451720793
「同院では4月27日から一般向けの抗体検査の提供を始めた。」
「費用は5500円(税込、自由診療)だ。」
「経済活動の再開はデータに基づいて判断すべきだ。抗体検査がカギとなる」
しかし、どうやら陽性率が高いNYシティの方は、経済活動の再開が遅れるということになるようだ。
個人が不安から検査してもらう意義は何処にあるのか。
「コロナなどの抗体の場合、免疫の“記憶”が残っている間は、同じウイルスに感染しても症状が出なかったり、軽くなったりすると考えられています。ただ、新型コロナの場合、その記憶がどれだけ長くもつかがまだわかっていません。それゆえ“抗体があったからもう心配ない”とは喜べないところではあります」
「抗体があるうちは、2回目に罹った際に重症化する可能性は低くなると考えられます。医療関係者をはじめ、自身の仕事に取り組むうえで、抗体の有無という参考情報があることの意味は大きいのではないか。ただし、重症化率がどのくらい低下するかは判明していないので、陽性で抗体があったからといって、“自分はもう大丈夫”と過信するのはよくない。また、2回目以降の感染で、自分には症状がないまま他の人にうつしてしまう可能性は残っていることにも注意が必要です」
わけわかだな。
ただし、どっちつかずの不安から解放されることは間違いない。
抗体検査は、切れ味が悪く、上手く使わなければ弊害の方が大きいかも知れない。
「日本赤十字社も、献血血液で新型コロナウイルスに対する抗体検査に使用する測定キットの信頼性を評価する研究を実施すると発表した。5月1日にも、最初の調査結果が公表される予定だ。」
抗体検査を初め、新型コロナを巡る状況は、急速に変化している。
医療崩壊を避けるために、市中感染をまん延させた政策が正しかったのかどうか。
不都合な真実が次々と暴かれ、当局と医療業界の手の届かないところで、事態は急展開しつつある(そうなのかあ?)。
自分が、今、新型コロナに罹っているかどうか、既に罹ってしまって治っているのか。
例外とはとても言えない規模の無症候性キャリアの存在(発症する感染者よりもはるかに多い?)と、発症前の感染能力(WHOのお墨付き)。
抗体保有者の再感染の可能性や、通常の検体からは検出されない無症候性キャリア(継続感染か)の再発症など、事態をややっこしくする要素にも事欠かない。
大規模で網羅的なPCR検査とルーチン化した抗体検査が何を暴くことになるのか。
浮沈子は、やがて大多数の人類がこのウイルスに曝されて、第三種人類になることを考えている。
新型コロナに罹患しないように動いている今の姿は、重症者の治療を継続するための仮の姿だ。
一時的に、逆方向に走っているに過ぎない。
ワクチンとか特効薬が出来るまでの繋ぎだ。
効くか効かないかは分からないが、ワクチンが出来れば一斉に接種が始まるに違いない。
それは、第一種人類(新型コロナに遭遇していない)から、第二種人類(新型コロナに遭遇中!)を通り越して、疑似感染というバイパスを通って一気に第三種人類に至る道だ。
どうやら、このウイルスは封じ込めるには、感染力が強過ぎるようで、制御しながら集団免疫に持ち込むよりほかに手はなさそうな気がしてきた。
一人の感染者も出すまいなどと、他県からの来報を拒否している地域は、これからのワクチン開発までの長い長い道のりを、恐怖の中で過ごすことになる(そんなあ!)。
確かに、今はその選択と集中は正しいかも知れないが、どこかで必ず転換点を迎えることになる。
NYシティの抗体陽性率の高さは、その可能性を感じさせる。
開いた玉手箱から何が出てきて、その結果がどうなるのかは誰も知らない。
それがどれ程不都合なものであれ、我々は目を背けることはできない。
心して向かい合うしかないのだ・・・。
ロス(ロサンゼルス市及びロサンゼルス郡)がPCR検査を無料無制限郡内居住者全員を対象に行うという掟破りかつパンドラの箱をブチ壊す暴挙(!)に出れば、我が国も負けてはいない。
(コロナ抗体検査、5月開始へ 沖縄県とOIST、県立5病院で)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1115399.html
