New RX-7 ― 2012年11月03日 22:03
RX-7
弟のFDに乗ったことがある。
(マツダ・RX-7)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%80%E3%83%BBRX-7
中期の4型といわれる265馬力もんである。十分だ。速い。ターボ加給ロータリーエンジンのパワー全開。ぐわっ、という加速と、非現実的な横Gに体がついていかない。筋肉痛御用達のクルマである。
なんと、5年後に復活するという。それも、自然吸気ロータリーエンジンで、軽量プレミアムスポーツ(って、何だ?)として、少々お高い値段で出してくるという(そこまで、決まってるのか?)。
(マツダ RX-7、2017年に復活へ…開発主査が明言)
http://response.jp/article/2012/11/03/184299.html
(Mazda RX-7 Returning In 2017: Yamamoto:元記事)
http://www.themotorreport.com.au/55336/mazda-rx-7-returning-in-2017-yamamoto
「"For a pure sports car, it must be internal combustion," 」(ピュアスポーツカーのための(エンジン)は、内燃機関でなくてはならない)とある。
くぅーっ!、泣かせるセリフ。
ウイイイイイーーーーン・・・とかいって、電車みたいに加速しても、アドレナリンは出てこない(テスラロードスターで体験済み)。二酸化炭素や窒素酸化物の排出なんかものともせずに、ガソリンをガバガバ燃やして爆音轟かせてタイヤカス撒き散らかしてぶっ飛ばしてこそ、「内燃機関」搭載車といえる(カレラ4S、速いっす)。
楽しみである。妥協のないクルマにしていただきたい。買わないけど(筋肉痛、堪えるので)。
「次期『ロードスター』用の車台を基本」とある。デチューンしてでもいいから、ロードスターの、あの、しょうもない(トラックのような)エンジンを、是非ロータリーに載せ換えてほしい。世界のマツダファンがそれを待っているのだ。
断言する。絶対売れる。
ボクスターから乗り換えるかもしれない(あくまで、可能性です)。
弟のFDに乗ったことがある。
(マツダ・RX-7)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%80%E3%83%BBRX-7
中期の4型といわれる265馬力もんである。十分だ。速い。ターボ加給ロータリーエンジンのパワー全開。ぐわっ、という加速と、非現実的な横Gに体がついていかない。筋肉痛御用達のクルマである。
なんと、5年後に復活するという。それも、自然吸気ロータリーエンジンで、軽量プレミアムスポーツ(って、何だ?)として、少々お高い値段で出してくるという(そこまで、決まってるのか?)。
(マツダ RX-7、2017年に復活へ…開発主査が明言)
http://response.jp/article/2012/11/03/184299.html
(Mazda RX-7 Returning In 2017: Yamamoto:元記事)
http://www.themotorreport.com.au/55336/mazda-rx-7-returning-in-2017-yamamoto
「"For a pure sports car, it must be internal combustion," 」(ピュアスポーツカーのための(エンジン)は、内燃機関でなくてはならない)とある。
くぅーっ!、泣かせるセリフ。
ウイイイイイーーーーン・・・とかいって、電車みたいに加速しても、アドレナリンは出てこない(テスラロードスターで体験済み)。二酸化炭素や窒素酸化物の排出なんかものともせずに、ガソリンをガバガバ燃やして爆音轟かせてタイヤカス撒き散らかしてぶっ飛ばしてこそ、「内燃機関」搭載車といえる(カレラ4S、速いっす)。
楽しみである。妥協のないクルマにしていただきたい。買わないけど(筋肉痛、堪えるので)。
「次期『ロードスター』用の車台を基本」とある。デチューンしてでもいいから、ロードスターの、あの、しょうもない(トラックのような)エンジンを、是非ロータリーに載せ換えてほしい。世界のマツダファンがそれを待っているのだ。
断言する。絶対売れる。
ボクスターから乗り換えるかもしれない(あくまで、可能性です)。
ポルシェ対AMG ― 2012年11月04日 10:17
ポルシェ対AMG
500Eがポルシェによる設計と製造を受けていたことは、周知の事実である。もちろん、ベンツが公式にこれをアピールしているということはない(カタログには書いていない)のだが、(ごく一部のマニアは)誰もが知っている。
ポルシェが作ったベンツは売れるが、逆はない!。
まあ、そういきり立つほどのことでもない。ポルシェは、世界中の自動車メーカーの技術開発に関わっている。逆に、ベンツの技術がポルシェに取り入れられる事だってある。928のオートマチックトランスミッションは、ベンツ製である。
それでも、500Eは特別で、空前にして絶後のクルマ、「絹と炎」が綾なす至高のクルマであると(ごく一部のマニアの間で)いわれ続けてきた。
実際は、こんなクルマが出ている。
(メルセデス・ベンツ E63 AMG)
http://www.gooworld.jp/impression/MERCEDES_BENZ/ECLASS/20120322/index.html
NA6.2リッターエンジンから5.5リッターターボ加給エンジンに切り替わったこの車は、現代の500Eである(500じゃないけど)。20世紀の末にベンツ配下になったAMGは、ますます過激になった気がする。
乗ったことはないのだが、20年の時の流れを超えて、現代に至るまで連綿と続く大排気量高性能スーパースポーツセダンの系譜がここにあったわけだ。
スポーツ性を前面に出したCクラスでもなく、快適さに余裕を持たせたSクラスでもない。ミドルクラスのクルマだから味わえる、「絹と炎」の絶妙なマッチング。
0-100kmを4.2秒で加速し、リミッターが300kmになったAMGパフォーマンス・パッケージもある。
500Eは0-100km5.5秒、250kmのリミッターである。馬力も557対330(ショボ・・・)。
500Eと同じ1500万円前後と、お値段ほぼ据え置きでこの性能が手に入るわけで、現代のお金持ちは幸せである。日常のアシとしても十分使えて、サーキットへ持ち込んでも楽しめるクルマである。20年間の技術の進歩と円高のおかげである。
20年後、AMG製のベンツがどのような評価を得ているかはわからない。しかし、500Eの上級には500Eー6.0とかE60という、当時はベンツと独立であったAMGの、いわばアガリの車があったわけで、現在でも高額(500万円前後)で取引されていることを考えれば、やはり価値ある存在となっているであろう。
500Eだって、考えてみれば、Eクラスのベンツをポルシェが改造したクルマで、その素性が良かったからAMGをはじめとしてブラバス、カールソン、ロリンザー、ハグマンがコンプリートカーとして手を染めたわけだ。
競争ではなく、W124を共同して高性能化したわけだ。
ここは一つ、逆にE63をポルシェが改造して、E63-GTSとか作ってくれないかなあ(買えないけど)。
500Eがポルシェによる設計と製造を受けていたことは、周知の事実である。もちろん、ベンツが公式にこれをアピールしているということはない(カタログには書いていない)のだが、(ごく一部のマニアは)誰もが知っている。
ポルシェが作ったベンツは売れるが、逆はない!。
まあ、そういきり立つほどのことでもない。ポルシェは、世界中の自動車メーカーの技術開発に関わっている。逆に、ベンツの技術がポルシェに取り入れられる事だってある。928のオートマチックトランスミッションは、ベンツ製である。
それでも、500Eは特別で、空前にして絶後のクルマ、「絹と炎」が綾なす至高のクルマであると(ごく一部のマニアの間で)いわれ続けてきた。
実際は、こんなクルマが出ている。
(メルセデス・ベンツ E63 AMG)
http://www.gooworld.jp/impression/MERCEDES_BENZ/ECLASS/20120322/index.html
NA6.2リッターエンジンから5.5リッターターボ加給エンジンに切り替わったこの車は、現代の500Eである(500じゃないけど)。20世紀の末にベンツ配下になったAMGは、ますます過激になった気がする。
乗ったことはないのだが、20年の時の流れを超えて、現代に至るまで連綿と続く大排気量高性能スーパースポーツセダンの系譜がここにあったわけだ。
スポーツ性を前面に出したCクラスでもなく、快適さに余裕を持たせたSクラスでもない。ミドルクラスのクルマだから味わえる、「絹と炎」の絶妙なマッチング。
0-100kmを4.2秒で加速し、リミッターが300kmになったAMGパフォーマンス・パッケージもある。
500Eは0-100km5.5秒、250kmのリミッターである。馬力も557対330(ショボ・・・)。
500Eと同じ1500万円前後と、お値段ほぼ据え置きでこの性能が手に入るわけで、現代のお金持ちは幸せである。日常のアシとしても十分使えて、サーキットへ持ち込んでも楽しめるクルマである。20年間の技術の進歩と円高のおかげである。
20年後、AMG製のベンツがどのような評価を得ているかはわからない。しかし、500Eの上級には500Eー6.0とかE60という、当時はベンツと独立であったAMGの、いわばアガリの車があったわけで、現在でも高額(500万円前後)で取引されていることを考えれば、やはり価値ある存在となっているであろう。
500Eだって、考えてみれば、Eクラスのベンツをポルシェが改造したクルマで、その素性が良かったからAMGをはじめとしてブラバス、カールソン、ロリンザー、ハグマンがコンプリートカーとして手を染めたわけだ。
競争ではなく、W124を共同して高性能化したわけだ。
ここは一つ、逆にE63をポルシェが改造して、E63-GTSとか作ってくれないかなあ(買えないけど)。
百鬼丸 ― 2012年11月04日 16:58
百鬼丸
今日は晴れ晴れとした休日、朝寝坊の後、箱根に向かう。
目的は、3番に変えた500Eのイグナイター(EZL)トリムプラグの効果測定。箱根ターンパイクを駆け上がるつもりで、小田厚を気持ちよく飛ばしていたら、インジケータランプが点灯し、球切れとの表示。
どうせ、リアのポジション灯でも切れたんだろうと高を括る。
ターンパイクの入り口で、同行した弟にリアを確認してもらうが異常なし。フロントに回った途端、「あっ!」と言って、左のヘッドライトの辺りを指差している。
何事かと思って外へ出てみると、コーナーのウインカーランプが、取れてしまっている(ケーブルがプラプラしているだけ)。
何てこった!。
気分が落ち込んで、アタックする気力も萎える。
それでも、気を取り直してJ-AUTOに電話。松本さんに在庫を押さえてもらって一安心。
ターンパイクはクルマがつかえて、パワーチェックは中途半端になるが、ペタッと踏み込んだ感じは余り変わらない。登りきったあたりでスピードを乗せてみたが、明確なパワーアップは感じられなかった。やはり、気のせいなんだろうか?。
お約束のごろごろチキンカレーのドリンクセット(アイスコーヒー)を1060円でいただく。
富士山は頂上に雲をかぶっていたが、少しだけ見ることができた。
帰り道はさすがに混雑していて、渋滞こそなかったが、500Eを思いっきり解き放つことはできずに東名を降りた。白バイのおまわりさんが立っていて、ドキドキしながら通り過ぎる。
いやはや、たかがウインカー一つないだけで、こんなに神経を使うとは・・・。
画像は、新調なったウインカー。レンズカバーとコネクターを取り付けて点灯を確認する。バッチリである。右側の交換も薦められたが、後日の楽しみ(?)に取っておくことにする。
手塚治の作品に、「どろろ」という根暗な漫画がある。
(どろろ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A9%E3%82%8D%E3%82%8D
陰惨、悲惨を極めた胸が悪くなるようなストーリーなのだが、登場人物の設定が振るっている。百鬼丸という生まれながらにして48のハンディキャップを負った少年が、妖怪を倒す毎に、身体の一部を取り戻していくというのである。その喜びのシーンだけが、唯一の救いである。
ⅰPS細胞の話題で持ちきりの昨今だが、今考えると、なかなか深い洞察に富んだ作品であったと思う。どろろが女の子であったとは知らなかった。
マイ500Eも、ワタクシの手元に来たときには満身創痍で、あちこち交換して(ドライバーズシートはともかく)オリジナルに近い姿になってきたが、なにしろ車齢20年になる老体である。これからも、いろいろなところが壊れていくだろうが、その度に新しい部品に交換されて甦っていく。
これから壊れていく部品は、百鬼丸の48箇所どころではないだろうが、交換して新しくなったウインカーは、実にいい感じに点滅しているようにワタクシには思えてならない。喜びに溢れているようだ。
