スピード23 ― 2014年10月03日 00:07
スピード23
ウィキの統計に、また、新たな国が加わった。
(Timeline of cases and deaths)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_cases_and_deaths
「28 Sep 2014:
国名:感染者:死者
Guinea:1,157:710
Liberia:3,696:1,998
Sierra Leone:2,317:570
Nigeria:20:8
Senegal:1:0
United States:1:0
合計:7192:3286」
今回の集計では、死者数に意味があるかもしれない。
過去の累計の死者数(1590人)に対して、単一の感染でその2倍を超えたことになる。
まあ、もう、そんな比較をしても、何の意味もなくなってるんですけど。
米国の感染については、追加の情報が報道されている。
(米でエボラ発症の男性、最初は渡航歴見過ごされ帰宅)
http://www.cnn.co.jp/usa/35054582.html
「患者の男性が最初に米テキサス州ダラスの病院を受診した時点でリベリアから来たと告げたにもかかわらず、病院側は男性を入院させないまま帰宅させていたことが2日までに分かった。」
「男性は9月25日に急患としてこの病院を受診。低い熱と腹痛などの症状があったものの、「入院が必要な容体ではなく、エボラ特有の症状も出ていなかった」という。男性は血液検査は受けたもののエボラの検査は受けず、医師が抗生剤を処方して帰宅させた。」
「その3日後、男性はこの病院に運ばれ、エボラ感染の疑いがあると診断されて隔離された。」
「ユナイテッド航空の広報はCDCからの情報として、男性が同航空を使って米国に来たと話していることを明らかにした。ベルギーのブリュッセルから米ワシントンのダレス空港を経由して、9月20日にダラスのフォートワース空港に到着したと思われる。」
ベルギーは、今頃パニックだな。
ダレス国際空港は、浮沈子も30年位前に行ったことがある。
ワシントン郊外の、軍用と民間が併設された空港で、広大な敷地を持ち、なんと、地平線が見えるのだ!。
初めて米国本土を見た浮沈子は、腹の底からおったまげた。
遠い遠い昔の話である。
(米のエボラ患者、子どもらと接触 病院のミスで帰宅許可か)
http://www.afpbb.com/articles/-/3027775
「リベリアの首都モンロビア(Monrovia)の米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)関係者は、男性がリベリア人であることを認めたが、名前は公表していない。」
とっくの昔に特定されているでしょうな。
まあ、どうでもいいんですが。
一方、WHOは、10月1日付のレポートを発表した。
(WHO: Ebola Response Roadmap Situation Report
1 October 2014)
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/135600/1/roadmapsitrep_1Oct2014_eng.pdf?ua=1
感染者7178人、死者3338人。
この感染者の中には、米国で確認された1名は含まれていない。
シエラレオネの死者数が異常に多い(感染者2304人に対して、死者622人)。
(EBOLA OUTBREAK UPDATES---October 1, 2014)
http://ogi.gov.sl/content/press-release-27
10月1日付けの集計だが、疑い、可能性を入れても、598人である。
感染者数は、2442人になっているのに・・・。
シエラレオネが公表している資料とも合わない。
(Government of Sierra Leone
Ministry of Health and Sanitation
EBOLA VIRUS DISEASE - SITUATION REPORT (Sit-Rep) – 30 September, 2014)
https://wca.humanitarianresponse.info/fr/system/files/documents/files/Ebola-Situation-Report_Vol-125.pdf
感染者2407に対して、死者575となっている。
まあいい。
重箱の隅に過ぎない。
この程度の差は、もう誤差のうちだ。
例によって、各国が公表している数字で最新の状況を見てみる。
国名:感染者:死者:集計日
・ギニア:1169:714:9月29日
・リベリア:3696:1998:9月28日
・シエラレオネ:2442:598:10月1日
・ナイジェリア:20:8:ー
・セネガル:1:0:-
・米国:1:0:-
合計:7329:3318
9月になって、少し増加の勢いが落ちてきたようだな。
あくまでも、集計上の問題なのかもしれない。
WHOも、一喜一憂しないように警告しているが、エボラの追っかけ(フォロワー)の浮沈子は、それが生きがい(?)なのだ。
一体、CDCは、何を根拠に2万1千人の感染者がいるとはじいたんだろう?。
どうやら、少なくとも集計上は、9月末では7千人台半ばで終わりそうだ。
コナクリやフリータウンで感染爆発が起これば、1000人や2000人はあっという間に増えるだろうが。
しかし、幸いなことに、その兆候は今のところない。
両国とも、リベリアの轍は踏むまいと肝に銘じているに違いない。
まあ、だからって、首都圏以外の感染を放置していていいわけじゃないんですが。
画像は、ギニアの最新情報で、今回の特徴は、マセンタ県がゲケドウ県を抜いて、総数でトップになったことと、ンゼレコレ県がジワリと不気味に増加していること。
もちろん、コナクリの増加も見逃せない。
参考までに前回のグラフはここ。
(スピード21:画像参照)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/09/25/7442688
誰かが、ギニアの感染は落ち着いたとかなんとか言っていたが、とてもそういう状況ではないな。