「5月にも抗体検査に乗り出す。2020年度一般会計の第2次補正予算案にOISTへの調査委託料として499万円を盛り込み、5月1日開催の県議会臨時会に提出する。」
「県によると、都道府県レベルで独自の抗体検査を実施するのは初めてとみられる。」
網羅的に市中感染を調査するということではなく、とりあえず、県立病院の感染管理の一環として行うようだ。
「県立5病院に、新型コロナ感染以外で受診した患者から同意を得た上で、血液に抗体があるかどうかを調べる。5病院から400検体を3回にわたって採取し、計6千検体の調査を見込む。」
委託先となる機関に聞き覚えがあった。
(事故と向き合う)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/06/11/8591342
「11月14日に沖縄科学技術大学院大学、通称OISTの職員ダイバーが、rEVOというヨーロッパ製のリブリーザーでトライミックスを使用して大学の調査研究中のダイビングで行方不明」(引用より)
やっぱ、そうだったか。
何か縁浅からぬものを感じるな。
つーか、単にまとめて検査できるところがそのくらいしかなかったりするのかも知れない(米軍施設内にはあるかもな)。
琉球新報の記事は続く・・・。
「病院またはOISTの倫理審査委員会の承認を得れば、正式に実施できるようになる。抗体検査を受ける患者の症状や検査期間などの詳細については今後詰める。地域ごとの感染実態を把握し、今後の対策を検討する調査研究と位置付けている。」
PCR検査も、OISTにまとめて委託するようだな(なんか、つながってんじゃねーの?)。
まあいい。
浮沈子足下の東京都でも、抗体検査の嵐が吹き荒れている。
(<新型コロナ>抗体検査5.9%陽性 市中感染の可能性 都内の希望者200人調査)
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020043090070748.html
「東京都内でウイルス抗体検査をしたところ、一般市民の4・8%、医療従事者の9・1%が陽性(抗体あり)」
よく読むと、自分の病院のスタッフの感染管理上の調査に便乗したみたいな感じだが、先日明らかになった慶応病院の行った入院予定者を対象とした抗体検査の陽性率に近いところがミソだな。
「慶応大病院が実施した新型ウイルス以外の入院患者六十七人に対するPCR検査でも四人(5・97%)が陽性だった。同大は「地域の感染状況を反映している可能性がある」と分析しており、今回の検査結果もこの数字に近い。」(解説より)
「原因不明の死者が増えていることからも、PCR検査を拡大して速やかに診断し、早期に治療を開始すべきだ」
抗体検査で感染の広がりを捉え、PCRを増やして早期治療に結びつける・・・。
医療者らしい健全な発想だが、そう上手くいくんだろうか?。
「検査は久住医師が理事長を務める新宿区と立川市のクリニックで二十一~二十八日に実施。ホームページで希望者を募り、二十~八十歳の男性百二十三人、女性七十九人を検査した。」
今回もまた、ガキンチョは検査対象に含まれないしな。
新型コロナの感染は、既に医療というせせこましい重箱の隅の話を超えて、社会経済全体の話に変わってきている。
現在のところ、抗体検査陽性率での最大値は、NYシティの24.7パーセント。
東京都における医療関係者の陽性率が2倍ほど高いことを考慮すれば、NYシティの医療関係者の陽性率は50パーセントか、それ以上になっている可能性もある(未確認)。
べらぼうめ・・・。
こんな話もニュースになっている。
(世田谷区長、区独自での抗体検査検討)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58531620X20C20A4L83000/
「東京都世田谷区の保坂展人区長は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの抗体の有無を調べる抗体検査について、区独自での実施を検討する」
擬陽性や偽陰性がどの程度出ているか不明の抗体検査は、切れない刃物みたいなもんだが、PCRとの組み合わせで使い物になるかも知れない。
抗体陽性者が再感染しないというエビデンスはないという。
WHOは、そんなもんに現を抜かしたり、それを根拠に社会的距離政策を緩めたりするのは拙速だと警鐘を鳴らしている。
PCRの体制強化こそが、王道だと言いたいんだろう。
そりゃあその通りだが、ロスのように全面展開する度胸は他にはない(度胸なのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
PCRで不安商売を展開しようとして、のっけから躓いた楽天は、しばらく鳴りを潜めていそうだしな。
不安商売のネタとしては、切れ味が悪い方がいいかも知れないという話もある。
(コロナ「抗体検査」の意味は 民間で実施している医師が解説)
https://article.auone.jp/detail/1/2/2/2_2_r_20200430_1588198451720793
「同院では4月27日から一般向けの抗体検査の提供を始めた。」
「費用は5500円(税込、自由診療)だ。」
「経済活動の再開はデータに基づいて判断すべきだ。抗体検査がカギとなる」
しかし、どうやら陽性率が高いNYシティの方は、経済活動の再開が遅れるということになるようだ。
個人が不安から検査してもらう意義は何処にあるのか。
「コロナなどの抗体の場合、免疫の“記憶”が残っている間は、同じウイルスに感染しても症状が出なかったり、軽くなったりすると考えられています。ただ、新型コロナの場合、その記憶がどれだけ長くもつかがまだわかっていません。それゆえ“抗体があったからもう心配ない”とは喜べないところではあります」
「抗体があるうちは、2回目に罹った際に重症化する可能性は低くなると考えられます。医療関係者をはじめ、自身の仕事に取り組むうえで、抗体の有無という参考情報があることの意味は大きいのではないか。ただし、重症化率がどのくらい低下するかは判明していないので、陽性で抗体があったからといって、“自分はもう大丈夫”と過信するのはよくない。また、2回目以降の感染で、自分には症状がないまま他の人にうつしてしまう可能性は残っていることにも注意が必要です」
わけわかだな。
ただし、どっちつかずの不安から解放されることは間違いない。
抗体検査は、切れ味が悪く、上手く使わなければ弊害の方が大きいかも知れない。
「日本赤十字社も、献血血液で新型コロナウイルスに対する抗体検査に使用する測定キットの信頼性を評価する研究を実施すると発表した。5月1日にも、最初の調査結果が公表される予定だ。」
抗体検査を初め、新型コロナを巡る状況は、急速に変化している。
医療崩壊を避けるために、市中感染をまん延させた政策が正しかったのかどうか。
不都合な真実が次々と暴かれ、当局と医療業界の手の届かないところで、事態は急展開しつつある(そうなのかあ?)。
自分が、今、新型コロナに罹っているかどうか、既に罹ってしまって治っているのか。
例外とはとても言えない規模の無症候性キャリアの存在(発症する感染者よりもはるかに多い?)と、発症前の感染能力(WHOのお墨付き)。
抗体保有者の再感染の可能性や、通常の検体からは検出されない無症候性キャリア(継続感染か)の再発症など、事態をややっこしくする要素にも事欠かない。
大規模で網羅的なPCR検査とルーチン化した抗体検査が何を暴くことになるのか。
浮沈子は、やがて大多数の人類がこのウイルスに曝されて、第三種人類になることを考えている。
新型コロナに罹患しないように動いている今の姿は、重症者の治療を継続するための仮の姿だ。
一時的に、逆方向に走っているに過ぎない。
ワクチンとか特効薬が出来るまでの繋ぎだ。
効くか効かないかは分からないが、ワクチンが出来れば一斉に接種が始まるに違いない。
それは、第一種人類(新型コロナに遭遇していない)から、第二種人類(新型コロナに遭遇中!)を通り越して、疑似感染というバイパスを通って一気に第三種人類に至る道だ。
どうやら、このウイルスは封じ込めるには、感染力が強過ぎるようで、制御しながら集団免疫に持ち込むよりほかに手はなさそうな気がしてきた。
一人の感染者も出すまいなどと、他県からの来報を拒否している地域は、これからのワクチン開発までの長い長い道のりを、恐怖の中で過ごすことになる(そんなあ!)。
確かに、今はその選択と集中は正しいかも知れないが、どこかで必ず転換点を迎えることになる。
NYシティの抗体陽性率の高さは、その可能性を感じさせる。
開いた玉手箱から何が出てきて、その結果がどうなるのかは誰も知らない。
それがどれ程不都合なものであれ、我々は目を背けることはできない。
心して向かい合うしかないのだ・・・。
中国発欧州経由という不都合な真実 ― 2020年05月01日 06:33
中国発欧州経由という不都合な真実
米国で流行っている新型コロナの株は、欧州由来であることは分かっている。
(米NY市の新型コロナは「欧州由来」、2月から感染拡大 米研究)
https://www.jiji.com/jc/article?k=20200409039934a&g=afp
「これまでのところ、(新型ウイルス株の)大多数が欧州由来とみられるのは非常に興味深い。中国からの入国禁止措置に集中していたことがその一因と思われる」
この記事のことは、どこかでとり上げたかもしれない。
浮沈子はこの記事を読んで、いかにも米国がやっちまいそうな話だと、深く頷いたものだ。
問題は、バックドアをけ破られて踏み込まれてしまったのが米国だけではないということだ・・・。
(<新型コロナ>欧州ウイルス起源拡大 国内、第1波とゲノムに違い 国立感染研解析)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020042902000111.html
「中国・武漢で発生したウイルス株は、一~二月に日本に入り込み、各地でクラスター(感染者の集団)が報告されたが、既に封じ込めたとみられることが分かった。」
駄々洩れに見えた水際作戦でも広がっていなかったわけだ。
「クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員から見つかったウイルスは、武漢のウイルス株と比べ一カ所だけゲノム配列が変異していた。国内には広がっていないという。」
ほほう、クルーズ船の検疫は成功したんだな。
じゃあ、今流行ってるのはどっから来たのか。
まさか、まさか米国みたいに欧州のじゃないよねえ・・・。
「第一波は保健所などの対応で抑え込めたものの、欧州経由の第二波が国内で大きく広がったようだ」
あっちゃーっ!。
我が国もやっちまったわけだ。
(国内のコロナ、武漢ではなく欧州から伝播? 感染研調べ)
https://www.asahi.com/articles/ASN4X5V9PN4WULBJ00X.html
「一方、これに代わって国内で確認されるようになったウイルスは、武漢市で確認されたウイルスよりも、欧州各国で感染を広げたウイルスの遺伝子に特徴が近かった。」
元記事(つーか、資料だな)へのリンクもあったので覗いてみたんだが、なにやらよく訳が分からない感じだったので、感染研の元記事を探した。
(新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/467-genome/9586-genome-2020-1.html
「3月中旬から全国各地で “感染リンク不明” の孤発例が同時多発で検出されはじめた。このSARS-CoV-2 ハプロタイプ・ネットワーク図が示すように、渡航自粛が始まる3月中旬までに海外からの帰国者経由(海外旅行者、海外在留邦人)で “第2波” の流入を許し、数週間のうちに全国各地へ伝播して “渡航歴なし・リンク不明” の患者・無症状病原体保有者が増加したと推測される。」
「この海外旅行者を契機とした同時多発と3月中旬以降の行動制限への理解が不十分だったことを鑑みても、由来元が不明な新型コロナウイルスが密かに国内を侵食し、現在の感染拡大へ繋がったと考えられる。」
「第3、第4の波が来ることは必然」
やれやれ・・・。
掲載されている系統図の解説は、朝日の記事に図のキャプションとして載っている。
