🚀そーいえばあれはどーなった:逆立ちスリム:1年後の総括 ― 2025年01月21日 00:00
そーいえばあれはどーなった:逆立ちスリム:1年後の総括
(スリム月面着陸から1年「大きな成果に感謝」 エンジン停止原因も解明)
https://scienceportal.jst.go.jp/explore/review/20250120_e01/
「役目を終えて月面に眠る機体に思いを寄せた」
何となく、浮沈子的には沈船みたいな感じがするな。
この探査機は、地球上で作られたけど、そもそも地球自体が宇宙のチリが集まって作られた天体だ。
46億年くらい前だから、だいぶ経っているけどな。
月面に降り立ったといっても、そこは地球近傍の宇宙空間だ。
自らを送り出した天体を眺めながら、今後、何十億年かの余生を過ごす。
再び、宇宙の塵に還るまでには悠久の時間が掛かるだろうが、それを妨げるものは何もない(そうなのかあ?)。
沈船も、本来なら海に還る鉄というストーリーに収まるはずなんだが、浮沈子のような沈船フェチがやってきては、穏やかで幸せな眠りを妨げたりする。
将来、月面観光が盛んになれば、スリムは格好の観光地になるだろう(月の低緯度の平原「神酒(みき)の海」にあるクレーター付近の傾斜地だそうです)。
まあ、一番の観光地は、何と言っても「静かの海」(アポロ11号の月着陸船が着陸した場所)だろうけどな。
スリムは、着陸に失敗して、見かけ上「逆立ち」の格好で月面に留まっている。
予定では横向きに着陸するはずだったらしいから、90度ずれているだけだというが、んなことは未来の観光客には分からんだろうからな(そうなのかあ?)。
なんで逆立ちしているのかが、将来、謎として語り継がれるに違いない・・・。
「主エンジン1基が異常停止した過程は、次のように判明したという。」
(1)主エンジンの噴射を始めるタイミングで、12基ある姿勢制御用補助エンジンの噴射開始が重なった。このため、2基ある主エンジンへの燃料供給圧力が低下。うち1基が着火できず、燃料が燃えないままこのエンジンの中に滞留していった。
(2)約1秒後、補助エンジンが一斉に噴射を終えたのを受け、主エンジンへの燃料供給圧力が回復した。
(3)その結果、止まっていた方の主エンジンにようやく着火した。しかし、滞留していた燃料に一気に引火したため、着火の衝撃が過大に。この衝撃で主エンジンのノズルが破損し、 推力が大幅に低下した。
「スリムの航法用カメラが、脱落して月面に落ちたノズルを見つけている。」
やれやれ・・・。
姿勢制御用エンジンを噴射したくらいで、主エンジンへの燃料供給圧力が不足するなんてことは論外だろう?。
「探査機は一般に、装置を使って燃料供給の圧力を保つ「調圧方式」を採用するのに対し、スリムは軽量化のため、燃料を使うと圧力が低下していく「ブローダウン方式」を採用したという。」
「軽量化のためにちょっと“攻めた”設計をして98%まで正常だったが、最後にこういう事象があった。今後に向け(ブローダウン方式の)注意点が、新しい知見として得られた」(JAXA宇宙科学研究所(宇宙研)の坂井真一郎教授(スリムプロジェクトマネージャ=当時))
宇宙開発に投じる我が国のリソース不足が、失敗の原因であることは明らかだな。
まあいい。
「エンジントラブルの結果、スリムは計画した独自の「2段階着陸」を実証できなかった。これは、まず1本の主脚で月面に接地し、次に残り4本の足も使い、傾斜地に倒れ込んで静止する着陸方法」
ちょっと分かりづらいが、記事には正常に着陸出来た際の絵面もある。
当局の主張は、着陸の失敗により、この正常姿勢から90度転倒しただけだというわけだ。
が、しかし・・・。
記事の冒頭近くに掲げられている写真は、どう見ても「逆立ち」以外の何物でもない。
感心するのは、この状態から、あんなことやこんなことをいろいろやりくりして、一定の観測成果をひねり出したことだろうな。
文字通り、「転んでもただでは起きない」精神だ!(起きてないけど・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は、探査機自体のしくみとか月面の成り立ちとかにあまり関心はないので、詳細は割愛する(そんなあ!)。
「真偽は定かでないようだが、夏目漱石が「I love you」を「月がきれいですね」と訳したとも言われる。」
ホントかあ?。
(夏目漱石がI LOVE YOUを「月が綺麗ですね」と訳した理由)
https://shiomilp.hateblo.jp/entry/2016/07/08/012959
「英語教師をしていた頃の夏目漱石が、「I love you」を「我君を愛す」と翻訳した教え子を見て、「日本人はそんなことは言わない。月が綺麗ですねとでも訳しておけ」なんて言ったという逸話がある。」
「実際に漱石がそう言ったという文献や証拠はどこにも残っておらず、どうやらガセネタ(いわゆる都市伝説)っぽいというのが有力な説」