一触即発、感染爆発の爆弾を抱えて、なんとか爆発させないようにと、火消しに必至というのが実態だ。
エボラは、まだ、加速のエネルギーを秘めている。
もちろん、加速させているのは人間の方なんだが・・・。
ウィキの統計に、また、新たな国が加わった。
(Timeline of cases and deaths)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_cases_and_deaths
「28 Sep 2014:
国名:感染者:死者
Guinea:1,157:710
Liberia:3,696:1,998
Sierra Leone:2,317:570
Nigeria:20:8
Senegal:1:0
United States:1:0
合計:7192:3286」
今回の集計では、死者数に意味があるかもしれない。
過去の累計の死者数(1590人)に対して、単一の感染でその2倍を超えたことになる。
まあ、もう、そんな比較をしても、何の意味もなくなってるんですけど。
米国の感染については、追加の情報が報道されている。
(米でエボラ発症の男性、最初は渡航歴見過ごされ帰宅)
http://www.cnn.co.jp/usa/35054582.html
「患者の男性が最初に米テキサス州ダラスの病院を受診した時点でリベリアから来たと告げたにもかかわらず、病院側は男性を入院させないまま帰宅させていたことが2日までに分かった。」
「男性は9月25日に急患としてこの病院を受診。低い熱と腹痛などの症状があったものの、「入院が必要な容体ではなく、エボラ特有の症状も出ていなかった」という。男性は血液検査は受けたもののエボラの検査は受けず、医師が抗生剤を処方して帰宅させた。」
「その3日後、男性はこの病院に運ばれ、エボラ感染の疑いがあると診断されて隔離された。」
「ユナイテッド航空の広報はCDCからの情報として、男性が同航空を使って米国に来たと話していることを明らかにした。ベルギーのブリュッセルから米ワシントンのダレス空港を経由して、9月20日にダラスのフォートワース空港に到着したと思われる。」
ベルギーは、今頃パニックだな。
ダレス国際空港は、浮沈子も30年位前に行ったことがある。
ワシントン郊外の、軍用と民間が併設された空港で、広大な敷地を持ち、なんと、地平線が見えるのだ!。
初めて米国本土を見た浮沈子は、腹の底からおったまげた。
遠い遠い昔の話である。
(米のエボラ患者、子どもらと接触 病院のミスで帰宅許可か)
http://www.afpbb.com/articles/-/3027775
「リベリアの首都モンロビア(Monrovia)の米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)関係者は、男性がリベリア人であることを認めたが、名前は公表していない。」
とっくの昔に特定されているでしょうな。
まあ、どうでもいいんですが。
一方、WHOは、10月1日付のレポートを発表した。
(WHO: Ebola Response Roadmap Situation Report
1 October 2014)
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/135600/1/roadmapsitrep_1Oct2014_eng.pdf?ua=1
感染者7178人、死者3338人。
この感染者の中には、米国で確認された1名は含まれていない。
シエラレオネの死者数が異常に多い(感染者2304人に対して、死者622人)。
(EBOLA OUTBREAK UPDATES---October 1, 2014)
http://ogi.gov.sl/content/press-release-27
10月1日付けの集計だが、疑い、可能性を入れても、598人である。
感染者数は、2442人になっているのに・・・。
シエラレオネが公表している資料とも合わない。
(Government of Sierra Leone
Ministry of Health and Sanitation
EBOLA VIRUS DISEASE - SITUATION REPORT (Sit-Rep) – 30 September, 2014)
https://wca.humanitarianresponse.info/fr/system/files/documents/files/Ebola-Situation-Report_Vol-125.pdf
感染者2407に対して、死者575となっている。
まあいい。
重箱の隅に過ぎない。
この程度の差は、もう誤差のうちだ。
例によって、各国が公表している数字で最新の状況を見てみる。
国名:感染者:死者:集計日
・ギニア:1169:714:9月29日
・リベリア:3696:1998:9月28日
・シエラレオネ:2442:598:10月1日
・ナイジェリア:20:8:ー
・セネガル:1:0:-
・米国:1:0:-
合計:7329:3318
9月になって、少し増加の勢いが落ちてきたようだな。
あくまでも、集計上の問題なのかもしれない。
WHOも、一喜一憂しないように警告しているが、エボラの追っかけ(フォロワー)の浮沈子は、それが生きがい(?)なのだ。
一体、CDCは、何を根拠に2万1千人の感染者がいるとはじいたんだろう?。
どうやら、少なくとも集計上は、9月末では7千人台半ばで終わりそうだ。
コナクリやフリータウンで感染爆発が起これば、1000人や2000人はあっという間に増えるだろうが。
しかし、幸いなことに、その兆候は今のところない。
両国とも、リベリアの轍は踏むまいと肝に銘じているに違いない。
まあ、だからって、首都圏以外の感染を放置していていいわけじゃないんですが。
画像は、ギニアの最新情報で、今回の特徴は、マセンタ県がゲケドウ県を抜いて、総数でトップになったことと、ンゼレコレ県がジワリと不気味に増加していること。
もちろん、コナクリの増加も見逃せない。
参考までに前回のグラフはここ。