「【写真】新型コロナウイルスの全遺伝情報の関係を表した図。国内クラスターやクルーズ船で検出されたウイルスは「武漢」(中央下)に近い場所にある。3月以降に感染が広がった「輸入症例とそれを発端にした国内伝播(でんぱ)」は「EU各地」(左上)と近い場所にある(国立感染症研究所提供)」
浮沈子は、クルーズ船の下船の頃には、市中感染が蔓延していると思ってたんだが、さにあらずということか。
リンクされている原文(PDF)は日本語だ。
「SARS-CoV-2 の変異速度は現在のところ 25.9 塩基変異/ゲノム/年(つまり、1年間で 25.9 箇所の変異が見込まれる)と推定されている」
「2019 年末の発生から4ヶ月ほどの期間を経てゲノム全域に少なくとも 9 塩基ほどの変異がランダムに発生していると示唆されている。」
図で近いところにあるのは、遺伝子の変異が近いことを示しているようだ。
我が国が、バックドアを蹴破られたのは疑いない。
ったく、もちっと早く分ってりゃあ・・・。
後悔先に立たず。
海外渡航者に早い時期から制限を設けていた台湾とかは、現在も感染をコントロールできている。
WHOは、渡航制限を掛けることに慎重だったからな。
そこは、大きな穴があったと言わざるを得ない。
こういうの(系統図のこと)が、リアルタイムで分かるような態勢が出来れば、発生したクラスターに対して早急な対応が取れるというものだ。
後知恵ではなく、なんとか活用することができないもんだろうか?。
PCR検査さえおぼつかない現状だからな。
リアルに遺伝子解析しろと言っても無理か・・・。
米国で流行っている新型コロナの株は、欧州由来であることは分かっている。
(米NY市の新型コロナは「欧州由来」、2月から感染拡大 米研究)
https://www.jiji.com/jc/article?k=20200409039934a&g=afp
「これまでのところ、(新型ウイルス株の)大多数が欧州由来とみられるのは非常に興味深い。中国からの入国禁止措置に集中していたことがその一因と思われる」
この記事のことは、どこかでとり上げたかもしれない。
浮沈子はこの記事を読んで、いかにも米国がやっちまいそうな話だと、深く頷いたものだ。
問題は、バックドアをけ破られて踏み込まれてしまったのが米国だけではないということだ・・・。
(<新型コロナ>欧州ウイルス起源拡大 国内、第1波とゲノムに違い 国立感染研解析)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020042902000111.html
「中国・武漢で発生したウイルス株は、一~二月に日本に入り込み、各地でクラスター(感染者の集団)が報告されたが、既に封じ込めたとみられることが分かった。」
駄々洩れに見えた水際作戦でも広がっていなかったわけだ。
「クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員から見つかったウイルスは、武漢のウイルス株と比べ一カ所だけゲノム配列が変異していた。国内には広がっていないという。」
ほほう、クルーズ船の検疫は成功したんだな。
じゃあ、今流行ってるのはどっから来たのか。
まさか、まさか米国みたいに欧州のじゃないよねえ・・・。
「第一波は保健所などの対応で抑え込めたものの、欧州経由の第二波が国内で大きく広がったようだ」
あっちゃーっ!。
我が国もやっちまったわけだ。
(国内のコロナ、武漢ではなく欧州から伝播? 感染研調べ)
https://www.asahi.com/articles/ASN4X5V9PN4WULBJ00X.html
「一方、これに代わって国内で確認されるようになったウイルスは、武漢市で確認されたウイルスよりも、欧州各国で感染を広げたウイルスの遺伝子に特徴が近かった。」
元記事(つーか、資料だな)へのリンクもあったので覗いてみたんだが、なにやらよく訳が分からない感じだったので、感染研の元記事を探した。
(新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/467-genome/9586-genome-2020-1.html
