プール講習アシスト22014年10月24日 00:59

プール講習アシスト2


夕方から、プール講習のアシスト練習をする。

今日は、オープンウォーターの2回目の生徒さん。

水面でのBCの脱着は、浮沈子などより上手だし、水中でのそれは、藤上インストラクターよりもスムーズなくらいだ。

しかし、ホバリングでは苦労していたようで、潜行浮上を繰り返し、深度変化の度に耳抜きをしてマスクに水を入れてマスククリアーしては浮力のバランスを崩す。

排気弁を開ける紐の先のグリップを見つけられずにもたもたしていると、浮き上がってしまって、2回くらい水面まで行ってしまう。

4mのプールである。

慣れない器材で練習するわけだし、浅い水深では浮力の調整は、よりシビアである。

目線が水深2m位の位置だと、ちょっと動くとフィンが水底に着いてしまう。

かといって、1mでは浮力のコントロールは、よりシビアになってしまう。

その辺りでのホバリングが難しいというのは分かる。

しかし、それをクリアしなければ、海洋実習には出られない。

他のスキルは、まあまあ合格だが、そこがネックになって、追加講習となった。

本人も、不安が残る形での海洋実習は望まないようだ。

しっかりとした中性浮力のスキルで、海洋実習を受けることは好ましい。

先日の海洋実習でのアシストでは、それが課題となっていた。

元々、人間は水中で行動するようには出来ていないのだから、練習して慣れておくことが重要である。

だいたい、そんなに簡単にホバリングが出来るくらいなら、ダイブマスターの価値なんか、ほとんどないことになってしまう(まあ、ほんの一部に過ぎませんが)。

浮沈子も、ホバリングは苦手であるが、さすがに初心者のダイバーに比べれば、少しは様になっている(ハズ)。

少し離れたところで、一緒に練習していたおかげで、随分楽に漂っていられるようになってきた。

コツは、あまり深く呼吸し過ぎないこと。

思いっきり吸って、思いっきり吐くと、タイミングが少しでもずれるとバランスが崩れてしまう。

浅めの呼吸である必要はないが、普通の呼吸を心がけるのがよろしい。

2mの数字が書かれたプールの壁面に、へばりつくようにホバリングできるようになる。

しかし、ダイブマスター候補生は、自分の練習だけしていればいい訳ではない。

インストラクターから指示があれば、いつでも動けるように、常に注目している。

インストラクターは、生徒さんに向かって、息を吸ったり吐いたりするタイミングを、ハンドシグナルで指示している。

うーん、ついついつられちゃうんだよな・・・。

もちろん、生徒さんと浮沈子がシンクロナイズド・ホバリングをすればいいのかもしれないが、肺活量とかも違うのでインストラクターのノンタクトでの指揮に従って踊るわけにはいかない。

まあ、どうでもいいんですが。

マスククリアとか、緊急スイミングアセントとか、そういったスキルは、比較的スムーズにこなせたのだが、やはり、ホバリングは一筋縄ではいかない。

もう少し、フィンピボットを練習させればよいのではないか。

呼吸と浮力の関係を、タイムラグを含めて身体で覚えてもらうのがよろしいようだ。

ある程度ホバリングができるようになったら、実際に泳ぎながら、呼吸を調節して深度を保つ練習もやってみる。

これが、また、なかなか難しそうだ。

浮沈子は、プールでのこの手の練習ばっかりやってきたので、オープンサーキットの慣れない器材でもなんとかこなすことができるが、初心者には、水中でフィンを使って泳ぐことさえ初めてなのである。

それを教えるインストラクターも、またご苦労なことだと思った。

浮沈子には向かないな。

へたっぴは、時間を掛けて覚えるしかないが、それに付き合う忍耐力はない。

だいたい、こっちがへたっぴなのに、生徒を上手にするなんて、できっこないじゃん!?。

まあいい。

浮沈子は、オープンウォーターの生徒を教えることは考えていない。

それは、誰か、そういう才能に恵まれたインストラクターに、キッチリと仕込んでもらうのがいいだろう。

で、余りホバリングが上手くならないうちに、CCRを始めていただく。

あまり得意になってからだと、CCRでの中性浮力の調整に苦労するのだ。

あと1回、レスキュースキルのチェックと、ダイブマスターが教えることが出来るコースについて、大井町のプールで講習を受けることになる。

(ダイブマスター・コース)
http://www.padi.co.jp/visitors/pro/pro_007.asp

「●ダイバーレスキュー
・限定もしくは海洋で実施」

「●ダイブマスターが実施できるプログラムのワークショップ
・ワークショップ1 「限定水域でのスクーバ・リビュー」
・ワークショップ2 「スキン・ダイバー・コースとスノーケリングの監督」
・ワークショップ3 「限定水域でのディスカバー・スクーバ・ダイビング・プログラム」
・ワークショップ4 「ディスカバー・スクーバ・ダイビング・プログラムの追加のオープンウォーター・ダイブ」
・ワークショップ5 「オープンウォーターでのディスカバー・ローカル・ダイビング」」

