🐼変異種:後手後手の政府対応と100万回接種目標の意味2022年02月07日 08:28

変異種:後手後手の政府対応と100万回接種目標の意味


(岸田総理“一日100万回接種”指示へ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/50a4fd977687827153962e74dcdc26ae3d00d135

「接種回数を増やせないと政権がもたない」

現在の第6波流行は、すでに追加接種では沈静化できないことが分かっている。

オミクロンの登場と急速な拡大が進む中、政府は追加接種の開始を原則8か月として出遅れた。

当初は、若年者中心の感染だったが、ここに来て高齢者の感染が顕著になり、重症者死者が増加して、更には医療体制のひっ迫だけではなく、濃厚接触者を拘束することから社会が回らなくなる事態に陥っている。

現在でも、接種間隔の原則は8か月のままだ。

7か月とか、6か月というのは、あくまでも前倒しの扱いだからな。

社会的に感染拡大を防止するという観点からのワクチンの有効性は、せいぜい4か月というところだ。

個々の発症予防効果や重症化予防効果はそれなりにあるとしても、オミクロンのような急速な感染拡大を示す変異種に対しては、6か月では遅すぎる。

フランスでは、3か月で追加接種が可能になっているが、何故我が国ではそれが出来ないのか。

理由はハッキリしている。

ワクチンの絶対量が足りないから。

医療関係者や高齢者の分は自治体に配送済みとされているけど、一般接種の分は足りない。

原則6か月を謳うことができないのはそのためだ。

国民は、とっくにそれに気づいている。

自分のことしか気にしない浮沈子は別としても、多くの高齢者は、自分がうつことによって、足りないワクチンが若い人々にいきわたらなくなるとして、うち控えしているのかも知れない。

一般接種に十分なワクチンを確保できなければ、高齢者接種も進まないのだ。

数値目標を設定してこなかったのは、それだけのペースでうち続けるワクチンがないからに他ならない。

一般接種が始まり、ワクチンが潤沢に供給されるようになるまでは、高齢者接種も進まないのだ。

100万回の接種目標を掲げた前政権は、それを達成したにもかかわらず短命に終わった。

ワクチンの効果が1年は持つという甘い推測のもとで、イスラエルが示したワクチン効果の減弱を無視して調達の遅れを招いた罪は深い。

ことなかれ主義から、米国のそれに倣い、8か月とした接種間隔の設定も、科学的根拠を欠いた愚策だ(6か月にしたら、既に何百万人もの医療関係者や高齢者が期限を過ぎていることになるし)。

イスラエルは、当初から5か月でうち始めているし、6か月以降は接種証明を無効としていたからな。

調達遅れによるワクチン不足を素直に認めない限り、国民の協力は得られない。

責任を問われて政権は崩壊し、短命に終わるだろうが、刺し違えてでも国民の命と健康を守るという気概がなければ、事は進まないのだ。

浮沈子がこんなことを書いているのは、自分のところに早くワクチンが回ってきて欲しいからだが(それを否定する気はありません)、ワクチン不足の中で、高齢者がうち控えをしている気持ちもわかる気がする。

政権がどうなろうと知ったことではないけど、若年者に気兼ねせず、バンバン予約してうって欲しい気がする。

武漢時代の型落ちワクチンで、追加接種してもどれ程の効果と持続期間があるかは分からない。

追加接種すれば、うつ前の50倍に抗体価が上がるという話もあるけど、そもそもが50分の1に低下していたとしたら、それ程の効果は期待できないんじゃないのかあ?。

マスコミの垂れ流す、怪しげな宣伝情報に惑わされてはいけないな。

素のオミクロンの病原性は、デルタと大して変わらない(70から80パーセント)。

高齢者や持病持ちが罹患すれば、命に係わる。

風邪程度の軽症で終わる若年者に遠慮はいらないのだ。

準高齢者で持病持ちの浮沈子に選択の余地はない。

最速の追加接種を目指して、優先枠(東京都大田区では、持病持ちに対して電話受付のみで対応するそうです)に飛び込む(予約開始は明日から)。

(3回目接種の目標「1日100万回」、首相が数値明示に転換…きょうにも加速化指示)
https://article.auone.jp/detail/1/2/3/162_3_r_20220207_1644178011793498

「東京や愛知など13都県に13日までの期限で適用中の「まん延防止等重点措置」については、延長が避けられない」

数値目標の設定は、まん防の延長というネガな対応とセットで行われる。

役人主導のセコい対応が透けて見えるな。

「後藤氏は6日のフジテレビ番組で、3回目接種について、2月中は1日100万回程度の接種が必要」

「2月末までに全国97%の自治体で希望する高齢者らへの接種が終わるとの国の調査結果」

「(1日)100万人ぐらいは打たないと市町村が回答した数字には行き着かない。」

既に、2月中に高齢者にうち終わるという目標達成は不可能ということだ。

今日発表される数値目標は、「2月中に」1日100万回の接種ということなわけだから、厚労相の発言とはビミョーに異なる。

2月28日に100万回に達したとしても、政府目標は達成されたが、高齢者への接種は大量に残っていることになるわけだ。

国民の目を欺く、政権の、政権による、政権のための数値目標の設定であることは、これだけ見ても明らかだな。

どっち向いて仕事しているかを、ハッキリさせてもらいたい。

まあ、ハッキリしているけどな・・・。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック