🐱ウクライナ降伏不可避:戦争と平和2022年10月07日 23:45

ウクライナ降伏不可避:戦争と平和


(台湾武力統一は中国共産党の一党支配体制を崩壊させる 「平和」という言葉に騙されるな)
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20221006-00318384

「台湾を「一国両制度」のもと「平和統一」すれば、中国(北京政府)は大勝利を収めることができ、中国の経済繁栄は圧倒的に強化され、安全な形でアメリカ経済を凌駕することができる。すなわち、言論弾圧をするあの中国が、世界制覇に成功することになるのである。」

「筆者は7歳の時に中国共産党による食糧封鎖を受け、餓死体の上で野宿するという実体験を持った、数少ない生存者の一人だ。」

人間の行為は、時として受け入れ難い様相を呈する。

「平和」でさえあればそれでいいとは、さすがの浮沈子も思わないけど、じゃあ、戦争が平和よりマシかと言えば、もちろんそんなことはない。

この記事の内容は台湾をめぐる中国の思惑だが、浮沈子は北方領土やウクライナ紛争のことを考えていた。

詳しくはないんだが、国際法上、ロシア(当時のソ連)は、北方領土を70年以上不法占拠し続けている。

我が国とロシアの間には、現在でも平和条約はなく、両国間で国境は確定していない。

が、しかし、第二次日露戦争が勃発しているわけではないし、両国間で軍事的緊張が増大している気配はない(ウクライナ絡みで、最近は中国と一緒にチラホラしているようですが)。

ミサイルを連発している北朝鮮(拉致とか麻薬とかサイバー攻撃とか山てんこ)や、韓国、中国などとの、国境の島々を巡る問題もあるけれど、そして、それらは決して軽い話ではないにしても、問答無用でドンパチやって、当たれば肉片が飛び散り、文字通りの血の雨が降る状況ではない。

ウクライナだって、たぶん同じことなはずだ。

ウクライナは、このところ、季節要因(道路がぬかるんで進軍が難しくなる前に戦果を挙げたい)も絡んで大規模反転に出ているけれど、ロシアが占領した地域を完全に取り返して、勝利宣言する状況にはない。

浮沈子的には、ぺスコフ報道官が、領有を宣言した地域の国境はどこかについて、即答できなかった点が気になる。

(ロシア国境が行方不明?一方的に「併合」したウクライナ領の境界、報道官が回答拒否)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/russia-border_jp_633e9cfee4b0e376dbfe8336

「ドネツク州とルガンスク州に関しては、州境が「国境」になるとみられる。」

「ヘルソン州とザポリージャ州の「国境」がどう定義されるのかを尋ねたところ、「私はこの質問に答えないままにする」という回答」

「ウクライナ軍の反撃で、ロシアの支配領域が日ごとに減る中で、どこに「国境」を引くかを明示できないでいるとみられる。」

いや、ひょっとしたら逆かも知れない。

領土的野心はないと言いながら、ロシアは当初から首都キエフを狙ったし、南部や西部にも攻撃を仕掛けている。

局地戦の状況はともかく、国境を確定せずにおくということは、その地域での戦争が引き続き継続することになる。

もちろん、確定している2州にしても、完全掌握しているわけではないから、ドンパチが収まることはない。

まあ、ゼレンスキーは、全面奪還は時間の問題だと、相変わらず鼻息だけは荒いから、ロシアが慌てて戦力を増強しても、この冬の間に戦闘が沈静化するとは限らない。

それでも、浮沈子的には、何らかの形で停戦し、休戦するための目安としての線引きは、悪い話ではないと考えている。

ウクライナへの支援のバルブを握っている米国が、この機をどうとらえるかが問題だ。

際限なく武器供与を続ければ、何十年でも紛争は続く。

ロシアが簡単に引き下がるとは思えないからな。

もう少し先になると思われた併合を強行し、予備役まで招集して戦力増強を図ってきたことは、そのタイミングの悪さと稚拙な手法に目を瞑れば、内外に本気度を示したことに他ならない。

まあ、でも、まだ、ウクライナに宣戦布告したわけではなく、特別軍事作戦の看板を下ろしてはいない。

ロシアは、ウクライナを飛び越して、NATOに宣戦布告するかもしれない。

事実上、武器を与え、経済支援をしている戦争当事国なわけだ。

が、そこまで緊張を高めようとは、さすがに思っていないだろう。

まだ、情報戦で軽いジャブを放つ程度か。

浮沈子は、季節要因が変化し、戦闘の強度が否応なく低下してくれば、何らかの動きがあると見ている。

停戦し、それを長期化させるプロセスに移行できれば、戦闘は収まっていく。

そこで米国がバルブを閉めれば、ウクライナ紛争は収まる。

ロシアが、手にした領土で満足するかどうかは知らない。

ウクライナ側は、もちろん、猛反対だろう。

戦闘の終結は、双方の不満の上に成り立つ。

当然だ。

ウクライナにしてみれば、東部やクリミアを全面的に取り返すと約束して成立したゼレンスキー政権は、結果的に大敗北ということになる(成立当時より、かなり大幅に領土を失うことになるからな)。