(スピード21:画像参照)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/09/25/7442688
誰かが、ギニアの感染は落ち着いたとかなんとか言っていたが、とてもそういう状況ではないな。
一触即発、感染爆発の爆弾を抱えて、なんとか爆発させないようにと、火消しに必至というのが実態だ。
エボラは、まだ、加速のエネルギーを秘めている。
もちろん、加速させているのは人間の方なんだが・・・。
スキルチェック ― 2014年10月03日 08:50
スキルチェック
昨日は、ダイブマスターの24スキルのチェック。
ついでに、立ち泳ぎ15分と水中での器材交換を行う。
スキルチェックは、水面での器材脱着とスノーケルのリプレイスメント法、ホバリングを再度実施した他は、難なくパス!(とりあえずは合格ということで・・・)。
やれやれ。
デモンストレーションレベルには程遠いが、まあ、今後に期待かな。
ダイビングプールで実施するスタミナテストの一つである立ち泳ぎ15分も、楽勝でクリア!(浮沈子は、内臓脂肪のおかげで(?)浮き身ができるので、退屈なのを除けばこれは問題ない)。
ラスト2分間は、水面に手を出して泳ぐというのがあって、聞いた話では死ぬほど辛いといわれていたが、手を使わずに済むだけ楽なほどである。
コツは、頭をのけぞらせて、水上に露出する部分を極力減らすこと。
浮沈子にとって、ラスト2分は、クールダウンのようなもんでしたな。
呼吸も乱れずに、直ちに水中での器材交換を実施。
柏崎さんと入念な打ち合わせを行い、初めは柏崎さんが装着して潜る交換用のBCDも、大き目のものを用意していただいて、いざ、潜行開始!。
バディブリージングをしながらマスクを交換、フィンを交換(ここまではスンナリ)。
そして、満を持してBCDを交換して、ウエストのバックルを締めようとして、ハタと手が止まった。
あれっ?、届かないじゃん!。
立ち泳ぎでは、浮力確保に貢献してくれた内臓脂肪は、万能ではないのだ・・・。
何とかおなかを引っ込めて、バックルを締めると、水中で爆笑した呼吸を整え、無事に浮上!。
まあ、5点満点を頂いたが、事前のチェックが甘かったな。
柏崎さんからは、想定外の事態(!)にも、落ち着いて対処できたと褒められた(ほめられたのかあ?)。
まあいい。
というわけで、スタミナテストの残り(400m水泳、800mスノーケル、100m曳航)と第2回筆記試験の日程を調整して終了。
アシスタント講習の日程も確保した。
ダイブマスターには、ダイビング全体をイメージし、手順を考え、安全確保の対策を取ることが求められる。
今回は、自分が装着するかもしれない器材は、予めサイズをチェックしておくことも重要だと、身にしみて学んだ講習であった(自分のサイズを何とかするほうが重要なんだが・・・)。
そういえば柏崎さんは、事前に浮沈子のSMS75を、水面で装着してチェックしていた。
さすがであるな。
浮沈子は、まだまだ修行が足りないということだ。
着々と進行するダイブマスター講習だが、今後は、どんな想定外の事態が発生するのだろうか。
昨日は、ダイブマスターの24スキルのチェック。
ついでに、立ち泳ぎ15分と水中での器材交換を行う。
スキルチェックは、水面での器材脱着とスノーケルのリプレイスメント法、ホバリングを再度実施した他は、難なくパス!(とりあえずは合格ということで・・・)。
やれやれ。
デモンストレーションレベルには程遠いが、まあ、今後に期待かな。
ダイビングプールで実施するスタミナテストの一つである立ち泳ぎ15分も、楽勝でクリア!(浮沈子は、内臓脂肪のおかげで(?)浮き身ができるので、退屈なのを除けばこれは問題ない)。
ラスト2分間は、水面に手を出して泳ぐというのがあって、聞いた話では死ぬほど辛いといわれていたが、手を使わずに済むだけ楽なほどである。
コツは、頭をのけぞらせて、水上に露出する部分を極力減らすこと。
浮沈子にとって、ラスト2分は、クールダウンのようなもんでしたな。
呼吸も乱れずに、直ちに水中での器材交換を実施。
柏崎さんと入念な打ち合わせを行い、初めは柏崎さんが装着して潜る交換用のBCDも、大き目のものを用意していただいて、いざ、潜行開始!。
バディブリージングをしながらマスクを交換、フィンを交換(ここまではスンナリ)。
そして、満を持してBCDを交換して、ウエストのバックルを締めようとして、ハタと手が止まった。
あれっ?、届かないじゃん!。
立ち泳ぎでは、浮力確保に貢献してくれた内臓脂肪は、万能ではないのだ・・・。
何とかおなかを引っ込めて、バックルを締めると、水中で爆笑した呼吸を整え、無事に浮上!。
まあ、5点満点を頂いたが、事前のチェックが甘かったな。
柏崎さんからは、想定外の事態(!)にも、落ち着いて対処できたと褒められた(ほめられたのかあ?)。
まあいい。
というわけで、スタミナテストの残り(400m水泳、800mスノーケル、100m曳航)と第2回筆記試験の日程を調整して終了。
アシスタント講習の日程も確保した。
ダイブマスターには、ダイビング全体をイメージし、手順を考え、安全確保の対策を取ることが求められる。
今回は、自分が装着するかもしれない器材は、予めサイズをチェックしておくことも重要だと、身にしみて学んだ講習であった(自分のサイズを何とかするほうが重要なんだが・・・)。
そういえば柏崎さんは、事前に浮沈子のSMS75を、水面で装着してチェックしていた。
さすがであるな。
浮沈子は、まだまだ修行が足りないということだ。
着々と進行するダイブマスター講習だが、今後は、どんな想定外の事態が発生するのだろうか。
アシスト予習 ― 2014年10月03日 11:49
アシスト予習
昨日は、プール講習の後、柏崎さんからダイブマスターとしてのスキルの一つである、インストラクターのアシストの講義を受ける。
詳細は、営業上の理由から公表できないが、いくつかのポイントを確認しておく。
○陸のアシスト:
・ウエイト準備
・器材準備
・器材チェック
・かたずけ
・生徒の器材セッティングのサポート
○水中のアシスト:
・人数確認
・トラブルがないかチェック
・残圧の把握
・安定のサポート
○スキルのデモンストレーション:
・生徒みんなから見えるように
・5点満点のスキルを!
