呉越同舟なわけじゃないけど:旅は道連れなライドシェアの謎が判明! ― 2020年05月18日 11:41
呉越同舟なわけじゃないけど:旅は道連れなライドシェアの謎が判明!
先日書いた、ファルコン9のスターリンク8打上げにスカイサットが相乗りする記事の謎が解けた。
(セコく稼いで大胆に投資:意外に堅実なスペースXの商売)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/16/9247275
「「軌道:500 km SSO」
おっと、極軌道じゃん!。
これじゃあ、一緒にぶん投げるわけにはいかない。
スターリンクと別々に、軌道を変えてから投入する必要がある。
なんか、裏技があるんだろうか?。」
あったんですねえ、これが!。
まあ、裏技というか裏事情というか・・・。
(プラネット、SpaceXスターリンクの発売時にライドシェアスロットを予約)
https://spaceflightnow.com/2020/05/17/planet-reserves-rideshare-slots-on-spacex-starlink-launches/
「スカイサット衛星は、各ファルコン9フライトのフェアリング内のスターリンクペイロードのスタックの最上部に搭載」
「SkySatは、カスタムアダプターを使用してStarlinkスタックに接続」
「最初の15個のSkySat衛星は、極太陽同期軌道に打ち上げられ、地球の南北の経路を飛行」
「SkySatの約半分は現在、朝の横断平面で頭上を通過し、残りの半分は午後の横断平面で移動するため、1日2回、世界規模で選択された領域をカバーしています」
ここまでは、想定の範囲内だったが、ここからが問題だな・・・。
「SkySats 16-21は53度の「中間傾斜」軌道で動作し、太陽に同期する船団を補完し、主要な地理的領域でより的を絞ったカバレッジと生画像容量を提供します。」
おおっ、そう来たか!。
「Starlink衛星は、53度の傾斜で同じタイプの軌道を飛行します。SafyanがSpaceflightに語った今、SkySatは独自の推進力を使用して、Starlink噴射軌道から約250マイル(400 km)の動作高度まで移動します。」
つーことは、あれだな、第2段ロケットごとぶん回して、60機のスターリンクと共にデプロイされることになるわけだ(未確認)。
「Starlinkミッションで余剰スペースを販売することに加えて、SpaceXは、太陽同期軌道へのFalcon 9ライドシェア専用の打ち上げを年間3回まで計画しています。同社の最初の専用ライドシェアミッションは、カリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地から12月に予定されています。」
極軌道への軌道投入契約もゲットしたかもしれない(未確認)。
そっちの更新需要の方が、美味しい商売になりそうだからな。
今回の相乗りは、名刺代わりということで、激安価格で販売したかもしれないぞ(もちろん、未確認)。
商売上手なスペースXの面目躍如なパターンだなあ・・・。
まあいい。
ひょっとしたら、プラネット社は極軌道のコンステレーションも増強してくるかもしれないな。
現在は、1日2回だけど、3回とか4回とか、高頻度に回せれば需要も喚起できる(たぶん)。
と、ここで気付くのは、スターリンク衛星にカメラ付ければ、同社のキューブサット(Dobe:サイズは3U:100機位飛ばしてる)の代わりに、低解像度のリアルタイム画像が取得出来るということだ。
この相乗りは、そういった事業連携へのきっかけになるかも知れない。
高解像度画像は、スカイサットで高頻度にカバーする。
低解像度はスターリンクプラス(仮称)でリアルタイム・・・。
うーん、いいかも!。
軌道については、一応ネタ元も確認した。
(SkySats 16-21がSpaceX Falcon 9ライドシェアミッションを開始)
https://www.planet.com/pulse/skysats-16-21-to-launch-on-spacex-falcon-9-starlink-missions/
「SkySats 16-21の発表、および強化された50 cm画像の開発(今年の顧客向けに提供される予定)は、Planetが継続的に進化する業界をリードする地理空間製品のほんの一例です。」
強気だなあ・・・。
この会社については、スペースXがスターリンクで世界最大のコンステレーションを築く際に、調べたこともある(当時は、こっちが世界最大)。
今後がどうなるか、楽しみな話だ・・・。
<追加1>
(Googleが衛星画像事業Terra BellaをPlanet Labsに売却、Earthの画像はライセンスにより継続)
https://jp.techcrunch.com/2017/02/04/20170203google-selling-terra-bella-satellite-imaging-business-to-planet/
「Googleは、SkySat Earthの画像衛星群を含むTerra Bellaの事業をPlanet Labsに売却することを、金曜日(米国時間2/3)に確認した。」