彼らにしてみれば、戦争の終結は政権の消滅を意味する。

ドンパチしていてこその政権なわけだ。

EU加盟も、戦争を継続している限りは認められない(戒厳令下だからな)。

NATO加盟については、そもそもNATO側が受け入れないだろう。

だが、そうとは限らないという気もしてきている。

ロシアは核兵器の使用をちらつかせて牽制しているけど、NATOだってバカじゃないから、はいそうですかと引き下がるだけではないに違いない。

ウクライナ限定で核兵器が使われる分には、痛くも痒くもないからな。

核戦争用の装備をウクライナに供与して、戦闘に一枚加わるかも知れない(対核兵器用装備の戦闘訓練は、一朝一夕にはできないからな)。

しかし、ウクライナをNATOに入れることになれば、ロシアに選択の余地は無くなる。

ウクライナに宣戦布告し、全領土を占領するしかなくなる。

寄せ集めの愚連隊のような現在の戦力ではなく、正真正銘のロシア正規軍が出てくる(まあ、どれ程のものかは知りませんが)。

装備だって、在庫整理じゃなく、有りっ丈投じてくるに違いない。

負けるわけにはいかない、本物の戦争が始まっちまう。

制空権も取りに来るだろうし、都市の爆撃も本格的になるだろう。

NATOが、どこまでの犠牲を払うかにもよるけど、勝敗はやってみなければ分からない。

今なら、まだ引き返せるし、双方(米ロ)、それは分かっている。

ウクライナに矛を収めさせるのは容易ではないだろう。

しかし、それが出来なければ、紛争は終結しない。

浮沈子は正義派じゃない。

ウクライナの支配が誰によって、どのように行われるかについては、あまり関心がない。

ドンパチが収まり、経済が元通りに回り出し、エネルギー需給が正常化して、電気料金が下がってくれればそれでいい。

「国境」を巡る緊張が緩和し、ウクライナの現政権が消えてなくなり、戒厳令も解除されてEU加盟が実現し、NATO加盟申請が取り消されてドンパチがなくなって困ることは何もない(そんなあ!)。

が、ロシアがそれで留まるかどうかは別だ。

結局、何年かの休戦を経て、第二次(場合によっては第三次)ウクライナ侵攻が起こり、結局、ウクライナの全面領有に至る気がする(まあ、2014年頃に行われた侵攻が第一次かも知れないけど)。

今回のウクライナ侵攻が、プーチンの戦争であることは間違いないだろうけど、それは個人の決定ではない。

周辺国は気が気じゃないだろうな。

次は我が身か。

おっと、我が国もその一つに違いない。

ウクライナ降伏不可避。

浮沈子の見立ては変わらない。

20年後、もう、プーチンもいなくなり、下手をすれば浮沈子もいない世界で、ロシアはちゃっかりキエフを手にしているに違いないのだ。

東京もそうでないって、誰が言える?。

🐱変異種:最速の5回目接種:BA.5対応ワクチン認可2022年10月06日 10:15

変異種:最速の5回目接種:BA.5対応ワクチン認可


(オミクロン株 BA.5対応ワクチンの使用承認 厚生労働省)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221005/k10013849681000.html

「ファイザーは9月13日、現在感染の主流になっている「BA.5」や「BA.4」、それに従来の新型コロナウイルスに対応するワクチンについて承認の申請を提出していました。」

「早ければ10月中旬にも接種が始まる見通し」

スピード対応だな。

モデルナは、完全に出遅れている(昨日申請したようです:後述)。

「「中和抗体」の値の上昇が確認され、「BA.5」を含む変異株に対する予防効果が期待」

「安全性については影響を及ぼす可能性は低いと考えられる」

類似品が出回っていることから、テキトーに認可したんだろう(そうなのかあ?)。

「どちらのワクチンもオミクロン株に対して従来のワクチンを上回る効果が期待されるほか、今後の変異株にも効果がある可能性が高い」

「現在、主流となっている『BA.5』に対しては感染や発症を防ぐ効果は、今回のワクチンのほうが高いと思われる」

「前回の接種から5か月たつころに『BA.5』対応のワクチンが実際に出回るなら『BA.5』対応のワクチンを接種すればいい」

「接種できる機会を逃さずに接種するというのが基本」

やはり、家畜の餌な新古品より、ピッカピカの新品だろう。

浮沈子は、もう一つの懸念材料である接種間隔の行方も気になる。

来週には、4回目接種から3か月が経過して、政府が検討している接種間隔の短縮に伴う該当期間に突入する。

早く決めてよ!。

(新型コロナウイルス2価ワクチン(オミクロン株対応ワクチン)の接種について)
https://www.town.oiso.kanagawa.jp/soshiki/chomin/sports/tanto/koronakenkojoho/vaccin/imp/17616.html