○講習のサポート:
・インストラクターではないので、教えてはいけない(見本を見せるだけ)
・位置取りが重要
この位置取りについては、浮沈子がいろいろ噛み付いたので、丁寧に説明してくれた。
ああ、柏崎さんと浮沈子の関係は、師匠と弟子というより、食って掛かる浮沈子と、そのなだめ役のような関係だな(感謝しております)。
講習しているときの位置取りで重要なのは、以下の3つの要件を満たしていること。
①全体を管理できること
②インストラクターと常にコンタクトが取れること
③トラブルが起きそうな場所にいること
④みんな(生徒)が安心できる位置であること
さすがだな、と思ったのは、④であるな。
もちろん、これらを満たす位置というのは、一つではないし、場合によっては移動しなければならないこともある。
ケースバイケース、臨機応変である。
その背景として重要なのは、生徒を知るということである。
好みの食べ物とか、好きな色とかは、どうでもよろしい。
ダイビングに関する要素(ストレス、スキル、苦手、などなど)を、陸上や水中で注意深く観察し、把握しておくことが重要なのである。
言うは易く、行うは難し・・・。
浮沈子は、気が利かない、気働きがない、配慮が不足している、気配りが足りないなど、他人を思いやる姿勢に欠けることについては人後に落ちることはない!(ジマンかよ?)。
初孫で長男なので、どうしようもないのだ(言い訳かよ?)。
ダイビングのプロとしてのサイテーの底辺にいる、パシリ(使い走り)としてのダイブマスターは、それでは勤まらない。
インストラクター様にお仕えして、常に先を読み、目配せだけで意を汲んで、先回りして準備し、用意し、対応するのが役割である。
芸をしろといわれれば、裸踊りだろうが、逆立ちだろうが、なんなりと・・・。
いやいや、デモンストレーションは、ダイビングスキルだけであるが。
生徒の安全を図り、講習の効率を高め、生徒の理解と習得を最大限にするために、全力でサポートするのが役割である。
これを書いていて、浮沈子が思い出すのは宮沢賢治の有名な詩である。
(雨ニモマケズ)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/45630_23908.html
「アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ」
「東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ」
まあ、この詩を読むと、賢治はダイブマスターだったんじゃないかと思ってしまうな。
玄米4合と味噌と少しの野菜では、浮沈子はとても生きてはいけないし、丈夫な身体もなく、欲に塗れた俗物である。
木偶の坊であることは間違いないし、褒められないのは当然としても、とうてい賢治のいうような者にはなれない。
(雨ニモマケズ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A8%E3%83%8B%E3%83%A2%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%82%BA
「東北砕石工場の嘱託を務めていた賢治が壁材のセールスに上京して再び病に倒れ、花巻の実家に戻って闘病中だった1931年秋に使用していた黒い手帳に記されていたものである。」
35歳の作とは思えないような、透徹した人生観が見えるような気がする。
この詩(?)を書いて後、およそ2年後に病没する。
そう、賢治が理想としたのは、自らにない徳性を備えたスーパーマンのような存在だったのだ。
仏教に深く帰依し、遺言には「法華経1000部を印刷して知人に配布するよう」、父に頼んでいる(ここで、浮沈子はホロリとするな)。
親よりも先立たなければならないというのは、子としては辛いことである。
まあ、もちろん、親も辛いが。
そうして旅立った賢治は、この短い詩の中に、自らの果たせぬ夢を紡いだのだ。
あらゆることを、まず、自分から勘定して、ろくに見聞きもせず、書いたブログのことはとっとと忘れてしまうどっかの誰か(だれだあ?)とは異なるスーパーマン。
「広く作品世界を覆っているのは、作者みずからの裕福な出自と、郷土の農民の悲惨な境遇との対比が生んだ贖罪感や自己犠牲精神である。」
「独身を貫いた背景として、高等農林の研究生時代に肋膜炎で医師の診断を受けたあと「自分の命もあと15年ほどしかない」と友人に語ったこともあり、賢治自身が長生できないと認識していた可能性も指摘されている(実際の没年も15年後であった)。」
自らの死を見つめ続けて生きなければならないというのは、そりゃあ、誰だってそうなんだが、賢治のように感受性が強い人にとっては辛い日々だったかもしれない。
「賢治の伝記研究をおこなった堀尾青史は「菜食主義が体力の回復をはばんだといえるだろう」と、早世した原因の一つが食生活にあったことを指摘している」
というわけで、何でも自分に都合よく解釈する浮沈子は、本日も、菜食主義とは程遠い食生活である。
さて、飯でも食いに行こうか・・・。
昨日は、プール講習の後、柏崎さんからダイブマスターとしてのスキルの一つである、インストラクターのアシストの講義を受ける。
詳細は、営業上の理由から公表できないが、いくつかのポイントを確認しておく。
○陸のアシスト:
・ウエイト準備
・器材準備
・器材チェック
・かたずけ
・生徒の器材セッティングのサポート
○水中のアシスト:
・人数確認
・トラブルがないかチェック
・残圧の把握
・安定のサポート
○スキルのデモンストレーション:
・生徒みんなから見えるように
・5点満点のスキルを!
○講習のサポート:
・インストラクターではないので、教えてはいけない(見本を見せるだけ)
・位置取りが重要
この位置取りについては、浮沈子がいろいろ噛み付いたので、丁寧に説明してくれた。
ああ、柏崎さんと浮沈子の関係は、師匠と弟子というより、食って掛かる浮沈子と、そのなだめ役のような関係だな(感謝しております)。
講習しているときの位置取りで重要なのは、以下の3つの要件を満たしていること。
①全体を管理できること
②インストラクターと常にコンタクトが取れること
③トラブルが起きそうな場所にいること
④みんな(生徒)が安心できる位置であること
さすがだな、と思ったのは、④であるな。
もちろん、これらを満たす位置というのは、一つではないし、場合によっては移動しなければならないこともある。
ケースバイケース、臨機応変である。
その背景として重要なのは、生徒を知るということである。
好みの食べ物とか、好きな色とかは、どうでもよろしい。
ダイビングに関する要素(ストレス、スキル、苦手、などなど)を、陸上や水中で注意深く観察し、把握しておくことが重要なのである。
言うは易く、行うは難し・・・。
浮沈子は、気が利かない、気働きがない、配慮が不足している、気配りが足りないなど、他人を思いやる姿勢に欠けることについては人後に落ちることはない!(ジマンかよ?)。