「3月中旬から全国各地で “感染リンク不明” の孤発例が同時多発で検出されはじめた。このSARS-CoV-2 ハプロタイプ・ネットワーク図が示すように、渡航自粛が始まる3月中旬までに海外からの帰国者経由(海外旅行者、海外在留邦人)で “第2波” の流入を許し、数週間のうちに全国各地へ伝播して “渡航歴なし・リンク不明” の患者・無症状病原体保有者が増加したと推測される。」
「この海外旅行者を契機とした同時多発と3月中旬以降の行動制限への理解が不十分だったことを鑑みても、由来元が不明な新型コロナウイルスが密かに国内を侵食し、現在の感染拡大へ繋がったと考えられる。」
「第3、第4の波が来ることは必然」
やれやれ・・・。
掲載されている系統図の解説は、朝日の記事に図のキャプションとして載っている。
「【写真】新型コロナウイルスの全遺伝情報の関係を表した図。国内クラスターやクルーズ船で検出されたウイルスは「武漢」(中央下)に近い場所にある。3月以降に感染が広がった「輸入症例とそれを発端にした国内伝播(でんぱ)」は「EU各地」(左上)と近い場所にある(国立感染症研究所提供)」
浮沈子は、クルーズ船の下船の頃には、市中感染が蔓延していると思ってたんだが、さにあらずということか。
リンクされている原文(PDF)は日本語だ。
「SARS-CoV-2 の変異速度は現在のところ 25.9 塩基変異/ゲノム/年(つまり、1年間で 25.9 箇所の変異が見込まれる)と推定されている」
「2019 年末の発生から4ヶ月ほどの期間を経てゲノム全域に少なくとも 9 塩基ほどの変異がランダムに発生していると示唆されている。」
図で近いところにあるのは、遺伝子の変異が近いことを示しているようだ。
我が国が、バックドアを蹴破られたのは疑いない。
ったく、もちっと早く分ってりゃあ・・・。
後悔先に立たず。
海外渡航者に早い時期から制限を設けていた台湾とかは、現在も感染をコントロールできている。
WHOは、渡航制限を掛けることに慎重だったからな。
そこは、大きな穴があったと言わざるを得ない。
こういうの(系統図のこと)が、リアルタイムで分かるような態勢が出来れば、発生したクラスターに対して早急な対応が取れるというものだ。
後知恵ではなく、なんとか活用することができないもんだろうか?。
PCR検査さえおぼつかない現状だからな。
リアルに遺伝子解析しろと言っても無理か・・・。
五月晴れの夏日に解除延期の話 ― 2020年05月01日 15:55
五月晴れの夏日に解除延期の話
(政府の専門家会議“今の取り組み維持が望ましい”と提言)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200501/k10012413791000.html
「専門家会議では、陽性の件数は全国的に減少傾向にあり、感染者が倍に増える時間も鈍化傾向にあることなどから、新規感染者数が減少傾向に向かっていると考えて間違いないという評価をいただいた」
おおっ、延期なしかあ?。
「徹底した外出自粛などを緩和すれば、再び感染が拡大しかねないとして当面、今の取り組みを維持することが望ましいとする提言」
そんなあ!。
「政府は対象地域を全国としたまま延長の期間を1か月程度とすることで調整し、今月4日にも正式に決定する見通し」
やれやれ・・・。
って、まあ、想定の範囲内だし、この数日、リークが続いていて、筋書きはバレてるからな。
今日から5月。
五月晴れの穏やかな天気だ。
引き籠っているのがもったいないけど、「おうちにいてね週間」5日目だからな。
東京地方の最高気温は、25.5度と夏日になった。
エアコンを止め、ドアを少し開けて換気している。
別に、新型コロナ対策じゃないけど。
昨夜(つーか、今朝か)は、沢山資料を読んで、頭パンク状態だった(キャパシティ低いんで)。
昼過ぎに起き出して体温計ったら、少し高めの35.8度となった。
まあいい。
今日は少し頭を休めて、のんびり過ごそう。
米国の感染者は、相変わらず増加していて、200万人超えは間違いない感じになってきた(たぶん、今月中か、来月初旬)。
我が国の非常事態宣言が緩和される頃かも知れない。
その頃になっても、たぶん死者は増え続けている。
10万人を超えて、なお増加し続けるに違いない。