「5回目接種の方についても、接種間隔が5か月から3か月に短縮されることを見込み、年内に接種が完了するように計画」

まあ、実際に5回目接種が始まるのは、11月以降のようだ。

自治体によっては、国の動きを先取りして具体な対応を取り始めている。

決まれば、直ぐに動けるだろう。

浮沈子が棲息する東京都大田区では、接種間隔は5か月のままだが、前回接種日が7月12日の浮沈子の場合、接種券の送付は10月下旬に行われる。

(接種券の送付・再発行)
https://www.city.ota.tokyo.jp/cyuumokujoho/infection/covid19_wakuchin/yoyaku/Inoculationticket.html#cms01

・到着開始予定日:10月19日
・到着完了予定日:10月24日
・予約開始日:10月19日
・対象件数:約120,000
・前回接種日:6月1日~7月31日
・接種可能日:11月1日~

11月1日以降、接種間隔が満了した日以降の予約日の入力を可能とすることになる。

実際の接種は、一見早期に対応しているように見える大磯町と同じなわけだ。

接種券の送付作業を前倒しすることは難しいだろう(たぶん)。

仮に今月中に3か月に短縮ことが決定されたとしても、最短では4か月程度になるかも知れない。

こういう事態になると、紙ベースの接種券に頼っていることの弊害が浮き彫りになるな。

予約システムのIDやパスワードは未変更だろうから、接種券が未達でも予約することは可能なはずだ(それはそれで、チョイヤバな気もしますけど)。

まあいい。

この間の政府の対応のまずさが原因かどうかは知らないけど、巷の接種状況は伸び悩んでいる。

(コロナワクチン3回接種終了65.4% オミクロン株0.3%(3日))
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221003/k10013846821000.html

「3回目の接種率を年代別でみると
▽12歳から19歳は40.8%、
▽20代は51.8%、
▽30代は55.6%、
▽40代は64%、
▽50代は77.8%、
▽60歳から64歳は85.4%、
▽65歳から69歳は86%、
▽70代は91.2%、
▽80代は92.8%、
▽90代は92.7%、
▽100歳以上は87.6%となっています。」

年代別では、ほぼリニアに接種率が上がっている。

「60歳以上で4回目の接種を受けた人は対象者の81.4%」

こちらは、順調に接種率を伸ばしている。

やっぱ、罹患した際の危機感が違うんだろう。

新型コロナウイルス感染症は、免疫弱者にとっては相変わらず脅威だ。

米国の接種間隔を見る限り、現行ワクチン(武漢株ベース)では、感染予防効果は2か月がせいぜいだ。

高齢者などは、罹患すれば重症化しやすく、若年者の数百倍の致死率であの世行き!。

東京都でも、連日10人程度の死者数を計上している。

・10月5日:8人
・10月4日:11人
・10月3日:11人
・10月2日:13人
・10月1日:10人
・9月30日:12人
・9月29日:10人

やれやれ・・・。

幸いなことに、浮沈子が懸念していたリバウンドに至ることなく、感染者数は順調に減少を続けている。

・10月5日:4067人(-1260人)
・10月4日:4310人(-937人)
・10月3日:1673人(-4643人)
・10月2日:2922人(-2699人)
・10月1日:3834人(-1021人)
・9月30日:4558人(-3001人)
・9月29日:5032人(-3818人)
()内は対前週増減

このまま推移して、早いところ1000人を切ってもらいたいものだ(4000人台というのは、デルタのピーク時のアベレージだからな)。

浮沈子は見落としていたんだが、モデルナも新品ワクチン(BA.5対応)を申請した様だ。

(モデルナ オミクロン株「BA.5」対応ワクチン 厚労省に承認申請)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221005/k10013849161000.html

