クルマの音 ― 2013年08月05日 01:23
クルマの音
風切り音が気になる話は、ちょっと触れた。
クルマの設計を行う際に、空気力学を考慮して行うようになったのは、そう古いことではない。
なんとなく、流線型で、なんとなく、段差がなくて、という程度は、昔からあったのだろうが、風洞実験したり、コンピューターで解析するようになったのは最近だろう。
100年以上になる自動車の歴史の半分は、いいかげんな形状設計だといってもいい。
実は、今日はもう一つ、気になる音があった。
音量は小さいのだが、甲高いベルのような音が、ずーっとしていたのだ。
幻聴かあ?。
不安になって、夜、プレステージにお邪魔した時、掛田さんに聞いてもらった。
彼にも聞こえるという。
何の音だろう?。
ややあって、「燃料ポンプの音」だという。
そうなのか?。
ずーっと回り続けているのか?。
この音が止まると、燃料がエンジンに行かなくなるという。
(ポルシェ930マニアックス-09(燃料ポンプ交換))
http://ameblo.jp/kan-yo/entry-11246777497.html
「フロントから「ウィーン」とポンプの作動音。」とある。
うーん、ちょっと「ウィーン」とは聞こえなかったな。
「Gerlingen」くらいか(ロバート・ボッシュの本社がある・・・)。
(ロバート・ボッシュ (企業))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5_(%E4%BC%81%E6%A5%AD)
まあ、どうでもいいんですが。
掛田さんによれば、異音ではないそうだ。
ふーん、そうなんだ・・・。
しかし、やかましい工場のようなエンジンの音に紛れて、甲高いその音は、やはり気になる。
とにかく、83タルガは、音と振動が半端ない。
エンジンの振動、サスの振動、タイヤの振動、ハンドルの振動、シートの振動・・・。
それらに音が漏れなく付いてくる。
ドロドロ、ヒュンヒュン、ゴーゴー、ガチャガチャ、ゴトゴト、カタカタ、ギシギシ、ガタガタ、(エトセ、エトセ・・・)。
まるで、オーケストラのようだ。
そして、それらに加えて、車体を取り巻く空気の振動が、風切り音となって車内に入ってくる。
オープンカーで、風切り音が気になるなんて書いたら、根性ナシと言われてしまうかも知れないが、気になるものは気になる。
そもそも、オープンにしている時は、気にならない。
閉めている時だからこそ、鳴ってはいけないものが鳴っているのが気になるわけだ。
80km以下では、概ね良好で、少なくとも気にはならない。
車体のスリット部分の笛吹き効果なのだろうが、ミラー周りの風の流れも気になる。
電気自動車のリーフには、フロントフェンダーに取り付けられたヘッドライトの突起があり、ミラー周りに当る風を整流して、風切り音の低減を実現している。
(【東京モーターショー09】日産リーフ…風切り音を減らす)
http://response.jp/article/2009/10/14/130847.html
最新のデザインは、一味違うようだ。
しかし、930のフェンダーは、これ以上いじり様がない(画像参照)。
「太もも」といわれる艶っぽい造形に、「たんこぶ」なんかを付けるわけにはいかないだろう。
ルーフの電動ミラーとかなら、後付でも可能なのではないか。
しかし、ミラーは、クーペも同様のデザインであり、クーペのユーザーから、風切り音の話は聞かないという。
83タルガの風切り音は、納車のときから気になっている。
(83タルガ納車!)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/03/30/6762418
「アゲな点
①リアシートがあった!(試乗したときには、外されていただけ)。
②思ったよりも、乗りやすい(据え切りは、無理ですが)。
③床まで踏める!(踏んでみましたが、大したことはありません!)。
④慣れれば、エンストせずに発進できそう!(まだ、3回しかエンストしてません!!!)。
⑤シフトレバーが、ちゃんとセンターに戻る(ゴム部品が新しいのかも)。
サゲな点
①アンテナが引っ込まない!(せっかく買ったシートが、被せられません)。
②クラッチペダルが踏みづらい(相当センターよりになっている)。
③高速でフロントがふらつく(時速120km程度)
④シートベルトがキツイ!(原因は、明らかですな)。
⑤高速で風切音が大きい(原因不明・・・)。 」
このうち、アンテナとシートベルトは解決した。クラッチペダルは、どうしようもない。フロントのふらつきは、普通に高速を走っている分には感じなくなった(アンダーカバーを取り付けた効果かもしれない)。
180kmでも、直進している分には、全く不安はない。
殆んどの問題は、解決されており、ハンドリング(ブレーキ時のハンドルの取られ含む)と風切り音だけが残った。
風切り音については、こんなページがあった。
(静音計画 風切り音防止テープ 施工)
http://minkara.carview.co.jp/en/userid/145944/car/596146/2405725/note.aspx