その勢いは衰えてくるだろうけどな。
適性な感染者数と死者数が、どのくらいなのかは分からない。
感染速度のコントロールを図るには、感染者数の正確な把握が必要だし、そのための検査態勢を整備する必要がある。
拡張された医療資源で、問題なく業務を継続できるレベルを維持する。
一方で、過剰な規制を緩め、社会・経済を回しながら、横目で感染速度を加減する。
そう上手くいくのかあ?。
年単位で続く感染コントロールに慣れてくれば、偶数月を引き締めて、奇数月を緩めるとか、そういう話になるかも知れない。
夏場緩めて、冬場は締めるとかも。
北半球と南半球は逆だからな。
それだと、問題かも。
まあ、どうでもいいんですが。
人類は、この感染症に出会ったばかりだ。
先の長い付き合いの中で、初めは喧嘩からスタートということになった。
そういう人類史的長期的視点からの話が、ネットに上がっている。
(コロナウイルスとの闘い 「戦争」ではなく「共生」を 長崎大学 山本太郎教授)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/interview/detail/opinion_01.html
「普通は起きないことに関して、ずっと強い緊張感を持ち続けられるわけでもないんですよね。」
喉元過ぎれば、暑さを忘れるのは人の性だ。
「1つの万能薬のような解決策はなくて、小さなことの積み重ねでしか、もうパンデミックとは向き合えないと思います。」
それが現実なんだろうが、達観しているというかなんというか。
「ウイルスが打ち勝つ相手かどうか、たぶんそこが一番重要な点かも知れないと思います。」
勝ち負けとか、征服と隷従とか、人間の社会の在り様についても、改めて考えさせ得られるな。
「昔、アフリカでエイズ対策をやってたんですけれども、なかなかうまくいかない。それは(患者が)10年後の自分が想像できないから。10年後には、エイズじゃなくても飢餓とか暴力とか、戦争とかで亡くなっているとすれば、「10年後にあなたが生きていくために、今エイズの予防しましょう」という言葉が、むなしくしか響かなかった」
希望を持ち続けることが、この難局を乗り切るカギだという。
「どういう希望のもとにあるべきかっていうのは、1人1人の心の中にある」
深いな・・・。
最後は、そこに辿り着くわけだ。
まあ、つづめて言えば気の持ちようということか。
社会的距離政策によって、感染の勢いは確かに衰えてきた。
効果は、十分ではないにしても、確かに存在する。
我々の社会の中に取り込むには、10年掛かるかも知れないこの感染症との付き合いの中で、モチベーションを維持しながら距離感を保つというのは大変な話だ。
思い切り出歩き、集まり、大声で騒ぎ、3密を満喫するのは当分先のことになる。
気負わずに、油断せずに、この感染初期の混乱期を乗り越えなければならない。
緊急事態が解除されても、以前の生活に戻れるわけではないのだ。
気長に考えて、その後の生活を見直して、長期間続けられるパターンを探るしかない。
そろそろ、遅い昼飯でも食いに行くか。
帰りに、何か買ってきて、あとは大人しくおうちにいよう。
そういう生活なら、長く続けていけそうな気がする。
体重増加さえ気にしなければ・・・。
(政府の専門家会議“今の取り組み維持が望ましい”と提言)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200501/k10012413791000.html
「専門家会議では、陽性の件数は全国的に減少傾向にあり、感染者が倍に増える時間も鈍化傾向にあることなどから、新規感染者数が減少傾向に向かっていると考えて間違いないという評価をいただいた」
おおっ、延期なしかあ?。
「徹底した外出自粛などを緩和すれば、再び感染が拡大しかねないとして当面、今の取り組みを維持することが望ましいとする提言」
そんなあ!。
「政府は対象地域を全国としたまま延長の期間を1か月程度とすることで調整し、今月4日にも正式に決定する見通し」
やれやれ・・・。
って、まあ、想定の範囲内だし、この数日、リークが続いていて、筋書きはバレてるからな。
今日から5月。