「日本最高峰の文学者がそんな表現していたとしても「まぁおかしくはないよな」と思う人が多くいたからこそ、この逸話が世間に広く流通したのだろう。」
なかなか説得力がある解釈だな。
「月を介すことで浮かび上がってくる“行間”があり、直接的には記述せずに愛を表現する“構造”がある。」
あまり興味はないので、これ以降は読んでいない。
現在、月に向かっては日米の探査機が着陸を目指して飛んでいる。
(アメリカと日本のロボット着陸機が月へのロケット打ち上げを共同で行う)
https://spaceflightnow.com/2025/01/15/live-coverage-spacex-to-launch-firefly-aerospace-and-ispace-moon-landers-on-falcon-9-rocket-from-the-kennedy-space-center/
「NASA ケネディ宇宙センターの発射施設 39A からの打ち上げは、1 月 15 日午前 1 時 11 分 (東部標準時) (UTC 0611) に行われました。」
「テキサスを拠点とするファイアフライ・エアロスペースと東京を拠点とするispaceがSpaceXのファルコン9ロケットを共有」
米国(NASAだけ?)は、民間企業が月面にある資源をめぐって競争し、月へのアクセスが活発になることに熱心だ。
土地は所有できないらしいが、資源は取り放題だからな(いずれも未確認)。
中国も、このレースに参加している。
インドが、継続的にアクセスし続けるかどうかはまだ分からないが、計画では一応そうなっているようだ。
(インド、2040年までに有人月面着陸へ–2035年には宇宙ステーション建設も)
https://uchubiz.com/article/new30168/
「インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間10月17日、2035年までに宇宙ステーションを建設し、2040年までに月面に宇宙飛行士を送り込むと発表」(記事は2023年のもの)
浮沈子的には眉唾だが、世界最大の人口を有する国家として、なんかこう、ド派手な計画をブチあげとかないとという気持ちは分かるような気もする(そういうことかあ?)。
中国や米国の10年遅れくらいの値ごろ感というのも、何となく無理のない気もするしな。
月面開発については、今後、様々な国が手を出してくるかもしれないが、ものになるかどうかは分からない。
国家のステータスとしての宇宙開発で、もう、地球近傍に人工衛星を上げた程度では足りなくなっちまってるからな。
んなもんは、民間企業でいくらでも出来る話になった(スターリンクは数千機飛ばしてるしな:<以下追加>参照)。
有人月面着陸か、惑星探査(サンプルリターン)でなければ、見栄を張ることはできない(そうなのかあ?)。
スリムじゃ、役不足だな(そんなあ!)。
我が国は、米国のスカートの下に隠れて、ひっそりと宇宙開発を続けていく。
月面着陸も、技術供与や役割分担でお情けにすがろうとしている。
それはそれでいい。
世界の多くの国々は、独自の宇宙開発など出来ずにいるわけだから、無人機飛ばして惑星探査したり、月面まで行けるというのは二流国家としては上等の部類だろう。
分をわきまえ、出来ることをやるしかない。
スリムが、圧力調整装置を用いずに燃料供給を行う方式(ブローダウン方式)を選択した結果、逆立ちで月面に取り残される羽目になったことが、そのことを象徴している気がする。
将来の観光客が、気を利かせて元通りに戻したりしないようにしないとな(「I LOVE YOU」って落書きされたりして!)。
我が国の宇宙開発史に残る、貴重な一里塚だからな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(人工衛星が天体画像に写り込む。じゃあ高度を下げてみようか)
https://www.gizmodo.jp/2025/01/spacex-tests-lower-satellite-orbits-to-stop-starlink-from-ruining-telescope-images.html
「地球低軌道上を飛ぶSpaceXの人工衛星は6,912機あります。SpaceXだけでこれ。」
ジョナサンマクドウェルのページは、最近チェックしてないけどな。
べらぼーな数だ(まだまだ増えそうです)。
記事は、光学的ノイズの解消に関する話題だが、割愛する。
(スターリンクは一部の地域で容量制限に達し、スペースXは新規顧客の待機リストを導入している)
https://www.elonx.cz/starlink-dosahl-v-nekterych-regionech-kapacitniho-limitu-spacex-zavadi-cekaci-seznamy-pro-nove-zakazniky/