まあ、商品の宣伝のようなページなのだが、ドアの閉まる音が重厚になったことと、風切り音の低減の関係がよくわからない。
この商品は、風切り音はそのままにして、車内で聞こえにくくするためのパーツである。
なんか、安直な対策のような気もする。
他のユーザーレポートを読むと、ドアが閉まりにくくなったと書いてあるものもある。
(エーモン 静音計画 風切り音防止テープ)
http://minkara.carview.co.jp/en/partscatalog/partsdetail.aspx?pt=77679&cid=5414049&pn=1&cmk=0&cmo=0&cmo_nf=0&frm_sp=1
「ドアを閉めるときが、ちょっときつめになりました。」
まあいい。
これも、対策の一つではある。
臭いものにはフタをする、ではなく、うるさいものには耳を塞ぐ、というところか。
クルマの音は、適度に聞こえてくるのが良い。
エンジンの調子や、サスペンション、タイヤなどの異常を感知する助けとなる。
最近のクルマは、音が聞こえないことを美徳と考えているようだ。
カーオーディオや、車内の会話を重視する風潮なのだろう。
電気自動車が普及するようになれば、その傾向は一層強まるに違いない。
しかし、浮沈子は、クルマの音は、安全上の理由からも、きちんとドライバーに届けるべきであると考えている(風切り音は要りませんが)。
電子制御が高度化し、スマートデバイスでコントロールされるようになったとはいえ、物理的な運動を司っているのは、未だに金属やゴムを主体とする「機械」である。
回転の軸受けや往復運動の摺動(しゅうどう)面は油脂で潤滑され、バネがたわみ、ゴムが弾んでいる。
それらは、熱と音とを発して、運動エネルギーの一部を変換する装置でもあるのだ。
現代のクルマは数多くのセンサーを備え、素子の物理化学的状態の変化を電気信号に変換することで、ドライバーに警告を与えることが出来る。
しかし、完全自律式の自動運転自動車が登場しても、なお、ドライバー(パッセンジャーか?)は、音(異音)による異常の検知を行えるようにしなければならないと考える。
機械が、人間の能力の延長であり、人間が作り、人間が使うものである以上、その円滑かつ正常な動作の管理は、人間が行うべきものだからだ。
我々自身の身体も、怪我や病気の時には、様々な症状を呈して異常を訴える。
クルマの音に耳を澄ませ、その健康状態に思いを馳せることは、カーステを聴いたり、バカ話をするよりも、大切なことだと思うんだが・・・。
それにつけても、風切り音は、気になるなあ!。
風切り音が気になる話は、ちょっと触れた。
クルマの設計を行う際に、空気力学を考慮して行うようになったのは、そう古いことではない。
なんとなく、流線型で、なんとなく、段差がなくて、という程度は、昔からあったのだろうが、風洞実験したり、コンピューターで解析するようになったのは最近だろう。
100年以上になる自動車の歴史の半分は、いいかげんな形状設計だといってもいい。
実は、今日はもう一つ、気になる音があった。
音量は小さいのだが、甲高いベルのような音が、ずーっとしていたのだ。
幻聴かあ?。
不安になって、夜、プレステージにお邪魔した時、掛田さんに聞いてもらった。
彼にも聞こえるという。
何の音だろう?。
ややあって、「燃料ポンプの音」だという。
そうなのか?。
ずーっと回り続けているのか?。
この音が止まると、燃料がエンジンに行かなくなるという。
(ポルシェ930マニアックス-09(燃料ポンプ交換))
http://ameblo.jp/kan-yo/entry-11246777497.html
「フロントから「ウィーン」とポンプの作動音。」とある。
うーん、ちょっと「ウィーン」とは聞こえなかったな。
「Gerlingen」くらいか(ロバート・ボッシュの本社がある・・・)。
(ロバート・ボッシュ (企業))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5_(%E4%BC%81%E6%A5%AD)
まあ、どうでもいいんですが。
掛田さんによれば、異音ではないそうだ。
ふーん、そうなんだ・・・。
しかし、やかましい工場のようなエンジンの音に紛れて、甲高いその音は、やはり気になる。
とにかく、83タルガは、音と振動が半端ない。
エンジンの振動、サスの振動、タイヤの振動、ハンドルの振動、シートの振動・・・。
それらに音が漏れなく付いてくる。
ドロドロ、ヒュンヒュン、ゴーゴー、ガチャガチャ、ゴトゴト、カタカタ、ギシギシ、ガタガタ、(エトセ、エトセ・・・)。
まるで、オーケストラのようだ。
そして、それらに加えて、車体を取り巻く空気の振動が、風切り音となって車内に入ってくる。
オープンカーで、風切り音が気になるなんて書いたら、根性ナシと言われてしまうかも知れないが、気になるものは気になる。
そもそも、オープンにしている時は、気にならない。
閉めている時だからこそ、鳴ってはいけないものが鳴っているのが気になるわけだ。
80km以下では、概ね良好で、少なくとも気にはならない。
車体のスリット部分の笛吹き効果なのだろうが、ミラー周りの風の流れも気になる。