初孫で長男なので、どうしようもないのだ(言い訳かよ?)。
ダイビングのプロとしてのサイテーの底辺にいる、パシリ(使い走り)としてのダイブマスターは、それでは勤まらない。
インストラクター様にお仕えして、常に先を読み、目配せだけで意を汲んで、先回りして準備し、用意し、対応するのが役割である。
芸をしろといわれれば、裸踊りだろうが、逆立ちだろうが、なんなりと・・・。
いやいや、デモンストレーションは、ダイビングスキルだけであるが。
生徒の安全を図り、講習の効率を高め、生徒の理解と習得を最大限にするために、全力でサポートするのが役割である。
これを書いていて、浮沈子が思い出すのは宮沢賢治の有名な詩である。
(雨ニモマケズ)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/45630_23908.html
「アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ」
「東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ」
まあ、この詩を読むと、賢治はダイブマスターだったんじゃないかと思ってしまうな。
玄米4合と味噌と少しの野菜では、浮沈子はとても生きてはいけないし、丈夫な身体もなく、欲に塗れた俗物である。
木偶の坊であることは間違いないし、褒められないのは当然としても、とうてい賢治のいうような者にはなれない。
(雨ニモマケズ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A8%E3%83%8B%E3%83%A2%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%82%BA
「東北砕石工場の嘱託を務めていた賢治が壁材のセールスに上京して再び病に倒れ、花巻の実家に戻って闘病中だった1931年秋に使用していた黒い手帳に記されていたものである。」
35歳の作とは思えないような、透徹した人生観が見えるような気がする。
この詩(?)を書いて後、およそ2年後に病没する。
そう、賢治が理想としたのは、自らにない徳性を備えたスーパーマンのような存在だったのだ。
仏教に深く帰依し、遺言には「法華経1000部を印刷して知人に配布するよう」、父に頼んでいる(ここで、浮沈子はホロリとするな)。
親よりも先立たなければならないというのは、子としては辛いことである。
まあ、もちろん、親も辛いが。
そうして旅立った賢治は、この短い詩の中に、自らの果たせぬ夢を紡いだのだ。
あらゆることを、まず、自分から勘定して、ろくに見聞きもせず、書いたブログのことはとっとと忘れてしまうどっかの誰か(だれだあ?)とは異なるスーパーマン。
「広く作品世界を覆っているのは、作者みずからの裕福な出自と、郷土の農民の悲惨な境遇との対比が生んだ贖罪感や自己犠牲精神である。」
「独身を貫いた背景として、高等農林の研究生時代に肋膜炎で医師の診断を受けたあと「自分の命もあと15年ほどしかない」と友人に語ったこともあり、賢治自身が長生できないと認識していた可能性も指摘されている(実際の没年も15年後であった)。」
自らの死を見つめ続けて生きなければならないというのは、そりゃあ、誰だってそうなんだが、賢治のように感受性が強い人にとっては辛い日々だったかもしれない。
「賢治の伝記研究をおこなった堀尾青史は「菜食主義が体力の回復をはばんだといえるだろう」と、早世した原因の一つが食生活にあったことを指摘している」
というわけで、何でも自分に都合よく解釈する浮沈子は、本日も、菜食主義とは程遠い食生活である。
さて、飯でも食いに行こうか・・・。
水中地図 ― 2014年10月03日 13:53
水中地図
ダイブマスターのスキルに、水中地図の作成というのがある。
(PADIダイブマスターになるまで(6日間))
http://www.club-deep-blue.com/kagai/2003_1210dm/dm.html
「○水中地図作製(海)
現地人のダイブマスターをバディにして、PCR PIERというビーチポイントで水中でサーチパターンを描きながら、深度や目標物、方角などをスレートに記録していきます。
そして陸に上がってから、まっさらな紙にその情報をもとに水中地図を書いていきます。」
浮沈子は、スキューバプロショップのリゾート(?)である、東伊豆の富戸で作成することになる。
(SCUBA PRO SHOP 富戸店)
http://www.scubapro-shop.co.jp/?p=89
「富戸を知り尽くしたガイドが常駐!富戸の事なら任せて下さい。」
あのー、水中地図、作ってもらえませんかあ?。
バシッ、甘ったれんじゃねえ!。
というわけで、水中地図の作り方について予習である。
(水中地図作成例)
http://www.kazkian.com/school/ex_map.html
「PADI ダイブマスターコースで取り組むカリキュラムのひとつに、水中地図作成があります。
一緒に始めたダイブマスター候補生のみんなと一致団結し協力しながらすすめるカリキュラムです。
指定されたダイビングポイントを候補生同士、バディーダイビングで潜り込みます。」
「そこでダイビングポイントの深度 ・方角・距離を測り、そしてそこに生息している生物を調査します。
そしてその集めたデータをもとに、上にあるような水中地図を完成してもらいます。」
「ダイブマスターコースのなかでもやりがい と達成感の味わえるカリキュラムのひとつです。」
柏崎さんに聞いたところ、今回の地図作成では、生物分布については記載しなくてもいいということであった。
岩とか、岸壁が中心で、底質や深度、方角、距離が明確になっていればいいようだ。
(水中地図作成)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1900972&id=63087902
いろいろ書いてあるが、基本は陸上の地図を作成して、それを水中に延長したものを完成させるらしい。
富戸の場合は、水深と距離、方角、低質、特徴的な目印などをプロットする。
基線は陸上で取って、後は、方位で詰めていけばいい。
距離は、基線に従ってキック数でカウントして、概算を出そうと思っている。
浮沈子は一級小型船舶操縦士でもあるので、海図は読めるんだが、書くことはできない(海図買ってくるような卑怯なマネはしません!)。
陸上の地図は、グーグルマップで押えることが出来る。
(富戸にある伊東験潮所:この辺りがターゲットです)
https://www.google.co.jp/maps/@34.895463,139.132903,17z
(スキューバ プロ ショップ 富戸:前進基地)