壊れたところを修理して、いつまでも乗り続けられるクルマ。部品を交換して新しくすることによって、生き返る機能。ベンツ乗りが味わうことのできる醍醐味の一つである。
またどっか、壊れてくんないかなあ(ちょっと、ヘンタイかも・・・)。
今日は晴れ晴れとした休日、朝寝坊の後、箱根に向かう。
目的は、3番に変えた500Eのイグナイター(EZL)トリムプラグの効果測定。箱根ターンパイクを駆け上がるつもりで、小田厚を気持ちよく飛ばしていたら、インジケータランプが点灯し、球切れとの表示。
どうせ、リアのポジション灯でも切れたんだろうと高を括る。
ターンパイクの入り口で、同行した弟にリアを確認してもらうが異常なし。フロントに回った途端、「あっ!」と言って、左のヘッドライトの辺りを指差している。
何事かと思って外へ出てみると、コーナーのウインカーランプが、取れてしまっている(ケーブルがプラプラしているだけ)。
何てこった!。
気分が落ち込んで、アタックする気力も萎える。
それでも、気を取り直してJ-AUTOに電話。松本さんに在庫を押さえてもらって一安心。
ターンパイクはクルマがつかえて、パワーチェックは中途半端になるが、ペタッと踏み込んだ感じは余り変わらない。登りきったあたりでスピードを乗せてみたが、明確なパワーアップは感じられなかった。やはり、気のせいなんだろうか?。
お約束のごろごろチキンカレーのドリンクセット(アイスコーヒー)を1060円でいただく。
富士山は頂上に雲をかぶっていたが、少しだけ見ることができた。
帰り道はさすがに混雑していて、渋滞こそなかったが、500Eを思いっきり解き放つことはできずに東名を降りた。白バイのおまわりさんが立っていて、ドキドキしながら通り過ぎる。
いやはや、たかがウインカー一つないだけで、こんなに神経を使うとは・・・。
画像は、新調なったウインカー。レンズカバーとコネクターを取り付けて点灯を確認する。バッチリである。右側の交換も薦められたが、後日の楽しみ(?)に取っておくことにする。
手塚治の作品に、「どろろ」という根暗な漫画がある。
(どろろ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A9%E3%82%8D%E3%82%8D
陰惨、悲惨を極めた胸が悪くなるようなストーリーなのだが、登場人物の設定が振るっている。百鬼丸という生まれながらにして48のハンディキャップを負った少年が、妖怪を倒す毎に、身体の一部を取り戻していくというのである。その喜びのシーンだけが、唯一の救いである。
ⅰPS細胞の話題で持ちきりの昨今だが、今考えると、なかなか深い洞察に富んだ作品であったと思う。どろろが女の子であったとは知らなかった。
マイ500Eも、ワタクシの手元に来たときには満身創痍で、あちこち交換して(ドライバーズシートはともかく)オリジナルに近い姿になってきたが、なにしろ車齢20年になる老体である。これからも、いろいろなところが壊れていくだろうが、その度に新しい部品に交換されて甦っていく。
これから壊れていく部品は、百鬼丸の48箇所どころではないだろうが、交換して新しくなったウインカーは、実にいい感じに点滅しているようにワタクシには思えてならない。喜びに溢れているようだ。
壊れたところを修理して、いつまでも乗り続けられるクルマ。部品を交換して新しくすることによって、生き返る機能。ベンツ乗りが味わうことのできる醍醐味の一つである。
またどっか、壊れてくんないかなあ(ちょっと、ヘンタイかも・・・)。
貧乏人のOS ― 2012年11月04日 18:41
貧乏人のOS
あまり聞こえが良くないことは、承知の上である。
アンドロイドが実質的に覇権を握っているスマホ市場の、最近の動向が発表された。
(第3四半期の世界スマートフォン市場、「Android」のシェアが「iOS」の5倍に)
http://japan.cnet.com/news/service/35023940/
(Android Marks Fourth Anniversary Since Launch with 75.0% Market Share in Third Quarter, According to IDC:元記事)
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS23771812