「わずか 4 か月で、その数はちょうど 100 万人増加し、今も増加し続けています。 2024 年 12 月末時点で、Starlink の顧客数は460 万人を超えたと報告されています。」(その数:順番待ちリスト:一部の国では、待機リストが作成されている)
記事は、アフリカについて詳細に触れているけど、先進国でも待機リストが作成されている。
「同社は他の国でも待機リストを導入せざるを得なくなりました。これは米国、カナダ、メキシコ、英国でも起きた。」
スターリンクは何もしていないわけではなく、継続的に衛星を打ち上げ続けている。
「スターリンク衛星の継続的な納品のおかげで、容量が増加し続け、新規顧客の獲得が可能になった」(2023年10月初旬)
が、その後、再び待機リストが導入されたようだ。
週に2~3回のペースで打ち上げているにもかかわらず、このような問題が発生するというのは不可解な話だ。
特に、先進国の都市周辺でのひっ迫は解せない。
「Starlink ネットワークの対象顧客は間違いなく都市居住者ではなく、農村地帯に住む人々やデジタル遊牧民であるため、都市部で Starlink サービスが利用できないことは、ある意味かなり驚くべきことです。」
スターリンクの利用者が爆発的に増えていることは間違いない。
浮沈子は詳しくないんだが、どれだけのバックボーン容量を衛星間通信で賄っているのかは知らない。
地上に降ろせば、地上インフラの整備状況にも影響されるからな(アフリカとかのひっ迫はそのせいかも:未確認)。
米国、カナダ、英国、メキシコの事例は、都市部での関心の高さからだろう(リソースの集積を考えれば、地上のネットワークの利用が有利だからな)。
「地上サービスの質の低さが顧客の関心をどの程度高めているかは推測できませんが、都市居住者であっても衛星インターネットに対する関心は高いことは確かだと思われます。」
スターシップが飛べば、この通信のひっ迫状況も改善に向かうかもしれない。
S社の事業にとって、スターシップは不可欠の要素となった。
間違いなく、衛星の数は増え続けていくだろう。
V3衛星が大容量の通信をカバーしたところで、射ち上げ需要が減るとは思えない(未確認)。
船舶や航空機では、既に寡占的になることが明らかだし、記事にあるようにインフラ的に有利なはずの先進国の都市部での需要が高じている点も見逃せない。
アーリーアダプター現象でないことは間違いないだろうな・・・。
(スリム月面着陸から1年「大きな成果に感謝」 エンジン停止原因も解明)
https://scienceportal.jst.go.jp/explore/review/20250120_e01/
「役目を終えて月面に眠る機体に思いを寄せた」
何となく、浮沈子的には沈船みたいな感じがするな。
この探査機は、地球上で作られたけど、そもそも地球自体が宇宙のチリが集まって作られた天体だ。
46億年くらい前だから、だいぶ経っているけどな。
月面に降り立ったといっても、そこは地球近傍の宇宙空間だ。
自らを送り出した天体を眺めながら、今後、何十億年かの余生を過ごす。
再び、宇宙の塵に還るまでには悠久の時間が掛かるだろうが、それを妨げるものは何もない(そうなのかあ?)。
沈船も、本来なら海に還る鉄というストーリーに収まるはずなんだが、浮沈子のような沈船フェチがやってきては、穏やかで幸せな眠りを妨げたりする。
将来、月面観光が盛んになれば、スリムは格好の観光地になるだろう(月の低緯度の平原「神酒(みき)の海」にあるクレーター付近の傾斜地だそうです)。
まあ、一番の観光地は、何と言っても「静かの海」(アポロ11号の月着陸船が着陸した場所)だろうけどな。
スリムは、着陸に失敗して、見かけ上「逆立ち」の格好で月面に留まっている。
予定では横向きに着陸するはずだったらしいから、90度ずれているだけだというが、んなことは未来の観光客には分からんだろうからな(そうなのかあ?)。
なんで逆立ちしているのかが、将来、謎として語り継がれるに違いない・・・。
「主エンジン1基が異常停止した過程は、次のように判明したという。」
(1)主エンジンの噴射を始めるタイミングで、12基ある姿勢制御用補助エンジンの噴射開始が重なった。このため、2基ある主エンジンへの燃料供給圧力が低下。うち1基が着火できず、燃料が燃えないままこのエンジンの中に滞留していった。
(2)約1秒後、補助エンジンが一斉に噴射を終えたのを受け、主エンジンへの燃料供給圧力が回復した。
(3)その結果、止まっていた方の主エンジンにようやく着火した。しかし、滞留していた燃料に一気に引火したため、着火の衝撃が過大に。この衝撃で主エンジンのノズルが破損し、 推力が大幅に低下した。
「スリムの航法用カメラが、脱落して月面に落ちたノズルを見つけている。」
やれやれ・・・。
姿勢制御用エンジンを噴射したくらいで、主エンジンへの燃料供給圧力が不足するなんてことは論外だろう?。