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92413-0231+%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E4%BC%8A%E6%9D%B1%E5%B8%82%E5%AF%8C%E6%88%B8%EF%BC%99%EF%BC%98%EF%BC%95%E2%88%92%EF%BC%97+%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%E5%AF%8C%E6%88%B8/@34.8978697,139.1311757,17z/data=!4m2!3m1!1s0x6019db5d227fcdb3:0x2ac57374c13744cc
ざっとした図は、ネットにも載っているが、求められているのは、こういうレベルではない。
(ダイビングポイント:ビーチ)
http://www.izu-ito.jp/futo/beach.html
一級小型船舶操縦士的に気になるのは、水深のことである。
(水深)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%B7%B1
「狭義では、例えば海図等における水深表示の基準面は、略最低低潮面(ほぼさいていていちょうめん)と呼ばれる、最も潮が引いたと想定した水面を用いる。」
「水深は船舶の航海等のために重要な情報となるため、「それより浅いことはない」という表示方法である。」
(略最低低潮面)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%A5%E6%9C%80%E4%BD%8E%E4%BD%8E%E6%BD%AE%E9%9D%A2
「海図に示される水深はこの略最低低潮面を基準面としている。また、領海や排他的経済水域は潮位が略最低低潮面にあるときの水陸の境界、すなわち低潮線(low-water line; 国連海洋法条約第5条)を基線とする。略最低低潮面は各地の験潮所の観測データをもとに決定される。」
修行中のダイバーが作成する水中地図なんて、きっとこの辺りを考慮したものなんてないんじゃないか。
柏崎さんに突っ込んでみようかな(浮沈子って、ホント、やり辛い生徒だろうな・・・)。
ダイブマスターのスキルに、水中地図の作成というのがある。
(PADIダイブマスターになるまで(6日間))
http://www.club-deep-blue.com/kagai/2003_1210dm/dm.html
「○水中地図作製(海)
現地人のダイブマスターをバディにして、PCR PIERというビーチポイントで水中でサーチパターンを描きながら、深度や目標物、方角などをスレートに記録していきます。
そして陸に上がってから、まっさらな紙にその情報をもとに水中地図を書いていきます。」
浮沈子は、スキューバプロショップのリゾート(?)である、東伊豆の富戸で作成することになる。
(SCUBA PRO SHOP 富戸店)
http://www.scubapro-shop.co.jp/?p=89
「富戸を知り尽くしたガイドが常駐!富戸の事なら任せて下さい。」
あのー、水中地図、作ってもらえませんかあ?。
バシッ、甘ったれんじゃねえ!。
というわけで、水中地図の作り方について予習である。
(水中地図作成例)
http://www.kazkian.com/school/ex_map.html
「PADI ダイブマスターコースで取り組むカリキュラムのひとつに、水中地図作成があります。
一緒に始めたダイブマスター候補生のみんなと一致団結し協力しながらすすめるカリキュラムです。
指定されたダイビングポイントを候補生同士、バディーダイビングで潜り込みます。」
「そこでダイビングポイントの深度 ・方角・距離を測り、そしてそこに生息している生物を調査します。
そしてその集めたデータをもとに、上にあるような水中地図を完成してもらいます。」
「ダイブマスターコースのなかでもやりがい と達成感の味わえるカリキュラムのひとつです。」
柏崎さんに聞いたところ、今回の地図作成では、生物分布については記載しなくてもいいということであった。
岩とか、岸壁が中心で、底質や深度、方角、距離が明確になっていればいいようだ。
(水中地図作成)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1900972&id=63087902
いろいろ書いてあるが、基本は陸上の地図を作成して、それを水中に延長したものを完成させるらしい。
富戸の場合は、水深と距離、方角、低質、特徴的な目印などをプロットする。
基線は陸上で取って、後は、方位で詰めていけばいい。
距離は、基線に従ってキック数でカウントして、概算を出そうと思っている。
浮沈子は一級小型船舶操縦士でもあるので、海図は読めるんだが、書くことはできない(海図買ってくるような卑怯なマネはしません!)。
陸上の地図は、グーグルマップで押えることが出来る。
(富戸にある伊東験潮所:この辺りがターゲットです)
https://www.google.co.jp/maps/@34.895463,139.132903,17z
(スキューバ プロ ショップ 富戸:前進基地)
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92413-0231+%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E4%BC%8A%E6%9D%B1%E5%B8%82%E5%AF%8C%E6%88%B8%EF%BC%99%EF%BC%98%EF%BC%95%E2%88%92%EF%BC%97+%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%E5%AF%8C%E6%88%B8/@34.8978697,139.1311757,17z/data=!4m2!3m1!1s0x6019db5d227fcdb3:0x2ac57374c13744cc
ざっとした図は、ネットにも載っているが、求められているのは、こういうレベルではない。
(ダイビングポイント:ビーチ)
http://www.izu-ito.jp/futo/beach.html
一級小型船舶操縦士的に気になるのは、水深のことである。
(水深)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%B7%B1
「狭義では、例えば海図等における水深表示の基準面は、略最低低潮面(ほぼさいていていちょうめん)と呼ばれる、最も潮が引いたと想定した水面を用いる。」
「水深は船舶の航海等のために重要な情報となるため、「それより浅いことはない」という表示方法である。」
(略最低低潮面)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%A5%E6%9C%80%E4%BD%8E%E4%BD%8E%E6%BD%AE%E9%9D%A2