元記事では、ウインドウズフォンの躍進の可能性について触れている。当然である。ウインドウズフォン7との互換性がないとか、アプリが少ないとか、そんなことは些細な、しかも表層的なことに過ぎない。特に、ⅰOSでがんばっているアップルにしてみれば、真の驚異はウインドウズである。
パソコン市場に巨大なソフト資産を持つウインドウズが、本気でモバイル市場にやってくる。後からやってきて根こそぎ持っていってしまうかもしれない。マイクロソフトには、ウインドウズアプリという巨大な収益源があるのだ。
アップルには、それがない。
彼らの収益源は、ハードウェアであり、ソフトではないのだ。
もっとも、今時、ハード対ソフトの議論は古い。
グーグルだってハードを出すし、マイクロソフトもついにRTを出した。禁じ手を打ってきたのである。哲学的なことを言っていたのでは、グローバルな競争には勝てないことを、ライバルはお互いに分かっている。
アンドロイドの優位は決したかに見える。
そうだろうか?。
無料のOS、汎用部品でできるハードウェア、世界中の電機メーカーから供給される豊富なスマホが、世界を席巻した。
なぜなのか。
簡単に作成できるアプリ、改造可能なOS、オープンな仕様が競争を加速し、価格が安く、そこそこ使える端末を大量に投入したからに他ならない。グーグルの膨大なサービスだけじゃ、こうはいかない。
タブレットでも本気でシェアを取りにいくだろう。
しかし、真の敵はⅰPhoneやⅰPadではない。
後出しじゃんけんで必勝パターンをぶちかましてくる、マイクロソフトの放つ製品群である。
パソコンの世界と同じく、アップルは、世界で10%のシェアを取れば食っていける企業である。金があり、優れた製品には惜しみなく支払うユーザーが支えてくれればそれでいいのだ。その代わり、下手な製品を出そうものならいきなりそっぽを向かれる。
アンドロイドのように、貧乏人がなけなしの金をはたいて買う商品ではないのだ。アンドロイドは、アップルよりも安くなければ売りさばくことはできない(たぶん)。
ウインドウズは?。
とにかく、全部持っていく。
例によって、ユーザーにバグフィックスさせながら、半ちくな製品を出し続けるだろうが、巨額の宣伝費を使ってアホなユーザーを騙すことにかけては、競合他社のどこよりも長けている。
元記事の次の表にある、アンドロイドの伸びを見て欲しい。
「Android Smartphone Shipments and Market Share, 2008 – 2012 YTD (Units in Millions) 」とある表である。
2008年に僅か0.5%のマーケットシェアしかなかったのに、2012年は年初来でも70%近くを占めている。
その一方で、画像のグラフでは、去年から今年にかけて、鳴かず飛ばずのウインドウズフォン7/ウインドウズモバイルが、140%の伸びを示している。ちなみに、7のスマホを買っても、8にはアップグレードできない。
一寸先は、闇である。
その闇の中に、ウインドウズフォン8が唸り声を立てて潜んでいるような気がしてならない。
ワタクシは個人的には、アンドロイドにがんばって欲しいと思う。オープンソースで、かつ広く普及し、値段も安く求めやすい。スマートフォンが増えるということは、インターネットへのアクセスが増加し、世界の多くの人に情報や知識が広まって、結果として民主主義が啓蒙されたり、人権の擁護が進んだり、悪事(って何だ?)が抑制されたりすると信じているからだ。
しかしなあ、グーグルもグーグル八分とか平気でやる危ない企業だしなあ・・・。
出でよ、貧乏人のOS!(力み過ぎ・・・)。
同じオープンソースでありながら、Linuxが萎んでいくのは寂しい気がする。サービス資産を持たないネットワーク端末の当然の末路とはいえ、現実の厳しさを思い知る。
それにしても、4年前、米国の大統領になったあの人は、ブラックベリーを弄りすぎるのが欠点と言われていた。いま、彼は何を弄っているんだろうか?。
あまり聞こえが良くないことは、承知の上である。
アンドロイドが実質的に覇権を握っているスマホ市場の、最近の動向が発表された。
(第3四半期の世界スマートフォン市場、「Android」のシェアが「iOS」の5倍に)
http://japan.cnet.com/news/service/35023940/