おっと、その前に、ドライスーツの講習を受けなければならない。

スペシャリティというやつであるな。

(ドライスーツ・ダイバー・スペシャルティ・コース)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/cu_drs.asp

どうやら、我が国のダイビングに於いては、必須のスペシャリティであるらしい。

「秋から春にかけ日本の海を潜る必需品として、多くのダイバーに愛用されています。」

「講習内容:
レクチャー&海洋実習2ダイブ」

まあ、どうせまた、富戸へ潜りに行くんだから、海洋ダイブの方はその時にやればいいだろうし、水面が安定しているプールの方が、集中して練習できるというものである。

「講習を修了すると・・・
・シーズンを問わずダイビングが楽しめる
・ドライスーツでしか潜れない水域も潜れるようになる
・アフターダイブの行動がスムーズになる
・より水中環境の知識が身につく
・ダイビングスキルが向上する」

水中環境の知識が身につくとあるが、一体何なんだろう?。

ダイビングのスキルが向上するとあるが、それって、何か特別なスキルを要求されるんだろうか?。

とにかく、何事もチャレンジである。

しかし、何だな、せっかくダイビングするのに、手の先と首から上しか濡れないというのもつまらないな。

冷たくても、しっかり濡れて潜るというのが性に合っているような気がする。

被せたまんまの、あれみたいだしなあ(子供は、わかんなくていいです!)。

人口密度2014年10月24日 13:51

人口密度
人口密度


ある地域の感染を評価する際に、その地域に人間が何人生活しているかを知ることは重要だ。

ヒトーヒト感染を起こす感染症の場合、病原体が伝播する様式(体液(接触)、飛沫、飛沫核(空気))と、人々が生活する様式がどうなっているかが問題になる。

人口密度が高くたって、感染しにくい生活様式というのはある。

例えば、病院の中で、個室だけで生活し、外には出ずに、衛生的な環境が保たれていれば、一般に感染は起こらない。

医療スタッフの手や、医療器具を通して感染する場合は、院内感染という深刻な事態になるが、これは制御可能な事態である。

普通は起こらない。

人口密度が低くても、集落がある程度密集していて、集落間の行き来が頻繁であり、しかも、その媒介者が集会などを通して集落の住民と接触するような場合は、急速な伝播が起こることがある。

今回のエボラ感染の中で、シエラレオネの祈祷師が果たした役割は、正にこれに当たる。

本人の葬儀においても、多くの参列者があったことだろう。

死して尚、伝播を促進してくれたわけだ。

つまり、単に、その地域に人口が密集しているから感染が急速に広がるとか、過疎だから感染のスピードは緩やかだと、単純に判断することはできない。

ウイルスの行動様式(感染様式)と、媒介者(ヒトーヒト感染の場合は、人間自身)の行動様式を、注意深く観ていく必要がある。

今回のように、医療従事者が、何百人も感染している実態を踏まえると、医療機関の分布状況も考慮に入れる必要がある。

医療機関が感染の温床になっている可能性すらあるのだ。

やれやれ。

まあ、MSFのように、厳格なルールを定めていたとしても、スルーしちゃうケースはあるわけで、そうでない場合はちょっとしたことでの感染を防止することは困難だ。

(ニューヨークの医師、エボラ熱検査で陽性=NYタイムズ)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0ID02J20141024

「国境なき医師団の一員で最近西アフリカから帰国した医師のエボラ出血熱検査の結果が陽性だったと報じた。」

(NYの医師がエボラ陽性、隔離前に地下鉄乗車=米紙)
http://jp.reuters.com/article/jp_ebola/idJPKCN0ID02J20141024

「同紙によると、スペンサー医師は22日夜にマンハッタンの自宅からブルックリンへ地下鉄に乗って移動。ボウリング場に行き、タクシーで帰宅したという。」

「9月18日ごろギニアに渡航し、10月16日にブリュッセルに着いたと記されている。」

ニューヨークがパニックになることはないだろうが、人騒がせな話だ。

(エボラ感染「ずれた眼鏡を上げた時に」 回復の看護師)
http://www.asahi.com/articles/ASGBQ5FD3GBQULBJ018.html