「海図に示される水深はこの略最低低潮面を基準面としている。また、領海や排他的経済水域は潮位が略最低低潮面にあるときの水陸の境界、すなわち低潮線(low-water line; 国連海洋法条約第5条)を基線とする。略最低低潮面は各地の験潮所の観測データをもとに決定される。」
修行中のダイバーが作成する水中地図なんて、きっとこの辺りを考慮したものなんてないんじゃないか。
柏崎さんに突っ込んでみようかな(浮沈子って、ホント、やり辛い生徒だろうな・・・)。
虚言 ― 2014年10月03日 17:03
虚言
(米エボラ患者:感染者接触を申告せず リベリア出国時)
http://mainichi.jp/select/news/20141003k0000e030172000c.html
「米南部テキサス州ダラスで米国で初めてエボラ出血熱と診断された男性が、9月19日に西アフリカ・リベリアの空港を出国する際、感染地域で患者と接触したかを問う質問書に「なし」と虚偽申告していたことが2日、分かった。」
(エボラ患者との接触申告せず出国、リベリア大統領が非難)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2313887.html
「怒りの原因は、男性がアメリカに旅立つ4日前の先月15日、エボラ熱に感染した妊婦を病院に搬送するのを手伝っていたことが判明したためです。」
さて、問題はここだ。
この患者は、少なくとも出国時には、真実を語っていないことが判った。
人間である限り、嘘をつくのは仕方ない。
様々な理由で嘘をつき、その嘘に嘘を重ねて生きている。
感染の可能性があれば、出国を差し止められると考えたのは正しいのだろう。
エボラに感染しているかもしれない国民を、それと知りつつ出国させれば、エボラ輸出国の烙印を押されかねない。
WHOは、治療のための出国は認めているようだが、今回はそうではないのだろう。
いや、浮沈子は、発症が24日だったというのも怪しいと考えている。
本当は、ブリュッセルにいた頃には、発症していたのではないか。
当然、ダレス国際空港に降り立った時には感染していたことになる。
いや、発熱があれば、チェックされるはずだと検疫は言うかもしれない。
しかし、発熱というのは、ウイルスが増殖してから後になって起こる反応である。
発熱する前に、ウイルスは感染可能な状態になっているのだ。
その微妙なタイムラグを、航空機の中で過ごしていたかもしれない。
24日に発症したといっているのは、リベリア出国時に虚偽の申告を行った当の本人である。
まあいい。
疑い出せばキリがない。
リベリアで、患者との接触があったことで、感染ルートが海外である可能性が高くなった。
CDCは、胸をなでおろしたのではないか。
彼が米国に於いて感染したということになれば、パニックになる。
感染経路を辿って、真の初発者を見つけなければならないし、それは極めて困難な作業になる。
そうしている間に、感染は広がってしまう。
一定以上の広がりを持った時点で、トレースの効果は激減する。
辿りきれない無数の枝の先で、次々と感染が繰り返され、広がっていく。
エボラは、潜伏期間には感染しないと当局によって宣伝されていて、大筋では正しいのだろうが、こんなこともある。
(無症候性キャリア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%97%87%E5%80%99%E6%80%A7%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%A2
「さまざまな病原体がその宿主(ヒトや動物など)に感染することで感染症が引き起こされるが、このとき感染が成立しても、その感染症特有の症状がはっきりと判らない、無症候の場合がある。宿主の免疫などの感染に対する防御機構の働きによって発病するに至らない場合(不顕性感染)や、その病原体に特有の性状(慢性疾患の原因であるなど)によって症状の出ない時期がある場合が、これにあたる。」
「この状態の宿主は、症状が顕れないために外見上は健康で非感染者との見分けがつかないが、その病原体が宿主の体内で増殖している場合があり、特にヒトからヒトに感染する伝染病などでは、本人が気付かないままに感染源としての役割を果たす場合がある。このような状態にある宿主を無症候性キャリアと呼ぶ。」
「HIV感染症では感染直後に一過性の風邪様の症状があらわれるが、その後長い場合では10年間以上、症状の顕れない時期(無症候期)が続き最終的にエイズを発症する。しかし、無症候期の間もHIVは血液中でT細胞に感染しながら徐々に増殖しており、この時期の宿主も感染源として血液や性交渉を介してHIVを伝染させる能力を持った、無症候性キャリアの状態にある。このほか、ヒトT細胞白血病ウイルス(ヒトTリンパ球向性ウイルス)や、慢性ウイルス性肝炎の原因となるB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなど、潜伏感染や慢性感染を起こす病原体による疾患で多く見られる。」
エボラは違うという。
感染すれば必ず発病して、治れば抗体を獲得するといわれる(これを利用した血清療法が試みられている)。
それって、本当に大丈夫なんだろうか。
不顕性感染として、血液を介して広がることはないんだろうか。
これだけの規模での感染が起こったのだ。
遺伝子の変異や、感染特性、抗体を持った治癒者による無症候性キャリアの激増、それに伴う風土病化。
感染者の中には、発症することなくキャリアとなり、感染力を保持したまま、移動を繰り返す者が出る可能性は否定できない。
人間が自然宿主になるのである。
ワオッ!。
まるで、B級SF映画のノリだが、そうなったら、出国時の検査をしようが、入国時に体温を測定しようが、何のバリアにもならない。
そもそも、初発者は、発症しないのだから、医療機関で捕捉することも出来ない。
悪夢だな。
次々と発生する感染者(発症者)をトレースし、遡って、特定の人物(一人とは限らないが)を見つけ出さなければならない。
ミダース王のように、彼(彼女)の触れるもの全てが汚染されていくことになる。
(ミダース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B9
「ディオニューソスは、ミダースに対して彼が望むどんな報酬でも選択するよう言い、ミダースは、彼が触れるものすべてが黄金に変わるよう頼んだ。」
「そのようにリューディアの王ミダースは、触れるものすべてを黄金に変えられることを知ったとき、最初は誇らしさに得意がった。しかし、食べ物が硬くなり、飲み物が黄金の氷に固まるのを見たそのとき、ミダースはこの贈り物が破滅のもとであることを悟り、黄金を強く嫌悪しながら彼の願い事を呪った」
「彼は、飢餓から解放されることを願いながら、ディオニューソスに祈った。ディオニューソスは聞き入れ、ミダースにパクトーロス川で行水するよう言った。彼はそのようにし、彼が水に触れると、力は川に移り、そして、川砂は黄金に変わった。」