(Android Marks Fourth Anniversary Since Launch with 75.0% Market Share in Third Quarter, According to IDC:元記事)
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS23771812
元記事では、ウインドウズフォンの躍進の可能性について触れている。当然である。ウインドウズフォン7との互換性がないとか、アプリが少ないとか、そんなことは些細な、しかも表層的なことに過ぎない。特に、ⅰOSでがんばっているアップルにしてみれば、真の驚異はウインドウズである。
パソコン市場に巨大なソフト資産を持つウインドウズが、本気でモバイル市場にやってくる。後からやってきて根こそぎ持っていってしまうかもしれない。マイクロソフトには、ウインドウズアプリという巨大な収益源があるのだ。
アップルには、それがない。
彼らの収益源は、ハードウェアであり、ソフトではないのだ。
もっとも、今時、ハード対ソフトの議論は古い。
グーグルだってハードを出すし、マイクロソフトもついにRTを出した。禁じ手を打ってきたのである。哲学的なことを言っていたのでは、グローバルな競争には勝てないことを、ライバルはお互いに分かっている。
アンドロイドの優位は決したかに見える。
そうだろうか?。
無料のOS、汎用部品でできるハードウェア、世界中の電機メーカーから供給される豊富なスマホが、世界を席巻した。
なぜなのか。
簡単に作成できるアプリ、改造可能なOS、オープンな仕様が競争を加速し、価格が安く、そこそこ使える端末を大量に投入したからに他ならない。グーグルの膨大なサービスだけじゃ、こうはいかない。
タブレットでも本気でシェアを取りにいくだろう。
しかし、真の敵はⅰPhoneやⅰPadではない。
後出しじゃんけんで必勝パターンをぶちかましてくる、マイクロソフトの放つ製品群である。
パソコンの世界と同じく、アップルは、世界で10%のシェアを取れば食っていける企業である。金があり、優れた製品には惜しみなく支払うユーザーが支えてくれればそれでいいのだ。その代わり、下手な製品を出そうものならいきなりそっぽを向かれる。
アンドロイドのように、貧乏人がなけなしの金をはたいて買う商品ではないのだ。アンドロイドは、アップルよりも安くなければ売りさばくことはできない(たぶん)。
ウインドウズは?。
とにかく、全部持っていく。
例によって、ユーザーにバグフィックスさせながら、半ちくな製品を出し続けるだろうが、巨額の宣伝費を使ってアホなユーザーを騙すことにかけては、競合他社のどこよりも長けている。
元記事の次の表にある、アンドロイドの伸びを見て欲しい。
「Android Smartphone Shipments and Market Share, 2008 – 2012 YTD (Units in Millions) 」とある表である。
2008年に僅か0.5%のマーケットシェアしかなかったのに、2012年は年初来でも70%近くを占めている。
その一方で、画像のグラフでは、去年から今年にかけて、鳴かず飛ばずのウインドウズフォン7/ウインドウズモバイルが、140%の伸びを示している。ちなみに、7のスマホを買っても、8にはアップグレードできない。
一寸先は、闇である。
その闇の中に、ウインドウズフォン8が唸り声を立てて潜んでいるような気がしてならない。
ワタクシは個人的には、アンドロイドにがんばって欲しいと思う。オープンソースで、かつ広く普及し、値段も安く求めやすい。スマートフォンが増えるということは、インターネットへのアクセスが増加し、世界の多くの人に情報や知識が広まって、結果として民主主義が啓蒙されたり、人権の擁護が進んだり、悪事(って何だ?)が抑制されたりすると信じているからだ。
しかしなあ、グーグルもグーグル八分とか平気でやる危ない企業だしなあ・・・。
出でよ、貧乏人のOS!(力み過ぎ・・・)。
同じオープンソースでありながら、Linuxが萎んでいくのは寂しい気がする。サービス資産を持たないネットワーク端末の当然の末路とはいえ、現実の厳しさを思い知る。
それにしても、4年前、米国の大統領になったあの人は、ブラックベリーを弄りすぎるのが欠点と言われていた。いま、彼は何を弄っているんだろうか?。
地すべり!? ― 2012年11月05日 13:13
地すべり!?