「探査機は一般に、装置を使って燃料供給の圧力を保つ「調圧方式」を採用するのに対し、スリムは軽量化のため、燃料を使うと圧力が低下していく「ブローダウン方式」を採用したという。」
「軽量化のためにちょっと“攻めた”設計をして98%まで正常だったが、最後にこういう事象があった。今後に向け(ブローダウン方式の)注意点が、新しい知見として得られた」(JAXA宇宙科学研究所(宇宙研)の坂井真一郎教授(スリムプロジェクトマネージャ=当時))
宇宙開発に投じる我が国のリソース不足が、失敗の原因であることは明らかだな。
まあいい。
「エンジントラブルの結果、スリムは計画した独自の「2段階着陸」を実証できなかった。これは、まず1本の主脚で月面に接地し、次に残り4本の足も使い、傾斜地に倒れ込んで静止する着陸方法」
ちょっと分かりづらいが、記事には正常に着陸出来た際の絵面もある。
当局の主張は、着陸の失敗により、この正常姿勢から90度転倒しただけだというわけだ。
が、しかし・・・。
記事の冒頭近くに掲げられている写真は、どう見ても「逆立ち」以外の何物でもない。
感心するのは、この状態から、あんなことやこんなことをいろいろやりくりして、一定の観測成果をひねり出したことだろうな。
文字通り、「転んでもただでは起きない」精神だ!(起きてないけど・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は、探査機自体のしくみとか月面の成り立ちとかにあまり関心はないので、詳細は割愛する(そんなあ!)。
「真偽は定かでないようだが、夏目漱石が「I love you」を「月がきれいですね」と訳したとも言われる。」
ホントかあ?。
(夏目漱石がI LOVE YOUを「月が綺麗ですね」と訳した理由)
https://shiomilp.hateblo.jp/entry/2016/07/08/012959
「英語教師をしていた頃の夏目漱石が、「I love you」を「我君を愛す」と翻訳した教え子を見て、「日本人はそんなことは言わない。月が綺麗ですねとでも訳しておけ」なんて言ったという逸話がある。」
「実際に漱石がそう言ったという文献や証拠はどこにも残っておらず、どうやらガセネタ(いわゆる都市伝説)っぽいというのが有力な説」
「日本最高峰の文学者がそんな表現していたとしても「まぁおかしくはないよな」と思う人が多くいたからこそ、この逸話が世間に広く流通したのだろう。」
なかなか説得力がある解釈だな。
「月を介すことで浮かび上がってくる“行間”があり、直接的には記述せずに愛を表現する“構造”がある。」
あまり興味はないので、これ以降は読んでいない。
現在、月に向かっては日米の探査機が着陸を目指して飛んでいる。
(アメリカと日本のロボット着陸機が月へのロケット打ち上げを共同で行う)
https://spaceflightnow.com/2025/01/15/live-coverage-spacex-to-launch-firefly-aerospace-and-ispace-moon-landers-on-falcon-9-rocket-from-the-kennedy-space-center/
「NASA ケネディ宇宙センターの発射施設 39A からの打ち上げは、1 月 15 日午前 1 時 11 分 (東部標準時) (UTC 0611) に行われました。」
「テキサスを拠点とするファイアフライ・エアロスペースと東京を拠点とするispaceがSpaceXのファルコン9ロケットを共有」
米国(NASAだけ?)は、民間企業が月面にある資源をめぐって競争し、月へのアクセスが活発になることに熱心だ。
土地は所有できないらしいが、資源は取り放題だからな(いずれも未確認)。
中国も、このレースに参加している。
インドが、継続的にアクセスし続けるかどうかはまだ分からないが、計画では一応そうなっているようだ。
(インド、2040年までに有人月面着陸へ–2035年には宇宙ステーション建設も)
https://uchubiz.com/article/new30168/
「インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間10月17日、2035年までに宇宙ステーションを建設し、2040年までに月面に宇宙飛行士を送り込むと発表」(記事は2023年のもの)
浮沈子的には眉唾だが、世界最大の人口を有する国家として、なんかこう、ド派手な計画をブチあげとかないとという気持ちは分かるような気もする(そういうことかあ?)。
中国や米国の10年遅れくらいの値ごろ感というのも、何となく無理のない気もするしな。
月面開発については、今後、様々な国が手を出してくるかもしれないが、ものになるかどうかは分からない。