スカイサットは、元々グーグルの事業だったんだな。
「Terra Bellaも元々はGoogleによる買収の成果で、2014年に5億ドルで取得したSkybox Imagingがその原型だ。」
買収で手に入れたのか。
「衛星画像に関しても、機械設備の自社保有よりも専門企業からのライセンス購入の方が合理的、と判断」
コアコンピタンス&アライアンスというわけか・・・。
(Googleが人工衛星製造打ち上げのSkybox ImagingをTerra Bellaと改名、画像分析もレパートリーに)
https://jp.techcrunch.com/2016/03/09/20160308google-renames-its-satellite-startup-skybox-imaging-to-terra-bella-and-adds-focus-on-image-analysis/
テラベラに改名した当時の記事も見つけた。
「Googleは2014年に、人工衛星を作って打ち上げるSkybox Imagingを買収したが、今日(米国時間3/8)同社はその名前をTerra Bellaに変えた、と発表した。」
<追加2>
その前に上がるスターリンク7は、19日に延期されたようだ。
(Due to a tropical depression developing off the Southeast Coast of the U.S., now targeting Tuesday, May 19 at 3:10 a.m. EDT for the Starlink mission—SpaceX teams will continue monitoring launch and landing weather conditions)
https://twitter.com/SpaceX/status/1261818457810710529
「米国の南東海岸沖で発生している熱帯低気圧のため、Starlinkミッションの5月19日火曜日午前3時10分EDT(EDT)を対象としています。SpaceXチームは、打ち上げと着陸の気象条件を引き続き監視します」
夕方4時過ぎか・・・。
<追加3>
結局、来月になっちまったようです。
(1段目2本とも回収したいから来月に打ち上げ延期のスターリンク7に見るスペースXの商魂)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/19/9248433
トホホ・・・。
先日書いた、ファルコン9のスターリンク8打上げにスカイサットが相乗りする記事の謎が解けた。
(セコく稼いで大胆に投資:意外に堅実なスペースXの商売)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/16/9247275
「「軌道:500 km SSO」
おっと、極軌道じゃん!。
これじゃあ、一緒にぶん投げるわけにはいかない。
スターリンクと別々に、軌道を変えてから投入する必要がある。
なんか、裏技があるんだろうか?。」
あったんですねえ、これが!。
まあ、裏技というか裏事情というか・・・。
(プラネット、SpaceXスターリンクの発売時にライドシェアスロットを予約)
https://spaceflightnow.com/2020/05/17/planet-reserves-rideshare-slots-on-spacex-starlink-launches/
「スカイサット衛星は、各ファルコン9フライトのフェアリング内のスターリンクペイロードのスタックの最上部に搭載」
「SkySatは、カスタムアダプターを使用してStarlinkスタックに接続」
「最初の15個のSkySat衛星は、極太陽同期軌道に打ち上げられ、地球の南北の経路を飛行」
「SkySatの約半分は現在、朝の横断平面で頭上を通過し、残りの半分は午後の横断平面で移動するため、1日2回、世界規模で選択された領域をカバーしています」
ここまでは、想定の範囲内だったが、ここからが問題だな・・・。
「SkySats 16-21は53度の「中間傾斜」軌道で動作し、太陽に同期する船団を補完し、主要な地理的領域でより的を絞ったカバレッジと生画像容量を提供します。」
おおっ、そう来たか!。
「Starlink衛星は、53度の傾斜で同じタイプの軌道を飛行します。SafyanがSpaceflightに語った今、SkySatは独自の推進力を使用して、Starlink噴射軌道から約250マイル(400 km)の動作高度まで移動します。」
つーことは、あれだな、第2段ロケットごとぶん回して、60機のスターリンクと共にデプロイされることになるわけだ(未確認)。
「Starlinkミッションで余剰スペースを販売することに加えて、SpaceXは、太陽同期軌道へのFalcon 9ライドシェア専用の打ち上げを年間3回まで計画しています。同社の最初の専用ライドシェアミッションは、カリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地から12月に予定されています。」