世の中の様々な事象は、人間の興味の対象となり、中には、生活を営む上で必要な対策の対象となる場合もある。そこには、組織的な知識の蓄積や啓蒙普及の需要が生まれ、UFOからⅰPS細胞に至るまで、種々雑多な学会が作られたりする。
(公益社団法人 日本地すべり学会)
http://japan.landslide-soc.org/index.html
こんな学会があるなんて、全然知らなかったぜ!。
(地すべり)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E3%81%99%E3%81%B9%E3%82%8A
学会のページを見ていたら、日本の地すべりマップがあるというので、覗いてみた。興味があったのは、当然、福井県大飯町の、あの「施設」の付近である。
(福井県大飯町)
http://lsweb1.ess.bosai.go.jp/lsweb_jp_new/gis/map_blue.html?x=135.61713399999996&y=35.4811628&s=50000&a=%E7%A6%8F%E4%BA%95%E7%9C%8C%E5%A4%A7%E9%A3%AF%E7%94%BA
地図を少し北に移動させると、若狭湾に突き出した半島の先端に、その「施設」はある。
凡例を見ると、ピンク色の斜線で表示されたところが「不安定域・移動域と推定される範囲」となっており、その「施設」の周囲には該当するエリアがないことが明確に分かる。
(大飯原発:「活断層ある」「地滑り否定できず」判断割れ)
http://mainichi.jp/select/news/20121105k0000m040059000c.html
岡田篤正・立命館大教授と渡辺満久・東洋大学教授がマイクを奪い合いながら自説を主張するシーンが報道されている。報道関係者には、子供っぽい学者の態度が珍しかったらしい。
大学のセンセイというのは、専門分野以外については概ねドシロウトで、世間の常識とかけ離れた世界に住んでいらっしゃるので、ま、ガキと大して変わらない。
そこへ行くと、ノーベル賞受賞した方はエライ!。自宅の洗濯機の修理もちゃんとできる(直せたかどうかは未確認・・・)。
で、マイクを奪い合った二人は、どちらも地すべり学会の会員ではないようだ(名簿確認済み)。専門家ではないのである。活断層とか、そういった地殻運動分野の研究者らしい。
(岡田 篤正)
http://research-db.ritsumei.ac.jp/Profiles/44/0004341/profile.html
(渡辺 満久)
http://www.toyo.ac.jp/soc/dsoc/watanabe_j.html
地すべりというのは、もうちょっと表層の現象で、堆積した地層の一部が、重力によって境界面を滑り面としてズルズルとすべり落ちる現象のことらしい(狭義の地すべり)。
この地すべり学会の賛助会員を見ると、土木関係の会社が多い。応急処置である「抑制工」や本工事である「抑止工」に関わる会社である。だから、学会のエライセンセイは、飯の種を見つけてくれる有難い存在で、調査には惜しみなく金を払っているのだろう。
つまり、大飯原発の周囲にしたって、地すべりの調査くらいは作る前からやってあるに違いないと思うわけだ(元々崖っぷちだし)。大規模なトレンチなんか掘らなくったって、ボーリングを何箇所かやればいいんだから(そんなに深くなくてもいいし)。
今回の断層の原因が何であれ、地すべりじゃないのかとか、地すべりなら限定的だから大丈夫とかいうのなら、その筋の専門家を交えて議論すべきだ。
問題なのは、「地すべり」じゃない、って結論が出たときだろうが、その時はその時。
まずは、人類の叡智(ガキの喧嘩じゃなくって)を動員して、現段階で分かることを確認していくことだろう。
それにしても、関西電力は地すべりであると報告したというが、原発作る時は気づかなかったのかしら?。
画像は、某全国紙に掲載された現場の写真だが(著作権侵害です!)、この原発が崖っぷちに建っていることがよくわかる。