川に入ったからといって、エボラを感染させる能力を失うわけではなかろう。
ちなみに、エボラというのは、ご承知のように、このウイルスが発見されたコンゴ民主共和国の、エボラ川に由来している。
(米エボラ患者:感染者接触を申告せず リベリア出国時)
http://mainichi.jp/select/news/20141003k0000e030172000c.html
「米南部テキサス州ダラスで米国で初めてエボラ出血熱と診断された男性が、9月19日に西アフリカ・リベリアの空港を出国する際、感染地域で患者と接触したかを問う質問書に「なし」と虚偽申告していたことが2日、分かった。」
(エボラ患者との接触申告せず出国、リベリア大統領が非難)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2313887.html
「怒りの原因は、男性がアメリカに旅立つ4日前の先月15日、エボラ熱に感染した妊婦を病院に搬送するのを手伝っていたことが判明したためです。」
さて、問題はここだ。
この患者は、少なくとも出国時には、真実を語っていないことが判った。
人間である限り、嘘をつくのは仕方ない。
様々な理由で嘘をつき、その嘘に嘘を重ねて生きている。
感染の可能性があれば、出国を差し止められると考えたのは正しいのだろう。
エボラに感染しているかもしれない国民を、それと知りつつ出国させれば、エボラ輸出国の烙印を押されかねない。
WHOは、治療のための出国は認めているようだが、今回はそうではないのだろう。
いや、浮沈子は、発症が24日だったというのも怪しいと考えている。
本当は、ブリュッセルにいた頃には、発症していたのではないか。
当然、ダレス国際空港に降り立った時には感染していたことになる。
いや、発熱があれば、チェックされるはずだと検疫は言うかもしれない。
しかし、発熱というのは、ウイルスが増殖してから後になって起こる反応である。
発熱する前に、ウイルスは感染可能な状態になっているのだ。
その微妙なタイムラグを、航空機の中で過ごしていたかもしれない。
24日に発症したといっているのは、リベリア出国時に虚偽の申告を行った当の本人である。
まあいい。
疑い出せばキリがない。
リベリアで、患者との接触があったことで、感染ルートが海外である可能性が高くなった。
CDCは、胸をなでおろしたのではないか。
彼が米国に於いて感染したということになれば、パニックになる。
感染経路を辿って、真の初発者を見つけなければならないし、それは極めて困難な作業になる。
そうしている間に、感染は広がってしまう。
一定以上の広がりを持った時点で、トレースの効果は激減する。
辿りきれない無数の枝の先で、次々と感染が繰り返され、広がっていく。
エボラは、潜伏期間には感染しないと当局によって宣伝されていて、大筋では正しいのだろうが、こんなこともある。
(無症候性キャリア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%97%87%E5%80%99%E6%80%A7%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%A2
「さまざまな病原体がその宿主(ヒトや動物など)に感染することで感染症が引き起こされるが、このとき感染が成立しても、その感染症特有の症状がはっきりと判らない、無症候の場合がある。宿主の免疫などの感染に対する防御機構の働きによって発病するに至らない場合(不顕性感染)や、その病原体に特有の性状(慢性疾患の原因であるなど)によって症状の出ない時期がある場合が、これにあたる。」
「この状態の宿主は、症状が顕れないために外見上は健康で非感染者との見分けがつかないが、その病原体が宿主の体内で増殖している場合があり、特にヒトからヒトに感染する伝染病などでは、本人が気付かないままに感染源としての役割を果たす場合がある。このような状態にある宿主を無症候性キャリアと呼ぶ。」
「HIV感染症では感染直後に一過性の風邪様の症状があらわれるが、その後長い場合では10年間以上、症状の顕れない時期(無症候期)が続き最終的にエイズを発症する。しかし、無症候期の間もHIVは血液中でT細胞に感染しながら徐々に増殖しており、この時期の宿主も感染源として血液や性交渉を介してHIVを伝染させる能力を持った、無症候性キャリアの状態にある。このほか、ヒトT細胞白血病ウイルス(ヒトTリンパ球向性ウイルス)や、慢性ウイルス性肝炎の原因となるB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなど、潜伏感染や慢性感染を起こす病原体による疾患で多く見られる。」
エボラは違うという。
感染すれば必ず発病して、治れば抗体を獲得するといわれる(これを利用した血清療法が試みられている)。
それって、本当に大丈夫なんだろうか。
不顕性感染として、血液を介して広がることはないんだろうか。
これだけの規模での感染が起こったのだ。
遺伝子の変異や、感染特性、抗体を持った治癒者による無症候性キャリアの激増、それに伴う風土病化。
感染者の中には、発症することなくキャリアとなり、感染力を保持したまま、移動を繰り返す者が出る可能性は否定できない。
人間が自然宿主になるのである。
ワオッ!。
まるで、B級SF映画のノリだが、そうなったら、出国時の検査をしようが、入国時に体温を測定しようが、何のバリアにもならない。
そもそも、初発者は、発症しないのだから、医療機関で捕捉することも出来ない。
悪夢だな。
次々と発生する感染者(発症者)をトレースし、遡って、特定の人物(一人とは限らないが)を見つけ出さなければならない。
ミダース王のように、彼(彼女)の触れるもの全てが汚染されていくことになる。
(ミダース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B9
「ディオニューソスは、ミダースに対して彼が望むどんな報酬でも選択するよう言い、ミダースは、彼が触れるものすべてが黄金に変わるよう頼んだ。」
「そのようにリューディアの王ミダースは、触れるものすべてを黄金に変えられることを知ったとき、最初は誇らしさに得意がった。しかし、食べ物が硬くなり、飲み物が黄金の氷に固まるのを見たそのとき、ミダースはこの贈り物が破滅のもとであることを悟り、黄金を強く嫌悪しながら彼の願い事を呪った」
「彼は、飢餓から解放されることを願いながら、ディオニューソスに祈った。ディオニューソスは聞き入れ、ミダースにパクトーロス川で行水するよう言った。彼はそのようにし、彼が水に触れると、力は川に移り、そして、川砂は黄金に変わった。」
川に入ったからといって、エボラを感染させる能力を失うわけではなかろう。
ちなみに、エボラというのは、ご承知のように、このウイルスが発見されたコンゴ民主共和国の、エボラ川に由来している。
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