電気自動車のリーフには、フロントフェンダーに取り付けられたヘッドライトの突起があり、ミラー周りに当る風を整流して、風切り音の低減を実現している。
(【東京モーターショー09】日産リーフ…風切り音を減らす)
http://response.jp/article/2009/10/14/130847.html
最新のデザインは、一味違うようだ。
しかし、930のフェンダーは、これ以上いじり様がない(画像参照)。
「太もも」といわれる艶っぽい造形に、「たんこぶ」なんかを付けるわけにはいかないだろう。
ルーフの電動ミラーとかなら、後付でも可能なのではないか。
しかし、ミラーは、クーペも同様のデザインであり、クーペのユーザーから、風切り音の話は聞かないという。
83タルガの風切り音は、納車のときから気になっている。
(83タルガ納車!)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/03/30/6762418
「アゲな点
①リアシートがあった!(試乗したときには、外されていただけ)。
②思ったよりも、乗りやすい(据え切りは、無理ですが)。
③床まで踏める!(踏んでみましたが、大したことはありません!)。
④慣れれば、エンストせずに発進できそう!(まだ、3回しかエンストしてません!!!)。
⑤シフトレバーが、ちゃんとセンターに戻る(ゴム部品が新しいのかも)。
サゲな点
①アンテナが引っ込まない!(せっかく買ったシートが、被せられません)。
②クラッチペダルが踏みづらい(相当センターよりになっている)。
③高速でフロントがふらつく(時速120km程度)
④シートベルトがキツイ!(原因は、明らかですな)。
⑤高速で風切音が大きい(原因不明・・・)。 」
このうち、アンテナとシートベルトは解決した。クラッチペダルは、どうしようもない。フロントのふらつきは、普通に高速を走っている分には感じなくなった(アンダーカバーを取り付けた効果かもしれない)。
180kmでも、直進している分には、全く不安はない。
殆んどの問題は、解決されており、ハンドリング(ブレーキ時のハンドルの取られ含む)と風切り音だけが残った。
風切り音については、こんなページがあった。
(静音計画 風切り音防止テープ 施工)
http://minkara.carview.co.jp/en/userid/145944/car/596146/2405725/note.aspx
まあ、商品の宣伝のようなページなのだが、ドアの閉まる音が重厚になったことと、風切り音の低減の関係がよくわからない。
この商品は、風切り音はそのままにして、車内で聞こえにくくするためのパーツである。
なんか、安直な対策のような気もする。
他のユーザーレポートを読むと、ドアが閉まりにくくなったと書いてあるものもある。
(エーモン 静音計画 風切り音防止テープ)
http://minkara.carview.co.jp/en/partscatalog/partsdetail.aspx?pt=77679&cid=5414049&pn=1&cmk=0&cmo=0&cmo_nf=0&frm_sp=1
「ドアを閉めるときが、ちょっときつめになりました。」
まあいい。
これも、対策の一つではある。
臭いものにはフタをする、ではなく、うるさいものには耳を塞ぐ、というところか。
クルマの音は、適度に聞こえてくるのが良い。
エンジンの調子や、サスペンション、タイヤなどの異常を感知する助けとなる。
最近のクルマは、音が聞こえないことを美徳と考えているようだ。
カーオーディオや、車内の会話を重視する風潮なのだろう。
電気自動車が普及するようになれば、その傾向は一層強まるに違いない。
しかし、浮沈子は、クルマの音は、安全上の理由からも、きちんとドライバーに届けるべきであると考えている(風切り音は要りませんが)。
電子制御が高度化し、スマートデバイスでコントロールされるようになったとはいえ、物理的な運動を司っているのは、未だに金属やゴムを主体とする「機械」である。
回転の軸受けや往復運動の摺動(しゅうどう)面は油脂で潤滑され、バネがたわみ、ゴムが弾んでいる。
それらは、熱と音とを発して、運動エネルギーの一部を変換する装置でもあるのだ。
現代のクルマは数多くのセンサーを備え、素子の物理化学的状態の変化を電気信号に変換することで、ドライバーに警告を与えることが出来る。
しかし、完全自律式の自動運転自動車が登場しても、なお、ドライバー(パッセンジャーか?)は、音(異音)による異常の検知を行えるようにしなければならないと考える。
機械が、人間の能力の延長であり、人間が作り、人間が使うものである以上、その円滑かつ正常な動作の管理は、人間が行うべきものだからだ。
我々自身の身体も、怪我や病気の時には、様々な症状を呈して異常を訴える。
クルマの音に耳を澄ませ、その健康状態に思いを馳せることは、カーステを聴いたり、バカ話をするよりも、大切なことだと思うんだが・・・。
それにつけても、風切り音は、気になるなあ!。
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