世の中の様々な事象は、人間の興味の対象となり、中には、生活を営む上で必要な対策の対象となる場合もある。そこには、組織的な知識の蓄積や啓蒙普及の需要が生まれ、UFOからⅰPS細胞に至るまで、種々雑多な学会が作られたりする。
(公益社団法人 日本地すべり学会)
http://japan.landslide-soc.org/index.html
こんな学会があるなんて、全然知らなかったぜ!。
(地すべり)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E3%81%99%E3%81%B9%E3%82%8A
学会のページを見ていたら、日本の地すべりマップがあるというので、覗いてみた。興味があったのは、当然、福井県大飯町の、あの「施設」の付近である。
(福井県大飯町)
http://lsweb1.ess.bosai.go.jp/lsweb_jp_new/gis/map_blue.html?x=135.61713399999996&y=35.4811628&s=50000&a=%E7%A6%8F%E4%BA%95%E7%9C%8C%E5%A4%A7%E9%A3%AF%E7%94%BA
地図を少し北に移動させると、若狭湾に突き出した半島の先端に、その「施設」はある。
凡例を見ると、ピンク色の斜線で表示されたところが「不安定域・移動域と推定される範囲」となっており、その「施設」の周囲には該当するエリアがないことが明確に分かる。
(大飯原発:「活断層ある」「地滑り否定できず」判断割れ)
http://mainichi.jp/select/news/20121105k0000m040059000c.html
岡田篤正・立命館大教授と渡辺満久・東洋大学教授がマイクを奪い合いながら自説を主張するシーンが報道されている。報道関係者には、子供っぽい学者の態度が珍しかったらしい。
大学のセンセイというのは、専門分野以外については概ねドシロウトで、世間の常識とかけ離れた世界に住んでいらっしゃるので、ま、ガキと大して変わらない。
そこへ行くと、ノーベル賞受賞した方はエライ!。自宅の洗濯機の修理もちゃんとできる(直せたかどうかは未確認・・・)。
で、マイクを奪い合った二人は、どちらも地すべり学会の会員ではないようだ(名簿確認済み)。専門家ではないのである。活断層とか、そういった地殻運動分野の研究者らしい。
(岡田 篤正)
http://research-db.ritsumei.ac.jp/Profiles/44/0004341/profile.html
(渡辺 満久)
http://www.toyo.ac.jp/soc/dsoc/watanabe_j.html
地すべりというのは、もうちょっと表層の現象で、堆積した地層の一部が、重力によって境界面を滑り面としてズルズルとすべり落ちる現象のことらしい(狭義の地すべり)。
この地すべり学会の賛助会員を見ると、土木関係の会社が多い。応急処置である「抑制工」や本工事である「抑止工」に関わる会社である。だから、学会のエライセンセイは、飯の種を見つけてくれる有難い存在で、調査には惜しみなく金を払っているのだろう。
つまり、大飯原発の周囲にしたって、地すべりの調査くらいは作る前からやってあるに違いないと思うわけだ(元々崖っぷちだし)。大規模なトレンチなんか掘らなくったって、ボーリングを何箇所かやればいいんだから(そんなに深くなくてもいいし)。
今回の断層の原因が何であれ、地すべりじゃないのかとか、地すべりなら限定的だから大丈夫とかいうのなら、その筋の専門家を交えて議論すべきだ。
問題なのは、「地すべり」じゃない、って結論が出たときだろうが、その時はその時。
まずは、人類の叡智(ガキの喧嘩じゃなくって)を動員して、現段階で分かることを確認していくことだろう。
それにしても、関西電力は地すべりであると報告したというが、原発作る時は気づかなかったのかしら?。
画像は、某全国紙に掲載された現場の写真だが(著作権侵害です!)、この原発が崖っぷちに建っていることがよくわかる。
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