「アメリカのCDC=疾病対策センターの会議で、人に投与する前の実験のデータで「BA.5」に対応する中和抗体の反応が上昇したとする資料を示しています。」

動物実験だけのデータで認可している点は、ファイザーも同じだ(我が国での申請で、ヒトでのデータを加えたかどうかは不明)。

さて、現時点では、接種間隔が短縮される決定がいつ出るのかが問題だな。

接種券が来なければ、予約システムへの入力は行えない(たぶん)。

それとも、接種券なしで、何らかの方法で予約が可能になるんだろうか?。

その辺りの情報収集をしていかなければならないな・・・。

🐱水泳ネタ:膝を閉じよ2022年10月06日 04:50

水泳ネタ:膝を閉じよ


水曜日の夜は、勤め帰りでも参加できる時間帯に、テクニカルコースが設定された(時間枠自体は以前からあったようですが、指導者が変わり、メニューも一新されたようです:平泳ぎインターは初)。

20:40からは、バタフライベーシック(30分間)。

引き続き、21:20からは、平泳ぎインター(やや、上級コース:目標は50m泳ぐことらしい)。

終了時刻は21:50。

夜の10時近い。

それでも、熱心な会員さんが参加している。

浮沈子を含めて、男性4人、女性2人。

ジジババは、浮沈子含めて2人で、年齢は比較的若いけど、壮年期以上の大人のコース。

指導者は、同じ水曜日の昼間にバタフライベーシックをやっていた針山センセ(夜の部に異動:昼間の枠は、山本センセが引き継ぎ)。

バタフライベーシックの内容は、まあ、昼間のコースと大差ない。

キックなしのイルカジャンプから始めて、第一キックと第二キックのコンビネーションで潜って浮かぶ練習。

2種類のキックの違いについての詳細な解説・・・。

手の掻きのタイミングの練習(リカバリーなし)では、後方にプッシュすることを意識させられる。

あんま、意識し過ぎると、リカバリーできないんだけどなあ・・・。

まあいい。

イルカジャンプやキックの際に、脚を開き過ぎないようにと注意される。

イルカジャンプでは開くと抵抗が増し、キックでは水が逃げて効率的に進めない(キックする時は、多少開いてもやむを得ない)。

競泳仕込みの高速バタフライへの布石か(一応、楽に泳ぐためという注釈付き)。

同じ一蹴りしても、沢山進めるというニンジンだな(そういうことかあ?)。

手の掻きについては、ラストに1本やっただけだが、斜めに逃がしてリカバリーしやすくする裏技(つーか、初心者には必須のテクニック)も教えてもらう。

以前の昼間の練習より、生徒を見ながら少し内容を変えている感じだ。

生徒の練度は高い。

1名はリカバリーする際に、腕が十分に水面に出ていないけど(それでも軽く引きずる程度)、他の人は水面でのリカバリーは出来ている。

うねりの作り方とか、リカバリーのタイミングや速度が違う程度。

もちろん、全員が25mを完泳している。

このメンバーでは、基本に忠実に練習を重ね、若干の修正を加えながら、泳ぎの質を上げる点を重視する感じだな。

パーツパーツの練習を重ねて、それらのタイミングを合わせると動的に出来上がるという針山メソッドが成功するかどうかが見ものだ。

我笛吹けど、汝ら踊らず・・・。

浮沈子が深く潜り過ぎるのを、どうやって矯正していくかだな。

中級教室では、第一キックの潜り込みを3段階に分けて練習した。

深過ぎたと思ったら、浅めに調整する練習。

もちろん、浮沈子は上手くできない。

深い時には極端に深く、浅い時には水面に浮かびっぱなしになる。

中級の木原センセからは、水面を意識して、その直下に身体を置くように動きを作れとご指導を頂く。

言うは易く、行うは難し・・・。

中級のバタフライは、浮沈子にとっては難し過ぎるな。

芋虫から蝶になったくらいでは、許してもらえそうもない。

ドーンと思いっきり深く潜って一休み。

そろそろ浮かんできたなと思ったら、腕のかきを準備して、主に浮上するための掻きと、第二キックで浮かんだら、早めに手を側方から出してさっさとリカバリーして、また、気前よく第一キックでドーンと潜る・・・。