極軌道への軌道投入契約もゲットしたかもしれない(未確認)。
そっちの更新需要の方が、美味しい商売になりそうだからな。
今回の相乗りは、名刺代わりということで、激安価格で販売したかもしれないぞ(もちろん、未確認)。
商売上手なスペースXの面目躍如なパターンだなあ・・・。
まあいい。
ひょっとしたら、プラネット社は極軌道のコンステレーションも増強してくるかもしれないな。
現在は、1日2回だけど、3回とか4回とか、高頻度に回せれば需要も喚起できる(たぶん)。
と、ここで気付くのは、スターリンク衛星にカメラ付ければ、同社のキューブサット(Dobe:サイズは3U:100機位飛ばしてる)の代わりに、低解像度のリアルタイム画像が取得出来るということだ。
この相乗りは、そういった事業連携へのきっかけになるかも知れない。
高解像度画像は、スカイサットで高頻度にカバーする。
低解像度はスターリンクプラス(仮称)でリアルタイム・・・。
うーん、いいかも!。
軌道については、一応ネタ元も確認した。
(SkySats 16-21がSpaceX Falcon 9ライドシェアミッションを開始)
https://www.planet.com/pulse/skysats-16-21-to-launch-on-spacex-falcon-9-starlink-missions/
「SkySats 16-21の発表、および強化された50 cm画像の開発(今年の顧客向けに提供される予定)は、Planetが継続的に進化する業界をリードする地理空間製品のほんの一例です。」
強気だなあ・・・。
この会社については、スペースXがスターリンクで世界最大のコンステレーションを築く際に、調べたこともある(当時は、こっちが世界最大)。
今後がどうなるか、楽しみな話だ・・・。
<追加1>
(Googleが衛星画像事業Terra BellaをPlanet Labsに売却、Earthの画像はライセンスにより継続)
https://jp.techcrunch.com/2017/02/04/20170203google-selling-terra-bella-satellite-imaging-business-to-planet/
「Googleは、SkySat Earthの画像衛星群を含むTerra Bellaの事業をPlanet Labsに売却することを、金曜日(米国時間2/3)に確認した。」
スカイサットは、元々グーグルの事業だったんだな。
「Terra Bellaも元々はGoogleによる買収の成果で、2014年に5億ドルで取得したSkybox Imagingがその原型だ。」
買収で手に入れたのか。
「衛星画像に関しても、機械設備の自社保有よりも専門企業からのライセンス購入の方が合理的、と判断」
コアコンピタンス&アライアンスというわけか・・・。
(Googleが人工衛星製造打ち上げのSkybox ImagingをTerra Bellaと改名、画像分析もレパートリーに)
https://jp.techcrunch.com/2016/03/09/20160308google-renames-its-satellite-startup-skybox-imaging-to-terra-bella-and-adds-focus-on-image-analysis/
テラベラに改名した当時の記事も見つけた。
「Googleは2014年に、人工衛星を作って打ち上げるSkybox Imagingを買収したが、今日(米国時間3/8)同社はその名前をTerra Bellaに変えた、と発表した。」
<追加2>
その前に上がるスターリンク7は、19日に延期されたようだ。
(Due to a tropical depression developing off the Southeast Coast of the U.S., now targeting Tuesday, May 19 at 3:10 a.m. EDT for the Starlink mission—SpaceX teams will continue monitoring launch and landing weather conditions)
https://twitter.com/SpaceX/status/1261818457810710529
「米国の南東海岸沖で発生している熱帯低気圧のため、Starlinkミッションの5月19日火曜日午前3時10分EDT(EDT)を対象としています。SpaceXチームは、打ち上げと着陸の気象条件を引き続き監視します」
夕方4時過ぎか・・・。
<追加3>
結局、来月になっちまったようです。
(1段目2本とも回収したいから来月に打ち上げ延期のスターリンク7に見るスペースXの商魂)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/19/9248433
トホホ・・・。
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