「メルガルさんは、高い気温の中で患者の手当て中、汗でずり落ちてきた眼鏡を押し上げようと、手袋をした手で顔に触れた。」

「あのとき目や鼻から感染したと思う。当時は看護師も患者に直接触れてはいけないという程度の知識しかなく、身を守ろうにも十分な装備がなかった」

現在は、改善されているのかもしれないが、それにしても、杜撰な対応が続いていたわけで、今後も一定程度の医療従事者の感染が、全世界で発生する可能性はある。

そうはいっても、やはり、結局は、人口密度が多い地域での感染は、それだけ感染爆発のリスクを抱えていることになり、テキサスのダラスよりは、ニューヨークの方がインパクトは大きいだろう。

というわけで、主要3か国の各地域の人口密度と感染者の集計を付き合わせるという作業を行った。

地域名:人口:面積:人口密度:感染者:
グループ
・Conakry(G):1,092,936:450:2429:210:A
・Guékédou(G):405,000:4,400:92:252:B
・Macenta(G):296,000:8,600:34:508:D
・Bong(L):328,919:8,754:38:481:D
・Grand Bassa(L):224,839:7,936:28:147:C
・Lofa(L):270,114:9,982:27:818:B
・Margibi(L):199,689:2,616:76:632:B
・Montserrado(L):1,144,806:1,909:600:2136:A
・Nimba(L):462,026:11,551:40:280:B
・Kailahun(S):409,520:3,859:106:550:B
・Kenema(S):545,327:6,053:90:474:B
・Bombali(S):434,319:7,985:54:470:D
・Port Loko(S):500,992:5,719:88:480:D
・Tonkolili(S):375,363:7,003:54:
165:C
・Bo(S):561,524:5,474:103:164:C
・Western Area(S):1,447,271:557:2598:905:A

グループ分けは、感染規模や増加傾向から、以下のとおりとした(画像のグラフ参照)。

A:首都を含む人口密度が2000を越える地域
B:現在は一定の拡大をした後(概ね200人以上)、現在は比較的感染拡大の速度が遅い地域
C:感染拡大初期(概ね200人以下)で、まだ比較的感染拡大の速度が遅い地域
D:ある程度の感染規模(概ね400人以上)になっても一定程度の感染速度を維持している地域

また、上記の地域は、現在100人以上の感染者を出している全地域である。

感染者数は、ギニア:10月21日、リベリア:10月20日、シエラレオネ:10月23日である。

まあ、これを見て、何か傾向が分かるかどうかは別だな。

そもそも、主要3か国は、人口密度的には、首都圏とその他地域で明確に異なり、その他の地域での人口密度が概ね100人未満である。

首都圏を含む地域か、そうでないかくらいしか意味はないのだ。

で、グループAでは、コナクリの感染者の少なさが、異常値であることが分かる。

グループBを見ると、初発地やそれに隣接する地域がメインとなっている。

グループCは、新参者だが、まだ大人しくしているというところか。

グループDは、元気はつらつ、いつでも感染爆発に移行するぞ、という感じかな。

分類していて、迷ったのはマルジビとニンバだが、その理由は、マルジビは集計上の訂正があったことと、その後の増加が抑えられたのかどうかの判断が付かないこと、ニンバは階段状の微妙な動きをみせていることである。

しかし、コナクリはヤバイな。

潜在的な感染爆発の要因を抱えている。

フリータウンを含むウエスタンエリアは、ものの見事に爆発中だ。

機会があれば、もう少し丁寧に見ていくが、地域特性(人口密度)と増加傾向には、首都圏以外では大きな関連は見当たらない。

現在、グループDに属している地域も、やがてはグループBに移行するかもしれない。

地域別に見ると、感染のライフサイクルのようなものがあるような気がしてきた。

首都圏のような人口密集地では、少し傾向が違うのかもしれないが、その他地域では、C→D→Bのような経過を辿るのかもしれない。

地域的な区分が、もう少し細かく分かると、もっと明確な姿が浮かんでくるのかもしれないが、医療機関の分布や地域の他の要因が絡んで、逆にぼやけてくることも考えられる。

門外漢の浮沈子には、これがせいぜいである。

こういった分析は、医療資源の投入や、撤収を効果的に行うのには必要な手順なので、当局は当然行っている。

飛び火感染(隣接国:陸上移動)がマリでも確認され、地域的な拡大のリスクもある。

(マリで初のエボラ感染確認、西アフリカで6カ国目)
http://jp.reuters.com/article/jp_ebola/idJPKCN0ID01M20141024