前に進むというよりは、その場で上下動を繰り返すためにエネルギーの大半を使っているわけだ(前進しているのは、腕のかきの半分くらいか)。

やれやれ・・・。

針山センセの指導では、第一キックは、余りひざを曲げずに、脚全体で水を下に押すように蹴るという。

かくいう本人のデモンストレーションでは、結構膝も曲がっていて、その蹴りで進んでいるようにも見える。

まあ、どうでもいいんですが。

例によって、大混乱と対岸に辿り着けさえすればいいという、テキトー杜撰な浮沈子のバタフライベーシックが終わる。

10分の休憩を挟んで、初開催の平泳ぎインターが始まる。

生徒は全員同じ(なーんだ・・・)。

準備体操を省略して、ウォーミングアップの後、いきなり平泳ぎで泳がされて指摘を頂く。

曰く、全員、膝が開き過ぎている!。

お仕置きで、何と、プルブイを股に挟んで平泳ぎ(キックだけ)をさせられた。

膝を開かずに曲げ、膝から下の蹴りだけで進む。

引き付けて開いた踵を、元に戻すだけでいいと言われる。

その際に、足の裏で水を後方に押し出すのがコツだそうだ。

進まない・・・。

プルブイを外して、同じ様にやる。

まあ、膝は多少開いてしまうんだが、引き付ける時には少し内また気味にして、膝を寄せるように意識する。

半世紀ぶりに、平泳ぎのキックの修正を試みる。

初級教室では、そこまではやらないからな。

抵抗が少ない分、動的には、下半身の浮力が増したような気がする。

そう感想を言ったら、正解だと言われた。

正しいフォームには、それなりの理由がある。

空気の800倍の抵抗がある水中での効率的な進み方は、まず、その水の抵抗を減らすことから始まる。

減らした抵抗の姿勢の中で、推進力を確保していく。

競泳における我が国の平泳ぎの技術は、世界をリードしていることは確かだ。

その競泳の効率的な泳法を、楽に泳ぐ方向に向ければ、25mプールの対岸に簡単に辿り着くことが出来るに違いない(えーと、目標は50mだそうですけど:ターンとか一掻き一蹴りも教えてくれるそうです)。

膝を閉じる。

浮沈子にとっては、平泳ぎというのは、開いて延ばした足で、その足の間の水を挟む力で進む泳法だ(ウェッジキック)。

腕も、水平に大きく広げて掻く。

頭は常に水面に出ていて、呼吸は2回に1回。

既に、過去の泳法になっている(記憶では70年代末くらいには、ルールも変わっている)。

膝を閉じたまま、水を足裏で後方に蹴るキック(ウィップキック)に変えるのは至難の業だ。

正しく蹴らないと、膝の関節を傷める。

その点も、しっかり注意があった。

初めのうちは、慣れないので進まないけど、それでちゃんと蹴れるようになればトータルでの推進力は向上すると言われる。

水の抵抗を減らし、後方へ押し出す単位時間当たりの水の量を増やす(そのバランスが重要ですが)。

どんな泳法でも、腕のかきでも、脚の蹴りでも、この理屈は共通だ。

平泳ぎは、手も足も、水中でリカバリーしなければならない。

4泳法では、他には例がない。

この後、腕のかきでも、いろいろ修正、改善を求められるに違いない。

手足を左右対称に動かして、テキトーに掻いていれば良かった時代は終わった。

膝を閉じる(しつこい?)。

3度の飯を食うように、当たり前に膝を閉じる(ワケワカ・・・)。

まあ、プルブイを外した途端に、引き付ける際はともかく、蹴る際に膝が開いたという自覚はある(わーってるって!)。

分かっちゃいるけど、やめられない!。

これから、死ぬまで練習したとしても、浮沈子の一生の中では、膝を開いて蹴っていた時間の方がはるかに長い。

ジジババの水泳は、そういう絶対時間の中で経過していく。

若い針山センセには、想像もつかないだろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(着衣泳って何?)
http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/b00037/k00290/river-hp/kasen/study/fieldnote/shizen2.html

「レッスン5
エレメンタリーバックストローク

背浮きをしてイカのように泳ぐこの泳ぎ方は、慣れれば一番楽な泳ぎ方といわれています。みんなで練習してみましょう。

1.背浮きの姿勢をとる
2.手足を曲げる
3.手のひらで水をかき、足の裏で水をける
4.背浮きの状態に戻す」

平泳ぎの練習の中で、背浮きした状態でキックの練習をした。

針山センセが、これはエレメンタリーバックストロークという名前が付いていると教えてくださった。

背浮きイカ泳ぎだな(イカに失礼かあ?)。

着衣水泳の中で取り上げられている(サバイバル泳法の一つという解説もあった)。

講習の中では、手は使わずに体側に添え、キックだけ行った。

浮力に不安があれば、キック板を抱える方法もある。

先日、江戸川で行方不明の女児が、溺死体で見つかったというニュースが流れた。

痛ましい話だが、関連でこんな記事を見つけた。

(3歳からスパルタ水泳特訓が始まるってほんと!?
オランダのサバイバル水泳とは)
https://www.glolea.com/ambassador/tomoko-kume/survival-swimming.html

「遊んでいたら誤って庭先の運河に落ちてしまった、歩いていたら足を踏み外してしまった、少し酔っ払って自転車を漕いでいたらそのまま運河に突っ込んでしまった、そんなことは日常茶飯事です。」

「そんな土地柄のオランダですが、実は子どもや大人が溺れて大変な事態に陥るということはあまりありません。何故でしょうか。それは国を挙げて「サバイバル水泳」のディプロマ取得に力を入れているからなのです。」