五月晴れの穏やかな天気だ。
引き籠っているのがもったいないけど、「おうちにいてね週間」5日目だからな。
東京地方の最高気温は、25.5度と夏日になった。
エアコンを止め、ドアを少し開けて換気している。
別に、新型コロナ対策じゃないけど。
昨夜(つーか、今朝か)は、沢山資料を読んで、頭パンク状態だった(キャパシティ低いんで)。
昼過ぎに起き出して体温計ったら、少し高めの35.8度となった。
まあいい。
今日は少し頭を休めて、のんびり過ごそう。
米国の感染者は、相変わらず増加していて、200万人超えは間違いない感じになってきた(たぶん、今月中か、来月初旬)。
我が国の非常事態宣言が緩和される頃かも知れない。
その頃になっても、たぶん死者は増え続けている。
10万人を超えて、なお増加し続けるに違いない。
その勢いは衰えてくるだろうけどな。
適性な感染者数と死者数が、どのくらいなのかは分からない。
感染速度のコントロールを図るには、感染者数の正確な把握が必要だし、そのための検査態勢を整備する必要がある。
拡張された医療資源で、問題なく業務を継続できるレベルを維持する。
一方で、過剰な規制を緩め、社会・経済を回しながら、横目で感染速度を加減する。
そう上手くいくのかあ?。
年単位で続く感染コントロールに慣れてくれば、偶数月を引き締めて、奇数月を緩めるとか、そういう話になるかも知れない。
夏場緩めて、冬場は締めるとかも。
北半球と南半球は逆だからな。
それだと、問題かも。
まあ、どうでもいいんですが。
人類は、この感染症に出会ったばかりだ。
先の長い付き合いの中で、初めは喧嘩からスタートということになった。
そういう人類史的長期的視点からの話が、ネットに上がっている。
(コロナウイルスとの闘い 「戦争」ではなく「共生」を 長崎大学 山本太郎教授)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/interview/detail/opinion_01.html
「普通は起きないことに関して、ずっと強い緊張感を持ち続けられるわけでもないんですよね。」
喉元過ぎれば、暑さを忘れるのは人の性だ。
「1つの万能薬のような解決策はなくて、小さなことの積み重ねでしか、もうパンデミックとは向き合えないと思います。」
それが現実なんだろうが、達観しているというかなんというか。
「ウイルスが打ち勝つ相手かどうか、たぶんそこが一番重要な点かも知れないと思います。」
勝ち負けとか、征服と隷従とか、人間の社会の在り様についても、改めて考えさせ得られるな。
「昔、アフリカでエイズ対策をやってたんですけれども、なかなかうまくいかない。それは(患者が)10年後の自分が想像できないから。10年後には、エイズじゃなくても飢餓とか暴力とか、戦争とかで亡くなっているとすれば、「10年後にあなたが生きていくために、今エイズの予防しましょう」という言葉が、むなしくしか響かなかった」
希望を持ち続けることが、この難局を乗り切るカギだという。
「どういう希望のもとにあるべきかっていうのは、1人1人の心の中にある」
深いな・・・。
最後は、そこに辿り着くわけだ。
まあ、つづめて言えば気の持ちようということか。
社会的距離政策によって、感染の勢いは確かに衰えてきた。
効果は、十分ではないにしても、確かに存在する。
我々の社会の中に取り込むには、10年掛かるかも知れないこの感染症との付き合いの中で、モチベーションを維持しながら距離感を保つというのは大変な話だ。
思い切り出歩き、集まり、大声で騒ぎ、3密を満喫するのは当分先のことになる。
気負わずに、油断せずに、この感染初期の混乱期を乗り越えなければならない。
緊急事態が解除されても、以前の生活に戻れるわけではないのだ。
気長に考えて、その後の生活を見直して、長期間続けられるパターンを探るしかない。
そろそろ、遅い昼飯でも食いに行くか。
帰りに、何か買ってきて、あとは大人しくおうちにいよう。
そういう生活なら、長く続けていけそうな気がする。
体重増加さえ気にしなければ・・・。
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