国家のステータスとしての宇宙開発で、もう、地球近傍に人工衛星を上げた程度では足りなくなっちまってるからな。
んなもんは、民間企業でいくらでも出来る話になった(スターリンクは数千機飛ばしてるしな:<以下追加>参照)。
有人月面着陸か、惑星探査(サンプルリターン)でなければ、見栄を張ることはできない(そうなのかあ?)。
スリムじゃ、役不足だな(そんなあ!)。
我が国は、米国のスカートの下に隠れて、ひっそりと宇宙開発を続けていく。
月面着陸も、技術供与や役割分担でお情けにすがろうとしている。
それはそれでいい。
世界の多くの国々は、独自の宇宙開発など出来ずにいるわけだから、無人機飛ばして惑星探査したり、月面まで行けるというのは二流国家としては上等の部類だろう。
分をわきまえ、出来ることをやるしかない。
スリムが、圧力調整装置を用いずに燃料供給を行う方式(ブローダウン方式)を選択した結果、逆立ちで月面に取り残される羽目になったことが、そのことを象徴している気がする。
将来の観光客が、気を利かせて元通りに戻したりしないようにしないとな(「I LOVE YOU」って落書きされたりして!)。
我が国の宇宙開発史に残る、貴重な一里塚だからな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(人工衛星が天体画像に写り込む。じゃあ高度を下げてみようか)
https://www.gizmodo.jp/2025/01/spacex-tests-lower-satellite-orbits-to-stop-starlink-from-ruining-telescope-images.html
「地球低軌道上を飛ぶSpaceXの人工衛星は6,912機あります。SpaceXだけでこれ。」
ジョナサンマクドウェルのページは、最近チェックしてないけどな。
べらぼーな数だ(まだまだ増えそうです)。
記事は、光学的ノイズの解消に関する話題だが、割愛する。
(スターリンクは一部の地域で容量制限に達し、スペースXは新規顧客の待機リストを導入している)
https://www.elonx.cz/starlink-dosahl-v-nekterych-regionech-kapacitniho-limitu-spacex-zavadi-cekaci-seznamy-pro-nove-zakazniky/
「わずか 4 か月で、その数はちょうど 100 万人増加し、今も増加し続けています。 2024 年 12 月末時点で、Starlink の顧客数は460 万人を超えたと報告されています。」(その数:順番待ちリスト:一部の国では、待機リストが作成されている)
記事は、アフリカについて詳細に触れているけど、先進国でも待機リストが作成されている。
「同社は他の国でも待機リストを導入せざるを得なくなりました。これは米国、カナダ、メキシコ、英国でも起きた。」
スターリンクは何もしていないわけではなく、継続的に衛星を打ち上げ続けている。
「スターリンク衛星の継続的な納品のおかげで、容量が増加し続け、新規顧客の獲得が可能になった」(2023年10月初旬)
が、その後、再び待機リストが導入されたようだ。
週に2~3回のペースで打ち上げているにもかかわらず、このような問題が発生するというのは不可解な話だ。
特に、先進国の都市周辺でのひっ迫は解せない。
「Starlink ネットワークの対象顧客は間違いなく都市居住者ではなく、農村地帯に住む人々やデジタル遊牧民であるため、都市部で Starlink サービスが利用できないことは、ある意味かなり驚くべきことです。」
スターリンクの利用者が爆発的に増えていることは間違いない。
浮沈子は詳しくないんだが、どれだけのバックボーン容量を衛星間通信で賄っているのかは知らない。
地上に降ろせば、地上インフラの整備状況にも影響されるからな(アフリカとかのひっ迫はそのせいかも:未確認)。
米国、カナダ、英国、メキシコの事例は、都市部での関心の高さからだろう(リソースの集積を考えれば、地上のネットワークの利用が有利だからな)。
「地上サービスの質の低さが顧客の関心をどの程度高めているかは推測できませんが、都市居住者であっても衛星インターネットに対する関心は高いことは確かだと思われます。」
スターシップが飛べば、この通信のひっ迫状況も改善に向かうかもしれない。
S社の事業にとって、スターシップは不可欠の要素となった。
間違いなく、衛星の数は増え続けていくだろう。
V3衛星が大容量の通信をカバーしたところで、射ち上げ需要が減るとは思えない(未確認)。
船舶や航空機では、既に寡占的になることが明らかだし、記事にあるようにインフラ的に有利なはずの先進国の都市部での需要が高じている点も見逃せない。
アーリーアダプター現象でないことは間違いないだろうな・・・。
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