「例えば最終ディプロマCともなれば「着衣水泳(洋服を着たまま泳ぐ)」でコートまで羽織って100Mも泳がなければなりません。」

「溺れるオランダ人の子どもや大人はほぼ皆無なのだそうです。」

「オランダでは、ほとんどの子どもの初めての習い事は「水泳」です。」

「大抵3歳か4歳から通い始めます。」

ここまで徹底して行っている背景には、それだけ多くの犠牲者を出してきた歴史があるはずだ(未確認)。

我が国では、年間の溺死者は約5000人と言われている(ちょっと古い統計かも)。

エレメンタリーバックストロークか・・・。

平泳ぎの練習以外にお世話にならないように、落水事故には気をつけよう・・・。

🐱調査中:NEOを探知せよ!2022年10月05日 17:10

調査中:NEOを探知せよ!
調査中:NEOを探知せよ!


宇宙ネタが余りなく、浮沈子の興味を引きそうな話もない(ISSタクシーとか、静止軌道への通信衛星の打ち上げ、スターリンク衛星の打ち上げには飽き飽きしているからな)。

各国のスパイ衛星(地球観測衛星とか、情報収集衛星など、気分次第の名前で呼ばれることも多い)とかの情報は出てこないし、打ち上げられたことすら秘密のベールに包まれていることもある。

例によって、ボーっと記事を読んでいたら、ちょこっと気になる話が出ていた。

(SpaceX はしばらくの間、NASA の科学ミッションに入札してきた)
https://arstechnica.com/science/2022/10/for-most-science-missions-nasa-is-down-to-a-single-launch-provider/

「NASA には、火星サンプル リターン ミッション (2028 年に開始) の着陸船、タイタンへのドラゴンフライ ミッション (2027 年)、キラー小惑星を探すための NEO サーベイヤー (2026 年) など、すぐにロケットを必要とするいくつかの大きな科学ミッションもあります。」

引っ掛かったのは、「NEOサーベイヤー」。

先日、NROがNASAに無償で譲った2機のスパイ衛星のことを調べていて、1機は改造されてナンシーグレースローマン宇宙望遠鏡に化けた話は既に書いた(製作はこれからですが)。

もう1機がどうなるかという話の中には、惑星探査と共に、地球近傍天体の観測が挙げられている。

(近地球天体)
https://en.wikipedia.org/wiki/Near-Earth_object

「地球規模の大惨事を引き起こすのに十分な、直径が少なくとも 1 キロメートル (3,300 フィート) の NEO の少なくとも 90% をカタログ化するというNASAに対する最初の米国議会の命令は、2011年までに満たされました。調査の取り組みは拡大され、地球規模ではないが大規模な損害の可能性がある 小さなオブジェクトが含まれるようになりました。」

NEOというのは、ニアアースオブジェクトなわけで、ひょっとしたらこいつに化けたのかも知れないと思って調べたら、何のことはない、直径50cmのショボイ赤外線望遠鏡という話だった。

(NEO測量士)
https://en.wikipedia.org/wiki/NEO_Surveyor

「主望遠鏡:
直径 50cm(20インチ)
波長 赤外線(4–5.2 および 6–10 µm )」

この望遠鏡には、事実上の前任者がいる。

(広視野赤外線サーベイエクスプローラー)
https://en.wikipedia.org/wiki/Wide-field_Infrared_Survey_Explorer

「主望遠鏡:
直径 40cm (16インチ)
波長 3.4、4.6、12、22 µm」

うーん、あまり変わらないような気がするんだがな。

ローマン望遠鏡が、元々は1.5mクラスの反射鏡で開発が進められていたのを、NROの反射鏡を使って2.5mに拡張したわけだからな。

これから、NEOサーベイヤーもデカくなる可能性がないではない(詳細設計はこれから)。

が、もう、2026年の打ち上げだし、いろいろ調べていると、NASAはこのミッションにあまり乗り気ではなさそうだ。

そもそも、NASAがうち上げるのは、科学衛星であって地球防衛のための実務的な衛星じゃない。

うちは、地球防衛軍じゃないのだ・・・。

前任者の広視野赤外線サーベイエクスプローラーだって、科学観測が終了した後(冷却用固体水素の枯渇後)の拡張ミッションとして、NEO観測に投じられている。

こんな記事も見つけた。

(地球近傍天体衝突脅威緊急事態プロトコルに関する報告書)
https://crds.jst.go.jp/dw/20210310/2021031026414/

「● NEO衝突の可能性を検出した場合に、脅威の評価を実施・更新するための手順とスケジュールを確立する
● NEOの脅威について、現在の通知プロトコルの指揮系統を再検討して検証する
● NEOの脅威に関して、大統領府と議会、州政府・地方自治体、米国民、外国政府、その他の国際機関に通知するためのプロトコルを策定する
● NEO脅威評価に続いて、宇宙ベースの緩和ミッション・オプションのリスク/利益分析を実施するための手順とスケジュールを確立する
● NEOの偵察、軌道変更、破壊のミッションをいつ勧告するかを決定するためのベンチマークを策定する」

