😼欧州大戦争:重箱の隅:クピャンスク方面の兵站2024年10月19日 22:43

欧州大戦争:重箱の隅:クピャンスク方面の兵站
欧州大戦争:重箱の隅:クピャンスク方面の兵站


(ウクライナ軍はクピャンスク方面で反撃、ロシア軍はバイク攻撃が成功)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-forces-counterattack-in-kupyansk-area-russian-forces-succeed-in-motorcycle-attack/

「DEEP STATEはクピャンスク方面オスキル川沿いについて「ウクライナ軍がクルフリャフカ郊外からロシア軍を押し戻した」と報告、視覚的にもウクライナ軍がクルフリャフカ郊外の家屋=Ⓐに取り付いたロシア軍を攻撃する様子が登場。」(DEEP STATE:ウクライナ側の軍事ブロガー)

航空万能論は、浮沈子が楽しみにしているブログだ。

双方が命を賭けて戦っている前線の報告を、娯楽にしてはいけないんだろうが、一進一退(ウクライナは一退ばっかなんだが)の状況は、地球の裏側からネット越しに見ている分には、まるでゲームのようだ。

この感覚はヤバいな・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子は正義派じゃない。

ウクライナの統治がどうなろうと、知ったことではない。

ドンパチなどさっさとやめて、平和な暮らしを取り戻すのが最優先だ。

まあいい。

しかし、現実には、重箱の隅のようなところで、今日も命を賭けたドンパチが続いている・・・。

クピャンスク方面のドネツ川東岸の状況は、最近まであまり動きがなかったが、夏以降、急速に進展(?)している。

ロシア軍は、南北を分断するように西側に大きく張り出し、補給路であったO-211942を分断した。

クルフリャフカというのは、オスキル川沿いの集落で、ここを取られると、ウクライナ軍の兵站が困難(複雑)になると言われている。

もっとも、補給路は既に断たれているから、集落の占拠は象徴的なものに過ぎない(ポクロフシクなどと同じだな)。

「ウクライナ国防省情報総局も19日「クルフリャフカを奪還する作戦を7日から14日まで実施して取り付いた敵を排除し、敵の移動ルート上の地雷を設置した」と発表、掃討作戦の様子を収めた映像も公開した」

この発表については異論も上がっている。

「ロシア人ミルブロガーやマッパーらは「ロシア軍がクルフリャフカ集落内に前進した証拠だ」と主張して前線位置を集落内に前進させている。但し、RYBARは今のところ何も言及していない。」

RYBARというのはロシア側の観察者(ブロガー)で、ロシア軍からの情報も得ていると言われている(しょっちゅう、勇み足するけどな)。

今回、この話を取り上げたのは、一般紙がウクライナ軍の反攻として取り上げていたからだ。

(ウクライナ、東部の集落奪還と発表 北朝鮮軍は越境攻撃下の露西部クルスク州に投入か)
https://www.sankei.com/article/20241019-FS6BVMUHLNIQLAVF2Z4KHHBB3E/

「ウクライナ国防省情報総局は18日、同国軍が東部ハリコフ州の集落クルグリャコフカを露軍から奪還したと発表」

「クルグリャコフカは露軍が制圧を狙う同州の都市クピャンスク方面に位置している。東部では戦力に勝る露軍が徐々に前進しているが、ウクライナも反撃を試みているもようだ。」

なかなか勇ましい感じだな(そうなのかあ?)。

集落の名称がやや異なるけど、まあ、これはロシア語読みかウクライナ語読みかの違いだろう(未確認)。

航空万能論は、同じ記事の中で「追記」している。

「追記:RYBARはクピャンスク方面オスキル川沿いについて「ロシア軍がクルフリャフカ集落に足場を築いた」と報告」

「つまり登場した視覚的証拠について「ロシア軍が押し戻された」と評価するのではなく「ロシア軍がクルフリャフカ集落内に前進した証拠」と評価した」

「どちらの評価が正しいのかは暫く様子を見れば判明するだろう。」

まあ、どっちでもいいんですが(既に補給路は断たれているしな)。

浮沈子的には、この戦線については、別の意味で注目している。

クピャンスク方面は、ハルキウ州だ。

つまりだな、ロシアが併合を宣言して、行政区域全域を勢力下に収めようとしているルハンシク州やドネツク州ではない。

いってみれば、越境攻撃しているわけだ(そういうことかあ?)。

クルスク市北方の侵入地帯(ボルチャンスクやリプシの辺り)もそうだけどな(ロシアは緩衝地帯と言っているけど)。

もしも、プーチンが言う通り、併合4州からウクライナ軍が撤退するという停戦条件が成立した場合は、ここら辺はウクライナに返還するということになるわけだ(そういうことかあ?)。

まあ、ドネツク州、ザポリージャ州、へルソン州の未占領地域に比べれば大したことはないけどな。

ちなみに、ルハンシク州は、ロシアがほぼ全域を占領している。

また、ザポリージャ州とへルソン州については、全域を占領すると明言はしていない(併合はしたけどな)。

両州は、州都すら占領していないからな(一度占領したへルソン市からは撤退)。

ロシアとしては、クピャンスク方面への「越境」は、ウクライナのクルスク侵攻みたいな状況なわけだ(そうなのかあ?)。

へルソン市からの撤退は、ウクライナの攻撃で、ドニエプル川を渡河して兵站を行うことが困難になったことが原因とされている。

航空万能論のブログ管理人は、この状況がクピャンスク方面で再現されると見ている。

つまり、オスキル川を隔てて東部のウクライナ軍に兵站するのが困難になるということなわけだ。

北側のクピャンスク市が攻略されれば、オスキル川東部地域の戦線を維持することは難しいだろう。

江戸の敵を長崎で討つ・・・。

ウクライナは、この地域をごっそり失うことになりかねない。

「どちらの評価が正しいのかは暫く様子を見れば判明するだろう。」(再掲)

言いたくはないけど、どうなるのか楽しみだな・・・。

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