「女児の母親は数週間前にギニアで死亡。その後、女児は親族と共にマリの首都バマコに到着し、同市に10日間滞在していた。」

二次感染の恐れもある。

まあ、この程度の五月雨式の飛び火感染は、現在では十分に対応できるようにはなっているのだろう。

これだけ関心が高まれば、下手な対応をするわけにもいくまい。

正しく警戒し、適切な対応を心がければ、主要3か国以外での大規模感染は防げるはずだ。

今のところではあるけど・・・。

マリ2014年10月24日 16:39

マリ


(マリ共和国)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD

晴れて(?)エボラ流行国に仲間入りした国なんだが、いろいろ情報が錯綜している。

(マリで初のエボラ感染確認、西アフリカで6カ国目)
http://jp.reuters.com/article/jp_ebola/idJPKCN0ID01M20141024

「匿名の保健省当局者によると、女児の母親は数週間前にギニアで死亡。」

(マリで初のエボラ熱患者、西アフリカで6カ国目)
http://www.cnn.co.jp/world/35055627.html

「世界保健機関(WHO)によると、感染が確認されたのはエボラが流行している隣国ギニアからマリに来た少女で、父親はエボラのため死亡した。」

ロイターは、母親、CNNは、父親が亡くなったと報じている。

まあ、どっちでもいいんですが。

両親とも死亡したのかもしれないし。

NHKは、逆に感染者がギニアを訪問したと報じている。

(マリで初めてのエボラ出血熱の患者確認)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141024/k10015663271000.html

「この女の子は最近、祖母と一緒にエボラ出血熱の感染が広がる隣国のギニアを訪問したということで、保健衛生当局では、この女の子がギニアで感染したものとみています。」

もう、勝手にしてくれ!。

で、例によって、国情を見てみる。

(Mali)
http://www.who.int/countries/mli/en/

「・Total population (2012) 14,854,000
・Gross national income per capita (PPP international $, 2012) 1,140
・Life expectancy at birth m/f (years, 2012) 57/57
・Probability of dying under five (per 1 000 live births, 0) not available
・Probability of dying between 15 and 60 years m/f (per 1 000 population, 2012) 282/277
・Total expenditure on health per capita (Intl $, 2012) 74
・Total expenditure on health as % of GDP (2012) 5.8」

5歳未満死亡率がN/Aになっているので、嫌な予感がした・・・。

(Mali:Human Development Indicators)
http://hdr.undp.org/en/countries/profiles/MLI

「Index:0.407、Rank:176」

やっぱ、最貧国クラブのメンバーだった。

しかも、旧宗主国はフランス・・・。

中央アフリカ共和国を初め、アフリカの旧植民地への関与に関心を失いつつあるフランスは、またしても悩みの種が増えたわけだな。

(バマコ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%9E%E3%82%B3

人口170万人規模の大都会が、ギニアに隣接するクリコロ州内に、バマコ特別区としてある。

(クリコロ州)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%AD%E5%B7%9E

「この地域はイスラム化されたものの、現在でもアニミズム的な伝統が根強く残っている。」

祈祷師とかいて、「エボラは白人が撒き散らしている!」とか言ってるんだろうか?。

まあいい。

マリは、今回の流行当初から、感染拡大が懸念されていた。

とうとう、現実になったわけで、本当は、潜在的な感染例が国境近くではあったかもしれない。

しかし、ギニアでマリに隣接する地域では、あまり感染例はなかった。

Siguiri県で、7例の感染が確認されているに過ぎない。

殆どインアクティブだったが、10月15日になって1件の新規感染者が出た。

(Rapport de la Situation Epidémiologique
Guinée, Epidémie de la Fièvre Hémorragique Ebola
Situation au 15 Octobre 2014 à 18h00)
http://www.humanitarianresponse.info/system/files/documents/files/GUINEA_EBOLA_SITREP%20N%20183%20DU%2015%20OCTOBRE_2014%20VF.pdf

今後の推移に注目だな。

隣接地域での感染例は、主要3か国以外では、セネガルに続いて2国目である。

セネガルが第一波を凌いだように、マリも頑張って欲しい。

数人の二次感染者は仕方ないが、そこで留めるべきだろう。

この国で広がるということは、ギニア並みの感染規模になりかねないということだ。

なんとかして、凌いでもらいたいものである。

(WHOがマリにエボラ熱専門家を派遣、43人経過観察:追加)
http://jp.reuters.com/article/jp_ebola/idJPKCN0ID0WH20141024

ドライスーツ考2014年10月24日 20:41

ドライスーツ考


ドライスーツを作ったこともあって、ちょっと調べてみた。

(これで寒い季節も快適!動画で見る!ドライスーツの着方)
http://www.marinediving.com/skill/drysuit/

(最近話題の「シェルドライ」って何?)
http://www.padi.co.jp/visitors/news/pn13184.asp

どうやら、大きく分けるとシェルタイプと、ネオプレーンタイプに分かれているらしい。

通常目にするタイプは、ネオプレーンで、ウエットスーツと同じように生地の内部に気泡を含んでいる。

それ自体に保温機能があるので、インナーを着なくてもそれなりに暖かいが、シェルの記事にもあるとおり、浮力が大きく、ウエイトをしこたま付けないと浅いところでは潜れないし、深く潜ると、逆に気泡が潰れて浮力に影響を与える。

通常は身体にぴったり合わせるため、大量のインナーウェアを着て保温性を大幅に強化することが出来ない。

これに対して、シェルタイプは、大深度潜水や流氷ダイビングなどのヘンタイダイビングに対応するだけでなく、薄着で着用すれば、真夏でもイケるという万能性が売りだ。

ウエイトの量も、生地自体に気泡を持たないため、インナーが薄い季節はネオプレーンタイプよりも少なくて済むというメリットもある。

どちらを選ぶかは、ダイビングのスタイルによって変わる。

ヘンタイダイビングを好まない浮沈子は、敢えてシェルドライを作る必要性を感じなかったので、安物のネオプレーンタイプを作った。

(ベーシックシリーズ)
http://206.251.255.158/jp/content/view/309/

右手にオプションのリストバルブを付けてもらう(左はCCRの液晶モニター付けるので塞がってます)。

夏はウエットで潜りたいし、海外に行ったらショーティか、ポケットパンツ程度で十分である。

冬場の日本という、季節・地域限定で、お気楽に潜れるタイプでいい。

「「快適過ぎてウエットを着なくなった」とまで言われるドライ。」

「上がった後はスーツを脱ぐだけで服になれるので楽チンだ。」

やはり、せっかく海ダイブするんだから、濡れて潜りたいな。

ウエットで潜れるのに、わざわざドライを着なくてもいい。

ドライスーツには、別のメリットもある。

長時間のダイビングを行う際に、トイレ代わりのオムツを使えるということ。

Pバルブとかもあるが、女性は難しい。

オムツなら、大きい方でも大丈夫!(って、実際には使いたくないな)。

脱ぐときは、離れて脱いでくれ!(臭いが・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

(「ドライスーツ」カテゴリの記事一覧)
https://oceana.ne.jp/skillup_cat/drysuit

記事は途中までしか読めないが、小技を紹介している動画をいくつか見ることができる。

どうも、足から浮上する吹き上げ状態になりがちな予感がしているので、しっかりと練習してから海ダイブしたい。

しかし、吹き上げ時の対応についてはこんな記事もある。

(ドライスーツ 浮力調整)
http://www.kyo-pro.co.jp/sekaisuityuuten/tokusyuu/dry_voyancy_folder/index.html

「それでも吹き上げが始まってしまったら、キックして水底に向かおうとするのではなく、浮上しながらでも速やかに上体を起こし空気を抜くべきです。キックして水底に戻るのは至難の技ですし、水面に向かう力が働いていますので物凄い脚力が必要となります。」

さっきのビデオとは異なる。

(ダイビングのドライスーツの逆立ち状態の吹上についてお教えください。)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10103568995

ほほう、フットバルブというのがあるのか。

なぜ、普及しないんだろうな。

まあいい。

(ドライスーツでの緊急テクニック)
http://teamseamonkey.fc2web.com/dry_technique.html

コピペ禁止の記事だが、バルブが故障したなどの最悪の緊急事態では、ネックシールを開けて排気するなどの方法も書かれている(このページにもあるとおり、あくまでも参考に)。

アンクルウエイトやゲートルなど、そもそも吹上を起こさない対策や、スーツのメンテナンス、ダイビング前のチェックなどを入念に行うことが基本だ。

それでも、水中でのトラブルに備えて、引き出しをたくさん持っているに越したことはない。

PADIのスペシャルティで、どれだけのことを学べるかは知らないが、例によって予習は万全だな・・・(自己満足!)。