これらの施策は、既に完了している。

最近の宇宙ネタとしては、DARTというのがあったな・・・。

(DART (探査機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/DART_(%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F)

「2022年9月26日23時16分 (UTC)、標的である二重小惑星の衛星ディモルフォスへの衝突に成功した。」

「地球に衝突し重大な災害を生じる可能性がある地球近傍天体は、その大きさが140メートル以上のものに限っても2万5000個が存在すると推定されており、NASAは2016年にPDCO(Planetary Defense Coordination Office、地球防衛調整局)を新設し、小惑星の検出と脅威評価およびその対策の検討に当たっている。」

NEOサーベイヤーはアリゾナ大学だけど、こっちはAPL(ジョンズ・ホプキンズ大学応用物理研究所)主導だ。

が、まあ、何かものをぶつけて軌道を変えようなどと、本気で信じている人はいないだろう。

(地球防衛は可能か 小惑星に体当たりへ)
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/458219.html

「小惑星の速度が毎秒1ミリメートル遅くなり、軌道もわずかに変わると見られている。」

「小惑星を少しつつく程度でも将来的には軌道が変わり、衝突を避けられます」

そうなのかあ?。

「映画アルマゲドンでは、衝突しそうな小惑星に宇宙飛行士が乗り込んで核爆弾を仕込み爆発。」

「ほかにもアメリカの科学アカデミーの報告書の中には、探査機で小惑星をつかみエンジンを噴射して軌道を変える方法も候補に挙がる。」

「これに対して、今回のDARTは探査機をぶつけるだけと方法がシンプルで効率がいいと考えられる。」

ホントかよ!?。

「ただ軌道はごくわずかしか変えられないので、小惑星が近くまで来ていて数年後に地球にぶつかるというタイミングでの回避は難しいかも。」

なーんだ・・・。

「その意味でも、まだ見つかっていない危険な小惑星をなるべく早く見つけることが地球防衛にとっては極めて重要。」

木曽にあるお役御免になったショボイ望遠鏡の話や、はやぶさ2の話も出てくるが、そういう呑気なことでだいじょうび?。

「天体衝突を防いで地球を防衛にするには、一国だけでは不可能で、世界が技術を持ち寄って協力していく必要。」

どれだけ貢献していくかという程度の認識ではダメだ。

壊滅的被害が及ぶ事態は、全世界共通だからな。

幸い、現時点で明らかな危険がある天体は見つかっていない(中国の大型ロケットが飛ぶ時だけかあ?)。

まあいい。

NEOサーベイヤーの話は、NROのもう1機のスパイ衛星は別にしても、大きく動きそうな予感がしている。

米国議会からNASA求められているのは、直径140m以上のNEOの90パーセントを捕捉するということらしい。

その要求基準は、徐々に厳しくなってきている(以前は、直径1km以上)。

つーか、観測性能をベースにして、議会とNASAがすり合わせをしているわけだ(たぶん)。

140mの隕石が直撃すれば、たぶん、大都市の大部分は消えてなくなる。

(地球を破壊できるサイズの隕石かどうかを計算できる「Impact: Earth!」)
https://gigazine.net/news/20151022-impact-earth/

「オンラインシミュレーター「Impact: Earth!」を使えば、隕石の大きさ、重さ、速度、衝突する角度などの条件を入力するだけで、地球に与えられる衝撃力を計算することができます。」

記事中のリンクは若干変更されていて(シンプルな方)、テキストベースで分かりやすくなっている。

(アース・インパクト・エフェクト・プログラム)
https://impact.ese.ic.ac.uk/ImpactEarth/ImpactEffects/

「Earth Impact Effects Program へようこそ。これは、地球への影響の地域的な環境への影響を推定するための使いやすいインタラクティブな Web サイトです。このプログラムは、噴出物の分布、地盤の揺れ、大気の爆風、衝突の熱効果、および生成されたクレーターのサイズを推定します。」

実際にやってみることをお勧めする。

「あなたの入力:
衝突からの距離: 10.00 km ( = 6.21 マイル )
発射物の直径: 140.00 メートル ( = 459.00 フィート )
投射物の密度: 3000 kg/m 3
衝突速度: 17.00 km/秒 ( = 10.60 マイル/秒 )
衝撃角度: 45 度
目標密度: 2500kg/m 3
対象タイプ:堆積岩」

