CCRとレクリエーショナルダイビング2011年10月21日 21:51

CCRとレクリエーショナルダイビング


ガスネタも尽きたので(いや、まだまだありますが)、気分を変えて、CCRの常識を覆したい(大きく出たな?)。

CCRで潜ることは、えてしてテクニカルダイビングと同義と思われている。教育プログラムにしても、テクニカルダイビングの一つの手法として教えられることが多い。

(CCRの講習)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/10/12/6149352

「てやんでぇ、こちとらレクリエーショナルダイバーだぜぃ!。」と言ってみても、世間様からそう見られているうちはしょうがない。

一番分かりやすいのは、レクリエーショナルダイビングしかできないCCRが登場することだ。40m無減圧のダイビングを前提に開発されたCCRが出れば、世間も見直してくれるかも知れない(べつに、テクニカルダイバーで悪いわけではないが・・・)。

と、思っていた矢先に、ポセイドンからディスカバリー(MkⅥ)が出た。待ちに待ったCCRだ。イントラは、「あんなもんは使えん!」と言っていたが、私はそうは思わない。

http://www.poseidon.com/

もちろん、現段階では普及の兆しは見えないが、「CCRは、フルスペック版のテクニカル用途と簡易版のレクリエーショナル用途に、二極分化する」というのが私の持論である。

そして、売れ筋は簡易版の方になることは火を見るより明らかだ。普及が進めば、その傾向は一層顕著になるだろう。元々CCRの2大メリットの一つは、浅い水深での高分圧酸素の吸入にある。これを最大限に享受するのが簡易版だ。もちろん、もう一つのメリットである「ガス持ちの良さ」も、十分味わえる。

どう考えても、40m無減圧の市場の方が有利なのだが、メーカーはなぜかこの市場に参入してこなかった。遅まきながらディスカバリーが世に出たことによって、他のメーカーも刺激を受けているのではないか。ポセイドンがウハウハになれば、市場に参入してくるに違いない。

今は、様子見なのかも。

私個人としても、暗く冷たい大深度潜水よりも、浅く明るく暖かいリゾートダイビングが好きだ。インスピのご機嫌もよろしい。まあ、フルスペック版でレクリエーショナルダイビングを楽しんでも、それはそれでいい。

そんな意見のページもある。

(最後のコメントをご覧ください。)
http://give.co.jp/asdi/story/story-life.html

でも、使えもしない機能に大枚の金をつぎ込むことはない。簡易版ならトレーニングも簡単だろう。覚えることも少なくて済む。リスクも少ない(とは言い切れないのだが・・・)。

いずれにしても、CCRの普及は、テクニカルダイビングのイメージを払拭することから始まるといってもいい。早くそんな時代が訪れて欲しいものである。

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