「過去 40 億年の間に地球のどこかにこのサイズの衝突が発生した平均間隔は、1.5 x 10^4年です。」

「最終クレーターの直径: 2.43 km ( = 1.51 マイル )
最終クレーターの深さ: 518 メートル ( = 1700 フィート )
形成されたクレーターは単純なクレーター」

「大きな地震の揺れは、衝突から約2 秒後に到着します。
リヒタースケール等級: 5.8」

「最大風速: 191 m/s = 427 mph」

ハリケーンイアンもびっくりだ。

余り有難くない話だな。

天災は忘れた頃にやって来る。

隕石は、紛れもない、文字通りの天災だ。

地球上のちっぽけな土地を争って、ドンパチやってる暇などないと思うんだがな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(惑星防衛調整室)
https://en.wikipedia.org/wiki/Planetary_Defense_Coordination_Office

「 2016 年 1 月にNASAの科学ミッション総局の惑星科学部門内に設立された惑星防衛組織」

内局の、更に小さな一部門内に設置された組織だ。

「2020 年までに 140 メートル以上のすべての地球近傍天体の少なくとも 90% を発見して目録化することを NASA に課すものでした。」

「しかしながら、その目標は、NASA の近地球天体観測プログラムによって明らかに達成されていませんでした。」

「PDCO は、小惑星や彗星など、直径 30 ~ 50 メートルを超える潜在的に危険な地球近傍天体(NEO)のカタログ化と追跡の仕事を与えられました」

最終目標は、結構厳しいなあ。

やっぱ、2.5mの反射鏡を持ち出すしかないんじゃないのかあ?。

このNASAの内部組織が、NEOトレース以外にどういう役割を果たすことになるのかは分からない。

DARTみたいなことは、実際の小惑星衝突の際に有効かどうかの検証だけで、それを任務として行うかどうかの決定は別になる。

米国だけの判断で、勝手にやっていいかどうかも問題だ。

その辺りの枠組みなどは、これから作られることになるのかも知れない。

モスクワや北京辺りに落ちそうだということになったら、きっと黙ってるかも知れないしな・・・。

🐱水泳ネタ:腕枕でブレスせよ2022年10月04日 07:58

水泳ネタ:腕枕でブレスせよ


月曜日の15:00からは、新しく始まった上野センセのクロールブレス。

このコースは、以前はクロールベーシックで、まあ、やってることは同じような感じだ。

蹴伸び、バタ足までは全く同じ。

呼吸に特化したメニューとしては、この後、キック板を用いて、顔を横向きにあげる練習。

呼吸側の腕は体側。

反対側の腕をキック板に置いて、肩の開き(前後動?)を意識しながら、顔を横向きにする。

その際に、反対側の二の腕に耳の後ろ(後頭部?)を乗せる感じで行う。

腕枕だなあ・・・。

顔を横向きにするという点と、その際に頭を起こさない点を意識させるにはいい方法かもしれない。

次は、それを、呼吸する側の腕を回しながら行う。

本来なら、この後、キック板を外して同じ片手クロールによる呼吸を行うところだが、参加者が14人もいて大盛況で時間が足りず、これは飛ばしてふつーのクロールで泳いでお終い。

本日のミッションは、腕枕でブレスせよ!。

うーん、ややインパクトに欠けるし、実際に呼吸する際は腕や肩が動いているわけだから、のんびり腕枕している暇はない。

その辺りの動的なノウハウは、これからの指導に期待だ。

浮沈子は、25mなら通常はノーブレで泳ぐ。

呼吸する方が苦しい(そんなあ!)。

水、飲むし・・・。

ブレス、嫌い!。

苦手なブレスを克服するために、暫くはこのコースを続ける。

目標は、左右交互に3かき毎に1回のブレスを入れながら、ストレスなく25m泳ぐこと。

もちろん、今でもやればできるけど、水呑みまくりで息が苦しい(ブレスして息切れしてどーする!?)。

まあいい。

ジジイになっても、新しいことに取り組む(周りもババ達だけど)。

皆さん熱心だ。

ジジババの水泳は競争じゃない。

ライバルは、昨日の自分。

新しいことに取り組む意欲に溢れている。

出来ても、出来なくても、チャレンジすること自体が喜びなのだ。

挑戦者たち・・・。

これまでの長い人生でも、挑戦を繰り返してきたベテランぞろいだ。

挫折の経験にも不足はない。

クロールのブレスが多少上手く出来なくたって、そう簡単に諦めたりはしない。

その意味では、14人のメンバーが減ることは当分ないだろう。

まあ、ジジババだからな。

腕枕ならぬ北枕で、ぽつぽつと減っていくことだけは間違いない・・・。